JPH1034012A - 空気清浄器 - Google Patents
空気清浄器Info
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- JPH1034012A JPH1034012A JP19340296A JP19340296A JPH1034012A JP H1034012 A JPH1034012 A JP H1034012A JP 19340296 A JP19340296 A JP 19340296A JP 19340296 A JP19340296 A JP 19340296A JP H1034012 A JPH1034012 A JP H1034012A
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- electrodes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】空気清浄器において、集塵紙に吸着する塵埃の
偏りを防止し、集塵電極による集塵作用が平均化された
効率的な集塵が行える空気清浄器を提供することを目的
とする。 【解決手段】筒状装着体と、この装着体を囲むように且
つ上方と下方に向かって配置したイオン化電極と、前記
筒状装着体の外周表面上に略環状に配設され且つ前記イ
オン化電極から所定間隔をあけて該イオン化電極の上方
と下方に各々配置した集塵電極と、前記筒状装着体及び
集塵電極の外周面を覆う集塵紙を保持する保持部材と、
から構成した。
偏りを防止し、集塵電極による集塵作用が平均化された
効率的な集塵が行える空気清浄器を提供することを目的
とする。 【解決手段】筒状装着体と、この装着体を囲むように且
つ上方と下方に向かって配置したイオン化電極と、前記
筒状装着体の外周表面上に略環状に配設され且つ前記イ
オン化電極から所定間隔をあけて該イオン化電極の上方
と下方に各々配置した集塵電極と、前記筒状装着体及び
集塵電極の外周面を覆う集塵紙を保持する保持部材と、
から構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、コロナ放電によ
る陰イオン発生を利用して、室内空気に含まれている塵
埃を捕集することにより、室内空気を浄化する空気清浄
器に関する。
る陰イオン発生を利用して、室内空気に含まれている塵
埃を捕集することにより、室内空気を浄化する空気清浄
器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の空気清浄器としては、基台
の上面中央から上方にむけて円筒形の集塵紙装着体を立
設し、この装着体の外周面に帯状の集塵電極を複数配設
すると共に、前記基台の上面にイオン化電極を環状に配
置させる構成とし、前記筒及び集塵電極の外側表面上に
ペーパータオル等を巻き付け、イオン化電極と集塵電極
との間に高電圧を印加して放電を生じさせることにより
塵埃をペーパータオルに吸着させる構成のものがある。
の上面中央から上方にむけて円筒形の集塵紙装着体を立
設し、この装着体の外周面に帯状の集塵電極を複数配設
すると共に、前記基台の上面にイオン化電極を環状に配
置させる構成とし、前記筒及び集塵電極の外側表面上に
ペーパータオル等を巻き付け、イオン化電極と集塵電極
との間に高電圧を印加して放電を生じさせることにより
塵埃をペーパータオルに吸着させる構成のものがある。
【０００３】そして、例えば、特開平８−７１４５０号
公報では、集塵電極の面積をイオン化電極から離れるに
従って漸次広くする構成としたり、また、特開平２−１
９８６５０号公報では一方の集塵電極よりも他方の集塵
電極の電位を高くする構成とすることによって、各集塵
電極の集塵作用を平均化して、ペーパタオルに塵埃を吸
着させるものが提案されている。
公報では、集塵電極の面積をイオン化電極から離れるに
従って漸次広くする構成としたり、また、特開平２−１
９８６５０号公報では一方の集塵電極よりも他方の集塵
電極の電位を高くする構成とすることによって、各集塵
電極の集塵作用を平均化して、ペーパタオルに塵埃を吸
着させるものが提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の空気清
浄器においては、イオン化電極と各集塵電極の距離が異
