JPH1041650A - 電子機器用シャシー - Google Patents

電子機器用シャシー

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Publication number
JPH1041650A
JPH1041650A JP19353096A JP19353096A JPH1041650A JP H1041650 A JPH1041650 A JP H1041650A JP 19353096 A JP19353096 A JP 19353096A JP 19353096 A JP19353096 A JP 19353096A JP H1041650 A JPH1041650 A JP H1041650A
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JP
Japan
Prior art keywords
side plates
bottom plate
rear panel
chassis
top housing
Prior art date
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Application number
JP19353096A
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English (en)
Inventor
Hidenori Minami
英徳 南
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH1041650A publication Critical patent/JPH1041650A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャシーを構成する一部品のリアパネルをぐ
らつかせることなく固定できる構造の電子機器用シャー
シを得ることを目的とする。 【解決手段】 本発明のシャシー1Aは、左右両側板
6、7が底板2の奥行き方向の最も前方位置に在る場合
に、これら左右両側板6、7の後端面とリアパネル5の
内面との間に、両者間の間隔に相当する長さの、図2に
示したようなZ字状の形状をした構造の接続具(Z字状
接続具)25をそれぞれ介挿し、これらZ字状接続具2
5にリアパネル5をネジBeでネジ止めした構造を採っ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、放送用V
TRなどの電子機器を構成する各種の回路基板を収納す
る電子機器用シャシー(以下、単に「シャシー」と略記
する)の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図4乃至図8を参照しながら、現
用のシャシーの構造の一例を説明する。図4は現用のシ
ャシーの一例の分解斜視図であり、図5はリアパネルを
外した状態を示したシャシーの一部背面とリアパネルと
の分解斜視図であり、図6は図4に示したシャシー内の
底板と左右両側板との関係構造を略線的に示した正面斜
視図であり、図7は図4に示したシャシー内の底板、左
右両側板、マザーボード、リアパネルとの関係構造を略
線的に示した背面斜視図であり、そして図8は左右両側
板の後端面へのマザーボードの取り付け構造を略線的に
示した背面斜視図である。
【0003】図4において、符号1は全体として現用の
シャシーを指す。このシャシー1は底板2、トップハウ
ジング3、フロントパネル4、リアパネル5、左右両側
板6、7とから構成されている。
【0004】前記底板2は所定の面積の四辺形の金属板
で形成されている。前記左右両側板6、7は横長の長方
形の金属板で形成されており、互いに向き合っている内
側面には、それぞれ両端部にわたって複数枚のカード基
板Pを案内する複数本のレール(図6)が形成されてい
て、この内の右側板7は底板2の右側の辺に平行に、他
の左側板7は底板2の左端からやや内方部分に、その辺
に平行に、底板2に垂直状態でネジ止めされる。そして
これら左右両側板6、7はそれらの上端面の前方部分と
中間部分において、それぞれステー8、9で締結されて
いる。左右両側板6、7を底板2に取り付ける構造は図
6を用いて後記する。
【0005】前記トップハウジング3は底板2の幅より
やや広い同一形状の上面板301とこの両側端部を垂直
に折り曲げられた、底板2の厚みと左右両側板6、7の
高さにほぼ等しい長さの両側面板302、303とから
