JPH1040645A - 光ディスク読み取り装置 - Google Patents

光ディスク読み取り装置

Info

Publication number
JPH1040645A
JPH1040645A JP8208999A JP20899996A JPH1040645A JP H1040645 A JPH1040645 A JP H1040645A JP 8208999 A JP8208999 A JP 8208999A JP 20899996 A JP20899996 A JP 20899996A JP H1040645 A JPH1040645 A JP H1040645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ram
read
pointer
write
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8208999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3013783B2 (ja
Inventor
Akio Hirai
明樹夫 平井
Kenichiro Takeshita
健一朗 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP8208999A priority Critical patent/JP3013783B2/ja
Priority to US08/884,227 priority patent/US5812502A/en
Publication of JPH1040645A publication Critical patent/JPH1040645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3013783B2 publication Critical patent/JP3013783B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き継ぎ期間通過時にクロック再生のPLL
ロックが外れることによるRAM(データバッファ)の
オーバーフローあるいはアンダーフローを防止して、読
み取りデータの破壊を防止する。 【解決手段】 光ディスク18から読み取られたデータ
は、再生クロックに従ってRAM14に書き込まれ、基
準クロックに従ってRAM14から読み出される。デコ
ード回路26は、読み取りデータの書き継ぎ期間中のR
un−outブロックを検出する。Run−outブロ
ックが検出されると、タイミングリセット回路28はR
AM14の書き込みポインタを全アドレスの中央位置に
強制移動し、読み出しポインタを最初のアドレスに強制
移動して、書き込みポインタと読み出しポインタの相対
距離をRAM14の全アドレスの約半分の距離に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、書き継ぎ期間と
してRun−out,Link,Run−inの記録エ
リアを有し、書き継ぎ期間と次の書き継ぎ期間との間に
ユーザデータの記録エリアを有するフォーマットで記録
された光ディスクを再生する光ディスク読み取り装置に
関し、読み取り中に書き継ぎ箇所で再生クロックが乱れ
ることによるRAM(データバッファ)のオーバーフロ
ーまたはアンダーフローを防止して、読み取りデータの
破壊を防止したものである。
【0002】
【従来の技術】データを断続的に書き込むことができる
CD−R(CD−Recordable)、CD−E
(CD−Erasable(相変化型光ディスク))等
の光ディスクシステムにおいては、そのフォーマット上
にデータの書き継ぎ期間が設けられ、そこでデータの書
き継ぎが行なわれる。例えば、CD−RあるいはCD−
Eでは図2に示すように書き継ぎ期間としてRun−o
ut、Link,Run−inの記録エリアが設けら
れ、書き継ぎ期間と次の書き継ぎ期間との間にユーザデ
ータが記録される。
【0003】書き継ぎ期間のうちRun−outは、ユ
ーザデータの各ブロック(セクタ)にCIRC(Cro
ss Interleave Reed−Solomo
nCode)方式によるインタリーブを施して分散して
記録する場合に、分散したデータの広がりを吸収してL
inkに掛からないで記録するためのもので、2ブロッ
ク(RO−1,RO−2)設けられている。Linkは
書き継ぎによって潰される部分(EFM信号の物理的な
接合部分)で、1ブロック設けられている。Run−i
nは、ユーザデータを受け取るための助走区間で、4ブ
ロック(RI−1乃至RI−4)設けられている。デー
タとして有効なのはユーザデータおよびRun−out
に書き込まれたデータであり、LinkおよびRun−
inに書き込まれたデータは、ユーザデータとしては無
効なデータである。書き継ぎ期間の各ブロックの先頭位
