JPH1034957A - インクペレット - Google Patents

インクペレット

Info

Publication number
JPH1034957A
JPH1034957A JP21430496A JP21430496A JPH1034957A JP H1034957 A JPH1034957 A JP H1034957A JP 21430496 A JP21430496 A JP 21430496A JP 21430496 A JP21430496 A JP 21430496A JP H1034957 A JPH1034957 A JP H1034957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
pellet
groove
holder
pellets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21430496A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ishii
亮 石井
Toshio Ogawa
寿男 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP21430496A priority Critical patent/JPH1034957A/ja
Priority to US08/880,409 priority patent/US6053608A/en
Priority to EP97305523A priority patent/EP0820872A3/en
Publication of JPH1034957A publication Critical patent/JPH1034957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動時の摩擦抵抗が小さなインクペレット2
0とする。 【解決手段】 ホットメルトインクを所定のインク量単
位でタンク部に供給して溶融させるように、タンク部に
対するインク供給系の収容溝部23に移動自在に収容さ
れる固形状態のホットメルトインクからなっている。収
容溝部23の溝幅L2よりも僅かに大きな横幅L1に設
定された上面当接部20aと、上面当接部20aにおけ
る下面の両側に段部20cを生じさせるように形成さ
れ、収容溝部23の溝幅L2よりも小さな横幅であると
共に、収容溝部23の溝深さよりも小さな高さに設定さ
れたペレット本体20bとを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に使用される固形状態のホットメルトインクから
なるインクペレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホットメルトインクを用いたインクジェ
ット記録装置は、ヒータを備えたインク溶融部において
ホットメルトインクを加熱溶融しておき、多数のノズル
を有した記録ヘッドを主走査しながら、ノズルからイン
ク滴を噴出させて用紙に吹き付けることによって、用紙
に文字や図形を印字するようになっている。
【0003】ところで、インク溶融部へのホットメルト
インクの供給は、ホットメルトインクが常温で固形状態
となることから、通常、所定形状のインクペレットの形
態で加工および保管しておき、インク切れとなったとき
に、ペレット単位でインク溶融部に投入することにより
行われている。この際、オペレータがインクペレットを
直接手で触れると、手の汚れや皮脂がインクペレットに
付着することによって、ホットメルトインクの品質が低
下することになる。従って、従来は、図16に示すよう
に、インクホルダ81をカップ形状に形成すると共に、
ホットメルトインクをインクホルダ81の内面形状に一
致するように形成し、インクペレット83をインクホル
ダ81に収納して保管しておく。そして、インク切れと
なったときに、インクホルダ81の開口側がインク溶融
部の投入口82に当接するようにインクホルダ81を設
置し、インクホルダ81の背面側を手で押圧して押し潰
しながら変形させることによって、インクペレット83
を直接手で触れることなく投入口82に投入するように
なっている(U.S.Patent4823146)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、インクホルダ81に1個のインクペレット
83を収容する構成では、インクホルダ81を設置して
押圧するという1回の作業により1個のインクペレット
83しか取り出せない。従って、少量のホットメルトイ
ンクでインクペレット83を形成した場合には、1回の
作業ではインク溶融部に供給されるインク量が少ないた
め、インク切れが頻繁に生じることになる。そして、イ
ンク切れを低減するように、供給量を所定量以上にしよ
うとすると、インクペレット83の投入回数が増加して
オペレータの作業負担が増大するという問題がある。
【0005】一方、多量のホットメルトインクでインク
ペレット83を形成した場合には、上述のような頻繁な
インク切れやオペレータの作業負担を低減させることが
できるが、通常のインクジェット記録装置の使用状態に
おけるインク消費量に対して過剰な供給量となり易いた
め、ホットメルトインクがインク溶融部において長期間
の加熱により熱劣化して品質を低下させ易いという問題
がある。
【0006】そこで、近年においては、図17に示すよ
うに、少量のホットメルトインクで形成したインクペレ
ット71を筒状のハウジング75内に複数収容して保管
しておき、インク溶融部72がインク切れとなったとき
に、モータ74により駆動シャフト73を回転させなが
らインクペレット71を排出口75a方向に移動させ、
排出口75aからインクペレット71をインク溶融部7
