JPH1041468A - Mcm用シリコン基板とその製造方法 - Google Patents

Mcm用シリコン基板とその製造方法

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JPH1041468A
JPH1041468A JP8194597A JP19459796A JPH1041468A JP H1041468 A JPH1041468 A JP H1041468A JP 8194597 A JP8194597 A JP 8194597A JP 19459796 A JP19459796 A JP 19459796A JP H1041468 A JPH1041468 A JP H1041468A
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JP
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layer
substrate
lower electrode
insulating layer
decoupling capacitor
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JP8194597A
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Naoyuki Fuchizawa
澤 尚 行 渕
Shojiro Araki
木 昌 二 郎 荒
Jukichi Tsunako
波 古 充 吉 津
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 Si基板の比抵抗値を1桁以上下げ、誘電体
の耐圧が増し漏洩電流が少ないデカップリングコンデン
サとそれを含むMCM用Si基板の製造法を提供する。 【解決手段】 Si基板1上に比抵抗値がSi基板より
1桁以上低いMoSi層2を形成し、Si基板と共に
下部電極を構成する。次にMoSi層上に良質な誘電
体であるSiO絶縁層3とその上に複数の上部電極4
を形成し、その上に保護膜9を形成し前記電極間も絶縁
保護する。さらに複数の上部電極間でMoSi2上に
引出し電極5を形成し、上部と下部電極に各引出し端子
a1,b1を形成する。こうしてSiO層3を誘電体
として上部電極とMoSiの下部電極2との間にデカ
ップリングコンデンサが構成される。従って複数の上部
電極4の引出し端子a1の間に電源回路等を設けた場
合、回路に生じる有害高周波電流は引出し電極5と端子
b1を経て接地される。良質SiOはMoSi表面
を酸化して得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電子機器を小型化、軽量化、
高速化する際にはIC等の部品をマウントするマルチチ
ップモジュール(以下MCMという)は不可欠である。
本発明は、MCMを構成しているシリコン基板(以下S
i基板という)の中のデカップリングコンデンサの特性
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】MCMはMCM−L、MCM−C、MC
M−Dの3タイプに大別される。MCM−Lは、プリン
ト板の上に厚膜印刷などにより配線をさらに積み重ねる
方法で多層高密度配線を作るもの。MCM−Cは、配線
層を厚膜印刷で形成したセラミックスのグリーンシート
を積層し焼結して多層配線を作るもの。MCM−Dは、
Si等の基板上にICの多層配線を作る要領で配線層を
作るもの。これには半導体製造設備がそのまま使える利
点がある。Si基板でできた高速動作用のMCM−Dの
電源回路はデカップリングコンデンサを介して接地され
る。これは、回路素子間が電源回路を介して好ましくな
い電気的結合を生じないようにするためである。このデ
カップリングコンデンサは、基本的には接地されたSi
基板と、このSi基板の表面を加熱酸化して得られる二
酸化珪素(SiO2)誘電体層と、その上に形成した金
属電極とから構成されている。この複数の金属電極間に
電源回路等が構成される。以下の記載はMCM−Dタイ
プに関するので単にMCMと記載する。
【0003】図5はデカップリングコンデンサを内装し
たシリコン基板の従来の一例を示す構造断面図である。
11はSi基板である。12はSi基板11と下部電極
層13との間の二酸化珪素からなる絶縁層である。13
はアルミニウム(Al)からなる下部電極層である。1
4は酸化アルミ(Al23)からなる誘電体層である。
15はアルミニウムからなる上部電極層(電源回路層)
である。16は二酸化珪素からなる層間絶縁層である。
クラックが入らないよう圧縮応力は低くされている。1
7は第1の信号線層である。18は第2の信号線層であ
る。複数の配線を行えるよう信号線層は区分されその間
は絶縁されている。これらの複数の信号線層の間に各種
の回路が構成される。19は二酸化珪素からなる保護膜
である。
【0004】下部電極層13と上部電極層(電源回路
層)15の間に構成されているデカップリングコンデン
サは上部電極層15の間で構成される電源回路の不要な
高周波成分をグランドに流し去り、その他の信号層との
間に不測の電気的結合が生じるのを防止する。また、こ
のSi基板は高周波回路で使用できるよう上部電極層
(電源回路層)15とその上層に形成した第1の信号線
層17との間は静電容量を減らすために厚く且つクラッ
クが入らないよう低圧縮応力の第2の絶縁層16が形成
されていることに特徴がある。(USP 第51345
39号に記載がある。) 尚、デカップリングコンデンサを構成する酸化アルミか
らなる誘電体層14を下部電極層13の陽極酸化で作る
とすれば量産が難しい。
【0005】一方、MCMを構成するSi基板の比抵抗
は1mΩcm程度が限度である。そのため電源回路等に
使われるMCMのデカップリングコンデンサの高速動作
域での特性を高めるためにシリコン基板部分の比抵抗の
値を下げること、デカップリングコンデンサを構成する
誘電体の特性を改良すること等が必要になっている。ま
た、MCMの下部電極層にSi基板を使用すると、シリ
コン基板内に複数のコンデンサを作る場合は片側は必ず
共通の電位になり、これ以外の使い方はできない。(U
SP 第4675717号に記載がある。) これらSi基板を構成しているアルミニウムや二酸化珪
素の各層の加工にはフォトリゾグラフとエッチングによ
る一般的な工程を用いることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】先に説明したMCMの
デカップリングコンデンサの特性を改良するために、シ
リコン基板の比抵抗の値を実質的に一桁以上下げる構成
にすると共に、デカップリングコンデンサ中の誘電体の
耐圧を増し、リーク電流が少ないものにする。また、こ
のようなデカップリングコンデンサを含むMCM用シリ
コン基板の製造方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)一つの面に6A族金属のシリサイド層を形成して
下部電極層としたSi基板と、この下部電極層の上に形
成した二酸化珪素の絶縁層(誘電体層)と、この絶縁層
の上に形成した配線用を兼ねた上部電極とから構成した
デカップリングコンデンサを含むMCM用シリコン基
板。 (2)一つの面が二酸化珪素からなる第1の絶縁層で覆
われたシリコン基板と、この第1の絶縁層の上に形成し
た6A族金属からなる下部電極層と、この下部電極層の
上に形成した前記の6A族金属のシリサイド層と、この
シリサイド層の上に形成した二酸化珪素からなる第2の
絶縁層(誘電体層)と、この第2の絶縁層の上に形成し
た配線用を兼ねた上部電極とから構成したデカップリン
グコンデンサを含むMCM用シリコン基板。 (3)デカップリングコンデンサの下部電極を構成する
シリコン基板の上に6A族金属層を形成する工程と、前
記シリコン基板と6A族金属層を加熱して、シリサイド
層を形成する工程と、更に加熱してこのシリサイド層の
成分元素である6A族金属の酸化物を昇華させることに
より前記シリサイド層の上に二酸化珪素からなる良質の
絶縁層(誘電体層)を形成させる工程と、この絶縁層の
上に配線用を兼ねた前記デカップリングコンデンサの上
部電極を形成させる工程とを含むMCM用シリコン基板
の製造方法。 (4)一つの面が二酸化珪素からなる第1の絶縁層で覆
われたシリコン基板の上にデカップリングコンデンサの
下部電極を構成する6A族金属層を形成する工程と、こ
の金属層の上にシリコン層を形成する工程と、前記シリ
コン層と6A族金属層を加熱して、シリサイド層を形成
する工程と、更に加熱してこのシリサイド層の成分元素
である6A族金属の酸化物を昇華させることにより前記
シリサイド層の上に二酸化珪素からなる良質の絶縁層
(誘電体層)を形成させる工程と、この絶縁層の上に配
線用を兼ねた前記デカップリングコンデンサの上部電極
を形成させる工程とを含むMCM用シリコン基板の製造
方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は主として次の点に着目し
たものである。 a.モリブデン(Mo)やタングステン(W)等の6A
族金属のシリサイドであるMoSi2やWSi2の比抵抗
はほぼ50〜100μΩmであり、高濃度のSi基板よ
り1桁以上小さい点。 b.上記のシリサイド(MoSi2)や(WSi2)の表
面を酸化することにより、同時にこれら金属の酸化物を
昇華させることにより良質の二酸化珪素誘電体層を形成
させることができる点。 図1は本発明のデカップリングコンデンサを内装したS
i基板の構造断面図である。1は高濃度のSi基板であ
る。2はSi基板のうえに形成したモリブデンシリサイ
ド層(MoSi2)であり、Si基板1と共に下部電極
を構成する。3はモリブデンシリサイド層2の上に形成
した二酸化珪素の絶縁層であり良好な特性の誘電体であ
る。4は絶縁層3の上に形成した上部電極でありこの電
極間も保護膜9により絶縁保護されている。複数の上部
電極4の間に電源回路等が構成される。5はモリブデン
シリサイド2の上に形成した引き出し電極である。a
1、b1はそれぞれの電極引き出し端子である。
【0009】動作の説明 二酸化珪素2を誘電体とし、上部電極4とモリブデンシ
リサイドの下部電極2との間にデカップリングコンデン
サが構成される。従って、複数の上部電極4の引き出し
端子a1の間に電源回路等を構成した場合には、この回
路に誘起された有害な高周波電流はモリブデンシリサイ
ド層2、引き出し電極5、引き出し端子b1を通って接
地される。また、絶縁層(誘電体)が従来の酸化アルミ
ニウムAl23である場合の耐圧が5MV/cm、リー
ク電流が1nA/cm2であるのに対して、本発明によ
るモリブデンシリサイド2を酸化して形成した二酸化珪
素の絶縁層(誘電体)では耐圧が8MV/cm、リーク
電流が10pA/cm2と大きく改善することができ
た。
【0010】図2はデカップリングコンデンサを二酸化
珪素の第1の絶縁層を隔ててSi基板の上に構成した構
造断面図である。21は高濃度のSi基板である。22
はSi基板の上に形成した二酸化珪素(SiO2)の第
1の絶縁層である。23は6A族金属、例としてモリブ
デンからなる下部電極層である。24はモリブデンシリ
サイドである。モリブデンの下部電極層23の一部を構
成する。25はモリブデンシリサイド24の上に形成し
た二酸化珪素の絶縁層であり良好な特性の誘電体層であ
る。26は絶縁層25の上に形成した上部電極であり電
極間も二酸化珪素の絶縁層により絶縁される。複数の上
部電極26の間で源回路等が構成される。下部電極層2
4と絶縁層25と上部電極26の間にデカップリングコ
ンデンサが形成されている。a1、b1及びa2、b2
それぞれの層の引き出し端子は分離されている。
【0011】動作の説明 酸化シリコン25を誘電体とし、上部電極26とモリブ
デンシリサイドの下部電極24との間にデカップリング
コンデンサが構成される。従って、複数の上部電極26
の引き出し端子a1、b2の間に電源回路等を構成した
場合には、この回路に誘起された有害な高周波電流はモ
リブデンシリサイド層24、下部電極層23、引き出し
端子b1、a2を通って接地される。また、それぞれの
下部電極層23は第1の絶縁層22によりSi基板21
から絶縁されているので、複数の電源回路等をそれぞれ
独立した回路として構成することができる。耐圧やリー
ク電流の改善は図1の場合と同じである。
【0012】図3は図1で説明した本発明のシリコン基
板を製造する工程の説明図である。この図3に従ってS
i基板の製造工程を説明する。 第1工程 図3a 高濃度のSi基板1の上にモリブデン6(Mo)等の6
A族金属を蒸着またはスパッタリングにより形成する。
以下モリブデンを例に説明する。 第2工程 図3b 次に第1工程で作成したSi基板1とその上に形成した
モリブデン6の金属層を窒素ガスN2の雰囲気の中で1
000°C、1分間熱処理(ランプアニール等)をし
て、基板のSiと反応させてモリブデンをシリサイド化
する。こうしてできたモリブデンシリサイド2(MoS
2)とSi基板1が一体となって下部電極層を形成す
るので、比抵抗はSi単独の基板に比べて10分の1以
下に小さくなる。
【0013】第3工程 図3c 次に第2工程で作成したSi基板1とその上に形成した
モリブデンシリサイド2(MoSi2)を酸素ガスO2
囲気の中で1000°C、60分間酸化する。するとモ
リブデンシリサイ2の上に二酸化珪素3が約600Å成
長する。この時、モリブデン6は酸化され酸化モリブデ
ン7(MoO3)ができるが790°Cで昇華する物質
なのでので、1000°Cで酸化すると良質の二酸化珪
素3だけが残る。 第4工程 図3d この二酸化珪素3の上にアルミニウム等を蒸着して上部
電極4を作る。この上部電極4及び誘電体3は必要なパ
ターンにエッチングする。また、上部電極4以下の各層
を取り除いて露出したモリブデンシリサイド2上に金属
蒸着法などにより引き出し電極5を形成する。このよう
にして図1に示すデカップリングコンデンサを含むMC
M用シリコン基板を製造する。
【0014】次に図2で示す本発明のシリコン基板を製
造する工程を次に説明する。 第1工程 図4a 図4で示した構造のSi基板21は、図1に示した高濃
度のSi基板1に相当する。このSi基板21の1つの
面を加熱酸化して表面に第1の絶縁層22を形成する。 第2工程 図4b この上にモリブデン等の6A族金属の蒸着またはスパッ
タリング法により下部電極層23を形成する。 第3工程 図4c 下部電極層23の上にCVD法等によりシリコン(S
i)層を形成する。尚、第2工程でモリブデン(Mo)
とシリコン(Si)を同時スパッタ又は同時蒸着するこ
とも可能である。これらを窒素ガス(N2)の雰囲気の
中で1000°C、1分間熱処理(ランプアニール等)
をしてシリサイド化する。こうしてできたモリブデンシ
リサイド24とその下にあるモリブデン等の6A族金属
の下部電極層23が一体となって下部電極を形成するの
で、比抵抗はSi単独の基板に比べて10分の1以下に
小さくなる。
【0015】第4工程 図4d 次に第3工程で作成したモリブデンシリサイド24とそ
の下にあるモリブデン等の6A族金属の下部電極層23
を酸素ガスO2雰囲気の中で1000°C、60分間酸
化する。するとモリブデンシリサイ24の上に二酸化珪
素の絶縁層25が約600Å成長する。同時に下部電極
層23のモリブデンは酸化され酸化モリブデン(MoO
3)ができるが790°Cで昇華する物質なのでので、
1000°Cで酸化した場合は良質の二酸化珪素の絶縁
層25だけが残る。 第5工程 図4e この絶縁層25の上にアルミニウム等を蒸着して上部電
極26を作る。この上部電極26及び絶縁層25は必要
なパターンにエッチングする。また、上部電極26及び
絶縁層25を取り除いて露出したモリブデンシリサイド
24上に金属蒸着法などにより引き出し電極b1、a2
等を形成する。このようにして図2に示すデカップリン
グコンデンサを含むMCM用シリコン基板を製造する。
【0016】
【発明の効果】
(1)MCM内のデカップリングコンデンサの下部電極
層はSi基板の上に6A族金属のシリサイドを形成する
構造としたために、Si基板の比抵抗はSi単独の構造
に比べて実質的に一桁以上下げることができた。 (2)モリブデンシリサイドを酸化させることによりで
きる二酸化珪素は良質の絶縁体であり誘電体であるの
で、従来の酸化アルミニウムに比べて耐圧が大きく且つ
リーク電流が少ない点で優れたデカップリングコンデン
サを実現することができた。 (3)下部電極層をモリブデンにしその上にモリブデン
シリサイドを形成したため下部電極層とその引き出し電
極との接続抵抗も同様に下げることができた。これらの
改良により、高い周波数領域でのデカップリング効果を
大きくすることができた。 (4)図2の場合のようにシリコン基板の上に第1の絶
縁層を設けてその上にデカップリングコンデンサを形成
した場合は、複数の回路が混在していてもそれぞれの回
路を独立に接地することができる。 (5)モリブデンシリサイドを加熱酸化させるだけでデ
カップリングコンデンサの誘電体層を容易に作ることが
可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すデカップリングコン
デンサを内装したシリコン基板の断面構造図である。
【図2】デカップリングコンデンサを内装したシリコン
基板の他の一例を示す断面構造図である。
【図3】本発明のシリコン基板を製造する工程の説明図
である。
【図4】本発明のシリコン基板を製造する工程の他の一
例の説明図である。
【図5】デカップリングコンデンサを内装したシリコン
基板の従来の一例を示す断面構造図である。
【符号の説明】
1、21 Si基板 2 モリブデンシリサイド 3 絶縁層 4、26 上部電極 5 引き出し電極 6 モリブデン 7 酸化モリブデン(MoO3) 9、19 保護膜 11 高濃度のSi基板 12、22 第1の絶縁層 13 下部電極層 14 誘電体層 15 上部電極層 16 第2の絶縁層 17 第1信号線層 18 第2信号線層 23 下部電極層 24 モリブデンシリサイド層 25 絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/108 21/8242

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つの面に6A族金属のシリサイド層を形
    成して下部電極層としたシリコン基板と、この下部電極
    層の上に形成した二酸化珪素の絶縁層(誘電体層)と、
    この絶縁層の上に形成した配線用を兼ねた上部電極とか
    ら構成したデカップリングコンデンサを含むことを特徴
    とするMCM用シリコン基板。
  2. 【請求項2】一つの面が二酸化珪素からなる第1の絶縁
    層で覆われたシリコン基板と、この第1の絶縁層の上に
    形成した6A族金属からなる下部電極層と、この下部電
    極層の上に形成した前記の6A族金属のシリサイド層
    と、このシリサイド層の上に形成した二酸化珪素からな
    る第2の絶縁層(誘電体層)と、この第2の絶縁層の上
    に形成した配線用を兼ねた上部電極とから構成したデカ
    ップリングコンデンサを含むことを特徴とするMCM用
    シリコン基板。
  3. 【請求項3】デカップリングコンデンサの下部電極を構
    成するシリコン基板の上に6A族金属層を形成する工程
    と、前記シリコン基板と6A族金属層を加熱して、シリ
    サイド層を形成する工程と、更に加熱してこのシリサイ
    ド層の成分元素である6A族金属の酸化物を昇華させる
    ことにより前記シリサイド層の上に二酸化珪素からなる
    良質の絶縁層(誘電体層)を形成させる工程と、この絶
    縁層の上に配線用を兼ねた前記デカップリングコンデン
    サの上部電極を形成させる工程とを含むことを特徴とす
    る請求項1記載のMCM用シリコン基板の製造方法。
  4. 【請求項4】一つの面が二酸化珪素からなる第1の絶縁
    層で覆われたシリコン基板の上にデカップリングコンデ
    ンサの下部電極を構成する6A族金属層を形成する工程
    と、この金属層の上にシリコン層を形成する工程と、前
    記シリコン層と6A族金属層を加熱して、シリサイド層
    を形成する工程と、更に加熱してこのシリサイド層の成
    分元素である6A族金属の酸化物を昇華させることによ
    り前記シリサイド層の上に二酸化珪素からなる良質の絶
    縁層(誘電体層)を形成させる工程と、この絶縁層の上
    に配線用を兼ねた前記デカップリングコンデンサの上部
    電極を形成させる工程とを含むことを特徴とする請求項
    2記載のMCM用シリコン基板の製造方法。
JP8194597A 1996-07-24 1996-07-24 Mcm用シリコン基板とその製造方法 Pending JPH1041468A (ja)

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