JPH1034385A - レーザ光を用いた配管組立治具 - Google Patents

レーザ光を用いた配管組立治具

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JPH1034385A
JPH1034385A JP8214997A JP21499796A JPH1034385A JP H1034385 A JPH1034385 A JP H1034385A JP 8214997 A JP8214997 A JP 8214997A JP 21499796 A JP21499796 A JP 21499796A JP H1034385 A JPH1034385 A JP H1034385A
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久則 山下
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善孝 北島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直管や曲がり管等の配管の端部にフランジを溶
接する作業を容易にし、作業者の技量に左右されること
なく精度の高い溶接作業を可能にする。 【解決手段】フランジを支持する固定板と、固定板に取
り付けられるレーザユニットと、固定板の向きを調整す
る機構と、架台とを備える。レーザユニットはレーザ発
光体と光軸調整機構とを有する。レーザ発光体からレー
ザ光が照射され、ターゲットに命中するように調整する
ことにより、フランジを配管に対し正確に位置決めす
る。途中に定偏角プリズムを配置すれば曲がり管にも適
用できる。 【効果】溶接作業が容易になり、長い寸法の配管でもフ
ランジ同士の相対的な位置を合致させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直管又は曲がり管
等の配管の両端又は一端に、フランジを所定の角度で正
確に取り付けるための配管組立治具に関し、建物用配
管、輸送機器用配管、発電施設用配管などに広く適用す
ることができる。
【0002】
【従来の技術】直管又は曲がり管等の配管の両端にフラ
ンジを溶接する場合には、両側のフランジを正確に正対
させ、両フランジのボルト穴の位置を合致させ、フラン
ジ面間の距離を正しくセットし、その状態を保持したま
まで溶接することが必要とされる。
【0003】直管から成る配管の両端にフランジを取り
付ける作業は、一般に次のような煩雑な工程で行われ
る。 (1)直管の一端にフランジの中央穴を差し込んで、差
し込み代を目視で調整し、1カ所のみ仮付け溶接を行
う。 (2)フランジ溶接用の定規で測定しながら、ハンマー
で叩いて管軸に直角になるように調整しながら、残りの
3カ所に仮付け溶接を行う。 (3)直管の他端に第2のフランジを差し込んで、両フ
ランジの面間距離を巻き尺を用いて調整する。 (4)差し金により、両端のフランジのボルト穴位置を
目視で調整し、1カ所を仮付け溶接する。 (5)フランジ溶接用の定規で測定しながら、ハンマー
で叩いて管表面に直角になるように調整しながら、残り
の3カ所を仮付け溶接する。 なお、差し金の代わりに水準器を使用する場合もある。
【0004】中央付近から直角に曲がった曲がり配管の
両端にフランジを取り付ける作業は、配管を両端の2つ
の直管と中央の曲がり管(エルボ)とに3分割して用意
し、次のような複雑な工程で行われる。 (1)第1の直管の一端にフランジの中央穴を差し込ん
で、差し込み代を目視で調整し、1カ所のみ仮付け溶接
を行う。 (2)フランジ溶接用の定規で測定しながら、ハンマー
で叩いて管軸に直角になるように調整しながら、残りの
3カ所に仮付け溶接を行う。 (3)第2の直管の一端にフランジの中央穴を差し込ん
で、差し込み代を目視で調整し、1カ所のみ仮付け溶接
を行う。 (4)フランジ溶接用の定規で測定しながら、ハンマー
で叩いて管軸に直角になるように調整しながら、残りの
3カ所に仮付け溶接を行う。
【0005】(5)第1の直管に取り付けられたフラン
ジの穴を基準にして、差し金で合せながら、中央の曲が
り管の一端を第1の直管に当接させて4カ所に仮付け溶
接を行う。 (6)第2の直管に取り付けられたフランジのボルト穴
の位置が第1の直管と所定の角度になるように差し金で
合わせて、中央の曲がり管の他端を第2の直管に当接さ
せて1カ所仮付け溶接を行う。 (7)相手側のボルト穴位置とフランジ面の角度が一致
するように、差し金で合わせて1カ所仮付け溶接を行
う。 (8)差し金をフランジ面に当てて、差し金と配管上面
