JPH1039721A - プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジの組立方法及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジの組立方法及び電子写真画像形成装置

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JPH1039721A
JPH1039721A JP8213006A JP21300696A JPH1039721A JP H1039721 A JPH1039721 A JP H1039721A JP 8213006 A JP8213006 A JP 8213006A JP 21300696 A JP21300696 A JP 21300696A JP H1039721 A JPH1039721 A JP H1039721A
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JP
Japan
Prior art keywords
process cartridge
opening
frame
developing
electrophotographic photosensitive
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JP8213006A
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Hideji Kawaguchi
秀司 河口
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが安く機能が安定したプロセスカ
ートリッジを提供する。 【解決手段】 クリーニング枠体13のクリーニング枠
体と現像枠体12を結合する部材221が入る穴13e
12,201 の中心線が、ほぼクリーニング手段の板金1
0a2 の厚さ方向の中心の面を通るようにした。これに
より部材221 が板金に当たるため、部材221 の位置
が一定し、組立時に部材221 の挿入量をチェックする
必要がなくなる。又部材221 の内部への軸方向移動が
生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジ、及びその組立方法、及びプロセスカートリッジを着
脱可能な電子写真画像形成装置に関するものである。こ
こで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方
式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そし
て、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写
真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプ
リンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置および
ワードプロセッサ等が含まれる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後述従来の技
術を更に発展させたものである。
【0003】本発明は組立ての際に現像枠体とドラム枠
体との位置決めが組付けるのみで行われ、且つ両者を結
合する結合部材の組立位置が容易に定まり、そのために
製造コストを必要としないで組立てが容易なプロセスカ
ートリッジの組立方法及びこのプロセスカートリッジ及
びこのプロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ
において、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に当
接する弾性部と前記弾性部を保持する板金部を有するク
リーニング手段と、を支持し、前記電子写真感光体の長
手方向の一端側に第一開口部を、他端側に第二の開口部
を有する第一の枠体と、前記電子写真感光体上に形成さ
れた潜像を現像するための現像手段を支持し、前記現像
手段の長手方向の一端側に第三の開口部を、他端側に第
四の開口部を有する第二の枠体と、を前記第一の開口部
と前記第三の開口部に通す第一の結合部材と前記第二の
開口部と前記第四の開口部に通す第二の結合部材により
結合するようにしたプロセスカートリッジにおいて、前
記第一の開口部の中心の延長線及び第二の開口部の中心
の延長線が、ほぼ前記クリーニング手段の板金部の厚さ
方向の中心面上を通るように配したことを特徴とするプ
ロセスカートリッジである。
【0005】本出願に係る第2の発明は前記第一、第二
の開口部は夫々第一の枠体の長手方向両端の外壁と外壁
から内部側に離れて設けた仕切壁に設けられている第1
の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0006】本出願に係る第3の発明は前記第一、第二
の開口部は電子写真感光体の上方に設けられている第1
又は第2の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0007】本出願に係る第4の発明は、前記結合部材
は円筒形のピン状である第1から第3の発明の何れか1
つに記載のプロセスカートリッジである。
【0008】本出願に係る第5の発明は前記第一の枠体
に設けた第一、第二の開口部は前記結合部材にしまりば
めされ、前記第二の枠体に設けた第三、第四の開口部は
前記結合部材と回転自在に嵌合される第4の発明に記載
のプロセスカートリッジである。
【0009】本出願に係る第6の発明は、前記結合部材
は金属材料で作られている第1から第5の発明の何れか
1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0010】本出願に係る第7の発明は取付状態におい
て、前記結合部材は第一の枠体から外方へ突出している
第1から第6の発明の何れか1つに記載のプロセスカー
トリッジである。
【0011】本出願に係る第8の発明は、取付状態にお
いて、前記結合部材の先端はクリーニング手段の板金部
の端部に接している第1から第7の発明の何れか1つに
記載のプロセスカートリッジである。
【0012】本出願に係る第9の発明は、クリーニング
手段の板金部は断面L形であってその上部が第一の枠体
に固定されており、前記結合部材は板金部のゴム部を備
える辺とは異なる辺と接する第8の発明に記載のプロセ
スカートリッジである。
【0013】本出願に係る第10の発明は、前記プロセ
スカートリッジとは、帯電手段、現像手段、及びクリー
ニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着
脱可能とする第1の発明に記載のプロセスカートリッジ
である。
【0014】本出願に係る第11の発明は、前記プロセ
スカートリッジとは、現像手段及びクリーニング手段と
電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形
成装置本体に対して着脱可能とする第1の発明に記載の
プロセスカートリッジである。
【0015】本出願に係る第12の発明は、電子写真画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの組
立方法において、電子写真感光体ドラム及びクリーニン
グ手段を支持して、前記電子写真感光体ドラムの長手方
向の一端側であっで電子写真感光体ドラムよりも上方に
設けられた第一の係合部と、前記電子写真感光体ドラム
の長手方向の他端側であって前記電子写真感光体ドラム
よりも上方に設けられた第二の係合部と、を有するドラ
ム枠体を準備して、前記電子写真感光体ドラムに形成さ
れた潜像を現像するための現像手段を支持して、前記現
像手段の長手方向の一端側と他端側であって、前記現像
手段よりも上方の部分に取り付けられた第一の圧縮スプ
リングと、第二の圧縮スプリングと、前記現像手段の長
手方向の一端側と他端側に、前記現像手段の長手方向と
交差する方向へ突出して設けられた第一の突出部と、第
二の突出部と、を有する現像枠体を準備して、前記第一
の突出部と前記第一の係合部とを係合する第一の係合工
程と、前記第二の突出部と前記第二の係合部とを係合す
る第二の係合工程と、前記ドラム枠体と現像枠体とを結
合するために、前記第一の突出部と前記第一の係合部と
を係合した状態で、前記第一の突出部に設けられた第三
の開口部と、前記第一の係合部に設けられた第一の開口
部とに第一の結合部材を挿通させてクリーニング手段に
先端を当接する第一の挿通工程と、前記ドラム枠体と現
像枠体とを結合するために、前記第二の突出部と前記第
二の係合部とを係合した状態で、前記第二の突出部に設
けられた第四の開口部と、前記第二の係合部に設けられ
た第二の開口部とに第二の結合部材を挿通させてクリー
ニング手段に先端を当接する第二の挿通工程と、を有す
ることを特徴とするプロセスカートリッジの組立方法で
ある。
【0016】本出願に係る第13の発明は、プロセスカ
ートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する画像
形成装置において、a.電子写真感光体と、前記電子写
真感光体に当接する弾性部と前記弾性部を保持する板金
部を有するクリーニング手段と、を支持し、前記電子写
真感光体の長手方向の一端側に第一の開口部を、他端側
に第二の開口部を有する第一の枠体と、前記電子写真感
光体上に形成された潜像を現像するための現像手段を支
持し、前記現像手段の長手方向の一端側に第三の開口部
を、他端側に第四の開口部を有する第二の枠体と、を前
記第一の開口部と前記第三の開口部に通す第一の結合部
材と前記第二の開口部と前記第四の開口部に通す第二の
結合部材により結合するようにしたプロセスカートリッ
ジにおいて、前記第一の開口部の中心の延長線及び第二
の開口部の中心の延長線が、ほぼ前記クリーニング手段
の板金部の厚さ方向の中心面上を通するように配したプ
ロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段
と、b.前記記録媒体の搬送手段と、を有することを特
徴とする電子写真画像形成装置である。
【0017】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で
行うことが出来るので、格段に操作性を向上させること
ができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画
像形成装置において広く用いられている。
【0018】なお、前述プロセスカートリッジとは、現
像手段とクリーニング手段及び電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装
置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯電手
段とクリーニング手段と現像手段及び電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱
可能とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
〔発明の実施の形態の説明〕以下、本発明の実施の形態
を図面に従って詳細に説明する。
【0020】次に本発明の好適な実施の形態について説
明する。以下の説明において、プロセスカートリッジB
の短手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体1
4へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向と一致し
ている。またプロセスカートリッジBの長手方向とは、
プロセスカートリッジBを装置本体14へ着脱する方向
と交差する方向(略直交する方向)であり、記録媒体の
表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向と交差
(略直交)する方向である。また、プロセスカートリッ
ジに関し左右とは記録媒体の搬送方向に従って記録媒体
を上から見て右または左である。
【0021】図1は本発明の実施の形態を適用した電子
写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)の構成説
明図、図2はその外観斜視図である。また図3〜図8は
本発明の実施の形態を適用したプロセスカートリッジに
関する図面である。図3はプロセスカートリッジの側断
面図、図4はその外観の概略を図示した外観斜視図、図
5はその右側面図、図6はその左側面図、図7はそれを
上方(上面)から見た斜視図、図8はプロセスカートリ
ッジを裏返して上方から見た斜視図である。また以下の
説明において、プロセスカートリッジBの上面とは、プ
ロセスカートリッジBを装置本体14へ装着した状態で
上方に位置する面であり、下面とは下方に位置する面で
ある。
【0022】(電子写真画像形成装置A及びプロセスカ
ートリッジB)まず、図1及び図2を用いて、本発明の
実施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレ
ーザービームプリンタAについて説明する。また図3に
プロセスカートリッジBの側断面図を示す。
【0023】このレーザービームプリンタAは、図1に
示すように、電子写真画像形成プロセスによって記録媒
体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)に画像を形
成するものである。そしてドラム形状の電子写真感光体
(以下、感光体ドラムと称す)にトナー像を形成する。
詳しくは、帯電手段によって感光体ドラムに帯電を行
い、次いでこの感光体ドラムに光学手段から画像情報に
応じたレーザ光を照射して前記感光体ドラムに画像情報
に応じた潜像を形成する。そしてこの潜像を現像手段に
よって現像してトナー像を形成する。そして前記トナー
像の形成と同期して、給紙カセット3aにセットした記
録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3
c,3d及びレジストローラ対3eで反転搬送する。次
いで、プロセスカートリッジBの有する前記感光体ドラ
ム7に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ
4に電圧を印加することによって記録媒体2に転写す
る。その後トナー像を転写を受けた記録媒体2を搬送ガ
イド3fで定着手段5へと搬送する。この定着手段5は
駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5
bを有する。そして通過する記録媒体2に熱及び圧力を
印加して転写されたトナー像を定着する。そしてこの記
録媒体2を排出ローラ対3g,3h,3iて搬送し、反
転経路3jを通して排出トレイ6へと排出する。この排
出トレイ6は画像形成装置Aの装置本体14の上面に設
けられている。なお、揺動可能なフラッパ3kを動作さ
せ、排出ローラ対3mによって反転経路3jを介するこ
となく記録媒体2を排出することもできる。本実施の形
態においては、前記ピックアップローラ3b、搬送ロー
ラ対3c,3d、レジストローラ対3e、搬送ガイド3
f、排出ローラ対3g,3h,3i及び排出ローラ対3
mによって搬送手段3を構成している。
【0024】一方、前記プロセスカートリッジBは、図
3乃至図8に示すように、感光層7e(図11参照)を
有する感光体ドラム7を回転し、その表面を帯電手段で
ある帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電す
る。次いで光学系1からの画像情報に応じたレーザービ
ーム光を露光開口部1eを介して感光体ドラム7へ照射
して潜像を形成する。そしてこの潜像をトナーを用いて
現像手段9によって現像する。すなわち、帯電ローラ8
は感光体ドラム7に接触して設けられており、感光体ド
ラム7に帯電を行う。なおこの帯電ローラ8は、感光体
ドラム7に従動回転する。また、現像手段9は、感光体
ドラム7の現像領域へトナーを供給して、感光体ドラム
7に形成された潜像を現像する。なお光学系1は、レー
ザーダイオード1a、ポリゴンミラー1b、レンズ1
c、反射ミラー1dを有している。
【0025】ここで、前記現像手段9は、トナー容器1
1A内のトナーをトナー送り部材9bの回転によって、
現像ローラ9cへ送り出す。そして固定磁石を内蔵した
現像ローラ9cを回転させると共に、現像ブレード9d
によって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ
9cの表面に形成し、そのトナーを感光体ドラム7の現
像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記潜像に応
じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像
を形成して可視像化する。ここで現像ブレード9dは、
現像ローラ9cの周面のトナー量を規定すると共に摩擦
帯電電荷を付与するものである。またこの現像ローラ9
cの近傍には現像室内のトナーを循環させるトナー攪拌
部材9eを回動可能に取り付けている。
【0026】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段1
0によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。
ここでクリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接
して設けられ、ウレタン等の弾性部材であるゴム部10
1 とこれを保持しクリーニング枠体13へ上部が固定
された板金部10a2からなる弾性クリーニングブレー
ド10aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻
き落として廃トナー溜め10bへ集める。
【0027】なお、プロセスカートリッジBは、トナー
