JPH10340012A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH10340012A
JPH10340012A JP9162116A JP16211697A JPH10340012A JP H10340012 A JPH10340012 A JP H10340012A JP 9162116 A JP9162116 A JP 9162116A JP 16211697 A JP16211697 A JP 16211697A JP H10340012 A JPH10340012 A JP H10340012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer material
transfer
image
unit
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9162116A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Hasegawa
裕二 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9162116A priority Critical patent/JPH10340012A/ja
Publication of JPH10340012A publication Critical patent/JPH10340012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ドラムと定着器との間における転写材の
ループ過多をなくし、もって画像擦れに伴う画像不良を
防止した画像形成装置を提供する。 【解決手段】 潜像を担持する感光ドラムと、この感光
ドラムを顕像化する現像装置と、転写材を保持して感光
ドラムからの顕像を転写材に転写させる転写ドラム6
と、転写後に転写ドラム6から転写材を分離する分離爪
ユニット31と、転写材を分離した後に転写材上の顕像
を定着させる定着器18とを有する画像形成装置におい
て、転写ドラムと定着器18との間に配置され転写材の
ループを検知するループ検知センサ33と、このループ
検知センサ33からの信号に応じて転写材ドラム6の駆
動速度または定着器18の駆動速度を制御するように設
定された制御装置とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
などの画像形成装置であって、特に、感光ドラムなどの
像担持体上の顕像を、転写ドラムなどの転写手段に保持
された転写材に転写した後、その転写材を定着手段に搬
送する電子写真方式を用いたフルカラーの画像形成装置
の転写材搬送制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、フルカラー複写機の従来例の動作
を図8を参照して説明する。
【0003】像担持体としての感光ドラム1が一様に帯
電された後、原稿の画像情報に対応するレーザー光が感
光ドラム1の上に照射され、感光ドラム1に潜像が形成
される。次いで、この感光ドラム1の潜像が現像手段と
しての現像装置4により顕像化され、画像形成工程が終
了する。フルカラーコピーでは、通常、4色のトナーの
ための現像器を有している。
【0004】一方、転写手段としての転写ドラム6に搬
送された転写材は、転写ドラム6の外周面に静電吸着さ
れる。この転写ドラム6の外周面に吸着された転写材
は、感光ドラム1からトナー画像が転写される(転写工
程)。
【0005】転写を終了した転写材は、転写材分離手段
としての分離爪ユニット31により転写ドラム6から分
離された後、搬送ベルト36により定着手段としての定
着器18に送られ、トナーが定着処理される。この定着
後、転写材は排出される。
【0006】次に、転写ドラム6から定着器18までの
転写材の搬送を図9を参照して説明する。
【0007】分離爪ユニット31は、分離爪14と、こ
の分離爪14により転写ドラム6から分離された転写材
を案内する紙ガイド32と、転写材のジャムを検知する
ジャム検知センサ133とを有している。この分離爪ユ
ニット31は、転写材を転写ドラム6から分離するとき
に、不図示の駆動装置により、支軸35を中心にして転
写ドラム6側に回転される。ジャム検知センサ133
は、フォトインタラプタ133Aと、センサレバー13
3Bとを有しており、転写ドラム6から分離された転写
材がセンサレバー133Bを矢印の方向に倒すと、セン
サレバー133Bがフォトインタラプタ133Aを遮っ
てONする。もし、転写材の分離動作が開始してから所
定時間経過しても、転写材がセンサレバー133Bに到
達せず、フォトインタラプタ133AがOFFのままで
ある場合には、転写材のジャムが発生したものと認識す
る。
【0008】また、搬送ベルト36は、転写ドラム6か
ら分離された転写材を定着器18に搬送するように設け
られている。
