JPH1037274A - 温水洗浄便座装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 局部洗浄を行う洗浄ノズルを小型化し、低コ
スト化を図るとともに、衛生性を向上させる。 【解決手段】 洗浄水の噴射口を有する洗浄ノズル
（３）が、回動軸を介して便座（６）の後部裏面側に回
動自在に支持され、この洗浄ノズルの回動を制御する回
動制御機構が便座に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、温水洗浄便座装
置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、
局部洗浄を行う洗浄ノズルを小型化し、低コスト化を図
るとともに、衛生性を向上させることもできる、新しい
温水洗浄便座装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、局部を温水洗浄する温水洗浄
装置が知られており、排便後の局部を温水により洗浄
し、トイレ使用の利便性とともに衛生面での改善が図ら
れてきている。この温水洗浄装置は、たとえば図１０の
斜視図に示すことができ、温水洗浄装置（１）は、噴射
口（２）を先端部上面に有する洗浄ノズル（３）を備え
ている。局部洗浄に当たって、上面部に設けられたスイ
ッチ（４）より所定の動作が入力されると、この洗浄ノ
ズル（３）が便器開口部（５）内に進出し、局部の直下
に配置される。この後に、温水が洗浄ノズル（３）の噴
射口（２）から噴出し、局部洗浄が行われる。

【０００３】このような温水洗浄装置（１）は、便座
（６）と組み合わされ、ユニット化された温水洗浄便座
ユニットという形態を取るのが一般的である。こうする
ことで、便器本体（７）への後付けが容易ともなってお
り、普及促進されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
温水洗浄便座ユニットにおいては、上記の通りに、洗浄
ノズル（３）は、便座（６）そのものに装着されてはい
ない。ユニット化されていても、洗浄ノズル（３）は、
便器本体（７）の上に載置された温水洗浄装置（１）の
ケース（８）等に内蔵されている。洗浄ノズル（３）
は、局部洗浄時に、このケース（８）等から便器開口部
（５）に進出し、洗浄後には後退して収容される。この
ため、従来の温水洗浄便座ユニットでは、洗浄ノズル
（３）の進退距離は長くなっており、また、洗浄ノズル
（３）の進退のための機構も複雑となっていた。洗浄ノ
ズル（３）の進退機構は、多段シリンダーの先端部に洗
浄ノズル（３）が取り付けられ、水圧を利用して洗浄ノ
ズル（３）を進退させる方式や、モーターを配備し、洗
浄ノズル（３）をこれによって駆動させる方式を採用す
るものがほとんどであった。これらの機構は、複雑であ
ることから、また、コスト的にも不利であった。

【０００５】さらには、従来の温水洗浄装置（１）で
は、洗浄ノズル（３）がケース（８）等に収容されてい
ても、男子小用に際して便座（６）が開けられた時に
は、洗浄ノズル（３）のカバー等が便器開口部（５）の
一部を覆うように配置され、開口面積が縮小される。こ
のため、男子小用時の使い勝手が良好でないばかりでな
く、男子小用がカバー等にしばしばかかり、洗浄ノズル
（３）は不衛生になりがちであった。

【０００６】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の温水洗浄便座ユニットの欠点
を解消し、局部洗浄を行う洗浄ノズルを小型化し、低コ
スト化を図るとともに、衛生性を向上させることもでき
る温水洗浄便座装置を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、洗浄水の噴射口を有する洗浄ノ
ズルが、回動軸を介して便座後部の裏面側に回動自在に
支持され、この洗浄ノズルの回動を制御する回動制御機
構が便座に設けられていることを特徴とする温水洗浄便
座装置を提供する。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、図面に沿って実施例をも示
しつつ、この発明の温水洗浄便座装置についてさらに詳
しく説明する。

【０００９】

【実施例】図１及び図２は、各々、この発明の温水洗浄
便座装置の一実施例を示した裏面側平面図及び要部切欠
斜視図である。たとえばこれらの図１及び図２に示した
例においては、洗浄水の噴射口（２）を有する２機の洗
浄ノズル（３）が、便座（６）の後部裏面側に並列一体
化されて設けられている。洗浄ノズル（３）は、一方を
おしり洗浄用、他方をビデ洗浄用としている。これらの
洗浄ノズル（３）には、各々、局部洗浄用の温水が供給
される給水口（９）が設けられている。この給水口
（９）には、たとえば給水ポンプ等から延びる配管を接
続することができる。

【００１０】また、洗浄ノズル（３）は、その後端部に
ヒンジ（１０）を備えている。ヒンジ（１０）は、便座
（６）の適宜な部位に設けることのできるヒンジ受け
（１１）に挿入されている。これによって、洗浄ノズル
（３）は、ヒンジ（１０）及びヒンジ受け（１１）によ
り形成される回動軸を中心として上下方向の回動が自在
となっている。この洗浄ノズル（３）の回動は、図２に
その一例を示した回動制御機構（１２）により制御され
るようにしている。