なる断面コの字型に形成されていて、前記左右両側板
6、7を跨ぐようにして被せて底板2にネジ止めされ
る。左側面板303の前端面にはフロントパネル4を支
持するためのヒンジ11が固定されている。
【0006】前記フロントパネル4は、底板2の幅より
僅かに長い長さを長辺とし、底板2からトップハウジン
グ3までの高さを短辺とする長方形で形成されており、
その表面には、電源スイッチSWを表に出すための窓4
a、覗き窓4bが形成され、メーター類が装着され、そ
して化粧模様が施されている。符号4c、4dはそれぞ
れメーター類の調整用摘み、ボタンなどである。そして
このフロントパネル4はその左端部でトップハウジング
3の前記ヒンジ11に支持され、片開きできるように取
り付けられる。
【0007】前記リアパネル5は、図5に示したよう
に、底板2の幅よりやや長い長さを長辺とし、底板2か
らトップハウジング3までの高さを短辺とする長方形で
形成されており、その表面には、端子板14、換気ファ
ン20などが取り付けられており、また、その内面には
プリント基板12が固定されている。このプリント基板
12には、複数個のコネクターピンCPがマウントされ
ている。
【0008】シャシー1はこのような部分品で箱型に構
成される。即ち、先ず、底板2に垂直に左右両側板6、
7をネジ止めし、この固定した左右両側板6、7の後部
にリアパネル5をネジ止めする。そして左右両側板6、
7の上端面の前方部分と中間部分を、それぞれステー
8、9を用いてネジ止めする。このような状態の左右両
側板6、7に、図4に示したように、両者を跨ぐように
してトップハウジング3を被せ、その両側面板302、
303の下端部をそれぞれ3本のネジBaで底板2の両
側端面にネジ止めし、そして両側面板302、303の
後方上下部をそれぞれ2本のネジBbでリアパネル5の
両側端面にネジ止めし、また、トップハウジング3の上
面板301を前後2本づつのネジBcでそれぞれステー
8、9にネジ止めし、更に上面板301の後部端縁を折
り曲げて形成されている舌片304を一本のネジBdで
リアパネル5にネジ止めする。
【0009】このように箱型に構成されたシャシー1
は、底板2の大部分とトップハウジング3の上面板30
1の大部分と左右両側板6、7とで収納部Saが、そし
て底板2とトップハウジング3の上面板301との残り
の一部分と左側面板202と左側板7とで収納部Sbが
形成される(図4)。この収納部Sbには、例えば、ス
イッチングレギュレータなどで構成されている電源装置
Wが収納される。また、収納部Saには、複数枚のカー
ド基板Pが図6に示したレール601、701に案内さ
れて装着、収納されている。これらのカード基板Pの後
端は、収納部Saの後方で、底板2に対して垂直に支持
されているマザーボードM(図5、図7、図8)に固定
されているコネクター(不図示)に接続されている。
【0010】前記マザーボードMは、前記のように、底
板2に垂直に、そして左右両側板6、7の後方部内面に
直角に、左右両側板にわたって図示していないL型金具
とネジを用いてネジ止めされている。マザーボードM
は、実際には図5に示したように、補強するために支持
金具10に支持されて左右両側板6、7に取り付けられ
ている。このマザーボードMには前記電源装置Wから供
給される電源を電子回路が印刷され、電子部品が実装さ
れているカード基板Pに配電する役割を担っており、ま
た、リアパネル5に装着されている端子板14からの信
号をカード基板Pへ、或いはその逆にカード基板Pから
の信号を端子板14へ中継する役割を担っている。この
ため、マザーボードMには、図5に示したように、複数
個のコネクターソケットCSがマウントされ、支持金具
10を介して、その外表面に開口しており、これらのコ
ネクターソケットCSにそれぞれ相対してリアパネル5
の内面にマウントされている前記コネクターピンCPが
差し込まれる。
【0011】次に、図6を参照して、前記左右両側板
6、7を底板2に取り付ける詳細な取付け構造を説明す
る。右側板6は底板2の右側縁に沿ってこの位置にネジ
止め、固定されている。この右側板6に対して左側板7
は、両者の間隔幅を矢印Xの方向の複数段階の位置に、
また、左右両側板6、7を底板2に対して、矢印Yの奥
行き方向の複数段階の位置に、図示の例では3段階のそ
れぞれの位置に可変でき、それぞれの幅方向の位置に左
側板7を、或いはそれぞれの奥行き方向の位置に左右両
側板6、7を移動させてそれぞれの位置にねじ止めされ
る。
【0012】このように左右両側板6、7を間隔幅方向
