JPH1041729A - マット型アンテナ - Google Patents

マット型アンテナ

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JPH1041729A
JPH1041729A JP8197850A JP19785096A JPH1041729A JP H1041729 A JPH1041729 A JP H1041729A JP 8197850 A JP8197850 A JP 8197850A JP 19785096 A JP19785096 A JP 19785096A JP H1041729 A JPH1041729 A JP H1041729A
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JP
Japan
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antenna
mat
sheet
antenna coil
coil
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JP8197850A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Inoue
信敬 井上
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ線をループ状に形成したアンテナコ
イルを収納したマット型アンテナにおいて、マット上を
台車が容易に通過できるようにする。 【解決手段】 アンテナ線を螺旋状に巻回して中空板状
にしたアンテナコイル2を、下部シート8と中間シート
10との間に挟み、これら各シート8,10間にてアン
テナコイル2の内側及び外側に形成される空間部分を、
保護部材4,6にて充填し、更に、中間シート10の上
に上部シート12を積層することにより作製されるマッ
ト型アンテナにおいて、マット周縁部にて上部シート1
2を下部シート8側に傾斜させてこれらを高周波溶着す
ることにより、マット周縁部に空気層20を形成する。
この結果、台車がマットを乗り越える際には、空気層2
0により台車に加わる反発力が弱められ、台車を容易に
通過させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商店等の出入り口
の床面に配置され、商品に付与した盗難防止用タグを起
動させるための電磁波を放射するマット型アンテナに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD(コンパクトディスク)
等の盗まれやすい商品を販売する店では、展示した商品
毎に、所定周波数の電磁波を受信すると自動で起動して
警報音を発生する盗難防止用タグを付与すると共に、店
の出入り口に、このタグを起動させる電磁波を放射する
アンテナを設置し、商品を盗んだ者が出入り口を通過す
る際に、アンテナからの電磁波により盗難防止用タグか
ら警報音を発生させて、商品の盗難を未然に防止する、
盗難防止システムが広く採用されている。
【0003】また、こうした盗難防止システムにおいて
使用されるアンテナとしては、例えば実開平4−933
88号公報に開示されているように、ループ状に形成し
たアンテナコイルを、天然樹脂や合成樹脂等の軟質材料
にて平板状に形成したマット内部に収納することによ
り、店の出入り口の床面にそのまま配置できるようにし
たマット型アンテナが知られている。
【0004】そして、この種のマット型アンテナでは、
ワゴンや手押し車のような台車が乗り越え易いように、
マット成形時に使用する金型,或いは成形後の切削加工
等によって、マットの周縁部を傾斜させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のマ
ット型アンテナは、樹脂成形等によってマット全体を軟
質材料にて成形しているため、傾斜をつけたマット周縁
部内部も、樹脂等の固形物が充填した状態になる。しか
し、マット周縁の傾斜部分が固形物を充填した状態であ
ると、台車がこの傾斜部分を乗り越える際に、マット側
から反発力を受けることになり、台車を動かすのに大き
な力が必要になるといった問題があった。つまり、従来
のマット型アンテナでは、台車が乗り越え難いという問
題があった。
【0006】また、この問題を解消するには、マット周
縁部の傾斜を緩くすることも考えられるが、傾斜を緩く
すると、マット周縁部の末端部分が薄くなるため、使用
中にマット周縁部が裂け易く、見栄えの悪いものとなっ
てしまう。本発明は、こうした問題に鑑みなされたもの
で、アンテナコイルを内部に収納したマット型アンテナ
において、台車がマットを乗り越える際にマット周縁部
から受ける反発力を吸収して、台車がマット上を容易に
通過できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、アンテナ線をル
ープ状に形成してなるアンテナコイルと、該アンテナコ
イルを内部に収納してループ形状を保護する板状の保護
部材と、を備えたマット型アンテナにおいて、前記アン
テナコイル及び保護部材の上面及び下面側に、夫々、軟
質材料からなる上部シート及び下部シートを積層し、前
記保護部材の周縁にて、前記上部シートを前記下部シー