置には、ブロックヘッダとして、Run−out,Li
nk,Run−inの区別を示す識別情報がそれぞれ記
録されている。
【0004】この種の光ディスクを再生する従来の読み
取り装置を図3に示す。光ディスクから光ピックアップ
で読み取られたEFM信号は、PLL回路10に入力さ
れ、クロック信号が再生される。また、EFM信号はデ
コード回路12に入力されて、再生されたクロック信号
を用いてFEM復調される。復調されたデータは、再生
クロックを用いてRAM14(データバッファ)に一時
蓄えられ、水晶発振出力に基づく正規の周波数の基準ク
ロックに従ってRAM14から順次読み出される。RA
M14から読み出されたデータは後段のデコード回路
(図示せず)でデータ復調が行われる。ここでは、RA
M14はEFM信号中のジッタ(時間軸のゆらぎ)を吸
収する働きをする。
【0005】また、従来の別の読み取り装置を図4に示
す。これは、RAM14の書き込みおよび読み出しをと
もに再生クロックを用いて行うようにしたものである。
ここでは、RAM14は書き込みポインタ(書き込みア
ドレス)と読み出しポインタ(読み出しアドレス)のず
れに対するガード領域としての働きをする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】データの書き継ぎが行
われた光ディスクを再生する光ディスク読み取り装置に
おいては、書き継ぎ期間を通過した後もデータを安定に
読み取れることが必要である。ところが、書き継ぎ期間
ではデータが不連続となる(書き継ぎ期間を挟んでその
前後のデータは別々にインタリーブがかけられている)
うえに、LinkブロックでEFM信号がオーバライト
されて異常な波形が混入しているため、Linkブロッ
クを通過する際にPLL回路10ではEFM信号へのロ
ック自身が外れてしまう。すると、図5に示すように再
生クロックが不定となり、RAM14へのデータの書き
込み(図4の回路の場合は書き込みおよび読み出し)は
PLL回路10のロック状態が復帰するまでこの不定と
なった再生クロックによって行なわれる。
【0007】このため、図3の回路では、RAM14の
書き込み速度と読み出し速度の関係が大きく狂ってしま
い、書き込みポインタと読み出しポインタが接近してR
AM14がオーバーフロー(書き込み速度が読み出し速
度より速い場合)したり、アンダーフロー(書き込み速
度が読み出し速度より遅い場合)することになる。そし
て、オーバーフローした場合には、いまだRAM14か
ら読み出されていないデータの上に新たなデータがオー
バーライトされ、アンダーフローした場合には、RAM
14からすでに読み出されたデータが再び読み出される
ことになり、いずれの場合もデータの一貫性が失われて
データが破壊された状態でRAM14から読み出される
ことになる。
【0008】また、図4の回路においても、PLL回路
10のロックが外れると、RAM14の書き込みポイン
タと読み出しポインタが接近して、同様のことが起こ
る。その原因について説明する。図6は、図4の回路に
おけるRAM14の書き込みポインタと読み出しポイン
タの制御系統について示したものである。書き込みポイ
ンタ制御回路32は、EFMカウンタ34と32カウン
タ36を具えている。EFMカウンタ34は再生クロッ
クをカウントして、32シンボル(=1フレーム)分の
再生クロックをカウントするごとに出力値を1ずつ減少
する。したがって、EFMカウンタ34の出力値はEF
M信号のフレーム番号に対応したものとなる。
【0009】32カウンタ36は、再生クロックをカウ
ントして、1シンボル分の再生クロックをカウントする
ごとに出力値を1ずつ増加し、出力値が32に達するご
と(出力値31を終了するごと)にカウント値が0に戻
されてカウントを繰り返す。また、EFM信号の各フレ
ームの先頭に配置されている同期信号EFMSYNC
(図5参照)が検出されるごとに32カウンタ36は0
にリセットされてカウントをし直す。
【0010】EFMカウンタ34の出力値は乗算器38
で32倍の重み付けがされ、減算器40で32カウンタ
36の出力値が減算される。減算器40の出力値がRA
M14の書き込みポインタの指令値となる。一方、読み
出しポインタ制御回路42は、再生クロックをカウント
して、1シンボル分の再生クロックをカウントするごと
に出力値を1ずつ減少する。この出力値がRAM14の
読み出しポインタの指令値となる。
【0011】PLL回路10がロックしている時には、
図7(a)に示すように、同期信号EFMSYNCは書
き込みポインタがEFM信号の32シンボルの区切り位
置にあるタイミング(32カウンタ36の出力値が31
から0に戻されたタイミング)で得られるので、両ポイ
ンタ間の距離は一定に保たれている。ところが、書き継
ぎ期間のLinkブロックでPLL回路10のロック状
態が外れると再生クロックが不定となり、RAM14は
この不定となった再生クロックに従って書き込みおよび