【0009】また、定着器18は、転写材をニップ部N
に挟持して搬送しながら加熱,加圧して定着させる定着
ローラ40および加圧ローラ41を有している。
【0010】上述した構成において、転写ドラム6によ
る転写材の送り速度は、転写ドラム6より下流側の搬送
ベルト36、定着ローラ40および加圧ローラ41(こ
こでは定着器18側と称する)による転写材の送り速度
に対して、数%速く設定されている。このように速度設
定するのは、次のような理由による。転写ドラム6と定
着器18側との間の速度を同じくする意図で設計して
も、実際には速度誤差が生じ易い。この速度誤差、つま
り定着器18側が転写ドラム6より速いと、定着器18
と転写ドラム6との間で転写材の引張り合いを起こすこ
とになる。この転写材の引張り合いは、画像不良、転写
ドラム6へのダメージなどの問題を引き起こす原因とな
る。そこで、転写材の引張り合いを回避するため、転写
ドラム6による転写材送り速度を定着器18側より速く
設定したのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、もし転写ド
ラム6による転写材の送り速度が速すぎると、転写材は
転写ドラム6と定着器18との間で大きなループを形成
し、その結果、付近にある他部材により画像を擦ってし
まう不都合が発生する。
【0012】転写ドラム6と定着器18との間での転写
材の搬送経路が図10に示されている。転写ドラム6か
ら分離された転写材の先端は、実線47で示すような経
路で定着器18に向かう。この転写材は、定着ローラ4
0と加圧ローラ41との間のニップ部Nに進入した時点
から、破線48で示すようなループを形成し始める。と
ころが、ループ過多となると、転写材に一点鎖線49で
示すようなループが形成され、付近にある他部材、例え
ば定着器18の上カバー45や分離帯電器46との間で
転写材上の画像が擦れて(摩擦点を符号Fで示す)、画
像不良が発生する。
【0013】本発明は、このような従来例の課題を解決
するため創案されたものである。
【0014】本発明の目的は、転写ドラムと定着器との
間における転写材のループ過多をなくし、もって画像擦
れに伴う画像不良を防止した画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、潜像を担持する像担持体と、こ
の像担持体を顕像化する現像手段と、転写材を保持して
像担持体からの顕像を転写材に転写させる転写手段と、
転写後に転写手段から転写材を分離する転写材分離手段
と、転写材を分離した後に転写材上の顕像を定着させる
定着手段とを有する画像形成装置において、転写手段と
定着手段との間に配置され転写材のループを検知するル
ープ検知手段と、このループ検知手段からの信号に応じ
て転写手段の駆動速度または定着手段の駆動速度を制御
するように設定されている制御手段とを有することによ
り達成される。
【0016】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、潜像を担持する像担持体と、この像担持体
を顕像化する現像手段と、転写材を保持して像担持体か
らの顕像を転写材に転写させる転写手段と、転写後に転
写手段から転写材を分離する転写材分離手段と、転写材
を分離した後に転写材上の顕像を定着させる定着手段と
を有する画像形成装置において、転写材の厚みを検知す
る厚み検知手段と、この厚み検知手段からの信号に応じ
て転写手段の駆動速度または定着手段の駆動速度を制御
するように設定されている制御手段とを有することによ
り達成されるものである。
【0017】また、本出願に係る第3の発明によれば、
上記目的は、潜像を担持する像担持体と、この像担持体
を顕像化する現像手段と、転写材を保持して像担持体か
らの顕像を転写材に転写させる転写手段と、転写後に転
写手段から転写材を分離する転写材分離手段と、転写材
を分離した後に転写材上の顕像を定着させる定着手段と
を有する画像形成装置において、定着手段により定着さ
れた後の転写材の移動速度を検知する移動速度検知手段
と、この移動速度検知手段からの信号に応じて転写手段
の駆動速度または定着手段の駆動速度を制御するように
設定されている制御手段とを有することにより達成され
る。
【0018】すなわち、本出願に係る第1の発明にあっ
ては、転写手段と定着手段との間における転写材のルー
プをループ検知手段により検知し、その検知信号に応じ
て転写手段の駆動速度または定着手段の駆動速度を制御
し、ループ過多を防止する。
【0019】また、本出願に係る第2の発明にあって
は、転写材の厚みを厚み検知手段により検知し、その信
号に応じて転写手段の駆動速度または定着手段の駆動速
度を制御し、ループ過多を防止する。
【0020】また、本出願に係る第3の発明にあって
は、定着手段により定着された後の転写材の移動速度を
移動速度検知手段により検知し、その検知信号に応じて
転写手段の駆動速度または定着手段の駆動速度を制御し