との距離を測定しながら、フランジ角度を調整し、残り
の2カ所を仮付け溶接する。 なお、差し金の代わりに水準器を使用する場合もある。
【0006】上記の方法による配管組立方法では、 (1)フランジ溶接用定規や差し金、水準器などを使っ
て繰り返し測定しながらの作業になるため、作業時間が
かかる (2)フランジ面の向き及びボルト穴の位置合わせは、
差し金による目視あるいは水準器を使った測定のため、
作業者の技量により、精度のばらつきが生じる (3)長い寸法の配管はフランジ同士の相対的な位置を
合致させるのが困難 (4)2人以上の作業者が必要になる などの欠点がある。
【0007】特開昭61−198011号「管の型取り
方法」には、途中まで設置された配管の端末同士を接続
するための接続用配管を製作するにあたり、レーザ光源
とミラーを利用して位置決めを行う方法が示されてい
る。この方法は既設の配管端末を接続する際には利用で
きるが、新たに製作する配管の端部にフランジを溶接す
るような作業には適用することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、配管
の端部にフランジを溶接する作業が容易でかつ短時間で
済むような配管組立治具を提供することにある。本発明
の他の目的は、作業者の技量に左右されることなく精度
の高い溶接組立作業を可能にする配管組立治具を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による配管組立治
具は、配管の両端又は一端にフランジを溶接する作業に
利用することができる。この配管組立治具は、フランジ
を支持するためのフランジ固定板と、このフランジ固定
板に取り付けられるレーザユニットと、このフランジ固
定板の向きを調整するための角度調整機構と、この角度
調整機構を支持するための架台とを備える。各レーザユ
ニットはレーザ発光体とこのレーザ発光体をフランジ固
定板に垂直に位置決めするための光軸調整機構とを包含
しており、レーザ発光体からレーザ光が照射され、ター
ゲットにレーザ光を命中させるように調整することによ
り、フランジが配管に対し正確に位置決めされる。
【0010】配管の両端にそれぞれフランジを溶接する
場合には、1 対の配管組立治具をそれぞれサブアッセン
ブリとして対向配置し、第1のサブアッセンブリ側のレ
ーザ発光体から第2のサブアッセンブリ側のターゲット
へとレーザ光を命中させることによりフランジを配管に
対して正確に位置決めする。
【0011】かかる構成に基づき、本発明によれば、配
管の端部にフランジを溶接する作業が、従来のような複
雑で面倒な工程を要することがなく容易でかつ短時間で
済むことになる。また、本発明による治具を用いて作業
すれば、作業者の技量に左右されることなく精度の高い
溶接組立作業が可能になる。さらにまた、長い寸法の配
管であってもフランジ同士の相対的な位置を合致させる
のが容易になり、1人の作業者でもできるようになる等
の利点が得られることになる。
【0012】フランジからそのボルト穴を通じてレーザ
光を照射するためには、中空ボルトを用いてレーザ発光
体とフランジを取り付け、この中空ボルトの中空部に照
射ターゲットを取り付けるようにすることが好ましい。
【0013】配管が途中で屈曲しており、両端のフラン
ジが同一軸線上にない場合には、第1のサブアッセンブ
リと第2のサブアッセンブリとの間にレーザ光を屈曲さ
せるための定偏角プリズムを配置して、レーザ光をター
ゲットに命中させることにより、フランジを正確な角度
で位置決めすることができる。以下、本発明による好適
な実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】第1図、第2図は本発明による配
管組立治具20の基本的な形態を表しており、フランジ
11を保持するためのフランジ固定板21が、架台16
上の取付座18に支持されている。架台16はフリーベ
アリング14によって床面上を自由に移動することがで
きる。
【0015】フランジ固定板21には、レーザ発光体を
内包するレーザユニット22が取り付けられてレーザ光
が前方へと照射されるが、照射方向を調整するためにフ
ランジ固定板の向きを調整する角度調整機構24が架台
16上に設置されている。後述するように、レーザ光を
フランジ11のボルト穴13を通じて照射するために、
レーザユニット22とフランジ11は中空ボルト26と
テーパナット28によって保持される仕組みになってい
る。
【0016】図2に示すように、フランジ固定板21に
はレーザユニット22を取り付けるための切欠きが開口
部29として形成されており、フランジ11に設けられ
たボルト穴13を利用してレーザ光が照射される仕組み
になっている。
【0017】図3はレーザユニット22の構造を表して
おり、フランジ固定板21に着座するためのユニットベ
ース31と、レーザ発光体30を収納するホルダー32
と、間隔調整用のゴム板33と、3個の光軸角度調整用
ねじ34とで構成されている。ユニットベース31の中
央には、図1に示した中空ボルト26の先端を受け入れ
る雌ねじ35が形成されている。図3Bに示すようにレ
ーザ発光体の光軸Rが直角軸Tからずれている場合は、
図3Aに示すようにホルダー32を回転させながら3個
の調整用ねじ34を調整し、図3Cに示すように光軸を
直角軸に合致させることができる。
【0018】図3B及び図3Cにおいて、フランジ固定
板21には図2に示したような開口部29が形成されて
おり、開口部29の中には中空ボルト26のプレート2
7を収容するための段差部分36が形成されている。ま
ず、ユニットベース31の中心に形成された雌ねじ35
に、中空ボルト26の先端をねじ込んで、レーザユニッ
ト22をフランジ固定板21に固定する。開口部29は
水平方向に延伸する長穴になっているので、左右方向の
適当な位置を選んで固定することができる。このとき、
中空ボルト26に固定されたプレート27が段差部分3
6に着座する。プレート27は中空ボルト26をねじ込
む際の押えとなる部分で、正面から見て円形、正方形、
六角形などに形成される。このようにして、レーザユニ
ット22はフランジ固定板21に直角に取り付けられ、
中央には中空ボルト26が配置された状態になる。
【0019】図4はフランジ固定板21の向きを調整す
るための角度調整機構24を表しており、フランジ固定
板を下から支持する取付座に、等間隔の3カ所にタップ
を立ててハンドルをねじ込み、ボールジョイントと調整
ねじを使って調整する。図4において、円形のハンドル
40のシャフト部分41が取付座18の垂直板42を貫
通してねじ込まれており、シャフト部分41の先端に固
定されたボールジョイント43が、フランジ固定板21
に固定されたガイド44とライナー45の中で摺動する
ことにより、フランジ固定板21の傾斜を吸収する。3
カ所のハンドル40を左右に回転させることによってフ
ランジ固定板21の向きを自由に調整することができ
る。
【0020】図5は、レーザ発光体からフランジのボル
ト穴を通じて照射されるレーザ光を、相手側フランジの
ボルト穴に命中させることにより、フランジを配管に正
確に位置決めする工程を表している。配管の両側にフラ
ンジを取り付ける場合は、それぞれ図3に示したように
してレーザユニット22がフランジ固定板21に取り付
けられ、図4に示すようにしてフランジ固定板21の角
度が大まかに調整され、レーザ照射を受けるターゲット
側の中空ボルト26の中央孔38に差し込み式のターゲ
ット48が挿入される。ターゲット48の挿入される部
分の外径は中央孔38の内径と緩いはめあい関係で挿入
されるような寸法とし、ターゲット48の頭部には十字
線を刻印することが好ましい。
【0021】図5の状態で、照射側のレーザユニット2
2からターゲット側へとレーザ光を照射し、レーザ光の
中心がターゲット48の十字線の中心に当たるように、
フランジ固定板21の向きをさらに調整する。次に、タ
ーゲットを外して相手側の中空ボルト26の中央孔38
にターゲットを挿入し、今度は反対方向に向けてレーザ
光を照射し、ターゲットの中心に当たるように調整す
る。これら一連の調整を終えると、中空ボルトの中央孔
は同一線上に設定され、両側のフランジ固定板は正対す
るようになる。
【0022】図6は、図5の状態で調整された各フラン
ジ固定板にフランジを取り付ける工程を表している。図
6Bにおいて、フランジ固定板21から突出している中
空ボルト26上にフランジ11のボルト穴13を通過さ
せ、フランジ11をフランジ固定板21に当接させた状
態で、中空ボルト26上にテーパナット28をねじ込
む。この状態で再度レーザ光を照射すれば、レーザ光は
相手側フランジの中空ボルトの中央孔に命中するはずで
あるが、調整過程でずれを生じていた場合は、図6の状
態で再度光軸の調整を行うこともできる。図6の状態で
両フランジは配管に対し正確に位置決めされたことにな
るので、配管とフランジとを仮溶接し、その後レーザユ
ニットなどを取り外した状態で本溶接作業を行う。
【0023】
【実施例】図7は、本発明の配管組立治具を用いて直管
10の両端にフランジ11,12を仮溶接する場合の作
業工程を表している。図2に示した例と異なり、本実施