読み出しが行われる。PLL回路10のロックが外れて
いる期間中は同期信号EFMSYNCが得られないかあ
るいはノイズ等をEFMSYNCと間違えて検出するこ
とがあるが、Linkブロックを終了してその後PLL
回路10のロック状態が復帰すると同期信号EFMSY
NCが復帰する(図5参照)。
【0012】すると、それまでRAM14は不定となっ
た再生クロックで書き込みおよび読み出しが行われてい
たため、復帰した同期信号EFMSYNCは、図7(b
−1)に示すように、書き込みポインタがEFM信号の
32シンボルごとの区切り位置から外れているタイミン
グ(32カウンタ36の出力値が0に戻されていないタ
イミング)で得られるので、32カウンタ36は出力値
が0以外のタイミングでリセットされる。この結果、図
7(b−2)に示すように、書き込みポインタはEFM
信号の32シンボルごとの区切り位置まで戻されて、そ
こから再び再生クロックに従って進行していく。一方、
読み出しポインタの進行は連続しているため、書き込み
ポインタと読み出しポインタとの間の距離は縮められ
る。
【0013】したがって、Linkブロックごとにこの
動作を繰り返すと、書き込みポインタと読み出しポイン
タが接近してRAM14がオーバーフローしたり、アン
ダーフローすることになる。そして、オーバーフローし
た場合には、いまだRAM14から読み出されていない
データの上に新たなデータがオーバーライトされ、アン
ダーフローした場合には、RAM14からすでに読み出
されたデータが再び読み出されることになり、いずれの
場合もデータの一貫性が失われてデータが破壊された状
態でRAM14から読み出されることになる。
【0014】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
ので、書き継ぎ期間を通過する際の読み取りデータの破
壊を防止した光ディスクの読み取り装置を提供しようと
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、光ディスク
の読み取り中にRun−outブロックを検出して、物
理的なEFMの接合部分であるLinkブロックを予見
し、強制的にRAMの書き込みポインタと読み出しポイ
ンタとの間の相対距離を所定の基準状態に戻すようにし
たものである。
【0016】これによれば、RAMの書き込みポインタ
と読み出しポインタ間の相対距離の基準状態を適切な状
態に設定することにより、Linkブロックを通過する
際にクロック再生のPLLロックが外れて再生クロック
が不定になっても、RAMがオーバーフローあるいはア
ンダーフローするまでのマージンをかせぐことができる
ので、書き継ぎ期間終了後のRAMのオーバーフローあ
るいはアンダーフローを防止して、RAMから読み出さ
れるデータ(書き継ぎ期間通過後のユーザデータ)の破
壊を防止することができる。
【0017】尚、強制的にRAMのリード、ライト位置
間の距離を所定の基準状態に戻すことで、戻した分のデ
ータが欠落しあるいは重複してRAMから読み出される
ことになるが、この欠落あるいは重複してRAMから読
み出されるデータはユーザデータとしては無効なLin
kあるいはRun−inのデータであるので、ユーザデ
ータの読み取りには支障はない。
【0018】また、書き込みポインタと読み出しポイン
タ間の相対距離の基準状態を、RAMの全アドレスの約
半分のアドレス分の距離(すなわち、いずれのポインタ
からも略々均等な距離)に設定すれば、オーバーフロー
およびアンダーフローに対してほぼ同等のマージンをか
せぐことができる。
【0019】また、書き込みポインタの基準アドレスお
よび読み出しポインタの基準アドレスを予め設定してお
いて、Run−outブロックが検出された時に、書き
込みポインタおよび読み出しポインタを当該各基準アド
レスにそれぞれ戻すことにより書き込みポインタと読み
出しポインタ間の相対距離を所定の基準状態に戻すよう
にすれば、戻す前の書き込みポインタおよび読み出しポ
インタの位置がどこにあるかにかかわらず、常に固定の
アドレスに書き込みポインタおよび読み出しポインタを
戻せばよいので、制御が容易になる。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を以下説明
する。図1はそのシステム構成を示すもので、光ディス
ク18はCD−RディスクあるいはCD−Eディスク等
で構成され、前記図2のフォーマットに従ってデータ
(EFM信号)が記録されている。光ディスク18はス
ピンドルモータ20で回転駆動されて、光ピックアップ
22で記録信号が読み取られる。読み取られたEFM信
号はPLL回路10に入力されてクロック信号が再生さ
れる。また、EFM信号はデコード回路12に入力され
て、再生されたクロック信号を用いてEFM復調され
る。RAM書き込み・読み出し制御手段24は、EFM
復調されたデータを再生クロックを用いてRAM14に