を収納するトナー容器(トナー収納部)11Aを有する
トナー枠体11と現像ローラ9c等の現像手段9を保持
する現像枠体12とを結合する。そしてこれに感光体ド
ラム7、クリーニングブレード10a等のクリーニング
手段10及び、帯電ローラ8を取付けたクリーニング枠
体13を結合して構成している。そしてこのプロセスカ
ートリッジBは、操作者によって画像形成装置本体14
に着脱可能である。
【0028】このプロセスカートリッジBには画像情報
に応じた光を感光体ドラム7へ照射するための露光開口
部1e及び感光体ドラム7を記録媒体2に対向するため
の転写開口部13nが設けてある。詳しくは、露光開口
部1eはクリーニング枠体13に設けられており、ま
た、転写開口部13nは現像枠体12とクリーニング枠
体13との間に構成される。
【0029】次に本実施の形態に係るプロセスカートリ
ッジBののハウジングの構成について説明する。
【0030】本実施の形態で示すプロセスカートリッジ
Bは、トナー枠体11と現像枠体12とを結合し、これ
にクリーニング枠体13を回動可能に結合して構成した
ハウジング内に前記感光体ドラム7、帯電ローラ8、現
像手段9及びクリーニング手段10等を収納してカート
リッジ化したものである。そして、このプロセスカート
リッジBを画像形成装置本体14に設けたカートリッジ
装着手段に対して取り外し可能に装着する。
【0031】(プロセスカートリッジBのハウジングの
構成)本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、
前述したようにトナー枠体11と現像枠体12及びクリ
ーニング枠体13を結合してハウジングを構成している
が、次にその構成について説明する。
【0032】図3及び図15に示すように、トナー枠体
11にはトナー送り部材9bを回動可能に取り付けてあ
る。また現像枠体12には現像ローラ9c及び現像ブレ
ード9dを取り付け、更に前記現像ローラ9cの近傍に
は現像室内のトナーを循環させる攪拌部材9eを回動可
能に取り付けてある。また、現像枠体12には図3及び
図14に示すように現像ローラ9cの長手方向と対向し
て、前記現像ローラ9cと略平行にアンテナ棒9hが取
り付けられている。そして前記トナー枠体11と現像枠
体12を溶着(本実施の形態では超音波溶着)して一体
的な第二枠体としての現像ユニットD(図13参照)を
構成している。
【0033】また、図3及び図12に示すようにクリー
ニング枠体13には感光体ドラム7、帯電ローラ8及び
クリーニング手段10の各部材を取り付けて第一枠体と
してのクリーニングユニットC(図12参照)を構成し
ている。なお、クリーニング手段10は感光体ドラム7
に対して所定の位置となるように高精度で位置決めさ
れ、かつ、ねじ部材等により取り付けられている。
【0034】そして、上記現像ユニットDと上記クリー
ニングユニットCを金属製の丸いピンの結合部材22
(プロセスカートリッジBの装置本体14への装着方向
より見て右側の結合部材が符号221 、左側の結合部材
が符号222 、図12参照)によって互いに回動可能に
結合することによってプロセスカートリッジBを構成す
る。即ち、図13に示すように、現像枠体12の長手方
向(現像ローラ9cの軸線方向)両側に形成したアーム
部19(プロセスカートリッジBの装置本体14への装
着方向より見て右側のアーム部が符号191 、左側のア
ーム部が符号192 である)の先端には現像ローラ9c
に平行に丸い形状の回動穴20(プロセスカートリッジ
Bの装置本体14への装着方向より見て右側の回動穴の
符号が201 、左側の回動穴の符号が202 である。)
が設けてある(図13参照)。一方、クリーニング枠体
13の長手方向両側2箇所には前記アーム部19を進入
するための凹部21(プロセスカートリッジBの装置本
体14への装着方向より見て右側の凹部が符号211
左側の凹部が符号212 である)が設けてある(図12
参照)。この凹部21に前記アーム部19を挿入し、結
合部材22をクリーニング枠体13の取付穴13e11
13e12,13e21,13e22に嵌入し、且つアーム部
19端の回動穴20に嵌入して取り付けることにより、
現像ユニットDとクリーニングユニットCは結合部材2
2を中心に回動可能に結合される。このときアーム部1
9の根本に立設した図示されないダボに挿入して取り付
けた圧縮コイルばね22aがクリーニング枠体13の凹
部21の上壁に当たりこの圧縮コイルばね22aによっ
て現像枠体12を下方へ付勢することにより、現像ロー
ラ9cを感光体ドラム7へ確実に押し付ける。なおクリ
ーニング枠体13の凹部21の上壁は現像ユニットDと
クリーニングユニットCを組付ける際に上記圧縮コイル
ばね22aが非圧縮状態から圧縮を次第に強めるように
傾斜が付されている。従って、図13に示すように現像
ローラ9cの長手方向両端に現像ローラ9cよりも大径
のスペーサコロ9iを取り付けることにより、このコロ
9iが感光体ドラム7に押し付けられ、感光体ドラム7
と現像ローラ9cとが一定間隔(約300μm程度)を
もって対向する。したがって、現像ユニットDとクリー
ニングユニットCは結合部材22を中心にして互いに回
動可能であり、そこで、圧縮コイルばね22aの弾性力
によって、感光体ドラム7の周面と、現像ローラ9cの
周面の位置関係を保持することができる。
【0035】このようにアーム部19の根本側において
現像枠体12に圧縮コイルばね22aを取り付けてある
ため、アーム部19根本以外へ圧縮コイルばね22aの
加圧力が及ばず、現像枠体12へ取り付けた部材をばね
座とするように、ばね座回りを特に強化しなくても、ア
ーム部19根本側は強度、剛性の大きい部分であるた
め、精度の維持に効果がある。
【0036】(クリーニングブレードの板金部)クリー
ニングブレード10aの板金部10a2 は図3、図17
に示すように板厚tで断面L形でできており、長手方向
の中央にあり、クリーニング枠体13の隔壁13tの近
くまであり、上部がクリーニング枠体13に固定されて
いる。なお、クリーニング枠体13に枢着し、ゴム部1
0a1 を感光体ドラム7に向かって付勢するようにばね
を設けてもよい。本例では、取付位置関係によりゴム部
10a1 は感光体ドラム7の母線に圧接する。
【0037】(クリーニング枠体(ドラム枠体ともい
う)と現像枠体との結合構成)既に述べたように帯電ロ
ーラ8及びクリーニング手段10を組み込んだクリーニ
ング枠体13と現像手段9を組み込んだ現像枠体12は
結合される。ここでドラム枠体13と現像枠体12の結
合構成の要旨を図12、図13、図16を参照して述べ
ると以下のとおりである。まお、以下に述べる右側、左
側とは上側から記録媒体2を搬送方向に従って見た場合
を言うものである。
【0038】電子写真画像形成装置本体14に着脱可能
なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラ
ム7と、前記電子写真感光体ドラム7上のトナー等を除
去するためのクリーニングブレード10aと前記電子写
真感光体ドラム7に形成された潜像を現像するための現
像手段9と、前記現像手段9を支持する現像枠体12
と、前記電子写真感光体ドラム7を支持するドラム枠体
13と、前記トナー収納部を有するトナー枠体11と、
前記現像手段9の長手方向の一端側と他端側であって、
前記現像手段9よりも上方の前記現像枠体12部分にそ
の一端を取り付けられ、また、その他端は前記ドラム枠
体13と当接する圧縮コイルばね22aと、前記現像手
段9の長手方向の一端側と他端側の前記現像枠体12部
分に前記現像手段9の長手方向と交差する方向へ突出し
て設けられた第一の突出部(右側のアーム部191
と、第二の突出部(左側のアーム部192 )と、前記第
一の突出部(右側のアーム部191 )に設けられた第三
の開口部(右側の穴201 )と、前記第二の突出部(左
側のアーム部192 )に設けられた第四の開口部(左側
の穴202 )と、前記ドラム枠体13の長手方向一端側
であって、前記電子写真感光体ド7よりも上方の前記ド
ラム枠体13部分に設けられた、前記第一の突出部(右
側のアーム部191 )と係合する第一の係合部(右側の
凹部211 )と、前記ドラム枠体13の長手方向の他端
側であって、前記電子写真感光体ドラム7よりも上方の
前記ドラム枠体13部分に設けられた、前記第二の突出
部(左側のアーム部192 )と係合する第二の係合部
(左側の凹部212 )と、前記第一の係合部(右側の凹
部212 )に設けられた第一の開口部(図12に示す右
側の穴13e11,13e12)と、前記第二の係合部(左
側の凹部212 )に設けられた第二の開口部(図12の
左側にに示す左側の穴13e21,13e22)と、前記ド
ラム枠体13と現像枠体12とを結合するために、前記
第一の突出部(右側のアーム部191 )と、前記第一の
係合部(右側の凹部211 )とを係合した状態で、前記
第三の開口部(右側の穴201 )と第一の開口(右側の
穴13e11,13e12)とを通る第一の結合部材(図1
2の右側に示す結合部材221 )と、前記ドラム枠体1
3と現像枠体12とを結合するために、前記第二の突出
部(左側のアーム部192 )と前記第二の係合部(左側
の凹部212)とを係合した状態で、前記第四の開口部
(左側の穴202 )と第二の開口部(左側の穴13
21,13e22)とを挿通する第二の結合部材(図12
に示す左側の結合部材222 )とを有するプロセスカー
トリッジBである。
【0039】図16に示すように、アーム部19の先端
19aは穴20を中心とする円弧形をしており、凹部2
1の底21aは穴13eを中心とする円弧形をしてい
る。アーム部19先端19aの円弧の半径は、凹部21
の底の円弧部21aの半径よりもわずかに小さい。この
わずかに小さい程度は、凹部21の底21aにアーム部
19の先端19aを突き当てた際に、結合部材22をド
ラム枠体(クリーニング枠体)13の穴13eを挿通し
てアーム部19の穴20に端部が面取りされた結合部材
22が挿入できる程度であり、結合部材22が挿入され
ると、アーム部19の先端19aと凹部21の底21a
間には円弧形に隙間gができ、アーム部19は結合部材
22により回動自在に支持されるものである。なお、説
明のため、この隙間gは誇張して示してあるが、隙間g
は結合部材22の端部または回動穴20の面取り寸法よ
りも小さいものである。
【0040】図12に示すようにドラム枠体13の外壁
13sと外壁13sの内部側に間をおいて仕切り壁13
tを設けてこの間を凹部21としている。
【0041】図12に示される凹部21の長手方向の内
矩はドラムギア7bを備え配設した側と同じ側の右側の
凹部211 を構成する外壁13sと仕切り壁13tの対
向壁面は各々長手方向に対して直交しており、この対向
壁面間に現像枠体12の現像ローラギア9k(図13参
照)の配設してある側と同じ側の右側のアーム部191
が密に嵌入するようになっている。一方、平歯ギア7n
の配設してある側と同じ側の左側のクリーニング枠体1
3の凹部212 とこの凹部212 に挿入される現像枠体
12のアーム部192 は長手方向に関し遊嵌するように
なっている。
【0042】従って、現像枠体12とクリーニング枠体
13の長手方向の位置合せが正確に行われる。なんとな
れば、長手方向の一端側の凹部211 の対向壁面間の寸
法は出し易く、また、アーム部191 の幅も寸法が出し
易いからである。そして現像枠体13とクリーニング枠
体12の温度上昇によって熱変形による長手方向の寸法
差が生じても、寸法の短い凹部211 の対向壁間とアー
ム部191 のこの対向壁間に嵌入するアーム部191
共に寸法が小さいため、熱変形差は極めて小さいからで
あり、仮に現像枠体12とクリーニング枠体13の熱変
形による長手方向全長の寸法変化に差があっても、平歯
ギア7n側の凹部212 とこの凹部212 に嵌入するア
ーム部192 は長手方向に関し遊嵌しているので熱応力
による変形により、現像枠体12とクリーニング枠体1
3間に応力を生じない。
【0043】このような構成における現像枠体12とド
ラム枠体13の組立方法は次のとおりである。現像枠体
12とドラム枠体13の前記第一の突出部(右側のアー
ム部191 )と前記第一の係合部(右側の凹部211
とを係合する第一の係合工程と前記第二の突出部(左側
のアーム部192 )と前記第二の係合部(左側の凹部2
2 )とを係合する第二の係合工程と前記ドラム枠体1
3と現像枠体21とを結合するために、前記第一の突出
部(右側のアーム部191 )と前記第一の係合部(右側
の凹部211 )とを係合した状態で、前記第一の突出部
(右側のアーム部191 )に設けられた第3の開口部
(右側の穴201 )と、前記第一の係合部(右側の凹部
211 )に設けられた第1の開口部(右側の穴13
11,13e12)とに第一の結合部材(右側の結合部材
221 )を挿通させる第一の挿通工程と、現像枠体12
と前記ドラム枠体13とを結合するために、前記第二の
突出部(左側のアーム部192 )と前記第二の係合部
(左側の凹部212 )とを係合した状態で、前記第二の
突出部(左側のアーム部192 )に設けられた第四の開
口部(左側の穴202 )と、前記第二の係合部(左側の
凹部212 )に設けられた第二の開口部(左側の穴13
21,13e22)とに第二の結合部材(左側の結合部材
222 )を挿通させる第二の挿通工程と、で現像枠体1
2とドラム枠体13は一体のカートリッジ化されたプロ
セスカートリッジBとなる。この状態においては、結合
部材22はクリーニング枠体13に一体に成形した円筒
形凹部13u内へわずかに挿入方向の後端が入ってい
る。
【0044】次に、プロセスカートリッジBにおける結
合部材22(221 ,222 )とクリーニング手段10
aとの位置関係を説明する。
【0045】図19は現像枠体12とクリーニング枠体
の結合の状態を表わす略断面図であり、図17は結合時
(プロセスカートリッジBになった状態)のクリーニン
グブレード10aと結合部材221 ,222 のみを表わ
した透視図であり、図18は、図17に示されたものの
中で第1の開口部(13e11,13e12)の穴の中心を
結んだ中心線CL1 、第2の開口部(13e21,13e
22)の穴の中心を結んだ中心線CL2 及びクリーニング
手段10aの板金部10a2 の厚さt方向の中心面CP
1 のみを抜き出して表わした図である。
【0046】図17,18,19に示すように、第1の
開口部(13e11,13e12)の穴の中心線CL1
と第2の開口部の穴の中心線CL2 がクリーニング手段
10aの板金部10a2 の厚さ方向の中心面CP1 とほ
ぼ一致するように、ドラム枠体13に第1の開口部(1
3e11,13e12)、第2の開口部(13e21,13e
22)及びクリーニング手段10aを配置してある。従っ
て、結合部材221 の中心線は中心線CL1 とほぼ一致
し、結合部材222の中心線は中心線CL2 とほぼ一致
している。即ち結合部材221 ,222 の両中心線はほ
ぼクリーニング手段10aの板金部10a2 の厚さt方
向の中心面CP1 上にある。
【0047】この状態で結合部材221 ,222 を枠体
の内側へ(=図19の矢印の向き、結合部材221 を矢
印a1 の向きへ結合部材222 を矢印a2 の向きへ)と
移動させた場合、結合部材221 ,222 は図20のよ
うにクリーニング手段10aの板金部10a2 の端部に
突き当たって止まりそれ以上内部へ入ることはない。も
し、中心線CL1 ,CL2 が例えば正規の位置からはず
れていたとしても、例えば図21に示すように少しずれ
ていたり(中心線CL1 )、傾いたり(中心線CL2
しても、結合部材221 ,222 はやはり図のようにク
リーニング手段10aの板金部10a2 の端部に突き当
たって止まりそれ以上内部へ入ることはない。即ち、組
立時結合部材22が円筒形凹部13u内でその底から突
出していて内部側へ移動しても、クリーニングユニット
Cと現像ユニットDの結合が保たれる。なお、図19に
示すように結合部材22の挿入方向の後端が円筒形凹部
13u内にある状態で結合部材22の先端を板金部10
2に当接するように結合部材22の長さを選んでもよ
い。結合部材22の挿入方向後端を円筒形凹部13u内
で突出させておくと、プライヤー等で結合部材22を抜
くことができるのでリサイクル時の分解が容易になる。
【0048】(プロセスカートリッジBのガイド手段の
構成)次に、プロセスカートリッジBを装置本体14に
着脱する際のガイド手段について説明する。なおこのガ
イド手段については図9、図10に示している。なお、
図9はプロセスカートリッジBを装置本体Aに装着する
方向(矢印X)に見た場合(現像ユニットD側から見た
場合)の左側の斜視図である。図10はその右側の斜視
図である。
【0049】さて、上記クリーニング枠体13の両外側
面には、図4、図5、図6、図7に示すように、プロセ
スカートリッジBを装置本体14に着脱するときのガイ
ドとなるプロセスカートリッジB側のガイド手段が設け
られている。該ガイド手段は位置決め用ガイド部材とし
ての円筒形ガイド13aR,13aLと、着脱時の姿勢
保持手段たるガイド手段としての回り止めガイド13b
R,13bLとにより構成されている。
【0050】図5に示すように前記円筒形ガイド13a
Rは中空の円筒状部材であり、回り止めガイド13bR
は前記円筒形ガイド13aRと一体成形であり、円筒形
ガイド13aRの円周から一体でほぼ放射方向へ突出し
ている。円筒形ガイド13aRには取付フランジ13a
R1が一体に設けられている。このように円筒形ガイド
13aR、回り止めガイド13bR、取付フランジ13
aR1を有する右側ガイド部材13Rは取付フランジ1
3aR1の小ネジ用穴を挿通して小ネジ13aR2をク
リーニング枠体13にねじ込み固定されている。クリー
ニング枠体13に固定された右側ガイド13Rの回り止
めガイド13bRは現像枠体12に固定された現像ホル
ダ40の側方へ延出するように現像枠体12の側面側に
配設されている。
【0051】図6に示すようにクリーニング枠体13の
穴13k1(図11参照)にドラム軸7aの拡径部7a
2が嵌合している。そしてクリーニング枠体13の側面
に突出する位置決めピン13cに嵌合して回転止めさ
