JPH10341074A - 粘性材の塗布方法 - Google Patents

粘性材の塗布方法

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JPH10341074A
JPH10341074A JP15117597A JP15117597A JPH10341074A JP H10341074 A JPH10341074 A JP H10341074A JP 15117597 A JP15117597 A JP 15117597A JP 15117597 A JP15117597 A JP 15117597A JP H10341074 A JPH10341074 A JP H10341074A
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coating
circuit board
wear
stopper
nozzle
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JP15117597A
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English (en)
Inventor
Naoichi Chikahisa
直一 近久
Hiroyuki Miyake
裕之 宮宅
Masaru Sasaki
賢 佐々木
Akira Iizuka
章 飯塚
Eiichiro Terayama
栄一郎 寺山
Yuzuru Inaba
譲 稲葉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板を大量かつ自動的に塗布生産してい
ても、ストッパ下端の磨耗に起因する塗布不良の発生を
未然に防ぐことができる粘性材の塗布方法を提供する。 【解決手段】 塗布ノズル2を回路基板1に相対的に下
降させ、塗布ノズル下端2aより所定の高さGだけ下方
に位置したストッパ下端3aを回路基板1に当接させ
て、塗布ノズル下端2aと回路基板1間にギャップGを
形成し、塗布ノズル下端2aから粘性材を所定量吐出さ
せて、回路基板1の所定位置に粘性材9を所定直径Dを
持った点状に塗布し、塗布終了後の回路基板1を排出す
る粘性材の塗布方法において、塗布生産を継続しなが
ら、適宜前記ストッパ下端3aの磨耗量Pを磨耗量検出
手段6で検出し、磨耗量検出手段6で検出された磨耗量
Pが予め設定された限界値Aより大きいならば警報を発
して塗布生産を中断させ、前記ストッパ3が交換された
後に塗布生産を再開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板に半田ペ
ースト等の粘性材を塗布する粘性材の塗布方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】回路基板の所定位置に点状に塗布される
半田ペーストは、その中心位置は勿論その直径が重要で
あるので、所望の直径になるように管理されるものであ
る。
【0003】従来の塗布装置は、図8に示すように、回
路基板1に半田ペースト9を塗布する塗布ノズル2を備
えたノズルアセンブリ4と、回路基板1の所定位置を塗
布ノズル2下に水平なXY方向移動可能に位置決めする
XYテーブル5と、ノズルアセンブリ4を上下駆動する
図示しないノズル駆動手段と、XYテーブル5上に配さ
れ適宜塗布ノズル2下に位置決めされ半田ペースト12
が塗布される試打ち部11と、一枚の回路基板1の塗布
終了毎に試打ち部11に塗布された半田ペースト12の
直径dを測定するカメラ13と、カメラ13で測定され
た直径dに基づいて塗布ノズル2の半田ペースト吐出量
を増減する図示しない吐出量制御手段と、塗布前の回路
基板1をXYテーブル5上に搬入し塗布終了後の回路基
板1を排出する図示しない基板供給手段とを備えてい
る。
【0004】ノズルアセンブリ4は、図3に拡大して示
すように、下端2aから半田ペーストを吐出する塗布ノ
ズル2と、塗布ノズル2に近接して配設されたストッパ
3とを備えている。ストッパ3は、その下端3aが塗布
ノズル下端2aより所定の高さ(ギャップ)Gだけ下方
に位置しており、塗布時に回路基板1に当接して、塗布
ノズル下端2aと回路基板1間に所定のギャップGを設
けるように構成されている。また、塗布ノズル2には、
塗布ノズル2内部を加圧して内部に収容している半田ペ
ーストを吐出させる図示しない加圧手段が接続されてお
り、前記吐出量制御手段によって吐出時間が制御され
る。
【0005】次に、上記構成による粘性材の塗布方法を
図7のステップS51〜S57に基づいて説明する。
【0006】先ず、S51でで吐出量を調整するが、詳
細は図5のステップS31〜S40の後記手順にて行
う。S52で、一枚の回路基板1をXYテーブル5上に
搬入する。S53で塗布を行うが、詳細は図4のステッ
プS21〜S26の下記手順で行う。図4において、S
21で回路基板1の所定の塗布点を塗布ノズル2の真下
に位置決めし、S22でノズルアセンブリ4をストッパ
下端3aと回路基板1間の距離に僅かなオーバーストロ
ーク分を加えて下降させると、ストッパ下端3aが回路
基板1に当接して、塗布ノズル下端2aが所定のギャッ
プGを隔てて回路基板1に対向する。次いで、S23で
塗布ノズル下端2aから半田ペーストを所定時間だけ吐
出させると、塗布ノズル下端2aから吐出された半田ペ
ーストは、塗布ノズル下端2aと回路基板1間に主とし
て自身の表面張力によって保持され、図6(a)、
(b)に示すように、吐出量とギャップG1 、G2 とに
応じた直径D1 、D2 に拡がって回路基板1に面接触す
る。次いで、S24でノズルアセンブリ4を上昇させる
と、回路基板1に面接触していた半田ペースト9a、9
bは、回路基板1に転写され、その直径D1 、D2 がそ
れ以上重力等で自然に拡がることなく自身の表面張力に
よって回路基板1上に保持され、通常は塗布ノズル下端
2aに残留しない。前記ステップS21〜S26の手順
を必要数繰り返して、一枚の回路基板1の必要な塗布点
に半田ペースト9がある直径Dを持った点状に塗布さ
れ、S53の塗布が終了する。S54で全回路基板1の
処理が完了するまで前記ステップS52〜S55を繰り
返す。S55では、終了後の回路基板1を排出して、次
の回路基板1の処理へ移行する。このようにして多数の
回路基板1の塗布生産を自動的に行う。
【0007】さて、塗布ノズル2内部の半田ペーストの
温度変化などに伴う半田ペーストの粘度の変化により単
位吐出時間当たりの吐出量が変化すると、塗布された半
田ペースト9の直径Dが変化する。そこで、前記の塗布
開始直後(S51)の他に生産中に適宜、図5のステッ
プS31〜S40の手順にて吐出量調整を行う。図5に
おいて、先ず、S31で半田ペースト直径の適正範囲を
設定しておく。S32で試打ち部11を塗布ノズル2下
に位置決めし、S34〜S36でこの試打ち部11に半
田ペースト12を塗布し、S37で塗布試打ち部11に
塗布された半田ペースト12をカメラ13で真上から撮
像し、S38でその直径dを測定し、S39でこの測定
値dを予め設定された適正範囲と比較して良否を判定
し、必要ならS40でフィードバック制御する。すなわ
ち、測定された直径dが適正範囲上限より大きければ半
田ペーストの吐出時間を少なくし、直径dが適正範囲下
限より小さければ半田ペーストの吐出時間を多くして、
直径dが適正範囲に収まるように制御することができ、
その結果回路基板1に塗布された半田ペースト9の直径
Dを適正範囲に収めることができる。
【0008】また、ストッパ下端3aは、S53の塗布
動作の度に回路基板1に衝突して長時間の使用中に徐々
に磨耗するが、その磨耗に伴って前記ギャップGが小さ
くなると、同じ吐出量では、図6に示すように、塗布さ
れた半田ペースト9の直径Dが大きくなってくる。この
場合にも、前記の塗布方法で、前記の吐出量調整による
フィードバック制御を行うことによって、塗布された半
田ペースト9の直径Dが適正範囲に収まるように、ある
程度制御することができる。そして、塗布生産中におい
て、ストッパ下端3aの磨耗が進行していると判断され
たときには、手動で割り込みを入れて、S56で塗布生
産を中断し、S57でノズルアセンブリ4を手作業で更
新した後、塗布生産を再開してS51の吐出量調整へ移
行して、塗布生産を再開する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
粘性材の塗布方法では、ストッパ下端3aの磨耗の進行
に伴ってギャップGがどんどん小さくなっても、そのこ
とが判らない。そして、ある程度よりギャップGが小さ
くなると、塗布ノズル下端2aから吐出された半田ペー
スト9等の粘性材は、自身の表面張力によって塗布ノズ
ル下端2aよりも上方に盛り上がって回路基板1上に保
持されるので、図6(c)に示すように、ついには塗布
ノズル下端2aの周囲2bに回り込んで付着する。この
付着した半田ペーストの一部が塗布後にも塗布ノズル下
端2aやその周囲2bに残留し、乾燥してこびり付くの
で、後の塗布動作において、塗布ノズル下端2aからの
粘性材離れが悪くなり、塗布形状が変形して塗布直径が
不安定になって、塗布不良が発生するという問題があ
る。
【0010】本発明は、上記問題に鑑み、回路基板を大
量かつ自動的に塗布生産していても、ストッパ下端の磨
耗に起因する塗布不良の発生を未然に防ぐことができる
粘性材の塗布方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、テーブル上に回路基板を搬入し、回路基板
を塗布ノズルに相対的に水平方向位置決めし、塗布ノズ
ルを回路基板に相対的に下降させ、塗布ノズル下端より
所定の高さだけ下方に位置したストッパ下端を回路基板
に当接させて、塗布ノズル下端と回路基板間にギャップ
を形成し、塗布ノズル下端から粘性材を所定量吐出させ
て、塗布ノズル下端と回路基板間に粘性材を保持させた
後に、塗布ノズルをストッパと共に回路基板に相対的に
上昇させて、回路基板の所定位置に粘性材を所定直径を
持った点状に塗布し、塗布終了後の回路基板を排出する
粘性材の塗布方法において、塗布生産を継続しながら、
適宜前記ストッパ下端の磨耗量を磨耗量検出手段で検出
し、磨耗量検出手段で検出された磨耗量が予め設定され
た限界値以上になったならば警報を発して塗布生産を中
断させ、前記ストッパを交換させた後に警報を解除して
塗布生産を再開させることを特徴とする。
【0012】本発明の粘性材の塗布方法によれば、塗布
生産中に、ストッパ下端の磨耗量が適宜検出され、その
磨耗量が大きくなって限界値に達したならば、警報を出
し、塗布生産を中断するように構成されているので、塗
布生産の進行に伴いストッパ下端の磨耗が進んでも、塗
布ノズル下端と回路基板間のギャップが適正な範囲を下
回った状態で塗布生産がなされることを防ぐことができ
る。従って、回路基板を大量かつ自動的に塗布生産して
いても、ストッパ下端の磨耗に起因する塗布不良の発生
を未然に防ぐことができる。
【0013】限界値より小さい中間値を予め設定してお
き、磨耗量検出手段で検出された磨耗量が前記中間値以
上になったならば中間警報を発し、塗布生産を継続する
ようにすると、塗布生産を継続しながら塗布ノズルの交
換作業の準備を行っておき適当なタイミングで交換作業
を実施することができるので、塗布ノズルの交換のため
の設備の停止時間を最小限にすることができる。なお、
この中間警報が発せられた後に放置してそのまま塗布生
産を継続させておいても、いずれストッパ下端の磨耗量
が大きくなって限界値に達した後に、上記の警報が発せ
られて塗布生産が中断されるので、ストッパ下端の磨耗
に起因する回路基板の塗布不良の発生は起こらない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて以下に説明する。
【0015】本発明に用いられる塗布装置の一形態は、
図2、図3に示すように、回路基板1に対向して下端2
aから半田ペーストを吐出する塗布ノズル2と、塗布ノ
ズル2に近接して配され塗布ノズル下端2aより所定の
高さGだけ下方に位置して塗布時に回路基板1に当接す
る下端3aを有するストッパ3と、回路基板1の所定位
置を塗布ノズル2下に水平方向位置決めするXYテーブ
ル5と、塗布ノズル2とストッパ3とを一体的に備えた
ノズルアセンブリ4を回路基板1に接離可能に上下駆動
する図示しないノズル駆動手段と、適宜ストッパ下端3
aの磨耗量Pを検出するストッパ磨耗検出手段6と、適
宜塗布ノズルの半田ペースト吐出量を調整する塗布量調
整手段10と、塗布前の回路基板1を前記テーブル5上
に搬入し塗布終了後の回路基板1を排出する図示しない
基板供給手段とを備えている。
【0016】ノズルアセンブリ4は、半田ペースト9が
充填されたシリンジ部21と、シリンジ部21の底部に
接続され下端2aから半田ペースト9を吐出する塗布ノ
ズル2と、ストッパ3とを備えている。シリンジ部21
には、シリンジ部21内を加圧して半田ペースト9を吐
出させる図示しない加圧手段が接続されており、塗布量
調整手段10によって吐出時間が制御される。ストッパ
3は、その下端3aが塗布ノズル下端2aより所定の高
さGだけ下方に位置しており、塗布時に回路基板1に当
接して、塗布ノズル下端2aと回路基板1間に所定のギ
ャップGを設けるように構成されている。このノズルア
センブリ4は、塗布ノズル2とストッパ3とが前記ギャ
ップGが適正な値になるように予め一体的に組立てられ
てなり、必要に応じノズルアセンブリ4単位で更新でき
るように取付ピン19で塗布ヘッド20に着脱可能に取
付けられている。
【0017】ストッパ磨耗検出手段6は、XYテーブル
5上に配され適宜ストッパ下端3a下に位置決めされて
ストッパ下端3aの磨耗量Pを測定するレーザ変位計7
と、レーザ変位計7で検出された磨耗量Pと予め設定さ
れた限界値Aおよび中間値Bとに基づいて磨耗状態を判
定する判定手段8と、判定手段8の判定結果を表示する
警報表示手段18とを備えている。このストッパ磨耗検
出手段6は、ノズルアセンブリ4を取付または交換直後
のストッパ下端3aの最低部の高さを測定して初期値K
として記憶しておき、一枚の回路基板1の塗布終了毎に
ストッパ下端3aの最低部の高さLを測定して前記の初
期値Kを基に、その磨耗量PをP=L−Kとして検出し
て出力するように構成されている。
【0018】判定手段8は、磨耗量検出手段7から出力
されたストッパ下端3aの磨耗量Pが前記中間値Bに達
したならば、塗布生産を継続しながらノズルアセンブリ
4の交換が必要であるとの中間警報を発し、磨耗量Pが
前記限界値Aに達したならば、警報を発し塗布生産を中
断させるように構成されている。この限界値Aは、予め
塗布不良の発生が始まるストッパ下端3aの磨耗量に対
して適当に余裕を持った値に設定しておき、警報が発せ
られた直後にノズルアセンブリ4を交換すれば、塗布不
良の発生を未然に防ぐことができるように実験的に決め
ておく。
【0019】塗布量調整手段10は、XYテーブル5上
に配され適宜塗布ノズル2下に位置決めされて半田ペー
スト12が塗布される試打ち部11と、試打ち部11に
塗布された半田ペースト12の直径dを測定するカメラ
13と、カメラ13で測定された直径dと予め設定され
た直径適正範囲とに基づいて塗布ノズル2の半田ペース
ト吐出量を吐出時間の増減で制御する図示しない吐出量
制御手段とを備えている。この塗布量調整手段10は、
ノズルアセンブリ4を取付または交換直後と、一枚の回
路基板1の塗布終了後とに動作する。試打ち部11は、
試打ち台上14に保持される試打ちテープ15が塗布試
打ち毎に一対のリール16、17にて逐次繰り出されて
更新され、常に一定の条件下で塗布試打ちと塗布された
半田ペースト12の撮像とを行えるようになっている。
【0020】検出された最新の磨耗量Pや当初からの磨
耗量Pの推移を記録しておき、必要に応じて作業者が手
動で呼び出してチェックできるようにしてもよい。ま
た、必要に応じ、手動で塗布生産を中断するために割り
込めるようにしている(図1のステップS16)。
【0021】本発明の粘性材の塗布方法の一実施形態
を、図1〜図5に示すフローチャートに基づいて以下に
説明する。
【0022】図1のステップS1〜S17において、先
ずS1で限界値Aと中間値Bと規定枚数Nとを設定して
おく。S2でストッパ3下にレーザ変位計7を位置決め
し、S3でストッパ下端3aの高さKを測定して記録す
る。S4で、上記従来工程で説明した図5のステップ3
1〜S40による吐出量調整を行う。そしてS5でテー
ブル上に回路基板を搬入し、S6で、上記従来工程で説
明した図4のステップ21〜S26による塗布を行う。
S7でN枚の回路基板1の塗布が終了するまで、ステッ
プS5〜S7、S13を繰り返し、N枚の回路基板1の
塗布が終了する度にストッパ下端3aの磨耗を検出する
ため次のS8に移行する。S8で、レーザ変位計7をス
トッパ下端3a下に位置決めし、S9で、ストッパ下端
3aの高さLを測定してストッパ下端3aの磨耗量Pを
P=K−Lとして検出する。S10で、磨耗量Pと予め
設定された限界値Aとを大小判定し、P>AならばS1
4で警報を発して生産中断し、S17のノズルアセンブ
リ4の交換を手作業で行い、塗布生産を再開して前記S
2へ移行する。一方S10でP≦Aならばそのまま次の
S11へ移行する。次いでS11で、磨耗量Pと予め設
定された中間値Bとを大小判定し、P>Bならば生産を
継続しながらS15で中間警報を発してからS12へ移
行し、一方P≦Bならばそのまま次のS12へ移行す
る。S12で、全回路基板1の処理が完了するまで前記
ステップS5〜S15を繰り返し、S13で塗布終了後
の回路基板1を排出して、次の回路基板1の処理へ移行
して、多数の回路基板1の塗布生産を自動的に行う。
【0023】上記塗布方法の一実施形態において、上記
ストッパ磨耗検出手段6のレーザ変位計7の代わりにロ
ードセルを用いてもよい。この場合、このロードセル
は、ストッパ3下に回路基板1と同じ高さ位置に位置決
めできる当接面を有し、下降して当接したストッパ下端
3aの荷重を検出するように構成し、ノズルアセンブリ
4を取付または交換直後にノズルアセンブリ4を下降さ
せてストッパ下端3aをロードセルの当接面に当接さ
せ、そのときの荷重とノズルアセンブリ4の高さとを初
期値として記録しておき、塗布生産中適宜、ストッパ3
下にロードセルを位置決めし、前記初期荷重と同じ荷重
になるまでノズルアセンブリ4を徐々に下降させ、その
ときの高さを前記初期高さを基に磨耗量を求めることが
できる。
