JPH1041380A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1041380A
JPH1041380A JP18900296A JP18900296A JPH1041380A JP H1041380 A JPH1041380 A JP H1041380A JP 18900296 A JP18900296 A JP 18900296A JP 18900296 A JP18900296 A JP 18900296A JP H1041380 A JPH1041380 A JP H1041380A
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JP
Japan
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trench
oxide film
semiconductor device
film
trenches
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JP18900296A
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Hirobumi Kawai
博文 川井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】素子分離に用いているトレンチの側壁上の選択
酸化膜に溝が生じるのを防ぎ、ポリシリコン配線間のシ
ョートの発生を防止する半導体装置の製造方法を提供す
ること。 【解決手段】素子分離領域内に形成され、ポリシリコン
13を埋め込んであるトレンチ10の内壁に形成された
トレンチ絶縁膜11を表面から所定の深さまでエッチン
グし、このエッチングした部分に側壁埋め込みポリシリ
コン15を埋め込む。その後、このトレンチ10上に選
択酸化膜16を形成し、素子分離構造を完成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法のうち、特にトレンチ構造及び選択酸化法を素子分
離構造に用いている半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置の製造方法について、
図14乃至図25を参照して説明する。図14乃至図2
5は、従来のNPNバイポーラトランジスタの製造工程
図である。
【0003】まず、図14に示すように、例えば、面方
位(100)、比抵抗10Ω・cm程度のP型シリコン
基板101上に拡散マスク用の絶縁膜である熱酸化膜
(図示せず)を形成する。次に、砒素をイオン注入し、
熱拡散して濃度1×10E18cm-3〜1×10E20
cm-3程度のN+型拡散層102を形成する。熱酸化膜
を除去した後、厚さ1μm〜5μm程度、比抵抗0.5
Ω・cm〜10Ω・cm程度のN型エピタキシャル層1
03を形成する。
【0004】次に、選択酸化をおこなう際にバッファ膜
となる第1の酸化膜104を90nm程度、及び第1の
ポリシリコン層105を100nm程度形成する。次
に、選択酸化をおこなう際にマスク材となる第1の窒化
膜106を200nm程度、トレンチを形成する際にマ
スク材となる第2の酸化膜107を1000nm程度形
成する。その後、フォトレジスト108をパターニング
して、このフォトレジスト108をマスクとして、異方
性エッチング(例えばRIE(Reactive Ion Etchin
g))法により第2の酸化膜107、第1の窒化膜10
6、第1のポリシリコン層105及び第1の酸化膜10
4をエッチングする。次に、開口部にドーズ量1×10
E15cm-2程度のリンをイオン注入し、温度:100
0℃、時間:60分の条件で熱拡散を行い、N+型コレ
クタ取り出し領域109を形成する。
【0005】次に、図15に示すように、フォトレジス
ト108を除去した後、第2の酸化膜107をマスクに
してRIE法によりN+型拡散層102及びP型シリコ
ン基板101の一部をエッチングし、トレンチ110を
形成する。次に、等方性エッチング(例えばCDE(Ch
emical Dry Etching))法によりトレンチ110の内壁
の欠陥層を除去した後、トレンチ110の内壁を酸化
し、トレンチ絶縁膜111を50nm程度形成する。
【0006】次に、図16に示すように、トレンチ11
0の底部にドーズ量1×10E15cm-2程度のボロン
をイオン注入し、P型インプラ層112を形成する。次
に、第2のポリシリコン層113を形成し、トレンチ1
10を埋め込む。その後、第2の酸化膜107をエッチ
ングストップ材にして、第2の酸化膜107上に形成さ
れているトレンチ110部以外の第2酸化膜107上に
形成されている第2のポリシリコン層113を研磨によ
り除去する。次に、NH4Fを用いて第2の酸化膜10
7を除去し、その後、第1の窒化膜106をエッチング
ストップ材にして、第1の窒化膜106と同等の高さに
なるようにトレンチ110部の第2のポリシリコン層1
13を研磨により除去する。
【0007】次に、図17に示すように、第1の窒化膜
106をパターニングする際に、第2のポリシリコン層
113がエッチングされるのを防ぐため、トレンチ11
0上部の第2のポリシリコン層113を酸化して500
nm程度の第3の酸化膜114を形成する。次に、第1
の窒化膜106上にフォトレジスト(図示せず)をパタ
ーニングし、このフォトレジストをマスクにして、第1
の窒化膜106をRIE法によりエッチングする。
