JPH1037759A - 模型用エンジン - Google Patents
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- JPH1037759A JPH1037759A JP8193464A JP19346496A JPH1037759A JP H1037759 A JPH1037759 A JP H1037759A JP 8193464 A JP8193464 A JP 8193464A JP 19346496 A JP19346496 A JP 19346496A JP H1037759 A JPH1037759 A JP H1037759A
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Abstract
回転数に対応した適切な燃料供給が行える模型用エンジ
ンを提供する。 【解決手段】運転時のクランク室2内には、エンジンの
回転数に比例する空気圧が発生する。クランク室2は逆
止弁25を介して密閉構造の燃料タンク10に接続され
る。燃料タンク10内の燃料にはエンジンの回転数に比
例した圧力が加わる。燃料タンク10は燃料噴射装置3
0に接続される。燃料噴射装置30は、ソレノイドコイ
ルに通電した時間だけ噴射口が開口し、供給された燃料
を燃焼室内に噴射する。エンジンの回転数に比例した空
気圧が燃料に加わるので、燃料の噴射時間を略一定とし
ても、回転数に比例した量の燃料を噴射できる。従来と
比較して特に高速回転時の燃料噴射時間を短くでき、燃
料噴射装置30の消費電力が従来より小さくなる。燃料
噴射量が安定し、高速安定性が向上する。
Description
料噴射装置を有する模型用エンジンに関する。
いる従来の4サイクルグローエンジンの構造を示す。エ
ンジン100の排気マフラー101から排出される排ガ
スの一部は燃料タンク102内に導かれ、燃料タンク1
02内の燃料を加圧する。排気によって略一定圧に加圧
された燃料はニードルバルブ103に送られ、エンジン
100に供給される。
ンによれば、アイドリング等の低速回転の安定性が悪
い。また低速回転から急に回転数を上げようとすると、
大量の空気が弁体内に吸入されるのに対し、燃料の供給
が追い付かず、空燃比のバランスがくずれてしまう。そ
してエンジンの回転がスムースに上昇せず、上昇するの
にもたついたり、最悪の場合、エンジンの回転が停止し
てしまうことがあった。また、全体として応答性が良好
とはいえず、低速回転から高速回転あるいは高速回転か
ら低速回転に移行するのに時間がかかるという問題があ
った。
とを目指し、燃料タンク内の燃料に一定の圧力を加え、
加圧された燃料を電子制御の燃料噴射装置で燃焼室内に
噴射する模型用エンジンを提案した。この模型用エンジ
ンで使用している燃料噴射装置は、一定圧に加圧された
燃料が供給される筐体と、筐体の内部に収納されたコイ
ルと、コイル内に移動可能に設けられるとともに付勢手
段に付勢されて燃料噴射口を閉止する弁体とを有してい
る。燃料噴射装置のコイルに通電すれば、弁体は付勢方
向とは反対方向に移動し、閉止していた燃料噴射口が開
口して筐体内の燃料が外部に噴射される。
においては、1サイクル毎の燃料消費量は回転数により
異なり、回転数を上昇させるためにはより多くの燃料を
燃焼室に噴射する必要がある。即ち、図7に示すよう
に、エンジンの回転数と燃料噴射時間とは正比例の関係
にあり、例えば2000rpm程度の低速運転時の燃料
噴射時間を1とすると、8000〜10000rpm程
度の高速運転時の燃料噴射時間は約2になる。
エンジンにおいては、燃料に加わっている圧力が一定で
あるため、一回の噴射で供給できる燃料の供給量を増や
すためには、一回の燃料噴射時間を長くする必要があ
る。このため、回転数が上がるにつれて燃料噴射装置の
