JPH103679A - 光学式ピックアップ装置 - Google Patents

光学式ピックアップ装置

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Publication number
JPH103679A
JPH103679A JP8153564A JP15356496A JPH103679A JP H103679 A JPH103679 A JP H103679A JP 8153564 A JP8153564 A JP 8153564A JP 15356496 A JP15356496 A JP 15356496A JP H103679 A JPH103679 A JP H103679A
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JP
Japan
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signal
track
light
pit
light receiving
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Application number
JP8153564A
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English (en)
Inventor
Yoshitsugu Araki
良嗣 荒木
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Priority to US08/865,894 priority patent/US5909413A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高記録密度化を図った光ディスクに対しても
十分にクロストークを低減させることができる光学式ピ
ックアップ装置を提供する。 【解決手段】 光ディスクの読み取るべき所望トラック
の内周に位置するトラックに記録された信号による所望
トラックへのクロストーク量と、その所望トラックの外
周に位置するトラックに記録された信号による所望トラ
ックへのクロストーク量との差異を、収差の発生を示す
チルトエラー信号値として生成し、そのチルトエラー信
号値に基づいて収差の補正を光学的に行なう。 【効果】 再生光の集光位置でのクロストークバランス
に基づいて収差の補正が行なわれるので、チルトセンサ
に比較してディスクの傾きにより生じる収差を正確にキ
ャンセルでき、特に高密度記録を図った光ディスクの再
生に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の光
学式記録媒体への映像信号、音声信号、或いはコンピュ
ータデータ信号等の情報信号の書き込み、又は読み取り
を行なう光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声信号だけでなく映像信号やコンピュ
ータデータを含んだ情報信号の光ディスクへの高密度記
録の研究が進んでいる。例えば、音声信号のみを記録し
た公知のコンパクトディスクの大きさの光ディスクに2
時間程度の映画の映像信号を含んだ情報信号を記録する
ならば、光ディスクの記録密度はかなり高密度にしなけ
ればならない。高密度記録のためには情報信号を記録す
るトラック間隔を小さくすることが考えられる。トラッ
ク間隔、すなわちトラックピッチを小さくした場合、問
題となることは情報信号に混入するクロストーク量が増
大して再生情報信号の品質を劣化させることである。特
に、光ディスクが光軸に対して傾いた場合、すなわち光
ディスクにチルトがある場合には一方の隣接トラックか
らのクロストーク量が増大して良好な信号再生ができな
いことが生ずる。
【0003】光ディスクにチルトがあることによって起
きるクロストークは原理的には、次の式(1)に示される
コマ収差によって生じる。
【0004】
【数1】
【0005】この式から分かることは、同一のディスク
チルト角θであってもコマ収差の発生量は対物レンズの
開口数NAの3乗に比例し、再生波長λに反比例するこ
とである。DVD(ディジタルビデオディスク)等のデ
ィジタル情報信号を記録した光ディスクにおいては高密
度化を図るためには開口数NAを例えば、0.6の如く