【0008】次に、図18に示すように、フォトレジス
トを剥離した後、第1の窒化膜106をマスクにして選
択酸化を行い、厚さ600nm程度の選択酸化膜115
を形成する。その後、第1の窒化膜106及び第1のポ
リシリコン層105をCDE法により除去する。
【0009】次に、図19に示すように、真性ベース形
成領域があらわれるようにフォトレジスト(図示せず)
をパターニングし、開口部にボロンをドーズ量1×10
E13cm-2程度イオン注入する。
【0010】次に、図20に示すように、フォトレジス
トを除去した後、NH4Fを用いて第1の酸化膜104
をエッチングする。次に、第1の酸化膜104をエッチ
ングした領域及び選択酸化膜115上にエミッタ及びコ
レクタの電極取り出しとなる第3のポリシリコン層11
7を100nm程度形成し、この第3のポリシリコン層
117にエミッタ及びコレクタの拡散源となる砒素をド
ーズ量1×10E16cm-2程度イオン注入する。次
に、絶縁酸化膜118を400nm程度形成する。その
後、ベース取り出し部形成領域があらわれるようにフォ
トレジスト(図示せず)をパターニングし、このフォト
レジストをマスクにして絶縁酸化膜118及び第3のポ
リシリコン層117をRIE法によりエッチングする。
【0011】次に、図21に示すように、フォトレジス
トを除去した後、再度、フォトレジスト(図示せず)を
パターニングし、真性ベース形成領域近傍にボロンをド
ーズ量1×10E14cm-2程度イオン注入する。
【0012】次に、図22に示すように、フォトレジス
トを除去した後、酸化膜を5000nm程度形成する。
次に、温度:850℃、時間:20分の条件で熱拡散を
おこなう。これによって、真性ベース領域116及びベ
ースリンク領域119が形成され、また、第3のポリシ
リコン層117からの砒素の固相拡散によってN+型エ
ミッタ領域121及びN+型コレクタ取り出し領域12
2が形成される。次に、RIE法により酸化膜の全面を
エッチングし、サイドウォール120を形成する。
【0013】次に、図23に示すように、第4のポリシ
リコン層を1000nm程度形成し、この第4のポリシ
リコン層にボロンをドーズ量5×10E15cm-2程度
イオン注入する。その後、温度:850℃、時間:20
分の条件で熱拡散をして第4のポリシリコン層からの固
相拡散によりP+型ベース取り出し領域123を形成す
る。次に、フォトレジスト(図示せず)をパターニング
して、このフォトレジストをマスクにして第4のポリシ
リコン層をCDE法によりエッチングしてベース取り出
し電極124を形成する。
【0014】次に、図24に示すように、フォトレジス
トを除去した後、全面に厚さ1500nm程度の層間絶
縁膜125を形成する。次に、ベース取り出し電極12
4があらわれるように層間絶縁膜125をエッチング
し、この開口部が埋まるように70nm程度のTiN及
び600nm程度のAlをスパッタリング法により形成
する。その後、フォトレジスト(図示せず)をパターニ
ングし、このフォトレジストをマスクにして余分な部分
のTiN及びAlをRIE法により除去する。最後に、
フォトレジストを剥離し、配線126を形成する。以上
により、従来の半導体装置の製造工程が終了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来、図18に示され
るように、選択酸化の際トレンチ110の側壁には酸化
膜であるトレンチ絶縁膜111が形成されているため、
トレンチ110の側壁上には酸化の対象となるシリコン
が供給されにくくなってしまう。従って、この状態で選
択酸化を行うと、トレンチ110の側壁上に形成される
選択酸化膜115の厚さが十分でなく、その部分だけ低
くなり溝131ができてしまうという問題があった。
【0016】図25の従来の半導体装置の上面図に示さ
れるように、第3のポリシリコン層117をRIE法に
よりエッチングする際にトレンチ領域132上の溝13
1にエッチング残りが生じ、選択酸化活性領域135上
のエミッタ取り出しポリシリコン領域133とコレクタ
取り出しポリシリコン領域134とがショートしてしま
う可能性があるという問題があった。
【0017】本発明は上記のような事情を考慮し、素子
分離にトレンチ構造及び選択酸化膜を用いる半導体装置
において、トレンチの側壁上の選択酸化膜に溝が生じる
のを防止し、ポリシリコン配線間のショートが発生しな
い半導体装置の製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板内に用
意された素子分離領域にトレンチを形成する工程と、前
記トレンチの側壁に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁
膜を所定の深さまでエッチングする工程と、前記エッチ
ングされたトレンチの側壁にシリコンを埋め込む工程
と、前記トレンチ上に選択酸化膜を構成する工程とを具
備したことを特徴とするものである。
【0019】また、半導体基板内に素子分離領域を形成
する工程と、前記半導体基板上にシリコン層を形成する
工程と、前記シリコン層上に酸化膜を形成する工程と、
前記酸化膜、前記シリコン層及び前記半導体基板の所定
部分をエッチングして前記素子分離領域内にトレンチを
形成する工程と、前記トレンチの内壁に絶縁膜を形成す
る工程と、前記絶縁膜を所定の深さまでエッチングする
工程と、前記絶縁膜のエッチングされた箇所にシリコン
を埋め込む工程と、前記酸化膜上に形成された窒化膜を
マスクにして、前記トレンチ上の酸化膜及びシリコン膜
