JPH1038642A - 流量計測性能評価方法 - Google Patents

流量計測性能評価方法

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JPH1038642A
JPH1038642A JP8194823A JP19482396A JPH1038642A JP H1038642 A JPH1038642 A JP H1038642A JP 8194823 A JP8194823 A JP 8194823A JP 19482396 A JP19482396 A JP 19482396A JP H1038642 A JPH1038642 A JP H1038642A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定が簡単であり、かつ流体振動形流量計素
子における性能を左右する原因を追究することができる
流量計測性能評価方法を提供するを課題としている。 【解決手段】 厚さ方向に直交する断面が一定の平面形
状に形成された2次元流路を有し、この2次元流路で、
ノズルより噴射される噴流がターゲットに衝突すること
により生じる流体振動から流量を検出する流体振動形流
量計素子FMの性能を評価する流量計測性能評価方法で
あって、前記流体振動形流量計素子FM内における厚さ
方向の速度分布を測定することにより、流体振動形流量
計素子FMの性能を評価することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノズルより噴射
される噴流がターゲットに衝突することにより生じる流
体振動から流量を検出する流体振動形流量計素子の性能
を評価する流量計測性能評価方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流量計測性能評価方法として
は、例えば計測自動制御学会論文集、Vol.29、N
o.5、512/519(1993)において示されて
いるように、基準となる所定の流量のガスを流量計素子
に流すとともに、同流量計素子で実際に流量を測定する
ことにより行っている。すなわち、計量基準としての湿
式ガスメータを用いて、流量計素子を流れる流量を正確
に求め、この基準となる流量と、流量計素子によって検
出した流量とを比較することによって、流量計素子の性
能を評価している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な流量計測性能評価方法においては、流量計素子によっ
て流量を測定する上に、湿式ガスメータ等の基準ガスメ
ータを用いて基準となる流量を正確に測定する必要があ
るため測定が面倒であるという欠点があった。しかも、
このような測定方法では、流量計素子全体の性能を調べ
ることはできるが、流量計素子のどの部分に性能を左右
する原因があるのか分からないという問題があった。
【0004】この発明は、上述した問題を解消するため
に考案されたもので、測定が簡単であり、かつ流量計素
子における性能を左右する原因を追究することができる
流量計測性能評価方法を提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に係る発明は、厚さ方向に直交する断面が
一定の平面形状に形成された2次元流路を有し、ノズル
より噴射される噴流において生じる流体振動から流量を
検出する流体振動形流量計素子の性能を評価する流量計
測性能評価方法であって、前記流体振動形流量計素子内
における厚さ方向の速度分布を測定することにより、流
体振動形流量計素子の性能を評価することを特徴として
いる。
【0006】請求項2に係る発明は、厚さ方向に直交す
る断面が一定の平面形状に形成された2次元流路を有
し、この2次元流路は上流側流路、ノズル流路及び下流
側流路によって連続的に形成されており、前記下流側流
路にはノズル流路の延長線上にターゲットを有し、前記
ノズル流路の出口部における噴流の流体振動から流量を
検出するように構成された流体振動形流量計素子の性能
を評価する流量計測性能評価方法であって、前記ノズル
流路の入口部における厚さ方向の速度分布を測定するこ
とにより、流体振動形流量計素子の性能を評価すること
を特徴としている。
【0007】請求項3に係る発明は、厚さ方向に直交す
る断面が一定の平面形状に形成された2次元流路を有
し、この2次元流路は上流側流路、ノズル流路及び下流
側流路によって連続的に形成されており、前記下流側流
路にはノズル流路の延長線上にターゲットを有し、前記
ノズル流路の出口部における噴流の流体振動から流量を
検出するように構成された流体振動形流量計素子の性能
を評価する流量計測性能評価方法であって、前記ノズル
流路の出口部における厚さ方向の速度分布を測定するこ
とにより、流体振動形流量計素子の性能を評価すること
を特徴としている。
【0008】請求項4に係る発明は、厚さ方向に直交す
る断面が一定の平面形状に形成された2次元流路を有
し、この2次元流路は上流側流路、ノズル流路及び下流
側流路によって連続的に形成されており、前記下流側流
路にはノズル流路の延長線上にターゲットを有し、前記
ノズル流路の出口部における噴流の流体振動から流量を
検出するように構成された流体振動形流量計素子の性能
を評価する流量計測性能評価方法であって、前記ノズル
流路の入口部及び出口部における厚さ方向の速度分布を
測定することにより、流体振動形流量計素子の性能を評
価することを特徴としている。
【0009】そして、請求項1に係る発明においては、
流体振動形流量計素子が2次元流路を前提とするもので
あるから、厚さ方向における速度分布がどの程度一様で
あるかによって、流量計測性能を評価することができ
る。すなわち、速度分布が一様であればあるほど、流体
振動形流量計素子内を流れる流体が2次元流路に近付く
ので、流量計測精度が高くなる。この計測性能の評価に
当たっては、流速を測定するだけであり、湿式ガスメー
タ等の基準ガスメータで基準となるガス流量を測定した
り、流体振動形流量計素子で実際に流量を測定したりす
る必要がないから、性能評価のための測定が極めて簡単
になる。
【0010】しかも、速度分布を測定する位置によっ
て、流体振動形流量計素子のどの部分に流量計測の性能
低下の原因があるかが分かる。すなわち、流体振動形流
量計素子における計測性能を左右する原因を追究するこ
とができる。
【0011】請求項2に係る発明においては、ノズル流
路の入口部における厚さ方向の速度分布を測定し、その
速度分布が一様であるか否かの測定結果より、ノズル流
路の入口部より上流側の上流側流路やガス供給路の形
状、寸法が良好か否かが分かる。すなわち、流体振動形
流量計素子における性能を左右する原因がノズル流路の
入口部より上流側にあることを究明することができる。
また、計測性能の評価に当たっては、速度分布を測定す
るだけであるから、性能評価のための測定が極めて簡単
である。
【0012】請求項3に係る発明においては、ノズル流
路の出口部における厚さ方向の速度分布を測定し、その
速度分布が一様であるか否かの測定結果より、ノズル流
路の出口部より上流側のノズル流路や上流側流路やガス
供給路の形状、寸法が良好か否かが分かる。すなわち、
流体振動形流量計素子における性能を左右する原因がノ
ズル流路の出口部より上流側にあることを究明すること
ができる。また、計測性能の評価に当たっては、速度分
布を測定するだけであるから、性能評価のための測定が
極めて簡単である。
【0013】請求項4に係る発明においては、ノズル流
路の入口部及び出口部の双方における厚さ方向の速度分
布を測定するから、各部の速度分布が一様であるか否か
の結果より、ノズル流路の入口部より上流側に性能を左
右する原因があるか、ノズル流路の出口部より上流側に
性能を左右する原因があるのかが分かる。そして、例え
ばノズル流路の入口部の速度分布が一様で、同ノズル流
路の出口部の速度分布が乱れていれば、計測性能を低下
させた原因がノズル流路の形状、寸法等にあることが分
かる。
【0014】したがって、流体振動形流量計素子におけ
る流量計測性能を左右する原因を、より確実に究明する
ことができる。また、計測性能の評価に当たっては、速
度分布を測定するだけであるから、性能評価のための測
定が極めて簡単である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態として
の流量計測性能評価装置を図1〜図3を参照して説明
し、この発明の実施形態としての流量計測性能評価方法
の第1の例を図4〜図13に示した第1の実験例を用い
て説明し、この発明の実施形態としての流量計測性能評
価方法の第2の例を図14〜図20に示した第2の実験
例を用いて説明し、この発明の実施形態としての流量計
測性能評価方法の第3の例を図21に示した第3の実験
例を用いて説明する。
【0016】まず、図1〜図3を参照して流量計測性能
評価装置Eを説明する。この流量計測性能評価装置Eで
用いる流体振動形流量計素子FMは、図2及び図3に示
すように、カバー5で閉じられるハウジング1内に一対
のノズル部材2a、2bを設けることにより、同ハウジ
ング1内にノズル流路210を構成するとともに、この
ノズル流路210の上流側及び下流側にぞれぞれ上流側
流路200及び下流側流路220を構成している。
【0017】下流側流路220の底面220aには、ノ
ズル流路210の延長線上にターゲット3が設けられて
おり、前記ノズル流路210を通って噴出するガス(流
体)がターゲット3に当たることによって生じる流体振
動に基づいて流量を測定する構造になっている。
【0018】上記ハウジング1は、凹状に形成された溝
1aによって構成されている。そして、溝1aの表面を
カバー5で覆うことによって、上流側流路200、ノズ
ル流路210及び下流側流路220からなる2次元流路
を構成する構造となっている。すなわち、上流側流路2
00、ノズル流路210及び下流側流路220は、溝1
aの深さ方向(2次元流路の厚さ方向)に直交する断面
が一定に形成されている。そして、2次元流路は、上流
側流路200、ノズル流路210及び下流側流路220
の各底面200a、210a、220aと、パッキン7
の表面7aとの間の距離が一定に形成されている。
【0019】なお、パッキン7を設けない場合、あるい
はパッキン7を各流路200、210、220を避ける
形状に設けた場合には、上記2次元流路は上記各底面2
00a、210a、220aと、カバー5の内側の面5
aとの間の距離が一定に形成されたものとなる。
【0020】さらに、ハウジング1は、流入口1b及び
流出口1cを介して他の流路に接続できるように構成さ
れている。また、ハウジング1には、下流側流路220
の底面220aに、流体振動を検出するための圧力セン
サ4が2つ設置されている。これらの圧力センサ4は、
底面220aから突出しないように設けられている。な
お、圧力センサ4の部分を圧力導入口とし、この圧力導
入口に各圧力センサを接続するように構成してもよい。
【0021】また、ハウジング1には、カバー5を固定
するためのねじ穴1eが形成されているとともに、ノズ
ル部材2a,2bを固定するためのねじ穴(図示せず)
が形成されている。ねじ穴1eには、カバー5を固定す
るためのボルト6がねじ込まれるようになっている。ま
た、ノズル部材2a,2bを固定するためのねじ穴に
は、カバー5の外側からノズル部材2a,2bに空けら
れた孔2c,2dを通って挿入されるボルト(図示せ
ず)がねじ込まれるようになっている。
【0022】一方、カバー5には、下流側流路220に
おけるノズル流路210の延長線上に貫通孔5bが空け
られている。この貫通孔5bは、各圧力センサ4よりノ
ズル流路210側に位置しており、後述するプローブ8
を挿入することが可能となる。また、パッキン7にも、
貫通孔5bと同位置に、同じ大きさの貫通孔7bが形成
されている。
【0023】そして、流体振動形流量計素子FMは、流
体振動の周波数と、ガスの流量あるいは流速が比例関係
にあることから、上記圧力センサ4を介して流体振動の
周波数を検出することによって、流量を測定する方式に
なっている。なお、上記流体振動形流量計素子FMは、
LPガスの流量を測定するものであり、LPガスの流体
振動を測定することになる。ただし、上記構造の流体振
動形流量計素子FMにあっては、LPガス以外の他の気
体や、液体の流量を測定することも可能である。
【0024】以上のように構成された流体振動形流量計
素子FMの流量計測性能を評価する装置、すなわち流量
計測性能評価装置Eを図1に示す。
【0025】この流量計測性能評価装置Eは、流体振動
形流量計素子FMのカバー5に設けられた厚さ方向に延
びる貫通孔5bと、先端に速度センサ8aを有し、貫通
孔5bに密接するように嵌合して、同貫通孔5bの軸方
向に移動可能に挿入されるプローブ8と、プローブ8と
貫通孔5bの嵌合点からの流体の漏れを防止するパッキ
ン8dと、流体振動形流量計素子FMを支持する素子用
支持台9と、プローブ8を支持するプローブ用支持台1
0とを備えている。
【0026】プローブ8は、基端側の部分がプローブサ
ポート8bになっており、このプローブサポート8bを
介して、後述するブラケット10θaによって保持され
るようになっている。
【0027】素子用支持台9は、基盤ステージS上に設
けられたものであり、X軸方向移動ステージ9x、Y軸
方向移動ステージ9y及びZ軸方向移動ステージ9zを
備えている。すなわち、素子用支持台9は、流体振動形
流量計素子FMを、X軸、Y軸及びZ軸の各方向に移動
可能に構成されている。
【0028】プローブ用支持台10は、基盤ステージS
上に設けられたものであり、X軸方向移動ステージ10
x、Y軸方向移動ステージ10y、Z軸方向移動ステー
ジ10z及びZ軸回りに回転可能なθ方向回転ステージ
10θを備えている。すなわち、プローブ用支持台10
は、プローブ8を、X軸、Y軸及びZ軸の各方向に移動
可能に構成されているとともに、Z軸を中心にしてθ方
向に回転可能に構成されている。なお、θ方向回転ステ
ージ10θに代えて、Y軸回り回転ステージを設けても
よく、またθ方向回転ステージ10θ及びY軸回り回転
ステージを共に設けてもよい。
【0029】上記各X軸方向移動ステージ9x、10
x、Y軸方向移動ステージ9y、10y、Z軸方向移動
ステージ9z、10zは、0.01mmの精度で流体振
動形流量計素子FMあるいはプローブ8を移動すること
が可能になっている。
【0030】また、Z軸方向移動ステージ9zには、流
体振動形流量計素子FMを横向きで垂直に保持するブラ
ケット9z1が設けられており、θ方向回転ステージ1
0θには、プローブ8のプローブサポート8bを保持す
るブラケット10θaが設けられている。
【0031】ところで、流体振動形流量計素子FMに供
給する流体は、上述のように、LPガスであるが、計測
性能評価をする上では空気を用いる。したがって、図1
に示すように、エアーコンプレッサCから、レギュレー
タR、エアードライヤD、エアーフィルタFi及び流量
制御装置Fcを介して空気を流体振動形流量計素子FM
に供給するラインで構成されている。
【0032】流量制御装置Fcは、マスフローコントロ
ーラFc1とストップバルブFc2とを直列に接続し、
これら直列に接続したものをさらに4列に並列に接続し
たものである。したがって、開放するストップバルブF
c2を選択することによって、流体振動形流量計素子F
Mに供給する流量を設定することが可能になっている。
また、各マスフローコントローラFc1は、一定の質量
流量の空気を流体振動形流量計素子FMに供給するよう
になっている。
【0033】また、速度センサ8aは、例えばタングス
テン線あるいは白金線によって構成されたものであり、
電流の供給によって加熱されるとともに、これに空気が
当たることによって冷却され、その際の抵抗変化を利用
して流速を検出するようになっている。
【0034】この速度センサ8aは、熱線風速計Anに
接続されている。この熱線風速計Anは、さらにADコ
ンバータAdを介してコンピュータCoに接続されてお
り、このコンピュータCoには、プリンタPが接続され
ている。
【0035】なお、上記コンピュータCoは、上記各ス
テージ9x、9y、9z、10x、10y、10z、1
0θを制御するようには構成されていないが、これらの
ステージ9x、9y、9z、10x、10y、10z、
10θを制御するように構成してもよい。すなわち、プ
ローブ8を流体振動形流量計素子FMの貫通孔5bに挿
入し、原点を決めた後、装置をリセットするとともに、
同プローブ8を流体振動形流量計素子FM内における厚
さ方向に所定の間隔で移動させ、さらに各位置における
流速を、速度センサ8a、熱線風速計An、ADコンバ
ータAdを介して測定することを、コンピュータCoに
よって自動的に制御するように構成してもよい。
【0036】上記のように構成された流量計測性能評価
装置Eにおいては、まず流体振動形流量計素子FMを素
子用支持台9のブラケット9z1に横向きで垂直に立て
て設置する。そして、プローブ8を貫通孔5bに挿入し
やすい位置に、流体振動形流量計素子FMを各ステージ
9x、9y、9zを用いて移動する。
【0037】次に、プローブ用支持台10のブラケット
10θaに設置されたプローブ8を、各ステージ10
x、10y、10z、10θを使って移動し、同プロー
ブ8を流体振動形流量計素子FMの貫通孔5bに挿入す
る。この際、素子用支持台9の各ステージ9x、9y、
9zを用いて、流体振動形流量計素子FMの位置も調節
することによって、プローブ8が貫通孔5bに入りやす
くなる。そして、素子用支持台9の各ステージ9x、9
y、9zも、プローブ用支持台10の各ステージ10
x、10y、10z、10θも、0.01mmの精度で
移動することが可能であるから、貫通孔5bの直径が例
えば4mmであると、プローブ8の直径が3.99mm
であれば、プローブ8を貫通孔5bに挿入することが可
能である。
【0038】すなわち、貫通孔5bとプローブ8との間
に0.01mm程度のクリアランスがあれば、プローブ
8を貫通孔5bに挿入することができる。ただし、挿入
のしやすさを考慮すれば、プローブ8の直径を3.90
mm程度にして、0.1mm程度のクリアランスを設け
ることが好ましい。そして、このような0.1mmのク
リアランスであっても、貫通孔5bとプローブ8との隙
間から空気が漏れるのを防ぐことができるが、空気漏れ
防止用のパッキン8dにより完全に防止できる。
【0039】次に、プローブ8をX軸方向に移動し、速
度センサ8aが下流側流路220の底面220aから例
えば0.5mmの位置に達した時点で、同プローブ8の
移動を止める。そして、熱線風速計Anにて流速を測定
し、その測定したアナログ信号をADコンバータAdを
介してコンピュータCoに取り込む。以後、例えば0.
5mmごとに速度センサ8aの位置を底面220aから
遠ざかる方向(X軸のプラス方向)に移動し、各点にお
ける流速を測定して、そのデータをコンピュータCoに
蓄える。
【0040】以上により、下流側流路220における底
面220aからパッキン7の表面7aまでの間の各点の
流速が測定し終わったら、コンピュータCoからプリン
タPに、たとえば図15及び図16のように整理された
データを出力する。そして、これらの図15、16か
ら、ノズル出口部における2次元流路の底面220aか
らパッキン7の表面7aまでの空間の速度分布が把握で
きる。
【0041】流体振動形流量計素子FMは2次元流路を
流体が流れるように構成したものであるから、厚さ方向
における速度分布が一様になればなるほど測定精度が良
好となる。この計測精度の評価に当たっては、流速を測
定するだけでよく、湿式ガスメータ等の基準ガスメータ
で基準となるガス流量を測定したり、流体振動形流量計
素子FMでガス流量を実際に測定したりする必要がない
から、性能評価のための測定が極めて簡単になる。
【0042】しかも、速度分布を測定する位置によっ
て、流体振動形流量計素子FMのどの部分に計測性能低
下の原因があるかが分かる。例えば、この実施の形態の
場合には、ノズル流路210の出口部の速度分布を測定
しているから、ノズル流路210の上流側流路200の
構造、ガス供給路の構造、ノズル流路210の構造、な
どに原因があることが分かる。実際の基準流量と流体振
動周波数の関係も検討することにより、下流側流路22
0の構造、ターゲット3の構造等も検討できることとな
る。また、ノズル流路210の入口部分の速度分布を測
定した場合には、性能低下の原因がノズル流路210よ
り上流側の流路及びガス供給路の構造等に原因があるこ
とが分かる。
【0043】また、プローブ8を、プローブ用支持台1
0によって、X、Y、Zの各軸の方向に精度良く移動す
ることができるとともに、Z軸を中心にして回転するこ
とができるから、プローブ8を流体振動形流量計素子F
Mの貫通孔5bに簡単に合わせて挿入することができ
る。したがって、プローブ8と貫通孔5bとの嵌合精度
を上げることができるから、貫通孔5bとプローブ8と
の隙間からの流体が漏れるのを防止することができる。
空気漏れは、漏れ防止用パッキン8dにより、完全に防
止できる。
【0044】しかも、素子用支持台9によって、流体振
動形流量計素子FMも、X、Y、Zの各軸の方向に移動
することができるから、プローブ8のみをX、Y、Z方
向に移動する場合に比べて、プローブ8が貫通孔5bに
より入りやすくなる。したがって、プローブ8と貫通孔
5bとの嵌合精度をより高く設定することができる。
【0045】また、各軸方向へのプローブ8と流体振動
形流量計素子FMの相対的な移動距離を大きく取ること
ができ、広い範囲の測定が可能となる。
【0046】さらに、コンピュータCoによってデータ
を蓄積し、速度分布が一目で確認できるように、プリン
タPに出力することができるから、測定後のデータの解
析においても省力化を図ることができる。
【0047】なお、コンピュータCoによって、プロー
ブ8の移動も制御するように構成すれば、流体振動形流
量計素子FMの性能評価のための作業がさらに簡単にな
る。
【0048】また、流量制御装置Fcによって、一定の
質量流量を流体振動形流量計素子FMに供給することが
できるから、外的な要因によって、流速が変化すること
が無い。したがって、速度分布による性能評価の信頼性
を向上させることができる。
【0049】次に、この発明の実施形態としての流量計
測性能評価方法の第1の実施例を図4〜図13に示した
第1の実験例を用いて説明する。この第1の実験例にお
いては、図4に示すように、貫通孔5bがノズル流路2
10の入口部に設けられており、ノズル流路210の出
口部には貫通孔5bが設けられていない。さらに、ハウ
ジング1の流入口1bの部分にガスフィーダGfが設置
されている。このガスフィーダGfは、流量制御装置F
cに接続された円筒状のパイプGf1と、このパイプG
f1をハウジング1に固定するためのフランジGf2と
を備えている。チャンバー部Gf7内は、上流側流路2
00と同じ厚さに形成された2次元流路になっている。
【0050】また、パイプGf1には、整流部材として
のハニカムGf3と、断面円形状の流路を、チャンバー
部Gf7内の2次元流路に変換する縮流部材Gf4とが
設けられている。チャンバー部Gf7内には、パイプG
f1の出口部からなめらかに拡大する2次元流路を構成
する拡大流部材Gf5と、ノズル流路210の延長線上
に位置する半円柱Gf6とが設けられている。なお、こ
の実験例においては、半円柱Gf6がある場合と無い場
合とで速度分布の比較を行っている。
【0051】さらに、流体振動形流量計素子FMの各部
の寸法は、ノズル流路210の幅Wが2.5mm、ノズ
ル流路210の長さLnが20mm、2次元流路の高さ
H(図3参照)が7.5mm、ノズル流路210の出口
からターゲット3までの寸法Ljが14mmである。ま
た、プローブ8は、ノズル流路210の入口部に設けら
れた貫通孔5bから、流体振動形流量計素子FM内に挿
入されるようになっており、速度センサ8aは、ノズル
流路210の入口部で、ノズル部材2a,2bの上流側
の面2eとノズル流路210の交点に位置している。
【0052】そして、流量Q1=0.1023m
h、流量Q2=0.4179m/h、流量Q3=0.
5365m/h、流量Q4=1.0653m/hの
空気を流量制御装置Fcから流体振動形流量計素子FM
に供給し、半円柱Gf6がある場合と無い場合の速度分
布を測定する。流速は流体振動形流量形素子の厚さ方向
である、Z軸方向に沿って、上流側流路200の底面2
00aより0.5mmの位置から0.5mmおきに、パ
ッキン7の表面7aの0.5mm手前の位置まで測定す
る。
【0053】以上の測定方法で測定した結果を図5〜図
12に示す。
【0054】ただし、第1の実験例〜第4の実験例にお
ける信頼性を高めるために、図13に示す実験をあらか
じめ実行した。すなわち、図13は、基準ガス流量Qを
マスフローコントローラで測定するとともに、圧力セン
サ4、4を介して、流体振動形流量計素子FMにおける
流体振動の周波数Fを測定した実験結果である。この実
験結果から、半円柱Gf6がある場合は、半円柱Gf6
が無い場合に比べて、直線性がよく、計測精度が高いこ
とがわかる。そして、半円柱Gf6が無い場合には、流
量Qが0.3m/h〜0.8m/hの範囲におい
て、データが直線から逸れても計測精度が低下している
ことがわかる。
【0055】したがって、上述した流量Q2及びQ3
は、データが直線から逸れる部分を選定したものであ
り、流量Q1は、データが直線から逸れる部分より低流
量側の部分を選定したものであり、流量Q4は、データ
が直線から逸れる部分より高流量側の部分を選定したも
のである。
【0056】次に、図5〜図12の実験結果を説明す
る。これらの図より、半円柱Gf6が設置された場合
は、半円柱Gf6が無い場合に比べて、速度分布が一様
になることがわかる。すなわち、半円柱Gf6を設置し
た場合には、流体振動形流量計素子FMにおいて、流体
振動を安定させ、計測精度を向上させるために絶対必要
とされる2次元噴流が得られることが分る。これは、上
流から流入するガスが半円柱Gf6により二方向へ分流
した後、ノズル入口部で左右両方からの流れを衝突させ
る様に再度合流することにより、流速分布が一様となる
ことによる。したがって、半円柱Gf6を取付けること
によって、流体振動形流量計素子FMにおける流量計測
性能が向上したと評価することができる。
【0057】また、この評価は、図13に示した実験結
果と一致する。したがって、速度分布を調べることによ
って、流体振動形流量計素子FMの計測性能を正確に評
価することができることが分かる。
【0058】さらに、ノズル流路210の入口部におけ
る底面200aからパッキン7の表面7aまでの空間の
速度分布を測定し、その速度分布が一様であるか否かの
結果によって、ノズル流路210の入口部より上流側の
上流側流路200やガスフィーダGf(ガス供給路)の
形状、寸法の良否が分かる。このため、速度分布が一様
でない時は、上流側流路200やガスフィーダGfの形
状、寸法を再度検討して改良し、再度速度分布を測定す
ることによって、改善の有無を判断することができる。
【0059】また、計測性能の評価に当たっては、速度
分布を測定するだけであるから、性能評価における省力
化を図ることができる。ただし、最終的には、図13に
示すように、流量と流体振動周波数との関係を実際に測
定して、形状、寸法を決定することが好ましい。
【0060】次に、この発明の実施形態としの流量計測
性能評価方法の第2の実施例を図14〜図20に示す第
2の実験例を用いて説明する。ただし、この第2の実験
例が第1の実験例と異なる点は、貫通孔5bがノズル流
路210の出口部に設けられ、ノズル流路210の入口
部には設けられていない点、及び流量Q2=0.417
9m/hでの測定を行っていない点である。なお、図
13に示す実験結果はこの第2の実験例に対応する実験
結果でもある。
【0061】流速は、流体振動形流量計素子の厚さ方向
であるZ軸方向に沿って、下流側流路220の底面22
0aより0.5mmの位置から0.5mmおきに、パッ
キン7の表面7aの0.5mm手前の位置まで測定す
る。速度センサ8aは、ノズル流路210の出口から下
流側に1mmの位置を厚さ(Z軸)方向へ移動する。
【0062】以上の条件で実験を行った結果を図15〜
図20に示す。これらの図より、半円柱Gf6が取付け
られている場合は、半円柱Gf6が無い場合に比べて、
速度分布が一様になることがわかる。すなわち、半円柱
Gf6を設けた場合には、流体振動形流量計素子FMに
おいて、流体振動を安定させ、計測精度を向上させるた
めに絶対必要とされる2次元噴流が得られていることが
分る。したがって、半円柱Gf6を設けることによっ
て、流体振動形流量計素子FMにおける流量計測性能が
向上したと評価することができる。このことは、上流側
から供給され流入するガスが、半円柱Gf6により二方
向に分流されて流体振動形流量計素子FM内に流入し、
ノズル部材の上端2eに衝突した後ノズル入口部へ向け
て左右両方から衝突する様に合流してノズルへ流入する
ため、速度分布の一様化が図られ、さらにノズル流路2
10にて噴流の二次元化が増進されることになる。
【0063】また、この評価は、図13に示した実験結
果と一致する。したがって、速度分布を検査することに
よって、流体振動形流量計素子FMの計測性能を正確に
評価することができることが分かる。
【0064】さらに、速度分布が一様であるか否かの結
果によって、ノズル流路210の出口部より上流側のノ
ズル流路210や上流側流路200やガスフィーダGf
の形状、寸法の良否が分かる。すなわち、速度分布が一
様でない時は、ノズル流路210や上流側流路200や
ガスフィーダGfの形状、寸法を再検討して改造し、再
度速度分布を測定することによって、改善の有無を判断
することができる。
【0065】またさらに、上記速度分布が一様であるこ
とを確認した場合には、図13に示すように、流量と流
体振動周波数との関係を実際に測定し、この測定結果も
良好であれば、ノズル流路210の出口部から下流側の
全領域の形状、寸法が良好であると判断することができ
る。
【0066】一方、上記速度分布は一様であるが、流量
と流体振動周波数との測定結果が良好でない場合には、
ノズル流路210の出口部より下流側に、計測性能低下
を来す原因があると判断することができる。このため、
ノズル流路210の出口部より下流側の下流側流路22
0やターゲット3の形状、寸法、位置等に的を絞って改
善を行うことができる。したがって、短期間で簡単に計
測性能の向上を図ることができる。
【0067】次に、この発明の実施形態としての流量計
測性能評価方法の第3の実施例を図21に示した第3の
実験例を用いて説明する。この第3の実験例が第1の実
験例及び第2の実験例と異なる点は、貫通孔5bがノズ
ル流路210の入口部及び出口部の双方に設けられてい
る点である。
【0068】したがって、この第3の実験例において
は、図5〜図13、及び図15〜図20までの測定結果
をすべて得ることができる。
【0069】そして、ノズル流路210の入口部及び出
口部の各部における厚さ方向の速度分布を測定している
から、これらの各部の速度分布が一様であるか否かの結
果より、ノズル流路210の入口部より上流側に性能を
左右する原因があるのか、ノズル流路210の出口部よ
り上流側に性能を左右する原因があるのかが分かる。そ
して、例えばノズル流路210の入口部の速度分布が一
様で、同ノズル流路210の出口部の速度分布に乱れが
あれば、計測性能を低下させる原因がノズル流路210
の形状、寸法等にあることが分かる。
【0070】したがって、流体振動形流量計素子FMに
おける計測性能を左右する原因が、より確実に究明でき
る。また、計測性能の評価に当たっては、速度分布を測
定するだけであるから、性能評価のための測定が極めて
簡単である。ただし、最終的には、図13に示すよう
に、流量と流体振動周波数との関係を実際に測定して、
形状、寸法を決定することが好ましい。
【0071】また、第2の実験例と同様の方法によっ
て、ノズル流路210の出口部より下流側の性能を評価
するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、流体振
動形流量計素子が2次元流路を前提とするものであるか
ら、厚さ方向における速度分布がどの程度一様であるか
によって、計測性能を評価することができる。すなわ
ち、速度分布が一様であればあるほど、流体振動形流量
計素子内を流れる流体が2次元流に近付くので、計測精
度が高くなる。そして、この計測性能の評価に当たって
は、流速を測定するだけであり、湿式ガスメータ等の基
準ガスメータで基準となるガス流量を測定したり、流体
振動形流量計素子で実際に流量を測定したりする必要が
ないから、性能評価のための測定が極めて簡単になる。
【0073】しかも、速度分布を測定する位置によっ
て、流体振動形流量計素子のどの部分に計測性能低下の
原因があるかが分かる。すなわち、流体振動形流量計素
子における性能を左右する原因を追究することができ
る。
【0074】請求項2に係る発明においては、ノズル流
路の入口部における厚さ方向の速度分布を測定し、その
速度分布が一様であるか否かの結果より、ノズル流路の
入口部より上流側の上流側流路やガス供給路の形状、寸
法が良好か否かを判定できる。すなわち、流体振動形流
量計素子における性能を左右する原因がノズル流路の入
口部より上流側にあることを究明することができる。ま
た、計測性能の評価に当たっては、速度分布を測定する
だけであるから、性能評価の測定が極めて簡単である。
【0075】請求項3に係る発明においては、ノズル流
路の出口部における厚さ方向の速度分布を測定し、その
速度分布が一様であるか否かの結果より、ノズル流路の
出口部より上流側のノズル流路や上流側流路やガス供給
路の形状、寸法が良好か否かが分かる。すなわち、流体
振動形流量計素子における性能を左右する原因がノズル
流路の出口部より上流側にあることを究明することがで
きる。また、計測性能の評価に当たっては、速度分布を
測定するだけであるから、性能評価のための測定が極め
て簡単である。
【0076】請求項4に係る発明においては、ノズル流
路の入口部及び出口部の双方における厚さ方向の速度分
布を測定するから、これらの各部の速度分布が一様であ
るか否かの結果より、ノズル流路の入口部より上流側に
性能を左右する原因があるか、ノズル流路の出口部より
上流側に性能を左右する原因があるかが分かる。そし
て、例えばノズル流路の入口部の速度分布が一様で、同
ノズル流路の出口部の速度分布が乱れていれば、計測性
能を低下させた原因がノズル流路の形状、寸法等にある
ことが。判明する。
【0077】したがって、流体振動形流量計素子におけ
る性能を左右する原因を、より確実に究明することがで
きる。また、計測性能の評価に当たっては、速度分布を
測定するだけであるから、性能評価のための測定が極め
て簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態としての流量計測性能評価
装置を示すブロック図。
【図2】同流量計測性能評価装置で性能評価する流体振
動形流量計素子を示す断面図。
【図3】同流量計測性能評価装置で性能評価する流体振
動形流量計素子の断面図であって、図2のIII −III 線
に沿う断面図。
【図4】この発明の実施形態としての流量計測性能評価
方法の第1の実施例を示す図であり、第1の実験例で用
いる流体振動形流量計素子を示す断面図。
【図5】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例の
測定結果を示す図。
【図6】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例の
測定結果を示す図。
【図7】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例の
測定結果を示す図。
【図8】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例の
測定結果を示す図。
【図9】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例の
測定結果を示す図。
【図10】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例
の測定結果を示す図。
【図11】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例
の測定結果を示す図。
【図12】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例
の測定結果を示す図。
【図13】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例
の測定結果を示す図。
【図14】この発明の実施形態としての流量計測性能評
価方法の第2の実施例を示す図であり、第2の実験例で
用いる流体振動形流量計素子を示す断面図。
【図15】同流量計測性能評価方法を示す第2の実験例
の測定結果を示す図。
【図16】同流量計測性能評価方法を示す第2の実験例
の測定結果を示す図。
【図17】同流量計測性能評価方法を示す第2の実験例
の測定結果を示す図。
【図18】同流量計測性能評価方法を示す第2の実験例
の測定結果を示す図。
【図19】同流量計測性能評価方法を示す第2の実験例
の測定結果を示す図。
【図20】同流量計測性能評価方法を示す第1の実験例
の測定結果を示す図。
【図21】この発明の実施形態としての流量計測性能評
価方法の第3の実施例を示す図であり、第3の実験例で
用いる流体振動形流量計素子を示す断面図。
【符号の説明】
3 ターゲット 200 上流側流路 210 ノズル流路 220 下流側流路 E 流量計測性能評価装置 FM 流体振動形流量計素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ方向に直交する断面が一定の平面形
    状に形成された2次元流路を有し、この2次元流路内で
    噴流がターゲットに衝突する位置において生じる流体振
    動から流量を検出する流体振動形流量計素子の性能を評
    価する流量計測性能評価方法であって、 前記流体振動形流量計素子内における厚さ方向の速度分
    布を測定することにより、流体振動形流量計素子の性能
    を評価することを特徴とする流量計測性能評価方法。
  2. 【請求項2】 厚さ方向に直交する断面が一定の平面形
    状に形成された2次元流路を有し、この2次元流路は上
    流側流路、ノズル流路及び下流側流路によって連続的に
    形成されており、前記下流側流路にはノズル流路の延長
    線上にターゲットを有し、前記ノズル流路の出口部にお
    ける噴流の流体振動から流量を検出するように構成され
    た流体振動形流量計素子の性能を評価する流量計測性能
    評価方法であって、 前記ノズル流路の入口部における厚さ方向の速度分布を
    測定することにより、流体振動形流量計素子の性能を評
    価することを特徴とする流量計測性能評価方法。
  3. 【請求項3】 厚さ方向に直交する断面が一定の平面形
    状に形成された2次元流路を有し、この2次元流路は上
    流側流路、ノズル流路及び下流側流路によって連続的に
    形成されており、前記下流側流路にはノズル流路の延長
    線上にターゲットを有し、前記ノズル流路の出口部にお
    ける噴流の流体振動から流量を検出するように構成され
    た流体振動形流量計素子の性能を評価する流量計測性能
    評価方法であって、 前記ノズル流路の出口部における厚さ方向の速度分布を
    測定することにより、流体振動形流量計素子の性能を評
    価することを特徴とする流量計測性能評価方法。
  4. 【請求項4】 厚さ方向に直交する断面が一定の平面形
    状に形成された2次元流路を有し、この2次元流路は上
    流側流路、ノズル流路及び下流側流路によって連続的に
    形成されており、前記下流側流路にはノズル流路の延長
    線上にターゲットを有し、前記ノズル流路の出口部にお
    ける噴流の流体振動から流量を検出するように構成され
    た流体振動形流量計素子の性能を評価する流量計測性能
    評価方法であって、 前記ノズル流路の入口部及び出口部における厚さ方向の
    速度分布を測定することにより、流体振動形流量計素子
    の性能を評価することを特徴とする流量計測性能評価方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114034361A (zh) * 2021-11-03 2022-02-11 福建网能科技开发有限责任公司 一种基于自动化的仪器仪表检测装置

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