一時蓄え、水晶発振出力に基づく基準クロックに従って
RAM14から順次データを読み出す制御を行う。ある
いは、RAM14への書き込みおよび読み出しをともに
再生クロックを用いて行う。
【0021】すなわち、RAM書込み・読出し制御手段
24の制御によりRAM14は循環メモリを構成し、書
き込みポインタと読み出しポインタが独立して動いてお
り、1つのアドレスに書き込みが行われると書き込みポ
インタが+1され、1つのアドレスから読み出しが行な
われると読み出しポインタが+1される。これら書き込
みポインタ、読み出しポインタは、RAM14の最後の
アドレスに達すると、次に+1されたときには自動的に
RAM14の先頭のアドレスに戻される。このようにし
て、RAM14は、再生クロックに従って入力されるデ
ータ(ユーザデータおよび書き継ぎ期間のデータ)をR
AM14に記憶されている最も古いデータ(読み出しを
終了したデータ)に書き換えて順次記憶し、基準クロッ
クあるいは再生クロックに従って古いデータから順次読
み出していく。
【0022】RAM14から読み出されたデータは、デ
コード回路26でデータ復調(ディインタリーブ)され
て再生データ(ユーザデータ)が出力される。また、デ
コード回路26は、Run−outブロック検出手段と
して、ブロックヘッダの識別情報からRun−outブ
ロックを検出してシステムコントローラ30に割り込み
要求を出す。システムコントローラ30は割り込み要求
を受けて、デコード回路12にコマンドを出す。デコー
ド回路12はコマンドを受けて、タイミングリセット回
路28にリセット指令を出す。
【0023】タイミングリセット回路28は、ポインタ
強制移動手段として、リセット指令を受けた時すなわち
Run−outブロックが検出された時にRun−in
ブロックが到来するタイミングを待ってRAM14の書
き込みポインタおよび読み出しポインタを予め定められ
た基準アドレスに強制的に戻す。これにより、Run−
outブロックに続くLinkブロックでクロック再生
が一時乱れても、それに続くRun−inブロックでク
ロック再生が正常に戻った後再生クロックと基準クロッ
クに多少の同期ずれ(ディスク偏芯、ワウフラッタ等に
よる)が生じても、それに続くユーザデータをRAM1
4にオーバーフローあるいはアンダーフローを生じさせ
ることなく書き込みかつ読み出すことができ、データ破
壊を生じることなくデータ再生を行うことができる。
【0024】強制的に戻す基準アドレスとしては、例え
ば書き込みポインタの基準アドレスをRAM14の略々
中央のアドレスに設定し、読み出しポインタの基準アド
レスをRAM14の最初のアドレスに設定すれば、いず
れのポインタからも略々均等な距離となるので、オーバ
ーフローおよびアンダーフローに対して同等のマージン
をかせぐことができる。
【0025】RAM14の書き込みおよび読み出しにと
もに再生クロックを用いる場合、RAM書き込み・読み
出し制御手段24は例えば図8に示すように構成するこ
とができる。図8においては、前記図6の従来回路と共
通する部分には同一の符号を用いている。RAM書き込
み・読み出し制御手段24は、書き込みポインタ制御回
路32と読み出しポインタ制御回路42で構成される。
タイミングリセット回路28は、Run−outブロッ
クが検出されてリセット指令が出されると、EFMカウ
ンタ34および32カウンタ36に対し、書き込みポイ
ンタの基準アドレスに相当するカウント値に戻す指令を
出す。また、読み出しポインタ制御回路42に対し読み
出しポインタの基準アドレスに相当するアドレスに戻す
指令を出す。これにより、書き込みポインタおよび読み
出しポインタはそれぞれ基準アドレスに強制的に戻され
る。図8の回路の他の動作は前記図6の従来回路の動作
と同じである。
【0026】ここで、図1の光ディスク読み取り装置1
による書き継ぎ期間通過時の制御について図9のフロー
チャートを参照して説明する。デコード回路26は、R
un−outブロックを検出するごとに(S1)、シス
テムコントローラ30に割り込みを発生する(S2)。
システムコントローラ30はこの割り込み信号を受け
て、デコード回路12がLinkブロックを経てRun
−inブロックをデコードするタイミングを待ってRA
M14の書き込みポインタおよび読み出しポインタを各
基準のアドレスに戻す。
【0027】以上の制御による書き込みポインタおよび
読出しポインタの動作例を図10に示す、書き継ぎ期間
に到達する手前では、図10(a)に示すように、読み
出しアドレスはある程度の距離を持って書き込みアドレ
スを追いかけているが、書き継ぎ期間のLinkブロッ
クでは、クロック再生のPLLロックが外れて再生クロ
ックが不定となるため、読み出しクロックに基準クロッ
クを用いている場合には図10(b)に示すように書き
込みポインタと読み出しポインタが急接近する。このた
め、そのまま読み出しを続けると、Run−inブロッ
