JPH104145A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH104145A
JPH104145A JP8157012A JP15701296A JPH104145A JP H104145 A JPH104145 A JP H104145A JP 8157012 A JP8157012 A JP 8157012A JP 15701296 A JP15701296 A JP 15701296A JP H104145 A JPH104145 A JP H104145A
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JP
Japan
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gate insulating
oxide film
film
insulating film
atomic
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JP8157012A
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Inventor
Koji Umeda
浩司 梅田
Akinobu Teramoto
章伸 寺本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術では、CMOS型半導体装置のP
MOSトランジスタのゲート絶縁膜に窒化酸化膜を用い
ると、電気ストレスに対する安定性が増す反面、電気駆
動能力の低下、絶縁破壊寿命の低下などの問題があっ
た。 【解決手段】 この発明による半導体装置では、NMO
S、PMOSトランジスタのいずれのゲート絶縁膜も窒
化酸化膜で構成し、その窒素濃度をNMOSよりもPM
OSトランジスタの方が小さくなるようにする。PMO
Sトランジスタのゲート絶縁膜のピーク窒素濃度が1.
0atomic%以上2.5atomic%以下とし、NMOSトラ
ンジスタのゲート絶縁膜のピーク窒素濃度が2.5atom
ic%より大きな値となるように構成することで電気スト
レスに対する安定性を確保し、電気駆動能力の低下、絶
縁破壊寿命の低下を抑制することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CMOS半導体
装置とその製造方法に関し、特にCMOSトランジスタ
のゲート絶縁膜とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、特開平6−5796号公報に
開示された従来のCMOS半導体装置を示す図であり、
図において、101は半導体基板、102は半導体基板
101の一主面を選択的に酸化することで形成された素
子分離領域、103は半導体基板101の一主面の一部
を占めるNMOSトランジスタ形成領域、104はPM
OSトランジスタ形成領域、105はNMOSトランジ
スタ形成領域103の表面に形成され、NMOSトラン
ジスタのゲート絶縁膜となる窒化酸化膜、106はPM
OSトランジスタ形成領域104の表面に形成され、P
MOSトランジスタのゲート絶縁膜となるシリコン酸化
膜をそれぞれ示している。
【0003】上記の特開平6−5796号公報に記載さ
れているとおり、一般的に、MOSトランジスタのゲー
ト絶縁膜に窒化酸化膜を用いることで、ゲート絶縁膜の
信頼性が向上することが知られており、一方、特にPM
OSトランジスタにおいては電流駆動能力の低下が顕著
であることも知られていた。
【0004】よって、図16の半導体装置のように、電
流駆動能力の低下が小さいNMOSトランジスタについ
ては、ゲート絶縁膜105の信頼性を向上させるため
に、ゲート絶縁膜105を窒化酸化膜で構成し、一方P
MOSトランジスタについては、そのゲート絶縁膜10
6を単にシリコン酸化膜で構成することによって総合的
なトランジスタ特性の向上を図っていた。
【0005】また、MOSトランジスタのゲート絶縁膜
は、電気ストレスに対する高い安定性、長い絶縁破壊寿
命等が要求されており、このような高信頼MOSトラン
ジスタのゲート絶縁膜を形成する一つの手法として、熱
酸化シリコン膜中に窒素を導入する手法が知られてい
る。
【0006】さらに、熱酸化シリコン膜中に窒素を導入
して、窒化酸化膜からなるゲート絶縁膜105の形成方
法としては、ウェット若しくはドライ酸素雰囲気中等で
通常の手段で形成された熱酸化膜を、NH3若しくはN2
O雰囲気中で窒化熱処理を行うという方法が既に知られ
ている。
【0007】しかし、上記の熱酸化シリコン膜をNH3
雰囲気中で窒化する方法を用いた場合、この処理だけで
は電気ストレスに対する安定性が低下し、絶縁破壊寿命
が短くなるため、NH3窒化時に窒素をゲート絶縁膜内
に導入させた後、この窒素の導入と同時に導入された水
素を脱離させるため、酸素雰囲気中での再酸化を行わね
ばならない観点から、窒化の際にNH3雰囲気を用いる
ことには問題があった(Appi.Phys.Lett.,vol.60,No.1
2,p1489(1992)Joshi,Kwong,andLeeに上記の技術が開示
されている)。
【0008】そこで、窒化酸化膜を得る際に、NH3
囲気による酸窒化ではなく、NO2ガス、NOガス、N2
Oガスと窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等の不
活性ガスの混合ガス雰囲気での酸窒化を行う方法が見い
だされていた(特開平7−193059号公報にこの技
術が開示されている)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、CMO
S半導体装置においては、形成するトランジスタのゲー
ト絶縁膜をどのような物質によって構成するかにより、
特性に差が生じていた。特にPMOSトランジスタにつ
いては、ゲート絶縁膜として窒化酸化膜を用いた場合は
電気ストレスに対する安定性が増すという効果がある一
方で電流駆動能力の低下、絶縁破壊寿命が短かくなる等
の問題があった。
【0010】よって、電気ストレスによる安定性を保
ち、電流駆動能力を損なうことなく、絶縁破壊寿命の低
下を抑制するPMOSトランジスタのゲート絶縁膜を得
ることが課題となっている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の、NMOSト
ランジスタとPMOSトランジスタを有するCMOS型
半導体装置において、NMOSトランジスタのゲート絶
縁膜及びPMOSトランジスタのゲート絶縁膜はいずれ
も窒化酸化膜からなり、それぞれのゲート絶縁膜の窒素
分布は異なるものである。
【0012】この発明の、NMOSトランジスタとPM
OSトランジスタを有するCMOS型半導体装置におい
て、NMOSトランジスタのゲート絶縁膜はピーク窒素
濃度が2.5atomic%より大きな値の窒化酸化膜からな
り、PMOSトランジスタのゲート絶縁膜はピーク窒素
濃度が1.0atomic%以上2.5atomic%以下の窒化酸
化膜からなるものである。ここで窒素濃度が2.5atom
ic%であるとは、窒化酸化膜中のSi(シリコン)、O
(酸素)、N(窒素)の原子数が任意の体積において、
N/(Si+O+N)=0.01の関係を満たしている
ことを示している。
【0013】この発明によるCMOS型半導体装置の製
造方法は、少なくとも半導体基板の一主面上のPMOS
トランジスタ形成領域に選択的にピーク窒素濃度が1.
0atomic%以上2.5atomic%以下である第一の窒化酸
化膜を形成する第一の工程、少なくとも上記半導体基板
の一主面上のNMOSトランジスタ形成領域に選択的に
ピーク窒素濃度が2.5atomic%より大きな値である第
二の窒化酸化膜を形成する第二の工程を含むものであ
る。
【0014】この発明によるCMOS型半導体装置の製
造方法において、第一の窒化酸化膜及び第二の窒化酸化
膜は、半導体基板の一主面に熱酸化膜を形成後、上記熱
酸化膜を酸窒化することによって得るか、若しくは上記
半導体基板の一主面を直接酸窒化することによって得る
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.最初に、発明者らは、CMOS型半導体
装置のNMOS若しくはPMOSトランジスタのゲート
絶縁膜となり得るシリコン酸化膜に対し、N2Oガスを
用いた窒化を試みた。まず、70Åのシリコン熱酸化膜
を1000℃の拡散炉内で5分間N2Oガスによって酸
窒化することで膜厚を20Å増加させ、絶縁膜/シリコ
ン基板界面近傍に窒素を数atomic%程度導入し、窒化酸
化膜を形成した。この窒化酸化膜をゲート絶縁膜として
用いた場合の窒素分布を図1に示す。この図1におい
て、横軸は半導体基板の深さ方向への距離を示してお
り、膜厚0Åの位置は、ゲート電極とゲート絶縁膜との
界面であり、また膜厚90Åのピーク窒素濃度となって
いる位置においては、ゲート絶縁膜と半導体基板との界
面を示している。
【0016】このようにして形成した窒化酸化膜と単な
る熱酸化膜との電気ストレスに対する安定性を評価する
と、図2に示すような結果が得られた。図2において、
縦軸は電気的ストレスに対する安定性を示す指標である
電界変動を、また横軸は窒化酸化膜に与えたストレス時
間をそれぞれ示している。
【0017】この図2より、窒化酸化膜の正/負バイア
スいずれについても、電気ストレスとして定電流ストレ
スを印加した時の電界変動は、熱酸化膜の正/負バイア
スのいずれのものよりも小さく、高い安定性を有してい
ることが分かる。
【0018】一方、シリコン酸窒化膜に定電流ストレス
を印加した場合の累積故障率Fに対応する値Ln(−L
n(1−F))を図3に示す。この図3から分かるよう
に、同じストレス時間の正バイアスの電気ストレスに対
しては熱酸化膜より窒化酸化膜の故障は少ないが、負バ
イアスの電気ストレスに対しては熱酸化膜より窒化酸化
膜の故障が多いことが分かる。
【0019】さらに、発明者らは、窒化酸化膜の電気ス
トレスに対する安定性及び累積故障率のピーク窒素濃度
に対する関係を明らかにするために、図1ないし図3に
おいて示した評価と同様の評価を異なるピーク窒素濃度
の窒化酸化膜について行い、図4、図5に示すような結
果を得た。
【0020】図4には、電気ストレスに対する安定性を
表す指標の一つである電子捕獲効率の窒化酸化膜のピー
ク窒素濃度依存性を示す。電子捕獲とは、膜中に電荷が
捕獲される現象であり、実際のトランジスタ構造におい
て、ゲート絶縁膜中に電荷が捕獲されていると、印加電
圧に変動が生じ、電界が変動する。この電子捕獲効率の
値が小さい程、電気ストレスに対する安定性が高いこと
を示しており、さらに、ゲート絶縁膜中に含まれる電荷
が小さいと、電流駆動能力も向上することを示してい
る。
【0021】この図4によれば、電子捕獲効率は正、負
バイアスともに窒化酸化膜中のピーク窒素濃度が大きい
程低下する傾向にあり、電子捕獲効率(任意単位)が約
1.5以下であるような、正バイアスでは2.5atomic
%より大きな場合に、また負バイアスでは1.0atomic
%以上の場合に十分な効果を有することが分かる。
【0022】一方、図5には、窒化酸化膜の破壊に至る
までに与えた電荷量を示す破壊電荷量のシリコン酸窒化
膜のピーク窒素濃度依存性を示す。破壊電荷量とは、一
定の累積故障率となったときまでに流れた電荷量(低電
流ならストレス時間に比例)を示している。この図5に
よれば、破壊電荷量は正バイアスでは膜中のピーク窒素
濃度が2.5atomic%より大きい場合に急激に増加し、
負バイアスでは2.5atomic%より大きい場合に急激に
低下することが分かった。
【0023】上記の図4、図5の評価結果から、PMO
Sトランジスタのゲート絶縁膜を膜中のピーク窒素濃度
が1.0atomic%以上2.5atomic%以下であるような
窒化酸化膜とし、NMOSトランジスタのゲート絶縁膜
を膜中のピーク窒素濃度が2.5atomic%よりも大きな
値であるような窒化酸化膜とすれば、PMOSトランジ
スタの絶縁破壊寿命の低下を抑制し、NMOSトランジ
スタの絶縁破壊寿命を長くし、かつ、PMOS、NMO
Sトランジスタの電気ストレスに対する安定性をともに
高め、電流駆動能力を大きくすることが分かった。
【0024】図6に上記のようなピーク窒素濃度のゲー
ト絶縁膜を持つCMOS半導体装置の断面図を示す。図
6において、1は半導体基板、2は半導体基板1の一主
面に形成された素子分離酸化膜、3は半導体基板1の一
主面から所定の深さにかけて形成されたN型不純物を含
むNウェル領域、4は同じく半導体基板1の一主面から
所定の深さにかけて形成されたP型不純物を含むPウェ
ル領域、5はNウェル領域3の表面に露出されたPMO
Sトランジスタ形成領域、6はPウェル領域4の表面に
露出されたNMOSトランジスタ形成領域をそれぞれ示
している。
【0025】また、7、8はPMOS、NMOSトラン
ジスタのゲート絶縁膜となる窒化酸化膜をそれぞれ示し
ており、また9、10はPMOS、NMOSトランジス
タのゲート電極をそれぞれ示しており、ゲート電極9、
10はそれぞれドープトポリシリコンから構成されてい
る。
【0026】次に、図6に示す半導体装置の形成方法の
一例を図7〜図14を用いて工程順に説明する。まず最
初に、図7に示すように、半導体基板1の一主面の非活
性領域となる領域に対して選択的にLOCOS酸化を行
い、素子分離酸化膜2を形成後、PMOSトランジスタ
形成領域5及びNMOSトランジスタ形成領域6を得る
ために不純物注入を行い、Nウェル領域3、Pウェル領
域4をそれぞれ形成する。
【0027】その後、図8に示すように、PMOS、N
MOSトランジスタ形成領域5、6の半導体基板1の一
主面にピーク窒素濃度が1.0atomic%以上2.5atom
ic%以下であるようなPMOSトランジスタのゲート絶
縁膜7となる窒化酸化膜を形成する。
【0028】このシリコン酸窒化膜の形成方法として
は、一例として、PMOSトランジスタ形成領域5及び
NMOSトランジスタ形成領域6の半導体基板1の一主
面を露出させた後、熱酸化を行い、熱酸化膜を形成後、
さらにNOガスによる酸窒化を行い、それぞれの活性領
域上に窒化酸化膜からなるゲート絶縁膜7を形成する方
法が挙げられる。
【0029】具体的には、熱酸化により、膜厚60Åの
熱酸化膜を形成後、NOガス5%を含む雰囲気中(不活
性ガス(N2ガス)で希釈)で、処理温度800℃の条
件で30分間酸窒化を行い、膜厚60Åであり、そのピ
ーク窒素濃度が1.0atomic%以上2.5atomic%以下
の窒化酸化膜7を得ることが可能である。また、この方
法に限らず、結果的にピーク窒素濃度が1.0atomoc%
以上2.5atomoc%以下の窒化酸化膜が得られればどの
ような方法を用いても問題はない。
【0030】また、酸窒化の際に用いるガスはNOガス
に限らず、N2Oガス、NO2ガスを用いてもよく、形成
する窒化酸化膜は、N2Oガス、NOガス、NO2ガスの
NO分圧を大きく、若しくは小さくすることで、ピーク
窒素濃度を大きく、若しくは小さく調整することが可能
である。
【0031】特に、PMOSトランジスタのゲート絶縁
膜を構成する窒化酸化膜7となるピーク窒素濃度が1.
0atomic%以上2.5atomic%以下という低濃度の窒化
酸化膜を形成する場合においては、NO分圧を変化させ
ることに加え、処理時間を短縮すること、若しくはより
低温で処理することにより、窒化酸化膜中のピーク窒素
濃度を小さくすることが可能となる。
【0032】次に、図9に示すように、半導体基板1の
全面にPMOSトランジスタのゲート電極9となるポリ
シリコン膜9aを積層し、さらに少なくともPMOSト
ランジスタ形成領域5を被覆するレジストパターン11
をポリシリコン膜9a上に形成し、このレジストパター
ン11をエッチングマスクとして異方性エッチングを行
い、レジストパターン11に覆われていない領域、つま
りNMOSトランジスタ形成領域のポリシリコン膜9a
を選択的に除去する。
【0033】ここで形成するポリシリコン膜9aの膜厚
は、実際に形成しようとするゲート電極9の膜厚よりも
大きくしておく。このように処理することで後のNMO
Sトランジスタのゲート絶縁膜形成のための酸窒化によ
り、表面の多結晶シリコンが一部酸窒化され、窒化酸化
膜となり除去された後にもゲート電極9として機能する
十分な膜厚を有するようになる。
【0034】その後、図10に示すように、レジストパ
ターン11を除去し、さらに、NMOSトランジスタ形
成領域6に形成されたシリコン酸窒化膜からなるゲート
絶縁膜7をウェットエッチングによって除去し、NMO
Sトランジスタの活性領域となる半導体基板1の一主面
を露出させる。
【0035】その後、図11に示すように、少なくとも
NMOSトランジスタ形成領域6の露出した半導体基板
1の一主面にピーク窒素濃度が2.5atomic%より大き
な値となるような窒化酸化膜8を形成する。
【0036】この窒化酸化膜8の具体的な形成方法は、
まず、露出させたNMOSトランジスタ形成領域6の半
導体基板1の一主面を、熱酸化を行うことによって膜厚
60Åの熱酸化膜を形成する。次に、窒素を含む酸化性
ガスであるNOガス5%(窒素ガスで希釈)の雰囲気中
で、処理温度850℃で30分間の酸窒化を行い、膜厚
60Åの窒化酸化膜8を形成することが可能である。P
MOSトランジスタのゲート絶縁膜を構成する場合より
も高温で酸窒化処理を行うことによりピーク窒素濃度を
大きな値とすることが可能である。また、酸窒化処理温
度は同じとして、処理時間を長くすることでもピーク窒
素濃度を大きな値とすることができる。
【0037】また、窒化酸化膜7の形成の場合と同様
に、酸窒化に用いるガスはNOガスに限ることなく、N
2Oガス、NO2ガスを用いてもよく、形成する窒化酸化
膜は、N2Oガス、NOガス、NO2ガスの分圧を大き
く、若しくは小さくすることで、ピーク窒素濃度を大き
く、若しくは小さく調整することが可能である。
【0038】このとき、同時にPMOSトランジスタ形
成領域5に積層されているポリシリコン膜9aの表面に
もNMOSトランジスタ形成領域6に形成された窒化酸
化膜8と同様の窒化酸化膜8が形成された状態となる。
【0039】次に、図12に示すように、半導体基板1
の全面に、NMOSトランジスタのゲート電極10とな
る均一な厚さのポリシリコン膜10aを積層する。その
後、選択的にNMOSトランジスタのゲート電極10と
なる領域上にゲート電極10の形状のレジストパターン
12を形成する。
【0040】次に、図13に示すように、レジストパタ
ーン12をエッチングマスクとしてポリシリコン膜10
aに対して異方性エッチングを行い、NMOSトランジ
スタのゲート電極10を形成する。このエッチングによ
って、PMOSトランジスタ形成領域上に積層されたポ
リシリコン膜10aのほとんどの部分が除去され、PM
OSトランジスタのゲート電極9となるポリシリコン膜
9a及びその表面に積層された窒化酸化膜8の端部近傍
の素子分離領域2の表面の段差部分にサイドウォール1
3が形成される。
【0041】さらに、図14に示すように、NMOSト
ランジスタ形成領域6をレジストパターン14で覆い、
このレジストパターン14をエッチングマスクとしてエ
ッチングを行い、サイドウォール13と窒化酸化膜8を
除去する。
【0042】次に、図15に示すように、NMOSトラ
ンジスタ形成領域6を覆うレジストパターン14及びP
MOSトランジスタのゲート電極9となる領域上にゲー
ト電極9の形状のレジストパターン15を形成し、これ
らのレジストパターン14、15をエッチングマスクと
してポリシリコン膜9aに対して異方性エッチングを行
い、PMOSトランジスタのゲート電極9をパターニン
グする。その後、レジストパターン14、15を除去す
ることで図6に示した半導体装置を形成することが可能
である。その後の配線、コンタクト等の形成については
説明を省略する。
【0043】また、窒化酸化膜7、8の製造工程におい
て、その熱処理温度を調整し、1.0atomic%以上2.
5atomic%以下のピーク窒素濃度の窒化酸化膜7を形成
する場合は800℃とし、これよりもピーク窒素濃度が
大きな値となる窒化酸化膜8を形成する場合は850℃
とするなど、よりピーク窒素濃度が大きいものについて
はより高温で酸窒化を行うように処理温度の設定を行
い、他の条件に変化を付けなくても最終的に得られる窒
化酸化膜の窒素濃度を最適な濃度に調整することが可能
である。
【0044】さらに、窒素濃度の異なる窒化酸化膜7、
8を形成する際に、温度を異ならせるだけでなく、さら
に、処理時間についても、窒素濃度を大きくする場合は
比較的長時間の酸窒化をし、窒素濃度を小さくする場合
は比較的短時間の酸窒化を行うことで適切なピーク窒素
濃度の窒化酸化膜を形成することが可能となる。
【0045】また、酸窒化工程において、処理チャンバ
内の雰囲気を、窒素を含む酸化性ガスN2Oガス、NO
ガス、NO2ガスのいずれか1種類若しくは2種類以上
の混合ガス雰囲気として、さらに、酸素ガス、不活性ガ
スのいずれか一方を混合させたガス雰囲気とすることも
可能である。さらに、不活性ガスの例としては、窒素ガ
ス、アルゴンガス、ヘリウムガス等を用いることが可能
である。
【0046】このようにして形成された半導体装置は、
NMOS、PMOSトランジスタのいずれのゲート絶縁
膜も窒化酸化膜によって構成し、PMOSトランジスタ
のゲート絶縁膜は、そのピーク窒素濃度が1.0atomic
%以上2.5atomic%以下であるような窒化酸化膜と
し、NMOSトランジスタのゲート絶縁膜は、そのピー
ク窒素濃度が2.5atomic%よりも大きな値であるよう
な窒化酸化膜とすれば、PMOSトランジスタの絶縁破
壊寿命の低下を抑制し、NMOSトランジスタの絶縁破
壊寿命を長くし、かつ、PMOS、NMOSトランジス
タの電気ストレスに対する安定性をともに高めることが
可能になるという効果がある。
【0047】実施の形態2.実施の形態1においては、
PMOS、NMOSトランジスタのゲート絶縁膜として
窒化酸化膜7、8を形成する場合、まず最初の段階で、
活性領域となる半導体基板1の一主面を露出させ、熱酸
化によって所定の厚さの熱酸化膜を形成し、その後の段
階で、次の段階で窒素を含む酸化性ガスを含む雰囲気中
に半導体基板1を晒し、所定温度で所定時間の酸窒化を
行い、熱酸化膜を窒化酸化膜に変化させていた。
【0048】この実施の形態2では、窒化酸化膜7、8
を形成する際、熱酸化膜を形成すること無く、露出した
半導体基板の一主面に対して直接酸窒化を行い、ゲート
絶縁膜となる窒化酸化膜を形成するという点に特徴があ
り、他の製造工程は実施の形態1と同じである。
【0049】次に、図6に示す半導体装置のゲート絶縁
膜、つまりピーク窒素濃度が1.0atomic%以上2.5
atomic%以下である窒化酸化膜7、ピーク窒素濃度が
2.5atomic%より大きな値である窒化酸化膜8の別の
製造方法について説明する。
【0050】まず、実施の形態1の場合と同様に、図7
に示すように、半導体基板1上に素子分離酸化膜2を、
半導体基板1の表面近傍にNウェル3、Pウェル4をそ
れぞれ形成する。
【0051】実施の形態1の図8に相当する製造工程に
おいて、PMOSトランジスタ形成領域5、NMOSト
ランジスタ形成領域6の半導体基板1の一主面を露出さ
せ、窒素を含む酸化性ガスN2Oと酸素ガスO2の混合ガ
ス中に晒し、処理温度850℃で25分間の酸窒化処理
を行うことで、膜厚60Åであり、そのピーク窒素濃度
が1.0atomic%以上2.5atomic%以下である、低い
窒素濃度の窒化酸化膜7を半導体基板1の表面に形成す
ることが可能となる。
【0052】また、実施の形態1の図11に相当する製
造工程において、PMOSトランジスタのゲート絶縁膜
である窒化酸化膜7を残し、NMOSトランジスタ形成
領域6の半導体基板1の表面を露出させ、N2Oガスと
2ガスの混合ガス雰囲気に晒し、処理温度900℃で
10分間の酸窒化を行うことで、膜厚60Åであり、そ
のピーク窒素濃度が2.5atomic%より大きな値である
窒化酸化膜8をNMOSトランジスタ形成領域6の半導
体基板1の表面に形成することが可能となる。
【0053】上記のように、それぞれNMOS、PMO
Sトランジスタのゲート絶縁膜となる窒化酸化膜7、8
を形成することで、実施の形態1と同様に、PMOSト
ランジスタの絶縁破壊寿命の低下を抑制し、NMOSト
ランジスタの絶縁破壊寿命を長くし、かつ、PMOS、
NMOSトランジスタの電気ストレスに対する安定性を
ともに高めることが可能となる。
【0054】また、上記の説明において、窒化酸化膜
7、8の形成に用いるガスの一例として窒素を含む酸化
性ガスN2OガスとO2ガス(酸素ガス)との混合ガスを
示したが、単にN2Oガスのみを用いて窒酸化すること
も可能であり、さらに、N2Oガスと不活性ガスである
2ガス(窒素ガス)との混合ガスを用いることも可能
である。
【0055】また、上記の説明では窒素を含む酸化性ガ
スとしてN2Oガスを例として挙げたが、その他にNO
ガス、NO2ガスを用いることも可能であり、これらの
ガスの内、少なくとも1種類の酸化性ガスを用い、窒酸
化を行うことで窒化酸化膜を形成することが可能であ
る。また、不活性ガスとして窒素ガスを例として挙げた
が、アルゴンガス、ヘリウムガス等を用いることも可能
である。
【0056】
【発明の効果】この発明のCMOS型半導体装置におい
ては、NMOS、PMOSトランジスタのいずれのゲー
ト絶縁膜も窒化酸化膜から構成し、特に、従来では窒素
を含まない酸化膜で構成されていたPMOSトランジス
タのゲート絶縁膜を適切な窒素濃度の窒化酸化膜で構成
することで絶縁破壊寿命の低下を抑制しつつ、電気スト
レスに対する安定性を増すことが可能である。
【0057】この発明のCMOS型半導体装置において
は、NMOS、PMOSトランジスタのいずれのゲート
絶縁膜も窒化酸化膜によって構成し、PMOSトランジ
スタのゲート絶縁膜は、そのピーク窒素濃度が1.0at
omic%以上2.5atomic%以下であるような窒化酸化膜
とし、NMOSトランジスタのゲート絶縁膜は、そのピ
ーク窒素濃度が2.5atomic%よりも大きな値であるよ
うな窒化酸化膜とすれば、PMOSトランジスタの絶縁
破壊寿命の低下を抑制し、NMOSトランジスタの絶縁
破壊寿命を長くし、かつ、PMOS、NMOSトランジ
スタの電気ストレスに対する安定性をともに高めること
が可能になるという効果がある。
【0058】この発明のCMOS型半導体装置の製造方
法においては、少なくとも半導体基板の一主面上のPM
OSトランジスタ形成領域に選択的にピーク窒素濃度が
1.0atomic%以上2.5atomic%以下である第一の窒
化酸化膜を形成する第一の工程、少なくとも上記半導体
基板の一主面上のNMOSトランジスタ形成領域に選択
的にピーク窒素濃度が2.5atomic%より大きな値であ
る第二の窒化酸化膜を形成する第二の工程を含むことに
よって、NMOS、PMOSトランジスタのそれぞれ窒
素濃度の異なる窒化酸化膜を正確に形成することが可能
となり、このようなゲート絶縁膜を有するPMOSトラ
ンジスタの絶縁破壊寿命の低下を抑制し、NMOSトラ
ンジスタの絶縁破壊寿命を長くし、かつ、PMOS、N
MOSトランジスタの電気ストレスに対する安定性をと
もに高めることが可能になるという効果がある。
【0059】さらに、この発明のCMOS型半導体装置
の製造方法においては、第一の窒化酸化膜及び第二の窒
化酸化膜は、半導体基板の一主面に熱酸化膜を形成後、
上記熱酸化膜を酸窒化することによって得るか、若しく
は上記半導体基板の一主面を直接酸窒化することによっ
て得ることが可能であり、このようなゲート絶縁膜を有
するPMOSトランジスタの絶縁破壊寿命の低下を抑制
し、NMOSトランジスタの絶縁破壊寿命を長くし、か
つ、PMOS、NMOSトランジスタの電気ストレスに
対する安定性をともに高めることが可能になるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のゲート絶縁膜中の
窒素濃度分布を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のゲート絶縁膜に対
する電界変動のストレス時間依存性を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のゲート絶縁膜に対
する累積故障率のストレス時間依存性を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1のゲート絶縁膜に対
する電子捕獲効率のピーク窒素濃度依存性を示す図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態1のゲート絶縁膜に対
する破壊電荷量のピーク濃度依存性を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1の半導体装置の断面
図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製造
工程を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製造
工程を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製造
工程を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図16】 従来の技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1.半導体基板 2.素子分離酸化膜 3.Nウェル領域 4.Pウェル領域 5.PMOSトランジスタ形成領域 6.NMOSトランジスタ形成領域 7、8.窒化酸化膜 9、10.ゲート電極 9a、10a.ポリシリコン膜 11、12、14、15.レジストパターン 13.サイドウォール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NMOSトランジスタとPMOSトラン
    ジスタを有するCMOS型半導体装置において、上記N
    MOSトランジスタのゲート絶縁膜及び上記PMOSト
    ランジスタのゲート絶縁膜はいずれも窒化酸化膜からな
    り、それぞれのゲート絶縁膜の窒素分布は異なることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 NMOSトランジスタとPMOSトラン
    ジスタを有するCMOS型半導体装置において、上記N
    MOSトランジスタのゲート絶縁膜はピーク窒素濃度が
    2.5atomic%より大きな値の窒化酸化膜からなり、上
    記PMOSトランジスタのゲート絶縁膜はピーク窒素濃
    度が1.0atomic%以上2.5atomic%以下の窒化酸化
    膜からなることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも半導体基板の一主面上のPM
    OSトランジスタ形成領域に選択的にピーク窒素濃度が
    1.0atomic%以上2.5atomic%以下である第一の窒
    化酸化膜を形成する第一の工程、少なくとも上記半導体
    基板の一主面上のNMOSトランジスタ形成領域に選択
    的にピーク窒素濃度が2.5atomic%より大きな値であ
    る第二の窒化酸化膜を形成する第二の工程を含むことを
    特徴とするCMOS型半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 第一の窒化酸化膜及び第二の窒化酸化膜
    は、半導体基板の一主面に熱酸化膜を形成後、上記熱酸
    化膜を酸窒化することによって得るか、若しくは上記半
    導体基板の一主面を直接酸窒化することによって得るこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
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