JPH10339374A - バタフライ弁 - Google Patents
バタフライ弁Info
- Publication number
- JPH10339374A JPH10339374A JP14980297A JP14980297A JPH10339374A JP H10339374 A JPH10339374 A JP H10339374A JP 14980297 A JP14980297 A JP 14980297A JP 14980297 A JP14980297 A JP 14980297A JP H10339374 A JPH10339374 A JP H10339374A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- curvature
- valve body
- radius
- center line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール性を良好に維持した状態で弁体を小さ
なトルクで容易に開閉すること。 【解決手段】 弁箱1内に弁棒を介して弁体3が開閉可
能に配置され、該弁体3の外周シート面3aが、弁棒の
軸心を通って弁体3を縦断する中心線A上の中心点から
所定の曲率半径で円弧状に形成されており、前記弁棒を
介して弁体3を全閉させることにより、その弁体3の外
周シート面3aが弁箱1の内周面に設けた弁座4に圧接
されるようにしたバタフライ弁において、前記外周シー
ト面3aの中心線Aより閉方向作動前側部分3Aの曲率
半径R3がその外周シート面3aの中心線Aより閉方向
作動後側部分3Bの曲率半径R4よりも小さく設定され
ている。
なトルクで容易に開閉すること。 【解決手段】 弁箱1内に弁棒を介して弁体3が開閉可
能に配置され、該弁体3の外周シート面3aが、弁棒の
軸心を通って弁体3を縦断する中心線A上の中心点から
所定の曲率半径で円弧状に形成されており、前記弁棒を
介して弁体3を全閉させることにより、その弁体3の外
周シート面3aが弁箱1の内周面に設けた弁座4に圧接
されるようにしたバタフライ弁において、前記外周シー
ト面3aの中心線Aより閉方向作動前側部分3Aの曲率
半径R3がその外周シート面3aの中心線Aより閉方向
作動後側部分3Bの曲率半径R4よりも小さく設定され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール性を良好に
維持した状態で弁体を小さなトルクで容易に開閉するこ
とができるバタフライ弁に関する。
維持した状態で弁体を小さなトルクで容易に開閉するこ
とができるバタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバタフライ弁の一例とし
て図3に示すものがある。これは、同心型バタフライ弁
と称されるものであって、弁箱1内に弁棒2を介して弁
体3が開閉可能に配置され、該弁体3の外周シート面3
aが、弁棒2の軸心Oを通って弁体3を縦断する中心線
Aを基準にして線対称の円弧状に形成されており、弁体
3の全開状態(図3仮想線参照)から、弁棒2を介して
弁体3を閉方向作動aに回動させることにより、その弁
体3の外周シート面3aが弁箱1の内周面に設けたゴム
などの弾性材からなる弁座4に圧接されて、弁体3を全
閉状態(図3実線状態)にすることができる。
て図3に示すものがある。これは、同心型バタフライ弁
と称されるものであって、弁箱1内に弁棒2を介して弁
体3が開閉可能に配置され、該弁体3の外周シート面3
aが、弁棒2の軸心Oを通って弁体3を縦断する中心線
Aを基準にして線対称の円弧状に形成されており、弁体
3の全開状態(図3仮想線参照)から、弁棒2を介して
弁体3を閉方向作動aに回動させることにより、その弁
体3の外周シート面3aが弁箱1の内周面に設けたゴム
などの弾性材からなる弁座4に圧接されて、弁体3を全
閉状態(図3実線状態)にすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、図
4に実線で示すように、弁体3の外周シート面3aを中
心線A上の中心点P1から大きな曲率半径R1で線対称
の円弧状に形成した場合には、その外周シート面3aと
弁座4との接触範囲α1が広くなって、シール性が向上
するが、弁体開閉必要トルクが大きくなり、弁体3を全
閉状態にするのに大きな力が必要となる。
4に実線で示すように、弁体3の外周シート面3aを中
心線A上の中心点P1から大きな曲率半径R1で線対称
の円弧状に形成した場合には、その外周シート面3aと
弁座4との接触範囲α1が広くなって、シール性が向上
するが、弁体開閉必要トルクが大きくなり、弁体3を全
閉状態にするのに大きな力が必要となる。
【0004】そこで、図4に仮想線で示すように、弁体
3の外周シート面3aを中心線A上の中心点P2から小
さな曲率半径R2で線対称の円弧状に形成することが考
えられる。これによると、外周シート面3aと弁座4と
の接触範囲α2が狭くなって、弁体開閉必要トルクが小
さくなり、弁体3を小さな力で容易に全閉状態にするこ
とができるが、最高使用圧力の流体をシールすることが
困難になる。
3の外周シート面3aを中心線A上の中心点P2から小
さな曲率半径R2で線対称の円弧状に形成することが考
えられる。これによると、外周シート面3aと弁座4と
の接触範囲α2が狭くなって、弁体開閉必要トルクが小
さくなり、弁体3を小さな力で容易に全閉状態にするこ
とができるが、最高使用圧力の流体をシールすることが
困難になる。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、シール性を
良好に維持した状態で弁体を小さな力で容易に開閉する
ことができるバタフライ弁を提供することを目的として
いる。
良好に維持した状態で弁体を小さな力で容易に開閉する
ことができるバタフライ弁を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、弁箱内に弁棒を介して弁体が開閉可能に
配置され、該弁体の外周シート面が、前記弁棒の軸心を
通って弁体を縦断する中心線上の中心点から所定の曲率
半径で円弧状に形成されており、前記弁棒を介して弁体
を全閉させることにより、その弁体の外周シート面が前
記弁箱の内周面に設けた弁座に圧接されるようにしたバ
タフライ弁において、前記外周シート面の前記中心線よ
り閉方向作動前側部分の曲率半径がその外周シート面の
中心線より閉方向作動後側部分の曲率半径よりも小さく
設定されていることを特徴とする。
め、本発明は、弁箱内に弁棒を介して弁体が開閉可能に
配置され、該弁体の外周シート面が、前記弁棒の軸心を
通って弁体を縦断する中心線上の中心点から所定の曲率
半径で円弧状に形成されており、前記弁棒を介して弁体
を全閉させることにより、その弁体の外周シート面が前
記弁箱の内周面に設けた弁座に圧接されるようにしたバ
タフライ弁において、前記外周シート面の前記中心線よ
り閉方向作動前側部分の曲率半径がその外周シート面の
中心線より閉方向作動後側部分の曲率半径よりも小さく
設定されていることを特徴とする。
【0007】上記構成において、弁体の全開状態から、
弁棒を介して弁体を閉方向作動に回動させることによ
り、その弁体の外周シート面が弁箱の内周面に設けた弁
座に圧接されて、弁体を全閉状態にすることができる。
弁棒を介して弁体を閉方向作動に回動させることによ
り、その弁体の外周シート面が弁箱の内周面に設けた弁
座に圧接されて、弁体を全閉状態にすることができる。
【0008】この場合、弁体外周シート面の閉方向作動
前側部分の曲率半径が小さくて、その前側部分と弁座と
の接触範囲が狭いため、弁体を小さなトルクで容易に全
閉状態にすることができる。
前側部分の曲率半径が小さくて、その前側部分と弁座と
の接触範囲が狭いため、弁体を小さなトルクで容易に全
閉状態にすることができる。
【0009】また、全閉状態では、弁体外周シート面の
閉方向作動後側部分の曲率半径が大きくて、その後側部
分と弁座との接触範囲が広いため、シール性が良好で、
最高使用圧力の流体を確実にシールすることができる。
閉方向作動後側部分の曲率半径が大きくて、その後側部
分と弁座との接触範囲が広いため、シール性が良好で、
最高使用圧力の流体を確実にシールすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の実施の一
形態であるバタフライ弁を示すものであって、弁体3の
外周シート面3aの中心線Aより閉方向作動前側部分3
Aが、中心線A上の中心点P3から小さな曲率半径R3
で円弧状に形成され、前記外周シート面3aの中心線A
より閉方向作動後側部分3Bが、中心線A上の中心点P
4から大きな曲率半径R4で円弧状に形成されており、
これによって、前記外周シート面3aが中心線Aを基準
にして非対称形に形成されている。上記以外の構成は図
3及び図4に示す従来例とほぼ同じであるから、同一部
分に同一符号を付してその説明を省略する。
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の実施の一
形態であるバタフライ弁を示すものであって、弁体3の
外周シート面3aの中心線Aより閉方向作動前側部分3
Aが、中心線A上の中心点P3から小さな曲率半径R3
で円弧状に形成され、前記外周シート面3aの中心線A
より閉方向作動後側部分3Bが、中心線A上の中心点P
4から大きな曲率半径R4で円弧状に形成されており、
これによって、前記外周シート面3aが中心線Aを基準
にして非対称形に形成されている。上記以外の構成は図
3及び図4に示す従来例とほぼ同じであるから、同一部
分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0011】上記構成において、弁体3の全開状態(図
1仮想線参照)から、弁棒2を介して弁体3を閉方向作
動aに回動させることにより、その弁体3の外周シート
面3aが弁箱1の内周面に設けたゴムなどの弾性材から
なる弁座4に圧接されて、弁体3を全閉状態(図1及び
図2の実線状態)にすることができる。
1仮想線参照)から、弁棒2を介して弁体3を閉方向作
動aに回動させることにより、その弁体3の外周シート
面3aが弁箱1の内周面に設けたゴムなどの弾性材から
なる弁座4に圧接されて、弁体3を全閉状態(図1及び
図2の実線状態)にすることができる。
【0012】この場合、弁体外周シート面3aの閉方向
作動前側部分3Aの曲率半径R3が小さくて、その前側
部分3Aと弁座4との接触範囲α3が狭いため、弁体3
を小さなトルクで容易に全閉状態にすることができる。
作動前側部分3Aの曲率半径R3が小さくて、その前側
部分3Aと弁座4との接触範囲α3が狭いため、弁体3
を小さなトルクで容易に全閉状態にすることができる。
【0013】また、全閉状態では、弁体外周シート面3
aの閉方向作動後側部分3Bの曲率半径R4が大きく
て、その後側部分3Bと弁座4との接触範囲α4が広い
ため、シール性が良好で、最高使用圧力の流体を確実に
シールすることができる。
aの閉方向作動後側部分3Bの曲率半径R4が大きく
て、その後側部分3Bと弁座4との接触範囲α4が広い