【００１１】図２に示したように、回動制御機構（１
２）は、給水口（１３）を有するシリンダー（１４）を
備え、このシリンダー（１４）にはピストン（１５）が
内蔵されている。ピストン（１５）は、その周囲に、こ
れと同軸上に設けられた弾性体（１６）によって上方に
付勢されている。弾性体（１６）には、たとえばねじり
コイルバネを用いることができる。勿論、その他の同等
な機能を果たすものであれば、これに代えて使用するこ
とが可能である。

【００１２】給水口（１３）には、洗浄ノズル（３）の
給水口（９）と同様に、たとえば給水ポンプ等から延び
る配管を接続することができる。そして、シリンダー
（１４）の上端部にヒンジ（１７）が突設され、便座
（６）に設けられたヒンジ受け（１８）に挿入されて、
シリンダー（１４）は、上下方向に回動自在とされてい
る。これと同様に、ピストン（１５）の先端部にもヒン
ジ（１９）が設けられ、これが、洗浄ノズル（３）の上
面部に設けられたヒンジ受け（２０）に挿入されて、上
下方向に回動自在となっている。

【００１３】たとえば以上の構成を有する温水洗浄便座
装置においては、局部洗浄時に、給水口（１３）を介し
て水がシリンダー（１４）の内部に供給されると、その
水圧が弾性体（１６）の弾性力に抗してピストン（１
５）を下方に押し下げる。すると、ピストン（１５）は
シリンダー（１４）より進出し、このとき、弾性体（１
６）は、その長さが短縮される。同時に、洗浄ノズル
（３）には、下方への回動力が加えられる。この回動力
を受けて、洗浄ノズル（３）は、ヒンジ（１０）及びヒ
ンジ受け（１１）によって形成される回動軸を中心とし
て下方に回動する。このときの状態を示したのが図３の
斜視図である。

【００１４】この状態においては、２機の洗浄ノズル
（３）の噴射口（２）は、各々、便器開口部（５）に臨
み、おしり及びビデに対向する。図２に示した給水口
（９）から温水が、おしり又はビデ洗浄に応じていずれ
か一方の洗浄ノズル（３）に供給されると、温水は、一
方の噴射口（２）から上方に向かって噴出する。局部洗
浄後には、給水口（９）への温水の供給とともに、給水
口（１３）への給水を停止すると、ピストン（１５）を
押し下げていた水圧が低下する。このとき、弾性体（１
６）に蓄積されていた弾性力が解放され、その結果、ピ
ストン（１５）はシリンダー（１４）内に後退し、シリ
ンダー（１４）内の水を排出するとともに、洗浄ノズル
（３）を上方に引き上げる。このため、洗浄ノズル
（３）は、上方に回動し、便座（６）の後部裏面側に収
容される。

【００１５】この温水洗浄便座装置では、洗浄ノズル
（３）は、便座（６）の後部裏面側に設けられることか
ら、従来の温水洗浄便座ユニットに比べ、洗浄ノズル
（３）は、局部間の距離が短くなっている。このため、
洗浄ノズル（３）は、小型化され、低コスト化が可能と
なる。しかも、洗浄ノズル（３）が便座（６）に装着さ
れることにより、男子小用に際して便座（６）を開けた
時に、従来のように、洗浄ノズルのカバー等が便器開口
部（５）内に突出せず、開口面積を十分に取ることがで
きる。男子小用の使い勝手が向上し、しかも洗浄ノズル
（３）に男子小用がかかることがなく、衛生的となる。

【００１６】図４及び図５は、各々、この発明の温水洗
浄便座装置の別の例を示した要部切欠斜視図及びその拡
大図である。これら図４及び図５に示した例は、洗浄ノ
ズル（３）をおしり洗浄用のみの１機とした温水洗浄便
座装置である。洗浄ノズル（３）が１機のみの場合に
は、これら図４及び図５に示したように、回動軸を形成
するヒンジ（１０）は、洗浄ノズル（３）の片側のみと
しても構わない。便座（６）に設けるヒンジ受け（１
１）もこれに対応させることができる。勿論、洗浄ノズ
ル（３）の重量等によっては、図１及び図２の例と同様
にヒンジ（１０）及びヒンジ受け（１１）は、洗浄ノズ
ル（３）の後部の左右両側に設けることが可能である。

【００１７】図４及び図５に示した例におけるその他の
構成は、前述した図１及び図２の例と全く同様となって
いる。図６は、洗浄ノズル（３）が、便座（６）の後部
裏面側に収容された状態を示し、通常時にはこの状態に
配置される。おしり洗浄時には、図７に示したように、
給水口（１３）からシリンダー（１４）内に供給される
水の水圧を受けてピストン（１５）が進出し、噴射ノズ
ル（３）は下方に回動する。このとき、噴射口（２）は
おしり局部に対向する。洗浄後には、シリンダー（１
４）内の水圧が低下することから、弾性体（１６）の弾
性力が解放され、ピストン（１５）が後退し、洗浄ノズ
ル（３）は、図６に示した状態に収容される。このと
き、シリンダー（１４）内の水は排出される。

【００１８】図８及び図９は、各々、この発明の温水洗
浄便座装置の別の例を示した要部斜視図及びその側断面
図である。これら図８及び図９に示した例においては、
図１及び図２に示したおしり及びビデ洗浄用の２機の洗
浄ノズル（３）を一体的に組み込んだ洗浄ノズル（２
１）が設けられている。

【００１９】この洗浄ノズル（２１）の先端上面部に
は、おしり洗浄及びビデ洗浄専用とした噴射口（２２）
（２３）が設けられている。おしり洗浄噴射口（２２）
は、縦長状に、一方、ビデ洗浄噴射口（２３）は複数の
細穴として形成されている。これらの噴射口（２２）
（２３）は、局部洗浄時に温水が局部に効果的に当たる
ように、洗浄ノズル（２１）の先端部から斜め上方に向
かって傾斜して立設された立上がり部（２４）の上面部
に形成されている。この立上がり部（２４）の形成は、
噴射口（２２）（２３）に男子小用がかかるのを防止す
る上でも効果的となっている。このような噴射口（２
２）（２３）は、洗浄ノズル（２１）の後端部に設けら
れた２つの給水口（９）の各々と連通している。

【００２０】回動制御機構（１２）は、前述した例と同
様の構成を有している。すなわち、給水口（９）を有す
るシリンダー（１４）を備え、このシリンダー（１４）
内部に、ねじりコイルバネ等の弾性体（１６）により付
勢されたピストン（１５）が設けられている。一方、こ
の例においては、シリンダー（１４）が便座（６）に略
垂直向きに固定されるとともに、ピストン（１５）の先
端部が洗浄ノズル（２１）の上面部に当接配置されるよ
うにしている。シリンダー（１４）は、必ずしも便座
（６）に固定される必要はなく、前述した例のように、
便座（６）に回動自在に支持することもできる。

【００２１】ピストン（１５）の先端部の当接位置は、
たとえばこの例のように、洗浄ノズル（２１）の略重心
部とすることができる。勿論、当接位置については特に
制限はなく、たとえば回動制御機構（１２）が、洗浄ノ
ズル（２１）の大きさ、重量等に対応して複数設けられ
る場合には、洗浄ノズル（２１）の円滑な回動が得られ
るような適宜な位置とすることができる。また、この例
に示したように、洗浄ノズル（２１）の上面部には、ピ
ストン（１５）の先端部の当接部に凹部（２５）を形成
することも可能である。

【００２２】洗浄ノズル（２１）は、その後端部におい
て、回動軸（２６）に上下方向に回動自在に支持されて
いる。回動軸（２６）の形成は、前述した例のように、
ヒンジ及びヒンジ受けによって形成することができる。
勿論、シャフト及びシャフト受けなどによって代用して
も構わない。この回動軸（２６）には、局部洗浄時の洗
浄ノズル（２１）の回動モーメントとは逆方向の回動モ
ーメントを発生させる弾性体（２７）が設けられてい
る。この弾性体（２７）は、回動軸（２６）と同軸上に
配置されている。弾性体（２７）には、たとえばねじり
コイルバネ、又は同等な機能を果たす適宜な部材等を使
用することができる。

【００２３】図８及び図９に示した温水洗浄便座装置で
は、局部洗浄時に、給水口（１３）を介して水がシリン
ダー（１４）の内部に供給されると、その水圧が弾性体
（１６）の弾性力に抗してピストン（１５）を下方に押
し下げる。すると、ピストン（１５）はシリンダー（１
４）より進出し、このとき、弾性体（１６）は、その長
さが短縮される。同時に、洗浄ノズル（２１）には、下
方への回動力が加えられる。この回動力を受けて、洗浄
ノズル（２１）は、回動軸（２６）を中心として下方に
回動する。このとき、回動軸（２６）上に配置された弾
性体（２７）には、弾性力が蓄積される。また、噴射口
（２２）（２３）は、各々、便器開口部（５）に臨み、
おしり及びビデに対向する。給水口（９）から温水が、
おしり又はビデ洗浄に応じていずれか一方の洗浄ノズル
（３）に供給されると、温水は、一方の噴射口（２２）
（２３）から上方に向かって噴出する。

【００２４】局部洗浄後には、給水口（９）への温水の
供給とともに、給水口（１３）への給水を停止すると、
ピストン（１５）を押し下げていた水圧が低下する。こ
のとき、弾性体（１６）に蓄積されていた弾性力が解放
され、その結果、ピストン（１５）はシリンダー（１
４）内に後退し、シリンダー（１４）内の水を排出す
る。同時に、弾性体（２７）に蓄積されていた弾性力も
解放され、洗浄ノズル（２１）を逆方向に回動させる回
動モーメントが発生する。この逆向きの回動モーメント
を受けて洗浄ノズル（２１）は、上方に回動し、便座
（６）の後部裏面側に収容される。

【００２５】この例の温水洗浄便座装置でも、洗浄ノズ
ル（２１）は、便座（６）の後部裏面側に設けられるこ
とから、従来の温水洗浄便座ユニットに比べ、洗浄ノズ
ル（２１）は、局部間の距離が短くなっており、洗浄ノ
ズル（２１）は、小型化され、低コスト化が可能とな
る。しかも、洗浄ノズル（２１）が便座（６）に装着さ
れることにより、男子小用に際して便座（６）を開けた
時に、従来のように、洗浄ノズルのカバー等が便器開口
部（５）内に突出せず、開口面積を十分に取ることがで
きる。男子小用の使い勝手が向上し、しかも洗浄ノズル
（２１）に男子小用がかかることがなく、衛生的とな
る。

【００２６】勿論、この発明は、以上の例によって限定
されるものではない。便座の構成及び構造等の細部につ
いては様々な態様が可能であることは言うまでもない。

【００２７】

【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、局部洗浄を行う洗浄ノズルが便座に装着された温
水洗浄便座装置が提供される。洗浄ノズルは小型化し、
低コスト化が図られる。また、男子小用に際して便座を
開けたときに、便器開口部を十分な開口面積とすること
ができ、使い勝手が向上し、しかも男子小用が洗浄ノズ
ルにかかることはなく、衛生性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の温水洗浄便座装置の一実施例を示し
た裏面側平面図である。

【図２】図１に示した例の要部切欠斜視図である。

【図３】図１に示した例の局部洗浄時の状態を示した斜
視図である。

【図４】この発明の温水洗浄便座装置の別の例を示した
要部切欠斜視図である。

【図５】図４に示した例の拡大図である。

【図６】図４の例の洗浄ノズル収容時の状態を示した要
部拡大斜視図である。

【図７】図４の例の局部洗浄時の状態を示した要部拡大
斜視図である。

【図８】この発明の温水洗浄便座装置の別の例を示した
要部斜視図である。

【図９】図８に示した例の側断面図である。

【図１０】従来の温水洗浄便座ユニットを示した斜視図
である。

【符号の説明】

１ 温水洗浄装置 ２ 噴射口 ３ 洗浄ノズル ４ スイッチ ５ 便器開口部 ６ 便座 ７ 便器本体 ８ ケース ９，１３ 給水口 １０，１７，１９ ヒンジ １１，１８，２０ ヒンジ受け １２ 回動制御機構 １４ シリンダー １５ ピストン １６，２７ 弾性体 ２１ 洗浄ノズル ２２ おしり洗浄噴射口 ２３ ビデ洗浄噴射口 ２４ 立上がり部 ２５ 凹部 ２６ 回動軸

フロントページの続き (72)発明者 中村 隆宏 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 松下 芳朗 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 佐藤 靖史 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 西川 眞 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗浄水の噴射口を有する洗浄ノズルが、
   回動軸を介して便座後部の裏面側に回動自在に支持さ
   れ、この洗浄ノズルの回動を制御する回動制御機構が便
   座に設けられていることを特徴とする温水洗浄便座装
   置。
2. 【請求項２】 回動制御機構は給水口を有するシリンダ
   ーを備え、このシリンダー内部に弾性体により付勢され
   たピストンが設けられ、ピストンは、給水口を介してシ
   リンダー内部に供給される水の水圧及び弾性体の弾性力
   によって進退自在とされており、このピストンの移動に
   伴って洗浄ノズルの回動が制御される請求項１記載の温
   水洗浄便座装置。
3. 【請求項３】 ピストン先端部が洗浄ノズルに連結され
   ている請求項２記載の温水洗浄便座装置。
4. 【請求項４】 ピストン先端部が洗浄ノズルの上面部に
   当接配置されるとともに、ピストン進出時の洗浄ノズル
   の回動モーメントとは逆方向の回動モーメントを発生さ
   せる弾性体が、回動軸と同軸上に設けられている請求項
   ２記載の温水洗浄便座装置。