JPH1040527A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH1040527A
JPH1040527A JP19207396A JP19207396A JPH1040527A JP H1040527 A JPH1040527 A JP H1040527A JP 19207396 A JP19207396 A JP 19207396A JP 19207396 A JP19207396 A JP 19207396A JP H1040527 A JPH1040527 A JP H1040527A
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JP
Japan
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magnetic
film
noise
recording
recording medium
Prior art date
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Pending
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JP19207396A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tanaka
田中  勉
Kazuyuki Hikosaka
和志 彦坂
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録直後のノイズを低減すると同時に、熱揺ら
ぎに起因するノイズをも低減できる磁気記録媒体を提供
する。 【解決手段】基板1上に、相互間に非磁性中間膜3を介
して複数の磁性膜2,4を積層した記録層を設けてなる
磁気記録媒体において、各磁性膜のKu・V/kTを実
質的にほぼ同一とし、さらに各磁性膜2,4のKu・V
/kTをいずれも80以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてハードデ
ィスク装置に用いられる磁気記録媒体に係り、特に積層
構造の薄膜型磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の急速な進展により、
扱う情報量は急激に増加している。これに伴い、磁気記
録装置に対する高密度化、大容量化の要求は止まること
を知らない。主に、コンピュータに用いられる磁気ディ
スク装置、特にハードディスク装置は、年率30〜60
%の割合で容量増加が図られている。
【0003】ハードディスク装置に用いられる磁気記録
媒体を高密度化してゆくと、記録ビット当たりの媒体面
積が小さくなるため、S/Nが低下してしまい、エラー
の少ない良好な再生が難しくなる。この問題を解決する
ために、記録用ヘッドとは別に再生用ヘッドとして磁気
抵抗効果を利用したMRヘッドを用いる方法が知られて
る。MRヘッドを再生ヘッドに用いる場合、磁気記録媒
体においては線記録密度を高めるために磁化反転の幅を
小さくすることと同時に、媒体ノイズを低下させること
が重要となる。
【0004】磁化反転の幅を小さくするためには、媒体
の保磁力(Hc)を大きくすることが有効である。この
ため現在のハードディスク装置では、Hcが2,000
Oe程度の磁性薄膜媒体が用いられている。現在、磁気
ヘッドの記録能力により、媒体のHcは制限されている
が、今後、ヘッド記録能力向上に伴い、媒体の高Hc化
が望まれてくることは必須である。
【0005】一方、金属薄膜媒体では、媒体ノイズを低
減すべく媒体粒子の間に働く交換相互作用を低減する必
要があり、このために磁性粒子の粒界にCrを析出させ
る方法が一般に用いられている。また、この方法では媒
体ノイズを低減するために、Taの添加等が行われてい
る。
【0006】本発明に関連する公知技術を以下に列挙す
る。 (1)1979年7月発刊のIEEE Transactions on Mag
netics:Vol.15.No.3.p.1135 にデジタル磁気記録用のス
パッタ多層膜(Sputtered Multilayer Films For Digit
al Magnetic Recording )という表題の下に、コバルト
単層は膜厚の増加に伴い保磁力が減少するが、コバルト
とクロムの積層膜はトータル膜厚の増加に対して保磁力
がほぼ一定であることが述べられている。
【0007】(2)特開昭63−146219号公報で
は、薄膜媒体の磁気記録層を複数の磁性層で構成し、各
磁性層の相互間に非磁性中間層を挿入することにより、
各磁性層間の磁気的結合を低減して、媒体に起因するノ
イズを低減した多層磁性層磁気記録媒体が提案されてい
る。
【0008】(3)特開昭61−34721には、Co
Pt層上に、CoCr層を積層した磁気記録媒体が提案
されている。これは、下層のCoPt層により、その上
に形成するCoCr層に良い配向をもたらし、同時に、
CoPt層を面内記録層として十分な磁気特性を発揮さ
