JPH1039581A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1039581A
JPH1039581A JP19065496A JP19065496A JPH1039581A JP H1039581 A JPH1039581 A JP H1039581A JP 19065496 A JP19065496 A JP 19065496A JP 19065496 A JP19065496 A JP 19065496A JP H1039581 A JPH1039581 A JP H1039581A
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image forming
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JP19065496A
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Rie Takekoshi
里枝 竹腰
Toshiyuki Nagano
敏幸 長野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電手段を構成する導電性基体の担持体との
当接部に挟まる異物との摩擦を可及的に小さく抑え或は
異物を摺り抜けさせることによって導電性基体の当接部
端部の削れや欠け及び帯電ムラの発生を防ぎ、常に所定
位置での安定した帯電を行うことができる画像形成装置
を提供すること。 【構成】 可視像を直接又は間接的に担持する担持体
と、導電層(導電性基体)701を有する導電性ブレー
ド(帯電手段)7を含んで構成される画像形成装置にお
いて、前記導電層701の自由長部分のスラスト方向両
端部近傍に切欠き7A,7Bを形成してその部分の見掛
けの弾性率を低減せしめる。本発明によれば、導電層7
01の自由長部分のスラスト方向両端部近傍の見掛けの
弾性率を低減せしめたため、導電性ブレード7を構成す
る導電層701の担持体との当接部に挟まる異物との摩
擦を可及的に小さく抑え或は異物を摺り抜けさせること
によって該導電層701の当接部端部の削れや欠け及び
帯電ムラの発生を防ぐことができ、常に所定位置での安
定した帯電を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真写真方式
等を利用した複写機やレーザビームプリンタ(LBP)
或はファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置として所謂電子写真記録装
置が種々提案されているが、近年、記録材を担持してこ
れを像担持体と対向する転写部位へ搬送する記録材担持
体を用いた装置の開発が進められている。図7はこのよ
うな画像形成装置の一例を示す側面図であり、以下、該
画像形成装置について略述する。
【0003】図7に示す画像形成装置の画像形成部には
像担持体として感光ドラム1が設置されており、該感光
ドラム1の周囲には、露光ランプ2、ドラム帯電器3、
光源装置(図示せず)、この光源装置からの光を走査す
るポリゴンミラー10、現像器4、クリーナ6及び感光
ドラム1の表面電位を検知する電位センサー(図示せ
ず)がそれぞれ設置されている。
【0004】而して、光源装置から画像信号に応じたレ
ーザ光が発せられ、そのレーザ光をポリゴンミラー10
を回転させることによって走査し、その走査光の光束を
反射ミラー11によって偏向し、fθレンズを介して感
光ドラム1の母線上に集光して露光することにより感光
ドラム1上に画像信号に応じた潜像が形成される。
【0005】ところで、前記現像器4には所定量のブラ
ックの色現像剤が不図示の供給装置によって充填されて
おり、該現像器4は感光ドラム1上に形成された前記潜
像を現像してこれをブラックトナー像として可視化す
る。
【0006】一方、感光ドラム1の下方には記録材担持
体である転写ベルト100が設置されており、この転写
ベルト100には、装置本体の下部に設置された記録材
カセット30から記録材Pが複数の搬送ローラ31及び
レジストローラ20を経て供給される。
【0007】ここで、転写ベルト100にはポリエチレ
ンテレフタレートやポリフッ化ビニリデン、ポリウレタ
ン、ポリイミド、ポリカーボネート等の誘電体樹脂やゴ
ム等が基材として用いられており、該転写ベルト100
が適正な電気特性、強度等を備えるように、これらの基
材に導電性フィラー等を混入したり、異なった基材を重
ね合わせたり或は表層を後加工することによって該転写
ベルト100を電気的、機械的に多層構造とすることも
行われる。そして、この転写ベルト100としては、シ