れ、小ねじ13dでクリーニング枠体13に固定された
平板状のフランジ29に外方(図6の紙面に直交して手
前方向)へ向って円筒形ガイド13aLが突設されてい
る。このフランジ29の内部側には感光体ドラム7に嵌
入した平歯ギア7nを回転自在に支持する固定の前記ド
ラム軸7aを備えている(図11参照)。前記円筒形ガ
イド13aLとこのドラム軸7aは同軸である。このフ
ランジ29と、円筒形ガイド13aLと、ドラム軸7a
は一体または一体的に金属材料例えば鉄材で作られる。
【0052】図6に示すように、円筒形ガイド13aL
から少し離れて円筒形ガイド13aLのほぼ放射方向に
細長い回り止めガイド13bLがクリーニング枠体13
の側方へ突出するようにクリーニング枠体13に一体に
成形されている。この回り止めガイド13bLがフラン
ジ29と干渉する部分はフランジ29が切り欠かれてこ
の回り止めガイド13bLの側方への突出高さは頂面が
回り止めガイド13bLの頂面とほぼ一致する程度であ
る。この回り止めガイド13bLは現像枠体12に固定
した現像ローラ軸受箱9vの側方へ延出されている。こ
のように左側ガイド部材13Lは金属製の円筒形ガイド
13aLと合成樹脂製の回り止めガイド13bLが分か
れて別部材で設けられている。
【0053】次にクリーニングユニットCの上面13i
に設けられた規制当接部13jについて説明する。ここ
で上面とは、プロセスカートリッジBを画像形成装置本
体14に装着した際に、上方に位置する面である。
【0054】本実施の形態では、図4〜図7に示すよう
にクリーニングユニットCの上面13iであって、プロ
セスカートリッジ装着方向に対して直交する方向の右側
端13p及び左側端13qに各々規制当接部13jを設
けている。この規制当接部13jは、プロセスカートリ
ッジBを画像形成装置本体14に装着した際に、プロセ
スカートリッジBの位置を規定するものである。すなわ
ち、プロセスカートリッジBを画像形成装置本体14に
装着した際に、画像形成装置本体14に設けられた固設
部材25(図9、図10参照)に前記規制当接部13j
が当接して、プロセスカートリッジBは円筒形ガイド1
3aR,13aLを中心とする回動位置が規定される。
なお、この規制当接部13jを円筒形ガイド13aR,
13aLの上方で且つ現像ユニットD寄りにおいて下向
きに設けてこの規制当接部13jを装置本体14側の部
材によって下方から支持するようにしてもよい。
【0055】次に画像形成装置本体14側のガイド手段
について述べる。画像形成装置本体14の開閉部材35
を支点35aを中心に図1において反時計回りに回動す
ると、画像形成装置本体14の上部が開放され、プロセ
スカートリッジBの装着部が図9、図10のように見え
る。この開閉部材35を開けた開口部から画像形成装置
本体14の左右両側の内壁のプロセスカートリッジBの
着脱方向から見て左側に図9、右側に図10に示すよう
にガイド部材16R,16Lが夫々設けられている。
【0056】図に示すようにガイド部材16R,16L
には夫々プロセスカートリッジBの挿入方向の矢印Xか
ら見て前下りになるように斜設したガイド部16a,1
6cと、このガイド部16a,16cに夫々つながりプ
ロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,13a
Lが丁度嵌入する半円形の位置決め溝16b,16dを
備えている。この位置決め溝16b,16dは周壁が円
筒形をしている。この位置決め溝16b,16dの中心
はプロセスカートリッジBを装置本体14に装着時プロ
セスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,13aL
の中心と一致し従ってまた、感光体ドラム7の中心線と
も一致する。
【0057】ガイド部16a,16cの幅は、プロセス
カートリッジBの着脱方向から見て円筒形ガイド13a
R,13aLが遊嵌する幅を有する。円筒形ガイド13
aR,13aLの直径よりも夫々せまい幅をもつ回り止
めガイド13bR,13bLは当然ゆるく嵌まり込むが
円筒形ガイド13aR,13aL、回り止めガイド13
bR,13bLはガイド部16a,16cにより回動を
制約され、プロセスカートリッジBは一定範囲の姿勢を
保って装着される。そしてプロセスカートリッジBが画
像形成装置本体14へ装着された状態でにおいては、プ
ロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,13a
Lが夫々ガイド部材13R,13Lの位置決め溝16
b,16dに嵌合すると共にプロセスカートリッジBの
クリーニング枠体13先端左右の規制当接部13jが装
置本体14の固設部材25に当接するようになってい
る。
【0058】上述したプロセスカートリッジBは円筒形
ガイド13aR,13aLの中心を結ぶ中心線のクリー
ニングユニットC側と現像ユニットD側ではこの中心線
を水平に保つと現像ユニットD側がクリーニングユニッ
トC側よりも大きな一次モーメントを生ずるような重量
配分になっている。
【0059】プロセスカートリッジBの画像形成装置本
体14への装着には、トナー枠体11の凹部17側及び
下側の夫々のリブ11cを手でつかみ、円筒形ガイド1
3aR,13aLを夫々画像形成装置本体14のカート
リッジ装着部のガイド部16a,16cへ挿入し、続い
て挿入方向から見てプロセスカートリッジBを前下りに
して回り止めガイド13bR,13bLを画像形成装置
本体14のガイド部16a,16cへ挿入する。プロセ
スカートリッジBの円筒形ガイド13aR,13aL、
回り止めガイド13bR,13bLは画像形成装置本体
14のガイド部16a,16cに沿って奥側へ進み、プ
ロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,13a
Lが画像形成装置本体14の位置決め溝16b,16d
に達すると、この円筒形ガイド13aR,13aLは位
置決め溝16b,16dの位置へプロセスカートリッジ
Bの重力で着座する。これによって、位置決め溝16
b,16dに対してプロセスカートリッジBの円筒形ガ
イド13aR,13aLは正確に位置が定まる。そして
円筒形ガイド13aR,13aLの中心を結ぶ中心線
は、感光体ドラム7の中心線であるから、感光体ドラム
7は画像形成装置本体14に概略に位置が定まる。な
お、最終的には後述の軸継手が結合した状態で感光体ド
ラム7は装置本体14に対する位置が決まる。
【0060】この状態では、画像形成装置本体14の固
設部材25とプロセスカートリッジBの規制当接部13
jはわずかに隙間がある。ここでプロセスカートリッジ
Bを持っている手を離すと、プロセスカートリッジBは
その円筒形ガイド13aR,13aLを中心にして現像
ユニットD側が下り、クリーニングユニットC側が上昇
し、プロセスカートリッジBの規制当接部13jは画像
形成装置本体14の固設部材25に当接し、プロセスカ
ートリッジBは画像形成装置本体14に対して正確に装
着される。その後、開閉部材35を図1において支点3
5aを中心に時計回りに回動して閉める。
【0061】プロセスカートリッジBを装置本体14か
ら取り外すのは、上記と逆で、装置本体14の開閉部材
35を開いてプロセスカートリッジBの把手部をなす前
述の上下のリブ11cに手を掛け持ち上げるようにする
と、プロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,
13aLが装置本体14の位置決め溝16b,16dを
中心に回動し、プロセスカートリッジBの規制当接部1
3jが装置本体14の固定部材25から離れる。プロセ
スカートリッジBを更に引くと上記円筒形ガイド13a
R,13aLが上記位置決め溝16b,16dから脱出
して装置本体14に固定したガイド部材16R,16L
のガイド部16a,16cへ移動し、そのまま、プロセ
スカートリッジBを引き上げるとプロセスカートリッジ
Bの円筒形ガイド13aR,13aL、回り止めガイド
13bR,13bLは装置本体14のガイド部16a,
16c中を移動して上昇し、これによって、プロセスカ
ートリッジBの姿勢を規制されて、プロセスカートリッ
ジBは装置本体14の他の部分に当ることなく装置本体
14外へ取り出される。
【0062】なお、図11、図12に示すとおり、平歯
ギア7nは感光体ドラム7の軸方向でははす歯のドラム
ギア7bと反対側の端部に設けられている。この平歯ギ
ア7nは、プロセスカートリッジBが装置本体14に装
着された際に、装置本体14に設けられた転写ローラ4
と同軸のギア(図示せず)と噛合して、転写ローラ4を
回転させる駆動力をプロセスカートリッジBから伝達す
る。
【0063】(プロセスカートリッジの駆動構成)感光
体ドラム7は両端にドラムフランジ36,32を備え、
クリーニング枠体(ドラム枠体ともいう)13に回転自
在に支持されている。そして感光体ドラム7は一方の上
記ドラムフランジ36と一体のドラムギア7b(図8参
照)と現像ローラ9cの端部に固定した現像ローラギア
9k(図13参照)と噛合っている。また、現像ローラ
