JPH1037306A - 小迫り床装置 - Google Patents
小迫り床装置Info
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- JPH1037306A JPH1037306A JP21199096A JP21199096A JPH1037306A JP H1037306 A JPH1037306 A JP H1037306A JP 21199096 A JP21199096 A JP 21199096A JP 21199096 A JP21199096 A JP 21199096A JP H1037306 A JPH1037306 A JP H1037306A
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Abstract
力がなくなったときに、小迫り床が急落するのを阻止す
る。 【解決手段】 小迫り床5に連結されたワイヤロープへ
の操作力が解除されるときに、小迫り床5の昇降をガイ
ドするガイドレール1と、該ガイドレール1を走行する
ガイドローラ9との間に楔部材17が楔入されて、ガイ
ドローラ9の下降を阻止して小迫り床5の急落を阻止す
る。
Description
に設置される小迫り床装置に関する。
その一部に舞台下の奈落に通じる開口が設けられると共
に、該開口に役者や大道具などを載せる小迫り床を配設
し、この小迫り床を奈落と舞台との間で昇降させる小迫
り床装置が設置されることがある。
は、小迫り床を奈落と舞台との間で昇降させるに際し
て、奈落に容積的な余裕がないこともあって大掛りな昇
降装置を利用せず、構成や取り扱いが簡単になる手動機
構を利用するとしている。
に連結されたワイヤロープを有しており、このワイヤロ
ープを奈落に居る作業者が引いたりあるいは緩めたりす
る作業で小迫り床を昇降させるとしている。
置にあっては、手動機構で小迫り床を昇降させるについ
て、ワイヤロープを引いたりあるいは緩めたりする際の
力の大きさや、小迫り床を所定の舞台位置や奈落位置に
停止させる操作性に熟練が要求されるのはもちろんだ
が、いわゆるミスが許されない不具合がある。
ては、小迫り床が昇降途中にあるときに、ワイヤロープ
が破断したり、あるいは、ワイヤロープから手が外れた
りなどして、ワイヤロープへの操作力がなくなると、そ
のまま小迫り床が奈落の底に落下することになる不具合
があった。
て創案されたものであって、その目的とするところは、
小迫り床に連結されているワイヤロープへの操作力がな
くなる事態になっても、小迫り床が奈落の底に落下する
のを防止できるようにした小迫り床装置を提供すること
である。
のために、この発明にかかる小迫り床装置の構成を、基
本的には、ほぼ垂直に設立されたガイドレールに沿って
昇降自在に設けられた小迫り床と、該小迫り床側に設け
られガイドレールに沿って走行するガイドローラと、小
迫り床側に微昇降可能に設けられ小迫り床の上昇操作時
または下降操作時以外にガイドレールおよびガイドロー
ラ間に楔入されてガイドローラの下降をロックする楔部
材と、楔部材に一端が枢支され他端が小迫り床を昇降操
作可能に吊持する昇降部材に支持されながら中央部の支
軸を中心に回動する回動部材と、楔部材を楔入方向に付
勢するスプリングとを有してなるとする。
小迫り床の下降操作時に楔部材によるロックを解除する
ロック解除手段を設けてなるとする。
づいて、この発明を説明するが、図1,図2および図3
は、小迫り床装置を要部を拡大して示し、同図におい
て、1は、舞台下の奈落における床に垂直に設立された
ほぼH字状断面を持つガイドレールであり、これらが一
対の平行片部1aとこれらの各平行片部1aの中央部を
連結する連結片部1bとからなる。
平行片部1aと連結片部1bとを一定の間隙をおいて挟
むように配置された一対の取付フレームであり、これら
の取付フレーム2,3は、一枚の取付基板4の両端にそ
れぞれボルト・ナット4aによりそれぞれ固定されてい
る。
の取付面とは反対側の面には、小迫り床5を支持するL
字状の支持フレーム6が溶接などによって固定されてお
り、7は、このL字状フレーム6を補強する補強ビー
ム、8は、同じくこのL字状フレーム6のコーナ部を補
強する補強板である。
の床の一部に開穿された開口に嵌まり込み、また、最下
降時には、奈落の床とほぼ同レベルになり、いわゆるそ
の間で昇降し得るように設定されている。
向片部2a,3aに取り付けられ、ガイドレール1の一
方の平行片部1aを、図3に示すように、挟むように設
けられた複数対の第一のガイドローラで、10は、各取
付フレーム2,3の突起片部2b,3bに取り付けら
れ、ガイドレール1の連結片部1bを、図2に示すよう
に、挟むように設けられた複数対の第二のガイドローラ
である。
のガイドローラ10の支持軸11,12は、相互に直交
する向きに各対向片部2a,3aおよび突起片部2b,
3bに設立されている。
水平固定された横長の支持部材であって、この支持部材
13の側面には支持軸15を架設したブラケット16が
溶接によって取り付けられている。そして、この支持軸
15にはシュー形状の楔部材17に穿設されて、図1に
示すような上下方向に長い長円孔18が挿通されてい
る。
みが薄くなり、上端が尖端部17aとされており、その
一側面は前記ガイドレール1の一方の平行片部1aの側
面に平行な平坦面17bとされている。なお、尖端部1
7aは、最上部にある第一のガイドローラ9とガイドレ
ール1aとの間隙に、図1に示すように出入自在に臨ん
でいる。
ガイド孔19が左右端部に設けられており、これらのガ
イド孔19には、支持部材13上に載置された昇降板2
0の下端に突設された昇降棒21が摺動自在に挿入され
ている。
23端の係止金具24を係止するための一対の係止リン
グ22が突設されている。そして、ワイヤロープ23の
他端部は、ガイドレール1上端に取り付けられたブラケ
ット25上に回転自在に支持されたガイドプーリ26を
介して、これの下方へ案内されている。
に居る作業者が把持する部位になるが、途中には、カウ
ンターウェイト(図示せず)がワイヤロープ23で吊持
されるように保持されている。また、昇降板20,昇降
棒21,係止リング22,ワイヤロープ23および係止
金具24は昇降部材Sを構成している。
れたスプリング受け部材であり、このスプリング受け部
材27と前記支持部材13との間にスプリング28が介
装されている。このスプリング28によって昇降棒21
は支持部材13に対して常に下方へ摺動するように付勢
されている。
3aに植設された固定軸であり、この固定軸29には回
動部材としての回動リンク30が回動自在に枢支され、
この回動リンク30の一端に設けられた長孔31がスプ
リング受け部材27に突設されたガイドピン32に挿通
され、その回動リンク30の他端に設けられた長孔33
が、楔部材17の下端部に突設されたピン34に挿通さ
れている。
杆35の一端が枢支されており、この操作杆35の他端
は、補強ビーム7に一体に取り付けられた取付板36上
の支軸37に枢支されている。
8を介してスプリング受け部材39が取り付けられてお
り、このスプリング受け部材39と操作杆35に取り付
けられたボルト固定部材40との間にはスプリング41
が介装されている。
記スプリング受け部材39内に昇降自在にガイドされる
ガイド棒42の上端が螺合されており、このため、スプ
リング41の反発力によって操作杆35は支軸37を中
心に反時計方向に付勢して、回動リング30を常時時計
方向に回動付勢している。43は、ガイド棒42端の係
止リングで、44は、係止リング43に上端を係止して
そのガイド棒42を下方へ引張り操作するためのワイヤ
ロープである。
ガイド棒42,係止リング43およびワイヤロープ44
などは、楔部材17による第一のガイドローラのロック
を解除するロック解除手段Rを構成している。
は、小迫り床5が舞台の床に設けた開口に向って迫り上
げられてその舞台の床面と同レベルに保持されたり、あ
るいはその舞台の床より下位に下降して、役者などの小
迫り床5への乗り降りを可能にしている。
に持ち上げられて、保持されている状態を示すが、この
ときワイヤローブ23,44のいずれにも力が作用して
いないために、回動リンク30は、スプリング28,4
1の附勢力で固定軸29を中心に反時計方向に回転する
向きに付勢されている。
に沿って上方へ持ち上げられるように付勢されて居るこ
とになり、したがって、その尖端部17aがガイドレー
ル1と図中で左方となる一つの第一のガイドローラ9と
の間に圧入、すなわち、楔入される。
び第二のガイドローラ10のガイドレール1に沿った下
降が阻止され、小迫り床5がガイドレール1に下降する
ことなく言わば固定状態に支持されることになる。
には、ワイヤロープ23,44のいずれか一方を奈落に
居る作業者が引くようにするが、小迫り床5に荷重が作
用していない状態のときには、ワイヤロープ44を引く
作業で足り、小迫り床5に荷重が作用している状態のと
きは、ワイヤロープ23を引き、カウンターウェイトの
助けを借りるようにすれば足りる。
ガイド棒42がスプリング41の反発力に抗して下方に
引き下げられ、従って、このガイド棒42の動きに応じ
て、支軸37を中心に操作杆35が時計方向に回動す
る。
記回動リンク30が固定軸29を中心に時計方向に回動
付勢され、楔部材17がこれに設けた長円孔18の領域
内で支持軸15に沿って下降する。
レール1と第一のガイドローラ9との間隙への楔入(ロ
ック)が解除され、楔部材17がガイドレール1に沿っ
て滑降し、ガイドローラ9の走行を可能にする。
プリング28の反発力に抗して、昇降棒21が支持部材
13に対して上昇されることになり、その昇降棒21下
端のスプリング受け部材27上のピン32に一端を挿通
した前記回動リンク30が時計方向に回動するようにな
る。
部材17がガイドレール1に沿って下降されるのは上述
した通りであり、いわゆるロック状態が解除される。
には、ワイヤロープ23,44への操作力を解除してお
けば足りるが、いわゆる安心のためには、特に、ワイヤ
ロープ23の端部を適宜の固定箇所に連結しておけば良
い。
の昇降操作を妨げないのはもちろんのこと、小迫り床5
の上昇操作中に誤ってワイヤロープ23から手が離れる
ような事態が招来されても、小迫り床5の急落を阻止で
きることになる。
ば、ほぼ垂直に設立されたガイドレールに沿って昇降自
在に設けられた小迫り床と、該小迫り床側に設けられガ
イドレールに沿って回転走行しながら昇降ガイドするガ
イドローラと、小迫り床側に微昇降可能に設けられ小迫
り床の上昇操作時または下降操作時以外にガイドレール
およびガイドローラ間に楔入されてガイドローラの下降
をロックする楔部材と、楔部材に一端が枢支され他端が
前記小迫り床を昇降操作可能に吊持する昇降部材に支持
されて中央部の支軸を中心に回動する回動部材とを有し
て、スプリングを用いて楔部材を前記楔入方向に付勢す
るように構成したので、小迫り床をワイヤロープを引い
て上昇操作している作業者が誤ってこれから手を離して
も、小迫り床が急落するのを防止でき、役者や大道具,
小道具を載せた小迫り床の迫り上げおよび迫り降しを安
全に実施できるという効果が得られる。
置は、楔部材にロック解除手段を連結し、このロック解
除手段によって、小迫り床の下降操作時に、楔部材によ
るロックを解除させるように構成したので、小迫り床の
下降をスピーディかつ効率的に実施できるという効果が
得られる。
要部を示す正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ほぼ垂直に設立されたガイドレールに沿
って昇降自在に設けられた小迫り床と、該小迫り床側に
設けられガイドレールに沿って走行するガイドローラ
と、小迫り床側に微昇降可能に設けられ小迫り床の上昇
操作時または下降操作時以外にガイドレールおよびガイ
ドローラ間に楔入されてガイドローラの下降をロックす
る楔部材と、楔部材に一端が枢支され他端が小迫り床を
昇降操作可能に吊持する昇降部材に支持されながら中央
部の支軸を中心に回動する回動部材と、楔部材を楔入方
向に付勢するスプリングとを有してなる小迫り床装置。 - 【請求項2】 楔部材に連結されて小迫り床の下降操作
時に楔部材によるロックを解除するロック解除手段を設
けてなることを特徴とする請求項1の小迫り床装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21199096A JP3567955B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 小迫り床装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21199096A JP3567955B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 小迫り床装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037306A true JPH1037306A (ja) | 1998-02-10 |
JP3567955B2 JP3567955B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=16615076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21199096A Expired - Fee Related JP3567955B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 小迫り床装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3567955B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP21199096A patent/JP3567955B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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