クでクロック再生のPLLロックが復帰した後、ディス
ク偏芯やワウフラック等による再生クロックと基準クロ
ックの同期ずれを吸収しきれずに、RAM14がオーバ
ーフローあるいはアンダーフローを生じる。
【0028】また、書き込みクロックおよび読み出しク
ロックにともに再生クロックを用いている場合には、L
inkブロックを過ぎてPLLロックが復帰して同期信
号EFMSYNCが復帰した時に書き込みポインタがE
FM信号の32シンボルごとの区切り位置に戻されるた
め、図10(b)に示すように書き込みポインタと読み
出しポインタが接近する。Linkブロックを通過する
ごとにこの動作が繰り返されると、書き込みポインタと
読み出しポインタの順序が入れ替わり、RAM14がオ
ーバーフローあるいはアンダーフローを生じる。
【0029】そこで、Linkブロックを通過した後R
un−inブロックで、図10(c)に示すように、書
き込みポインタをRAM14の略々中央のアドレスに強
制移動し、読み出しポインタをRAM14の最初のアド
レスに強制移動することにより、書き込みポインタと読
み出しポインタ間の相対距離をRAM14の全アドレス
の約半分の距離(すなわち、いずれのポインタからも略
々均等な距離)に戻す。これにより、オーバーフロー
(書き込みポインタが読み出しポインタを追い越す)あ
るいはアンダーフロー(読み出しポインタが書き込みポ
インタを追い越す)を生じるまでのマージンをかせぐこ
とができる。
【0030】書き込みポインタおよび読み出しポインタ
が強制的に基準アドレスに戻された後は、書き込みポイ
ンタの基準アドレスからRun−inブロックの途中の
データの書き込みが再開されることになり、Run−i
nブロック後のユーザデータは先頭から正しくRAM1
4に書き込まれることになる。このとき、オーバーフロ
ーあるいはアンダーフローまでのマージンが十分あるの
で、読み出しクロックに基準クロックを用いている場合
にはユーザデータを読み取り中にディスク偏芯やワウフ
ラック等による再生クロックと基準クロックとの同期ず
れがあっても、それを吸収してオーバーフローあるいは
アンダーフローが生じるのを防止して、書き継ぎ期間の
後のユーザデータの破壊を防止することができる。
【0031】尚、前記実施例では書き込みポインタと読
み出しポインタ間の相対距離の基準状態をRAM14の
全アドレスの約半分の距離(すなわち、いずれのポイン
タからも略々均等な距離)に設定したが、これに限ら
ず、オーバーフローあるいはアンダーフローのいずれが
生じやすいかに応じて、生じやすい方のマージンを大き
くする等不均等な距離に基準状態を設定することができ
る。また、前記実施例では、書き込みポインタおよび読
み出しポインタをともに強制移動させるようにしたが、
一方のポインタは強制移動せずに、他方のポインタのみ
を所定の相対距離を形成するように当該一方のポインタ
の位置に応じて強制移動させることもできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、書き継ぎ期間を通過した後もデータを安定に読み取
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示す図で、システム
構成を示すブロック図である。
【図2】 CD−RあるいはCD−Eのフォーマットを
示す図である。
【図3】 従来装置を示すブロック図である。
【図4】 他の従来装置を示すブロック図である。
【図5】 書き継ぎ期間における信号再生状態を示すタ
イムチャートである。
【図6】 図4の従来装置におけるRAM14の書き込
みポインタおよび読み出しポインタの制御系統を示すブ
ロック図である。
【図7】 図6の制御系統による書き込みポインタと読
み出しポインタの移動動作を示すタイムチャートであ
る。
【図8】 図1のRAM書き込み・読み出し制御手段2
4の構成例を示すブロック図である。
【図9】 図1の光ディスク読み取り装置によるデータ
書き継ぎ期間通過時の制御を示すフローチャートであ
る。
【図10】 図8の制御による書き込みポインタおよび
読み出しポインタの動作例を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク読み取り装置 10 PLL回路(クロック再生回路) 14 RAM 18 光ディスク 22 光ピックアップ 24 RAM書き込み・読み出し制御手段 26 デコード回路(Run−outブロック検出手
段) 28 タイミングリセット回路(ポインタ強制移動手
段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書き継ぎ期間としてRun−out,Li
    nk,Run−inの記録エリアを有し、書き継ぎ期間
    と次の書き継ぎ期間との間にユーザデータの記録エリア
    を有するフォーマットで記録された光ディスクを再生す