て、ループ過多を防止する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図1〜図7、図8を参照して説明する。本発明の実施
形態が適用される画像形成装置は、上述した従来例の説
明で用いた図8と同じなので、以下の実施形態では説明
を省略することとする。また、従来例と同一構成部材は
同一符号を付して説明する。
【0022】(第1実施形態)まず、本発明の第1実施
形態を図1〜図3を参照して説明し、本発明の変形例を
図4を参照して説明する。
【0023】図1に、転写ドラム6から定着器18まで
の構成要素が示されている。
【0024】転写材分離手段としての分離爪ユニット3
1は、分離爪14と、この分離爪14により転写ドラム
6から分離された転写材を案内する紙ガイド32と、転
写材にループが形成されたことを検知するループ検知手
段としてのループ検知センサ33とを有している。この
分離爪ユニット31は、転写材を転写ドラム6から分離
するときに、不図示の駆動装置により、支軸35を中心
にして転写ドラム6側に回動される。
【0025】ループ検知センサ33は、分離爪ユニット
31の紙ガイド32の部分に設けられており、ジャム検
知センサを兼用している。すなわち、ループ検知センサ
33は、フォトインタラプタ33Aと、センサレバー3
3Bとを有しており、転写ドラム6から分離された転写
材がセンサレバー33Bを矢印の方向に倒すと、センサ
レバー33Bがフォトインタラプタ33Aを遮ってON
する。この状態から、転写材がセンサレバー33Aから
離れ、フォトインタラプタ33BがONからOFFにな
ると、転写材にループが発生したものと認識する。
【0026】なお、ループ検知センサ33の設置位置
は、分離爪ユニット31の位置に設けることに限らず、
この他に例えばこの図1に仮想線33Cで示すように搬
送ベルト36の位置に設けてもよく、要するに転写ドラ
ム6と定着器18との間に設けれられていればよい。ま
た、ループ検知センサは、ジャム検知センサを兼用する
ものに限らず、ループ検知専用のものを設けてもよい。
【0027】分離帯電器46は、転写材を帯電させて、
転写材の転写ドラム6からの分離を補助するために設け
られている。
【0028】また、搬送ベルト36は、駆動ローラ37
および従動ローラ38の間に張設され、転写ドラム6か
ら分離された転写材を定着器18に搬送するように設け
られている。
【0029】また、定着器18は、転写材を導入する入
口ガイド38と、この入口ガイド38を支持する下フレ
ーム39と、導入された転写材をニップ部Nに挟持して
搬送しながら加熱および加圧して定着させる定着ローラ
40および加圧ローラ41と、上フレーム45とを有し
ている。
【0030】ループ検知センサ33を設置する最適位置
は、転写材のループの形成を早期に検知でき、且つ検知
範囲が広い位置であるということができる。このような
ループ検知センサ33の最適位置は、理論的には、転写
材が押し出されるポイント、つまり転写ドラム6からの
転写材の分離ポイントと、転写材が押しとどめられるポ
イント、つまり定着ローラ40および加圧ローラ41の
ニップ部Nとの間の中央部である。ところが、現実に
は、ループ検知センサ33の最適位置は、転写ドラム6
と定着器18との間の転写材搬送経路の形状により影響
を受け、中央部よりずれる場合がある。本実施形態のよ
うな転写材搬送路(紙ガイド32、搬送ベルト36、入
口ガイド38により形成される)の形状の下では、転写
材のループが中央部より少し定着器18側寄りに形成さ
れるので(図10参照)、ループ検知センサ33の最適
位置は中央部より少し定着器18側に存在する。
【0031】また、この複写機の制御系統構成は、図2
のブロック図に示されている。この図2の構成のうち、
本実施形態では、ループ検知センサ33と、このループ
検知センサ33から検知信号を入力するCPUなどから
なる制御装置(制御手段)70と、この制御装置70か
らの指令により回転速度を制御される転写ドラム駆動用
モータ71とが使用される。すなわち、ループ検知セン
サ33が転写材の ループを検知すると、その検知信号
により制御装置70が転写ドラム駆動用モータ71に指
令を出して回転速度を遅くさせ、これにより転写ドラム
6(図1参照)の駆動速度が遅くなるようになってい
る。なお、この図2の構成図は、第2〜第4実施形態の
説明でも共通して使用する。
【0032】上述のような構成において、その動作を図
3のフローチャートを参照して次に説明する。このフロ
ーチャートは、転写材が転写ドラム6から分離開始され
た直後からの制御を示している。
【0033】このフローチャートの制御では、次のよう
なパラメータが使用される。
【0034】T1,T2は、経過時間をカウントするタ
イマーである。このタイマーは、リセットすると、自動
的に0からカウントを始める。カウント動作は、他の影
響を受けず、並行して続行される。
【0035】P1は、転写材の送り方向の長さデータで
ある。コピー動作が開始された時点で、このデータは確