及び奥行き方向に可変できる構造にする理由は、収納し
ようとするカード基板Pの幅及び長さ(奥行き)に対処
するためである。カード基板Pの大きさは標準化されて
おり、通常、3段階の大きさに決められている。
【0013】このため、底板2には、その幅方向に、左
側板7を最も狭い第1の間隔位置にねじ止めするための
第1組の雌ねじ2Aa、2Ab、2Acが、左側板7を
中間の第2の間隔位置にねじ止めするための第2組の雌
ねじ2Ba、2Bb、2Bc、そして左側板7を最も広
い第3の間隔位置にねじ止めするための第3組の雌ねじ
2Ca、2Cb、2Cc(下記取付け板702の各孔の
下に開けられている)が前記底板2の中央部から左方に
タップされている。
【0014】前記左右両側板6、7の互いに向き合って
いる内側面には、それぞれ両端部にわたって複数枚のカ
ード基板Pを案内するための複数本のレール601(図
7)、レール701(図6)が形成されている。また、
前記左右両側板6、7のそれぞれの下端部に垂直に取付
け板602、702が形成されている。その取付け板7
02の中央部と両端部には第1組の孔7Aa、7Ab、
7Ac、第2組の孔7Ba、7Bb、7Bc、そして第
3組の孔7Ca、7Cb、7Ccが開けられており、ま
た、取付け板602の中央部と両端部には第1組の孔6
Aa、6Ab、6Ac、第2組の孔6Ba、6Bb、6
Bc(図7)、そして第3組の孔6Ca、6Cb、6C
c(図示されていない)が開けられている。
【0015】従って、収納しようとするカード基板Pの
幅が最も狭い幅のものである場合には、左側板7の取付
け板702に開けられている第1組の孔7Aa、7A
b、7Ac、第2組の孔7Ba、7Bb、7Bc、そし
て第3組の孔7Ca、7Cb、7Ccのいずれか対にな
る孔を、そのカード基板Pの長さ(奥行き)に応じて、
右側板6に対して最も右寄りの底板2に開けられた第1
組の雌ねじ2Aa、2Ab、2Acに合わせてネジ止
め、固定する。
【0016】同様に、収納しようとするカード基板Pの
幅が中間の幅のものである場合には、左側板7の取付け
板702に開けられている第1組の孔7Aa、7Ab、
7Ac、第2組の孔7Ba、7Bb、7Bc、そして第
3組の孔7Ca、7Cb、7Ccのいずれか対になる孔
を、そのカード基板Pの長さに応じて、右側板6に対す
る中間位置の底板2に開けられた第2組の雌ねじ2B
a、2Bb、2Bcに合わせてネジ止め、固定する。
【0017】そして、収納しようとするカード基板Pの
幅が最も広い幅のものである場合には、左側板7の取付
け板702に開けられている第1組の孔7Aa、7A
b、7Ac、第2組の孔7Ba、7Bb、7Bc、そし
て第3組の孔7Ca、7Cb、7Ccのいずれか対にな
る孔を、そのカード基板Pの長さに応じて、右側板6に
対する中間位置の底板2に開けられた第3組の雌ねじ2
Ca、2Cb、2Ccに合わせてネジ止め、固定する。
【0018】また、カード基板Pの収納位置を底板2の
奥行き方向に3段階に調整して固定することができる。
図6に示した左側板7の位置はその中間位置に在る。即
ち、左側板7の取付け板702に開けた第1組の孔7A
a、7Ab、7Acの内の孔7Ab、第2組の孔7B
a、7Bb、7Bcの内の孔7Bb及び第3組の孔7C
a、7Cb、7Ccの内の孔7Cbを、底板2に開けら
れているいずれかの組の雌ねじ、即ち、第1組の雌ねじ
2Aa、2Ab、2Ac、第2組の雌ねじ2Ba、2B
b、2Bc、または第3組の雌ねじ2Ca、2Cb、2
Ccに合わせ、ネジ止め、固定されている。
【0019】左側板7を底板2の最も奥に固定する場合
には、第1組の孔7Aa、7Ab、7Acの内の孔7A
a、第2組の孔7Ba、7Bb、7Bcの内の孔7Ba
及び第3組の孔7Ca、7Cb、7Ccの内の孔7Ca
を、底板2に開けられているい第1組の雌ねじ2Aa、
2Ab、2Ac、第2組の雌ねじ2Ba、2Bb、2B
c、または第3組の雌ねじ2Ca、2Cb、2Ccのい
ずれかの組の雌ネジに合わせて、ネジ止め、固定する。
【0020】左側板7を底板2の最も手前に固定する場
合には、第1組の孔7Aa、7Ab、7Acの内の孔7
Ac、第2組の孔7Ba、7Bb、7Bcの内の孔7B
c及び第3組の孔7Ca、7Cb、7Ccの内の孔7C
cを、底板2に開けられている第1組の雌ねじ2Aa、
2Ab、2Ac、第2組の雌ねじ2Ba、2Bb、2B
c、または第3組の雌ねじ2Ca、2Cb、2Ccのい
ずれかの組の雌ネジに合わせて、ネジ止め、固定する。
【0021】以上説明したように、現用のシャシー1の
構造は9種類のカード基板Pの大きさに対応できるよう
に構成されている。そして、左右両側板6、7が底板2
の、図7に示したような最も奥まった位置に取り付けら
れている場合には、左右両側板6、7の後方部内面にネ
ジ止めされているマザーボードMの前記コネクターソケ
ットCS(図5)にリアパネル5を、その内面にマウン
トされているコネクターピンCPを差し込んで、リアパ
ネル5をマザーボードMにコネクターで直接的に取り付
ける構造を採ることができる。
【0022】また、図8に示したように、左右両側板
6、7が底板2の奥行き方向における中間位置にずれて
取り付けられている場合には、左右両側板6、7の後方
部内面に固定されたマザーボードMの背面とリアパネル
5の内面との間に少々の間隔が開く。そのため前記のよ
うに、コネクターソケットCSにコネクターピンCPを
直接差し込んで取り付けるコネクター直結接続構造を採
ることができなくなる。したがって、このように間隔が
少々開く場合には、通常、両者の間の間隔を埋めること
ができる厚みの中継用コネクターRCを用意し、この中
継用コネクターRCを両者間に介在させて両者を接続、
支持する構造を採っている。記すまでもないことである
が、中継コネクターRCのマザーボードM面側にはコネ
クターピンが、リアパネル5面側にはコネクターソケッ
トが形成されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、左右両側板
6、7が底板2の奥行き方向においてフロント側の最も
手前の位置にずれて取り付けられている場合には、左右
両側板6、7の後方部内面に固定されたマザーボードM
の背面とリアパネル5の内面との間はかなりの間隔が開
く。そのため前記のように、中継用コネクターRCを両
者間に介在させて両者を接続し、支持する構造は採るこ
とができなくなる。
【0024】従って、このようなコネクター直結接続構
造や中継用コネクターを用いることができない場合に
は、コードなどからなるハーネスでマザーボードMとリ
アパネル5とを接続する方法を採らざるを得ない。しか
し、ハーネス接続となると、リアパネル5をマザーボー
ドMにぐらつくことなく強固に固定することができな
い。
【0025】このシャシー1の構造において、リアパネ
ル5の固定は、図4に示したように、トップハウジング
3を左右両側板6、7に跨がるように被せて底板2にま
で装着し、固定し、そのトップハウジング3の両側面板
302、303の後方部分をリアパネル5の両端面に2
本づつのネジBbでネジ止め、固定する方法が採られて
いるのであるが、前記のように、リアパネル5がコネク
ター直結接続構造や中継用コネクターRCを用いてマザ
ーボードMに支持されていない状態にある場合には、リ
アパネル5そのもが自立していないのでぐらつき、この
ため、保守、点検を確実に行うことができず、そしてリ
アパネル5がぐらついていると、前記のようにトップハ
ウジング3を左右両側板6、7に跨がるように被せ、装
着する作業を容易に行うことができない。
【0026】この作業性に重点をおいて設計した場合に
は、シャシー1が奥行き方向に3段階に可変できる構造
になっていても、これを実行することができず、従っ
て、カード基板Pの寸法を変更することもできなくな
り、設計の自由度が制限されることになる。
【0027】また、回路設計或いは機構設計において、
前記コネクター直結接続構造を採らないで、ハーネスで
マザーボードMとリアパネル5とを接続した方が良い場
合もある。特に左右両側板6、7が底板2の奥行き方向
において前記中間位置や最も手前の位置にずれて取り付
けられている場合には、マザーボードMとリアパネル5
との間に空間が存在するようになるため、この空間にハ
ーネスを収納することができるため、積極的にこのハー
ネス接続を用いた方が良い場合がある。
【0028】本発明はこのような問題点を解決すること
を課題とするものであって、左右両側板6、7が底板2
の奥行き方向において前記中間位置や最も手前の位置に
ずれて取り付けられる場合であっても、リアパネル5を
ぐらつかせることなく強固に支持できる構造のシャシー
を得ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】従って、本発明のシャシ
ーでは、トップハウジング、底板、フロントパネル、リ
アパネル、左右両側板とから構成され、前記底板に対し
て前記左右両側板の相互間隔を可変でき、また、前記底
板に対する前記左右両側板の前後位置を可変できる構造
を備え、そして前記底板に垂直に、そして前記左右両側
