JPH103781A - 磁気記憶装置 - Google Patents

磁気記憶装置

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JPH103781A
JPH103781A JP15071596A JP15071596A JPH103781A JP H103781 A JPH103781 A JP H103781A JP 15071596 A JP15071596 A JP 15071596A JP 15071596 A JP15071596 A JP 15071596A JP H103781 A JPH103781 A JP H103781A
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JP
Japan
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magnetic disk
magnetic
actuator
spindle
disk drive
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Pending
Application number
JP15071596A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Yonemura
真次 米村
Shinichi Hirose
伸一 広瀬
Masanori Tanabe
正典 田辺
Hideaki Tanaka
秀明 田中
Sunao Yonekawa
直 米川
Hiromitsu Tokisue
裕充 時末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication of JPH103781A publication Critical patent/JPH103781A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、磁気ディスクと磁気ヘッドスライダ
の間にスピンドルまたはアクチュエータの起動トルク以
上の吸着力が発生した場合でも、磁気ディスク装置を再
度起動可能とし、データの消失を防止することを目的と
する。 【解決手段】上記課題は、磁気ディスク、スピンドル、
磁気ヘッド、磁気ヘッドを駆動させるアクチュエータ、
及びこれらを実質的に密閉するカバーからなる磁気ディ
スク装置において、磁気ディスク装置停止時に、磁気デ
ィスク装置の気密性を保ったまま装置外部から、磁気デ
ィスクまたはスピンドルに駆動力を伝達する手段を持つ
か、あるいは磁気ヘッドまたはアクチュエータに駆動力
を伝達する手段を持つことによって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
関し、特に磁気ディスクと磁気ヘッドスライダの吸着現
象を容易に解除するための機構を設けた記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置において、回転する磁
気ディスクとこの磁気ディスクに対して情報の記録再生
を行う磁気ヘッドとの間隙が小さくなるほど、記録媒体
である磁気ディスクに記録再生できる記録密度は大きく
なる。このため磁気ディスクと磁気ヘッドスライダの間
隙は狭小化の一途をたどっている。現在の磁気ヘッドス
ライダの浮上量は100nmを下回り50nm以下とした磁
気ディスク装置も市場に出回りつつある。
【0003】このため磁気ディスクは、スパッタリング
法により磁性体層を形成したスパッタディスクが主流と
なり、その平均面粗さはRa値で10nm以下と平滑性を向
上させている。また、磁気ヘッドも負圧力を利用した負
圧スライダの導入等でディスク内周/外周での周速差か
ら生ずる浮上量変化を小さくして記録再生特性の向上を
計っている。
【0004】この磁気ディスク/磁気ヘッド間隙の狭小
化に伴い種々の問題も発生する。大きな問題の一つとし
て磁気ディスクと磁気ヘッドスライダとの吸着現象の問
題がある。これは磁気ディスク装置稼動中に、磁気ディ
スク面に塗布される潤滑剤やベアリンググリスが磁気ヘ
ッドスライダに付着し、磁気ディスク装置停止後に磁気
ディスクと磁気ヘッドスライダ間で吸着が発生する現象
である。さらに、磁気ディスク装置内の水分がこの吸着
現象を促進することが知られている。その吸着力がスピ
ンドルの起動トルク以上になると磁気ディスク装置が起
動できなくなり、記録された情報がすべて失われてしま
うという問題がある。
【0005】そのため、特開平5-62450において
磁気ヘッド位置決め機構のベアリングからのオイルミス
トを静電式フィルタを設け、効率的に補集し、磁気ディ
スク装置内部への飛散を防ぐ方式が開示されている。
【0006】また、特開平4-106780に示すよう
に磁気ディスク装置内部に乾燥剤を入れて湿度の上昇を
防ぐ方法も開示されている。
【0007】また、特開平4-358375に示すよう
に磁気ディスク装置の起動、停止時にデータエリア外の
吸着阻止領域に磁気ヘッドを移動させ、吸着を防ぐ方法
も開示されている。
【0008】さらに、吸着現象の解除手段として、特開
平4-64980に示すようにスピンドル起動時にボイ
スコイルモータにパルス信号を入力し、アクチュエータ
を振動させる方法も開示されている。
【0009】このように上記従来技術においては、磁気
ヘッドスライダと磁気ディスクの吸着を未然に防ぐ技術
が主であり、吸着解除手段もアクチュエータなど磁気デ
ィスク装置を構成する既部品を使ったものであるので、
万一スピンドルの起動トルクまたはアクチュエータの起
動トルク以上の吸着力が発生してしまうと吸着を解除す
ることは不可能であり、記録された情報を再度読み出す
ことが出来なかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はスピンドルの
起動トルクまたはアクチュエータの起動トルク以上の吸
着力が発生した場合でも、磁気ディスク装置を再度起動
可能とし、データの消失を防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、磁気ディス
ク、スピンドル、磁気ヘッド、磁気ヘッドを駆動させる
アクチュエータ、及びこれらを実質的に密閉するカバー
からなる磁気ディスク装置において、磁気ディスク装置
停止時に、磁気ディスク装置の気密性を保ったまま装置
外部から、磁気ディスクまたはスピンドルに駆動力を伝
達する手段を持つか、あるいは磁気ヘッドまたはアクチ
ュエータに駆動力を伝達する手段を持ち、磁気ディスク
装置停止時に、装置外部からの駆動力によって磁気ディ
スクと磁気ヘッドスライダの吸着現象を解除することに
よって解決される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1に示
す。スピンドルの回転軸6は磁気ディスク装置の気密性
を保ったまま装置外部に通じている。磁気ディスクと磁
気ヘッドスライダの吸着により装置が再起動出来ない場
合、装置外部に通じたスピンドルの回転軸6を動かして
吸着現象を解除する。『これにより、スピンドルの起動
トルク以上の吸着力が発生した場合でも効果的に吸着現
象を解除することが可能である。』第1の実施例の応用
例を図2に示す。磁気ディスク装置の気密性を保ったま
ま装置外部に通じているアクチュエータの回転軸7を動
かして、磁気ディスクと磁気ヘッドスライダの吸着現象
を解除してもよい。
【0013】本発明の第2の実施例の斜視図を図3に示
す。磁気ディスク装置のカバー5の一部に、ゴム等の弾
性部材で出来た箇所8を設ける。磁気ディスクと磁気ヘ
ッドスライダが吸着して、装置が起動しない場合、ゴム
等の弾性部材で出来た箇所8の外部から手動で磁気ディ
スクを回転させてやり、吸着を解除する。『これによ
り、スピンドルの起動トルク以上の吸着力が発生した場
合でも簡便に、かつ効果的に吸着現象を解除することが
可能である。』ゴム等の弾性部材で出来た箇所8は、磁
気ディスクのデータ面に該当する箇所より、磁気ディス
クの側面に該当する箇所のほうが望ましい。また、図4
に示すようにゴム等の弾性部材で出来た箇所8はアクチ
ュエータに該当する箇所に設けて、アクチュエータを動
かしても良い。また、ゴム等の弾性部材で出来た箇所8
の外部から磁気ディスクまたはアクチュエータを外部か
ら駆動させる手段は手動でなくてもよい。
【0014】本発明の第3の実施例を図5に示す。磁気
ディスク装置のカバー5に、気密性を保ったまま、装置
の内部と外部に通ずる棒9を設ける。棒9は、磁気ディ
スク装置動作中はアクチュエータ及び磁気ヘッドと接触
していない。磁気ディスクと磁気ヘッドスライダが吸着
して、装置が起動しない場合、棒9を装置の外部から動
かして、アクチュエータを回転させる。アクチュエータ
の起動トルク以上の力で回転させることが出来るので吸
着を解除できる。また、図6に示すように磁気ディスク
を回転させてもよい。
【0015】図7に本発明の第4の実施例を示す。磁気
ディスクの近くに、装置の外部から回転させることが出
来るカム11を設ける。カム11のシャフトは磁気ディ
スク装置内部の気密性を保つようにシールされている。
カム11は、磁気ディスク装置動作中は磁気ディスク及
びスピンドルと接触していない。カム11の回転時に、
磁気ディスクまたはスピンドルと接触する箇所であるカ
ム11の先端11’は、ゴムなどの弾性部材で出来てい
ることが望ましい。磁気ディスクと磁気ヘッドスライダ
が吸着して起動出来なくなったとき、カム11を一回転
させる。カム11は磁気ディスクまたはスピンドルを回
転させ、吸着を解除することが出来る。図8に示すよう
に、このカム11はアクチュエータを回転させるように
設置されていてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ディスク、スピン
ドル、磁気ヘッド、磁気ヘッドを駆動させるアクチュエ
ータ、及びこれらを実質的に密閉するカバーからなる磁
気ディスク装置において、磁気ディスク装置停止時に、
磁気ディスク装置の気密性を保ったまま装置外部から、
磁気ディスクまたはスピンドルに駆動力を伝達する手段
を持つか、または磁気ヘッドまたはアクチュエータに駆
動力を伝達する手段を持ち、磁気ディスク装置停止時
に、装置外部からの駆動力によってスピンドルまたはア
クチュエータを動かすことことにより、スピンドルまた
はアクチュエータの起動トルク以上の吸着力が発生した
場合でも磁気ディスクと磁気ヘッドスライダの吸着を解
除することが出来る。これにより磁気ディスク装置を再
度起動可能とすることができ、吸着現象によるデータ消
失を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例である。
【図2】第1の実施例の応用例である。
【図3】第2の実施例である。
【図4】第2の実施例の応用例である。
【図5】第3の実施例である。
【図6】第3の実施例の応用例である。
【図7】第4の実施例である。
【図8】第4の実施例の応用例である。
【符号の説明】
1…磁気ディスク、 2…スピンドル、 3…磁気
ヘッド、4…磁気ヘッドを移動させるアクチュエータ、
5…磁気ディスク装置を密閉させるカバー、 6…スピ
ンドルの回転軸、7…アクチュエータの回転軸、
8…ゴムなどの弾性部材、9…棒、
10…バネ、 11…カム、11’…ゴムなど
の弾性部材で出来たカムの一部、12…密閉度を保つた
めのシール材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 秀明 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 米川 直 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 時末 裕充 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ディスク、スピンドル、磁気ヘッド、
    磁気ヘッドを駆動させるアクチュエータ、及びこれらを
    実質的に密閉するカバーからなる磁気ディスク装置にお
    いて、 磁気ディスク装置停止時に、磁気ディスク装置の気密性
    を保ったまま装置外部から、磁気ディスクまたはスピン
    ドルに駆動力を伝達する手段を持つことを特徴とする磁
    気記憶装置。
  2. 【請求項2】磁気ディスク、スピンドル、磁気ヘッド、
    磁気ヘッドを駆動させるアクチュエータ、及びこれらを
    実質的に密閉するカバーからなる磁気ディスク装置にお
    いて、 磁気ディスク装置停止時に、磁気ディスク装置の気密性
    を保ったまま装置外部から、磁気ヘッドまたはアクチュ
    エータに駆動力を伝達する手段を持つことを特徴とする
    磁気記憶装置。
  3. 【請求項3】上記請求項1〜2において、磁気ディスク
    装置停止時に、磁気ディスク装置の気密性を保ったまま
    装置の外部からスピンドルまたはアクチュエータの回転
    軸に駆動力を直接与えることが出来ることを特徴とする
    磁気記憶装置。
  4. 【請求項4】上記請求項1〜2において、カバーの一部
    が弾性部材で構成され、カバーの外から概弾性部材の変
    形範囲でその一部を磁気ディスクまたはアクチュエータ
    に接触させることが出来、これにより磁気ディスク装置
    の停止時に磁気ディスクを回転させるか、またはアクチ
    ュエータを移動させることが出来ることを特徴とする磁
    気記憶装置。
  5. 【請求項5】上記請求項1〜2において、通常は磁気ヘ
    ッド及び磁気ディスクまたはスピンドルとは接触してい
    ない棒状の部材が設けられており、概棒は装置の気密性
    を保ったまま装置の外部へと通じており、磁気ディスク
    装置の停止時に概棒を動かして磁気ディスクまたはスピ
    ンドルを回転させるか、あるいはアクチュエータを動か
    すことが出来ることを特徴とする磁気記憶装置。
  6. 【請求項6】上記請求項1〜2において、カム状の回転
    体を持ち、この回転体はカバーの外から動作させること
    が可能であり、磁気ディスク装置の停止時にこの回転体
    によって磁気ディスクまたはスピンドルを回転させる
    か、あるいはアクチュエータを動かすことが出来ること
    を特徴とする磁気記憶装置。
JP15071596A 1996-06-12 1996-06-12 磁気記憶装置 Pending JPH103781A (ja)

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JP15071596A JPH103781A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 磁気記憶装置

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JP15071596A JPH103781A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 磁気記憶装置

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JPH103781A true JPH103781A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15502832

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JP15071596A Pending JPH103781A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 磁気記憶装置

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JP (1) JPH103781A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4898487A (en) * 1988-12-08 1990-02-06 Ncr Corporation Print head carriage for matrix printer
JP2013182639A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Nec Corp 記憶媒体駆動装置

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US4898487A (en) * 1988-12-08 1990-02-06 Ncr Corporation Print head carriage for matrix printer
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