せ、全体として、短波長領域における垂直記録方式の長
所を生かしながら長波長領域における再生出力を改善し
た磁気記録媒体を提案したものである。
【0009】(4)特開昭61−194635にはCo
薄膜とPt薄膜を交互に二以上積層して積層膜とし、こ
の積層膜を熱処理した薄膜永久磁石が提案されている。 (5)特開昭62−257616号公報には、垂直磁気
記録用の多層磁気薄膜構造体中の各層が、実質的に六方
詰込構造の結晶構造を有する非磁性核生成薄膜と、プラ
チナ、ニッケル、レニウム、およびパラジウムから成る
群から選ばれた元素とコバルトを含む合金から成る磁気
薄膜から構成された垂直磁気記録媒体が提案されてい
る。このような構造により、単一薄膜では不十分であっ
た保磁力を高め、実用可能な垂直磁気記録媒体を得るこ
とができたとされている。
【0010】(6)特開平02−210614号公報に
は、CoCrPt磁気薄膜を2層以上積層させて多層構
造とし、各磁気薄膜層間に非磁性体薄層を設け、再生出
力、C/N比を大きくした磁気記録媒体が提案されてい
る。
【0011】(7)特開平02−281414号公報に
は、合金内にプラチナまたはニッケルを含有するコバル
ト・ベースの合金磁性膜と、非磁性スペーサ膜との交互
の膜から成り、記録層が2枚以上の磁性膜と1枚のスペ
ーサ膜を有する構造とし、S/Nを向上させた平記録用
積層媒体が提案されている。
【0012】(8)特開平04−60918号公報に
は、Cr膜上にCoCrNi膜を形成し、さらにそのC
oCrNi膜上にCoCr系合金膜を形成し、再生出力
を増大し、低媒体ノイズとした垂直磁気記録媒体が提案
されている。
【0013】(9)特開平04−60917号公報に
は、基板上にCoCrNi膜を形成し、さらにそのCo
CrNi膜上にCoCr系合金膜を形成し、再生出力を
増大した垂直磁気記録媒体が提案されている。
【0014】(10)特開平04−133306号公報
には、Co層とPt層及び/又はPd層とを交互に積層
して作製した人工格子膜をイオン衝撃することによっ
て、保磁力、角形比共に、満足のいく垂直磁化膜を作製
する方法が提案されている。
【0015】(11)特開平04−189737号公報
には、媒体S/Nを大きく、オーバーライト特性を良好
にするため、磁性層の構成を2層とし、それぞれの膜の
磁化反転機構を異なったものとした磁気記録媒体が提案
されている。
【0016】上述した公知文献においては、積層膜の各
磁性層の膜構成に関して、保磁力、出力、ノイズの点の
みから議論されている。発明者らは、このような積層構
造の磁気記録層を持つ磁気記録媒体を実際にディスク装
置に用いて種々検討したところ、数年後にデータが再生
されにくくなる場合が生じることを見い出した。発明者
らは、この原因の一つと思われる媒体ノイズについて検
討した結果、記録直後の定常的なノイズは非常に小さい
ものの、時間経過と共にノイズが増大し、数年後には非
常に大きくなることが生じることを見い出した。この現
象は、媒体の熱揺らぎに起因するものと思われる。さら
に、この現象は積層構造を持つ磁気記録媒体において、
特に顕著に生じることを見い出した。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
磁気記録媒体、特に低ノイズ化のために積層構造を持つ
磁気記録媒体においては、熱揺らぎに起因するノイズの
影響で経時的に特性が劣化するという問題があった。
【0018】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、記録直後のノイズを低減すると同
時に、熱揺らぎに起因するノイズをも低減できる磁気記
録媒体を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、基板上に、相互間に非磁性中間膜を介して
複数の磁性膜を積層した記録層を設けてなる磁気記録媒
体において、各磁性膜のKu・V/kT(kuは磁性膜
の磁気異方性エネルギー、Vは磁性粒子の体積、kはボ
ルツマン定数、Tは絶対温度)を実質的にほぼ同一とし
たことを特徴とする。さらに具体的には、各磁性膜のK
u・V/kTの差を±15%以内としたことを特徴とす
る。
【0020】また、本発明はこのような磁気記録媒体に
おいて、各磁性膜のKu・V/kTをいずれも80以上
としたことを特徴とする。さらに、各磁性膜をそれぞれ
の保磁力がほぼ同一となるように異なる組成で形成した
ことを特徴とする。
【0021】このように構成される磁気記録媒体におい
ては、記録層が非磁性中間膜を介して複数の磁性膜を積
層した積層構造であることから、基本的に記録直後のノ
イズに関して低ノイズ化が実現される。また、各磁性膜
のKu・V/kTをほぼ同一とし、さらに好ましくはK
u・V/kTを80以上とすることにより、このような
低ノイズ化の利点を損なうことなく、熱揺らぎに起因す
るノイズが効果的に低減される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体
の構成を示す断面図である。同図に示されるように、こ
