JPH10341158A - A/d変換装置 - Google Patents

A/d変換装置

Info

Publication number
JPH10341158A
JPH10341158A JP15240397A JP15240397A JPH10341158A JP H10341158 A JPH10341158 A JP H10341158A JP 15240397 A JP15240397 A JP 15240397A JP 15240397 A JP15240397 A JP 15240397A JP H10341158 A JPH10341158 A JP H10341158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference voltage
offset
analog input
analog
gain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15240397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Hoshikawa
星川  賢
Shigeaki Takase
茂明 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP15240397A priority Critical patent/JPH10341158A/ja
Publication of JPH10341158A publication Critical patent/JPH10341158A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ入力回路の温度変化や経年変化等に
よるA/D変換精度の低下を防止すること。 【解決手段】 オフセット用基準電圧部20からのオフ
セット用基準電圧と、ゲイン用基準電圧部22からのゲ
イン用基準電圧とを制御切換部24がアナログマルチプ
レクサ12を制御して周期的に切り換え、アナログ入力
回路部14を介してA/DコンバータでA/D変換さ
れ、マイコン部18上に取り込まれ、オフセット値、ゲ
イン値として保持される。アナログ入力も同様の経路を
経てマイコン部18上に取り込まれる。マイコン部18
では保持されたオフセット値とゲイン値とに基づいてソ
フト上にて変換される。このため、温度変化等によるA
/D変換誤差が補正され、A/D変換精度を向上させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、A/D変換装置に
係り、さらに詳しくは、複数のアナログ入力をアナログ
マルチプレクサとA/D変換部とを用いてデジタル値に
変換するA/D変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば信号入力回路とリレー
出力回路とを多数用意し、この間の制御方法をプログラ
ムにより決定するプログラマブルコントローラ(Progra
mmableController :以下、PCと称する)等を用いる
場合には、デジタル処理を行うため、アナログ入力が取
り込まれる際には、アナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D(アナログ/デジタル)変換装置が必要であ
った。
【0003】例えば、図6には、従来のPCのA/D変
換装置50のシステム構成を示すブロック図が示されて
おり、このA/D変換装置50では、オフセット調整用
スイッチ58やゲイン調整用スイッチ60を用いてオフ
セット調整やゲイン調整が行われていた。
【0004】図6におけるA/D変換装置50は、複数
のアナログ入力が切り換え可能なアナログマルチプレク
サ51、アナログマルチプレクサ51に入力される複数
のnチャンネル(CH1〜CHn)から成るアナログ入
力端子52、各チャンネルのアナログ入力端子52に対
してオフセット電圧又はゲイン電圧を入力するオフセッ
ト/ゲイン電圧入力端子53、アナログ入力信号を適宜
処理するアナログ入力回路部54、アナログ入力回路部
54からのアナログ出力をA/D変換してデジタル信号
に変換するA/Dコンバータ56、オフセット調整用ス
イッチ58又はゲイン調整用スイッチ60のON/OF
Fによりソフト的にその変換値を保持し、その値を基準
としてアナログ入力値をデジタル値に変換するマイクロ
・コンピュータ部(以下、マイコン部と略称する)6
2、アナログマルチプレクサ51のアナログ入力の切り
換え制御を行う制御切換部64などで構成されている。
【0005】そして、このA/D変換装置50によりA
/D変換されたデジタルデータは、データ送受信部66
を介してPC・CPU装置68側に送られてデジタル処
理がなされていた。
【0006】この従来のA/D変換装置50は、システ
ム立ち上げ時にオフセット/ゲイン電圧入力端子53か
ら入力される任意のオフセット電圧やゲイン電圧を制御
切換部64でアナログマルチプレクサを51を切り換え
ながら各チャンネルへ入力して、オフセット調整用スイ
ッチ58又はゲイン調整用スイッチ60をON/OFF
することにより、マイコン部62内でソフト的に変換値
が保持され、その保持された変換値に基づいてアナログ
入力値をデジタル値に変換していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のA/D変換装置は構成されているが、以下に述べるよ
うな課題を有している。
【0008】すなわち、1度設定されたオフセット/ゲ
イン電圧入力端子53から入力されるオフセット電圧や
ゲイン電圧は、温度変化や経年変化に関わらず常に一定
の値に保持されているため、A/D変換装置50の温度
特性等を良くするためには、特にアナログ入力回路部5
4に温度特性の良好な高価な部品を多数使用する必要が
あり、部品コストがアップするという不都合があった。
【0009】また、アナログ入力回路部54のアナログ
入力範囲を可変として、増幅率が変えられるようにした
場合は、その増幅率を変化させる度にオフセット調整や
ゲイン調整を行わなければならず、面倒であった。
【0010】さらに、上記従来例では、A/D変換装置
の故障検出機能を具備していなかったため、A/D変換
装置が故障か否かを調べる場合、疑わしい入力チャンネ
ルに対して定電圧源を一々接続し直して、適切なA/D
変換値であるかどうかを確認しなければならず、手間が
かかるという不都合があった。
【0011】本発明は、かかる従来技術の有する不都合
に鑑みてなされたもので、アナログ入力回路部に温度特
性等の良好な高価な部品を使用しなくても温度変化や経
年変化に影響され難いA/D変換精度の高いA/D変換
装置を得ることを第1の目的とする。
【0012】また、アナログ入力回路部の増幅率を変化
させてもオフセット調整やゲイン調整が自動的に行われ
るA/D変換装置を得ることを第2の目的とする。
【0013】また、A/D変換が適正に行われているか
否かを容易に検出できる故障検出機能を備えたA/D変
換装置を得ることを第3の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るA/D変換装置にあっては、差動入
力を短絡してオフセット用基準電圧を発生するオフセッ
ト用基準電圧部と、アナログ入力と前記オフセット用基
準電圧の入力とを切り換えるアナログマルチプレクサ
と、前記アナログマルチプレクサから入力されるアナロ
グ入力信号を適宜処理するアナログ入力回路部と、前記
アナログ入力回路部から出力されるアナログ信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換部と、前記アナログマル
チプレクサの入力切り換え制御を行ってアナログ入力と
オフセット用基準電圧とを周期的に取り込む制御切換部
と、前記制御切換部によって周期的に取り込まれるアナ
ログ入力とオフセット用基準電圧とを前記A/D変換部
で変換したA/D変換値を一定周期ごとに更新してオフ
セット値を補正する補正部と、を備えているものであ
る。
【0015】これによれば、差動入力を短絡したオフセ
ット用基準電圧部がオフセット用基準電圧を発生させ、
アナログマルチプレクサの入力切り換え制御を制御切換
部で行ってアナログ入力とオフセット用基準電圧入力と
を切り換えてアナログ入力回路部へ出力し、そのアナロ
グ入力回路部から出力されるアナログ信号をA/D変換
部でデジタル信号に変換する。そして、補正部は、制御
切換部によりアナログ入力とオフセット用基準電圧とを
A/D変換部に周期的に取り込んでA/D変換したA/
D変換値に基づいて、オフセット値を一定周期ごとに更
新して補正するようにする。このため、差動入力を短絡
した安価なオフセット用基準電圧を用いて、シーケンス
プログラムを用いることなく温度変化等によるオフセッ
ト誤差を自動的に調整することが可能であるので、温度
変化や経年変化に影響され難い高いA/D変換精度を得
ることができる。
【0016】つぎの発明に係るA/D変換装置にあって
は、前記アナログマルチプレクサに入力されるアナログ
入力が複数チャンネルあって、各チャンネルごとにオフ
セット用基準電圧とアナログ入力との切り換えを行う切
換部を備え、前記制御切換部で前記切換部の切り換え制
御を行ってオフセット値の補正を自動的に行うものであ
る。
【0017】これによれば、アナログマルチプレクサに
複数チャンネルのアナログ入力があり、切換部により各
チャンネルごとにオフセット用基準電圧とアナログ入力
との切り換え制御を行って、オフセット値を自動的に補
正するようにする。このため、実際に使用するアナログ
入力へ直接オフセット用基準電圧が加わることから、入
力経路の違いによる誤差を無くすことができる。
【0018】つぎの発明に係るA/D変換装置にあって
は、ゲイン用基準電圧を発生するゲイン用基準電圧部を
さらに備え、前記アナログマルチプレクサは、アナログ
入力と前記オフセット用基準電圧入力と前記ゲイン用基
準電圧入力とを切り換え、前記制御切換部は、前記アナ
ログマルチプレクサの入力切り換え制御を行ってアナロ
グ入力とオフセット用基準電圧とゲイン用基準電圧とを
周期的に取り込み、前記補正部は、前記制御切換部によ
って周期的に取り込まれるアナログ入力とオフセット用
基準電圧とゲイン用基準電圧とを前記A/D変換部で変
換したA/D変換値を一定周期ごとに更新してオフセッ
ト値とゲイン値を補正するようにしたものである。
【0019】これによれば、さらにゲイン用基準電圧を
発生するゲイン用基準電圧部を備え、アナログマルチプ
レクサに入力されるアナログ入力とオフセット用基準電
圧とゲイン用基準電圧とを制御切換部により周期的に切
り換えて、A/D変換部で変換したA/D変換値に基づ
いて一定周期ごとにオフセット値とゲイン値とが更新さ
れて補正される。このため、アナログ入力回路部に温度
特性等の良好な高価な部品を使用しなくても、温度変化
がA/D変換精度に影響しなくなる。また、オフセット
値とゲイン値とが一定周期ごとに自動更新されるため、
経年変化を防止することができる。さらに、内蔵のオフ
セット用基準電圧部とゲイン用基準電圧部とを用いるこ
とから、装置立ち上げ時のオフセット調整やゲイン調整
が不要となる。
【0020】つぎの発明に係るA/D変換装置にあって
は、前記アナログ入力回路部は、アナログ入力範囲を切
り換え可能として増幅率を可変とし、前記補正部は、前
記アナログ入力回路部で切り換えたアナログ入力範囲に
応じてオフセット値とゲイン値とを補正するものであ
る。
【0021】これによれば、アナログ入力回路部のアナ
ログ入力範囲を切り換えて増幅率を変えた場合は、切り
換えたアナログ入力範囲に応じて補正部によりオフセッ
ト値とゲイン値とが補正される。このように、アナログ
入力回路部のアナログ入力範囲を切り換えて増幅率を変
えた場合であっても、ソフト上で自動的にオフセット調
整とゲイン調整することが可能となる。
【0022】つぎの発明に係るA/D変換装置にあって
は、前記ゲイン用基準電圧のA/D変換値と前記アナロ
グ入力のA/D変換値との比較結果に基づいて装置の故
障検出を行う故障検出部を、さらに備えている。
【0023】これによれば、A/D変換が正しく行われ
ているか否かの故障検出は、故障検出部によりゲイン用
基準電圧のA/D変換値とアナログ入力のA/D変換値
とを比較することにより行っているため、容易かつ正確
に検出することができる。
【0024】つぎの発明に係るA/D変換装置にあって
は、前記故障検出部で前記ゲイン用基準電圧のA/D変
換値と前記アナログ入力のA/D変換値との比較結果が
所定の精度範囲を超えた場合に、装置が故障しているこ
とを通知する通知手段を、さらに備えている。
【0025】これによれば、故障検出部によりゲイン用
基準電圧のA/D変換値とアナログ入力のA/D変換値
との比較した結果が所定の精度範囲を越えているか否か
により故障の有無を検出し、故障が有る場合は通知手段
でオペレータ等に対して装置の故障を知らせる。このた
め、故障か否かを容易に判別することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るA/D変換
装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】(実施の形態1)図1には、実施の形態1
に係るA/D変換装置10の構成を示すブロック図が示
され、図2には、実施の形態1に係るオフセット値、ゲ
イン値の変換を説明する線図が示され、図3には、温度
変化によるオフセット誤差の補正を説明する線図が示さ
れている。この実施の形態1に係るA/D変換装置10
は、複数のアナログ入力を取り込み、これをA/D変換
したデジタル値をPC・CPU装置28側へ与えて処理
させるA/D変換装置として実施したものである。
【0028】このA/D変換装置10は、複数のアナロ
グ入力及び基準電圧入力の切り換えを行うアナログマル
チプレクサ12、アナログマルチプレクサ12に入力さ
れる複数のチャンネル(CH1〜CHn)からなるアナ
ログ入力端子13、アナログマルチプレクサ12で切り
換えられたアナログ入力信号を適宜処理するアナログ入
力回路部14、アナログ入力回路部14から出力される
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と
してのA/Dコンバータ16、A/Dコンバータ16で
A/D変換されたデジタル信号に基づいてオフセット調
整やゲイン調整を周期的に実行して、オフセット値やゲ
イン値を補正する補正部、あるいはゲイン用基準電圧の
A/D変換値とアナログ入力のA/D変換値との比較結
果に基づいてA/D変換装置の故障検出を行う故障検出
部としてのマイクロ・コンピュータ部(以下、マイコン
部という)18を備えている。
【0029】さらに、マイコン部18において後述する
ゲイン用基準電圧部22から入力されるゲイン用基準電
圧と前記アナログ入力端子13から入力されるアナログ
入力のそれぞれのA/D変換値を比較し、その比較結果
が所定の精度範囲を越えた場合にアラーム信号等を発し
て警告する通知手段としてのアラーム19、差動入力を
短絡してオフセット用基準電圧(0V)を発生するオフ
セット用基準電圧部20、ゲイン調整用基準電圧を発生
するゲイン用基準電圧部22を備えている。このゲイン
用基準電圧部22には、ここでは、温度特性が良好で、
精度の良いものが用いられている。
【0030】また、A/D変換装置10は、前記アナロ
グマルチプレクサ12の入力切り換えをマイコン部18
のソフト上で制御して行い、一定周期ごとにアナログ入
力とゲイン用基準電圧とオフセット用基準電圧とを取り
込む制御切換部24を備えている。この制御切換部24
でアナログ入力とゲイン用基準電圧とオフセット用電圧
とを取り込む間隔は、途中で温度変化があってもその温
度変化に追従してオフセット値とゲイン値とを補正する
ことにより、温度変化に影響されることなく高いA/D
変換精度を確保するために必要十分な間隔とすることが
望ましい。
【0031】つぎに、図1ないし図3を用いてソフト上
でオフセット値、ゲイン値を変換する動作について説明
する。
【0032】図1のアナログマルチプレクサ12にオフ
セット用基準電圧部20から入力されるオフセット用基
準電圧と、ゲイン用基準電圧部22から入力されるゲイ
ン用基準電圧は、それぞれアナログ入力回路部14を経
由して、A/Dコンバータ16でA/D変換される。図
2は、A/Dコンバータ16に入力される入力電圧
(V)としてのオフセット用基準電圧とゲイン用基準電
圧に基づいて、オフセット値aとゲイン値bに変換さ
れ、マイコン部18上に取り込まれて、オフセット値あ
るいはゲイン値として保持される。
【0033】また、アナログ入力端子13から入力され
るアナログ入力は、同様の経路を経てA/D変換され、
マイコン部18上に取り込まれ、上述したオフセット値
とゲイン値とに基づいてソフト上で変換される。
【0034】このA/Dコンバータ16で変換されるオ
フセット値aおよびゲイン値bは、温度変化等によって
変化する。このため、マイコン部18においては、図2
に示されるように、例えば一定時間ごとにソフト上にて
オフセット値aを0に、ゲイン値bを1000に変換す
るようにし、オフセット値aおよびゲイン値bの変動と
は関係なく常にオフセット用基準電圧が0に、ゲイン用
基準電圧が1000に変換される。そして、アナログ入
力は、このオフセット値aおよびゲイン値bに基づいて
計算して変換するようにする。
【0035】例えば、オフセット用基準電圧部20は、
差動入力を短絡することにより差動入力電圧(オフセッ
ト用基準電圧)が0Vとなる。この差動入力には、アナ
ログ入力チャンネルとほぼ同一の差動入力アナログマル
チプレクサICを用いているため、アナログ入力と同一
の経路を通っていると考えられ、アナログ入力のA/D
変換値と同様に0V入力のA/Dコンバータ16の変換
値も温度変化の影響を受ける。
【0036】そこで、オフセット用基準電圧である0V
入力のA/Dコンバータ16の変換値をaとし、工場出
荷設定時のソフト上でのゲインをGとし(但し、Gは一
定とする)、アナログ入力電圧のA/Dコンバータ16
の変換値をXとすると、次式(1)により測定値Yを算
出することができる。
【0037】 測定値Y(デジタル値)=G・(X−a) ・・・(1)
【0038】この(1)式を用いて、A/Dコンバータ
16の変換値aを定期的に更新することにより、温度変
化によるオフセット誤差を補正することができる。すな
わち、オフセット用基準電圧である0Vが入力されてい
るときは、測定値は常にデジタル値0とする。
【0039】これを温度変化によるA/Dコンバータの
変換値とソフト上での変換値との関係を示した図3で見
ると、オフセット値の0V入力の温度変化がないときの
線図G1のA/Dコンバータ変換値をaとし、温度変化
の影響を受けたときの線図G2のA/Dコンバータの変
換値をa’とし、アナログ入力の温度変化がないときの
線図G1のA/Dコンバータ16の変換値をXとし、温
度変化の影響を受けたときの線図G2のA/Dコンバー
タの変換値をX’とする。
【0040】ここで、上述したようにソフト上でのゲイ
ンGは、温度変化の影響を受けない(図3の線図の傾き
が変化しない)ものとして、aをa’に補正することに
より、XをX’に補正することができるため、測定値Y
を変化させないようにすることができる。このように、
実施の形態1では、温度変化によるオフセット誤差をソ
フト上で処理することにより温度変化の影響を受けない
ように補正することができる。なお、このA/D変換装
置10により変換されたデータは、データ送受信部26
を経てPC・CPU装置28側へ送られる。
【0041】なお、この実施の形態1では、アナログ入
力回路部14での入力レンジを固定にした場合について
説明したが、アナログ入力範囲を切り換え式として、ア
ナログ入力回路部14での増幅率を可変とするようにし
てもよい。このように、アナログ入力回路部14での増
幅率を可変としても実施の形態1では、上述したように
ソフト上でオフセット調整とゲイン調整を行うことがで
きるので、アナログ入力範囲の切り換えに応じて自動的
にオフセット調整と、ゲイン調整を行うことができる。
【0042】また、ゲイン用基準電圧部22のゲイン用
基準電圧をA/Dコンバータ16でA/D変換した値
は、上述したようにソフト上の制御を行うことによって
マイコン部18に取り込むことが可能となり、アナログ
入力と同時にゲイン値を表示させることにより、A/D
変換値が正常であるかどうかを判別する故障検出機能を
持たせることができる。
【0043】さらに、この故障検出機能において、マイ
コン部18では、ゲイン用基準電圧をA/D変換した値
をソフト上の制御を行うことによって取り込み、温度変
化、経年変化を含めて、所定の精度範囲を越えたか否か
をソフト上で判断し、越えている場合はアラーム信号を
アラーム19に送出して警告することにより、オペレー
タにA/D変換装置10が故障していることを知らせる
ことができる。
【0044】以上述べたように、この実施の形態1によ
れば、温度特性等の良好な高価な部品をアナログ入力回
路部に使用しなくても、温度変化、経年変化等によるA
/D変換精度の低下を防止することができる。
【0045】また、従来のように、装置立ち上げ時にお
けるオフセット調整やゲイン調整の手間を省くことが可
能であるとともに、アナログ入力回路部のアナログ入力
範囲を切り換えて増幅率を変えたとしても、ソフト上で
自動的にオフセット調整とゲイン調整を行うことができ
るため、常に適正なA/D変換精度を保つことができ
る。
【0046】さらに、ゲイン用基準電圧のA/D変換値
とアナログ入力のA/D変換値とを補正部で比較するこ
とにより、A/D変換が正しく行われているか否かの故
障検出を容易かつ正確に検出することができるととも
に、通知手段を用いれば故障の発生を確実にオペレータ
に通知することができる。
【0047】(実施の形態2)つぎに、この発明の実施
の形態2を図4に基づいて説明する。ここで、前述した
実施の形態1と同一若しくは同等の構成部分については
同一符号を付すとともにその説明を簡略化し若しくは省
略するものとする。
【0048】図4には、実施の形態2に係るA/D変換
装置30の構成を示すブロック図が示されている。この
実施の形態2のA/D変換装置30もアナログ入力を取
り込んでA/D変換したデジタル値をPC・CPU装置
28側へ与えるためのものである。
【0049】この実施の形態2に係るA/D変換装置3
0の特徴的な構成は、実施の形態1と比較してアナログ
マルチプレクサ12に入力される基準電圧が差動入力を
短絡することでオフセット用基準電圧を発生するオフセ
ット用基準電圧部20だけで、ゲイン用基準電圧部22
が設けられていない点である。このため、図4に示され
る実施の形態2の制御切換部24は、アナログマルチプ
レクサ12の入力切り換えをマイコン部18のソフト上
で制御して行い、一定周期ごとにアナログ入力とオフセ
ット用基準電圧とを取り込むものである。
【0050】つぎに、実施の形態2の動作について説明
する。この実施の形態2における基本的な動作について
は、上述した実施の形態1とほぼ同じであるが、実施の
形態2の場合はオフセット用基準電圧がオフセット用基
準電圧部20からアナログマルチプレクサ12に入力さ
れ、アナログ入力回路部14を経由して、A/Dコンバ
ータ16にてA/D変換され、マイコン部18内に取り
込まれてオフセット値として保持される。また、アナロ
グ入力端子13から入力されるアナログ入力についても
同様の経路を経てA/D変換処理され、マイコン部18
上に取り込まれる。
【0051】上述したオフセット値とアナログ入力の変
換値は、制御切換部24により一定周期ごとにアナログ
マルチプレクサ12を切り換え制御することによりマイ
コン部18に取り込まれる。そして、マイコン部18内
では、ソフト上にてアナログ入力からオフセット値を減
算して補正処理することにより、アナログ信号を温度変
化などに影響されることのないデジタル信号に精度良く
変換処理することができる。このように、オフセット用
基準電圧を用いてソフト上でアナログ入力をA/D変換
処理したデジタルデータは、データ送受信部26を経て
PC・CPU装置28側へ送られる。
【0052】以上説明したように、実施の形態2では、
基準電圧としてオフセット用基準電圧を用いてアナログ
入力をソフト上で補正処理することにより、温度変化に
影響に影響されないA/D変換処理を精度良く行うこと
ができる。また、この実施の形態2の場合も実施の形態
1と同様に、オフセット誤差を周期的に自動調整するた
め、温度変化や経年変化に影響され難い高いA/D変換
精度を得ることができる。さらに、実施の形態2では、
温度特性の良好な高価で高精度なゲイン用基準電圧を用
いる必要がないため、安価に構成することができる。
【0053】なお、実施の形態2の場合も実施の形態1
と同様に、オフセット用基準電圧の取り込みは、温度変
化の状況等を顧慮して必要十分な間隔ごとに取り込むこ
とが望ましい。
【0054】(実施の形態3)つぎに、この発明の実施
の形態3を図5に基づいて説明する。ここで、前述した
実施の形態1と同一若しくは同等の構成部分については
同一符号を付すとともにその説明を簡略化し若しくは省
略するものとする。
【0055】図5には、実施の形態3に係るA/D変換
装置40の構成を示すブロック図が示されている。この
実施の形態3のA/D変換装置40もアナログ入力を取
り込んでA/D変換したデジタル値をPC・CPU装置
28側へ与えるためのものである。
【0056】この実施の形態3に係るA/D変換装置4
0の特徴的な構成は、実施の形態1と比較して、差動入
力を短絡することによりオフセット用基準電圧を発生さ
せるとともに、各チャンネルごとのアナログ入力との切
り換える切換部としてのアナログスイッチ42が設けら
れている。制御切換部24は、アナログスイッチ42を
切り換え制御することにより周期的にオフセット用基準
電圧を取り込んで、マイコン部18においてオフセット
値を周期的に補正し直すようにしている。
【0057】すなわち、実施の形態2との違いは、実際
に使用する各チャンネルのアナログ入力に対してアナロ
グスイッチ42を用いることによって、オフセット用基
準電圧を入力している点である。
【0058】つぎに、実施の形態3の動作について説明
する。この実施の形態3における基本的な動作について
は、上述した実施の形態1とほぼ同じであるが、実施の
形態3の場合は、アナログスイッチ42によりオフセッ
ト用基準電圧とアナログ入力とが各チャンネルごとに一
定周期ごとに切り換えられて取り込まれ、A/Dコンバ
ータ16でA/D変換されてマイコン部18に取り込ま
れる。
【0059】そして、マイコン部18では、温度変化等
を顧慮して必要十分な間隔ごとに切換制御部24で切り
換え制御が行われるようにソフト上で制御され、オフセ
ット値を一定期間ごとにソフト上で補正するとともに、
この補正されたオフセット値に基づいてアナログ入力が
A/D変換される。すなわち、オフセット用基準電圧の
入力は、アナログ入力回路部14を経由して、A/Dコ
ンバータ16にてA/D変換され、マイコン部18上に
取り込まれ、オフセット値として保持される。
【0060】また、アナログ入力も全く同様の経路を経
ることによってA/D変換され、マイコン部18上に取
り込まれる。そして、マイコン18では、ソフト上にて
アナログ入力からオフセット値が加減算されてA/D変
換される。この変換されたデジタルデータは、データ送
受信部16を経てPC・CPU装置28側へ送られる。
【0061】以上説明したように、実施の形態3では、
アナログスイッチ42により各チャンネルごとにオフセ
ット用基準電圧とアナログ入力とが切り換え制御され、
オフセット値が自動補正される際に、実際に使用するア
ナログ入力へ直接オフセット用基準電圧を加えることが
可能となり、入力経路の違いによる誤差を無くすことが
できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るA
/D変換装置によれば、差動入力を短絡した安価なオフ
セット用基準電圧を用いて、シーケンスプログラムを用
いることなく温度変化等によるオフセット誤差を自動的
に調整することが可能であるので、温度変化や経年変化
に影響され難い高いA/D変換精度を得ることができ
る。
【0063】つぎの発明に係るA/D変換装置によれ
ば、切換部により各チャンネルごとにオフセット用基準
電圧とアナログ入力とを切り換え制御してオフセット値
を自動補正する際に、実際に使用するアナログ入力へ直
接オフセット用基準電圧を加えることができるので、入
力経路の違いによる誤差を無くすことができる。
【0064】つぎの発明に係るA/D変換装置によれ
ば、温度特性等の良好な高価な部品をアナログ入力回路
部に使用しなくても、温度変化、経年変化等によるA/
D変換精度の低下をなくし、装置立ち上げ時おけるオフ
セット調整やゲイン調整の手間を省くことができる。
【0065】つぎの発明に係るA/D変換装置によれ
ば、アナログ入力回路部のアナログ入力範囲を切り換え
て増幅率を変えても、ソフト上で自動的にオフセット調
整とゲイン調整を行うことができる。
【0066】つぎの発明に係るA/D変換装置によれ
ば、ゲイン用基準電圧のA/D変換値とアナログ入力の
A/D変換値とを補正部で比較することにより、A/D
変換が正しく行われているか否かの故障検出を容易かつ
正確に検出することができる。
【0067】つぎの発明に係るA/D変換装置によれ
ば、補正部により故障を検出すると通知手段により故障
の発生が通知されるので、故障か否かを容易に判別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るA/D変換装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1に係るオフセット値、ゲイン値
の変換を説明する線図である。
【図3】 温度変化によるオフセット誤差の補正を説明
する線図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るA/D変換装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係るA/D変換装
置の構成を示すブロック図である。
【図6】 従来におけるA/D変換装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 A/D変換装置、12 アナログマルチプレク
サ、14 アナログ入力回路部、16 A/Dコンバー
タ、18 マイクロ・コンピュータ部(マイコン部)、
19 アラーム、20 オフセット用基準電圧部、22
ゲイン用基準電圧部、24 制御切換部、42 アナ
ログスイッチ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動入力を短絡してオフセット用基準電
    圧を発生するオフセット用基準電圧部と、 アナログ入力と前記オフセット用基準電圧の入力とを切
    り換えるアナログマルチプレクサと、 前記アナログマルチプレクサから入力されるアナログ入
    力信号を適宜処理するアナログ入力回路部と、 前記アナログ入力回路部から出力されるアナログ信号を
    デジタル信号に変換するA/D変換部と、 前記アナログマルチプレクサの入力切り換え制御を行っ
    てアナログ入力とオフセット用基準電圧とを周期的に取
    り込む制御切換部と、 前記制御切換部によって周期的に取り込まれるアナログ
    入力とオフセット用基準電圧とを前記A/D変換部で変
    換したA/D変換値を一定周期ごとに更新してオフセッ
    ト値を補正する補正部と、 を備えていることを特徴とするA/D変換装置。
  2. 【請求項2】 前記アナログマルチプレクサに入力され
    るアナログ入力が複数チャンネルあって、各チャンネル
    ごとにオフセット用基準電圧とアナログ入力との切り換
    えを行う切換部を備え、 前記制御切換部で前記切換部の切り換え制御を行ってオ
    フセット値の補正を自動的に行うことを特徴とする請求
    項1に記載のA/D変換装置。
  3. 【請求項3】 ゲイン用基準電圧を発生するゲイン用基
    準電圧部をさらに備え、 前記アナログマルチプレクサは、アナログ入力と前記オ
    フセット用基準電圧入力と前記ゲイン用基準電圧入力と
    を切り換え、 前記制御切換部は、前記アナログマルチプレクサの入力
    切り換え制御を行ってアナログ入力とオフセット用基準
    電圧とゲイン用基準電圧とを周期的に取り込み、 前記補正部は、前記制御切換部によって周期的に取り込
    まれるアナログ入力とオフセット用基準電圧とゲイン用
    基準電圧とを前記A/D変換部で変換したA/D変換値
    を一定周期ごとに更新してオフセット値とゲイン値を補
    正することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換装
    置。
  4. 【請求項4】 前記アナログ入力回路部は、アナログ入
    力範囲を切り換え可能として増幅率を可変とし、 前記補正部は、前記アナログ入力回路部で切り換えたア
    ナログ入力範囲に応じてオフセット値とゲイン値とを補
    正するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のA
    /D変換装置。
  5. 【請求項5】 前記ゲイン用基準電圧のA/D変換値と
    前記アナログ入力のA/D変換値との比較結果に基づい
    て装置の故障検出を行う故障検出部を、さらに備えたこ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載のA/D変換装
    置。
  6. 【請求項6】 前記故障検出部で前記ゲイン用基準電圧
    のA/D変換値と前記アナログ入力のA/D変換値との
    比較結果が所定の精度範囲を超えた場合に、装置が故障
    していることを通知する通知手段を、さらに備えたこと
    を特徴とする請求項5に記載のA/D変換装置。
JP15240397A 1997-06-10 1997-06-10 A/d変換装置 Withdrawn JPH10341158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15240397A JPH10341158A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 A/d変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15240397A JPH10341158A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 A/d変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10341158A true JPH10341158A (ja) 1998-12-22

Family

ID=15539758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15240397A Withdrawn JPH10341158A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 A/d変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10341158A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7151349B1 (en) 2004-04-08 2006-12-19 Analog Devices, Inc. Fan speed control
JP2008256629A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Hioki Ee Corp 測定装置
JP2008294751A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Sumitomo Electric Ind Ltd A/d変換回路
