JPH1041815A - Pll周波数シンセサイザ - Google Patents

Pll周波数シンセサイザ

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JPH1041815A
JPH1041815A JP8197460A JP19746096A JPH1041815A JP H1041815 A JPH1041815 A JP H1041815A JP 8197460 A JP8197460 A JP 8197460A JP 19746096 A JP19746096 A JP 19746096A JP H1041815 A JPH1041815 A JP H1041815A
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博人 中道
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 携帯電話等の無線機器用PLL周波数シンセ
サイザに関し、パワーセーブ時における周波数変動を防
止してロックアップ時間を短縮する。 【解決手段】 2入力信号fp,frの位相を比較する
位相比較器1と、位相差に比例したパルスDoを出力す
るチャージポンプ回路2と含んでなるPLL周波数シン
セサイザにおいて、前記位相比較器1に入力される2入
力信号fr,fpのうち、少なくとも一方の信号に対応
する所定の論理信号fsを出力する論理回路4と、出力
信号fsをストローブ信号STBとして取り込むと共
に、パワーセーブ信号PSを入力して、該入力信号f
s,PSに応じて前記位相比較器1に入力されるパワー
セーブ信号PS’を出力するラッチ回路3とを備えてな
る構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の無線
機器における周波数チャンネル切換えを行うためのPL
L(フェーズ・ロックド・ループ)周波数シンセサイザ
に関する。このようなPLL周波数シンセサイザにおい
ては、周波数が固定されるまでのロックアップ時間を短
くすることが要求される。
【0002】
【従来の技術】図7は、PLL周波数シンセサイザの基
本構成を示す回路ブロック図である。PLL周波数シン
セサイザは、図7に示すように、基準周波数frと比較
周波数fpとを入力し、これらの位相を比較する位相比
較器71と、位相差に比例した電流を流すチャージポン
プ回路72と、チャージポンプ回路72からの信号をD
Cレベルにするためのローパスフィルタ73と、電圧に
応じて出力周波数を変化させるための電圧制御発振器7
4からなることを基本構成としている。
【0003】以上のような構成において、電圧制御発振
器74からの信号を比較周波数fpとして位相比較器7
1にフィードバックさせる動作を繰り返し行うことによ
り、基準周波数frと比較周波数fpを同じ周波数、同
じ位相に合わせる、即ちロックアップさせていく。携帯
電話等においては、待機時における消費電力を抑えるた
めに、位相比較器71にパワーセーブ信号PSを入力す
ることでパワーセーブ状態にすることを可能にしてい
る。
【0004】図8は、図7における位相比較器71及び
チャージポンプ回路72の代表的な回路構成を示すもの
である。位相比較器71は、基準信号frと比較信号f
pとの位相差を比較し、その位相差に応じた出力をチャ
ージポンプ回路72に伝えるものであり、チャージポン
プ回路72は、位相比較器71より出力される2値論理
の位相差信号を3値論理に変換し、位相差に比例した電
流を流入及び流出するものである。
【0005】即ち、比較信号fpが基準信号frより遅
れている時には位相差パルスをA側に出力することで、
チャージポンプ回路72のPMOSトランジスタP1を
オン状態(“H”状態)として、電圧制御発振器74
(図7参照)の制御電圧を上昇させる。また、比較信号
fpが基準信号frより進んでいる時には位相差パルス
をB側に出力し、インバータで反転させることで、チャ
ージポンプ回路72のNMOSトランジスタN1をオン
状態(“L”状態)として、電圧制御発振器74の制御
電圧を下降させる。
【0006】そして、比較信号fpと基準信号frとが
一致してロック状態になった時にはチャージポンプ回路
72からは信号が出力されない状態(“Z”状態)とな
る。尚、位相比較器71には、一部省略してあるが、複
数のインバータからなる遅延回路76が設けられてお
り、この遅延回路76の途中のNAND回路にパワーセ
ーブ信号PSを入力する構成としている。
【0007】図9は、PLL周波数シンセサイザのロッ