を選択酸化する工程とを具備したことを特徴とする半導
体装置の製造方法がある。
【0020】更に、前記トレンチの側壁の絶縁膜をエッ
チングする工程において、エッチングする深さは、選択
酸化膜の厚さの30%から40%であることが望まし
い。更に、前記トレンチ内部はポリシリコンで埋め込む
ことが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明す
る。図1乃至図13は、本発明の実施の形態にかかる半
導体装置の製造工程図である。
【0022】まず、図1に示すように、例えば、面方位
(100)、比抵抗10Ω・cm程度のP型シリコン基
板1上に拡散マスク用の絶縁膜である熱酸化膜(図示せ
ず)を形成する。次に、砒素をイオン注入し、熱拡散し
て濃度1×10E18cm-3〜1×10E20cm-3
度のN+型拡散層2を形成する。熱酸化膜を除去した後
厚さ1μm〜5μm程度、比抵抗0.5Ω・cm〜10
Ω・cm程度のN型エピタキシャル層3を形成する。
【0023】次に、選択酸化をおこなう際にバッファ膜
となる第1の酸化膜4を90nm程度、及び第1のポリ
シリコン層5を100nm程度形成する。次に、選択酸
化をおこなう際にマスク材となる第1の窒化膜6を20
0nm程度、トレンチを形成する際にマスク材となる第
2の酸化膜7を1000nm程度形成する。その後、フ
ォトレジスト8をパターニングして、このフォトレジス
ト8をマスクとして、異方性エッチング(例えばRIE
(Reactive Ion Etching))法により第2の酸化膜7、
第1の窒化膜6、第1のポリシリコン層5及び第1の酸
化膜4をエッチングする。次に、開口部にドーズ量1×
10E15cm-2程度のリンをイオン注入し、温度:1
000℃、時間:60分の条件で熱拡散を行い、N+
コレクタ取り出し領域9を形成する。
【0024】次に、図2に示すように、フォトレジスト
8を除去した後、第2の酸化膜7をマスクにしてRIE
法によりN+型拡散層2及びP型シリコン基板1の一部
をエッチングし、トレンチ10を形成する。次に、等方
性エッチング(例えばCDE(Chemical Dry Etchin
g))法によりトレンチ10の内壁の欠陥層を除去した
後、トレンチ10の内壁を酸化し、トレンチ絶縁膜11
を50nm程度形成する。
【0025】次に、図3に示すように、トレンチ10の
底部にドーズ量1×10E15cm-2程度のボロンをイ
オン注入し、P型インプラ層12を形成する。次に、第
2のポリシリコン層13を形成し、トレンチ10を埋め
込む。その後、第2の酸化膜7をエッチングストップ材
にして、第2の酸化膜7上に形成されているトレンチ1
0部以外の第2の酸化膜7上に形成されている第2のポ
リシリコン層13を研磨により除去する。次に、NH4
Fを用いて第2の酸化膜7を除去し、その後、第1の窒
化膜6をエッチングストップ材にして、第1の窒化膜6
と同等の高さになるようにトレンチ10部の第2のポリ
シリコン層13を研磨により除去する。
【0026】次に、図4に示すように、第1の窒化膜6
をパターニングする際に、第2のポリシリコン層13が
エッチングされるのを防ぐため、トレンチ10上部の第
2のポリシリコン層13を酸化して500nm程度の第
3の酸化膜14を形成する。次に、第1の窒化膜6上に
フォトレジスト(図示せず)をパターニングし、このフ
ォトレジストをマスクにして、第1窒化膜6をRIE法
によりエッチングする。
【0027】次に、図5に示すように、フォトレジスト
を剥離した後、NH4Fを用いた等方性ウェットエッチ
ング法により、第1の酸化膜4の表面から深さ200n
mのところまでトレンチ絶縁膜11をエッチングする。
【0028】次に、図6に示すように、ポリシリコンを
50nm形成し、トレンチ絶縁膜11のエッチングされ
た部分を埋め込む。その後、CDE法あるいはRIE法
によりトレンチ絶縁膜11のエッチングされた部分に埋
め込んだポリシリコン以外のポリシリコンをエッチング
する。これによって、側壁埋め込みポリシリコン15を
形成する。
【0029】次に、図7に示すように、第1の窒化膜6
をマスクにして選択酸化を行い、厚さ600nm程度の
選択酸化膜16を形成する。その後、第1の窒化膜6及
び第1のポリシリコン層5をCDE法により除去する。
【0030】次に、図8に示すように、真性ベース形成
領域があらわれるようにフォトレジスト(図示せず)を
パターニングし、開口部にボロンをドーズ量1×10E
13cm-2程度イオン注入する。
【0031】次に、図9に示すように、フォトレジスト
を除去した後、NH4Fを用いて第1の酸化膜4をエッ
チングする。次に、第1の酸化膜4をエッチングした領
域及び選択酸化膜16上にエミッタ及びコレクタの電極
取り出しとなる第3のポリシリコン層18を100nm
程度形成し、この第3のポリシリコン層18にエミッタ
及びコレクタの拡散源となる砒素をドーズ量1×10E
16cm-2程度イオン注入する。次に、絶縁酸化膜19
を400nm程度形成する。その後、ベース取り出し部
形成領域があらわれるようにフォトレジスト(図示せ
ず)をパターニングし、このフォトレジストをマスクに
して絶縁酸化膜19及び第3のポリシリコン層18をR
IE法によりエッチングする。
【0032】次に、図10に示すように、フォトレジス
トを除去した後、再度、フォトレジスト(図示せず)を
パターニングし、真性ベース形成領域近傍にボロンをド
ーズ量1×10E14cm-2程度イオン注入する。
【0033】次に、図11に示すように、フォトレジス