    る光ディスク読み取り装置であって、 前記光ディスクから記録情報を読み出す光ピックアップ
    と、 この読み出された情報を一時記憶するためのRAMと、 前記光ピックアップの読出し信号中に含まれるクロック
    信号をPLL回路を用いて再生するクロック再生回路
    と、 この再生クロックを用いて前記光ピックアップから読み
    出されている情報を前記RAMに古い情報に書き換えて
    順次記憶し、当該再生クロックまたは別の発振回路で別
    途生成されている基準クロックを用いて当該RAMに記
    憶されている情報を古い情報から順次読み出すRAM書
    き込み・読み出し制御手段と、 前記RAMから読み出されている情報中のRun−ou
    tブロックを検出するRun−outブロック検出手段
    と、 Run−outブロックが検出された時に、前記RAM
    書き込み・読み出し制御手段による前記RAMの書き込
    みポインタと読み出しポインタとの間の相対距離を強制
    的に所定の基準状態に戻すように、当該RAM書き込み
    ・読み出し制御手段で指示する書き込みポインタもしく
    は読み出しポインタまたは両ポインタの位置を強制移動
    させるポインタ強制移動手段とを具備してなる光ディス
    ク読み取り装置。
  2. 【請求項2】前記ポインタ強制移動手段が、前記RAM
    の全アドレスの約半分のアドレス分の距離を前記所定の
    基準状態として設定してなる請求項1記載の光ディスク
    読み取り装置。
  3. 【請求項3】前記ポインタ強制移動手段が、書き込みポ
    インタおよび読み出しポインタを、予め定められたそれ
    ぞれの基準アドレスに強制移動することにより、両ポイ
    ンタ間の相対距離を前記基準状態に戻してなる請求項1
    または2記載の光ディスク読み取り装置。
JP8208999A 1996-07-19 1996-07-19 光ディスク読み取り装置 Expired - Fee Related JP3013783B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8208999A JP3013783B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 光ディスク読み取り装置
US08/884,227 US5812502A (en) 1996-07-19 1997-06-27 Optical disc reading device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8208999A JP3013783B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 光ディスク読み取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1040645A true JPH1040645A (ja) 1998-02-13
JP3013783B2 JP3013783B2 (ja) 2000-02-28

Family

ID=16565639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8208999A Expired - Fee Related JP3013783B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 光ディスク読み取り装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5812502A (ja)
JP (1) JP3013783B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004062927A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Nec Yamagata Ltd 光ディスク再生装置およびそのデータ再生方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5940358A (en) * 1996-06-13 1999-08-17 Cirrus Logic, Inc. CD-R recording circuit with formatter to increase rate of generating control signals
JP3363712B2 (ja) 1996-08-06 2003-01-08 株式会社リコー 光ディスク装置
US6789144B1 (en) * 1999-05-27 2004-09-07 Advanced Micro Devices, Inc. Apparatus and method in a network interface device for determining data availability in a random access memory