1に落下させる構成が提案されている(特公平3−71
988号公報)。そして、この構成によれば、インクペ
レット71の保管および供給がオペレータを介さずに行
えるため、投入回数が増えてもオペレータに対して負担
がかかることはない。
【0007】しかしながら、上記の構成では、インクペ
レット71の底面全体がハウジング75の内壁面に接触
しているため、インクペレット71を移動させる際の摩
擦力が大きなものとなっている。そして、この摩擦力が
インクペレット71の収容数に比例して増大するため、
インクペレット71を円滑に移動させようとすると、大
きな摩擦力に対して十分に大きな駆動力を得るように駆
動シャフト73等の機構をインク供給装置に備えること
が必要となり、結果としてインク供給装置の大型化およ
び複雑化を招来することになっている。
【0008】従って、本発明は、オペレータの負担を軽
減可能なインク供給装置の収容溝部に収容したときに、
移動時の摩擦抵抗が小さなインクペレットを提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ホットメルトインクを所定のイ
ンク量単位でインク溶融部に供給して溶融させるよう
に、該インク溶融部に対するインク供給系の収容溝部に
移動自在に収容される固形状態のホットメルトインクか
らなるインクペレットであって、前記収容溝部の溝幅よ
りも僅かに大きな横幅に設定された上面当接部と、前記
上面当接部における下面の両側に段部を生じさせるよう
に形成され、前記収容溝部の溝幅よりも小さな横幅であ
ると共に、前記収容溝部の溝深さよりも小さな高さに設
定されたペレット本体とを有していることを特徴として
いる。これにより、上面当接部とペレット本体とで形成
された段部に収容溝部の上面が当接することによりイン
クペレットが支持されており、ペレット本体が収容溝部
に接触しないため、ペレット本体が収容溝部に接触して
いる場合と比較して接触面積が減少したものとなる。従
って、小さな付勢力であっても円滑に移動するような小
さな摩擦抵抗のインクペレットを得ることができる。ま
た、少量のホットメルトインクで形成したインクペレッ
トを形成した場合でも、インクペレットの保管および供
給がオペレータを介さずに行えるため、投入回数が増え
てもオペレータに対して負担がかかることはない。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のインク
ペレットであって、前記ペレット本体側にインクペレッ
トの重心が存在するように形成されていることを特徴と
している。これにより、段部よりも下方となるペレット
本体側に重心が存在しているため、インクペレットの移
動時における傾倒を減少させることができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のインクペレットであって、前記ペレット本体は、上面
から下面にかけて横幅が狭くなるように両側面が傾斜さ
れていることを特徴としている。これにより、インクペ
レットの移動時に多少の横揺れが生じても、ペレット本
体の両側面が収容溝部の側壁面に接触することがないた
め、インクペレットを移動させる際の摩擦抵抗に変動を
生じさせることがない。
【0012】請求項4の発明は、請求項1、2、または
3に記載のインクペレットであって、前記インクペレッ
トは、インクホルダにより保持されて前記収容溝部に補
給されるものであり、前記上面当接部とペレット本体と
の段部に対する係合により前記インクホルダへの保持が
行われることを特徴としている。これにより、上面当接
部とペレット本体との段部がインクホルダに対する保持
に使用されると共に、収容溝部の支持に使用されるた
め、これらの保持および支持をインクペレットの別の構
成でそれぞれ行う場合と比較してインクペレットの形状
を単純にして加工を容易化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図15に基づいて以下に説明する。本実施形態に係るイ
ンクペレットは、図2に示すように、インク供給装置2
に対してインクホルダ25から補給されるようになって
いる。インクペレット20が補給されるインク供給装置
2は、図4に示すように、インクジェット記録装置1の
上カバー4の一部を構成するように設けられている。イ
ンクジェット記録装置1は、下カバー3および上カバー
4を筐体として有しており、上カバー4の後部側には、
多数枚の用紙5を積層して収容可能な給紙機構6が設け
られている。給紙機構6の下端部の近傍には、図5に示
すように、給紙ローラ7が配設されており、給紙ローラ
7は、給紙機構6に収容された用紙5を搬送経路11に
送り出すようになっている。
【0014】上記の搬送経路11は、第1搬送ローラ8
と第2搬送ローラ9と排紙トレイ部10と排紙口3aと
を給紙機構6側からこの順に有しており、第1および第
2搬送ローラ8・9により用紙5を矢符方向(副走査方
向)に定量的または連続的に移動させながら、用紙5を
排紙口3aから機外に排紙させるようになっている。
【0015】上記の搬送経路11の上カバー4側には、
記録ヘッド機構12が配置されている。記録ヘッド機構
12は、用紙5に対向するように配設されたヘッド部1
5と、ヘッド部15に供給されるホットメルトインクを
収容するタンク部16(インク溶融部)と、タンク部1
6に収容されたホットメルトインクを加熱溶融する図示
しないヒーター部(インク溶融部)とを有している。そ
して、ヘッド部15は、副走査方向に配列された多数の
ノズルを有しており、これらのノズルから液状のホット
メルトインクからなるインク滴を噴出するようになって
いる。
【0016】また、記録ヘッド機構12は、上記のヘッ
ド部15やタンク部16等を支持するキャリッジ13
と、キャリッジ13を副走査方向に対して垂直となる主