定している。
【0036】M1は、転写ドラムの駆動速度を格納する
メモリである。ここにデータが書き込まれた時点で、転
写ドラム1の駆動速度も変わる。本フローチャートにお
ける初期データは、使用される最も厚い転写材におい
て、定着器18と転写ドラム6との間で転写材の引張り
合いを起こさない範囲での最高速度(転写ドラム駆動速
度の可変範囲内で最も速い速度)に設定されている。1
コピージョブが終了するたびに、M1のデータは初期デ
ータにリセットされる。
【0037】M2,M3は、転写ドラム駆動速度とタイ
マーとから算出される転写材送り量が格納されるメモリ
ーである。
【0038】このようなパラメータにおいて、制御は次
のとおりとなる。
【0039】転写材が転写ドラム6から分離される動作
に入った直後に、ループ検知センサ33の状態を監視す
る。ループ検知センサ33がON(転写材がセンサレバ
ー33Bを倒した状態)になったら、タイマーT1をリ
セットし、カウントを開始する(S70,S71)。
【0040】次いで、メモリM1に格納されている転写
ドラム駆動速度(M1)と、タイマーT1によりカウン
トされたループ検知センサONからの経過時間(T1)
とから、(M1×T1=M2)により、転写材送り量
(M2)を算出し、メモリM2に格納する(S72)。
【0041】このメモリM2に格納された転写材送り量
(M2)と転写材長さP1との比較を、ループ検知セン
サON状態の間、繰り返す。そして、転写材送り量(M
2)が転写材長さP1より長くなったら、転写材にルー
プが形成されずに定着器18への搬送が終了したとして
ループ制御動作を終了する(S73)。
【0042】一方、この転写材送り量M1と転写材長さ
P1を比較している間に、ループ検知センサがONから
OFF(転写材がセンサレバー33Bから離れた状態)
になったら、転写材にループが形成されたものと認識
し、次のフローに進む(S73,S74)。
【0043】転写材にループが形成されたと認識される
と、タイマーT2をリセットし、カウントを開始する
(S75)。また、メモリM1に格納された転写ドラム
駆動速度(M1)を0.995倍(M1×0.99
5)、つまり、それまでよりも0.5%遅い速度にし
て、メモリM1に再格納する。このように転写ドラム駆
動速度を遅くした状態にして規定時間待つ(S76,S
77)。
【0044】メモリM1に再格納された転写ドラム駆動
速度(M1)と、タイマーT2によりカウントされたル
ープ検知後からの経過時間(T2)から、(M1×T2
→M3)により、転写ドラム駆動速度を減少した後の転
写材送り量(M3)を算出し、これをメモリM3に格納
する(S78)。
【0045】このメモリM3に格納された転写材送り量
(M3)と、メモリM2に格納されている初期駆動速度
の転写ドラム6による転写材送り量(M2)とを加算し
て、これまでの転写材送り量の合計(M3+M2)を得
る。
【0046】このこれまでの転写材送り量の合計(M3
+M2)と転写材長さP1との比較を、ループ検知セン
サがON状態(ループが減らされた状態)の間、繰り返
す(S79)。ここで、ループ検知センサ33がONと
なったのは、転写ドラム駆動速度が減少されたからであ
る。
【0047】そして、転写材送り量(M2+M3)が転
写材長さP1より長くなったら、転写材が定着器18に
すべて搬送されたものとしてループ制御動作を終了する
(S79)。
【0048】一方、この転写材送り量(M2+M3)と
転写材長さP1とを比較している間に、ループ検知セン
サ33がOFFになったら、転写材のループがあまり減
少されていないものとして、次のフローに進む(S7
9,S80)。
【0049】メモリM2に格納されている初期の転写ド
ラム6による転写材送り量(M2)と、メモリM3に格
納された転写材送り量(M3)とを加算して、これまで
の転写材送り量の合計(M2+M3)を得る。このこれ
までの転写材送り量の合計(M3+M2)をメモリM2
に格納する。そして、上記タイマーT2のリセット、カ
ウント開始からの動作を繰り返す(S81)。
【0050】なお、本実施形態では、転写ドラム駆動速
度を決めるメモリM1のデータを変更したままで制御フ
ローから抜け、ループ制御終了となるので、次の転写材
がきたときには、最初から転写材ループが成長しない速
度で送られるようになる。ところが、必要ならば、制御
フローから抜ける際に、メモリM1を初期データでリセ
ットするようにしてもよい。
【0051】また、本実施形態では、転写材のループを
解消するのに、転写ドラム駆動速度を遅くするように制
御したが、遅くする代わりに、一定時間、転写ドラム6
を停止させるようにしてもよい、この場合のフローチャ
ートは、図3のステップS76、S77を図4に示すフ
ローに置き換えたものとなる。すなわち、ループ形成が
検知されたら、転写ドラム駆動速度(M1)を別のメモ
リM4に格納し(S80)、その代わりにメモリM1の
転写ドラム駆動速度を0、つまり転写ドラムを停止させ