コイルに通電する時間が長くなり、消費電力が増大して
しまうという問題があった。また、一定に加圧された燃
料の噴射量を噴射時間で制御する前記方法では、高速回
転時には1サイクルの時間よりも噴射時間の方を長くと
らなければならないような状態になることもあり、高速
回転時には燃料供給量の制御ができなくなってしまうと
いう問題があった。
消費電力が小さく、かつ回転数に対応した適切な燃料供
給が行えるためにあらゆる速度域で安定した回転が得ら
れる模型用エンジンを提供することを目的としている。
型用エンジンは、密閉された燃料タンクと、回転数の上
昇に伴って上昇する空気圧を前記燃料タンク内に供給す
る空気圧供給手段と、前記燃料タンクから導かれた燃料
を実質的に一定の噴射時間で燃焼室に噴射する燃料噴射
装置とを有している。
請求項1記載の模型用エンジンにおいて、変動する回転
数に対して実質的に一定の噴射時間で燃料を噴射するよ
うに前記燃料噴射装置を制御する制御部を有している。
請求項1記載の模型用エンジンにおいて、前記空気圧供
給手段が、回転数に比例して室内圧力が上昇するクラン
ク室であることを特徴としている。
請求項1記載の模型用エンジンにおいて、前記空気圧供
給手段が、検出手段が検出した回転数に比例する空気圧
を前記燃料タンク内に供給する加圧手段であることを特
徴としている。
請求項1記載の模型用エンジンにおいて、前記空気圧供
給手段と前記燃料タンクの間に逆止弁が設けられたこと
を特徴としている。
請求項1記載の模型用エンジンにおいて、前記燃料噴射
装置が、コイルと、コイルへの通電によって移動する弁
体と、前記弁体の移動によって開口する燃料噴射口とを
有していることを特徴としている。
図1〜図4を参照して説明する。本例は、電子制御の燃
料噴射装置を備えた模型用エンジンに関する。本例の模
型用エンジン1(以下エンジン1と略称する)はラジコ
ンの模型飛行機に搭載される。図1に示すこのエンジン
1は4サイクルであり、潤滑油やニトロメタン等の添加
促進剤を含有するメチルアルコール系の燃料を使用す
る。燃焼室の容積は1〜30cc程度である。
回転数の上昇に伴って上昇する空気圧が発生する。図3
に示すように、例えば2000rpm程度の低速運転時
(アイドリング時)のクランク室内圧力を100%とす
ると、8000〜10000rpm程度の高速運転時
(フルハイ時)のクランク室内の平均圧力は200%程
になる。発生する圧力はエンジンの排気量によって異な
るが、前述のクランク室内の圧力変動の関係はエンジン
の排気量に関係なくほぼ同じ割合になる。なお、約15
ccの排気量のエンジンでは、クランク室内の平均圧力
は低速運転時(アイドリング時)15kPa、高速運転
時(フルハイ時)30kPaになる。
に搭載された受信機3の制御部4によって制御される。
操縦者が送信機5を操作すれば、受信機3は送信機5か
らの電波を受け、エンジン1を始めとする模型飛行機の
各部を制御する。
って始動される。スタータ6は整流器7を介して与えら
れるバッテリー8の電力や、空気圧供給手段である加圧
手段9が供給する加圧された空気によって駆動される。
の位置を検出する検出手段としての回転位置センサ12
が設けられており、その出力信号はラジコン受信機3の
制御部4に送られる。回転位置センサ12の出力信号か
らエンジン1の駆動サイクルやエンジン1の回転数が検
出され、制御部4はこの検出結果に基づいて燃料噴射の
タイミングを図る等、エンジン1の制御を行う。
には、吸入空気量を加減するスロットルバルブ14があ
る。スロットルバルブ14の開度は駆動手段15によっ
て制御される。駆動手段15はラジコン受信機3の制御
部4によって制御される。インテークマニホールド13
の空気取り入れ口には吸入空気量・温度センサ16が設
けられており、これらセンサからの信号はラジコン受信
機3の制御部4に入力されてエンジン1の制御に利用さ
れる。