の磁気記録媒体はリジッドなディスク状基板1の上に第
1の磁性膜2、非磁性中間膜3、第2の磁性膜4および
保護膜5を順次積層した構造となっている。
【0023】ここで、第1および第2の磁性膜2,4の
Ku・V/kTはほぼ同一であり、好ましくはいずれの
Ku・V/kTも80以上となっていることが特徴であ
る。このようにすることにより、積層構造による記録直
後のノイズの低減(低ノイズ化)と同時に、熱揺らぎに
起因するノイズの低減を図ることができる。以下、具体
的な実施例を挙げて説明する。
【0024】基板1として2.5インチのガラス基板を
用意し、Co−Ptターゲットを使用して第1の磁性膜
2をスパッタにより形成し、次いでホウ素ターゲットを
使用して非磁性中間膜3をスパッタにより形成した後、
再びCo−Ptターゲットを使用して第2の磁性膜4を
スパッタにより形成した、最後に、炭素ターゲットを使
用して保護膜5をスパッタにより形成した。すなわち、
基板1上にCo−Pt膜からなる第1の磁性膜2、ホウ
素膜からなる非磁性中間膜3、Co−Pt膜からなる第
2の磁性膜4、そして炭素膜からなる保護膜5が積層さ
れた図1の構造のハードディスクタイプの磁気記録媒体
を作製した。なお、スパッタにはDCマグネトロン・ス
パッタ装置を用いた。
【0025】こうして作製された磁気記録媒体の磁気特
性をVSM(振動試料型磁力計)を用いて測定した。第
1および第2の磁性膜2,4の膜厚は、スパッタ時間で
変化させた。また、Co−PtターゲットとしてPt組
成を15〜28%範囲で変化させたターゲットを用い、
スパッタ時に微量の酸素を添加した。ホウ素からなる非
磁性中間膜3の層厚は2nmとした。磁性膜2,4の平
均粒径Dは、主にスパッタガス厚を変えて変化させた。
また、この平均粒径DはTEM(透過電子顕微鏡)像か
ら求めた。
【0026】磁気異方性エネルギーKuは、トルク測定
法により求めた。ノイズの測定は、記録ヘッドに書き込
みトラック幅Tw:5μm、ギャップ長0. 3μmの誘
導型ヘッド、再生ヘッドに読み取り幅Tr:2.7μ
m、ギャップ長0.27μmのMRヘッドをそれぞれ用
い、ヘッド浮上量40nmで行った、周速(ヘッド・媒
体の相対速度)は5m/s、記録密度は300kfci
である。
【0027】初めに、記録直後のノイズを測定し、その
後、媒体を室温で1年間放置し、再び同一ヘッドを用い
てノイズを測定した。ノイズ増加量が0以上、〜1dB
未満のとき「小」、1〜3dBのとき「中」、3dBを
越えた「大」とした。
【0028】第1および第2の磁性膜について膜厚δ
(nm)、平均粒径D(nm)、Ku(×106 erg/c
c)、Ku・V/kTを変化させて、記録直後のノイズ
および熱揺らぎに起因するノイズ増加量を測定した結果
を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】実施例1〜実施例4は、第1および第2の
磁性膜の膜厚δ、平均粒径D、磁気異方性エネルギーK
uおよびKu・V/kTを全て揃えた場合の結果であ
る。記録直後のノイズおよびノイズ増加量は、いずれも
「小」であった。
【0031】実施例5は、第1の磁性膜と第2の磁性膜
の膜厚δおよび磁気異方性エネルギーKuは異なるが、
Ku・V/kTが一致する場合である。これは、従来か
らの積層構造の磁性膜の膜厚を揃えて低ノイズ化を実現
するという手法と異なるものである。この場合において
も、記録直後のノイズおよびノイズ増加量は、いずれも
「小」であった。
【0032】実施例6は、第1の磁性膜と第2の磁性膜
とで膜厚δ、平均粒径D、磁気異方性エネルギーKuが
全て異なる場合である。この場合、Ku・V/kTは第
1の磁性膜と第2の磁性膜とで一致している。この場合
も、記録直後のノイズおよびノイズ増加量は、いずれも
「小」であった。
【0033】実施例7および8も、第1の磁性膜と第2
の磁性膜とで膜厚δ、平均粒径D、磁気異方性エネルギ
ーKuが全て異なる場合である。また、Ku・V/kT
も若干異なっているが、その差は15%以内である。そ
して、この場合も記録直後のノイズおよびノイズ増加量
は、いずれも「小」であった。
【0034】比較例1は、第2の磁性膜の磁気異方性エ
ネルギーKuが第1の磁性膜の磁気異方性エネルギーK
uに対して低く、Ku・V/kTが異なる場合である。
この場合、記録直後のノイズは小さいものの、ノイズ増
加量は「大」であった。
【0035】比較例2は、第1の磁性膜と第2の磁性膜
の平均粒径Dが異なり、Ku・V/kTが異なる場合で
あり、この場合は記録直後のノイズは小さいものの、ノ
イズ増加量は「中」であった。
【0036】比較例3は、単層の場合であり、この場合
はノイズ増加量は小さいが、記録直後のノイズが「大」
であった。比較例4は、第1の磁性膜と第2の磁性膜の
磁気異方性エネルギーKuが異なり、Ku・V/kTが
異なる場合であり、この場合は記録直後のノイズは小さ
いものの、ノイズ増加量は「大」であった。
【0037】以上の実験結果から明らかなように、本発
明に従い第1および第2の磁性膜のKu・V/kTをほ