ートの両端部を互いに重ね合わせて接合してエンドレス
形状にしたもの或は継ぎ目を有しない(シームレス)ベ
ルトが用いられている。
【0008】次に、この画像形成装置の全体の動作を簡
単に説明する。
【0009】感光ドラム1が回転してその表面がドラム
帯電器3によって一様に帯電され、不図示の原稿の画像
信号によって、変調したレーザ光が感光ドラム1に照射
されると、該感光ドラム1上に静電潜像が形成される。
そして、この静電潜像は現像器4によって現像されてブ
ラックトナー像として可視化される。
【0010】一方、記録材カセット30から記録材Pが
レジストローラ20等によって転写ベルト100に向け
て搬送され、この記録材Pは転写ベルト100に沿う方
向に押し出される。
【0011】而して、上記転写ベルト100は感光ドラ
ム1と同期して図示矢印方向に回転しており、感光ドラ
ム1と対向した転写部に記録材Pを搬送する。これと同
時に画像書き出し信号がONとなり、それを基準として
或るタイミングで感光ドラム1に対し画像形成を行う。
【0012】即ち、転写部に搬送された記録材Pには、
感光ドラム1の下方に配置された転写帯電ブレード7が
電界又は電荷を付与することにより感光ドラム1上に形
成されたブラックトナー像が転写される。そして、この
ブラックトナー像を転写された記録材Pは、転写ベルト
100の搬送方向下流部で分離帯電器8により除電され
て静電吸着力を減衰せしめられることによって搬送ベル
ト100の末端で離脱し、搬送部21により定着装置9
へと搬送される。
【0013】上記定着装置9は、定着ローラ91、加圧
ローラ92、ジメチルシリコーンオイル等の離型剤オイ
ルを含浸した耐熱性クリーニング部材94、定着ローラ
91内に収容された加熱ヒータ95及び定着温度制御用
のサーミスタ96とで構成されている。この定着装置9
は、搬送されて来た記録材Pを定着ローラ91と加圧ロ
ーラ92により加熱及び加圧してブラックトナー像の記
録材Pへの定着を行い、コピー画像に形成する。
【0014】そして、転写が終了した感光ドラム1は、
これの表面に残留する転写残トナーがクリーナ6によっ
て除去されてクリーニングされ、次の画像形成プロセス
に備えられる。又、転写ベルト100上に残留するトナ
ー及びその他の異物は、除電器40,41によって除電
されて静電吸着力を取り除かれた後、回転するファーブ
ラシ65によって掻き落とされる。尚、残留トナーの除
去手段としては、他にブレード又は不織布が単独で或は
併用して用いられる。
【0015】このような画像形成装置において、像担持
体上のトナー像を良好な状態で転写材に転写するために
は、転写電界を規制してトナーの飛散が生じないように
することが重要である。又、転写手段として、転写材の
厚み、材質、含水率等によって高いインピーダンス時に
は転写電流が減少するコロナ放電器のような非接触型の
もの、転写ローラ、転写ブラシのような定電圧制御の接
触型のものを用いた場合には、転写時の抵抗値を予め測
定或は推定しておくための制御手段を必要とする。
【0016】このような観点からすると、転写手段とし
ては図8及び図9に示すような導電性ブレード7を用い
るのが、転写電界を適正範囲に規制し、定電流制御が容
易であることから好適であると言える。即ち、転写手段
としてブレード状のものとローラ状のものを考えると、
ブレード状のものの方が転写材又は転写材担持体と接触
している部分と接触していない部分との境界がはっきり
しているために電界の規制が容易である。又、転写ロー
ラ等には導電性ゴム、スポンジ、金属等が利用される
が、これを転写材や像担持体或は転写材担持体方向に押
圧する際、押圧が強過ぎるとトナーが強圧されて転写材
にトナーが転移しないために転写不良を生ずる可能性が
あるのに対して、ブレード状のものの場合、このような
問題を回避し易い。又、製作精度が出し易い点からもブ
レード状の転写手段が好ましいと言える。尚、図8及び
図9において、701は導電層、702は電極、703
は導電性結着剤である。
【0017】ところで、導電性ブレード7としては、一
般にSBR、BR、EPDM、ウレタン、シリコーンゴ
ム、クロロプレン、エピクロルヒドリンゴム等にカーボ
ンブラック、その他の導電性フィラーを配合したものが
用いられ、硬度はJISA40°〜80°の範囲内のも
のが好適である。又、導電性ブレード7の電気抵抗は体
積抵抗で102 〜108 Ω・cmの範囲に調整され、厚
みは感光ドラム1が記録材と当接している幅よりも狭い
領域で転写ベルト100と当該導電性ブレード7が当接
できるような厚さとされるが、耐久性、取扱性、コスト
等の点でより好ましくは1mm程度とされる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常は
導電性ゴムから成るブレード状の転写手段には次のよう
な問題があった。
【0019】即ち、前述したように、導電性ブレード7
は転写ベルト100を介して感光ドラム1に当接摺擦し
ている。特に、導電性ブレード7として、摩擦係数
(μ)の高いゴムや樹脂等を用いる場合には、著しい削
れ現象が生じて当接領域が拡大し、更には当接位置が搬
送方向上流側へと変化して放電現象を誘発する原因にも
なる。そして、導電性ブレード7は導電性部材で構成さ
れているため、これが削れると削りカスが他の電極や基
板或は配線等に回り込み、放電、リーク等の原因にもな
る。従って、従来は出来る限り導電性ブレード7の当接
圧を軽くして摩擦を最小限に抑えるよう設計されてい
た。
【0020】ところが、現像時及び転写時、更には紙搬
送時の飛散トナー、紙粉、金属粉、その他の異物は感光
ドラム1の周辺や転写ベルト100上に飛散するばかり
でなく、転写ベルト100内部表面上にも転写ベルト1
00端部から侵入する。すると、これらの異物は、導電
性ブレード7の端部において転写ベルト100と導電性
ブレード7との当接部に狭まり、引き摺られたり、摺り
抜けたりするため、導電性ブレード7の当接部(エッジ
部)の端部が図10乃至図12に示すように異物によっ
て顕著に削れたり、欠けたりするという問題が発生して
いた。尚、図11は図10のA部拡大詳細図である。
【0021】而して、導電性ブレード7の当接部に異物
が狭まると、該導電性ブレード7と転写ベルト100と
の間の摩擦が増したり、導電性ブレード7が転写ベルト
100内部表面上に固着した異物に引っ掛ったりして、
前述のように導電性ブレード7と転写ベルト100の当
接位置が転写ベルト100の走行方向下流側に移動し、
或は導電性ブレード7の自由長が短くなって該導電性ブ
レード7の当接位置が上流側に移動し、このために所定
位置での転写ができず、感光ドラム1と導電性ブレード
7の間に異常放電が発生したり、電界不足を招来して転
写不良を発生する可能性がある。又、導電性ブレード7
の当接部が欠けた場合には局部的に空気絶縁層ができる
ため、前記異常放電等が局部的に発生したりする。尚、
異常放電と転写不良は何れも画像に異常を来す現象であ
る。
【0022】一方、導電性ブレード7を削れや欠けに対
して強くするために該導電性ブレード7に硬度の高い基
材を用いると、搬送不良の記録材処理時、装置の組み上
げ時、装置内清掃時等の非動作時だけでなく、例えば、
感光ドラム1への残留電荷を防止したり、感光ドラム1
と転写ベルト100との不要な摩擦を防止したり、或は
感光ドラム1上で現像濃度検知制御をする際等において
感光ドラム1と転写ベルト100との圧解除をするた
め、導電性ブレード7を転写ベルト100から離間可能
な構成とした場合には、転写ベルト100又は感光ドラ
ム1が損傷するという欠点があった。
【0023】従って、削れ欠けに対しては弱くなるが、
一般的には導電性ブレード7の硬度はJISA80°以
下、好ましくはJISA60°以下に設定されている。
【0024】因に、導電性ブレード7の基材として硬度
がJISA50°以下の柔らかいものを用いた図13に
示す例では、転写ベルト100の内面側端部の飛散トナ
ーや紙粉等の異物が転写ベルト100と導電性ブレード
7との当接部に堆積し、それが帯電ムラの原因となり、
転写効率が不均一になってしまう。
【0025】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、帯電手段を構成する導電性基
体の担持体との当接部に挟まる異物との摩擦を可及的に
小さく抑え或は異物を摺り抜けさせることによって導電
性基体の当接部端部の削れや欠け及び帯電ムラの発生を
防ぎ、常に所定位置での安定した帯電を行うことができ
る画像形成装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、可視像を直接又は間接的に
担持する担持体と、導電性基体を有する帯電手段を含ん
で構成される画像形成装置において、前記導電性基体の
自由長部分のスラスト方向両端部近傍の見掛けの弾性率
を低減せしめたことを特徴とする。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記担持体は、可視像を形成する像担持
体、該像担持体に当接する第2の像担持体、記録材を担
持してこれを搬送する記録材担持体のうちの少なくとも
1つであるものとしたことを特徴とする。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記導電性基体を板状としたことを
特徴とする。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記導電性基体の硬度をJIS
A60°以下に設定したことを特徴とする。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の発明において、前記導電性基体の自由長部
分のスラスト方向両端部近傍に貫通孔を設けたことを特
徴とする。
【0031】請求項6記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の発明において、前記導電性基体の自由長部
分のスラスト方向両端部近傍に貫通スリットを設けたこ
とを特徴とする。
【0032】請求項7記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の発明において、前記導電性基体の自由長部
分のスラスト方向両端部近傍に切欠きを設けたことを特
徴とする。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、前記導電性基体の前記担持体との当接長l
1 と同導電性基体の支持部材との接着長l2 との間にl
1 >l2 なる関係が成立するようにしたことを特徴とす
る。
【0034】従って、本発明によれば、導電性基体の自
由長部分のスラスト方向両端部近傍の見掛けの弾性率を
低減せしめたため、帯電手段を構成する導電性基体の担
持体との当接部に挟まる異物との摩擦を可及的に小さく
抑え或は異物を摺り抜けさせることによって導電性基体
の当接部端部の削れや欠け及び帯電ムラの発生を防ぐこ
とができ、常に所定位置での安定した帯電を行うことが
できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0036】本発明は図7に関連して説明した画像形成
装置(白黒電子写真記録装置)に具現化されるものと
し、本実施の形態は転写帯電手段が図7に示した従来の
画像形成装置のそれと相違するのみであるため、ここで
は画像形成装置(白黒電子写真記録装置)の全体構成に
ついての説明は省略し、本発明に係る転写帯電手段の構
成について詳しく説明する。
【0037】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る画像形成装置の導電性ブレード7の斜視図で
あり、該導電性ブレード7は、記録材搬送方向に対して
垂直方向(以下、スラスト方向と称す)に延在した長方
形の板状導電性ゴムから成る導電層701と、この導電
層701に対してスラスト方向に均一電圧が印加できる
ように導電層701に導電性結着剤703で接合された
高導電性の電極702とで構成されていおり、導電層7
01のスラスト方向両端部には切欠き7A,7Bが形成
されている。尚、本実施の形態では、導電層701の感
光ドラム1(図7参照)との当接長l1 と同導電層70
1の電極702との接着長l2 との間にはl1 >l2
る関係が成立している。
【0038】このような導電性ブレード7を製作するに
は、導電層701が型成形の場合には予め両端部が切り
欠かれた型を用いれば良く、或は型成形後に切り落とし
ても良く、何れ場合にも導電性ブレード7を容易に製作
することができる。
【0039】このような構成を有する導電性ブレード7
を例えば図9又は図13に示すような形態で使用する該
導電性ブレード7のスラスト方向両端部における見掛け
の弾性率が切欠き7A,7Bのために低下するため、導
電性ブレード7のスラスト方向両端部の切欠き7A,7
Bの位置に対応する感光ドラム1との当接部の当接圧が
低減され、該導電性ブレード7の当接部が引っ掛ってし
まう等の原因による当接位置ズレの発生を防ぐことが可
能となった。
【0040】尚、導電性ブレード7の切欠き7A,7B
の最適サイズは、導電層701の厚み、スラスト幅、電
極702から当接部までの自由長、更には導電性ブレー
ド7の感光ドラム1への当接角度、当接圧、侵入量、導
電層701及び転写ベルト100の材質等に基づいて決
定される。
【0041】本実施の形態では、転写ベルト100とし
ては150μm厚のPVdFシートを用い、転写電流は
I=12μA、印加電圧はV≒2kVに設定した。又、
導電性ブレード7としては図1に示す構成とし、その導
電層701としてはEPDMの1mm厚のゴムを用い、
その抵抗はR≒106 Ω(108 Ω/□)であり、硬度
はJISA43°、自由長20mm、当接角度は60°
とした。尚、切欠き7A,7Bは10mm角とした。
【0042】而して、プロセススピード200mm/s
ecでA4高濃度画像を10万枚通紙耐久したが、導電
性ブレード7のスラスト方向両端部の当接部に著しい削
れ、欠け等は発生せず、良好な結果を得ることができ
た。
【0043】又、図2に示すように導電性ブレード7の
