JPH1038704A - 水、温度センサ - Google Patents

水、温度センサ

Info

Publication number
JPH1038704A
JPH1038704A JP21516696A JP21516696A JPH1038704A JP H1038704 A JPH1038704 A JP H1038704A JP 21516696 A JP21516696 A JP 21516696A JP 21516696 A JP21516696 A JP 21516696A JP H1038704 A JPH1038704 A JP H1038704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
temperature sensor
temperature
electrodes
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21516696A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Otani
正通 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissei Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissei Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissei Electric Co Ltd filed Critical Nissei Electric Co Ltd
Priority to JP21516696A priority Critical patent/JPH1038704A/ja
Publication of JPH1038704A publication Critical patent/JPH1038704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水温を測定する温度センサにおいて、センサ
が空気中に露出した場合に生ずるヒータの異常加熱に起
因するトラブルを解消し、腐食が起り難く、有害な金属
イオンの溶出も起らず、しかも誤作動することがない
水、温度センサを提供する。 【解決手段】 温度検知素子1を防水性絶縁体2でモー
ルドした温度センサの表面及び該温度センサの接続ケー
ブル7とに、それぞれ間隔をあけて導電性ゴム又は導電
性樹脂4A、4A′でモールドした複数の水検知用電極
3A、3A′を間隔をあけて配設し、該電極3A、3
A′間の導通により水の存在を検知可能として、水の有
無と温度の両方を検知できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水の有無と温度の
両方を同時に検知する、水、温度センサに関し、特に、
観賞魚用水槽や生け簀などに使用するのに適した水、温
度センサに関するものである。
【0002】
【従来技術】観賞魚用水槽や生け簀などのように、水温
を一定に保持する必要がある場合、通常、その水中に温
度センサを浸漬して水温を測定し、その温度によって水
を加熱するヒータをオンオフ制御することにより水温を
一定に保つようにしている。
【0003】この場合、水が蒸発して水位が低下した
り、あるいは何らかの理由で温度センサのコードに力が
加わったりして、センサ部が水から外へ出てしまうと、
温度センサが水の温度を測定せず、水槽内の空気の温度
や部屋の温度を測定することになってしまう。その結
果、水温が異常に高くなってもヒータへの通電が中止さ
れず、遂には、水槽内の魚などが死んでしまう事故が発
生する。
【0004】また、地震などにより水槽が破損したり、
転倒したような場合も、温度センサが空気中に露出して
空気の温度を測定するため、ヒータへの通電が維持さ
れ、ヒータが異常加熱して火災の原因となる。
【0005】このような問題を解決するには、温度の検
知と同時に、水の有無の検知をも行えるようにすればよ
いわけであるが、温度と水の有無の両方を検知できるよ
うにしたセンサとして、従来、長手方向に間隔をあけ
て、液面検出用パイプ電極とキャップ電極を配設し、内
部に温度検出用サーミスタを設けて、樹脂で一体化した
ものが知られている(特開昭60−21420号公
報)。
【0006】このセンサは、風呂ブザーに使用するため
のものであり、これを観賞魚用水槽や生け簀などに使用
すると、電極から有害な金属イオンが溶出し、魚に害を
及ぼすことになり、更に、海水を用いた水槽や生け簀で
は、電極が腐食してしまうという問題が生ずる。
【0007】また、水を検知する電極の間隔が短く、撥
水性が悪い為、センサが何らかの理由により水槽から出
た場合、センサ表面の水分が乾燥せずヒーターへの通電
が維持され、異常加熱してしまうという問題も生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の温度センサの問題点を解消し、温度の検知と同時に、
水の有無の検知をも行えるようにして、温度センサが空
気中に露出した場合に生ずるヒータの異常加熱に起因す
るトラブルを解消し、腐食が起り難く、有害な金属イオ
ンの溶出も起らず、しかも誤作動することがないセンサ
を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、温度センサ表面及び
該温度センサの接続ケーブルに、それぞれ導電性ゴム又
は導電性樹脂でモールドした複数の電極を間隔をあけて
配設することにより、水の有無を検知する機能を同時に
持たせることを着想し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明によれば、温度検知素子を防
水性絶縁体でモールドした温度センサの表面と該温度セ
ンサの接続ケーブルに、それぞれ導電性ゴム又は導電性
樹脂でモールドした複数の水検知用電極を間隔をあけて
配設し、該複数の電極間の導通により誤動作なく、水の
存在を検出可能として、水の有無と温度の両方を検出可
能とした水、温度センサが提供される。
【0011】防水性絶縁体は、シリコーンゴム又はフッ
素樹脂であることが好ましい。また、導電性ゴムは導電
性シリコーンゴムであることが、導電性樹脂は、導電性
フッ素樹脂であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水、温度センサを
図により説明する。図1は、本発明の水、温度センサの
一例を示す縦断面図であり、温度検知素子1を防水性絶
縁体2でモールドし、その先端部表面に水検知用電極3
Aが、また、その温度センサの接続ケーブルの途中に間
隔をおいて水検知用電極3A’が配設され、それぞれが
導電性ゴム又は導電性樹脂4A、4A’でモールドされ
ている。温度検知素子1は、2本のリード線5A、5
A’で温度測定器(図示せず)に接続され、電極3A、
3A’は、リード線6A、6A’でぞれぞれ水検知器
(図示せず)に接続されている。
【0013】温度検知素子1としては、サーミスタ、熱
電対などを用いることができるが、特に、サーミスタが
好適に用いられる。防水性絶縁体2としては、合成樹
脂、合成ゴムなどを用いることができるが、特に、シリ
コーンゴム及びフッ素樹脂は、防水性、絶縁性に優れて
いると共に、撥水性が良好であるため、センサが水から
外に出ると、その表面から速やかに水が流れ落ち、セン
サが、外に出ているにもかかわらず、防水性絶縁体2の
表面に水が残って、水中に浸漬されているように誤動作
することがないので好ましい。
【0014】水検知用電極3A、3A’としては、通常
の電極板を用いればよいが、リード線6A、6A’の先
端部の絶縁被覆を剥ぎ取り、裸線としたものを水検知用
電極3A、3A’としてもよい。
【0015】導電性ゴム、導電性樹脂4としては、特に
限定されるものではないが、防水性、撥水性に優れる導
電性シリコーンゴム、導電性フッ素樹脂を用いることが
好ましい。
【0016】本発明の水、温度センサでは、温度センサ
の表面及び該温度センサの接続ケーブルの途中に間隔を
おいて水検知用電極3A、3A’を配設しているから、
この間隔を任意に設定することが可能となり、センサが
水の外に出ているにもかかわらず、両電極3A、3A’
間に水が残り、通電して誤作動するようなことがほとん
どなく、水位を制御するためのセンサーに用いることも
可能となる。特に、防水性絶縁体2として撥水性の良好
なシリコーンゴムやフッ素樹脂を使用し、導電性ゴム、
導電性樹脂4として撥水性の良好な導電性シリコーンゴ
ム、導電性フッ素樹脂を使用した場合は、センサが水か
ら外に出ると、その表面から速やかに水が流れ落ちるの
で、両電極3A、3A’間に水が残り誤作動する可能性
はますます低くなる。
【0017】更に、本発明の水、温度センサでは、水検
知用電極3A、3A’が導電性ゴム又は導電性樹脂4
A、4A’でモールドされ、電極3A、3A’が表面に
露出していないため、腐食し難く、有害な金属イオンの
溶出も防止される。
【0018】なお、水検知用電極3A、3A’の数は、
通常2箇所で十分であるが、必要に応じて3箇所以上設
けてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明の水、温度センサによれば、観賞
魚用水槽や生け簀などにおいて、水温を一定に保持する
際に、何らかの理由によりセンサが、水の外に出てしま
ったり、あるいは水が無くなってしまった場合、水を加
熱しているヒータの異常加熱を確実に防止でき、腐食が
起り難く、有害な金属イオンの溶出も起らず、誤作動も
ほとんどなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 温度検知素子 2 防水性絶縁体 3A、3A’ 水検知用電極 4A、4A’ 導電性ゴム又は導電性樹脂 5A、5A’ 温度検知素子用リード線 6A、6A’ 電極用リード線 7 接続ケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度検知素子を防水性絶縁体でモールド
    した温度センサの表面と、該温度センサの接続ケーブル
    に、それぞれ導電性ゴム又は導電性樹脂でモールドした
    複数の水検知用電極を間隔をあけて配設し、該複数の電
    極間の導通により水の存在を検知可能として、水の有無
    と温度の両方を検知可能とした水、温度センサ。
  2. 【請求項2】 防水性絶縁体がシリコーンゴムである請
    求項1記載の水、温度センサ。
  3. 【請求項3】 防水性絶縁体がフッ素樹脂である請求項
    1記載の水、温度センサ。
  4. 【請求項4】 導電性ゴムが導電性シリコーンゴムであ
    る請求項1、2又は3記載の水、温度センサ。
  5. 【請求項5】 導電性樹脂が導電性フッ素樹脂である請
    求項1、2又は3記載の水、温度センサ。
JP21516696A 1996-07-26 1996-07-26 水、温度センサ Pending JPH1038704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21516696A JPH1038704A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 水、温度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21516696A JPH1038704A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 水、温度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1038704A true JPH1038704A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16667757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21516696A Pending JPH1038704A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 水、温度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1038704A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100856879B1 (ko) 2007-04-05 2008-09-04 (주)두안 지하수 관측용 센서 키트
CN103115948A (zh) * 2012-12-18 2013-05-22 华东师范大学 一种不均匀溶液的多段液面电导率测量装置
WO2019072420A1 (en) * 2017-10-10 2019-04-18 Husqvarna Ab SENSOR FOR DETECTING WATER PRESENCE

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100856879B1 (ko) 2007-04-05 2008-09-04 (주)두안 지하수 관측용 센서 키트
CN103115948A (zh) * 2012-12-18 2013-05-22 华东师范大学 一种不均匀溶液的多段液面电导率测量装置
CN103115948B (zh) * 2012-12-18 2015-04-08 华东师范大学 一种不均匀溶液的多段液面电导率测量装置
WO2019072420A1 (en) * 2017-10-10 2019-04-18 Husqvarna Ab SENSOR FOR DETECTING WATER PRESENCE

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6488408B1 (en) Temperature probe mounting device for hot tub spa
US4848616A (en) Electric immersion heating unit with readily removable and replaceable galvanic current control resistor
MX153625A (es) Sistema de proteccion catodico mejorado
JP5313597B2 (ja) 凍結防止ヒーターおよびその凍結防止システム
JPH1038704A (ja) 水、温度センサ
JPH09292273A (ja) 水、温度センサ
JP2010067575A (ja) ヒーター用ケーブルとそれを備えた凍結防止ヒーター
JP2002107203A (ja) 水位検知用センサ
JPH10132690A (ja) 水、温度センサ
JPH1038705A (ja) 水、温度センサ
JPS6332874A (ja) 蓄電池の温度センサ取付構造
JP2008117581A (ja) 液中用電気ヒーター
JPH09292286A (ja) 水、温度センサ
JP6536602B2 (ja) 汚損検出装置
JP2010025624A (ja) 電気機器の漏電防止装置
JPS6196294A (ja) スチ−ムトラツプの稼動監視方法
KR200335848Y1 (ko) 전기전도성 탄소섬유를 이용한 전기 발열체
JP2005044740A (ja) 空焚きセンサー内蔵の液中用ヒーター
JP3257453B2 (ja) スライム検知方法
KR100330912B1 (ko) 전열침구용 발열선
JP2009129816A (ja) 電熱線
JPH0243108Y2 (ja)
JPS6333633A (ja) 温度検出器の製造方法
JPS6222820Y2 (ja)
JPH0965797A (ja) 水槽用のヒータ装置