板の後方部内面に直角に、左右両側板にわたって装着さ
れたマザーボードに接続され、前記左右両側板の相対向
する内面に設けられたレールによりカード基板が案内さ
れて挿入できる構造を備え、そして前記左右両側板に跨
がって前記マザーボード、カード基板などを覆うように
前記トップハウジングが装着され、そのトップハウジン
グに前記フロントパネルが装着できるように構成された
電子機器用シャシーにおいて、前記左右両側板が前方位
置に在る場合に、これら左右両側板の前記後端面とリア
パネルとの間隔に相当する長さの接続具をそれぞれ介挿
し、それら接続具の前端は前記左右両側板の前記後端面
に固定し、前記接続具の後端に前記リアパネルを固定
し、前記マザーボードと前記リアパネルとをハーネス接
続し、そして上方から前記左右両側板に跨がって前記ト
ップハウジングを被せるように装着して、その装着状態
におけるトップハウジングの両側面板の後端部にリアパ
ネルを固定するように構成して、前記課題を解決してい
る。
【0030】従って、本発明によれば、複数枚の安価な
接続具を用意するのみで、リアパネルを強固に固定する
ことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】先ず、図1乃至図3を参照しなが
ら、本発明のシャシーを説明する。図1は左右両側板の
後端面にリアパネルを取り付けた状態の本発明の実施例
であるシャシーの一部略線的な斜視図であり、図2は本
発明のシャシーに使用する接続具の一実施例の斜視図で
あり、そして図3は接続具の使用方法を説明するための
底板、左右両側板、リアパネルとに対する接続具の関係
を示す略線的な上面図である。なお、現用のシャシーと
同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。そし
てシャシーそのものの構成、構造は、以下説明するリア
パネル5の固定構造を除いて同一であるため、その説明
を省略する。
【0032】図1において、符号1Aは本発明のシャシ
ーを指す。但し、トップハウジング3及びフロントパネ
ル4が外されている。この図示のシャシー1Aにおいて
は、前記左右両側板6、7が底板2の奥行き方向の最も
前方位置に在る状態を示しており、これら左右両側板
6、7の後端面とリアパネル5の内面との間に、両者間
の間隔に相当する長さの、図2に示したようなZ字状の
形状をした接続具(以下、単に「Z字状接続具」と略記
する)25をそれぞれ介挿し、これらZ字状接続具25
にリアパネル5をネジBeでネジ止めした構造を採って
いる。
【0033】このZ字状接続具25はリアパネル5側に
接続される前取付け板25Aと、マザーボードM側に接
続される後取付け板25Bと、これら両者を連結する連
結板25Cとからなり、前取付け板25Aと後取付け板
25Bとは連結板25Cの面に直角に、そして互いに反
対側に折り曲げた構造で形成されている。その前取付け
板25Aの外表面から後取付け板25Bの外表面までの
全長は左右両側板6、7の後端面とリアパネル5の内面
との間の間隔に相当する長さに寸法取りされている。そ
して、前取付け板25Aには2個のネジ孔25aが開け
られており、後取付け板25Bには3個のネジ孔25b
が開けられている。
【0034】これらのネジ孔25a、25bは上下対称
的に開けておくと、図2Bに示したように、図2Aに示
した状態のZ字状接続具25を180°反転させること
により、図3に示したように、右側板6に対する左側板
7の位置を、狭い間隔幅の位置Nから広い間隔幅の位置
Wまで共通のZ字状接続具25を用いて広げることがで
きる。
【0035】Z字状接続具25を左右両側板6、7とリ
アパネル5とに接続する場合には、Z字状接続具25の
後取付け板25Bの面を左右両側板6、7の後端面に当
て、各ネジ孔25bにそれぞれネジを挿入して前記後端
面にネジ止めし、Z字状接続具25の前取付け板25A
の面に前記リアパネル5を当て、各ネジ孔25aにそれ
ぞれネジを挿入して前取付け板25Aに、ネジ孔25a
と同数で同位置にネジ孔が開けられたリアパネル5をネ
ジ止めする。このようにしてリアパネル5を左右両側板
6、7の後端面にネジ止めで強固に固定することができ
る。
【0036】従って、本発明のシャシー1Aを組み立て
る場合には、左右両側板6、7の収納部Saに複数枚の
所定のカード基板Pを収納し、前記のようにリアパネル
5を固定した後、マザーボードMとリアパネル5とをハ
ーネスで接続し、図4に示したように、トップハウジン
グ3を左右両側板6、7の外側に跨がらせるようにして
