JPH1037831A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JPH1037831A
JPH1037831A JP19177796A JP19177796A JPH1037831A JP H1037831 A JPH1037831 A JP H1037831A JP 19177796 A JP19177796 A JP 19177796A JP 19177796 A JP19177796 A JP 19177796A JP H1037831 A JPH1037831 A JP H1037831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
washer member
clutch
electric motor
starter
Prior art date
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Pending
Application number
JP19177796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Maruhashi
康彦 丸橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH1037831A publication Critical patent/JPH1037831A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電動機の防塵機能を持たせた構造とするための
重量増加およびコスト増加を抑え、また、軸長を増すこ
となく、生産性および量産性にも優れ、エネルギ損失の
少ない防塵構造を備え、軽量,安価なスタータを提供す
る。 【解決手段】クラッチアウタ6aの外周にテーパ部6b
を設け、テーパ部6b側から挿入する外周部がR形状と
なっている爪付ワッシャ部材9からなり、爪付ワッシャ
部材9の内周部には固定用の爪部9aが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関を始動する
ためのスタータに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関を始動するためのスタータで
は、一般に、フロントブラケットの端部が内燃機関の内
部空間に対して開放構造をなしているため、フロントブ
ラケットの内周面とローラクラッチの外周面との隙間か
ら水や塵埃がスタータ内部に侵入し、機器の寿命を短く
するという問題があり、防水性,防塵性を確保すること
が望まれていた。
【0003】従来の装置は、電動機内への水および塵埃
の進入を防止して、防水性,防塵性を確保するために、
フロントブラケット内周に壁部を設けるか、または、フ
ロントブラケット内径を小さくしてローラクラッチとの
ギャップを小さくしていた。また、実公昭63−41581 号
公報に記載のように、ピニオンの後端部に歯部外径より
大径のつば部を設け、フロントブラケット内周のこのつ
ば部と対向する位置に防塵プレートを配置していた。
【0004】更に、実開平3−56876号公報に記載のよう
に、ピニオンまたはローラクラッチ外周部にオイルシー
ルを配置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、電動機
内への水および塵埃の侵入を防止するために、フロント
ブラケット内周に壁部を設けてローラクラッチとの隙間
を小さくしていたが、この構造ではフロントブラケット
の重量増加およびコスト増加の要因となる。また、フロ
ントブラケット内径を小さくしてローラクラッチとの隙
間を小さくした場合には、フロントブラケットノーズ部
断面の断面二次モーメントと断面係数が小さくなるの
で、フロントブラケットのノーズ部の剛性および強度が
低下するという問題があった。フロントブラケットのノ
ーズ部の強度を確保するためには、ノーズ部の肉厚を厚
くして、フロントブラケットノーズ部断面の断面二次モ
ーメントと断面係数を大きくする必要があり、重量増加
およびコスト増加の要因となる。
【0006】また、実公昭63−41581 号公報に記載の防
塵プレートを配置して、防水性,防塵性を確保する方法
では、ピニオンの後端のつば部とローラクラッチの間の
シャフト長だけ、スタータ軸長が長くなるという問題が
あった。
【0007】また、実開平3−56876号公報に記載のオイ
ルシールを配置した方法でも、スタータ軸長が長くなる
という問題があった。しかも、この方法では、フロント
ブラケット内径を小さくしているので、フロントブラケ
ットのノーズ部の剛性および強度が低下するという問題
があった。更に、この方法では、オイルシールの摩擦に
よるエネルギ損失が発生する。
【0008】本発明の目的は、電動機の防塵機能を持た
せた構造とするための重量増加およびコスト増加を抑
え、また、軸長を増加することなく、かつ生産性および
量産性にも優れ、更に、エネルギ損失の少ない防塵構造
を備えた、軽量,安価で信頼性の高いスタータを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、クラッチア
ウタ外周に爪付ワッシャ部材を挿入し、爪付ワッシャ部
材の内周部に設けた爪部で固定して、電動機の防塵機能
を持たせた構造とすることにより達成される。
【0010】本構造によれば、クラッチアウタ外周に挿
入固定した爪付ワッシャ部材により、クラッチアウタと
フロントブラケットの隙間を小さくして、電動機への水
および塵埃の侵入を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,図2により説明する。
【0012】図1,図2で、スタータの電動機1の出力
軸2は、フロントブラケット4の軸受部4aとリヤブラ
ケット5の軸受部5aに支持され、出力軸2には、ロー
ラクラッチ6とピニオン7がマグネティックスイッチ3
の動力によりシフトレバー8を介して摺動可能に支持さ
れている。ローラクラッチ6のクラッチアウタ6aの外
周部には、テーパ部6bが設けてあり、このテーパ部6
b側から外周部がR形状となっている爪付ワッシャ部材
9を挿入し、爪付ワッシャ部材9の内周部に設けた爪部
9aとストッパ部9bで軸方向に固定し、さらに、クラ
ッチアウタ段差部6cの内周部で爪部9aを径方向に固
定している。
【0013】クラッチアウタ6aの外周部に爪付ワッシ
ャ部材9を嵌合させることで、クラッチアウタ6aとフ
ロントブラケット4の隙間を小さくして、フロントブラ
ケット4の開口部4bから電動機1の内部に水および塵
埃が侵入するのを防止する。爪付ワッシャ部材9の外周
部は、反電動機側にR形状となっているのでより高い防
塵効果が得られる。
【0014】爪付ワッシャ部材9の内周部に設けた爪部
9aをクラッチアウタ段差部6cの内周部で固定してい
るので、クラッチアウタが高速回転して爪付ワッシャ部
材9の内周部に設けた爪部9aに遠心力が作用しても、
爪部9aは拡がらないので、クラッチアウタから外れる
事はない。
【0015】図3はクラッチアウタ6aに嵌合させた爪
付ワッシャ部材9の外周に波状円筒形部材10を嵌合さ
せた実施の形態である。このように構成すると、波状円
筒形部材10によるラビリンス効果で、より高い防塵効
果が得られる。本実施の形態では、爪付ワッシャ部材9
と波状円筒形部材10は、別体となっているが、これら
を一体で構成しても同様の効果が得られる。
【0016】請求項1によれば、クラッチアウタ外周
に、爪付ワッシャ部材を挿入し、爪付ワッシャ部材の内
周部に設けた爪部で固定し嵌合させることで、簡単に挿
入固定することができ、この爪付ワッシャ部材によりク
ラッチアウタとフロントブラケットの隙間を小さくし
て、電動機への水および塵埃の侵入を防止することがで
きる。
【0017】請求項2によれば、爪付ワッシャ部材の外
周部が、反電動機側にR形状となっているのでより高い
防塵効果が得られる。
【0018】請求項3によれば、クラッチアウタの外周
にテーパ部を設け、このテーパ部の端面部外径が、爪付
ワッシャ部材の内周部に設けた爪部の内径よりも小さい
ので爪付ワッシャ部材をこのテーパ部側から挿入する
と、爪部はテーパ部によって拡げられるので挿入作業性
が向上し、低コスト化が可能となる。
【0019】請求項4によれば、爪付ワッシャ部材の内
周部に設けた爪部が、前記クラッチアウタの段差部内周
側で固定されているので、クラッチアウタが高速回転し
て爪部に遠心力が作用しても、爪部は拡がらないので、
クラッチアウタから外れる事はなく、安価で信頼性の高
いスタータを提供することができる。
【0020】請求項5,6によれば、爪付ワッシャ部材
の外周部に波状円筒形部材が嵌合されているのでラビリ
ンス効果による、より高い防塵効果が得られる。また、
請求項7による場合にも同様の効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、電動機の防塵機能を持
たせた構造とするための重量増加およびコスト増加を抑
え、また、軸長を増加することなく、かつ生産性および
量産性にも優れ、更に、エネルギ損失の少ない防塵構造
を備えた、軽量,安価で信頼性の高いスタータを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図。
【図2】本発明の組立前爪付ワッシャの斜視図。
【図3】本発明の要部の断面図。
【符号の説明】
1…電動機、2…出力軸、3…マグネティックスイッ
チ、4…フロントブラケット、4a,5a…軸受部、4
b…開口部、5…リヤブラケット、6…ローラクラッ
チ、6a…クラッチアウタ、6b…テーパ部、6c…段
差部、6d…クラッチインナ、6e…ローラ、7…ピニ
オン、8…シフトレバー、9…爪付ワッシャ部材、9a
…爪部、9b…ストッパ部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関を始動させるための回転力を発生
    させる電動機と、前記内燃機関に取り付けるためのフロ
    ントブラケットと、前記内燃機関のリングギヤと係合可
    能なピニオンと、クラッチアウタと前記クラッチアウタ
    にローラを介して連結されたクラッチインナで構成さ
    れ、前記電動機の回転を前記ピニオンに伝える一方向ロ
    ーラクラッチを備え、前記ピニオンと前記一方向ローラ
    クラッチを前記電動機の出力回転軸を摺動可能な移動部
    材として構成したスタータにおいて、 前記クラッチアウタの外周に爪付ワッシャ部材を挿入固
    定して、前記電動機の防塵機能を持たせたことを特徴と
    するスタータ。
  2. 【請求項2】前記クラッチアウタの外周に挿入固定され
    た前記爪付ワッシャ部材の外周部が反電動機方向にR形
    状となっている請求項1に記載のスタータ。
  3. 【請求項3】前記クラッチアウタの外周にテーパ部を設
    け、前記テーパ部の端面部外径が、前記爪付ワッシャ部
    材の内周部に設けた爪部の内径よりも小さい請求項1に
    記載のスタータ。
  4. 【請求項4】前記爪付ワッシャ部材の内周部に設けた爪
    部が、前記クラッチアウタの段差部内周側で固定されて
    いる請求項1に記載のスタータ。
  5. 【請求項5】前記クラッチアウタの外周に挿入固定され
    た前記爪付ワッシャ部材の外周に円筒形部材を嵌合させ
    た請求項1に記載のスタータ。
  6. 【請求項6】前記爪付ワッシャ部材の外周に嵌合された
    円筒形部材の断面が、軸方向に波状となっている請求項
    1に記載のスタータ。
  7. 【請求項7】前記円筒形部材が爪付ワッシャ部材と一体
    に構成されている請求項1に記載のスタータ。
JP19177796A 1996-07-22 1996-07-22 スタータ Pending JPH1037831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138678A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Denso Corp スタータ
DE102012217517A1 (de) * 2012-09-27 2014-03-27 Robert Bosch Gmbh Andrehvorrichtung und Verfahren zur Montage und/oder Herstellung einer Andrehvorrichtung

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