走査方向に移動自在に支持するガイド部材14と、キャ
リッジ13をガイド部材14に沿わせて主走査方向に往
復移動させる図示しない走行機構とを有している。これ
により、記録ヘッド機構12は、キャリッジ13を主走
査方向に移動させながら、キャリッジ13と共に移動す
るヘッド部15から所定の印字タイミングでインク滴を
用紙5に吹き付けることにより1バンド分の印字を行う
ようになっている。
【0017】尚、上記のホットメルトインクとは、常温
で固形化し、加熱することにより液化するインクの総称
であり、例えば軟化点が40〜140℃、融点が50〜
150℃、インクから吐出される際のインク粘度が3〜
50cpsである性質を有しており、好ましくは30〜
90%のワックスと、5〜70%の樹脂と、0.1〜1
0%の色剤と、その他の添加剤(増粘剤や界面活性剤、
溶解剤等)とからなっている。
【0018】上記の構成を有した記録ヘッド機構12の
上方には、固形状のホットメルトインクからなるインク
ペレット20を前面側の供給部Aから排出してタンク部
16に供給するインク供給装置2が配置されている。イ
ンク供給装置2は、インクペレット20を収容するイン
クケース21と、インクケース21の一端部に回動自在
に軸支されたカバー部材22とを有しており、カバー部
材22は、インクケース21を開放可能に被覆するよう
になっている。
【0019】上記のインクケース21は、図6に示すよ
うに、カラーインクジェット記録装置のインク色である
イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色
(C)、および黒色(K)に対応して並列配置された収
容溝部23を有している。各収容溝部23は、図5のタ
ンク部16にインクペレット20を排出して供給する排
出部23aと、複数のインクペレット20を排出部23
a方向に移動自在に支持するペレット支持溝23bと、
ペレット支持溝23bにインクペレット20をセットす
るセット部23cとを供給部A側からこの順に有してい
る。
【0020】上記の供給部A側に配置された排出部23
aは、図7および図8にも示すように、上面から下面に
かけて開口されている。排出部23aの下面側には、ペ
レット支持溝23bの底面に一端が固定されたペレット
支持片35が設けられており、このペレット支持片35
は、インクペレット20の下面に当接して支持すること
によって、排出部23aに移動されたインクペレット2
0を保持するようになっている。
【0021】上記の排出部23aに保持されたインクペ
レット20は、図10に示すように、排出機構36によ
り下方に押圧されて排出されるようになっている。排出
機構36は、各収容溝部23に対応してそれぞれ設けら
れており、回動時にインクペレット20の上面を下方に
押圧する第1回動部材37を有している。第1回動部材
37は、回動制御機構41を介して第2回動部材40に
連結可能にされており、第2回動部材40は、上述の第
1および第2搬送ローラ8・9を回転駆動する図示しな
いLFモータにより上下(矢符)方向に回動されるよう
になっている。
【0022】上記の回動制御機構41は、第1回動部材
37に一端部が回動自在に連結された第1連結部材38
と、この第1連結部材38の自由端側に設けられた係合
部材39と、係合部材39に係合可能な鍵部材42とを
有している。鍵部材42は、係合部材39に係合するよ
うに自由端側が鍵形状に形成されており、この鍵形状の
先端部は、鍵部材42が上下方向に移動しただけでは係
合部材39に当接しないように設定されている。
【0023】一方、鍵部材42の固定端側には、ピニオ
ン部材44が回転自在に設けられており、ピニオン部材
44は、鍵部材42の自由端側を側方に回動自在に軸支
するようになっている。そして、ピニオン部材44は、
内壁面に縦設されたラック部材45に歯合されており、
ピニオン部材44およびラック部材45は、鍵部材42
の移動方向を上下方向に規制するようになっている。ま
た、鍵部材42の固定端側には、第2連結部材46も接
続されており、第2連結部材46は、上述の第2回動部
材40の自由端側に回動自在に連結されている。
【0024】上記の鍵部材42は、供給選択部材43に
当接可能に設けられている。供給選択部材43は、タン
ク部16の側面に固設されており、鍵部材42に当接し
たときに、鍵部材42を側方に移動させるようになって
いる。これにより、上記の構成を有した回動制御機構4
1は、第2回動部材40が回動して鍵部材42を下方向
に移動させたときに、鍵部材42が供給選択部材43に
当接しなければ、鍵部材42を下方向にのみ移動させる
ことによって、鍵部材42と係合部材39との係合を禁
止して第1回動部材37を回動させないようになってい
る。一方、鍵部材42が供給選択部材43に当接すれ
ば、鍵部材42を側方に回動させながら下方向に移動さ
せることによって、鍵部材42と係合部材39との係合
を許可して第1回動部材37を回動させるようになって
いる。
【0025】上記の供給選択部材43は、各色のタンク
部16に対応してそれぞれ設けられている。これらの供
給選択部材43の配設ピッチは、特定の供給選択部材4
3と排出機構36の鍵部材42とが当接したときに、他
の供給選択部材43と排出機構36の鍵部材42とが当
接しないように、排出機構36の配設ピッチとは異なる
ピッチに設定されており、供給対象となるタンク部16
に対応する収容溝部23に対してのみインクペレット2
0を排出させるようになっている。
【0026】上記のようにして排出機構36により排出
されるインクペレット20は、図1に示すように、固形
状のホットメルトインクからなっており、1頁以上を印
字可能なインク量であり、且つ通常使用条件下でのタン
ク部16における滞留時間がインク劣化を招来しない程