US7483270B2 (en) 1999-12-23 2009-01-27 Semiconductor Components Industries, L.L.C. Fan speed control system
JP2012049782A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Toppan Printing Co Ltd 逐次比較型ad変換機
JP2012132916A (ja) * 2010-12-23 2012-07-12 General Electric Co <Ge> 高温電子監視システム用ハブユニット
JP2017208667A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 ローム株式会社 A/d変換回路
JP2019193067A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 株式会社デンソー 半導体装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7483270B2 (en) 1999-12-23 2009-01-27 Semiconductor Components Industries, L.L.C. Fan speed control system
US7151349B1 (en) 2004-04-08 2006-12-19 Analog Devices, Inc. Fan speed control
JP2008256629A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Hioki Ee Corp 測定装置
JP2008294751A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Sumitomo Electric Ind Ltd A/d変換回路
JP4613929B2 (ja) * 2007-05-24 2011-01-19 住友電気工業株式会社 A/d変換回路
JP2012049782A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Toppan Printing Co Ltd 逐次比較型ad変換機
JP2012132916A (ja) * 2010-12-23 2012-07-12 General Electric Co <Ge> 高温電子監視システム用ハブユニット
JP2017208667A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 ローム株式会社 A/d変換回路
JP2019193067A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 株式会社デンソー 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150069936A (ko) 차동 증폭기의 오프셋 보정장치 및 방법
JPH10341158A (ja) A/d変換装置
WO1999004226A1 (fr) Capteur dote d&#39;une fonction de reglage
US7406145B2 (en) Jitter detection circuit
JPH03268610A (ja) アナログ・デジタル変換装置
JP6986858B2 (ja) 内視鏡システム
JP4127084B2 (ja) センサ装置
JP6838589B2 (ja) 回路異常検出装置
JPH08278110A (ja) 光学式センサ
JPH1117629A (ja) 受信機の故障検出回路
JP3965773B2 (ja) A/d変換装置
JP2007240286A (ja) 計測方法および計測装置
JPH075993A (ja) アナログ信号入力装置
JP4096717B2 (ja) 電源装置及びそれに用いるdc/dcコンバータ制御方法
WO2024047736A1 (ja) 温度測定装置および異常検知方法
JPH01229596A (ja) ディジタル制御装置
JP2001035335A (ja) リレー故障検出装置
KR20000056025A (ko) 피엘씨 시스템의 아날로그 입력 회로 및 그의 제어 방법
JPH0234576Y2 (ja)
JP2002181858A (ja) 受信レベルモニタ回路
JPH04220895A (ja) データ伝送システムにおける端末調整装置
JP2002350476A (ja) 電圧検出回路
JPS6331468A (ja) 複数の素子の負荷分担状態監視装置
JPH0868696A (ja) 温度測定装置
KR100486023B1 (ko) 인버터 시스템의 피드백 기판(pcb)의 자기진단 구현을 위한 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20041004

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761