大きくする必要があるので、再生波長λの短波長化が考
えられている。しかしながら、再生波長λを現状値より
短く設定すると、ディスク製造技術の限界を越えてしま
うので、対物レンズの開口数NAを下げるしかなく、光
ディスクの記録高密度化に逆行することになってしま
う。よって、光ディスクの記録高密度化のためにコマ収
差を開口数NA及び再生波長λの値の設定から小さくさ
せること自体が困難である。
【0006】従来のピックアップ装置においては、クロ
ストークを減少させるために、ディスクの傾きを検出す
るチルトセンサを備え、そのチルトセンサで検出された
傾き検出量に応じて光ディスクへの光軸の傾きを制御す
るチルトサーボ制御が行なわれていた。図1は従来のピ
ックアップ装置に用いられているチルトセンサを示して
いる。このチルトセンサにおいて、発光ダイオード11
はディスク傾き検出用のビーム光をディスク12に対し
て発生し、受光器13,14は発光ダイオード11を挟
んでディスク半径方向に設けられ、ディスク12からの
反射光を各々受光する。受光器13,14の各受光レベ
ル信号は差動増幅器15に供給され、その差分が取られ
る。例えば、図においてディスク12の右側が下がるよ
うに傾くと、受光器13の出力レベルが大きくなり、受
光器14の出力レベルは小さくなるので、このレベル差
からディスクの傾きを検出できる。差動増幅器15の出
力信号はピックアップ全体の傾き調整する駆動機構に供
給され、ディスク傾き検出器で検出された傾きを補正す
るようにピックアップ全体の傾きが自動調整される。
【0007】しかしながら、チルトセンサはある程度の
大きさを必要とするため、再生ビームの集光位置に置く
ことはできない。その結果、チルトセンサでは再生(記
録)位置と異なる位置の傾きを検出していることにな
り、ことような間接的な手法では正確な補正を行なって
いるとは言えない。また、チルトセンサ、ピックアップ
等の経年変化による出力変化も正確な補正の妨げとな
る。
【0008】このことは、特にクロストークの補正を前
提とする高密度記録の光ディスクの再生において問題と
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、高記録密度化を図った光ディスクに対しても
十分にクロストークを低減させることができる光学式ピ
ックアップ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式ピックア
ップ装置は、光ディスクのトラック上に記録された信号
を光ビームを用いて光学的に読み取る光学式ピックアッ
プ装置であって、光ディスクの読み取るべき所望トラッ
クの内周に位置するトラックに記録された信号による所
望トラックへのクロストーク量と、その所望トラックの
外周に位置するトラックに記録された信号による所望ト
ラックへのクロストーク量との差異を、収差の発生を示
すチルトエラー信号値として生成するクロストークバラ
ンス演算手段と、チルトエラー信号値に基づいて収差の
補正を光学的に行なう補正手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図2は本発明による光ディス
クプレーヤに用いられる光学式ピックアップ装置の光学
系を示している。このピックアップ装置において、光源
21は図示しない駆動回路により駆動されて3ビームの
レーザ光を発射し、光源21から発射されたレーザ光は
ビームスプリッタ22によって反射された後、対物レン
ズ24に到達する。対物レンズ24はレーザビームを光
ディスク26の記録面に収束させる。光ディスク26の
記録面においては3ビームのレーザ光によって互いに隣
接する3つのトラックが個別に照射され、各トラック上
にスポット光が生じる。光ディスク16の記録面で反射
した光ビーム、すなわち反射光は対物レンズ24で平行
レーザビームにされた後、ビームスプリッタ22を直線
的に通過し、受光器27に到達する。
【0012】受光器27は、図4に示すように、3つの
受光素子34〜36を有し、それらの受光素子34〜3
6各々はディスク26からの3つの反射光のいずれか1
の反射光を受光するように構成されている。ディスク2
6上には図3に示すようにセグメント毎に同期信号エリ
ア、リファレンスエリア及びデータエリアが順に形成さ
れている。同期信号エリアの同期ピットはセグメント内
のピット読取の同期をとるために設けられ、他のエリア
のピットの最大反転間隔より長いピット長を有してい
る。リファレンスエリアにはディスク半径方向において
隣接する3トラック毎に同一のパターンが繰り返し形成
されている。その3トラック各々にはピット長Pのリフ
ァレンスピットが1ピットだけ形成され、そのリファレ
ンスピットはディスク26内周側の1トラックでは同期
ピットの後エッジから距離L1だけ離れて位置し、中央
トラックでは同期ピットの後エッジから少なくとも距離
L2だけ離れて位置し、ディスク26外周側の1トラッ
クでは同期ピットの後エッジから距離L3だけ離れて位
置している。リファレンスピットのピット長をPとする
と、例えば、L2≧L1+P、L3≧L2+Pである。
このリファレンスエリア内のリファレンスピットの配置
は、ディスク半径方向において3トラック毎の同一のパ
ターンを繰り返す必要があるが、1つのリファレンスピ
ットの読取時にその読取信号に隣接トラックのリファレ
ンスピットによるクロストーク成分が含まれないような
位置であれば良い。
【0013】上記の光源21から発せられた3ビームの
ビーム光によってディスク26上に生じるスポット光6
5〜67は、図3に示すように形成される。すなわち、
スポット光65がディスク26内周側の1トラックに位
置し、スポット光66がその外側のトラックに位置し、
スポット67が最も外側のトラックに位置する。また、
それらのスポット光65〜67は同一ディスク半径方向
には形成されず、ディスク接線方向において65〜67
スポット光67が最も先行した位置にあり、スポット光
65が最も遅れた位置にある。スポット光65,66間
又はスポット光66,67間の距離は等しい。受光素子
34はスポット光65の反射光を受光し、受光素子35
はスポット光66の反射光を受光し、受光素子36はス
ポット光67の反射光を受光する。
【0014】図4はクロストーク検出回路を含むRF信
号生成回路を示している。このRF信号生成回路におい
ては、受光素子35には同期ピット検出回路71が接続
されている。同期ピット検出回路71は最大ピット長の
ピットを検出したとき、それを同期ピットと判断してそ
の同期ピットの後エッジの検出時点で同期ピット検出信
号を発生する。同期ピット検出回路71にはタイミング
信号発生回路72が接続されている。タイミング信号発
生回路72は同期ピット検出信号に応答して4つのタイ
ミング信号を発生する。第1タイミング信号は同期ピッ
ト検出信号発生時からL1+P/2の距離だけスポット
光がトラック上を移動するために要する時間が経過した
時点にて発生され、第2タイミング信号は同期ピット検
出信号発生時からL2+P/2の距離だけスポット光が
トラック上を移動するために要する時間が経過した時点
にて発生され、第3タイミング信号は同期ピット検出信
号発生時からL3+P/2の距離だけスポット光がトラ
ック上を移動するために要する時間が経過した時点にて
発生される。第4タイミング信号は第3タイミング信号
より若干遅れて発生される。
【0015】また、受光素子35には3つのサンプルホ
ールド回路73〜75が接続されている。サンプルホー
ルド回路73は第1タイミング信号に応答して受光素子
35の出力レベルを保持出力し、サンプルホールド回路
74は第2タイミング信号に応答して受光素子35の出
力レベルを保持出力し、サンプルホールド回路75は第
3タイミング信号に応答して受光素子35の出力レベル
を保持出力する。サンプルホールド回路73〜75の保
持出力には比較回路76及び演算回路77が接続されて
いる。比較回路76は第4タイミング信号に応じてサン
プルホールド回路73〜75の各出力レベルを比較し、
サンプルホールド回路73〜75のうちの最大レベルを
出力したサンプルホールド回路を示す判定信号を出力す
る。演算回路77は判定信号に応じてサンプルホールド
回路73〜75の出力レベルのうちの2つの出力レベル
間の減算を行なう。
【0016】演算回路77の出力にはチルト制御用モー
タ78を駆動する駆動回路79が接続されている。ディ
スク26に対するピックアップ装置の傾きを調整するた
めにピックアップ装置はディスク半径方向で所定の角度
内において所定軸を中心にしてチルト制御用モータ78
によって駆動されるようになっている。また、RF信号
生成回路においては、加算器81が設けられている。加
算器81の一方の入力には受光素34が接続され、他方
の入力には遅延素子82を介して受光素子36が接続さ
れている。加算器81の出力には乗算器83が接続さ
れ、乗算器83は加算器81の出力値にK/2を乗算す
る。Kは定数である。また、受光素子35の出力には遅
延素子84が接続されている。更に、乗算器83及び遅
延素子84には減算器85が接続され、減算器85は遅
延素子84の出力レベルから乗算器83の出力レベルを
差し引く。減算器85の出力信号がRF信号であるとこ
ろの読取信号である。遅延素子82,84は各光スポッ
ト65〜67が同一半径上にないことを補償するために
設けられており、遅延素子82による遅延時間は、ディ
スク接線方向のスポット光間の距離Sの2倍の距離を光
スポットが移動するために要する時間である。また遅延
素子84による遅延時間は、ディスク接線方向のスポッ
ト光間の距離Sを光スポットが移動するために要する時
間である。
【0017】かかる構成において、ディスク26は図3
に矢印で示したディスク回転方向に回転する。よって、
ビーム光の照射によってディスク26上に形成された3
つのスポット光65〜67は図3においてはその矢印と
は逆方向に進むことになる。そのスポット光65〜67
のうちの中央のスポット光66が同期信号エリアに進ん
だ状態においては、そのスポット光66の反射光を受光
する受光素子35の出力には同期ピットによる出力レベ
ルが生じる。
【0018】なお、受光素子34〜36各々ではディス
ク上のランド部分での反射光は明るく、スポット光内で
ピット部分が多くなるほど反射光は暗くなるが、図示し
ていない反転バッファが受光素子34〜36各々の出力
に挿入されているので、受光素子34〜36の出力レベ
ルとしてはピット部分が多くなるほど高くなる。受光素
子35の出力レベルが同期ピットによる反射光により高
くなり、図6の如く閾値を越えると、同期ピット検出回
路71はそのピットの長さを検出する。ピットの長さが
所定ピット長(例えば、11T、Tは単位ビット長)を
越えると、同期ピット検出回路71は同期ピットと判断
し、受光素子35の出力レベルが閾値を下回ったとき同
期ピット検出信号を発生する。
【0019】同期ピット検出信号はタイミング信号発生
回路72に供給され、そして、L1+P/2の距離だけ
スポット光66がトラック上を移動するために要する時
間が同期ピット検出信号発生時から経過した時点にて第
1タイミング信号が発生される。第1タイミング信号は
スポット光66がリファレンスエリアに進んでからリフ
ァレンスエリア内の3種類のリファレンスピットのうち
の同期ピットに最も近い位置のリファレンスピットに対
応した時点で発生される。この第1タイミング信号に応
答してサンプルホールド回路73に受光素子35の出力
レベルが保持される。
【0020】次に、同期ピット検出信号発生時からL2
+P/2の距離だけスポット光がトラック上を移動する
ために要する時間が経過した時点にて第2タイミング信
号が発生される。第2タイミング信号はリファレンスエ
リア内の3種類のリファレンスピットのうちの同期ピッ
トに2番目に近い位置のリファレンスピットに対応した
時点で発生される。この第2タイミング信号に応答して
サンプルホールド回路74に受光素子35の出力レベル
が保持される。
【0021】更に、同期ピット検出信号発生時からL3
+P/2の距離だけスポット光がトラック上を移動する
ために要する時間が経過した時点にて第3タイミング信
号が発生される。第3タイミング信号はリファレンスエ
リア内の3種類のリファレンスピットのうちの同期ピッ
トに最も遠い位置のリファレンスピットに対応した時点
で発生される。この第3タイミング信号に応答してサン
プルホールド回路75に受光素子35の出力レベルが保
持される。
【0022】第3タイミング信号の発生後にはサンプル
ホールド回路73〜75各々には第1〜第3タイミング
信号に応答して保持した出力が得られるので、第3タイ
ミング信号の発生直後にタイミング信号発生回路72か
ら発生される第4タイミング信号に応答して比較回路7
6はサンプルホールド回路73〜75の各保持レベルを
比較する。その保持レベルのうちの最大値が、受光素子
35が読み取るべきトラックのリファレンスピットによ
るレベルである。比較回路76はサンプルホールド回路
73〜75のうちの最大値を出力したサンプルホールド
回路を示す判定信号を出力する。
【0023】3つのスポット光65〜67、すなわち受
光素子34〜36が関係する3つのリファレンスピット
の配置タイプとしては図5(A)〜(C)に示す3つの
種類がある。図5(A)の配置タイプの場合には、同期
ピットに最も近い位置のリファレンスピットを有するト
ラックに受光素子34が対応し、同期ピットに2番目に
近い位置のリファレンスピットを有するトラックには受
光素子35が対応し、同期ピットに最も遠い位置のリフ
ァレンスピットを有するトラックには受光素子36が対
応する。図5(B)の配置タイプの場合には、同期ピッ
トに2番目に近い位置のリファレンスピットを有するト
ラックに受光素子34が対応し、同期ピットに最も遠い
位置のリファレンスピットを有するトラックには受光素
子35が対応し、同期ピットに最も近い位置のリファレ
ンスピットを有するトラックには受光素子36が対応す
る。図5(C)の配置タイプの場合には、同期ピットに
最も遠い位置のリファレンスピットを有するトラックに
受光素子34が対応し、同期ピットに最も近い位置のリ
ファレンスピットを有するトラックには受光素子35が
対応し、同期ピットに2番目に近い位置のリファレンス
ピットを有するトラックには受光素子36が対応する。
【0024】比較回路76が出力した判定信号がサンプ
ルホールド回路73を示すならば、図5(C)の配列タ
イプであったことになり、サンプルホールド回路75に
はディスク内側の隣接トラックからのクロストーク量を
示すレベルe01が保持され、サンプルホールド回路74
にはディスク外側の隣接トラックからのクロストーク量
を示すレベルe02が保持される。演算回路77は判定信
号に応じてサンプルホールド回路75の出力レベルe01
からサンプルホールド回路74の出力レベルe 02を差し
引く。
【0025】判定信号がサンプルホールド回路74を示
すならば、図5(A)の配列タイプであったことにな
り、サンプルホールド回路73にはディスク内側の隣接
トラックからのクロストーク量を示すレベルe01が保持
され、サンプルホールド回路75にはディスク外側の隣
接トラックからのクロストーク量を示すレベルe02が保
持される。図6は図5(A)の配列タイプの場合に受光
素子35から出力されるレベル変化例を示している。演
算回路77は判定信号に応じてサンプルホールド回路7
3の出力レベルe01からサンプルホールド回路75の出
力レベルe02を差し引く。
【0026】判定信号がサンプルホールド回路75を示
すならば、図5(B)の配列タイプであったことにな
り、サンプルホールド回路74にはディスク内側の隣接
トラックからのクロストーク量を示すレベルe01が保持
され、サンプルホールド回路73にはディスク外側の隣
接トラックからのクロストーク量を示すレベルe02が保
持される。演算回路77は判定信号に応じてサンプルホ
ールド回路74の出力レベルe01からサンプルホールド
回路73の出力レベルe02を差し引く。
【0027】よって、演算回路77においては、判定信
号がいずれのサンプルホールド回路を示しても結果的に
はe01−e02を算出することが行なわれる。このe01
02はクロストークバランスレベルであり、隣接トラッ
クのうちのクロストーク量が多いトラックがe01−e02
の正負から分かり、またその程度がe01−e02の大きさ
から分かる。e01−e02はチルトエラー信号として駆動
回路79に供給され、駆動回路79はそのe01−e02
略0となるように(すなわち、e01−e02の絶対値が最
小になるように)チルト制御用モータ78を駆動するの
である。
【0028】一方、スポット光65の反射光を受光する
受光素子34の出力レベルe1はスポット光67の反射
光を受光する受光素子36の出力レベルe2と加算器8
1において加算される。受光素子36の出力信号は加算
器81に供給される前に遅延素子82によって遅延され
ているので、スポット光65が位置するディスク半径方
向のライン上にスポット光67が位置しているときに受
光素子36が受光した反射光レベルが加算器81には供
給される。加算器81の出力信号e1+e2は乗算器83
によってK/2を乗算される。Kは上記したように定数
であり、ディスクによるチルトがないとするときの両隣
接トラックからのクロストーク量は予め分かるので、そ
れに応じて設定されている。よって、乗算器83の出力
レベルは隣接トラックからのクロストーク量を示すこと
になり、それが減算器85に供給される。遅延素子84
からは、スポット光65が位置するディスク半径方向の
ライン上にスポット光66が位置しているときに受光素
子35が受光した反射光レベルe0が出力され、そのレ
ベルe0からK(e1+e2)/2を減算器85で差し引く
ことによりクロストーク量を除いた読取信号を得ること
ができる。
【0029】なお、クロストークバランスを検出する手
段として、本実施の形態では説明を簡単にするためにリ
ファレンスピットを用いて中央のピットの受光出力より
クロストークバランスを算出するようにしているが、こ
れに限らず、実施例のように特別なリファレンスピット
を設けなくとも、中央トラックの読み取り位置とこの読
み取り位置に隣接する隣接トラックとの受光出力を3ビ
ーム、又は1ビームピックアップで個別に検出し、各々
の検出出力に基づきクロストークバランスを求めるよう
に構成することも可能である。
【0030】更に、本実施の形態では、ピックアップの
傾きを変えることでクロストークバランスが減少するよ
うに制御しているが、これに限らず、ピックアップを構
成する対物レンズ、コリメータレンズ等を傾けたり、液
晶素子によって位相差を与えたりすることも可能であ
る。要するに、式(1)のようなクロストークバランスを
崩す原因となる収差を補正する手段であれば良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスクの読み取るべき所望トラックの内周に位置す
るトラックに記録された信号による所望トラックへのク
ロストーク量と、その所望トラックの外周に位置するト
ラックに記録された信号による所望トラックへのクロス
トーク量との差異が、収差の発生を示すチルトエラー信
号値として生成され、そのチルトエラー信号値に基づい
て収差の補正が光学的に行なわれる。よって、再生光の
集光位置でのクロストークバランスに基づいて収差の補
正が行なわれるので、チルトセンサに比較してディスク
の傾きにより生じる収差(クロストークバランスの崩れ
として認識できる)を正確にキャンセルすることがで
き、本発明は特に高密度記録を図った光ディスクの再生
に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のピックアップ装置に用いられているチル
トセンサを示す図である。
【図2】本発明による光学式ピックアップ装置の光学系
を示す概略図である。
【図3】光ディスクの各トラックのピット列を示す図で
ある。
【図4】本発明によるピックアップ装置の回路ブロック
を示す図である。
【図5】リファレンスピットの配列タイプを示す図であ
る。
【図6】受光素子の出力レベル変化例を示す波形図であ
る。
【主要部分の符号の説明】
13,14,27 受光器 34〜36 受光素子 71 同期ピット検出回路 73〜75 サンプルホールド回路 78 チルト制御用モータ 81 加算器 82,84 遅延素子 83 乗算器 85 減算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのトラック上に記録された信
    号を光ビームを用いて光学的に読み取る光学式ピックア
    ップ装置であって、 前記光ディスクの読み取るべき所望トラックの内周に位
    置するトラックに記録された信号による前記所望トラッ
    クへのクロストーク量と、前記所望トラックの外周に位
    置するトラックに記録された信号による前記所望トラッ
    クへのクロストーク量との差異を、収差の発生を示すチ
    ルトエラー信号値として生成するクロストークバランス
    演算手段と、 前記チルトエラー信号値に基づいて前記収差の補正を光
    学的に行なう補正手段と、を備えたことを特徴とする光
    学式ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記所望トラックの内周及び外周に位置
    するトラックに記録された信号による前記所望トラック
    へのクロストーク量を前記所望トラックの読取信号から
    減算する減算手段を更に備えたことを特徴とする請求項
    1記載の光学式ピックアップ装置。
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