有している。燃料タンク10内に蓄えられた燃料には、
エンジンの回転数の上昇に伴って上昇する空気圧が加え
られるようになっている。このような空気圧を燃料タン
ク10内に供給する空気圧供給手段として、本例におい
ては前述したクランク室2内に発生する空気圧が用いら
れている。即ち、クランク室2は燃料タンク10に接続
されており、両者の間には逆止弁25が設けられてい
る。従って、クランク室2に発生した空気圧のうち、正
圧の空気圧が燃料タンク10内に供給される。クランク
室2に発生する空気圧はエンジンの回転数の上昇に比例
して増大するので、燃料タンク10内の燃料にはエンジ
ンの回転数の上昇に比例した圧力が加わることとなる。
なお、本例における燃料タンク10の密閉構造とは、ク
ランク室2から供給される空気圧が内部に有効に保持さ
れる程度の気密構造を意味している。
17の近くには、燃料噴射装置30が設けられている。
燃料噴射装置30と燃料タンク10はフィルタ22を介
して連結されている。燃料タンク20から送りだされた
加圧された燃料は、フィルタ22を介して燃料噴射装置
30に供給される。
て燃料噴射装置30とも接続されており、エンジンの駆
動に伴ってクランク室2に発生する空気圧のうち、正圧
の空気圧が燃料噴射装置30内に供給される。
するためにクランク室2で発生した空気圧を使用した
が、図1中に一点鎖線で示すように適当な圧力に調整さ
れた空気を加圧手段9から燃料タンク10に供給しても
よい。この場合、回転位置センサ12によってエンジン
1の回転数を検出し、この回転数に比例した圧力の空気
圧が燃料タンク10内に加えられるように、加圧手段9
を調整する。以上の制御は、制御部4によって行う。
て説明する。図2に示すように、燃料噴射装置30は略
円筒形の筐体31を有している。筐体31の内部には、
ソレノイドコイル32が収納されている。ソレノイドコ
イル32に給電する電源端子33は筐体31を貫通して
筐体31外に導出されている。前記ソレノイドコイル3
2内には磁芯34が挿入されている。磁芯34の中心に
は燃料の供給路35が形成されている。磁芯34は筐体
31の基端部から筐体31外に突出しており、筐体31
外の磁芯34の一部は前記燃料タンク20から導かれた
燃料供給管路18に接続される。
れている。弁箱36の先端には燃料噴射口37が形成さ
れている。筐体31内において、前記ソレノイドコイル
32の内部には前記磁芯34に隣接して略円筒形の弁体
38が移動可能に挿入されている。弁体38には、前記
供給路35に連通する流路39が形成されている。弁体
38の先端にはフランジ40が形成されている。フラン
ジ40の前面の周囲には弁箱36の内面に接触する環状
の接触突起41が形成されている。フランジ40の前面
中央にはニードル42が固定されており、このニードル
42は前記弁体38の燃料噴射口37に摺動可能に挿入
されている。
と前記弁箱36との間には、前記弁体38を燃料噴射口
37の方向に付勢する付勢手段としての板ばね44が設
けられている。板ばね44は、円環状の外側の固定部4
5と、円環状の内側の移動部46と、両部を弾性的に連
結する連結アーム47とを有している。固定部45はソ
レノイドコイル32の固定部材43と前記弁箱36との
間に固定され、移動部46は前記弁体38のフランジ4
0に係止している。
には、弁体38は板ばね44の付勢力によって燃料噴射
口37の方に付勢され、フランジ40の接触突起41が
弁箱36の内面に接触し、燃料噴射口37を閉止する。
ソレノイドコイル32に通電すると、板ばね44の付勢
力に抗してソレノイドコイル32は弁体38を磁芯34
に引き寄せて磁着させる。弁体38のフランジ40と弁
箱36の間には隙間が生じる。所定の圧力が加えられて
筐体31内に供給されている燃料は、燃料噴射口37か
ら筐体31の外に噴射される。