(S81)、規定時間待ったら(S82)、メモリM4
に格納された転写ドラム駆動速度をメモリM1に再格納
し(S83)、転写ドラムを先の駆動速度(M1)で駆
動し、ループが減っているかどうかを判断する。
【0052】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図1、図2、図5を参照して説明する。
【0053】上述した第1実施形態では転写ドラム駆動
速度を可変としたのに対して、この第2の実施形態は、
定着ローラ40の駆動速度を可変とした。
【0054】第1実施形態における転写ドラム駆動速度
可変の場合には、その速度を遅くして転写材のループを
減らしていた。これに対して、本実施形態における定着
ローラ駆動速度可変の場合、速度を速くすることにより
転写材のループを減らすようにする。
【0055】そのため、本実施形態は、図2の制御系統
構成において、ループ検知センサ33が転写材のループ
を検知すると、その検知信号により制御装置70が定着
ローラ駆動用モータ72に指令を出して回転速度を速く
させ、これにより定着ローラ40(図1参照)の駆動速
度が速くなるようになっている。
【0056】また、本実施形態は、第1実施形態の制御
に対して次の点が異なる。
【0057】・メモリM1の初期データ M1は、定着ローラ駆動速度を格納するメモリである。
ここにデータが書き込まれた時点で、定着ローラ駆動速
度も変わる。図5のフローチャートにおける初期データ
は、使用される最も薄い転写材において定着ローラ40
と転写ドラム61との間で引張り合いを起こさない範囲
での最低速度(定着ローラ駆動速度の可変範囲内で最も
遅い速度)に設定されている。また、1コピージョブが
終了するごとに、メモリM1のデータは、初期データに
リセットされる。
【0058】.定着ローラ駆動速度の変更量 定着ローラ駆動速度(M1)を1.005倍(それまで
より0.5%速い速度)してメモリM1に再格納し、定
着ローラ駆動速度を速くする。
【0059】第1実施形態の図3のフローチャートと本
実施形態の制御を示す図5のフローチャートとを対比す
ると、図3ではステップS76が(M1×0.995→
M1)と転写ドラム6の減速となっているの対して、図
4ではステップS96が(M1×1.005→M1)と
定着ローラ40の増速となっている点で異なる。図5の
他のステップは、図3のステップと同じなので、同一符
号を付して、説明を省略する。
【0060】なお、本実施形態では、定着ローラ40が
駆動するので、定着ローラ駆動速度を制御するようにし
たが、加圧ローラ41が駆動する場合には加圧ローラ駆
動速度を制御する。
【0061】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態を図1、図2、図6、図8を参照して説明するもの
とする。
【0062】上述した第1、第2の実施形態では、ルー
プ検知センサ33により転写材のループを検知してか
ら、転写ドラム駆動速度または定着ローラ駆動速度を変
えるようにした。これに対して、この第3実施形態は、
転写材の厚さを検知し、それをもとに転写ドラム駆動速
度または定着ローラ駆動速度を決めるようにした。
【0063】転写材のループの量および形状は、常に一
定ではなく、転写材の種類、転写材のカール量、転写材
上のトナー量やトナー分布、画像形成装置の置かれた環
境などにより変動する。
【0064】そこで、本実施形態では、転写材のループ
の変動を支配するパラメータのひとつである転写材の厚
さに応じて転写ドラム6の駆動速度または定着ローラ4
0の駆動速度を決定するようにした。転写材は、厚けれ
ば厚いほど、ループを形成し易いものとなる。
【0065】本実施形態では、図8において符号xで示
すと共にその拡大図が図6に示すような、転写材の搬送
方向上流側と下流側とにそれぞれ配置された搬送ローラ
59,60の間に、例えば超音波センサからなる紙厚検
知センサ(厚さ検知手段)58が配置されている。紙厚
検知センサ58を搬送ローラ59,60の間に設けた理
由は、そこが転写材の動きが安定する位置であるからで
ある。
【0066】本実施形態は、図2の制御系統構成におい
て、紙厚検知センサ58が転写材の厚さを検知すると、
その検知信号により制御装置70が転写ドラム駆動用モ
ータ71または定着ローラ駆動用モータ72に指令を出
して回転速度を制御し、これにより転写ドラム6または
定着ローラ40(図1参照)の駆動速度が制御されるよ
うになっている。
【0067】このように構成された本実施形態にあって
は、紙厚検知センサ58を用いて転写材の厚さを測定
し、例えば、薄紙、普通紙、厚紙の3種類に段階的に分
類する。そして、薄紙、普通紙、厚紙の順に転写ドラム
駆動速度を遅くするか、定着ローラ駆動速度を速くす
る。この場合、転写ドラム駆動速度、定着ローラ駆動速
度も3段階可変にして対応する。
【0068】この第3の実施形態は、上述した第1実施
形態あるいは第2実施形態と組み合わせることも可能で