ト側に所定角度で傾斜させて各シート同士を接合するこ
とにより、該接合部内部に空気層を形成してなることを
特徴とする。
【0008】このように、本発明のマット型アンテナに
おいては、従来のようにマット全体を軟質材料にて一体
成形するのではなく、アンテナコイルを内部に収納した
保護部材の上面及び下面に上部シート及び下部シートを
積層し、保護部材の周縁にてこれら各シートを接合する
ことにより、マット周縁に台車が乗り越え易くするため
の傾斜をつけるだけでなく、その接合部内部に空気層を
形成している。
【0009】従って、本発明によれば、台車がマットを
乗り越える際には、台車の車輪から受ける衝撃により空
気層が圧縮されて、マット周縁部が一旦収縮し、その
後、内部の圧縮空気が、マット周縁部に乗った車輪を押
し上げるように働くことになる。このため、本発明によ
れば、台車がマットを乗り越える際に台車に加わる反発
力を弱め、台車を動かす作業者は、台車を容易に通過さ
せることができるようになる。また、台車がマットから
床面に降りる際にも、車輪から受ける荷重によって空気
層が収縮するので、作業者は、マット上から台車をゆっ
くりと降ろすことができる。
【0010】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のマット型アンテナにおいて、前記保護部材は、
前記アンテナコイルと略同じ厚みを有し、該アンテナコ
イルにて形成されるループの内側及び外側に夫々配置さ
れる一対の保護部材からなることを特徴とする。
【0011】即ち、本発明では、アンテナコイルを収納
した保護部材の上面及び下面に軟質材料からなる上部シ
ート及び下部シートが積層されるので、従来のように、
アンテナコイル全体を包み込むように保護部材を形成し
てもよいが、請求項2に記載のように、アンテナコイル
のループの内側と外側とに保護部材を配置するだけでも
よい。そして、このようにすれば、アンテナコイルを内
部に配置した状態で保護部材を成形する必要はないた
め、保護部材の製造が簡単になる。
【0012】また請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載のマット型アンテナにおいて、前記アンテナコイル
及び保護部材と、前記上部シートとの間に、所定の板厚
を有する中間シートを設けたことを特徴とする。即ち、
請求項2に記載のように、保護部材をアンテナコイルの
ループの内側と外側とにだけ設けた場合、アンテナコイ
ルは、マット上方からの荷重に対して、上部シートだけ
で保護されることになるため、上部シートを充分厚くす
る必要がある。そこで、請求項3に記載のものでは、ア
ンテナコイル及び保護部材と、上部シートとの間に、中
間シートを設けることにより、マット上方からの荷重に
対しては、上部シートと中間シートとの2枚のシートで
アンテナコイルを保護し、上部シートを必要以上に厚く
しなくてもよいようにしているのである。そして、この
場合、アンテナコイルの保護を考慮することなく、上部
シートの厚みを適宜設定できるので、上部シートが厚く
なりすぎ、マット周縁部に形成した空気層の機能が損な
われる、といったことを防止できる。
【0013】一方、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜請求項3いずれか記載のマット型アンテナにおいて、
前記アンテナコイルは、アンテナ線を平坦な螺旋状に巻
回した中空板状のアンテナであることを特徴とする。つ
まり、マット型アンテナにおいて、アンテナコイルに、
アンテナ線を一巻きしただけのループアンテナを使用し
ていると、良好な出力(放射電力)が得られないことが
ある。そこで、本発明(請求項4)では、アンテナ素子
に、アンテナ線を平坦な螺旋状に巻回して中空板状にし
たアンテナコイルを使用することにより、良好な出力特
性が得られるようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。まず図1は、本発明が適用された実施例の
マット型アンテナの構成を表わす分解斜視図であり、図
2は、同じく本実施例のマット型アンテナの構成を表わ
す一部破断平面図である。
【0015】図1,2から明らかなように、本実施例の
マット型アンテナは、アンテナ素子として、アンテナ線
を平坦な螺旋状に巻回することにより中空板状に形成さ
れたアンテナコイル2を備え、これをマット内部に収納
したものである。即ち、本実施例のマット型アンテナ
は、アンテナコイル2と、アンテナコイル2と略同じ板
厚を有し、アンテナコイル2の中空部及び外周部に配置
されて、アンテナコイル2の変形を阻止するための一対
の保護部材4,6を備える。そして、これらアンテナコ
イル2及び保護部材4,6は、所定の板厚を有する下部
シート8の上面に積層される。また、アンテナコイル2
及び保護部材4,6の上面には、その上面全域を被覆可
能な中間シート10が積層され、更にその上に、上部シ
ート12が積層される。
【0016】つまり、本実施例のマット型アンテナは、
アンテナコイル2を、下部シート8と中間シート10と
の間に挟むと共に、これら各シート8,10間にてアン
テナコイル2の内側及び外側に形成される空間部分を、
内枠及び外枠となる保護部材4,6にて充填し、更に、
中間シート10の上に上部シート12を積層することに