度のインク量となるように設定されている。そして、こ
のインクペレット20は、図2に示すように、ペレット
支持溝23bの溝幅L2よりも僅かに大きな横幅L1に
設定された上面当接部20aと、上面当接部20aにお
ける下面の両側に段部20c・20cを生じさせるよう
に形成されたペレット本体20bとからなっており、こ
れらの段部20c・20cは、ペレット支持溝23bの
上面に当接して支持されるようになっている。
【0027】上記のペレット本体20bは、上記の段部
20c・20で支持されたときに、ペレット本体20b
がペレット支持溝23bに接触しないように、ペレット
支持溝23bの溝幅L2よりも小さな横幅であると共
に、ペレット支持溝23bの溝深さよりも小さな高さと
なるように形成されている。また、ペレット本体20b
は、両側面20d・20dが上面から下面にかけて横幅
が狭くなるように左右対称に傾斜されており、インクペ
レット20の移動時に多少の横揺れが生じても、ペレッ
ト本体20bの側面20dがペレット支持溝23bの側
壁面に接触して摩擦抵抗を増大させないようになってい
る。さらに、ペレット本体20bは、図3に示すよう
に、横断面が矩形状に形成されており、横断面の対角線
距離L3は、コーナ部がペレット支持溝23bの側壁面
に当接することにより収容状態の姿勢を大きく変化させ
ないように、ペレット支持溝23bの溝幅L2よりも大
きな距離に設定されている。
【0028】尚、ペレット本体20bの横断面の対角線
距離L3は、ペレット支持溝23bの溝幅L2よりも
0.5mm以上大きいことが望ましい。また、インクペ
レット20の横幅L1は、インクペレット20の側面と
ペレット支持溝23bの側壁面とが1mm以上離隔する
ように設定されていることが望ましい。この理由は、イ
ンクペレット20に多少の変形があっても、インクペレ
ット20の移動時において、インクペレット20の側面
やコーナー部がペレット支持溝23bの側壁面に頻繁に
接触することを低減させることができるため、インクペ
レット20の欠損や磨耗による回転の発生を防止するこ
とができると共に、接触による摩擦力を低減して移動を
円滑にすることができるからである。また、インクペレ
ット20は、インクペレットの移動時における傾倒を防
止するため、ペレット本体20b側に重心が存在するよ
うに形成されていることが望ましい。
【0029】上記のインクペレット20は、図11に示
すように、オペレータに触れないようにインクホルダ2
5に着脱可能に収納されている。インクホルダ25は、
インクペレット20が挿入されるように一方面(図中下
面)が開口されたホルダ本体29と、ホルダ本体29内
に挿入されたインクペレット20を複数個単位で保持す
る保持機構とを有している。ホルダ本体29の他方面
(図中上面)には、押圧用凹部29aが中心部に形成さ
れており、押圧用凹部29aは、インクホルダ25に対
して均等に押圧力を付与してインクペレット20を移動
させる際の目印とされるようになっている。
【0030】一方、保持機構は、図12にも示すよう
に、図6の収容溝部23に沿うように直列配置された複
数の保持部26を有している。これらの各保持部26
は、インクペレット20の両側に形成された段部20c
・20cに係合する一対の爪部材27・27を有してお
り、爪部材27・27は、図2に示すように、インクペ
レット20の上面当接部20aがインクホルダ25内に
嵌合されたときに、段部20c・20cに係合すること
によって、インクペレット20を保持するようになって
いる。
【0031】上記のインクホルダ25は、図6の収容溝
部23のセット部23cに設置されるようになってい
る。セット部23cには、インクホルダ25の爪部材2
7に対応して係合解除部材23dが上方に突設されてい
る。そして、係合解除部材23dは、インクホルダ25
が設置されたときに、爪部材27同士を押し開いて係合
を解除し、インクペレット20をインクホルダ25から
ペレット支持溝23bに自然落下により移動させるよう
になっている。尚、所定の色のインク用のインクホルダ
25が対応する収容溝部23のセット部23cにのみ設
置可能となるように、インクホルダ25およびこのイン
クホルダ25に対応するセット部23cに図示しないキ
ー部およびキー溝部がそれぞれ各色毎に形成されている
ことが望ましい。
【0032】また、インクホルダ25の保持部26は、
図11および図12にも示すように、板状のガイド部材
28を隣接する保持部26・26間にかけて有してい
る。ガイド部材28は、インクペレット20の側面に当
接するように形成されており、インクペレット20のペ
レット支持溝23bへの移動時に、上面当接部20aの
側面に当接することによって、インクペレット20の姿
勢を維持させるようになっている。
【0033】上記のようにしてペレット支持溝23bに
移動されたインクペレット20は、図14に示すよう
に、ペレット押圧部材30および付勢部材31を備えた
付勢機構により排出部23a方向に付勢されるようにな
っている。この付勢機構は、各収容溝部23にそれぞれ
設けられており、ペレット押圧部材30は、インクペレ
ット20の側面に当接するようにペレット支持溝23b
に沿って移動自在に設けられている。また、付勢部材3
1は、安定した付勢力を発生するように渦巻バネからな
っており、巻き中心がペレット押圧部材30に固定され
ていると共に、先端部が収容溝部23の排出部23aに
固定されている。尚、付勢部材31は、スプリングバネ
であっても良い。
【0034】上記のペレット押圧部材30の上面には、
突設部材32が設けられている。突設部材32には、リ
ンク部材33の自由端側が当接されるようになってお
り、リンク部材33は、各色用に設定された全収容溝部
23の突設部材32に当接するように、インクケース2
1の両側壁面間よりも僅かに小さな横幅に設定されてい
る。そして、リンク部材33の自由端側の両側面には、
図13に示すように、嵌合凸部33aが形成されてお
り、嵌合凸部33aは、インクケース21の両側面壁に
形成されたガイド凹部21aに移動自在に係合されてい
る。
【0035】上記のガイド凹部21aは、図6にも示す
ように、収容溝部23の排出部23aからセット部23
cにかけて直線的に形成された後、セット部23cの位
置において上方に曲折された係止凹部21bに接続され
ている。一方、リンク部材33の固定端側は、カバー部
材22の略中心位置に回動自在に軸支されている。これ
により、リンク部材33は、カバー部材22が開放する
ように回動されたときに、固定端側が引き上げられるの
に伴って、自由端側がガイド凹部21aに沿ってセット
部23c方向に移動して全ての突設部材32に当接し、
これらの突設部材32をペレット押圧部材30と共にセ
ット部23c方向に移動させるようになっている。そし
て、リンク部材33が完全に開放されたときに、嵌合凸
部33aが係止凹部21bに引き上げられてリンク部材
33が固定されることによって、カバー部材22の開放
状態を維持しながらペレット押圧部材30を保持するよ
うになっている。
【0036】上記のリンク部材33の上面には、インク
ペレット20のインク色を示す色表示(“Y”,
“M”,“C”,“K”)が各収容溝部23に対応して
施されている。これらの色表示(“Y”,“M”,
“C”,“K”)は、収容溝部23の外部から目視可能
な部位にも施されており、収容溝部23へのインクペレ
ット20の補給時の作業ミスを防止するようになってい
る。尚、色表示は、カバー部材22に施されていても良
い。
【0037】また、上記のカバー部材22は、図15に
示すように、透視性を有した材質からなっており、収容
溝部23のインクペレット20の収容状態を外部から視
認可能に形成されている。カバー部材22の表面には、
インクペレット20の収容数を示す目盛り22aが施さ
れており、目盛り22aは、インクペレットの残量をオ
ペレータに外部からの目視により把握させるようになっ
ている。尚、この目盛り22aは、インクケース21に
形成されていても良い。また、カバー部材22は、収容
溝部23に沿って上面から下面に連通された開口窓部を
形成することにより透視性を得るようになっていても良
く、この場合には、カバー部材22に透視性の材質を用
いることが不要となる。
【0038】上記の構成において、インク供給装置2の
動作を通じてインクペレット20の動作について説明す
る。先ず、各インク色の溶融ホットメルトインクが所定
の型を用いて固化されて図8に示す形状のインクペレッ
ト20が形成される。この後、インクペレット20をオ
ペレータが直接触れることによる汚れや皮脂のインクペ
レット20への付着を防止するため、図11および図1
2に示すように、インクペレット20がインクホルダ2
5内に挿入される。インクペレット20がインクホルダ
25内に挿入されると、インクホルダ25の爪部材27
がインクホルダ25の段部20cに係合することによっ
て、インクペレット20がインクホルダ25に保持され
ることになり、インクホルダ25の取り扱い時に姿勢を
変化させたり、衝撃を与えても脱落することがない。そ
して、このようにして挿入された3個のインクペレット
20がインクホルダ25に直列的に保持された状態で保
管され、オペレータに対して補給用インクとして供給さ
れることになる。
【0039】次に、図15に示すように、カバー部材2
2が透視性を有しているため、カバー部材22を介して
インクケース21の内部が目視され、インクペレット2
0の収容状態が確認される。そして、インクペレット2
0の収容数が目盛り22aにより把握され、所定数以下
であれば、補給時期であると判断され、色表示によりイ
ンク色が確認された後、このインク色のインクペレット
20の補給が行われることになる。
【0040】即ち、図13に示すように、カバー部材2
2が開放状態とされるように回動される。カバー部材2
2が回動されると、リンク部材33の固定端側が引き上
げられると共に、自由端側の嵌合凸部33aがガイド凹
部21aに沿ってセット部23c方向に移動する。嵌合
凸部33aがセット部23c方向に移動すると、リンク
部材33の自由端側が全ての突設部材32…に当接する
ことによって、ペレット押圧部材30が付勢部材31に
よる付勢方向とは反対方向のセット部23c方向に移動
する。そして、リンク部材33が完全に開放されると、
リンク部材33の嵌合凸部33aが係止凹部21bに引
き上げられ、リンク部材33が固定されることによっ
て、カバー部材22の開放状態が維持されながら、ペレ
ット押圧部材30が移動された位置に固定されることに
なる。これにより、カバー部材22を開放したときに、
収容溝部23の露出とペレット押圧部材30の移動によ
る付勢の解除とが同時に行われるため、カバー部材22
を開放する1回の操作によりインクペレット20を収容
溝部23にセットする作業の準備が完了することにな
る。
【0041】上記のようにしてカバー部材22が開放さ
れると、図6に示すように、カバー部材22やリンク部
材33に施された色表示に注意しながら、上述のインク
ホルダ25が収容溝部23のセット部23cに設置され
る。そして、セット部23c方向に押圧されると、図2
に示すように、インクペレット20の段部20cに係合
していた爪部材27が係合解除部材23dにより押し開
かれて係合を解除することによって、インクペレット2
0がインクホルダ25からペレット支持溝23bに自然
落下により移動される。この際、移動時にインクペレッ
ト20が回動しようとしても、インクペレット20の側
面がガイド部材28に当接するため、インクホルダ25
に保持された姿勢に維持されながらペレット支持溝23
bに到達する。従って、インクペレット20の段部20
