JPH1037583A - 貯氷庫 - Google Patents

貯氷庫

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JPH1037583A
JPH1037583A JP8196046A JP19604696A JPH1037583A JP H1037583 A JPH1037583 A JP H1037583A JP 8196046 A JP8196046 A JP 8196046A JP 19604696 A JP19604696 A JP 19604696A JP H1037583 A JPH1037583 A JP H1037583A
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ice
closing door
door
ice storage
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JP8196046A
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Shinobu Kojima
忍 小嶋
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯氷庫の開閉扉を開放する際に開閉扉の開放
動作に伴って貯氷庫内に貯められた氷が移動する場合に
おいても、その移動する氷が開閉扉に及ぼす重量を勘案
して開閉扉を安全に開閉することができる貯氷庫を提供
する。 【解決手段】 貯氷庫1の前部開口6に開閉扉13がヒ
ンジ14により開閉自在に設けられ、角氷25の取り出
し時には、開閉扉13の回動速度がヒンジ14に内蔵し
たロータリーダンパー33により制動されて、開閉扉1
3はゆっくり開放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動製氷機に付設
される貯氷庫に関し、特に、貯氷庫の開閉扉を開放する
際に開閉扉の開放動作に伴って貯氷庫内に貯められた氷
が移動する場合においても、その移動する氷が開閉扉に
及ぼす重量を勘案して開閉扉を安全に開閉することがで
きる貯氷庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、角氷(キユー
ブアイス)100を自動で製氷する自動製氷機101が
知られている。これらの自動製氷機101では、上部に
自動製氷ユニット102を設け、自動製氷ユニット10
2の下部に、貯氷庫103を設け、自動製氷ユニット1
02で作られた角氷100は、貯氷庫103に落下して
蓄えられるようになっている。
【0003】この自動製氷機101に使用される貯氷庫
103には、角氷100を取り出すために開口部104
及び開閉扉105が設けられ、この開閉扉105の下端
105aにヒンジ106を設て開閉可能としていた。前
記開閉扉105の上端部にはハンドル107が設けら
れ、また、開閉扉105の内側には開閉扉105を所定
の開閉角で保持する弧状アーム108が設けられ、前記
開閉扉105を閉じたときに前記ハンドル107に対向
する貯氷庫103の前面には、開閉扉105を閉じた状
態で固定する掛金109が設けられている。さらに、前
記開閉扉105の内側には、開閉扉105を開いて氷を
取り出す時に、氷を取り出し易いように案内するスロー
プ板110及び弧状アーム108の端部108aを受け
て開閉扉105の開放角度を一定に規制するストップ部
材111が設けられている。
【0004】この貯氷庫103では、角氷100を取り
出すときに、開閉扉105のハンドル107を保持して
掛金109を外し、その後、ハンドル107を引いて、
弧状アーム108が開口部104に設けられているスト
ップ部材111により係止されるまで開閉扉105を開
けて角氷100を取り出していた。また、実開昭63−
71382号公報には、図9に示すように、貯氷庫11
3の開口部114に設けた開閉扉115に弧状アーム1
16を取り付け、弧状アーム116の鍵形端部117に
コイルばね118を引っかけて、扉を閉じる方向に付勢
しているものが開示されている。この貯氷庫113で
は、コイルばね118による付勢力により開閉扉115
が開口部114に押しつけられている。
【0005】更に、特開平3−134475号公報、実
公平4−42707号公報、特開平5−56832号公
報等には、冷蔵庫、冷凍ストッカ等に付設された開閉扉
に対して緩衝装置(ダンパ装置)を取り付けることによ
り、開閉扉の開放時又は閉塞時に緩衝装置の作用に基づ
き開閉扉が急激に開閉することなくゆっくりと開閉でき