より作製される。
【0017】ここで、アンテナコイル2は、導電線を絶
縁材にて被覆した被覆線,例えば錫メッキ軟銅からなる
集合より線を耐熱塩化ビニルにて被覆した耐熱機器配線
用ビニル電線、をアンテナ線として使用し、これを平坦
な4角の螺旋状に多数回巻回し、更にその螺旋の上面及
び下面の各辺(4辺)に台形の粘着シート2aを貼着す
ることにより、中空で四角の板状に形成されている(図
1参照)。
【0018】また、アンテナコイル2の螺旋の内側に位
置するアンテナ線の末端には、薄い銅板からなる給電用
の導電板2bが半田付け等により接続されている(図2
参照)。この導電板2bは、アンテナコイル2の螺旋の
外側から、内側に位置するアンテナ線の末端に送信信号
を給電するためのものであり、アンテナコイル2からマ
ット上方への電波の放射特性に与える影響を少なくする
よう、アンテナコイル2と下部シート8の間に配置され
ている。そして、アンテナコイル2の螺旋の外側に引き
出された導電板2bの先端には、給電用のアンテナ線が
半田付け等によって接続されている。
【0019】また、アンテナコイル2への給電は、図1
に示すように、アンテナコイル2の螺旋の外側にて導電
板2bに接続されたアンテナ線の末端と、螺旋の外側に
位置するアンテナ線の末端とに、夫々、給電用の端子1
4a,14bを設け、この端子に、図示しない送信器か
らの送信用信号線16a,16bを接続して、送信器か
らの送信信号(所定周波数の正弦波)を供給することに
より行なわれる。なお、給電用端子14a,14bの周
囲には、熱収縮性のチューブが設けられ、送信用信号線
16a,16bを接続した後、このチューブを過熱して
収縮させることにより、接続部を水等から保護できるよ
うにされている。
【0020】一方、保護部材4,6、下部シート8、及
び上部シート12は、マット上を人や台車が通る際にア
ンテナコイル2に加わる衝撃を吸収するために、所定の
板厚(例えば、下部シート8及び上部シート12は2m
m,保護部材4,6はアンテナコイル2を構成するアン
テナ線に対応した2.5mmの板厚)を有する軟質の合
成樹脂,例えばポリ塩化ビニル(PVC)から構成され
ている。
【0021】また、中間シート10も、マット上方より
アンテナコイル2に加わる衝撃を吸収するためのもので
あるが、本実施例では、上部シート12等と同じPVC
等の軟質の合成樹脂からなる所定の板厚(例えば、上部
シート12と同じ2mmの板厚)のシート本体10b
に、シート本体10bよりも硬質の合成樹脂,例えば、
ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリカーボネ
ート(PC)等からなる薄いフィルム状(例えば、板厚
0.5mm)のシート材10aを貼り合わせることによ
り作製されている(図3(a)参照)。そして、この中
間シート10は、硬質のフィルム状のシート材10aを
アンテナコイル2及び保護部材4,6側にして、これら
各部と上部シート12との間に積層される。
【0022】なお、本実施例において、下部シート8、
アンテナコイル2及び保護部材4,6、中間シート1
0、上部シート12を順に積層する際には、これら各積
層面同士を両面粘着テープ又は接着剤にて接合するよう
にされており、この接合により、積層部の面方向のずれ
が防止される。
【0023】また次に、下部シート8と上部シート12
の周縁は、図3(b)に示すように、下部シート8、ア
ンテナコイル2及び保護部材4,6、中間シート10、
上部シート12を上記のように積層した後、その積層体
を、下部シート8を下にして高周波溶着機のベッド部1
8に載置し、上部シート12を下部シート8側に所定の
傾斜角度で垂らして、その上から高周波溶着機の溶着用
上型19を押し付け、ベッド部18及び上型19に例え
ば27MHzの高周波を通すことにより、高周波溶着に
て接合されている。
【0024】この結果、上部シート12及び下部シート
8は、図3(a)に示すように、その周縁部で袋状に閉
じられ、アンテナコイル2,保護部材6,及び中間シー
ト10は、上部シート12と下部シート8とからなる扁
平な袋内に密封された状態となり、マット周縁の内部に
は、空気層20が形成されることになる。
【0025】なお、このように上部シート12と下部シ
ート8とは、マットの周縁にて高周波溶着により接合さ
れるが、図4に示すように、アンテナコイル2からアン
テナ線が引き出される給電部22は、高周波溶着によっ
て、マットの内側に食い込んだ形状にされる。そして、
この給電部22には、アンテナコイル2から引き出され
たアンテナ線の末端に、給電用の端子14a,14bを
介して、送信器からの送信用信号線16a,16bを接
続した後、その接続部分を外部から保護する一対の挟み
板24,26がネジ止めされる。
【0026】このように作製されたマット型アンテナが
床面に配置されたとき、掃除のためにまかれる水や、傘
についた雨水の、アンテナコイル2への侵入は、マット
周縁部の袋状構造のために、確実に防止できる。以上説
明したように、本実施例のマット型アンテナにおいて
は、電波を放射するためのアンテナ素子として、アンテ
ナ線を螺旋状に巻回したアンテナコイル2が使用され
る。そして、このアンテナコイル2は、保護部材4,6
及び中間シート10と共に、下部シート8と上部シート
12とからなる袋内部にしっかりと収納され、これら各