ある。この場合、メモリM1の初期値として、第1実施
形態と組み合わせる場合には転写ドラム駆動速度の可変
範囲内で最も速い速度を設定し、第2実施形態と組み合
わせる場合には定着ローラ駆動速度の可変範囲内で最も
可変範囲内で最も遅い速度を設定する。
【0069】なお、本実施形態では、定着ローラ40が
駆動するので、定着ローラ駆動速度を制御するようにし
たが、加圧ローラ41が駆動する場合には加圧ローラ駆
動速度を制御する。
【0070】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施
形態を図7を参照して説明する。
【0071】上述した第1、第2実施形態では、転写材
のループを検知してから転写ドラム駆動速度あるいは定
着ローラ駆動速度を変え、また第3実施形態では転写材
の厚さを検知し、それをもとに転写ドラム駆動速度また
は定着ローラ駆動速度を決めるようにした。
【0072】これに対して、この第4実施形態は、定着
後の転写材送り速度を検知し、それをもとに転写ドラム
駆動速度または定着ローラの駆動速度を決めるようにし
たものである。
【0073】定着器18は、図7に示すように、定着ロ
ーラ40および加圧ローラ41の下流側に設けられた排
紙ローラ65と、この排紙ローラ65に加圧された排紙
コロ66とを有し、排紙コロ66の軸上に移動速度検知
手段としてのエンコーダ67が設けられている。排紙コ
ロ60は、転写材とほぼ同期して回転されるので、エン
コーダ67からの出力により、定着後の転写材移動速度
が検知される。
【0074】本実施形態は、図2の制御系統構成におい
て、エンコーダ67が定着後の転写材移動速度を検知す
ると、その検知信号により制御装置70が転写ドラム駆
動用モータ71または定着ローラ駆動用モータ72に指
令を出して回転速度を制御し、これにより転写ドラム6
または定着ローラ40(図1参照)の駆動速度が制御さ
れるようになっている。すなわち、エンコーダ67が定
着後の転写材移動速度が遅いことを検知すると、制御装
置70は、転写ドラム6の駆動速度を遅くするか、ある
いは定着ローラ40の駆動速度を速くする。
【0075】なお、本実施形態では、定着ローラ40が
駆動するので、定着ローラ駆動速度を制御するようにし
たが、加圧ローラ41が駆動する場合には加圧ローラ駆
動速度を制御する。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、転写手段と定着手段との間における転
写材のループをループ検知手段により検知し、その検知
信号に応じて転写手段の駆動速度または定着手段の駆動
速度を制御し、ループ過多を防止するので、画像擦れに
伴う画像不良を防止できる。
【0077】また、本出願に係る第2の発明によれば、
転写材の厚みを検知する厚み検知手段により検知し、そ
の信号に応じて転写手段の駆動速度または定着手段の駆
動速度を制御し、ループ過多を防止するので、画像擦れ
に伴う画像不良を防止できる。
【0078】また、本出願に係る第3の発明によれば、
定着手段により定着された後の転写材の移動速度を移動
速度検知手段により検知し、その検知信号に応じて転写
手段の駆動速度または定着手段の駆動速度を制御し、ル
ープ過多を防止するので、画像擦れに伴う画像不良を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の要部を示す概略構成図
である。
【図2】図1の画像形成装置の制御系統を示すブロック
図である。
【図3】図1の画像形成装置の第1実施形態による制御
を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の画像形成装置の一変形例の制御を説明
するための部分フローチャートである。
【図5】本発明の画像形成装置の第2実施形態の制御を
説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の画像形成装置の第3実施形態の要部を
示す概略構成図である。
【図7】本発明の画像形成装置の第4実施形態の要部を
示す概略構成図である。
【図8】フルカラー画像形成装置の一般的な全体構成を
示す概略構成図である。
【図9】従来の画像形成装置における転写ドラムから定
着器までの構成を示す概略構成図である。
【図10】図9の構成による転写紙搬送経路を説明する
説明図である。
【符号の簡単な説明】
1 感光ドラム(像担持体) 4 現像装置(現像手段) 6 転写ドラム(転写手段) 18 定着器(定着手段) 31 分離爪ユニット(転写材分離手段) 33 ループ検知センサ(ループ検知手段) 58 紙厚検知センサ(厚み検知手段) 67 エンコーダ(移動速度検知手段) 70 制御装置(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像を担持する像担持体と、この像担持
    体を顕像化する現像手段と、転写材を保持して像担持体
    からの顕像を転写材に転写させる転写手段と、転写後に