ぼ等しく、具体的には両者の差を+15%以内に抑える
ことによって、記録直後のノイズを低減させると同時
に、ノイズ増加量を抑えることができる。
【0038】すなわち、比較例1〜3に示されるように
両磁性膜のKu・V/kTを大きく異ならせると、Ku
・V/kTが大きい方の磁性膜によってノイズ特性が制
限されてしまい、一方の磁性膜のKu・V/kTが大き
すぎる場合には、記録直後のノイズが増大する結果、記
録層を積層構造としたことによる利点が損なわれる。本
発明のように両磁性膜のKu・V/kTを揃えれば、こ
のような記録直後のノイズを増大させることなく、ノイ
ズ増加量の抑制、つまり熱揺らぎに起因するノイズの低
減を図ることができる。
【0039】さらに、実施例1〜8に共通に示されるよ
うに、第1および第2の磁性膜のそれぞれのKu・V/
kTはほぼ等しいばかりでなく、その値が共に80以上
となっている。これによってノイズ増加量の減少を効果
的に実現できている。すなわち、Ku・V/kTが80
に満たないと、記録層が積層構造の媒体では、比較例
1、2、4に示されるようにノイズ増加量が「大」ない
し「中」となり、熱揺らぎの影響が大きく現れてくる。
これに対し、本発明のように両磁性膜のKu・V/kT
をいがれも80以上とすれば、熱揺らぎの影響によるノ
イズをより効果的に低減することが可能となる。
【0040】なお、上記実施形態では全て非磁性中間膜
の膜厚を2nmとしたが、この膜厚をどのように選ぶか
は本質的な事項でなく、要は非磁性中間膜によって第1
の磁性膜と第2の磁性膜の間の交換相互作用を切れれば
よく、その膜厚は1〜5nm程度が適当である。また、
上記実施形態では中間膜としてホウ素を用いたが、例え
ばSiO2 等の膜であってもよく、要は非磁性膜であれ
ばよい。
【0041】さらに、第1の磁性膜と第2の磁性膜と保
磁力を揃えるため、第2の磁性膜にはCrを添加するこ
とが効果的である。また、上記実施形態では磁性膜が2
層の場合について述べたが、3層以上でも本発明を適用
して同様の効果が得られることは、勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の磁気記録
媒体によれば、記録層が非磁性中間膜を介して複数の磁
性膜を積層した積層構造であることから、基本的に記録
直後のノイズに関して低ノイズ化を実現でき、また各磁
性膜のKu・V/kTをほぼ同一とし、さらに好ましく
はKu・V/kTを80以上とすることにより、記録直
後の定常的なノイズを増大させることなく、熱揺らぎに
起因するノイズを低減させることができ、長期にわたっ
て再生データのエラーレートを低く抑えることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体の構成
を示す断面図
【符号の説明】
1…基板 2…第1の磁性膜 3…非磁性中間層 4…第2の磁性膜 5…保護膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、相互間に非磁性中間膜を介して
    複数の磁性膜を積層した記録層を設けてなる磁気記録媒
    体において、 前記複数の磁性膜のKu・V/kT(kuは磁性膜の磁
    気異方性エネルギー、Vは磁性粒子の体積、kはボルツ
    マン定数、Tは絶対温度)が実質的にほぼ同一であるこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】基板上に、相互間に非磁性中間膜を介して
    複数の磁性膜を積層した記録層を設けてなる磁気記録媒
    体において、 前記複数の磁性膜のKu・V/kT(kuは磁性膜の磁
    気異方性エネルギー、Vは磁性粒子の体積、kはボルツ
    マン定数、Tは絶対温度)の差が±15%以内であるこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】前記複数の磁性膜のKu・V/kTがいず
    れも80以上であることを特徴とする請求項1または2
    に記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】前記複数の磁性膜は、それぞれの保磁力が
    ほぼ同一となるように異なる組成で形成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気
    記録媒体。
JP19207396A 1996-07-22 1996-07-22 磁気記録媒体 Pending JPH1040527A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100371453B1 (ko) * 1999-03-15 2003-02-06 가부시끼가이샤 도시바 자기 기록 장치 및 자기 기록 방법
KR100446628B1 (ko) * 2002-04-01 2004-09-04 삼성전자주식회사 열적으로 안정한 수직 자기 기록매체

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