cがペレット支持溝23bの上面に確実に当接して支持
されるため、インクホルダ25からペレット支持溝23
bへのインクペレット20のセットミスが極めて低減さ
れたものになる。そして、このようにセットミスが殆ど
無いと共に、1回のセット作業で3個のインクペレット
20が同時にセットされるため、セット作業が短時間で
完了することになる。
【0042】ペレット支持溝23bにインクペレット2
0がセットされると、図13に示すように、カバー部材
22がインクケース21を被覆するように回動されるこ
とによって、リンク部材33の自由端側が排出部23a
方向に移動される。これにより、図14に示すように、
リンク部材33と突設部材32との当接により保持され
ていたペレット押圧部材30が付勢部材31により排出
部23a方向に移動することによって、各収容溝部23
におけるインクペレット20が排出部23a方向にそれ
ぞれ移動される。
【0043】この際、インクペレット20のペレット本
体20bは、図2および図3に示すように、段部20c
で支持されたときに、ペレット支持溝23bの溝幅L2
よりも小さな横幅であると共に、ペレット支持溝23b
の溝深さよりも小さな高さとなるように形成されてい
る。また、ペレット本体20bは、横断面が矩形状に形
成され、横断面の対角線距離L3は、ペレット支持溝2
3bの溝幅L2よりも大きくなるように形成されてい
る。さらに、ペレット本体20bの両側面20d・20
dは、上面から下面にかけて横幅が狭くなるように傾斜
されている。これにより、インクペレット20の移動時
において多少の横揺れが生じても、ペレット本体20b
がペレット支持溝23bに接触して摩擦力を増大させな
いと共に、コーナ部がペレット支持溝23bの側壁面に
当接して姿勢を大きく変化させないため、確実に所定の
姿勢でインクペレット20を排出部23aに到達するこ
とになる。
【0044】次に、上記のようにしてインクペレット2
0の補給が完了すると、図5に示すように、インクジェ
ット記録装置1が作動されて印字が開始される。そし
て、タンク部16のホットメルトインクが消費されて図
示しないインク残量センサによりインク切れとして検知
されると、図10に示すように、インク切れを生じたタ
ンク部16に対してインクペレット20を供給するよう
に、記録ヘッド機構12のタンク部16が供給位置に移
動される。そして、インク切れを生じたタンク部16の
供給選択部材43が、このタンク部16に対応する排出
機構36の鍵部材42の下方に到達したときに、タンク
部16の移動が停止される。この後、図示しないLFモ
ータにより第2回動部材40が矢符方向に回動される。
第2回動部材40が回動されると、第2連結部材46を
介してピニオン部材44が下方向に移動されることによ
って、鍵部材42が下方向に移動される。
【0045】この際、鍵部材42の下方に供給選択部材
43が位置するように選択された排出機構36において
は、回動許可部材42が供給選択部材43に当接する。
そして、鍵部材42が側方に回動しながら下方向に移動
して係合部材39に係合し、係合部材39および第1連
結部材38を下方向に移動させる。これにより、第1連
結部材38を介して第1回動部材37が回動され、図9
にも示すように、排出部23aのペレット支持片35に
支持されたインクペレット20の上面が下方に押圧され
ることによって、インクペレット20が排出部23aか
ら下方のタンク部16に落下して投入される。そして、
このようにしてインクペレット20が排出されると、イ
ンクペレット20の欠落した排出部23aに対して、イ
ンクペレット20が付勢部材31の付勢によりペレット
支持溝23bを移動して補充される。
【0046】一方、選択されていない排出機構36にお
いては、回動許可部材42が供給選択部材43に当接し
ないため、鍵部材42が下方向にのみ移動して係合部材
39に係合することがない。従って、係合部材39に第
1連結部材38を介して連結された第1回動部材37が
回動しないため、インクペレット20が排出されること
はない。これにより、供給選択部材43および排出機構
36によって、供給対象となるタンク部16に対応する
収容溝部23に対してのみインクペレット20の排出が
行われるため、インクペレット20の不必要な供給ミス
が防止されることになる。
【0047】このように、本実施形態のインクペレット
20は、図3に示すように、ホットメルトインクを所定
のインク量単位でタンク部16(インク溶融部)に供給
して溶融させるように、タンク部16に対するインク供
給系の収容溝部23に移動自在に収容される固形状態の
ホットメルトインクからなっている。そして、収容溝部
23の溝幅L2よりも僅かに大きな横幅L1に設定され
た上面当接部20aと、上面当接部20aにおける下面
の両側に段部20cを生じさせるように形成され、収容
溝部23の溝幅L2よりも小さな横幅であると共に、収
容溝部23の溝深さよりも小さな高さに設定されたペレ
ット本体20bとを有している。
【0048】これにより、上面当接部20aとペレット
本体20bとで形成された段部20cに収容溝部23の
上面が当接することによりインクペレット20が支持さ
れており、ペレット本体20bが収容溝部23に接触し
ないため、ペレット本体20bが収容溝部23に接触し
ている場合と比較して接触面積が減少したものとなる。
従って、インクペレット20を移動させる際の摩擦抵抗
が減少することによって、小さな付勢力であっても円滑
に移動するインクペレット20を得ることができる。よ
って、図6の付勢部材31等の簡単且つ小さな機構を用
いてインクペレット20を移動させることができるた
め、このインクペレット20を用いることによって、小
型化および構造の簡単化したインク供給装置2を実現す
ることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、ホットメルトインク
を所定のインク量単位でインク溶融部に供給して溶融さ
せるように、該インク溶融部に対するインク供給系の収
容溝部に移動自在に収容される固形状態のホットメルト
インクからなるインクペレットであって、前記収容溝部
の溝幅よりも僅かに大きな横幅に設定された上面当接部
と、前記上面当接部における下面の両側に段部を生じさ
せるように形成され、前記収容溝部の溝幅よりも小さな
横幅であると共に、前記収容溝部の溝深さよりも小さな
高さに設定されたペレット本体とを有している構成であ
る。これにより、上面当接部とペレット本体とで形成さ
れた段部に収容溝部の上面が当接することによりインク
ペレットが支持されており、ペレット本体が収容溝部に
接触しないため、ペレット本体が収容溝部に接触してい
る場合と比較して接触面積が減少したものとなる。従っ
て、小さな付勢力であっても円滑に移動するような小さ
な摩擦抵抗のインクペレットを得ることができる。ま
た、少量のホットメルトインクで形成したインクペレッ
トを形成した場合でも、インクペレットの保管および供
給がオペレータを介さずに行えるため、投入回数が増え
てもオペレータに対して負担がかかることはないという
効果を奏する。
【0050】請求項2の発明は、請求項1記載のインク
ペレットであって、前記ペレット本体側にインクペレッ
トの重心が存在するように形成されている構成である。
これにより、段部よりも下方となるペレット本体側に重
心が存在しているため、インクペレットの移動時におけ
る傾倒を減少させることができるという効果を奏する。
【0051】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のインクペレットであって、前記ペレット本体は、上面
から下面にかけて横幅が狭くなるように両側面が傾斜さ
れている構成である。これにより、インクペレットの移
動時に多少の横揺れが生じても、ペレット本体の両側面
が収容溝部の側壁面に接触することがないため、インク
ペレットを移動させる際の摩擦抵抗に変動を生じさせる
ことがないという効果を奏する。
【0052】請求項4の発明は、請求項1、2、または
3に記載のインクペレットであって、前記インクペレッ
トは、インクホルダにより保持されて前記収容溝部に補
給されるものであり、前記上面当接部とペレット本体と
の段部に対する係合により前記インクホルダへの保持が
行われる構成である。これにより、上面当接部とペレッ
ト本体との段部がインクホルダに対する保持に使用され
ると共に、収容溝部の支持に使用されるため、これらの
保持および支持をインクペレットの別の構成でそれぞれ
行う場合と比較してインクペレットの形状を単純にして
加工を容易化することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクペレットの斜視図である。
【図2】インクホルダからセット部にインクペレットが
移動される状態を示す説明図である。
【図3】インクペレットと収容溝部との関係を示す説明
図である。
【図4】インクジェット記録装置の斜視図である。
【図5】インクジェット記録装置の内部配置を示す概略
構成図である。
【図6】インク供給装置の斜視図である。
【図7】排出部にインクペレットが移動される状態を示
す説明図である。
【図8】排出部にインクペレットが保持された状態を示
す説明図である。
【図9】排出部にインクペレットが排出される状態を示
す説明図である。
【図10】排出機構によりインクペレットが排出される
状態を示す説明図である。
【図11】インクホルダにインクペレットが収容される
状態を示す説明図である。
【図12】インクホルダにインクペレットが収容された
状態を示す説明図である。
【図13】カバー部材が回動される状態を示す説明図で
ある。
【図14】各収容溝部にインクペレットが収容された状
態を示す説明図である。
【図15】カバー部材の斜視図である。
【図16】従来例を示すものであり、インクホルダから
インクペレットを取り出す状態を示す説明図である。
【図17】従来のインク供給装置の要部を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 2 インク供給装置 12 記録ヘッド機構 16 タンク部 20 インクペレット 20a 上面当接部 20b ペレット本体 20c 段部 20d 側面 21 インクケース 21a ガイド凹部 21b 係止凹部 22 カバー部材 23 収容溝部 23a 排出部 23b ペレット支持溝 23c セット部 23d 係合解除部材 25 インクホルダ 26 保持部 27 爪部材 28 ガイド部材 29 ホルダ本体 30 ペレット押圧部材 31 付勢部材 32 突設部材 33 リンク部材 33a 嵌合凸部 35 ペレット支持片 36 排出機構 37 第1回動部材 38 第1連結部材 39 係合部材 40 第2回動部材 41 回動制御機構 42 鍵部材 43 供給選択部材 44 ピニオン部材 45 ラック部材 46 第2連結部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホットメルトインクを所定のインク量単
    位でインク溶融部に供給して溶融させるように、該イン
    ク溶融部に対するインク供給系の収容溝部に移動自在に
    収容される固形状態のホットメルトインクからなるイン
    クペレットであって、 前記収容溝部の溝幅よりも僅かに大きな横幅に設定され
    た上面当接部と、 前記上面当接部における下面の両側に段部を生じさせる
    ように形成され、前記収容溝部の溝幅よりも小さな横幅
    であると共に、前記収容溝部の溝深さよりも小さな高さ
    に設定されたペレット本体とを有していることを特徴と
    するインクペレット。
  2. 【請求項2】 前記ペレット本体側にインクペレットの
    重心が存在するように形成されていることを特徴とする
    請求項1記載のインクペレット。
  3. 【請求項3】 前記ペレット本体は、上面から下面にか
    けて横幅が狭くなるように両側面が傾斜されていること
    を特徴とする請求項1または2記載のインクペレット。
  4. 【請求項4】 前記インクペレットは、インクホルダに
    より保持されて前記収容溝部に補給されるものであり、 前記上面当接部とペレット本体との段部に対する係合に
    より前記インクホルダへの保持が行われることを特徴と
    する請求項1、2、または3に記載のインクペレット。
JP21430496A 1996-07-24 1996-07-24 インクペレット Pending JPH1034957A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21430496A JPH1034957A (ja) 1996-07-24 1996-07-24 インクペレット
US08/880,409 US6053608A (en) 1996-07-24 1997-06-23 Ink pellet with step configuration including slidable bearing surfaces
EP97305523A EP0820872A3 (en) 1996-07-24 1997-07-23 Ink pellet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21430496A JPH1034957A (ja) 1996-07-24 1996-07-24 インクペレット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1034957A true JPH1034957A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16653527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21430496A Pending JPH1034957A (ja) 1996-07-24 1996-07-24 インクペレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1034957A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7731345B2 (en) 2005-12-08 2010-06-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Solid ink jet image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7731345B2 (en) 2005-12-08 2010-06-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Solid ink jet image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6053608A (en) Ink pellet with step configuration including slidable bearing surfaces
US5541631A (en) Ink cartridge including projection for preventing erroneous loading
CN101005954B (zh) 成像设备
EP0478244B1 (en) Ink cartridge and ink jet apparatus usable with ink cartridge
JPH11138771A (ja) インクジェットプリンタ
US20080117265A1 (en) Guide for printer solid ink transport and method
US6170942B1 (en) Ink supply device
US7726798B2 (en) Printer solid ink transport and method
US7878636B2 (en) Solid ink stick chute for printer solid ink transport with mating solid ink stick chute
JP2005238832A (ja) 液体カートリッジ、印刷装置および印刷装置の制御方法
EP0820873A2 (en) Ink supplying apparatus
JP4805690B2 (ja) 画像形成装置
JPH1034959A (ja) インク供給装置
JPH1034957A (ja) インクペレット
JPH11115213A (ja) インクジェットプリンタ
JPH1034960A (ja) インクペレット
JP2007119233A (ja) 画像記録装置
JPH1034962A (ja) インクホルダ
EP2213459A1 (en) solid ink melt tub with corrugated melt region and offset outlet
JPH1034958A (ja) インク供給装置
JPH1034961A (ja) インク供給装置
JP4642642B2 (ja) 画像形成装置
US6199978B1 (en) Hot melt ink jet printer
JP2007111864A (ja) 記録液カートリッジ及び画像形成装置
JP4726158B2 (ja) 画像形成装置