トを除去した後、酸化膜を5000nm程度形成する。
次に、温度:850℃、時間:20分の条件で熱拡散を
おこなう。これによって、真性ベース領域17及びベー
スリンク領域20が形成され、また、第3のポリシリコ
ン層18からの砒素の固相拡散によってN+型エミッタ
領域22及びN+型コレクタ取り出し領域23が形成さ
れる。次に、RIE法により酸化膜の全面をエッチング
し、サイドウォール21を形成する。
【0034】次に、図12に示すように、第4のポリシ
リコン層を1000nm程度形成し、この第4のポリシ
リコン層にボロンをドーズ量5×10E15cm-2程度
イオン注入する。その後、温度:850℃、時間:20
分の条件で熱拡散をして第4のポリシリコン層からの固
相拡散によりP+型ベース取り出し領域24を形成す
る。次に、フォトレジスト(図示せず)をパターニング
して、このフォトレジストをマスクにして第4のポリシ
リコン層をCDE法によりエッチングしてベース取り出
し電極25を形成する。
【0035】次に、図13に示すように、フォトレジス
トを除去した後、全面に厚さ1500nm程度の層間絶
縁膜26を形成する。次に、ベース取り出し電極25が
あらわれるように層間絶縁膜26をエッチングし、この
開口部が埋まるように70nm程度のTiN及び600
nm程度のAlをスパッタリング法により形成する。そ
の後、フォトレジスト(図示せず)をパターニングし、
このフォトレジストをマスクにして余分な部分のTiN
及びAlをRIE法により除去する。最後に、フォトレ
ジストを剥離し、配線27を形成する。以上により、本
発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造工程が終了
する。
【0036】トレンチ絶縁膜11の上部を側壁埋め込み
ポリシリコン15で埋め込むことによって、選択酸化を
おこなう際に酸化の対象となるポリシリコンが、トレン
チ絶縁膜11上に十分に供給されることになるので、選
択酸化膜16を均一に且つ十分な厚さに成長させること
ができる。従って、選択酸化膜16の表面が均一になる
ので第3のポリシリコン層18のエッチングが容易にな
り、エッチング残りが発生しにくくなるので、エミッタ
取り出し領域22とコレクタ取り出し領域23とのショ
ートの発生を防止することができる。
【0037】また、本発明をNPNトランジスタに用い
た場合、ポリシリコンのエミッタ電極とコレクタ電極と
のショートによる歩留まりは、従来の0.99995か
ら0.999995程度に改善された。
【0038】尚、本発明においてトレンチ絶縁膜11を
エッチングする深さは、選択酸化の際にトレンチ絶縁膜
11上に十分にシリコンが供給され、且つ選択酸化膜1
6形成後にトレンチ10の側壁が十分に酸化されている
ように、形成される選択酸化膜16の厚さの30%〜4
0%程度であることが望ましい。
【0039】また、側壁埋め込みポリシリコン15を形
成する際にトレンチ絶縁膜11のエッチングされた部分
以外に形成されたポリシリコンは、選択酸化膜16が形
成されるのと同一工程で酸化し、SiO2にしてからN
4Fによるエッチングで除去してもよい。
【0040】また、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、NPNトランジスタの製造工程以外でも、トレン
チ10及び選択酸化膜16上にまたがって2種類の電極
が形成されているような構造を有する半導体装置を製造
する際に用いることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、トレンチの側壁の一部
をポリシリコンで埋め込むことによって、選択酸化膜を
均一な厚さに形成することができる。その結果、選択酸
化膜上に生じた溝部分のポリシリコンのエッチング残り
が解消され、ポリシリコン電極間のショートを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
工程を説明する断面図。
【図2】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
工程を説明する断面図。
【図3】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
工程を説明する断面図。
【図4】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
工程を説明する断面図。
【図5】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
工程を説明する断面図。
【図6】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
工程を説明する断面図。
【図7】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
工程を説明する断面図。
【図8】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
工程を説明する断面図。
【図9】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造
工程を説明する断面図。
【図10】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製
造工程を説明する断面図。
【図11】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製
造工程を説明する断面図。
【図12】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製
造工程を説明する断面図。
【図13】本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製
造工程を説明する断面図。
【図14】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図15】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図16】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図17】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図18】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図19】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図20】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図21】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図22】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図23】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図24】従来の半導体装置の製造工程を説明する断面
図。
【図25】従来の半導体装置の上面図。
【符号の説明】
1,101…P型シリコン基板、 2,102…N型埋め込み層、 3,103…N型エピタキシャル層、 4,104…第1の酸化膜、 5,105…第1のポリシリコン層、 6,106…第1の窒化膜、 7,107…第2の酸化膜、 8,108…フォトレジスト、 9,109…N+型コレクタ引き出し領域、 10,110…トレンチ、 11,111…トレンチ絶縁膜、 12,112…P型インプラ層、 13,113…第2のポリシリコン層、 14,114…第3の酸化膜、 15…側壁埋め込みポリシリコン、 16,115…選択酸化膜、 17,116…真性ベース領域、 18,117…第3のポリシリコン、 19,118…絶縁酸化膜、 20,119…ベースリンク領域、 21,120…サイドウォール、 22,121…N+型エミッタ取り出し領域、 23,122…N+型コレクタ取り出し領域、 24,123…P+型ベース取り出し領域、 25,124…ベース取り出し電極、 26,125…層間絶縁膜、 27,126…配線、 131…溝、 132…トレンチ領域、 133…エミッタ取り出しポリシリコン領域、 134…コレクタ取り出しポリシリコン領域、 135…選択酸化活性領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板内に用意された素子分離領域
    にトレンチを形成する工程と、 前記トレンチの側壁に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜を所定の深さまでエッチングする工程と、 前記エッチングされたトレンチの側壁にシリコンを埋め
    込む工程と、 前記トレンチ上に選択酸化膜を形成する工程と を具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板内に素子分離領域を形成する
    工程と、 前記半導体基板上にシリコン層を形成する工程と、 前記シリコン層上に酸化膜を形成する工程と、 前記酸化膜、前記シリコン層及び前記半導体基板の所定
    部分をエッチングして前記素子分離領域内にトレンチを
    形成する工程と、 前記トレンチの内壁に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜を所定の深さまでエッチングする工程と、 前記絶縁膜のエッチングされた箇所にシリコンを埋め込
    む工程と、 前記酸化膜上に形成された窒化膜をマスクにして、前記
    トレンチ上の酸化膜及びシリコン層を選択酸化する工程
    とを具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記トレンチの側壁に形成された絶縁膜
    をエッチングする工程において、 エッチングする深さは、前記トレンチ上に形成する選択
    酸化膜の厚さの30%から40%であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記トレンチ内部はポリシリコンで埋め
    込むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の半
    導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6750526B2 (en) 2001-11-22 2004-06-15 Renesas Technology Corp. Semiconductor device with trench isolation having reduced leak current

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