例ではフランジを固定するために2個のボルトを利用し
ている。図7において、本発明による配管組立治具のサ
ブアッセンブリ51,52が、床上に置かれたH形鋼5
4に固定され、H形鋼に取り付けられた目盛りによって
所定の距離Lをあけて配置されている。
【0024】最初に、治具a、治具b各々のフランジ固
定板に対し、中空ボルトで光軸がフランジ固定板に垂直
になるように調整されたレーザユニットを取り付ける。
このとき、レーザ光が相手側のレーザユニットの中心
(ターゲット)に照射されるように、ターゲット側のレ
ーザユニットをフランジ固定板内の開口部29内で移動
させる。あるいは、互いの調整ねじを使ってフランジ固
定板21の向きを合わせる。これにより、1対のフラン
ジ固定板21は正対し、同一線上にレーザユニットが配
置される。
【0025】図8に示すように、各々のレーザユニット
を固定している中空ボルト26に、フランジの第1のボ
ルト穴を通過させ、さらにフランジ固定板21の開口部
29に取り付けてある第2の固定用ボルト55にフラン
ジの第2のボルト穴を通す。すなわち、1個のフランジ
11を2個のボルトで固定する。
【0026】次に、第2の固定用ボルト55を水準器を
使って中空ボルト26に対して水平になるように調整す
る。これにより、両フランジのボルト穴の位置が整合す
ることになる。次に、図8B及び図8Cに示すように、
2カ所のボルト穴にテーパナット28を締め込んで、フ
ランジを固定板21に固定する。ここで、配管10をセ
ットして、両側のフランジに仮溶接すれば、フランジと
配管が正確に位置決めされたことになる。なお、別の作
業手順として、フランジをフランジ固定板に固定した後
で、固定板の向きを調整する作業を行うこともできる。
【0027】図9は、曲がり配管の両端にフランジを取
り付ける場合の作業工程を表わしている。配管が途中で
屈曲しており、両端のフランジが同一軸線上にない場合
には、第1のサブアッセンブリと第2のサブアッセンブ
リとの間にレーザ光を屈曲させるための定偏角プリズム
62を配置して、レーザ光をターゲットに命中させるこ
とにより所定の角度で位置決めすることができる。
【0028】図9において、本発明による配管組立治具
のサブアッセンブリ51,52が、床上に置かれたH形
鋼64,65に固定され、H形鋼に取り付けられた目盛
りによって所定のピッチSをあけて配置されている。各
治具に対しフランジ固定板を取り付けてフランジを位置
決めする一連の工程は、図7及び図8を参照した工程と
全く同様である。定偏角プリズム62はレーザ光の光軸
の向きを変えるだけであり、必要に応じて高さや角度の
微調整が行えるようにスタンド63上に支持されてい
る。
【0029】図10は、配管の両端の径が異なる異径配
管70の両端にフランジを溶接する作業に本発明による
配管組立治具を用いる例を表している。図10におい
て、サブアッセンブリ51,52を所定の間隔でセット
し、フランジ固定板21上に異径配管専用のプレート7
2を取り付ける。異径配管には、軸線が同心の場合と、
偏心(オフセット)している場合とがあるので、図11
に示すようにプレート72に同心の場合のボルト穴74
と偏心の場合のボルト穴76とを複数形成しておき、対
象とするフランジ78に合わせてボルト穴を選定し、位
置決め作業を行うようにする。
【0030】図12は、配管80の片側にだけフランジ
を溶接する作業に本発明による配管組立治具20を用い
る例を表している。図12A,図12Bにおいて、ター
ゲット支持台81上にレーザ光の照射ターゲットとなる
ターゲット板82が垂直方向及び水平方向に移動可能に
支持され、さらにターゲット板82には配管の径に合わ
せた複数の十字線83が刻印されている。配管80の径
が決められると、ターゲット板82が上下左右に調整さ
れて目標とすべき十字線83が選定される。フランジ固
定板21の向きが調整されて、レーザユニットからレー
ザ光が目標とする十字線に命中するように照射され、フ
ランジが位置決めされて配管端部に仮溶接される。
【0031】図13は、途中で2回屈曲している曲がり
配管90の両端にフランジを取り付ける場合の作業工程
を表わしている。配管が途中で2回屈曲しており、両端
のフランジが同一軸線上にない場合には、第1のフラン
ジと第2のフランジとの間にレーザ光を屈曲させるため
の定偏角プリズム62を2個配置して、所定の角度で位
置決めすることができる。作業工程は、図9を参照しな
がら説明した場合と同様である。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明によれ