スラスト方向両端部に三角状の切欠き7C,7Dを形成
した場合も同様の効果を得ることができた。
【0044】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3に基づいて説明する。尚、図3は実施の形態
2に係る導電性ブレード7の斜視図である。
【0045】本実施の形態は、図1に示した矩形状の切
欠き7A,7Bの代わりに貫通孔7E,7Fを設けたこ
とを特徴とする。
【0046】而して、導電性ブレード7に貫通孔7E,
7Fを設けることによって、前記実施の形態1と同様に
導電性ブレード7のスラスト方向両端部の見掛けの弾性
率を減少させることができる。尚、前記実施の形態1の
構成では導電性ブレード7のスラスト方向両端部の狭い
範囲内でしか見かけの弾性率を減少させることができな
かったのに対し、本実施の形態では、貫通孔7E,7F
のサイズや位置、個数等を適当に設定することによっ
て、導電性ブレード7の広い範囲に亘って見掛けの弾性
率を調節することができ、その弾性率の減少量も微調整
することが可能となる。
【0047】又、抵抗の高い導電性ブレード7を用いた
場合、前記実施の形態1の構成においては電極702か
ら当接部までの距離が切欠き7A,7E部においては極
端に長くなるため、当接部スラスト方向で抵抗値変化が
発生し、画像にムラとして悪影響が発生する可能性があ
る。勿論、画像ムラが発生しないよう、切欠き7A,7
B部を画像域外に設置する等の制限があった。
【0048】ところが、本実施の形態に係る構成では、
上記問題を解決することができ、設計条件が緩和され
る。このような問題を解決した構成を図4に示す。
【0049】即ち、図4に示す導電性ブレード7におい
ては、図3に示す貫通孔7E,7Fの代わりに貫通スリ
ット7G,7Hを設けている。尚、貫通孔7E,7F及
び貫通スリット7G,7Hのサイズや個数及び設置位置
には特に制限がない。
【0050】而して、図3及び図4に示す導電性ブレー
ド7を用いて画像耐久を行ったが、前記実施の形態1と
同様の効果を得ることができた。
【0051】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図5に基づいて説明する。尚、図5は本発明の実
施の形態3に係るカラー画像形成装置の縦断面図であ
る。
【0052】前記実施の形態1及び2では、図7に示す
ような感光ドラム1を1つしか持たず、転写ベルト10
0の表面上に記録材Pを担持して搬送することにより、
感光ドラム1と対向した転写部でトナー像を転写する画
像形成装置において転写手段として用いられる導電性ブ
レード7について説明したが、図5に示すように、複数
の感光ドラム1a,1b,1c,1dを有し、記録材P
を転写ベルト100により搬送してこの記録材P上にト
ナー像を順次転写する構成を有するカラー画像形成装置
の導電性ブレード7a,7b,7c,7dと転写ベルト
100に対しても本発明を適用することができる。
【0053】而して、本実施の形態においても、前記実
施の形態1及び2と同様の効果を得ることができる。
【0054】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態6に基づいて説明する。尚、図6は本発明の実施の形
態4に係るカラー画像形成装置の縦断面図である。
【0055】前記実施の形態1及び2では、図7に示す
ような感光ドラム1を1つしか持たず、転写ベルト10
0の表面上に記録材Pを担持して搬送することにより、
感光ドラム1と対向した転写部でトナー像を転写する画
像形成装置において転写手段として用いられる導電性ブ
レード7について説明したが、図6に示すように、複数
の感光ドラム1a,1b,1c,1dの他に第2の像担
持体(中間転写体)1000を有し、回転することによ
って第2の像担持体1000上にトナー像を順次転写
し、その後、そのトナー像を転写ベルト100上の記録
材P上に一括転写するカラー画像形成装置の導電性ブレ
ード7a,7b,7c,7d,7と転写ベルト100及
び第2の像担持体1000に対しても本発明を適用する
ことができる。
【0056】而して、本実施の形態においても、前記実
施の形態1及び2と同様の効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、可視像を直接又は間接的に担持する担持体と、
導電性基体を有する帯電手段を含んで構成される画像形
成装置において、前記導電性基体の自由長部分のスラス
ト方向両端部近傍の見掛けの弾性率を低減せしめたた
め、帯電手段を構成する導電性基体の担持体との当接部
に挟まる異物との摩擦を可及的に小さく抑え或は異物を
摺り抜けさせることによって導電性基体の当接部端部の
削れや欠け及び帯電ムラの発生を防ぐことができ、常に
所定位置での安定した帯電を行うことができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の導
電性ブレードの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の導
電性ブレードの変形例を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の導
電性ブレードの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の導
電性ブレードの変形例を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るカラー画像形成装
置の縦断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係るカラー画像形成装
置の縦断面図である。
【図7】従来の画像形成装置の縦断面図である。
【図8】従来の導電性ブレードの斜視図である。
【図9】従来の導電性ブレードの使用形態を示す部分断
面図である。
【図10】従来の導電性ブレードの使用形態を示す正面
図である。
【図11】図10のA部拡大詳細図である。
【図12】従来の導電性ブレードの端部の状態を示す部
分斜視図である。
【図13】従来の導電性ブレードの他の使用形態を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 1a〜1d 感光ドラム(像担持体) 7 導電性ブレード(帯電部材) 7A〜7D 切欠き 7E,7F 貫通孔 7G,7H 貫通スリット 100 転写ベルト(記録材担持体) 701 導電層(導電性基体) 702 電極(支持部材) 703 導電性結着剤 1000 第2の像担持体(中間転写体) P 記録材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視像を直接又は間接的に担持する担持
    体と、導電性基体を有する帯電手段を含んで構成される
    画像形成装置において、 前記導電性基体の自由長部分のスラスト方向両端部近傍
    の見掛けの弾性率を低減せしめたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記担持体は、可視像を形成する像担持
    体、該像担持体に当接する第2の像担持体、記録材を担
    持してこれを搬送する記録材担持体のうちの少なくとも
    1つであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記導電性基体が板状であることを特徴
    とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記導電性基体の硬度がJISA60°
    以下に設定されることを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記導電性基体の自由長部分のスラスト
    方向両端部近傍に貫通孔を設けたことを特徴とする請求
    項1,2,3又は4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記導電性基体の自由長部分のスラスト
    方向両端部近傍に貫通スリットを設けたことを特徴とす
    る請求項1,2,3又は4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記導電性基体の自由長部分のスラスト
    方向両端部近傍に切欠きを設けたことを特徴とする請求
    項1,2,3又は4記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記導電性基体の前記担持体との当接長
    1 と同導電性基体の支持部材との接着長l2 との間に
    1 >l2 なる関係が成立するようにしたことを特徴と
    する請求項7記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2282023A (en) * 1993-09-21 1995-03-22 Yamaichi Electronics Co Ltd Twist vibrator
JP2015105577A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 日立アプライアンス株式会社 密閉型圧縮機及びこれを用いた冷蔵・冷凍装置

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