    転写手段から転写材を分離する転写材分離手段と、転写
    材を分離した後に転写材上の顕像を定着させる定着手段
    とを有する画像形成装置において、転写手段と定着手段
    との間に配置され転写材のループを検知するループ検知
    手段と、このループ検知手段からの信号に応じて転写手
    段の駆動速度または定着手段の駆動速度を制御するよう
    に設定されている制御手段とを有することとする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 潜像を担持する像担持体と、この像担持
    体を顕像化する現像手段と、転写材を保持して像担持体
    からの顕像を転写材に転写させる転写手段と、転写後に
    転写手段から転写材を分離する転写材分離手段と、転写
    材を分離した後に転写材上の顕像を定着させる定着手段
    とを有する画像形成装置において、転写材の厚みを検知
    する厚み検知手段と、この厚み検知手段からの信号に応
    じて転写手段の駆動速度または定着手段の駆動速度を制
    御するように設定されている制御手段とを有することと
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 潜像を担持する像担持体と、この像担持
    体を顕像化する現像手段と、転写材を保持して像担持体
    からの顕像を転写材に転写させる転写手段と、転写後に
    転写手段から転写材を分離する転写材分離手段と、転写
    材を分離した後に転写材上の顕像を定着させる定着手段
    とを有する画像形成装置において、定着手段により定着
    された後の転写材の移動速度を検知する移動速度検知手
    段と、この移動速度検知手段からの信号に応じて転写手
    段の駆動速度または定着手段の駆動速度を制御するよう
    に設定されている制御手段とを有することとする画像形
    成装置。
JP9162116A 1997-06-05 1997-06-05 画像形成装置 Pending JPH10340012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9162116A JPH10340012A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9162116A JPH10340012A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10340012A true JPH10340012A (ja) 1998-12-22

Family

ID=15748354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9162116A Pending JPH10340012A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10340012A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6885832B2 (en) * 2001-03-05 2005-04-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having speed-changeable image bearing body
JP2006309189A (ja) * 2005-03-30 2006-11-09 Canon Inc 画像形成装置
WO2008128977A1 (en) * 2007-04-23 2008-10-30 Akzo Nobel Coatings International B.V. Process for applying a powder coating
JP2009053612A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Canon Inc 画像形成装置
US7690651B2 (en) 2006-02-03 2010-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and remaining sheet detection method thereof
JP4700866B2 (ja) * 2001-09-20 2011-06-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2014044232A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2018151595A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および制御方法