【0024】上記塗布方法の一実施形態のステップS6
の塗布工程において、ステップS9で検出されたストッ
パ下端3aの磨耗量Pの分だけ、ステップS22のノズ
ルアセンブリ4の下降量を増加して、ストッパ3のオー
バーストローク量が一定になるようにして塗布してもよ
い。
【0025】上記実施形態では、粘性材料として半田ペ
ーストについて述べたが、これに限定されず、回路基板
1に塗布されるものであればよく、例えば導電塗料や接
着剤でもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の粘性材の塗布方法によれば、塗
布生産中に、ストッパ下端の磨耗量が適宜検出され、そ
の磨耗量が大きくなって限界値に達したならば、警報を
出し、塗布生産を中断するように構成されているので、
塗布生産の進行に伴いストッパ下端の磨耗が進んでも、
塗布ノズル下端と回路基板間のギャップが適正な範囲を
下回った状態で塗布生産がなされることを防ぐことがで
きる。従って、回路基板を大量かつ自動的に塗布生産し
ていても、ストッパ下端の磨耗に起因する塗布不良の発
生を未然に防ぐことができる。
【0027】限界値より小さい中間値を予め設定してお
き、磨耗量検出手段で検出された磨耗量が前記中間値以
上になったならば中間警報を発し、塗布生産を継続する
ようにすると、塗布生産を継続しながら塗布ノズルの交
換作業の準備を行っておき適当なタイミングで交換作業
を実施することができるので、塗布ノズルの交換のため
の設備の停止時間を最小限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布方法の一実施形態を示すフローチ
ャート。
【図2】本発明の塗布方法に用いられる塗布装置の主要
部分を示す概略図。
【図3】塗布ノズルとストッパとを示す拡大断面図。
【図4】塗布工程を示すフローチャート。
【図5】吐出量調整工程を示すフローチャート。
【図6】ギャップと塗布直径との関係を説明する概略拡
大図で、(a)はギャップが大きめで塗布直径が小さめ
となった状態を、(b)はギャップが小さめで塗布直径
が大きめとなった状態を、(c)はギャップが小さ過ぎ
て塗布ノズル下端の周囲に半田ペーストが回り込んだ状
態を、それぞれ示す。
【図7】従来例を示すフローチャート。
【図8】従来例に用いられる塗布装置の主要部分を示す
概略図。
【符号の説明】
1 回路基板 2 塗布ノズル 2a 塗布ノズル下端 3 ストッパ 3a ストッパ下端 5 XYテーブル(テーブル) 6 磨耗量検出手段 8 判定手段 9 回路基板に塗布された半田ペースト(粘性材) A 磨耗量の限界値 B 磨耗量の中間値 D 回路基板に塗布された半田ペーストの直径 G ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 寺山 栄一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 稲葉 譲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル上に回路基板を搬入し、回路基
    板を塗布ノズルに相対的に水平方向位置決めし、塗布ノ
    ズルを回路基板に相対的に下降させ、塗布ノズル下端よ
    り所定の高さだけ下方に位置したストッパ下端を回路基
    板に当接させて、塗布ノズル下端と回路基板間にギャッ
    プを形成し、塗布ノズル下端から粘性材を所定量吐出さ
    せて、塗布ノズル下端と回路基板間に粘性材を保持させ
    た後に、塗布ノズルをストッパと共に回路基板に相対的
    に上昇させて、回路基板の所定位置に粘性材を所定直径
    を持った点状に塗布し、塗布終了後の回路基板を排出す
    る粘性材の塗布方法において、 塗布生産を継続しながら、適宜前記ストッパ下端の磨耗
    量を磨耗量検出手段で検出し、磨耗量検出手段で検出さ
    れた磨耗量が予め設定された限界値以上になったならば
    警報を発して塗布生産を中断させ、前記ストッパが交換
    された後に警報を解除して塗布生産を再開させることを
    特徴とする粘性材の塗布方法。
  2. 【請求項2】 限界値より小さい中間値を予め設定して
    おき、磨耗量検出手段で検出された磨耗量が前記中間値
    以上になったならば中間警報を発し、塗布生産を継続す
    る請求項1記載の粘性材の塗布方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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