なる為、イオン化電極に近い方の集塵電極による集塵作
用の方が、遠い方の集塵電極による集塵作用よりも相対
的に大きくなる不具合は十分防止することができず、よ
って、イオン化電極に近い方の集塵電極に対応している
ペーパタオルの一部分に塵埃が集中して吸着することに
なり、集塵作用が平均化された効率的な集塵が行えず、
従って、いずれの空気清浄器においても、十分な集塵効
果を得ることができなかった。
浄器においては、イオン化電極と各集塵電極の距離が異
なる為、イオン化電極に近い方の集塵電極による集塵作
用の方が、遠い方の集塵電極による集塵作用よりも相対
的に大きくなる不具合は十分防止することができず、よ
って、イオン化電極に近い方の集塵電極に対応している
ペーパタオルの一部分に塵埃が集中して吸着することに
なり、集塵作用が平均化された効率的な集塵が行えず、
従って、いずれの空気清浄器においても、十分な集塵効
果を得ることができなかった。
【０００５】この発明は、上記の問題に鑑みて行ったも
ので、簡単な構成で、ペーパ−に吸着する塵埃の偏りを
防止し、集塵電極による集塵作用が平均化された効率的
な集塵が行える空気清浄器を提供することを目的とす
る。
ので、簡単な構成で、ペーパ−に吸着する塵埃の偏りを
防止し、集塵電極による集塵作用が平均化された効率的
な集塵が行える空気清浄器を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒状装着体
と、この装着体を囲むように且つ上方と下方に向かって
配置したイオン化電極と、前記筒状装着体の外周表面上
に略環状に配設され且つ前記イオン化電極から所定間隔
をあけて該イオン化電極の上方と下方に各々配置した集
塵電極と、前記筒状装着体及び集塵電極の外周面を覆う
集塵紙を保持する保持部材と、から構成したものであ
る。
と、この装着体を囲むように且つ上方と下方に向かって
配置したイオン化電極と、前記筒状装着体の外周表面上
に略環状に配設され且つ前記イオン化電極から所定間隔
をあけて該イオン化電極の上方と下方に各々配置した集
塵電極と、前記筒状装着体及び集塵電極の外周面を覆う
集塵紙を保持する保持部材と、から構成したものであ
る。
【０００７】また、イオン化電極は帯状の金属板の上下
端面に放電針を所定間隔毎に金属板と一体に形成したも
のである。
端面に放電針を所定間隔毎に金属板と一体に形成したも
のである。
【０００８】また、イオン化電極と各々の集塵電極との
距離を略等しくしたものである。また、各々の集塵電極
の電位を略等しくしたものである。
距離を略等しくしたものである。また、各々の集塵電極
の電位を略等しくしたものである。
【０００９】また、集塵紙で覆われる部分の装着体の外
周に通風孔を設けて装着体の内外を連通させると共に、
装着体の下部を閉塞し、しかも装着体内には、集塵紙及
び前記通風孔を通過した空気を装着体の上方から外部に
排気するファンを装着したものである。
周に通風孔を設けて装着体の内外を連通させると共に、
装着体の下部を閉塞し、しかも装着体内には、集塵紙及
び前記通風孔を通過した空気を装着体の上方から外部に
排気するファンを装着したものである。
【００１０】また、装着体の上部に着脱自在に載置した
ド−ナツ状の支持部材を設け、この支持部材から複数本
垂下した支持杆に前記イオン化電極を装着したものであ
る。
ド−ナツ状の支持部材を設け、この支持部材から複数本
垂下した支持杆に前記イオン化電極を装着したものであ
る。
【００１１】また、ド−ナツ状の支持部材を装着体に装
着した際、装着体側の電源端子に電気的に篏合するイオ
ン化電極側端子を、前記ド−ナツ状の支持部材に設けた
ものである。
着した際、装着体側の電源端子に電気的に篏合するイオ
ン化電極側端子を、前記ド−ナツ状の支持部材に設けた
ものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下図１〜図３に示す本発明の実
施例の空気清浄器につき詳細に説明する。図１は本発明
の空気清浄器の側面部分断面図、図２はカバーを外した
状態を示す斜視図、図３は分解斜視図、である。
施例の空気清浄器につき詳細に説明する。図１は本発明
の空気清浄器の側面部分断面図、図２はカバーを外した
状態を示す斜視図、図３は分解斜視図、である。