ため、シール性が良好で、最高使用圧力の流体を確実に
シールすることができる。
【0014】実験によれば、例えば曲率半径R3を3m
mとし、曲率半径R4を9mmとした場合、即ち、R3
とR4との比率を1対3にした場合に、シール性を良好
に維持した状態で弁体開閉必要トルクを小さくすること
ができることが判明した。
mとし、曲率半径R4を9mmとした場合、即ち、R3
とR4との比率を1対3にした場合に、シール性を良好
に維持した状態で弁体開閉必要トルクを小さくすること
ができることが判明した。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、弁体外周シート面の閉
方向作動前側部分の曲率半径が小さくて、その前側部分
と弁座との接触範囲が狭いため、弁体を小さなトルクで
容易に全閉状態にすることができる。
方向作動前側部分の曲率半径が小さくて、その前側部分
と弁座との接触範囲が狭いため、弁体を小さなトルクで
容易に全閉状態にすることができる。
【0016】また、全閉状態では、弁体外周シート面の
閉方向作動後側部分の曲率半径が大きくて、その後側部
分と弁座との接触範囲が広いため、シール性が良好で、
最高使用圧力の流体を確実にシールすることができる。
閉方向作動後側部分の曲率半径が大きくて、その後側部
分と弁座との接触範囲が広いため、シール性が良好で、
最高使用圧力の流体を確実にシールすることができる。
【図1】 本発明の実施の一形態であるバタフライ弁の
断面図である。
断面図である。
【図2】 同要部の拡大断面図である。
【図3】 従来例を示す断面図である。
【図4】 同要部の拡大断面図である。
1 弁箱 2 弁棒 3 弁体 3a 弁体の外周シート面 3A 閉方向作動前側部分 3B 閉方向作動後側部分 R3 閉方向作動前側部分の曲率半径 R4 閉方向作動後側部分の曲率半径 4 弁座 a 弁体の閉方向作動
Claims (1)
- 【請求項1】 弁箱内に弁棒を介して弁体が開閉可能に
配置され、該弁体の外周シート面が、前記弁棒の軸心を
通って弁体を縦断する中心線上の中心点から所定の曲率
半径で円弧状に形成されており、前記弁棒を介して弁体
を全閉させることにより、その弁体の外周シート面が前
記弁箱の内周面に設けた弁座に圧接されるようにしたバ
タフライ弁において、前記外周シート面の前記中心線よ
り閉方向作動前側部分の曲率半径がその外周シート面の
中心線より閉方向作動後側部分の曲率半径よりも小さく
設定されていることを特徴とするバタフライ弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14980297A JPH10339374A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | バタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14980297A JPH10339374A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | バタフライ弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10339374A true JPH10339374A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15483043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14980297A Pending JPH10339374A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | バタフライ弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10339374A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001069207A1 (fr) * | 2000-03-16 | 2001-09-20 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Procede et instrument de mesure utilisant l'attenuation de la reflexion totale |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP14980297A patent/JPH10339374A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001069207A1 (fr) * | 2000-03-16 | 2001-09-20 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Procede et instrument de mesure utilisant l'attenuation de la reflexion totale |
US6864984B2 (en) | 2000-03-16 | 2005-03-08 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Measuring method and apparatus using attenuation in total reflection |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |