JPH1039160A - 光ファイバのｖ溝基板への取付け方法およびｖ溝基板 - Google Patents
光ファイバのｖ溝基板への取付け方法およびｖ溝基板Info
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- JPH1039160A JPH1039160A JP20937896A JP20937896A JPH1039160A JP H1039160 A JPH1039160 A JP H1039160A JP 20937896 A JP20937896 A JP 20937896A JP 20937896 A JP20937896 A JP 20937896A JP H1039160 A JPH1039160 A JP H1039160A
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- grooves
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- optical fiber
- optical fibers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバを接続等する場合に、Ｖ溝基板の
Ｖ溝と光ファイバの間に充分に接着剤がゆきわたり接着
するようにすることを目的とする。 【解決手段】 Ｖ溝基板のＶ溝に、これと直交する溝で
あって、光ファイバの挿入方向に対して、下底側より上
面側に傾斜させた接着剤用補助溝を設けた基板を用い
て、光ファイバを取付け固定することを特徴とする取付
け方法およびＶ溝基板。
Ｖ溝と光ファイバの間に充分に接着剤がゆきわたり接着
するようにすることを目的とする。 【解決手段】 Ｖ溝基板のＶ溝に、これと直交する溝で
あって、光ファイバの挿入方向に対して、下底側より上
面側に傾斜させた接着剤用補助溝を設けた基板を用い
て、光ファイバを取付け固定することを特徴とする取付
け方法およびＶ溝基板。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバを接
続等する場合の光スイッチ、コネクタ等に於けるＶ溝に
光ファイバを固定する方法およびこれに用いられるＶ溝
基板に関する。
続等する場合の光スイッチ、コネクタ等に於けるＶ溝に
光ファイバを固定する方法およびこれに用いられるＶ溝
基板に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来光スイッチ等のＶ溝基板に光ファイ
バを取り付けるには、図３に示すように、ガラスやセラ
ミックスからなるＶ溝基板１１のＶ溝１２に光ファイバ
１４を挿入配列し、必要に応じて上面に押さえ板１３を
配置して取付けていた。これをより詳しく説明すると、
図４に示すようにＶ溝１２と光ファイバ１４とで構成さ
れるコーナー１５には、紫外線硬化型樹脂やエポキシ樹
脂等の接着剤１６を充填するが、実際には狭い間隙に毛
細管現象等を利用して充満させるものであったので、必
ずしも充分に一様にゆきわたらないことがあった。
バを取り付けるには、図３に示すように、ガラスやセラ
ミックスからなるＶ溝基板１１のＶ溝１２に光ファイバ
１４を挿入配列し、必要に応じて上面に押さえ板１３を
配置して取付けていた。これをより詳しく説明すると、
図４に示すようにＶ溝１２と光ファイバ１４とで構成さ
れるコーナー１５には、紫外線硬化型樹脂やエポキシ樹
脂等の接着剤１６を充填するが、実際には狭い間隙に毛
細管現象等を利用して充満させるものであったので、必
ずしも充分に一様にゆきわたらないことがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従ってこれらの従来の
方法では、光ファイバとＶ溝基板との間に、不完全な接
着剤の注入しかできず、また接着面積も少なくなるた
め、接着効果が不十分で、剥離してしまうことが避けら
れなかった。
方法では、光ファイバとＶ溝基板との間に、不完全な接
着剤の注入しかできず、また接着面積も少なくなるた
め、接着効果が不十分で、剥離してしまうことが避けら
れなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の問題
の解決を図ったもので、請求項１の発明は、石英ガラス
系の光ファイバを複数本並列させてＶ溝基板に挿入して
接着剤で固定するにあたり、該Ｖ溝に下底側より上面側
に光ファイバの挿入方向に傾斜させた横断方向の接着剤
用補助溝を設けたＶ溝基板を使用し、これに光ファイバ
を複数本並列させてＶ溝基板に挿入し、接着剤をＶ溝お
よび接着剤用補助溝を利用して注入固化をすることを特
徴とする光ファイバのＶ溝基板への取付け方法であり、
請求項２の発明は、石英ガラス系の光ファイバを複数本
並列して挿入するＶ溝と、該光ファイバの挿入方向に対
して、Ｖ溝の下底側より上面側に傾斜したＶ溝とは直交
する補助溝とを有することを特徴とする光ファイバ取付
け用Ｖ溝基板で、請求項３の発明は、前記請求項２の光
ファイバ取付け用Ｖ溝基板において、固定具の先端部分
に光ファイバの先端部を揃えるため、前記補助溝と平行
する先端調整溝を設けたことを特徴とする光ファイバ取
付け用Ｖ溝基板である。
の解決を図ったもので、請求項１の発明は、石英ガラス
系の光ファイバを複数本並列させてＶ溝基板に挿入して
接着剤で固定するにあたり、該Ｖ溝に下底側より上面側
に光ファイバの挿入方向に傾斜させた横断方向の接着剤
用補助溝を設けたＶ溝基板を使用し、これに光ファイバ
を複数本並列させてＶ溝基板に挿入し、接着剤をＶ溝お
よび接着剤用補助溝を利用して注入固化をすることを特
徴とする光ファイバのＶ溝基板への取付け方法であり、
請求項２の発明は、石英ガラス系の光ファイバを複数本
並列して挿入するＶ溝と、該光ファイバの挿入方向に対
して、Ｖ溝の下底側より上面側に傾斜したＶ溝とは直交
する補助溝とを有することを特徴とする光ファイバ取付
け用Ｖ溝基板で、請求項３の発明は、前記請求項２の光
ファイバ取付け用Ｖ溝基板において、固定具の先端部分
に光ファイバの先端部を揃えるため、前記補助溝と平行
する先端調整溝を設けたことを特徴とする光ファイバ取
付け用Ｖ溝基板である。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１はこの発明方法の一実施例を
示す斜視図である。図１に於いて、光スイッチ等のＶ溝
基板に光ファイバを取り付けるには、ガラスやセラミッ
クスからなるＶ溝基板１１のＶ溝１２に光ファイバ１４
を挿入配列し、必要に応じて上面に押さえ板１３を配置
して取付け固定する。この場合、前記Ｖ溝基板１１には
図２の断面図に示すように基板１１のＶ溝１２にはこれ
を横断する方向に接着剤用補助溝１７が設けられてい
る。すなわち、この接着剤用補助溝１７は、前記複数条
のＶ溝の横断方向に、Ｖ溝の下底側より上面側に光ファ
イバ１４の挿入方向に傾斜させて設ける。このようにし
て光ファイバ１４を各Ｖ溝１２に挿入した後、接着剤１
６をこれらの溝内に注入充填するとき、あるいは、接着
剤を塗布充填後に光ファイバを挿入した場合は、光ファ
イバを収容したＶ溝の周囲には完全に接着剤がゆきわた
り、しかも補助溝１７内の接着剤によって充分に光ファ
イバを接着固定することができる。なお、図２では、Ｖ
溝基板１１の光ファイバ挿入方向の先端側には、補助溝
１８があるが、この溝はＶ溝基板１１に光ファイバを挿
入した後に、光ファイバの先端を一括して取り揃えるた
めに、ダイヤモンドソーで基板ごとにカッティングした
際に生じたものであり、前記接着剤用補助溝１７とは平
行になる。
示す斜視図である。図１に於いて、光スイッチ等のＶ溝
基板に光ファイバを取り付けるには、ガラスやセラミッ
クスからなるＶ溝基板１１のＶ溝１２に光ファイバ１４
を挿入配列し、必要に応じて上面に押さえ板１３を配置
して取付け固定する。この場合、前記Ｖ溝基板１１には
図２の断面図に示すように基板１１のＶ溝１２にはこれ
を横断する方向に接着剤用補助溝１７が設けられてい
る。すなわち、この接着剤用補助溝１７は、前記複数条
のＶ溝の横断方向に、Ｖ溝の下底側より上面側に光ファ
イバ１４の挿入方向に傾斜させて設ける。このようにし
て光ファイバ１４を各Ｖ溝１２に挿入した後、接着剤１
６をこれらの溝内に注入充填するとき、あるいは、接着
剤を塗布充填後に光ファイバを挿入した場合は、光ファ
イバを収容したＶ溝の周囲には完全に接着剤がゆきわた
り、しかも補助溝１７内の接着剤によって充分に光ファ
イバを接着固定することができる。なお、図２では、Ｖ
溝基板１１の光ファイバ挿入方向の先端側には、補助溝
１８があるが、この溝はＶ溝基板１１に光ファイバを挿
入した後に、光ファイバの先端を一括して取り揃えるた
めに、ダイヤモンドソーで基板ごとにカッティングした
際に生じたものであり、前記接着剤用補助溝１７とは平
行になる。
【０００６】なお、前記において、接着剤用補助溝１７
およびファイバ前端引き揃え用補助溝１８は、下底側よ
り上面側に光ファイバ１４の挿入方向に傾斜させて設け
るが、その理由は光ファイバ１４の挿入を抵抗なく行な
うために必要である。仮にこの傾斜を設けずに直交方向
の溝を設けた場合は、光ファイバ１４の挿入に当たり、
抵抗によりファイバに折損等の問題を生じるおそれがあ
る。なお、これら補助溝は一般にダイアモンドソーで、
一直線にカットして設けることができるが、接着剤用補
助溝１７は全部のＶ溝の同じ位置に設けなくてもよい
し、また、１個のみでなく適当数を適宜間隔で設けても
よいことは勿論である。
およびファイバ前端引き揃え用補助溝１８は、下底側よ
り上面側に光ファイバ１４の挿入方向に傾斜させて設け
るが、その理由は光ファイバ１４の挿入を抵抗なく行な
うために必要である。仮にこの傾斜を設けずに直交方向
の溝を設けた場合は、光ファイバ１４の挿入に当たり、
抵抗によりファイバに折損等の問題を生じるおそれがあ
る。なお、これら補助溝は一般にダイアモンドソーで、
一直線にカットして設けることができるが、接着剤用補
助溝１７は全部のＶ溝の同じ位置に設けなくてもよい
し、また、１個のみでなく適当数を適宜間隔で設けても
よいことは勿論である。
【０００７】
【発明の効果】この発明の方法によれば、光ファイバを
Ｖ溝内に強固に接着固定することができるので、取付け
部の特性を向上するものであり、しかも取付け具は構造
が簡単で、容易に製造することができるから、コストの
上昇を避けた部品として提供することが可能である。
Ｖ溝内に強固に接着固定することができるので、取付け
部の特性を向上するものであり、しかも取付け具は構造
が簡単で、容易に製造することができるから、コストの
上昇を避けた部品として提供することが可能である。
【図１】本発明の方法の一例を示す斜視図。
【図２】本発明の取付け具の部分側面図。
【図３】従来の方法を示す斜視図。
【図４】Ｖ溝部分と光ファイバの関係を示す断面図。
１１ Ｖ溝基板 １２ Ｖ溝 １３ 押さえ板 １４ 光ファイバ １５ コーナー １６ 接着剤 １７ 接着剤用補助溝 １８ ファイバ先端調整溝
Claims (3)
- 【請求項１】 石英ガラス系の光ファイバを複数本並列
させてＶ溝基板に挿入して接着剤で固定するにあたり、
該Ｖ溝に下底側より上面側に光ファイバの挿入方向に傾
斜させた横断方向の接着剤用補助溝を設け、しかる後光
ファイバの挿入と接着剤の注入固化をすることを特徴と
する光ファイバのＶ溝基板への取付け方法。 - 【請求項２】 石英ガラス系の光ファイバを複数本並列
して挿入するＶ溝と、該光ファイバの挿入方向に対して
Ｖ溝の下底側より上面側に傾斜し、かつＶ溝とは直交す
る接着剤用補助溝とを有することを特徴とする光ファイ
バ取付け用Ｖ溝基板。 - 【請求項３】 前記請求項２の光ファイバ取付け用固定
具において、固定具の先端部分に光ファイバの先端部を
揃えるため、前記補助溝と平行するファイバ先端調整溝
を設けたことを特徴とする光ファイバ取付け用Ｖ溝基
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20937896A JPH1039160A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 光ファイバのｖ溝基板への取付け方法およびｖ溝基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20937896A JPH1039160A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 光ファイバのｖ溝基板への取付け方法およびｖ溝基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1039160A true JPH1039160A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16571935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20937896A Pending JPH1039160A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 光ファイバのｖ溝基板への取付け方法およびｖ溝基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1039160A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002039168A1 (en) * | 2000-11-07 | 2002-05-16 | Zenastra Photonics Inc. | Method of preparing optical fibers for connection to other fibers or to planar waveguides and a device for such a connection |
| KR100350483B1 (ko) * | 1999-10-11 | 2002-08-28 | 삼성전자 주식회사 | 팬아웃 블럭 |
| KR20040032193A (ko) * | 2002-10-01 | 2004-04-17 | 주식회사 세미텔 | 정전접합을 이용한 광섬유 어레이 블록 및 그 제조방법 |
| WO2004034007A3 (en) * | 2002-10-08 | 2004-07-29 | Council Cent Lab Res Councils | Fibre optic based semiconductor micro sensors for sensing pressure or temperature, fabrication methods of said sensors, and a method of securing an optical fibre to a silicon block |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP20937896A patent/JPH1039160A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100350483B1 (ko) * | 1999-10-11 | 2002-08-28 | 삼성전자 주식회사 | 팬아웃 블럭 |
| WO2002039168A1 (en) * | 2000-11-07 | 2002-05-16 | Zenastra Photonics Inc. | Method of preparing optical fibers for connection to other fibers or to planar waveguides and a device for such a connection |
| KR20040032193A (ko) * | 2002-10-01 | 2004-04-17 | 주식회사 세미텔 | 정전접합을 이용한 광섬유 어레이 블록 및 그 제조방법 |
| WO2004034007A3 (en) * | 2002-10-08 | 2004-07-29 | Council Cent Lab Res Councils | Fibre optic based semiconductor micro sensors for sensing pressure or temperature, fabrication methods of said sensors, and a method of securing an optical fibre to a silicon block |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040722 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040817 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20041007 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050524 |