ギア9kはトナー送り部材9b、トナー撹拌部材9eへ
回転を伝える不図示の歯車列と噛み合っている。
【0064】ドラムギア7bを設けたドラムフランジ3
6と一体にカップリング凸軸37が設けられ、この凸軸
37が右側ガイド部材13Rと一体の軸受38に回転自
在に支持されている。このカップリング凸軸37の先端
にはカップリング凸部37aが設けられている。このカ
ップリング凸部37aは長手方向で円筒形ガイド13a
Rの内側にある。このカップリング凸部37aは軸方向
にねじれた三角柱である。
【0065】装置本体14のガイド部材16Rの位置決
め溝16dの中心と同じ中心を持ちこの溝16d中へ突
出する位置とこの溝16dから後退した位置をとるよう
に進退するカップリング凹軸39bが設けてある。この
カップリング凹軸39bは装置本体14側にあって回転
駆動源のモータ61に動力伝達部材の歯車対のモータ6
1aに固定した小ギア62、大ギア43で連結されてい
る。このカップリング凹軸39bの端面には軸方向へね
じれた三角筒形のカップリング凹部39aが設けられて
いる。このカップリング凹部39aと前述のプロセスカ
ートリッジBのカップリング凸部37aは係合可能であ
り、係合時は両者が同方向へねじれていて互いに引き合
う。また、両者は夫々が回転中心を中心とする正三角形
であるため、回転により自動調心作用を呈する。なお、
図11には図略してあるが大ギア43の中心に一体に設
けたカップリング凹軸39bは大ギア43の両側にあっ
て、不図示の軸受に回転自在で且つ軸方向に移動自在に
嵌合してある。
【0066】プロセスカートリッジBを装置本体14へ
着脱する際、支点35aを中心に開閉部材35を開く
が、この開閉部材35上記カップリング凹軸39bを連
動する軸継手の係脱装置(不図示)が設けられている。
即ち、開閉部材35を開くと、カップリング凹軸39b
が位置決め溝16dから後退し、カップリング凸部37
aからカップリング凹部39aがぬけて軸方向に離れ開
閉部材35を閉めるとカップリング凹軸39bが位置決
め溝16d中へ突出し、カップリング凹部39aがカッ
プリング凸部37aに係合するようになっている。従っ
て、装置本体14にプロセスカートリッジBが装着され
ている状態で装置本体14側の駆動源からのモータ61
から歯車対62、43を介してカップリング凹軸39a
が駆動され、カップリング凸軸37を介して感光体ドラ
ム7が駆動される。
【0067】なお、本実施の形態では感光体ドラム7を
軸継手で駆動する場合を説明してあるが、ドラムギア7
bの下方に設けた装置本体14の駆動源につらなる駆動
ギア(不図示)をドラムギア7bと噛み合せた形態に対
しても適用されるものである。また、前述の実施の形態
では結合部材を第1の枠体にしまりばめとし、第2の枠
体に回転自在となるはめあいとしたが、第1の枠体に回
転自在に結合部材を嵌合し、結合部材を第2の枠体にし
まりばめで固定してもよい。
【0068】前述した実施の形態で示したプロセスカー
トリッジBは単色画像を形成する場合を例示したが、本
発明に係るプロセスカートリッジは現像手段を複数設
け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像あるいは
フルカラー等)を形成するカートリッジにも好適に適用
することができる。
【0069】また、電子写真感光体としては、前記感光
体ドラム7にら限定されることなく、例えば次のものが
含まれる。先ず感光体としては光導電体が用いられ、光
導電体としては例えばアモルファスシリコン、アモルフ
ァスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体
(OPC)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形
状としては、例えばドラム状またはベルト状のものが用
いられており、例えばドラムタイプの感光体にあって
は、アルミ合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着或いは
塗工等を行ったものである。
【0070】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0071】また帯電手段の構成も、前述した実施の形
態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正または
負のイオンを感光体ドラムの表面の移動させ、該ドラム
の表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然
である。
【0072】なお、前記帯電手段として前記ローラ型以
外にも、ブレード(帯電ブレード)、バッド型、ブロッ
ク型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0073】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0074】上記の説明において、単にプロセスカート
リッジの理解を助けるか深めるのみの部分には図面に符
号を付し、符号の説明のみとした。
【0075】
【実施例】実施の形態に併記した。
【0076】
【発明の効果】本出願に係る第1の発明は、画像形成装
置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電
子写真感光体と、前記電子写真感光体に当接する弾性部
と前記弾性部を保持する板金部を有するクリーニング手
段と、を支持し、前記電子写真感光体の長手方向の一端
側に第一の開口部を、他端側に第二の開口部を有する第
一の枠体と、前記電子写真感光体上に形成された潜像を
現像するための現像手段を支持し、前記現像手段の長手
方向の一端側に第三の開口部を、他端側に第四の開口部
を有する第二の枠体と、を前記第一の開口部と前記第三
の開口部に通す第一の結合部材と前記第二の開口部と前
記第四の開口部に通す第二の結合部材により結合するよ
うにしたプロセスカートリッジにおいて、前記第一の開
口部の中心の延長線及び第二の開口部の中心の延長線
が、ほぼ前記クリーニング手段の板金部の厚さ方向の中
心面上を通るように配したプロセスカートリッジとした
ことにより、 (1) 結合部材に枠体の内側へ向かう力が作用して結合部
材が移動したとしても結合部材は確実にクリーニング手
段の板金部に突き当たるため結合部材が外れることがな
く、枠体が結合した状態を保持できる。 (2) 結合部材をクリーニング手段の板金部に突き当てる
まで挿入するように組み立てることにより、結合部材の
挿入量を管理する必要がなくなり、組立後のチェックも
簡単になるため製品の組立コストを安くすることができ
る。
【0077】その場合クリーニング手段の板金部の厚さ
方向の中心と枠体の穴中心をほぼ一致させることでその
中心の結合部材をクリーニング手段の板金部に確実に突
き当てることができ、両枠体の寸法精度を緩く設定でき
るため部品(両枠体)の製造コストを安くすることがで
きる。
【0078】本出願に係る第2の発明は、前記第一、第
二の開口部は夫々第一の枠体の長手方向両端の外壁と外
壁から内部側に離れて設けた仕切壁に設けられている第
1の発明に記載のプロセスカートリッジとしたことによ
り、結合部材が両端支持され、傾いたり、軸方向にずれ
たりし難い。
【0079】本出願に係る第3の発明は、前記第一、第
二の開口部は電子写真感光体の上方に設けられている第
1または第2の発明に記載のプロセスカートリッジとし
たことにより、結合部材に加わる荷重を小さくするよう
に電子写真感光体と結合部材間を引き離して配管するこ
とができる。
【0080】本出願に係る第4の発明は、前記結合部材
は円筒形のピン状である第1から第3の発明の何れか1
つに記載のプロセスカートリッジとしたことにより、結
合部材が正確に作られ且つコストが安い。
【0081】本出願に係る第5の発明は、前記第一の枠
体に設けた第一、第二の開口部は前記結合部材にしまり
ばめされ、前記第二の枠体に設けた第三、第四の開口部
は前記結合部材と回転自在に嵌合される第4の発明に記
載のプロセスカートリッジとしたことにより、結合部材
が第一の枠体に強固に且つ安定して支持される。
【0082】本出願に係る第6の発明は、前記結合部材
は金属材料で作られている第1から第5の発明の何れか
1つに記載のプロセスカートリッジとしたことにより、
結合部材を小さくでき、第一、第二の枠体の結合部が小
さくてすみ、プロセスカートリッジの小型化に寄与す
る。
【0083】本出願に係る第7の発明は、取付状態にお
いて、前記結合部材は第一の枠体から外方へ突出してい
る第1から第6の発明の何れか1つに記載のプロセスカ
ートリッジとしたことにより、分解時結合部材の取り外
しが容易であり、リサイクルに寄与する。
【0084】本出願に係る第8の発明は、取付状態にお
いて、前記結合部材の先端はクリーニング手段の板金部
の端部に接している第1から第7の発明の何れか1つに
記載のプロセスカートリッジとしたことにより、組立寸
法の管理の必要がなく、組立性がよい。
【0085】本出願に係る第9の発明は、クリーニング
手段の板金部は断面L形であってその上部が第一の枠体
に固定されており、前記結合部材は板金部のゴム部を備
える辺とは異なる辺と接する第8の発明に記載のプロセ
スカートリッジとしたことにより、結合部材の位置を電
子写真感光体と現像手段との接触部から遠くへ離すこと
ができ、且つ、位置の選択の幅が広い。
【0086】本出願に係る第10の発明は、前記プロセ
スカートリッジとは、帯電手段、現像手段、及びクリー
ニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着
脱可能とする第1の発明に記載のプロセスカートリッジ
であり、本出願に係る第11の発明は、前記プロセスカ
ートリッジとは、現像手段及びクリーニング手段と電子
写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装
置本体に対して着脱可能とする第1の発明に記載のプロ
セスカートリッジであり、本発明を適用して好結果を得
る。
【0087】本出願に係る第12の発明は、電子写真画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの組
立方法において、電子写真感光体ドラム及びクリーニン
グ手段を支持して、前記電子写真感光体ドラムの長手方
向の一端側であって前記電子写真感光体ドラムよりも上
方に設けられた第一の係合部と、前記電子写真感光体ド
ラムの長手方向の他端側であって前記電子写真感光体ド
ラムよりも上方に設けられた第二の係合部と、を有する
ドラム枠体を準備して、前記電子写真感光体ドラムに形
成された潜像を現像するための現像手段を支持して、前
記現像手段の長手方向の一端側と他端側であって、前記
現像手段よりも上方の部分に取り付けられた第一の圧縮
スプリングと、第二の圧縮スプリングと、前記現像手段
の長手方向の一端側と他端側に、前記現像手段の長手方
向と交差する方向へ突出して設けられた第一の突出部
と、第二の突出部と、を有する現像枠体を準備して、前
記第一の突出部と前記第一の係合部とを係合する第一の
係合工程と、前記第二の突出部と前記第二の係合部とを
係合する第二の係合工程と、前記ドラム枠体と現像枠体
とを結合するために、前記第一の突出部と前記第一の係
合部とを係合した状態で、前記第一の突出部に設けられ
た第三の開口部と、前記第一の係合部に設けられた第一
の開口部とに第一の結合部材を挿通させてクリーニング
手段に先端を当接する第一の挿通工程と、前記ドラム枠
体と現像枠体とを結合するために、前記第二の突出部と
前記第二の係合部とを係合した状態で、前記第二の突出
部に設けられた第二の開口部と、前記第二の係合部に設
けられた第四の開口部とに第二の結合部材を挿通させて
クリーニング手段に先端を当接する第二の挿通工程と、
を有することを特徴とするプロセスカートリッジの組立
方法としたことにより、少ない工程でプロセスカートリ
ッジの組立ができ、且つ、夫々の工程は夫々簡単な工程
であり、組立が迅速にできる。特に結合部材の挿入長さ
を計測しなくてもよいので組立が早く組立後の検査をも
必要としない。
【0088】本出願に係る第13の発明は、プロセスカ
ートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する画像
形成装置において、 a.電子写真感光体と前記電子写真感光体に当接する弾
性部と前記弾性部を保持する板金部を有するクリーニン
グ手段を支持し、前記電子写真感光体の長手方向の一端
側に第一の開口部を、他端側に第二の開口部を有する第
一の枠体と前記電子写真感光体上に形成された潜像を現
像するための現像手段を支持し、前記現像手段の長手方
向の一端側に第三の開口部を、他端側に第四の開口部を
有する第二の枠体を前記第一の開口部と前記第三の開口
部に通す第一の結合部材と前記第二の開口部と前記第四
の開口部に通す第二の結合部材により結合するようにし
たプロセスカートリッジにおいて、前記第一の開口部の
中心の延長線及び第二の開口部の中心の延長線が、ほぼ
前記クリーニング手段の板金部の厚さ方向の中心面上を
通るように配したプロセスカートリッジを取り外し可能
に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体の搬送手段と、を有することを特徴と
する電子写真画像形成装置としたことにより好適な電子
写真画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】図1に示した装置の外観斜視図である。
【図3】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図4】図3に示したプロセスカートリッジの右側上方
から見た外観斜視図である。
【図5】図3に示したプロセスカートリッジの右側面図
である。
【図6】図3に示したプロセスカートリッジの左側面図
である。
【図7】図3に示したプロセスカートリッジの左側上方
から見た外観斜視図である。
【図8】図3に示したプロセスカートリッジを左下側を
示すための外観斜視図である。
【図9】装置本体のプロセスカートリッジの装着部の外
観斜視図である。
【図10】装置本体のプロセスカートリッジの装着部の
外観斜視図である。
【図11】感光体ドラム及びその駆動装置の縦断面図で
ある。
【図12】クリーニングユニットの斜視図である。
【図13】現像ユニットの斜視図である。
【図14】現像枠体の斜視図である。
【図15】トナー枠体の斜視図である。
【図16】ドラム枠体との現像枠体の結合を示す縦断面
図である。
【図17】結合時のクリーニング手段と結合部材のみの
状態を示す透視図である。
【図18】中心線CL1 ,CL2 、中心面CP1 ,CP
2 の位置関係を示した図である。
【図19】結合時の現像枠体とクリーニング枠体の結合
状態を示す略横断面図である。
【図20】結合部材を枠体の内側へ押し込んだときの状
態を示す略横断面図である。
【図21】結合部材を枠体の内側へ押し込んだときの状
態を示す略横断面図である。
【符号の説明】
1…光学系 1a…レーザータイオード 1b…ポリゴ
ンミラー 1c…レンズ 1d…反射ミラー 1e…露
光開口部 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給紙カセット 3b…ピックアッ
プローラ 3c…搬送ローラ対 3d…搬送ローラ対
3e…レジストローラ対 3f…搬送ガイド 3g,3h,3i…排出ローラ対 3j…反転経路 3
k…フラッパ 3m…排出ローラ対 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…ヒータ 5b…定着ローラ 5c
…駆動ローラ 6…排出トレイ 7…感光体ドラム 7a…ドラム軸 7a1…ドラム軸
端面 7a2…拡径部 7b…ドラムギア 7b1…ドラムギア側端 7d…ド
ラム筒 7d1…内面 7e…感光層 7f…アース板 7n…平歯ギア 8…帯電ローラ 9…現像枠体 9b…トナー送り部材 9c…現像ロー
ラ 9d…現像ブレード 9e…トナー撹拌部材 9g
…マグネット 9h…アンテナ棒 9h1…アンテナ棒
の接点 9i…スペーサコロ 9j…現像ローラ軸受
9k…現像ローラギア 9m…トナー撹拌ギア 9v…
軸受箱 10…クリーニング手段 10aクリーニングブレード
10a1 …ゴム部 10a2 …板金部 10b…廃トナー溜め 11…トナー枠体 11A…トナー容器 11a…上方
枠体 11a1…フランジ 11b…下方枠体 11b
1…フランジ 11c…リブ 11d…トナー充填口
11e…カップリング部材 11e1…穴 11g…凹
形部 11h…トナー下部枠体に設けたボス 11i…
開口部 11j…フランジ 11k…凹面 11m…段
部 11n…条溝 11q…角穴 11r…丸穴 12…現像枠体 12c…めねじ 12d…シャッタ部
材のリンクを支持するダボ 12e…フランジ 12k
…ばね固定部 12m…穴部 12n…ばねガイド部
12p…開口部 12u…平面 12v…突条 12w
1…円筒形ダボ 12w2…角形ダボ 12z…突条 13…クリーニング枠体(ドラム枠体) 13aR1…
フランジ 13aR2…小ねじ 13aR,13aL…
円筒形ガイド 13bR,13bL…回り止めガイド
13c…位置決めピン 13d…小ねじ 13e…取付
穴 13e11,13e12…第1の開口 13e21,13
22…第2の開口 13i…上面 13j…規制当接部
13L…ガイド部材 13n…転写開口部 13p…
右側端 13q…左側端 13R…ガイド部材 13s…外壁
13t…仕切壁 13u…円筒形凹部 14…画像形成装置本体 16a,16c…ガイド部 16b,16d…位置決め
溝 16R,16L…ガイド部材 17…凹部 18…ドラムシャッタ部材 18a…シャッターカバー
18b,18c…シャッタカバーを支持するリンク
18c1…リンクの突出部 19(191 ,192 )…アーム部 19a…先端 20…回動穴 201 …第3の開口 202 …第4の開
口 20a…凹部上側の内面 20a1…内面の傾斜部 21(211 ,212 )…凹部 21a…底 22(221 ,222 )…結合部材 22a…圧縮コイ
ルばね 22a2…ばね座 29…フランジ 32…ドラムフランジ 35…開閉部材 35a…支点 36…ドラムフランジ 36b…ドラムフランジの感光
体ドラムへの嵌合部 37…カップリング凸軸 37a…カップリング凸部
37a1…カップリング凸部の端面 38…軸受 38a…軸受の凸部 38b…軸受の内側
端面 39…ギア 39a…カップリング凹部 39a1…底
39b…カップリング凹軸 40…現像ホルダ 40g…穴 43…大ギア 52…引抜き用テアテープ 52a…テアテープの端部 54…弾性シール材 55…テープ 56…弾性シール材 61…モータ 61a…軸 62…小ギア 119…アース接点 120…帯電バイアス接点 121…現像バイアス接点 122…トナー残量検出接点 123…アース接点部材 124…帯電バイアス接点部材 125…現像バイアス接点部材 126…トナー検出接点部材 a1,a2…矢印 A…レーザービームプリンタ(画像形成装置) B…プロセスカートリッジ C…クリーニングユニット CL1 ,CL2 …中心線
CP1 …中心面 D…現像ユニット JP…結合面 g…隙間 S…プロセスカートリッジの装着スペース U…トナー枠体の上方枠体と下方枠体の接合面

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に当接する弾性部と前記弾性部を保
    持する板金部を有するクリーニング手段と、を支持し、 前記電子写真感光体の長手方向の一端側に第一の開口部
    を、他端側に第二の開口部を、有する第一の枠体と、 前記電子写真感光体上に形成された潜像を現像するため
    の現像手段を支持し、前記現像手段の長手方向の一端側
    に第三の開口を、他端側に第四の開口部を有する第二の
    枠体と、を前記第一の開口部と前記第三の開口部に通す
    第一の結合部材と前記第二の開口部と前記第四の開口部
    に通す第二の結合部材により結合するようにしたプロセ
    スカートリッジにおいて、 前記第一の開口部の中心の延長線及び第二の開口部の中
    心の延長線が、 ほぼ前記クリーニング手段の板金部の厚さ方向の中心面
    上を通るように配したことを特徴とするプロセスカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 前記第一、第二の開口部は夫々第一の枠
    体の長手方向両端の外壁と外壁から内部側に離れて設け
    た仕切壁に設けられている請求項1に記載のプロセスカ
    ートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記第一、第二の開口部は電子写真感光
    体の上方に設けられている請求項1又は2に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記結合部材は円筒形のピン状である請
    求項1から3の何れか1つに記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 前記第一の枠体に設けた第一、第二の開
    口部は前記結合部材にしまりばめされ、前記第二の枠体
    に設けた第三、第四の開口部は前記結合部材と回転自在
    に嵌合される請求項4に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記結合部材は金属材料で作られている
    請求項1から5の何れか1つに記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  7. 【請求項7】 取付状態において、前記結合部材は第一
    の枠体から外方へ突出している請求項1から6の何れか
    1つに記載のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 取付状態において、前記結合部材の先端
    はクリーニング手段の板金部の端部に接している請求項
    1から7の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 クリーニング手段の板金部は断面L形で
    あってその上部が第一の枠体に固定されており、前記結
    合部材は板金部のゴム部を備える辺とは異なる辺と接す
    る請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記プロセスカートリッジとは、帯電
    手段、現像手段、及びクリーニング手段と電子写真感光
    体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを
    画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求項1に記
    載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記プロセスカートリッジとは、現像
    手段及びクリーニング手段と電子写真感光体とを一体的
    にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可
    能とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能
    なプロセスカートリッジの組立方法において、 電子写真感光体ドラム及びクリーニング手段を支持し
    て、前記電子写真感光体ドラムの長手方向の一端側であ
    っで電子写真感光体ドラムよりも上方に設けられた第一
    の係合部と、前記電子写真感光体ドラムの長手方向の他
    端側であって前記電子写真感光体ドラムよりも上方に設
    けられた第二の係合部と、を有するドラム枠体を準備し
    て、 前記電子写真感光体ドラムに形成された潜像を現像する
    ための現像手段を支持して、前記現像手段の長手方向の
    一端側と他端側であって、前記現像手段よりも上方の部
    分に取り付けられた第一の圧縮スプリングと、第二の圧
    縮スプリングと、前記現像手段の長手方向の一端側と他
    端側に、前記現像手段の長手方向と交差する方向へ突出
    して設けられた第一の突出部と、第二の突出部と、を有
    する現像枠体を準備して、 前記第一の突出部と前記第一の係合部とを係合する第一
    の係合工程と、 前記第二の突出部と前記第二の係合部とを係合する第二
    の係合工程と、 前記ドラム枠体と現像枠体とを結合するために、前記第
    一の突出部と前記第一の係合部とを係合した状態で、前
    記第一の突出部に設けられた第三の開口部と、前記第一
    の係合部に設けられた第一の開口部とに第一の結合部材
    を挿通させてクリーニング手段に先端を当接する第一の
    挿通工程と、 前記ドラム枠体と現像枠体とを結合するために、前記第
    二の突出部と前記第二の係合部とを係合した状態で、前
    記第二の突出部に設けられた第四の開口部と、前記第二
    の係合部に設けられた第二の開口部とに第二の結合部材
    を挿通させてクリーニング手段に先端を当接する第二の
    挿通工程と、を有することを特徴とするプロセスカート
    リッジの組立方法。
  13. 【請求項13】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体に当接する
    弾性部と前記弾性部を保持する板金部を有するクリーニ
    ング手段と、を支持し、前記電子写真感光体の長手方向
    の一端側に第一の開口部を、他端側に第二の開口部を有
    する第一の枠体と、前記電子写真感光体上に形成された
    潜像を現像するための現像手段を支持し、前記現像手段
    の長手方向の一端側に第三の開口部を、他端側に第四の
    開口部を有する第二の枠体と、を前記第一の開口部と前
    記第三の開口部に通す第一の結合部材と前記第二の開口
    部と前記第四の開口部に通す第二の結合部材により結合
    するようにしたプロセスカートリッジにおいて、前記第
    一の開口部の中心の延長線及び第二の開口部の中心の延
    長線が、ほぼ前記クリーニング手段の板金部の厚さ方向
    の中心面上を通するように配したプロセスカートリッジ
    を取り外し可能に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体の搬送手段と、を有することを特徴と
    する電子写真画像形成装置。
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JP2013242492A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Canon Inc クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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