ば、配管の端部にフランジを溶接する作業が容易でかつ
短時間で済むことになり、作業者の技量に左右されるこ
となく精度の高い溶接組立作業が可能になり、長い寸法
の配管であってもフランジ同士の相対的な位置を合致さ
せるのが容易となり、1人の作業者でもできるようにな
る等の利点が得られ、その技術的効果には極めて顕著な
ものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配管組立治具の側面図である。
【図2】本発明による配管組立治具の正面図である。
【図3】レーザユニットの正面図A及び側断面図B,C
である。
【図4】フランジ固定板の角度調整機構を表す斜視図A
及び水平断面図Bである。
【図5】レーザ照射のターゲットを表す側断面図であ
る。
【図6】フランジの固定状態を表す正面図A及び側断面
図Bである。
【図7】1対のサブアッセンブリを用いた作業工程を表
す斜視図である。
【図8】フランジの固定状態を表す正面図A及び側断面
図B,Cである。
【図9】曲がり管に対し配管組立治具を用いた作業工程
を表す斜視図である。
【図10】異径配管に対し配管組立治具を用いた作業工
程を表す斜視図である。
【図11】異径配管専用プレートを表す正面図である。
【図12】直管の片側にだけ組立治具を用いた例を表す
側面図A及び正面図Bである。
【図13】2回屈曲した曲がり管に対する作業工程を表
す斜視図である。
【符号の説明】
10 配管 11,12 フランジ 13 ボルト穴 16 架台 20 配管組立治具 21 フランジ固定板 22 レーザユニット 24 角度調整機構 26 中空ボルト 28 テーパナット 29 開口部 30 レーザ発光体 31 ユニットベース 33 ゴム板 34 調整用ねじ 38 中央孔 40 ハンドル 43 ボールジョイント 48 ターゲット 51,52 サブアッセンブリ 62 定偏角プリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 洋喜 茨城県つくば市和台41番地 新菱冷熱工業 株式会社中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直管又は曲がり管等の配管の端部に、フ
    ランジを所定の角度で正確に取り付けるための配管組立
    治具であって、 配管の端部に取り付けるフランジを支持するためのフラ
    ンジ固定板と、 前記フランジ固定板に取り付けられるレーザユニット
    と、 前記フランジ固定板の向きを調整するための角度調整機
    構と、 この角度調整機構を支持するための架台とを備え、 前記レーザユニットはレーザ発光体とこのレーザ発光体
    を前記フランジ固定板に垂直に位置決めするための光軸
    調整機構とを包含しており、 前記レーザ発光体から照射されるレーザ光をターゲット
    に命中させることによりフランジを配管に正確に位置決
    めすることを特徴とするレーザ光を用いた配管組立治
    具。
  2. 【請求項2】 直管又は曲がり管等の配管の両端にそれ
    ぞれフランジを所定の角度で正確に取り付けるための配
    管組立治具であって、対向配置された1対のサブアッセ
    ンブリから成り、各サブアッセンブリは、 配管の端部に取り付けるフランジを支持するためのフラ
    ンジ固定板と、 前記フランジ固定板に取り付けられるレーザユニット
    と、 前記フランジ固定板の向きを調整するための角度調整機
    構と、 この角度調整機構を支持するための架台とを備え、 前記レーザユニットはレーザ発光体とこのレーザ発光体
    を前記フランジ固定板に垂直に位置決めするための光軸
    調整機構とを包含しており、 第1のサブアッセンブリのレーザ発光体から照射される
    レーザ光を第2のサブアッセンブリ上のターゲットに命
    中させることにより、それぞれのフランジを配管に正確
    に位置決めすることを特徴とするレーザ光を用いた配管
    組立治具。
  3. 【請求項3】 前記フランジ固定板に対し、中空ボルト
    を用いてレーザ発光体とフランジを取り付け、この中空
    ボルトの中央孔に照射ターゲットを取り付けるようにな
    っている請求項2記載の配管組立治具。
  4. 【請求項4】 第1のサブアッセンブリと第2のサブア
    ッセンブリとの間にレーザ光の光軸を屈曲させる定偏角
    プリズムが配置されている請求項2記載の配管組立治
    具。
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