US7805764B1 (en) * 2000-03-31 2010-09-28 Doug Carson & Associates, Inc. Sequencing data blocks to provide hidden data on a recording medium
DE60137155D1 (de) 2000-12-26 2009-02-05 Panasonic Corp Aufzeichnungsmedium, Aufzeichnungsverfahren, Wiedergabeverfahren, Aufzeichnungsgerät und Wiedergabegerät
US7251201B2 (en) * 2003-08-14 2007-07-31 Media Tek Inc. Method of searching new writable address for optical recordable medium
TWI247244B (en) * 2004-05-28 2006-01-11 Via Tech Inc Image processing device

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07326175A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Sony Corp 記録又は再生装置
JP3541484B2 (ja) * 1995-02-13 2004-07-14 ソニー株式会社 再生装置、記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004062927A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Nec Yamagata Ltd 光ディスク再生装置およびそのデータ再生方法
US7343544B2 (en) 2002-07-25 2008-03-11 Nec Electronics Corporation Optical disk playback apparatus and data playback method therefor

Also Published As

Publication number Publication date
US5812502A (en) 1998-09-22
JP3013783B2 (ja) 2000-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1049990A (ja) 光ディスク装置
US5596558A (en) Data reproducing apparatus with controlled comparator for reducing connection error of main data with corresponding error correction decoded data
US7580333B2 (en) Optical disk apparatus
JP3013783B2 (ja) 光ディスク読み取り装置
JP4618760B2 (ja) 光ディスク再生装置およびそのデータ再生方法
JP4244568B2 (ja) 再生装置、再生方法及びプログラム
US6058453A (en) Method and apparatus for subcode/data synchronization in a compact disc system
JP2973539B2 (ja) データ再生装置
JP2924831B2 (ja) データ記録再生装置
JP3402581B2 (ja) データ復元装置
JP3011585B2 (ja) デジタル信号記録媒体再生装置
JP3321884B2 (ja) 同期ブロック検出方法および同期ブロック検出装置
JPH0863904A (ja) データ再生装置
JPH0721944B2 (ja) フレ−ム同期検出方式
JP2002352525A (ja) データ記録装置およびデータ記録装置の制御装置
JP2882612B2 (ja) 同期回路
JP3232563B2 (ja) 映像再生装置
JPH0411945B2 (ja)
JPS62195766A (ja) 再生装置
JPH10149629A (ja) ディスク再生装置
JPH06349205A (ja) データリード装置
JP2002083466A (ja) つなぎデータ記録再生方法および装置
JPS5994246A (ja) 光デイスク装置
JP2001155433A (ja) メモリ書き込み回路
JP2001067819A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees