JP4645389B2 - スタータ - Google Patents
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Description
一般的に、エンジンの始動の際には、スタータのモータ出力軸に取付けられた一方向性のクラッチを介してピニオンギアを進退駆動させて、クランクシャフトに設けられたリングギアと噛合させ、始動トルクをピニオンギアからリングギアに伝達させて、クランクシャフトを回転し、エンジンを始動させる。
本発明では、エンジンに設けられたリングギアと、モータ出力軸に進退可能に設けられ、モータ出力軸の回転により、モータ出力軸のヘリカルスプラインに沿って移動し、リングギアに噛合うピニオンギアを有するクラッチと、モータの出力トルクを伝達してエンジンを始動するスタータであって、
クラッチのスラスト方向の荷重を、モータ出力軸の周溝に嵌着したC型サークリップにて支持し、スラスト方向の荷重が付加されてもC型サークリップの拡がりを抑制し、周溝からの脱落を防ぐストッパ付きカラーを挟装したスタータにおいて、
ストッパ付きカラーは、円環状板をなしていて、その外周円部に、C型サークリップの外周ストレート部の長手方向と同じ向きに折り曲げて形成された一対の折り曲げ部を備えており、
この一対の折り曲げ部は、C型サークリップの外周ストレート部に対し、折り曲げ方向とは直角な方向に位置する側面部で外周ストレート部を挟み込んで、C型サークリップの拡がりを押え込むことを特徴としている。
請求項1に記載のスタータにおいて、
折り曲げ部の根元切り欠きアールは構成部材の板厚以上であることを特徴としている。
請求項1または2に記載のスタータにおいて、
前記折り曲げ部の根元曲げアールは構成部材の板厚以上であることを特徴としている。
請求項1ないし3のいずれか1に記載のスタータにおいて、
折り曲げ部の長さは、前記C型サークリップの板厚以上であることを特徴としている。
図1は、本実施例におけるスタータの軸方向の半断面図である。
スタータ100は、ピニオンギア102の慣性により生ずるピニオンギア102のモータ出力軸(アーマチャシャフト)103に対する回転遅れと、ヘリカルスプライン104による推力とにより、ピニオンギア102が前方へ飛出し、リングギア150に噛み込む慣性飛込式スタータである。なお、以下の説明では、モータ出力軸103の回転軸方向のピニオンギア102寄りを前方、モータ部(後述する)寄りを後方とし、前後方向はこれに従うものとし、また、モータ出力軸103の回転軸を単に回転軸と呼ぶ。
本実施例のスタータ1の作用を説明する。キースイッチ(図示せず)がオンされる前は、図1に示すように、ピニオンギア102とクラッチ140は、ピニオンギア102の前端部を除いて周壁部127の円筒内に収容されている。キースイッチがオンされてバッテリからモータ部に電力が供給されると、モータ出力軸103が回転を始める。モータ出力軸103の回転により、ピニオンギア102を有するクラッチ140が、ヘリカルスプライン104に沿って移動する。クラッチ140はリターンスプリング114の付勢力に抗して、ピニオンギア102の前端面がピニオンストッパ113の後端面に当接するまで前方へ飛出し、ピニオンギア102とリングギア150とが噛合い、モータ出力軸103の回転力が、ピニオンギア102を介してリングギア150に伝達され、これにより、エンジンが始動する。
本発明では、慣性飛込式のスタータ1において、エンジンの過大振動による極めて大きなスラスト方向の振動荷重が生じても、モータ出力軸103の周溝201に嵌着したC型サークリップ202にて支持できる。C型サークリップ202は、その外周ストレート部202Aに対し、外周ストレート部202Aに当接して挟み込むようにストッパ付きカラー203の外周円部に折り曲げ部203Bを有し、折り曲げ部203Bは、C型サークリップ202の外周ストレート部202Aに対し、折り曲げ方向とは直角に、側面部203Aを当接して外周ストレート部202Aの拡がりを押え込むように向い合って対をなすストッパ構造を備えたストッパ付きカラー203を挟装しているので、C型サークリップ202の拡がり方向の抑止剛性が高くなって、C型サークリップ202が周溝201から脱落することを確実に防止する。また、ストッパ付きカラー203の外周円部に折り曲げ部203Bを形成しているので、円環状の余肉幅を確保でき抑止強度が高くなるとともに、C型サークリップ202の種々の厚さに対しても折り曲げ部の長さHのみを変えることで対応がとれるという設計の自由度も高い。
102 ピニオンギア
103 モータ出力軸(アーマチャシャフト)
104 ヘリカルスプライン
113 ピニオンストッパ
114 リターンスプリング
115 リングスナップ
117 クラッチアウタ
116、128、135 軸受
118 フロントハウジング
119、204 ワッシャ
120 クラッチインナ
121 クラッチローラ
122 クラッチカバー
129、134 軸受部
139 螺合穴
140 クラッチ
150 リングギア
201 周溝
202 C型サークリップ
202A 外周ストレート部
202B 内周ストレート部
203 ストッパ付きカラー
203A 側面部
203B 折り曲げ部
203C 中央折り曲げ部
H 折り曲げ部の長さ
L 中央折り曲げ部の長さ
R1 折り曲げ部の根元曲げアール
R2 折り曲げ部の根元切り欠きアール
Claims (4)
- エンジンに設けられたリングギアと、
モータ出力軸に進退可能に設けられ、前記モータ出力軸の回転により、前記モータ出力軸のヘリカルスプラインに沿って移動し、前記リングギアに噛合うピニオンギアを有するクラッチと、
前記モータの出力トルクを伝達して前記エンジンを始動するスタータであって、
前記クラッチのスラスト方向の荷重を、前記モータ出力軸の周溝に嵌着したC型サークリップにて支持し、
スラスト方向の荷重が付加されても前記C型サークリップの拡がりを抑制し、前記周溝からの脱落を防ぐストッパ付きカラーを挟装したスタータにおいて、
前記ストッパ付きカラーは、円環状板をなしていて、その外周円部に、前記C型サークリップの外周ストレート部の長手方向と同じ向きに折り曲げて形成された一対の折り曲げ部を備えており、
該一対の折り曲げ部は、前記C型サークリップの前記外周ストレート部に対し、折り曲げ方向とは直角な方向に位置する側面部で前記外周ストレート部を挟み込んで、前記C型サークリップの拡がりを押え込むことを特徴とするスタータ。 - 請求項1に記載のスタータにおいて、
前記折り曲げ部の根元切り欠きアールは構成部材の板厚以上であることを特徴とするスタータ。 - 請求項1または2に記載のスタータにおいて、
前記折り曲げ部の根元曲げアールは構成部材の板厚以上であることを特徴とするスタータ。 - 請求項1ないし3のいずれか1に記載のスタータにおいて、
前記折り曲げ部の長さは、前記C型サークリップの板厚以上であることを特徴とするスタータ。
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Cited By (1)
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JP2004068845A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | Nsk Ltd | 止め輪の外れ止め装置 |
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