ク状態時における位相比較器71に入力される基準信号
fr及び比較信号fpと、チャージポンプ回路72の出
力信号Doの関係を示すタイミングチャートである。図
9に示すように、基準信号frと比較信号fpの立ち上
がり時間が一致しているロック状態においても、リーク
電流等によって僅かに周波数がずれていく可能性がある
ことから、ロック状態を安定させるために、チャージポ
ンプ回路72から僅かな位相差パルスDoが出力され
る。
【0008】この時の位相差パルスDoは、図8に示す
遅延回路76によって制御されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のPLL周波
数シンセサイザでは、パワーセーブ信号PSが位相比較
記71に入力されると、チャージポンプ回路72の出力
は、その出力状態に関係なくパワーセーブ状態に入る。
即ち、図9に示すように、ロック状態において位相差パ
ルスDoが出力されるタイミングと、パワーセーブ信号
PSが“H”(ハイ)レベルから“L”(ロー)レベル
になるタイミングとが一致する可能性がある。
【0010】因みにパワーセーブ信号PSは、“H”レ
ベルが通常モードであり、“H”レベルがパワーセーブ
モードに設定されている。このように、位相差パルスD
o出力中にパワーセーブ状態に入ると、周波数が大きく
変化する。従って、大きく周波数が変化しているパワー
セーブ状態においては、そこから所定の周波数に合わせ
るまでのロックアップ時間が長くなり、携帯電話等の機
能低下につながる。
【0011】本発明は、上記課題を解決して、パワーセ
ーブ状態になる際の周波数変動を防止することにより、
ロックアップ時間の遅延を抑えることを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、2つの入力信号fr,fpの位相を比較す
る位相比較器1と、該位相比較器1による位相差に比例
したパルスDoを出力するチャージホンプ回路2と含ん
でなるPLL周波数シンセサイザにおいて、前記位相比
較器1に入力される2つの入力信号fr,fpのうち、
少なくとも一方の信号が入力され、所定の論理信号fs
を出力する論理回路4と、該論理回路4の出力信号fs
をストローブ信号として取り込むと共に、パワーセーブ
信号PSを入力して、該入力信号fs,fpに応じて前
記位相比較器1に入力されるパワーセーブ信号PS’を
出力するラッチ回路3とを備えてなることを特徴として
いる。
【0013】上記本発明のPLL周波数シンセサイザに
よれば、パワーセーブ信号PSはラッチ回路3を介し
て、位相比較器1に入力されるよう構成さており、チャ
ージポンプ回路2より出力パルスDoが発生している場
合には、位相比較器1にはパワーセーブ信号が入力され
ない。従って、チャージポンプ回路2による出力パルス
Doと位相比較器1に入力されるパワーセーブ信号P
S’が同時に発生することがなく、周波数が大きく変化
することがなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら詳細に説明する。図1は、本発明のPLL周
波数シンセサイザの第一実施例を示す回路ブロック図で
あり、図2は第一実施例のPLL周波数シンセサイザが
ロック状態にある時の各信号のタイミングチャートであ
る。
【0015】本実施例におけるPLL周波数シンセサイ
ザは、図1に示すように、基準信号frと比較信号fp
が入力される位相比較器1、位相差に比例した電流を流
すチャージポンプ回路2、位相比較器1と同様基準信号
frと比較信号fpとが入力されるNOR回路4、NO
R回路4の出力信号fsとパワーセーブ信号PSとを入
力信号とするラッチ回路3を備えている。
【0016】インバータ5は、チャージポンプ回路2の
NMOSトランジスタをオン状態にするために、位相比
較器1の出力信号を反転させるものである。尚、図示し
ていないが、位相比較器1及びチャージポンプ回路2の
構成は、図7と同様であり、チャージポンプ回路2の出
力信号(位相差パルス)Doは、図6と同様ローパスフ
ィルタ及び電圧制御発振器等を介して、比較信号fpと
してフィードバックされている。
【0017】図2は、ロック状態において、チャージポ
ンプ回路2の出力パルスDoとパワーセーブ信号PSが
同タイミングで発生した場合のタイミングチャートを示
すものである。従来のパワーセーブ信号を直接位相比較
器1に入力する構成では、チャージポンプ回路2の出力
パルスDoとパワーセーブ信号PSが重なることによ
り、周波数の大きな変化が発生することがあった。
【0018】これに対して本実施例では、基準信号fr