るように構成した冷蔵庫等が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す貯氷庫103では、開閉扉105は、ヒンジ106
を回動中心として自由に開閉できるため、開閉扉105
の開放時にハンドル107から不用意に手を滑らした
り、手を離した場合には、開閉扉105自身の質量と開
閉扉105上に迫り出す角氷100の質量との合計に働
く重力により、開閉扉105が勢いよく開き、開閉扉1
05の角が使用者や他の物体に当たったり、貯氷庫10
3内の角氷100が開口部104から勢いよく飛び出し
て床に飛散しする問題があった。特に、床に角氷100
が飛散した場合には、片づけの手間がかかる等の問題が
あった。
【0007】また、図9に記載の貯氷庫113では、開
閉扉115をコイルばね118で引っ張っているが、こ
のコイルばね118は開閉扉115を開口部114に閉
じた状態で保持することを目的としているため、開閉扉
115を開けた場合、開閉扉115自身の質量と開閉扉
115上に迫り出す角氷の質量との合計に働く重力が、
コイルばね118の張力に勝った時点で、開閉扉115
は、前記重力から前記張力を引いた力で勢いよく開放さ
れてしまい、上記貯氷庫103と同じ問題点を有してい
た。
【0008】更に、前記特開平3−134475号公
報、実公平4−42707号公報、特開平5−5683
2号公報等に記載された冷蔵庫等では、緩衝装置による
緩衝作用を利用して開閉扉の開閉をゆっくりと行うこと
が可能なものではあるが、開閉扉の開閉に伴って開閉扉
に負荷される重量が変化するような場合、例えば、貯氷
庫において開閉扉の開閉に伴い貯氷庫内で氷が移動する
ことに起因して開閉扉に負荷される重量が開閉扉自体の
重量に加えて氷の重量をも勘案する必要がある場合につ
いては何ら考慮されてはいない。かかる場合には、緩衝
器による緩衝力の設定が開閉扉の重量のみしか考慮され
ていないことから、開閉扉の開閉時における緩衝作用が
不充分となる虞が多分に存し、これにより開閉扉が勢い
良く開放されることにより前記と同様の問題が惹起され
る。
【0009】そこで、本発明は、前記従来における問題
点を解消するためになされたものであり、貯氷庫の開閉
扉を開放する際に開閉扉の開放動作に伴って貯氷庫内に
貯められた氷が移動する場合においても、その移動する
氷が開閉扉に及ぼす重量を勘案して開閉扉を安全に開閉
することができる貯氷庫を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の貯氷庫では、貯氷庫を画
成する筐体と、前記筐体に設けられた開口部と、前記筐
体内において前記開口部の上部近傍に設けられた氷案内
板と、前記開口部の下部外面に設けられたヒンジ部と、
前記ヒンジ部に支持され前記開口部に開閉可能に設けら
れた開閉扉と、前記開閉扉の開放時に、前記筺体内の氷
及び前記開閉扉に働く重力に抗して前記開閉扉の開放速
度を制限する制動部材と、前記開閉扉を所定の開放角度
で保持する規制部材とを備えている。
【0011】上記の構成により、貯氷庫から氷を取り出
すために開閉扉を開放すると、氷案内板と開閉扉の間に
貯まった氷が開放扉の上面に迫り出して開閉扉には迫り
出した氷と開閉扉自体との合計の重力がかかり、前記ヒ
ンジ部を中心に開放方向に力が働くが、制動部材が開閉
扉の開放速度を制限し、開閉扉はゆっくりと開放され
る。その後、規制部材により開閉扉は所定の開放角度で
保持される。このように、開閉扉の開閉時に貯氷庫内で
氷が移動することに起因して氷が開閉扉上に迫り出す場
合において、制動部材は筺体内の氷、例えば、氷案内板
と前記開閉扉との間に貯まった氷及び前記開閉扉に働く
重力に抗して前記開閉扉の開放速度を制限する作用を行
うので、開閉扉を安全に開閉することができるものであ
る。
【0012】また、請求項2に記載の発明の貯氷庫で
は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記制動部
材は、前記ヒンジ部に設けたダンパーであることを特徴
とする構成になっている。この構成によりヒンジ部に設
けたダンパーが開放扉の開放速度を制限して、開放扉を
ゆっくりと開放する。さらに、請求項3に記載の発明の
貯氷庫では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前
記規制部材は、弧状に形成されて前記開閉扉に一端を固
定されたアーム板であり、前記制動部材はアーム板の回
動速度を制限することを特徴とする構成になっている。
この構成により開放扉に固定されたアーム板の回動速度
を制動部材が制限するので、開放扉はゆっくりと開放さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る貯氷庫につい
て、本発明を具体化した一実施形態に基づき図面を参照
しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る貯氷庫
について図1、図2を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施形態である貯氷庫が使用される自動製氷機の
斜視図である。
【0014】自動製氷機2の下部には、貯氷庫1が設け
られ、貯氷庫1の上には、自動製氷ユニット3が載置さ
れている。この自動製氷ユニット3には、図示しない
が、氷の元となる水を給水する給水機構、複数の製氷
板、冷媒を圧縮するコンプレッサー等が設けられてい
る。
【0015】次に、貯氷庫1について図2乃至図5を参
照して説明する。図2は貯氷庫1の分解斜視図であり、
図3(a)乃至図3(c)は貯氷庫1の縦断面図であ
る。貯氷庫1の底面には、貯氷庫1を設置面から所定の
間隔を維持して支持する台脚4が4つ設けられている。
また、貯氷庫1は、図2に示すように貯氷庫1を画成す
る上部開口5及び前部開口6を有する直方体の筐体7か
ら構成されている。この筐体7は、底板8、後壁9、左
側壁10、右側壁11、前枠12からなり、これらの底
板8、後壁9、左側壁10、,右側壁11、前枠12
は、外側をステンレス板で構成し、内側に断熱材を有す
る構造となっている。この構造により十分な断熱性が確
保されている。ここで、前部開口6は本発明の開口部に
該当する。
【0016】この貯氷庫1の筐体7の上部開口5の上方
には、図1に示す自動製氷ユニット3が載置され、自動
製氷ユニット3で製氷された角氷は、上部開口5を通っ
て、貯氷庫1の内部に貯えられる構造となっている。ま
た、図2に示すように、前枠12に設けられた前部開口
6が角氷の取出口となる。また、前枠12の前部開口6
には開閉扉13がヒンジ14により開閉可能に支持され
ている。ヒンジ14は前枠12の下部に左右一対が各々
図示外のねじにより固定されている。このヒンジ14は
後述するダンパー機構を有するものである。さらに、前
記開閉扉13には、円弧状に形成されたアーム板16が
左右一対固定され、前部開口6の左右端には、アーム板
16を案内するガイド部材17が左右一対設けられてい
る。また、開閉扉13の上端部にはハンドル18及びハ
ンド座板19がねじ20により固定され、前枠12の上
部には、ハンドル受金21及び受金座板22がねじ23
により固定されている。ここで、ヒンジ14は本発明の
ヒンジ部に該当し、アーム板16は本発明の規制部材に
該当する。
【0017】さらに、開閉扉13の内側には開閉扉13
に従動して開閉するスロープ24が設けられている。こ
のスロープ24は図3(c)に示すように、開閉扉13
を開放したときに、前部開口6から迫り出す角氷25を
受けるものである。スロープ24は図示しないヒンジに
より回動自在に前部開口6に設けられている。さらに、
前枠12の上部桟26の裏側には氷孔内板27及び押え
板28がねじ29により固定されている。この氷案内板
27は、貯氷庫1に角氷25が多く貯えられた状態で、
開閉扉13を開放したときに、前部開口6から氷があふ
れ出ないようにする隔壁であり、氷案内板27の下側に
は、一定の空間が形成されるよう構成されている。ま
た、開閉扉13の内側面には、貯氷庫1内からの冷気の
漏れを防ぐパッキン30が設けられている。
【0018】次に、図4乃至図5を参照して、本発明の
一実施の形態の貯氷庫1の特徴部分であるヒンジ14に
ついて説明する。図4は、ヒンジ14の正面図、図5は
ヒンジ14の側面図である。ヒンジ14は、基部31と
回動部32とロータリーダンパー33とスプリング38
から構成されている。基部31には、ねじ孔34が3個
一列に形成されており、基部31はこのねじ孔34を利
用して図示外のねじにより、前枠12の下部桟35にね
じ止めされている。また、回動部32にはロータリーダ
ンパー33が2個内蔵されており、ロータリーダンパー
33の軸36により回動部32は基部31に軸支され、
スプリング38によりロータリーダンパー33は互いに
離間するように付勢されている。また、回動部32には
ねじ孔37が2個形成されており、図示外のねじにより
回動部32は開閉扉13の下端部にねじ止めされてい
る。上記のロータリーダンパー33は本発明の制動部材
に該当する。
【0019】ここで、ロータリーダンパー33は、回動
部32が図5に示す矢印A方向(反時計回転方向)、即
ち、開閉扉13の開放方向に回動するときには、回動運
動を制動するダンパー効果を生じ、図5に示す矢印A方
向と逆方向(時計回転方向)、即ち、開閉扉13を閉成
方向に回動するときには、制動効果を生じない構造にな
っている。従って、開閉扉13を開放するときには制動
効果が生じ、開閉扉13の開放速度が遅くなるので、開
閉扉13が勢い良く開くことを防止でき、かつ、開閉扉
13を閉成するときには、制動効果が生じないので、閉
成動作が重く成らず、必要以上に力を加える必要がな
い。なお、上記のロータリーダンパー33の制動力は、
開閉扉13、開閉扉13上に迫り出す角氷25及びスロ
ープ24の質量の合計に働く重力を考慮して設定する。
【0020】次に、本実施の形態の貯氷庫1の作用につ
いて説明する。自動製氷ユニット3で製氷された角氷2
5は、貯氷庫1の上部開口15から貯貯氷庫1内に落下
して堆積する。やがて、貯氷庫1内は、角氷25で満た
されるが、この状態では、貯氷庫1内に氷案内板27が
設けられているので、氷案内板27の下方には、図示外
の空間が形成されている。しかし、一度、開閉扉13を
開放すると、開閉扉13上のスロープ24上に角氷25
が迫り出し、使用者は角氷25をスコップ等で取り出
す。その後、開閉扉13を閉じると、図3(a)に示す
ように、氷案内板27と開閉扉13との空間に角氷25
がせり上げられて、角氷27は開閉扉13を押し開けよ
うとする押圧力を生じる。このとき、開閉扉13は前部
開口6を閉成した状態で、ハンドル18をハンドル受金
21に係合して前記押圧力に耐えている。
【0021】次いで、使用者が、再度、貯氷庫1から角
氷25を取り出すときには、ハンドル18をハンドル受
金21から外すと、開閉扉13は、前記氷案内板27と
開閉扉13の間に貯まった角氷25による押圧力及び開
閉扉13自身に働く重力により、勢いよく開こうとする
が、ヒンジ14に内蔵したロータリーダンパー33の制
動力により開閉扉13の回動速度が制動される。従っ
て、開閉扉13は、図3(b)に示すように、開閉扉1
3上に迫り出した角氷25と開閉扉13自身とスロープ
24との合計の質量に働く重力と釣り合いながら、ゆっ
くりと開くことができる。そして、アーム板16の突起
部16aがガイド部材17に接する位置まで来ると、開
閉扉13は、図3(c)に示す開放状態に維持される。
【0022】これにより、開閉扉13の角等が使用者や
他の物体に当たったり、角氷25が飛び出すことを防止
できる。またロータリーダンパー33は開閉扉13の開
放方向への回動時にしか制動力を生じないので、使用者
が開閉扉13を閉成する場合には、回動の妨げとはなら
ず、開閉扉13自身と開閉扉13上に迫り出した角氷2
5とスロープ24との質量に見合った力のみで楽に開閉
扉13を閉じることがきる。また、上記の実施の形態で
は、ロータリーダンパー33を筐体7の外部に固定して
いるヒンジ14内に設けているので、ロータリーダンパ
ー33の交換作業も容易にできる。
【0023】上記の実施の形態の貯氷庫1では、ヒンジ
14にローラタリーダンパー33を組み込んで使用した
が、必ずしも、ヒンジ14に制動部材を組み込む必要は
なく、図6に示すように、内側に歯を刻んだアーム板4
0を開閉扉13に固定して、ロータリーダンパーの軸4
1にピニオンギア42を固定して、アーム板40の回動
速度を制動するようにしてもよい。このように構成する
ことによって、より小さい制動力で開閉扉13の回動速
度を制動することができる。従って、ロータリーダンパ
ーを小型化することができる。また、図7に示すよう
に、シリンダーダンパー43のピストン44側を開閉扉
13に固定して開閉扉13の回動速度を制動するように
してもよい。このように構成することによっても、より
小さい制動力で開閉扉13の回動速度を制動することが
できる。
【0024】なお、上記の実施の形態は、図9に示す従
来の貯氷庫のように、アーム板をコイルばねで引っ張っ
ているものにも使用することができる。この場合には、
コイルばねの張力よりも開閉扉13及び開閉扉13上に
迫り出した角氷25の質量に働く重力が勝った回転角度
から制動力が制動部材から働くようになる。従って、ダ
ンパーの制動力はコイルばねを併用しないときよりも弱
いもので可能となる。よって、ダンパーの小型化を図る
ことができる。また、上記の実施の形態では、スロープ
24を使用しているが、本発明はスロープ24の無いタ
イプの貯氷庫にも使用できることは言うまでもない。そ
の場合には、ダンパーの制動力は開閉扉13と開閉扉1
3上に迫り出す氷に働く重力を考慮すればよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、上記の構成を有する
請求項1に記載の発明の貯氷庫においては、貯氷庫の開
口部に設けた開閉扉は、その開放時に貯氷庫内で氷が移
動することに起因して氷が開閉扉上に迫り出す場合にお
いても、制動部材は氷案内板と前記開閉扉との間に貯ま
った氷及び前記開閉扉に働く重力に抗して前記開閉扉の
開放速度を制限する作用を行い、回動速度が制動されて
ゆっくり開くので、開閉扉の角等が使用者や他の物体に
当たることがない。また、氷が飛び出して床に飛び散っ
て、床をぬらしたりすることを防止できる。このよう
に、開閉扉を安全に開閉することができるものである。
さらに、請求項2に記載の発明の貯氷庫では、制動部材
はヒンジ部に設けているので、制動部材の交換等が容易
にできる。また、請求項3に記載の発明の貯氷庫では、
開閉扉の開放角度を規制する規制部材をアームで構成
し、アームの回動を制動部材で制動するようにしている
ので、小さな制動力で効果的に開閉扉の回動速度を制動
することができる。
【0026】以上説明した通り本発明は、貯氷庫の開閉
扉を開放する際に開閉扉の開放動作に伴って貯氷庫内に
貯められた氷が移動する場合においても、その移動する
氷が開閉扉に及ぼす重量を勘案して開閉扉を安全に開閉
することができる貯氷庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の貯氷庫が使用される自動
製氷機の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態の貯氷庫の分解斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態の貯氷庫の縦断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態の貯氷庫に使用されるヒン
ジの正面図である。
【図5】本発明の一実施形態の貯氷庫に使用されるヒン
ジの側面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の制動部材の側面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施形態の制動部材の側面図であ
る。
【図8】従来の貯氷庫の断面図である。
【図9】従来の貯氷庫の断面図である。
【符号の説明】
6 … 前部開口、7 … 筐体、13 … 開閉扉、
14 … ヒンジ、16 … アーム板、33 … ロ
ータリーダンパー、40 … アーム板、42 … ピ
ニオンギア、43 … シリンダーダンパー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯氷庫を画成する筐体と、 前記筐体に設けられた開口部と、 前記筐体内において前記開口部の上部近傍に設けられた
    氷案内板と、 前記開口部の下部外面に設けられたヒンジ部と、 前記ヒンジ部に支持され前記開口部に開閉可能に設けら
    れた開閉扉と、 前記開閉扉の開放時に、前記筺体内の氷及び前記開閉扉
    に働く重力に抗して前記開閉扉の開放速度を制限する制
    動部材と、 前記開閉扉を所定の開放角度で保持する規制部材とを設
    けたことを特徴とする貯氷庫。
  2. 【請求項2】 前記制動部材は、前記ヒンジ部に設けた
    ダンパーであることを特徴とする請求項1に記載の貯氷
    庫。
  3. 【請求項3】 前記規制部材は、弧状に形成されて前記
    開閉扉に一端を固定されたアーム板であり、前記制動部
    材はアーム板の回動速度を制限することを特徴とする請
    求項1に記載の貯氷庫。
JP8196046A 1996-07-25 1996-07-25 貯氷庫 Pending JPH1037583A (ja)

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JP8196046A JPH1037583A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 貯氷庫

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002021377A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Hoshizaki Electric Co Ltd 回動式の扉
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