JP2020093855A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート折り装置、シート処理装置及び画像形成装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6885832B2 (en) * 2001-03-05 2005-04-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having speed-changeable image bearing body
JP4700866B2 (ja) * 2001-09-20 2011-06-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2006309189A (ja) * 2005-03-30 2006-11-09 Canon Inc 画像形成装置
US7690651B2 (en) 2006-02-03 2010-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and remaining sheet detection method thereof
WO2008128977A1 (en) * 2007-04-23 2008-10-30 Akzo Nobel Coatings International B.V. Process for applying a powder coating
US9023167B2 (en) 2007-04-23 2015-05-05 Akzo Nobel Coatings International B.V. Process for applying a powder coating
JP2009053612A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Canon Inc 画像形成装置
JP4579953B2 (ja) * 2007-08-29 2010-11-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
US7941063B2 (en) 2007-08-29 2011-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with loop control
JP2014044232A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2018151595A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および制御方法
JP2020093855A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート折り装置、シート処理装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4941021A (en) Image forming apparatus with recording material loop forming and control means
US7509066B2 (en) Image forming apparatus with loop detection and conveying speed control based thereon
US4497569A (en) Copy processing system for a reproduction machine
JPH10340012A (ja) 画像形成装置
JP3782611B2 (ja) 画像形成装置
JP4136392B2 (ja) 画像形成装置
JP3772498B2 (ja) 画像形成装置
JP2000352850A (ja) 画像記録装置
JP2708974B2 (ja) 画像形成装置の定着装置
JP2003118888A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JPH04275564A (ja) 画像形成装置及びその用紙搬送方法
JPH11100135A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP3119780B2 (ja) 画像形成装置
JPH063910A (ja) 画像形成装置
JPH0667481A (ja) 画像形成装置
JP2009128441A (ja) 画像形成装置
JPH11184184A (ja) 画像形成装置
JP2758678B2 (ja) 画像形成装置
JPH079559B2 (ja) 電子写真複写機
JPH06250462A (ja) 画像形成装置
JPH05127533A (ja) トナー濃度制御装置
JPH03103874A (ja) 用紙搬送制御装置
JP2002365917A (ja) 画像形成装置
JPH06130752A (ja) 画像形成装置
JP2009294414A (ja) 画像形成装置