と比較信号fpとをNOR回路4に入力して、この出力
信号fsとパワーセーブ信号PSとをラッチ回路3に入
力する構成としている。NOR回路4は、基準信号fr
と比較信号fpとがいずれも“L”レベルの時に、
“H”レベルを出力するものであり、図2に示すように
位相差パルスDoの出力時にパワーセーブ信号PSがパ
ワーセーブモードである“L”レベルになったとして
も、基準信号frと比較信号fpが“H”レベルである
ため、ストローブ信号としてラッチ回路3に入力される
信号fsは、“L”レベルとなる。
【0019】従って、ラッチ回路3はパワーセーブ信号
PSが“L”レベルであるにも関わらず、それ以前の
“H”レベルを保持している。このため、位相比較器1
に入力されチャージポンプ回路2を制御するパワーセー
ブ信号PS’は、通常モードである“H”レベルとな
る。その後、基準信号frと比較信号fpがいずれも
“L”レベルになった時点で、NOR回路4の出力信号
fsが“H”レベルとなり、ラッチ回路3にストローブ
信号として入力される。
【0020】ラッチ回路3にストローブ信号として
“H”レベルが入力されると、それまでの保持状態が解
除され、現在入力されているパワーセーブ信号PSがそ
のまま出力されるため、位相比較器1への入力信号P
S’は、“L”レベルとなり、チャージポンプ回路2が
パワーセーブ状態になる。以上のように本実施例によれ
ば、ロック状態において位相比較器1に入力されるパワ
ーセーブ信号PS’は、基準信号frと比較信号fpの
立ち上がり時、即ち位相差パルスDoが出力される時に
は、ラッチ回路3に入力されるパワーセーブ信号PSが
“L”レベルになったとしても通常モードである“H”
レベルを継続する。
【0021】従って、位相差パルスDoが発生している
時には、位相比較器1に入力されるパワーセーブ信号P
S’がパワーセーブモードの“L”レベルになることは
なく、ロックされている周波数が大きく変化することは
ない。即ち、パワーセーブ時においてもロックアップ時
間を短くすることができる。図3は、本発明の第二,第
三実施例を説明するための回路ブロック図である。
【0022】図3(a)に示す第二実施例は、論理回路
としてNOR回路4を使用した第一実施例に対して、N
AND回路14を使用するもので、位相比較器11、チ
ャージポンプ回路12、ラッチ回路13は同様な構成で
ある。即ち、第一実施例では、基準信号frと比較信号
fpの少なくとも一方が“H”レベルの場合に、ラッチ
回路にストローブ信号として入力される信号fsが
“L”レベルとなる構成であったが、本実施例では、基
準信号frと比較信号fpがいずれも“H”レベルの時
にラッチ回路13に入力される信号fsが“L”レベル
になる構成となっている。
【0023】PLL周波数シンセサイザのロック状態に
おいて、位相差パルスDoが出力されるのは、基準信号
frと比較信号fpの立ち上がり時から遅延回路によっ
て設定される所定の時間のみであり、例えば比較信号f
pが“L”レベルになった時点では、位相差パルスDo
は出力されていないため、パワーセーブ信号PS’が位
相比較器11に入力され、チャージポンプ回路12がパ
ワーセーブ状態になってもロック周波数が大きく変化す
ることはない。
【0024】図3(b)に示す第三実施例は、基準信号
frのみをインバータ24を介してラッチ回路23に入
力する構成にしており、位相比較器21、チャージポン
プ回路22については前実施例と同様な構成である。本
実施例では、基準信号frが反転された信号fsがラッ
チ回路23に入力されるため、基準信号frが“H”レ
ベルの時には、ラッチ回路23には“L”レベルがスト
ローブ信号として入力される。
【0025】従って、結果的に各信号の出力は、図2で
説明した第一実施例と同様となり、簡単な構成によって
同様な効果を得ることができる。本実施例では、基準信
号frをインバータ24を介して反転させてラッチ回路
23に入力する構成にしているが、比較信号fpをイン
バータ24に入力する構成にしても良い。
【0026】この場合、各信号は図3(a)で説明した
第二実施例と同様な出力となり、位相差パルスDoの出
力と、位相比較器21に入力されるパワーセーブ信号P
S’のパワーセーブ状態が一致することがなく、ロック
周波数の大きな変化は生じない。図4は本発明の第四,
第五実施例を説明するための回路ブロックである。
【0027】第一〜第三実施例が、ラッチ回路の出力信
号であるパワーセーブ信号PS’を位相比較器に入力し
て制御したのに対して、第四実施例からはラッチ回路の
出力信号であるパワーセーブ信号PS’を論理回路を介