スロットルバルブ14の開度に応じて吸入された空気と
混合され、所定のタイミングで開く吸気バルブ17から
シリンダ内に入る。所定のタイミングでグロープラグ1
9が混合気に着火し、燃焼が始まる。燃焼ガスは所定の
タイミングで開く排気バルブ23からシリンダ外に排出
される。
の模型用エンジン1は4サイクルのエンジンであり、吸
入、圧縮、爆発、排気の各行程を繰り返し、運転を継続
する。運転中のピストンPの往復運動によって、クラン
ク室2内の空気には圧力変動が生じる。クランク室2か
ら供給される脈動する空気圧は、逆止弁25によって正
圧のみが取り出され、圧力変動の抑えられた正圧の空気
圧として前記燃料タンク10に供給される。そして、前
述し図3にも示したように、運転時のクランク室2内に
発生する前記空気圧は、エンジンの回転数の上昇に伴っ
て上昇する。
で燃料噴射装置30が駆動され、燃料を噴射する。燃料
噴射装置30の駆動は前記制御部4によって制御され
る。燃料の噴射タイミングは、クランク11の位置を検
出する回転位置センサ12によって定められる。回転位
置センサ12がクランク11の位置を検出し、吸気バル
ブ17の開き始めを検出すると、同信号を受けた制御部
4は燃料噴射装置30のソレノイドコイル32に通電し
て燃料の噴射を開始する。又、4サイクルエンジンで
は、一行程2回転するので、噴射タイミングの検出はポ
ペットカムシャフトから取ってもよい(図示せず)。
ね44の弾性力に抗して弁体38が磁芯34に引き寄せ
られ、弁体38のシール面53と弁箱36の円錐面54
との間に隙間が生じる。エンジンの回転数に応じた圧力
で燃料タンク10内にて加圧され、筐体31内に供給さ
れている燃料は、加圧された空気とともに、燃料噴射タ
イミングに合わせて燃料噴射口37から筐体31の外に
噴射される。
れている加圧された空気の流速が速いため、燃料は筐体
31外に吸い出される作用を受ける。このため、本例に
おいては、燃料噴射装置30に供給された加圧された燃
料は、筐体31内に導かれた圧縮空気と筐体31内であ
る程度混合された後に燃料噴射口37から霧状となって
噴射されるので、エンジン1の燃焼効率が向上する。
スロットルバルブ14の開度に応じて吸入された空気と
混合され、所定のタイミングで開く吸気バルブ17から
シリンダ内に入る。所定のタイミングでグロープラグ1
9が混合気に着火し、燃焼が始まる。燃焼ガスは所定の
タイミングで開く排気バルブ23からシリンダ外に排出
される。
の噴射継続時間、即ち一回の燃料噴射動作においてソレ
ノイドコイル32に通電する時間は、図4に示すように
エンジンの回転数に関係なく、略一定となっている。具
体的には、低速回転時の燃料噴射時間を1とすると、高
速回転時の燃料噴射時間は約1.3となっている。
くの燃料を供給しなければならない。燃料の圧力が一定
であれば、より多くの燃料を供給するためには燃料の噴
射時間を長くしなければならない。ところが本例では、
エンジンの回転数に比例した空気圧が燃料タンク10内
の燃料に加わるように構成されているので、燃料の噴射
時間を略一定としても、回転数に比例した量の燃料を噴
射することができる。即ち、高速回転時においても、低
速回転時と大差のない噴射時間で必要な量の燃料を供給
することができる。このため、燃料噴射装置30の消費
電力が従来に比べて低減される。また、高速運転におい
て燃料噴射量が安定し、高速安定性が向上する。また低
速から高速への反応性が向上する。また回転の安定性が
向上する。
14の開度、インテークマニホールド13の空気取り入
れ口の吸入空気量・温度センサ16からの信号等を用い
て補正してもよい。
照して説明する。本例は、電子制御の燃料噴射装置を備
えた2サイクルの模型用エンジンに関する。2サイクル
のエンジンは、4サイクル機関のように吸入弁や排気弁
を持たず、図5に示すように、シリンダには排気孔7
0、吸入孔71、掃気孔72が直接形成され、ピストン
P自体がこれらを開閉する。その他、図5において、図
1と機能上対応する部分には、図1中と同一の符号を付
してその説明を省略する。本例の燃料噴射装置30は、
クランク室内に燃料を噴射するが、同図中想像線で示し
たようにインテークマニホールド内に燃料を噴射するよ
うに構成してもよい。
前述の4サイクルエンジンと同様に、エンジンの回転数
が上昇すると、クランク室内の平均圧力も上昇する。ま
た、エンジンの回転数が上昇すると、1サイクルあたり
の燃料消費量も増加するので、クランク室内の圧力を燃
料タンクの燃料に加わるようにすれば、従来のエンジン
と比較して、高速回転時の燃料噴射時間を短くできる。
ラジコン操縦の模型飛行機に搭載する模型用エンジンに
設けられることとしたが、この模型とは、ホビー用のラ
ジコン操縦の模型飛行機に限らず、広く産業用一般に利
用される比較的小型のエンジンを搭載した移動体を意味
し、模型自動車・模型船舶等も含む。
密閉構造の燃料タンク10とクランク室を逆止弁25を
介して接続し、クランク室2に生じる脈動する空気圧の
内の正圧のみを燃料タンク10に加え、回転数に比例し
た空気圧を燃料に与えている。従って、空気圧の調整の
ためにレギュレータを設ける必要がなく、低価格化が可
能となる。
ンジンの回転数に比例してクランク室に発生する空気圧
を密閉構造の燃料タンクに加えた。このため、エンジン
の回転数に比例した空気圧を燃料に与えることができる
ので、次のような効果を得ることができる。
増大するので、燃料の消費が激しい高速回転時にも低速
回転時と同等の燃料噴射時間とすることができる。この
ため、従来に比べて燃料噴射時間を短くすることがで
き、燃料噴射装置の消費電力を低減して電源となってい
る電池の寿命を延ばすことができる。 (2)特に高速運転において燃料噴射量が安定し、高速
安定性が向上する。 (3)低速から高速への反応性が向上する。 (4)回転の安定性が向上する。
ある。
射装置の断面図である。
とクランク室内圧力率との関係を示す図である。
と燃料噴射時間との関係を示す図である。
ある。
図である。
射時間との関係を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 密閉された燃料タンクと、回転数の上昇
に伴って上昇する空気圧を前記燃料タンク内に供給する
空気圧供給手段と、前記燃料タンクから導かれた燃料を
燃焼室に噴射する燃料噴射装置とを有する模型用エンジ
ン。 - 【請求項2】 変動する回転数に対して実質的に一定の
噴射時間で燃料を噴射するように前記燃料噴射装置を制
御する制御部を有する請求項1記載の模型用エンジン。 - 【請求項3】 前記空気圧供給手段が、回転数に比例し
て室内圧力が上昇するクランク室である請求項1記載の
模型用エンジン。 - 【請求項4】 前記空気圧供給手段が、検出手段が検出
した回転数に比例する空気圧を前記燃料タンク内に供給
する加圧手段である請求項1記載の模型用エンジン。 - 【請求項5】 前記空気圧供給手段と前記燃料タンクの
間に逆止弁が設けられた請求項1記載の模型用エンジ
ン。 - 【請求項6】 前記燃料噴射装置が、コイルと、コイル
への通電によって移動する弁体と、前記弁体の移動によ
って開口する燃料噴射口とを有している請求項1記載の
模型用エンジン。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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TW086110403A TW430715B (en) | 1996-07-23 | 1997-07-22 | Engine for models |
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