部によって、マット上方より加わる荷重や衝撃から保護
される。従って、アンテナ素子にアンテナ線を一巻きの
ループ状に形成したループアンテナを使用した一般的な
マット型アンテナに比べて、耐荷重性を低下させること
なく、電磁波の放射特性を向上できる。
【0027】また、本実施例では、マット周縁にて、上
部シート12と下部シート8とを高周波溶着にて接合す
ることにより、マット周縁を傾斜させ、しかもその内部
に空気層20を形成している。このため、本実施例のマ
ット型アンテナにおいては、床面に設置されて、その上
を台車が乗り越える際、台車の車輪から受ける衝撃によ
り空気層20が圧縮されて、マット周縁部が一旦収縮
し、その後、内部の圧縮空気が、マット周縁部に乗った
車輪を押し上げるように働く。従って、本実施例によれ
ば、台車がマットを乗り越える際に台車に加わる反発力
を弱めることができ、台車を動かす作業者は、このマッ
ト上を容易に通過することができる。また、台車をマッ
ト上から降ろす際にも、車輪から受ける荷重によって空
気層20が収縮するので、作業者は、マット上から台車
をゆっくりと降ろすことができる。
【0028】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、保護部材4,6、下部シート8、上部シート12、
及び中間シート10のシート本体10bには、軟質で弾
性を有するPVCを用いるものとして構成したが、これ
ら各部は、PVC以外の軟質の合成樹脂を使用すること
もできるし、天然ゴム或は合成ゴムを使用することもで
きる。また、このようにこれら各部を軟質材料にて構成
するのは、アンテナコイル2に上方からの衝撃荷重が直
接加わるのを防止するためであるため、上部シート12
のみを軟質材料にて形成し、他の部分については、例え
ば、硬質プラスチック等で構成してもよい。但し、この
場合、マット型アンテナを巻いたり折り畳むことができ
ないので、取り扱いは不便になる。
【0029】また、上記実施例では、中間シート10
に、軟質のシート本体10bに硬質のシート材10aを
積層したものを使用しているが、これは、アンテナコイ
ル2の上面を硬質のシート材10aにて被うことによ
り、マット上方よりアンテナコイル2に加わる荷重を確
実に分散させて、螺旋状に巻回したアンテナコイル2の
アンテナ線がマット内で移動し、電磁波の放射特性が低
下したり、アンテナ線が断線するのを防止するためであ
る。従って、上部シート12と中間シート10のシート
本体10bによって、マットの耐荷重性を確保できれ
ば、中間シート10は、シート本体10bのみによって
構成してもよい。但し、この場合、マットの耐荷重性を
確保するには、上部シート12や中間シート10のシー
ト本体10bを厚くする必要はある。また、上部シート
12のみによってマットの耐荷重性を確保できれば、中
間シート10をなくすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のマット型アンテナの構成を表わす分
解斜視図である。
【図2】 実施例のマット型アンテナの一部破断平面図
である。
【図3】 実施例のマット型アンテナの周縁部の接合状
態を説明する説明図である。
【図4】 アンテナコイルからアンテナ線が引き出され
た給電部の形状及びこれを保護する挟み板を説明する説
明図である。
【符号の説明】
2…アンテナコイル 2a…粘着シート 2b…導
電板 4,6…保護部材 8…下部シート 10…中間シ
ート 10a…シート材 10b…シート本体 12…上
部シート 14a,14b…端子(給電用) 16a,16b…
送信用信号線 20…空気層 22…給電部 24,26…挟み板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ線をループ状に形成してなるア
    ンテナコイルと、 該アンテナコイルを内部に収納してループ形状を保護す
    る板状の保護部材と、 を備えたマット型アンテナにおいて、 前記アンテナコイル及び保護部材の上面及び下面側に、
    夫々、軟質材料からなる上部シート及び下部シートを積
    層し、 前記保護部材の周縁にて、前記上部シートを前記下部シ
    ート側に所定角度で傾斜させて各シート同士を接合する
    ことにより、該接合部内部に空気層を形成してなること
    を特徴とするマット型アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記保護部材は、前記アンテナコイルと
    略同じ厚みを有し、該アンテナコイルにて形成されるル
    ープの内側及び外側に夫々配置される一対の保護部材か
    らなることを特徴とする請求項1に記載のマット型アン
    テナ。
  3. 【請求項3】 前記アンテナコイル及び保護部材と、前
    記上部シートとの間に、所定の板厚を有する中間シート
    を設けたことを特徴とする請求項2に記載のマット型ア
    ンテナ。
  4. 【請求項4】 前記アンテナコイルは、アンテナ線を平
    坦な螺旋状に巻回した中空板状のアンテナであることを
    特徴とする請求項1〜請求項3いずれか記載のマット型
    アンテナ。
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