してチャージポンプ回路に入力するものである。第四実
施例においては、パワーセーブ信号PS’のパワーセー
ブモードは、“H”レベルとなる。
【0028】図4(a)は、本発明の周波数シンセサイ
ザの第四実施例を説明するための回路ブロック図であ
り、基準信号frと比較信号fpが入力される位相比較
器31、同様に基準信号frと比較信号fpが入力され
るNOR回路34、NOR回路34の出力信号fsをス
トローブ信号として入力すると共に、パワーセーブ信号
PSを入力するラッチ回路33、位相比較器31とラッ
チ回路33の出力信号をそれぞれ入力する一対のOR回
路36,37、更にOR回路36の出力信号AとOR回
路37の出力信号Bをインバータ35にて反転させた信
号を入力するチャージポンプ回路32を備えている。
【0029】尚、図示していないが、位相比較器31は
図8における遅延回路内のNAND回路を省いた構成で
あると共に、チャージポンプ回路32は、図8と同様な
構成としており、チャージポンプ回路32の出力信号D
oは、図7と同様ローパスフィルタ及び電圧制御発振器
等を介して、比較信号fpとしてフィードバックされて
いる。
【0030】図5は、第四実施例の周波数シンセサイザ
において、ロック状態でのチャージポンプ回路32の出
力パルスDoとパワーセーブ信号PSが同タイミングで
発生した場合のタイミングチャートを示すものである。
本実施例では、基準信号frと比較信号fpとをNOR
回路34に入力して、この出力信号fsとパワーセーブ
信号PSとをラッチ回路33に入力する構成としてい
る。
【0031】NOR回路34は、基準信号frと比較信
号fpとがいずれも“L”レベルの時に、“H”レベル
を出力するものであり、図5に示すように位相差パルス
Doの出力時にパワーセーブ信号PSがパワーセーブモ
ードである“L”レベルになったとしても、基準信号f
rと比較信号fpが“H”レベルであるため、ストロー
ブ信号としてラッチ回路33に入力される信号fsは、
“L”レベルとなる。
【0032】従って、ラッチ回路33はパワーセーブ信
号PSが“L”レベルであるにも関わらず、それ以前の
“H”レベルを保持して、パワーセーブ信号PS’とし
てはこれが反転された“L”レベルが出力されている。
一対のOR回路36,37には、上記“L”レベルのパ
ワーセーブ信号PS’と位相比較器31の出力信号PD
1,PD2がそれぞれ入力され、この論理信号が一方は
直接、他方はインバータ35を介してチャージポンプ回
路32に入力される。
【0033】従って、基準信号frと比較信号fpが一
致して位相差パルスDoが出力されている際に、パワー
セーブ信号PSが“H”レベルより“L”レベルになっ
たとしても、ラッチ回路33によって前のパワーセーブ
信号PSの状態、即ち“H”レベルを保持するため、パ
ワーセーブ状態になることはない。その後、基準信号f
rと比較信号fpがいずれも“L”レベルになった時点
で、NOR回路34の出力信号fsが“H”レベルとな
り、ラッチ回路33にストローブ信号として入力され
る。
【0034】ラッチ回路33にストローブ信号として
“H”レベルが入力されると、それまでの保持状態が解
除され、現在入力されているパワーセーブ信号PSが反
転されて出力されるため、OR回路36,37に入力さ
れる信号PS’は、“H”レベルとなり、チャージポン
プ32がパワーセーブ状態になる。以上のように本実施
例によれば、ロック状態において一対のOR回路36,
37に入力されるパワーセーブ信号PS’は、基準信号
frと比較信号fpの立ち上がり時、即ち位相差パルス
Doが出力される時には、ラッチ回路33に入力される
パワーセーブ信号PSが“L”レベルになったとしても
チャージポンプ回路32を通常状態にする“L”レベル
を継続して出力する。
【0035】従って、位相差パルスDoが発生している
時には、チャージポンプ回路32はパワーセーブ状態に
なることはなく、ロックされている周波数が大きく変化
することはない。本実施例では、ラッチ回路33より出
力されるパワーセーブ信号PS’を位相比較器31を介
すことなく、チャージポンプ回路32側に送っているこ
とから、位相比較器31内に備えられる遅延回路(図8
参照)を通ることがないため、応答速度が速くなる。
【0036】図4(b)に示す第五実施例は、第四実施
例の変形例であり、ラッチ回路43の出力PS’がパワ
ーセーブ信号PSのインバート信号であった第四実施例
に対してスルー信号であること、位相比較器41の出力
信号をインバートしていること、更に位相比較器41と
ラッチ回路43の出力信号を入力する論理回路をNAN
D回路46,47にしている点が異なっている。