【００１３】図において、１は本体を示し、該本体は電
装部品が収納され且つ、図示しないコントロールパネル
等が配置される樹脂製の基台２と、この基台２の上面の
略中央部分から上方に立設された集塵紙を固定する樹脂
製の筒状装着体３とから構成されている。前記筒状装着
体３は、略円柱形状に形成され、中が空洞になってお
り、側面には空気が流入可能なように、複数の通風孔４
が形成されている。また、上部には前記通風孔４から前
記筒状装着体３内に取り入れた空気を外部に排出する開
口５が形成されており、この開口５には、前記筒状装着
体３内へ空気を吸い込ませる為のファン６が図示しない
ビスによって固定されている。そして、前記筒状装着体
３の外周表面には帯状の集塵電極７ａ，７ｂが上下に配
設されている。
装部品が収納され且つ、図示しないコントロールパネル
等が配置される樹脂製の基台２と、この基台２の上面の
略中央部分から上方に立設された集塵紙を固定する樹脂
製の筒状装着体３とから構成されている。前記筒状装着
体３は、略円柱形状に形成され、中が空洞になってお
り、側面には空気が流入可能なように、複数の通風孔４
が形成されている。また、上部には前記通風孔４から前
記筒状装着体３内に取り入れた空気を外部に排出する開
口５が形成されており、この開口５には、前記筒状装着
体３内へ空気を吸い込ませる為のファン６が図示しない
ビスによって固定されている。そして、前記筒状装着体
３の外周表面には帯状の集塵電極７ａ，７ｂが上下に配
設されている。
【００１４】前記筒状装着体３の上部には、中央に穴が
形成されたドーナツ状の支持部材８が設けられている。
この支持部材８の外周から下方に向けて複数の支持杆９
が延設されて逆さ容器状の電極固定部材１０が形成され
ている。この電極固定部材１０は、前記筒状装着体３の
上部外周に覆い被さるように着脱自在に配置されてい
る。前記電極固定部材１０の下端部にはマイナスの高電
圧が印加されるイオン化電極１１が設けられており、該
イオン化電極１１は、前記電極固定部材１０の下端部に
一体に形成された基板１２を介して、前記電極固定部材
１０に固着されている、また、前記イオン化電極１１
は、前記基板１２の上縁及び下縁に沿って複数の放電針
１１ａ，１１ｂが上下方向へ交互に連続的に突出形成さ
れており、前記集塵電極７ａ，７ｂとの間でコロナ放電
が均一に発生するように構成されている。前記支持部材
８の下部には、下方に向けて突出するイオン化電極端子
となるオスコネクタ１３ａが設けられている。このオス
コネクタ１３ａは、前記支持部材８を前記筒状装着体３
に取り付ける際、前記筒状装着体３上面に形成された電
源端子となるメスコネクタ１３ｂに電気的に嵌合し、こ
れにより、電極固定部材１０が前記筒状装着体３に固定
されるようになっている。そして、前記コネクタ１３
ａ，１３ｂは、前記イオン化電極１１を電気的に本体１
へ接続する電極も兼ね備えている。そして、前記電極固
定部材１０を前記筒状装着体３の所定場所にセットして
コネクタ１３ａ，１３ｂを接続すると、前記イオン化電
極１１が前記筒状装着体３と同心に配置され、且つ、前
記筒状装着体３の軸方向の略中央に位置されるように構
成されている。この時、前記イオン化電極１１は前記上
下の集塵電極７ａ，７ｂの中間に位置するようになって
いる。前記イオン化電極１１及び集塵電極７ａ，７ｂ
は、筒状装着体３を外方から着脱自在に覆う逆カップ状
のカバー１４によって外部から遮蔽されている。そし
て、このカバー１４には空気及び塵埃が通過できるよう
に複数のスリット１５が形成され、上面には前記ファン
６によって排出された本体内の空気を排気するための排
気穴１６が形成されている。この排気穴１６にはルーバ
−１７が設けられている。また、このカバー１４は図示
しないロック機構によって、前記基台２に着脱自在に係
合固定されている。
形成されたドーナツ状の支持部材８が設けられている。
この支持部材８の外周から下方に向けて複数の支持杆９
が延設されて逆さ容器状の電極固定部材１０が形成され
ている。この電極固定部材１０は、前記筒状装着体３の
上部外周に覆い被さるように着脱自在に配置されてい
る。前記電極固定部材１０の下端部にはマイナスの高電
圧が印加されるイオン化電極１１が設けられており、該
イオン化電極１１は、前記電極固定部材１０の下端部に
一体に形成された基板１２を介して、前記電極固定部材
１０に固着されている、また、前記イオン化電極１１
は、前記基板１２の上縁及び下縁に沿って複数の放電針
１１ａ，１１ｂが上下方向へ交互に連続的に突出形成さ
れており、前記集塵電極７ａ，７ｂとの間でコロナ放電
が均一に発生するように構成されている。前記支持部材
８の下部には、下方に向けて突出するイオン化電極端子
となるオスコネクタ１３ａが設けられている。このオス
コネクタ１３ａは、前記支持部材８を前記筒状装着体３
に取り付ける際、前記筒状装着体３上面に形成された電
源端子となるメスコネクタ１３ｂに電気的に嵌合し、こ
れにより、電極固定部材１０が前記筒状装着体３に固定
されるようになっている。そして、前記コネクタ１３
ａ，１３ｂは、前記イオン化電極１１を電気的に本体１
へ接続する電極も兼ね備えている。そして、前記電極固
定部材１０を前記筒状装着体３の所定場所にセットして
コネクタ１３ａ，１３ｂを接続すると、前記イオン化電
極１１が前記筒状装着体３と同心に配置され、且つ、前
記筒状装着体３の軸方向の略中央に位置されるように構
成されている。この時、前記イオン化電極１１は前記上
下の集塵電極７ａ，７ｂの中間に位置するようになって
いる。前記イオン化電極１１及び集塵電極７ａ，７ｂ
は、筒状装着体３を外方から着脱自在に覆う逆カップ状
のカバー１４によって外部から遮蔽されている。そし
て、このカバー１４には空気及び塵埃が通過できるよう
に複数のスリット１５が形成され、上面には前記ファン
６によって排出された本体内の空気を排気するための排
気穴１６が形成されている。この排気穴１６にはルーバ
−１７が設けられている。また、このカバー１４は図示
しないロック機構によって、前記基台２に着脱自在に係
合固定されている。
【００１５】前記筒状装着体３の外側表面には集塵紙１
８（例えばトイレットペーパー又はペーパータオル等）
が巻き付けられるようになっており、図示しない保持部
材によって筒状装着体３に固定される構成となってい
る。使用に際し、集塵紙１８をセットするには、カバー
１４及び電極固定部材１０を本体１から取り外した状態
で、集塵紙１８を前記筒状装着体３の外側表面の所定部
分に巻き付け、保持部材によって筒状装着体３に取り付
けるように構成されている。
８（例えばトイレットペーパー又はペーパータオル等）
が巻き付けられるようになっており、図示しない保持部
材によって筒状装着体３に固定される構成となってい
る。使用に際し、集塵紙１８をセットするには、カバー
１４及び電極固定部材１０を本体１から取り外した状態
で、集塵紙１８を前記筒状装着体３の外側表面の所定部
分に巻き付け、保持部材によって筒状装着体３に取り付
けるように構成されている。
【００１６】次に以上のように構成された空気清浄器の
動作について説明する。図示しない電源スイッチがオン
に操作されると、例えばイオン化電極１１に０Ｖ、上下
の集塵電極７ａ，７ｂにそれぞれ＋７ＫＶが印加され
る。これにより、イオン化電極１１から上下の集塵電極
７ａ，７ｂに向かう電気力線（矢印）が生じ、イオン風
が発生する。イオン風によってカバー１４の周囲の空気
及び塵埃が、スリット１５を通じて本体側へ引き寄せら
れるようになり、負に帯電した塵埃は集塵電極の設けら
れている集塵紙１８に吸着するように構成されている。
この時、前記イオン化電極１１は上下の集塵電極７ａ，
７ｂの中間に位置するため、イオン化電極１１からそれ
ぞれの集塵電極７ａ，７ｂまでの距離を、最も集塵作用
の効率よい最適の長さに設定することが可能となる、そ
のため、上下の集塵電極７ａ，７ｂのどちらかに塵埃が
偏って吸着されることがなく、上下の集塵電極７ａ，７
ｂにおいて、集塵作用が平均化された効率的な集塵が行
えるようになる。
動作について説明する。図示しない電源スイッチがオン
に操作されると、例えばイオン化電極１１に０Ｖ、上下
の集塵電極７ａ，７ｂにそれぞれ＋７ＫＶが印加され
る。これにより、イオン化電極１１から上下の集塵電極
７ａ，７ｂに向かう電気力線（矢印）が生じ、イオン風
が発生する。イオン風によってカバー１４の周囲の空気
及び塵埃が、スリット１５を通じて本体側へ引き寄せら
れるようになり、負に帯電した塵埃は集塵電極の設けら
れている集塵紙１８に吸着するように構成されている。
この時、前記イオン化電極１１は上下の集塵電極７ａ，
７ｂの中間に位置するため、イオン化電極１１からそれ
ぞれの集塵電極７ａ，７ｂまでの距離を、最も集塵作用
の効率よい最適の長さに設定することが可能となる、そ
のため、上下の集塵電極７ａ，７ｂのどちらかに塵埃が
偏って吸着されることがなく、上下の集塵電極７ａ，７
ｂにおいて、集塵作用が平均化された効率的な集塵が行
えるようになる。
【００１７】また、上記のイオン風による集塵に加え
て、ファン６を駆動させると、装着体３の通風孔４を強
制的に通過する風の流れが生じるようになる。即ち、フ
ァン６の駆動により、装着体３の内側の空気が本体外へ
排出されることにより、装着体３内側が負圧となり、こ
れにより矢印（太）のように風が流れるようになる。こ
の風は、矢印（太）のようにカバー１４に設けられたス
リット１５からカバー１４周囲の空気と一緒に塵埃を吸
い込み、さらに、集塵紙１８および装着体３の通風孔４
を通過する。この時、空気と一緒に吸い込まれた塵埃
は、負に帯電した後、集塵紙１８を通過する際にその集
塵紙１８に電気的に吸着され、浄化された空気が装着体
３の内側に流入する。そして、塵埃を除去された清浄な
空気はファンを経て排気穴１６およびルーバ１７から再
び室内へ戻される。このように、イオン風による集塵に
加えて、ファン６を駆動させると、イオン化電極１１と
集塵電極７ａ，７ｂの間を流れる空気がファン６によっ
て装着体３の通風孔４を通って矢印（太）のように強制
的に吸引できるようになる為、イオン風だけによる集塵
に比べて、より広い範囲の空気を吸引できるようにな
り、より集塵効率を向上させることができる。
て、ファン６を駆動させると、装着体３の通風孔４を強
制的に通過する風の流れが生じるようになる。即ち、フ
ァン６の駆動により、装着体３の内側の空気が本体外へ
排出されることにより、装着体３内側が負圧となり、こ
れにより矢印（太）のように風が流れるようになる。こ
の風は、矢印（太）のようにカバー１４に設けられたス
リット１５からカバー１４周囲の空気と一緒に塵埃を吸
い込み、さらに、集塵紙１８および装着体３の通風孔４
を通過する。この時、空気と一緒に吸い込まれた塵埃
は、負に帯電した後、集塵紙１８を通過する際にその集
塵紙１８に電気的に吸着され、浄化された空気が装着体
３の内側に流入する。そして、塵埃を除去された清浄な
空気はファンを経て排気穴１６およびルーバ１７から再
び室内へ戻される。このように、イオン風による集塵に
加えて、ファン６を駆動させると、イオン化電極１１と
集塵電極７ａ，７ｂの間を流れる空気がファン６によっ
て装着体３の通風孔４を通って矢印（太）のように強制
的に吸引できるようになる為、イオン風だけによる集塵
に比べて、より広い範囲の空気を吸引できるようにな
り、より集塵効率を向上させることができる。
【００１８】図４に集塵効率を表す実験結果を示す。Ａ
は従来方式の実験結果を示しており、集塵電極の面積を
イオン化電極から離れるに従って漸次広くする構成と
し、かつ、一方の集塵電極よりも他方の集塵電極の電位
を高くする構成としたものである。Ｂは本願発明のイオ
ン風による実験結果を示している。Ｃは本発明のイオン
風による集塵にファンを駆動させた実験家かを示してい
る。図から明らかなように、従来方式に比べて、集塵効
率が向上し、更に、イオン風による集塵に加えてファン
を駆動させると集塵効率が著しく向上することが分か
る。
は従来方式の実験結果を示しており、集塵電極の面積を
イオン化電極から離れるに従って漸次広くする構成と
し、かつ、一方の集塵電極よりも他方の集塵電極の電位
を高くする構成としたものである。Ｂは本願発明のイオ
ン風による実験結果を示している。Ｃは本発明のイオン
風による集塵にファンを駆動させた実験家かを示してい
る。図から明らかなように、従来方式に比べて、集塵効
率が向上し、更に、イオン風による集塵に加えてファン
を駆動させると集塵効率が著しく向上することが分か
る。
【００１９】
【発明の効果】この発明によれば、簡単な構成で、集塵
紙に吸着する塵埃の偏りを防止し、集塵電極による集塵
作用が平均化された効率的な集塵が行えるようになる。
紙に吸着する塵埃の偏りを防止し、集塵電極による集塵
作用が平均化された効率的な集塵が行えるようになる。
【図１】本発明の空気清浄器の部分断面図。
【図２】カバーを取り外した状態を示す斜視図。
【図３】図３の分解斜視図。
【図４】実験結果を示す図。
３ 筒状装着体 １１ イオン化電極 ７ａ，７ｂ 集塵電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０３Ｃ 3/49 Ｂ０３Ｃ 3/49
Claims (7)
- 【請求項１】 筒状装着体と、この装着体を囲むように
且つ上方と下方に向かって配置したイオン化電極と、前
記筒状装着体の外周表面上に略環状に配設され且つ前記
イオン化電極から所定間隔をあけて該イオン化電極の上
方と下方に各々配置した集塵電極と、前記筒状装着体及
び集塵電極の外周面を覆う集塵紙を保持する保持部材
と、から構成したことを特徴とする空気清浄器。 - 【請求項２】 請求項１において、イオン化電極は帯状
の金属板の上下端面に放電針を所定間隔毎に金属板と一
体に形成したことを特徴とする空気清浄器。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２において、イオン
化電極と各々の集塵電極との距離を略等しくしたことを
特徴とする空気清浄器。 - 【請求項４】 請求項３において、各々の集塵電極の電
位を略等しくしたことを特徴とする空気清浄器。 - 【請求項５】 請求項１において、集塵紙で覆われる部
分の装着体の外周に通風孔を設けて装着体の内外を連通
させると共に、装着体の下部を閉塞し、しかも装着体内
には、集塵紙及び前記通風孔を通過した空気を装着体の
上方から外部に排気するファンを装着したことを特徴と
する空気清浄器。 - 【請求項６】 請求項１又は請求項２において、装着体
の上部に着脱自在に載置したド−ナツ状の支持部材を設
け、この支持部材から複数本垂下した支持杆に前記イオ
ン化電極を装着したことを特徴とする空気清浄器。 - 【請求項７】 請求項６において、ド−ナツ状の支持部
材を装着体に装着した際、装着体側の電源端子に電気的
に篏合するイオン化電極側端子を、前記ド−ナツ状の支
持部材に設けたことを特徴とする空気清浄器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19340296A JPH1034012A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 空気清浄器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19340296A JPH1034012A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 空気清浄器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1034012A true JPH1034012A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16307359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19340296A Pending JPH1034012A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 空気清浄器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1034012A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104209189A (zh) * | 2014-08-29 | 2014-12-17 | 凤阳县小岗村粮油食品发展有限公司 | 一种简易静电除尘装置 |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP19340296A patent/JPH1034012A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104209189A (zh) * | 2014-08-29 | 2014-12-17 | 凤阳县小岗村粮油食品发展有限公司 | 一种简易静电除尘装置 |
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