被せる作業を行う。この作業は極めて被せ易くなる。こ
の装着状態で、トップハウジング3を底板2の両端面に
ネジBaで、リアパネル5にネジBbで、ステー8、9
にネジBcで、そしてトップハウジング3の後部中央に
形成されている舌片304をリアパネル5にネジBdで
ネジ止めする。固定されたトップハウジング3の左側面
板303前縁に固定されているヒンジ11にフロントパ
ネル4を取り付ければ、本発明のシャシー1Aが完成す
る。完成したシャシー1Aはラックアングル(不図示)
などでラックに搭載される。
【0037】
【発明の効果】以上、記したように、本発明のシャシー
によれば、複数枚の安価なZ字状接続具を用意するのみ
で、リアパネルを強固に固定することができるため、ト
ップハウジングを極めて容易に装着できるようになり、
煩わしさが無くなった。しかも、トップハウジングを外
した状態で保守、点検を行う場合にも、リアパネルはぐ
らつかず、保守、点検を確実に行うことができるように
なった。更にまた、シャシーそのものの剛性も向上し
た。そして何よりも本来の意図どおりに、現用の標準シ
ャシーに9種類の大きさのカード基板を収納することが
できるようになり、シャシーそのもののコストを下げる
ことができるなど、僅かな廉価な部品を用意するだけ
で、数々の優れた効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 左右両側板の後端面にリアパネルを取り付け
た状態の本発明の実施例であるシャシーの一部略線的な
斜視図である。
【図2】 本発明のシャシーに使用する接続具の一実施
例の斜視図である。
【図3】 接続具の使用方法を説明するための底板、左
右両側板、リアパネルとに対する接続具の関係を示す略
線的な上面図である。
【図4】 現用のシャシーの略線的に描いた正面斜視図
である。
【図5】 リアパネルを外した状態を示したシャシーの
一部背面とリアパネルとの分解斜視図である。
【図6】 図4に示したシャシー内の底板と両側板との
関係構造を示す正面斜視図である。
【図7】 図4に示したシャシー内の底板、両側板、リ
アパネルとの関係構造を示す背面斜視図である。
【図8】 図7に示した底板、両側板、リアパネルとの
他の関係構造を示す背面斜視図である。
【符号の説明】
1A…本発明のシャシー、2…底板、3…トップハウジ
ング、4…フロントパネル、5…リアパネル、6…右側
板、7…左側板、25…(Z字状)接続具、25A…Z
字状接続具25の前取付け板、25B…Z字状接続具2
5の後取付け板、P…カード基板、W…電源装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トップハウジング、底板、フロントパネ
    ル、リアパネル、左右両側板とから構成され、前記底板
    に対して前記左右両側板の相互間隔を可変でき、また、
    前記底板に対する前記左右両側板の前後位置を可変でき
    る構造を備え、そして前記底板に垂直に、そして前記左
    右両側板の後方部内面に直角に、左右両側板にわたって
    装着されたマザーボードに接続され、前記左右両側板の
    相対向する内面に設けられたレールによりカード基板が
    案内されて挿入できる構造を備え、そして前記左右両側
    板に跨がって前記マザーボード、カード基板などを覆う
    ように前記トップハウジングが装着され、そのトップハ
    ウジングに前記フロントパネルが装着できるように構成
    された電子機器用シャシーにおいて、 前記左右両側板が前方位置に在る場合に、これら左右両
    側板の前記後端面とリアパネルとの間隔に相当する長さ
    の接続具をそれぞれ介挿し、該接続具の前端は前記左右
    両側板の前記後端面に固定し、前記接続具の後端に前記
    リアパネルを固定し、前記マザーボードと前記リアパネ
    ルとをハーネス接続し、そして上方から前記左右両側板
    に跨がって前記トップハウジングを被せるように装着し
    て、その装着状態におけるトップハウジングの両側面板
    の後端部にリアパネルを固定するように構成されている
    ことを特徴とする電子機器用シャシー。
JP19353096A 1996-07-23 1996-07-23 電子機器用シャシー Pending JPH1041650A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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