【0037】本実施例は、結果的に第四実施例と同様な
信号がチャージポンプ回路42に入力される構成となっ
ており、その効果は同等なものである。また、図示して
いないが、第四実施例のNOR回路34をNAND回路
に代えてもロック時における周波数変動を抑えることが
可能である。即ち、第四実施例が基準信号frと比較信
号fpとのどちらか一方が“H”レベルの場合にラッチ
回路が保持状態になる構成であるのに対して、両信号f
r,fpの両方が“H”レベルの時にラッチ回路が保持
状態にる構成である。
【0038】PLL周波数シンセサイザのロック状態に
おいて、位相差パルスDoが出力されるのは、基準信号
frと比較信号fpの立ち上がり時から遅延回路によっ
て設定される所定の時間のみであり、例えば比較信号f
pが“L”レベルになった時点(図5参照)では、位相
差パルスDoは出力されていないため、パワーセーブ信
号PS’が“H”レベルになり、チャージポンプ回路が
パワーセーブ状態にになってもロック周波数が大きく変
化することはない。
【0039】更に、第五実施例のNOR回路44をNA
ND回路に代えても同様な効果を得ることができる。図
6は本発明の第六,第七実施例を説明するための回路ブ
ロックである。図6(a)に示す本発明の第六実施例
は、基準信号frのみをインバータ54を介してラッチ
回路53に入力する構成にしており、位相比較器51、
一対のOR回路56,57、更にチャージポンプ回路5
2については第四実施例と同様な構成である。
【0040】本実施例では、基準信号frが反転された
信号fsがラッチ回路53に入力されるため、基準信号
frが“H”レベルの時には、ラッチ回路53には
“L”レベルがストローブ信号として入力される。従っ
て、結果的に各信号の出力は、図5(a)で説明した第
四実施例と同様となり、簡単な構成によって、同様な効
果を得ることができる。
【0041】図6(b)に示す本発明の第七実施例は、
比較信号fpをインバータ64を介してラッチ回路63
に入力する構成であり、ラッチ回路63の出力信号P
S’はパワーセーブ信号PSのスルー信号を使用し、位
相比較器61とラッチ回路63の出力信号を入力する論
理回路としては一対のNAND回路66,67を備え、
NAND回路66の出力信号とNAND回路67の出力
信号をインバータ65によって反転させた信号とをチャ
ージポンプ回路62に入力する構成としている。
【0042】本実施例では、比較信号fpが反転された
信号fsがラッチ回路63に入力されるため、比較信号
fpが“H”レベルの時には、ラッチ回路63には
“L”レベルがストローブ信号として入力される。従っ
て、図4(b)で説明した第五実施例におけるNOR回
路44をNAND回路に代えた例と同様な動作となり、
ロック状態において位相差パルスDoが出力されている
時にチャージポンプ回路62がパワーセーブ状態になる
ことがないため、ロック周波数が大きく変化することは
ない。
【0043】尚、図示していないが、第六実施例におい
てインバータ54に比較信号fpを入力する構成、ま
た、第七実施例においてインバータ64に基準信号fr
を入力する構成にすることによってもロック状態におけ
る周波数変動を同様に防止することが可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明のPLL周波数シンセサイザによ
れば、パワーセーブ信号PSは、所定の論理回路を介し
て入力信号によって制御されるラッチ回路に入力され、
2つの入力信号の立ち上がりが一致する領域では、パワ
ーセーブ信号がラッチ回路から出力されない構成になっ
ていることから、ロック状態での位相差パルス発生時に
チャージポンプ回路がパワーセーブ状態になることがな
く、ロック周波数の変動が起こることがない。
【0045】従って、パワーセーブ状態においてもロッ
クアップ時間を短くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を説明するための回路ブロ
ック図である。
【図2】本発明の第一実施例における動作説明を行うタ
イミングチャートである。
【図3】本発明の第二,第三実施例を説明するための回
路ブロック図である。
【図4】本発明の第四,第五実施例を説明するための回
路ブロック図である。
【図5】本発明の第四実施例における動作説明を行うタ
イミングチャートである。
【図6】本発明の第六,第七実施例を説明するための回
路ブロック図である。
【図7】PLL周波数シンセサイザの基本構成図であ
る。
【図8】従来のPLL周波数シンセサイザを説明するた
めの回路図である。
【図9】従来技術における動作説明を行うタイミングチ
ャートである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2入力信号(fp,fr)の位相を比較
    する位相比較器(1)と、該位相比較器(1)による位
    相差に比例したパルス(Do)を出力するチャージホン
    プ回路(2)と含んでなるPLL周波数シンセサイザに
    おいて、 前記位相比較器(1)に入力される2入力信号(fr,
    fp)のうち、少なくとも一方の信号が入力され、この
    入力信号に対応する所定の論理信号(fs)を出力する
    論理回路(4)と、 該論理回路(4)の出力信号(fs)をストローブ信号
    (STB)として取り込むと共に、パワーセーブ信号
    (PS)を入力して、該入力信号(fs,PS)に応じ
    て前記位相比較器(1)に入力されるパワーセーブ信号
    (PS’)を出力するラッチ回路(3)とを備えてなる
    ことを特徴とするPLL周波数シンセサイザ。
  2. 【請求項2】 前記論理回路は、前記2入力信号(f
    r,fp)を入力するNOR回路(4)或いはNAND
    回路(14)であることを特徴とする請求項1記載のP
    LL周波数シンセサイザ。
  3. 【請求項3】 前記論理回路は、前記2入力信号(f
    r,fp)の一方のみを入力するインバータ(24)で
    あることを特徴とする請求項1記載のPLL周波数シン
    セサイザ。
  4. 【請求項4】 2入力信号(fp,fr)の位相を比較
    する位相比較器(31)と、該位相比較器(31)によ
    る位相差に比例したパルス(Do)を出力するチャージ
    ホンプ回路(32)と含んでなるPLL周波数シンセサ
    イザにおいて、 前記位相比較器(31)に入力される2入力信号(f
    r,fp)のうち、少なくとも一方の信号が入力され、
    この入力信号に対応する所定の論理信号(fs)を出力
    する論理回路(34)と、 該論理回路(34)の出力信号(fs)をストローブ信
    号(STB)として取り込むと共に、パワーセーブ信号
    (PS)を入力して、該入力信号(fs,PS)に応じ
    たパワーセーブ信号(PS’)を出力するラッチ回路
    (33)と、 前記位相比較器(31)の出力信号(PD1,PD2)
    と、前記ラッチ回路(33)の出力信号(PS’)とを
    それぞれ入力して所定の信号(A,B)を出力する一対
    の論理回路(36,37)とを備えてなることを特徴と
    するPLL周波数シンセサイザ。
  5. 【請求項5】 前記論理回路は、前記2入力信号(f
    r,fp)を入力するNOR回路(34)或いはNAN
    D回路であり、 前記一対の論理回路は、前記位相比較器(31)の出力
    信号(PD1,PD2)と前記ラッチ回路(33)より
    反転さて出力されるパワーセーブ信号(PS’)とをそ
    れぞれ入力してなる一対のOR回路(36,37)であ
    ることを特徴とする請求項4記載のPLL周波数シンセ
    サイザ。
  6. 【請求項6】 前記論理回路は、前記2入力信号(f
    r,fp)を入力するNOR回路(44)或いはNAN
    D回路であり、 前記一対の論理回路は、前記位相比較器(41)から反
    転されて出力される信号(PD1,PD2)と前記ラッ
    チ回路(43)出力されるパワーセーブ信号(PS’)
    とをそれぞれ入力してなる一対のNAND回路(46,
    47)であることを特徴とする請求項4記載のPLL周
    波数シンセサイザ。
  7. 【請求項7】 前記論理回路は、前記2入力信号(f
    r,fp)の一方のみを入力するインバータ(54)
    (64)であり、 前記一対の論理回路は、前記位相比較器(51)の出力
    信号(PD1,PD2)と前記ラッチ回路(53)より
    反転さて出力されるパワーセーブ信号(PS’)とをそ
    れぞれ入力してなる一対のOR回路(56,57)、或
    いは前記位相比較器(61)から反転されて出力される
    信号(PD1,PD2)と前記ラッチ回路(63)出力
    されるパワーセーブ信号(PS’)とをそれぞれ入力し
    てなる一対のNAND回路(66,67)であることを
    特徴とする請求項4記載のPLL周波数シンセサイザ。
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