JPH103382A - オペレーティングシステム生成装置および生成方法 - Google Patents

オペレーティングシステム生成装置および生成方法

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JPH103382A
JPH103382A JP8156544A JP15654496A JPH103382A JP H103382 A JPH103382 A JP H103382A JP 8156544 A JP8156544 A JP 8156544A JP 15654496 A JP15654496 A JP 15654496A JP H103382 A JPH103382 A JP H103382A
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JP8156544A
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Yoshiyuki Iwamura
喜之 岩村
Fumio Sumi
史生 角
Motohide Nishihata
素秀 西畑
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーションに応じて、不要な処理を除
いた各機能のオブジェクトを生成することによって、サ
イズが小さく高速なOSを生成するオペレーティングシス
テム生成装置および生成方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 アプリケーションが使用するシステムコ
ールおよびタイムアウト機能の使用の有無などに関する
定義を行うOSメイン定義ファイル102と、このファイ
ルを使用してプログラム行の削除または挿入を制御する
マークを付加したOSメインソースファイル101と、こ
れらのファイルを入力としてOSメインソースファイルの
編集を行うOSソース編集手段104備えることにより、
サイズが小さく、高速なOSを生成し、OSソースファイル
内でのマーク付加が容易であるという効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオペレーティングシ
ステム(以下OS)を使用する時に用いるOSの生成装置お
よび生成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオペレーティングシステム生成装
置および生成方法としては、システムコール毎のオブジ
ェクトを用意し、オブジェクトのリンク手段を用いて、
必要なオブジェクトを選択する装置がある。
【0003】OS、特に、組み込み用途で用いられるOSを
使用する場合には、OSに備えられている機能の中で、ア
プリケーションプログラム中で使用される機能のみを実
現するOSを構築して使用することが望まれている。それ
は、個々のアプリケーションプログラムに必要な機能の
みを含むOSがそのアプリケーションプログラムにとっ
て、もっともサイズが小さく、高速なOSとなるからであ
る。そのために、特に組み込み用のOSは、アプリケーシ
ョンプログラムに応じてOSを構築できる仕組みを持って
いる場合が多い。
【0004】OSは、タスク管理、タスク付属同期管理、
同期通信管理、時間管理、などの機能を備えており、ま
た、タスク付属同期管理機能は、ウェイト管理機能(タ
スクの待ち状態への移行と待ち状態からの起床管理機
能)、サスペンド管理機能(タスクの強制待ち状態(サ
スペンド状態)への移行と強制待ち状態からの再開管理
機能)などの機能から構成されており、同期通信機能
は、さらに、イベントフラグ管理、セマフォ管理、メー
ルボックス管理などの機能から構成されている。そし
て、アプリケーションプログラム中で、例えば、同期通
信管理機能を使用する時に、イベントフラグとセマフォ
とが使用される場合には、同期通信管理の中で、イベン
トフラグ管理とセマフォ管理の部分のみが抽出して使用
されることになる(メールボックス管理の部分を除いた
同期通信管理機能を持つOSが構築されることになる)。
【0005】以下図面を参照しながら、上記した従来の
オペレーティングシステム生成装置および生成方法の一
例について説明する。
【0006】図6は従来のオペレーティングシステム生
成装置および生成方法のブロック図を示すものであり、
図7は、OSメインオブジェクトの一例を示す詳細図であ
り、図8は、OSデータ定義ファイルの一例を示す詳細図
である。
【0007】図6において、601は、後述するOSデー
タ定義ファイルと共に使用し、後述するOSデータオブジ
ェクトを生成するOSデータソースファイル、602は、
アプリケーションプログラムが使用するタスク数および
同期通信機能に関する定義を行うOSデータ定義ファイ
ル、603は、OSデータソースファイル601とOSデー
タ定義ファイル602とから後述するOSデータオブジェ
クトを生成するプログラム変換手段、604は、OSデー
タソースファイル601とOSデータ定義ファイル602
とから生成されるOSデータオブジェクト、605は、OS
データオブジェクト604以外のOS部分であるOSメイン
オブジェクト、606は、アプリケーションソースファ
イル、607は、後述するアプリケーションオブジェク
トを生成するプログラム変換手段、608は、アプリケ
ーションソースファイル606から生成されるアプリケ
ーションオブジェクト、609は、OSデータオブジェク
ト604とOSメインオブジェクト605とアプリケーシ
ョンオブジェクト608とを結合するリンク手段、61
0は、リンク手段609によって生成される実行形式フ
ァイルである。
【0008】図7において、71は、OSメインオブジェ
クト605を構成するタスク管理オブジェクト、72
は、タスク付属同期管理オブジェクト、721は、タス
ク付属同期管理オブジェクト72を構成するウェイト管
理オブジェクト、722は、サスペンド管理オブジェク
ト、73は、同期通信管理オブジェクト、731は、同
期通信管理オブジェクト73を構成するイベントフラグ
管理オブジェクト、732は、セマフォ管理オブジェク
ト、733は、メールボックス管理オブジェクト、74
は、時間管理オブジェクトである。
【0009】以上のように構成されたオペレーティング
システム生成装置および生成方法について、以下その動
作について説明する。
【0010】ここでは、アプリケーションが、OS機能の
中で、タスク管理機能の全機能、タスク付属同期管理機
能のウェイト管理機能のみ(サスペンド管理機能は使用
しない)、同期通信管理機能のイベントフラグ管理機能
とセマフォ管理機能、時間管理機能の全機能を使用し、
タスク数が8、イベントフラグ数が4、セマフォ数が2
の場合について説明する。
【0011】アプリケーション作成者は、アプリケーシ
ョンプログラム中で、使用するOS機能のシステムコール
の関数を用いてプログラミングする。そして、図8のよ
うにOSデータ定義ファイルを作成する。つまり、使用す
るタスク数、イベントフラグ数、セマフォ数をそれぞ
れ、MAXTSK、MAXFLG、MAXSEMとして定義する。また、メ
ールボックス管理機能は使用しないので、MAXMSGは定義
しない。
【0012】以下動作を述べる。 (1)プログラム変換手段603は、OSデータソースフ
ァイル601およびOSデータ定義ファイル602を入力
として、コンパイルを行いOSデータオブジェクト604
を生成する。この時、OSデータ定義ファイル602(図
8)で定義された個数のタスク数(8個)、イベントフ
ラグ数(4個)、セマフォ数(2個)がOSデータオブジ
ェクト604内に生成される。
【0013】(2)プログラム変換手段607は、アプ
リケーションソースファイル606を入力として、コン
パイルを行いアプリケーションオブジェクト608を生
成する。
【0014】(3)リンク手段609は、OSデータオブ
ジェクト604とアプリケーションオブジェクト608
とOSメインオブジェクト605とを入力として、これら
のオブジェクトを結合し、実行形式ファイル610を生
成する。この時、アプリケーションオブジェクト608
では、使用するOS機能であるタスク管理機能、タスク付
属同期管理機能のウェイト管理機能、同期通信管理機能
のイベントフラグ管理機能とセマフォ管理機能、時間管
理機能のシステムコールを用いてプログラミングされて
いるので、リンク手段609は、図7のタスク管理オブ
ジェクト71、ウェイト管理オブジェクト722、イベ
ントフラグ管理オブジェクト731、セマフォ管理オブ
ジェクト732、時間管理オブジェクト74を抽出し、
実行形式ファイル610の構成要素とする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、イベントフラグ機能を使用するか否か
で、イベントフラグ機能全体のオブジェクトを結合する
かしないかの選択しかできない。このため、例えば、タ
スク付属同期管理機能の中で、タスクの取りうる状態
(ここでは、サスペンド状態)に関わるサスペンド管理
機能を使用しない場合を考えると、タスクの取りうる状
態を扱う処理は、一般的に、同期通信機能の各機能中に
も処理として組み込まれているので、実際は、同期通信
機能の各機能(イベントフラグ管理機能、セマフォ管理
機能、メールボックス管理機能)を実現しているオブジ
ェクト内で、必要のない部分(例えば、タスク状態を判
定する処理の中で、サスペンド状態を判定する処理)が
残ったままで、実行形式が生成されることになり、不要
な処理を含んだサイズの大きな、処理の遅いOSを生成す
るという問題点を有していた。
【0016】本発明は上記問題点に鑑み、アプリケーシ
ョンに応じて、不要な処理を除いた各機能のオブジェク
トを生成することによって、サイズの小さな高速なOSを
生成するオペレーティングシステム生成装置および生成
方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のオペレーティングシステム生成装置および
生成方法は、OSメイン定義ファイルとOSメインソースフ
ァイルとを入力としてOSメインソースファイルの編集を
行うOSソース編集手段と、前記OSソース編集手段で編集
された編集済みOSメインソースファイルを入力として、
OSのオブジェクトあるいはライブラリを生成するプログ
ラム変換手段とを備え、前記OSメイン定義ファイルは、
少なくともアプリケーションプログラム中において使用
されるシステムコールとタイムアウト機能の使用の有無
とエラー処理の有無とが定義されるファイルであり、前
記OSメインソースファイルは、前記OSメイン定義ファイ
ルで定義された内容を使用してプログラム行の削除また
は挿入を制御するマークが付加されたファイルであるも
のである。
【0018】また、OSメイン定義ファイルとOS定義情報
変換データとOSメインソースファイルとを入力としてOS
メインソースファイルの編集を行うOSソース編集手段
と、前記OSソース編集手段で編集された編集済みOSメイ
ンソースファイルを入力として、OSのオブジェクトある
いはライブラリを生成するプログラム変換手段とを備
え、前記OSメイン定義ファイルは、少なくともアプリケ
ーションプログラム中において使用されるシステムコー
ルとタイムアウト機能の使用の有無とエラー処理の有無
とが定義されるファイルであり、前記OS定義情報変換デ
ータは、前記OSメイン定義ファイルの内容を組み合わせ
た内容を生成するために使用するデータであり、前記OS
メインソースファイルは、前記OSメイン定義ファイルと
前記OS定義情報変換データとで定義された内容および生
成された内容を使用してプログラム行の削除または挿入
を制御するマークが付加されたファイルとすることもで
きる。
【0019】また、少なくともアプリケーションプログ
ラム中において使用されるシステムコールとタイムアウ
ト機能の使用の有無とエラー処理の有無とを定義したOS
メイン定義ファイルを生成するステップと、前記OSメイ
ン定義ファイルで定義された内容を使用してプログラム
行の削除または挿入を制御するマークを付加してOSメイ
ンソースファイルを生成するステップと、前記OSメイン
定義ファイルと前記OSメインソースファイルとを入力と
して前記OSメインソースファイルの編集を行うOSソース
編集ステップと、前記OSソース編集ステップで編集され
た編集済みOSメインソースファイルを入力として、OSの
オブジェクトあるいはライブラリを生成するプログラム
変換ステップとからなることもできる。
【0020】また、少なくともアプリケーションプログ
ラム中において使用されるシステムコールとタイムアウ
ト機能の使用の有無とエラー処理の有無とを定義したOS
メイン定義ファイルを生成するステップと、前記OSメイ
ン定義ファイルの内容を組み合わせた内容を生成するた
めのデータを定義したOS定義情報変換データを生成する
ステップと、前記OSメインソースファイルに対して、前
記OSメイン定義ファイルと前記OS定義情報変換データと
で定義された内容および生成された内容を使用してプロ
グラム行の削除または挿入を制御するマークを付加して
OSメインソースファイルを生成するステップと、前記OS
メイン定義ファイルと前記OS定義情報変換データと前記
OSメインソースファイルとを入力として前記OSメインソ
ースファイルの編集を行うOSソース編集ステップと、前
記OSソース編集ステップで編集された編集済みOSメイン
ソースファイルを入力として、OSのオブジェクトあるい
はライブラリを生成するプログラム変換ステップとから
なることもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態による
オペレーティングシステム生成装置および生成方法につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態におけるオペ
レーティングシステム生成装置および生成方法のブロッ
ク図を示すものであり、図2は、OSメインソースファイ
ルの一例を示す詳細図であり、図3は、OSメインソース
ファイルの中のイベントフラグ管理ソースの一例を示す
詳細図であり、図4は、OSメイン定義ファイルの一例を
示す詳細図であり、図5は、OS定義情報変換データの一
例を示す詳細図である。
【0023】図1において、101は、後述するOSメイ
ン定義ファイルと後述するOS定義情報変換データとで定
義された内容および生成された内容とを使用してプログ
ラム行の削除または挿入を制御するマークが付加された
OSメインソースファイル、102は、アプリケーション
が使用するシステムコールおよびタイムアウト機能の使
用の有無およびエラー処理の有無に関する定義を行うOS
メイン定義ファイル、103は、OSメイン定義ファイル
102の内容を組み合わせた内容を生成するために使用
するOS定義情報変換データ、104は、OSメイン定義フ
ァイル102とOS定義情報変換データ103とOSメイン
ソースファイル101とを入力としてOSメインソースフ
ァイル101の編集を行うOSソース編集手段、105は
OSソース編集手段104が編集した編集済みOSメインソ
ースファイル、109は、編集済みOSメインソースファ
イル105をコンパイルし、後述するOSメインオブジェ
クトを生成するプログラム変換手段、112は、その結
果生成されるOSメインオブジェクト、106は、後述す
るOSデータ定義ファイルと共に使用し、後述するOSデー
タオブジェクトを生成するOSデータソースファイル、1
07は、アプリケーションプログラムが使用するタスク
数および同期通信機能に関する定義を行うOSデータ定義
ファイル、110は、OSデータソースファイル106と
OSデータ定義ファイル107とから後述するOSデータオ
ブジェクトを生成するプログラム変換手段、113は、
その結果生成されるOSデータオブジェクト、108は、
アプリケーションソースファイル、111は、後述する
アプリケーションオブジェクトを生成するプログラム変
換手段、114は、アプリケーションソースファイル1
08から生成されるアプリケーションオブジェクト、1
15は、OSデータオブジェクト113およびOSメインオ
ブジェクト112およびアプリケーションオブジェクト
114とを結合するリンク手段、116は、リンク手段
115によって生成される実行形式ファイルである。
【0024】図2において、21は、OSメインソースフ
ァイル101を構成するタスク管理ソース、22は、タ
スク付属同期管理ソース、221は、タスク付属同期管
理ソース22を構成するウェイト管理ソース、222
は、サスペンド管理ソース、23は、同期通信管理ソー
ス、231は、同期通信管理ソース23を構成するイベ
ントフラグ管理ソース、232は、セマフォ管理ソー
ス、233は、メールボックス管理ソース、24は、時
間管理ソースである。
【0025】以上のように構成されたオペレーティング
システム生成装置および生成方法について、以下その動
作を説明する。
【0026】アプリケーション作成者は、アプリケーシ
ョンプログラム中で、使用するOS機能のシステムコール
の関数を用いてプログラミングする。また、図4のよう
に、使用するOS機能のシステムコールの関数、タイムア
ウト機能の使用の有無およびエラー処理の有無に関する
定義を行う。図4で、#defineに続く行が使用する機能
であり、#undefに続く行が使用されない機能を示してい
る。
【0027】また、図3で示されるように、イベントフ
ラグ管理ソースには、サスペンド管理機能が定義された
場合にサスペンド管理機能を実現するのに必要であるサ
スペンド状態に関する処理のプログラム部分の前後に、
マークが付けられている。すなわち、図3の「サスペン
ド状態処理開始マーク」と「サスペンド状態処理終了マ
ーク」とがこれに該当する。このマークは、サスペンド
管理機能が定義されたときに、サスペンド状態に関する
処理をプログラムに組み込み、定義されないときには、
削除することを示している。図3の場合には、タイムア
ウト機能に関する処理の前後にもマーク付けが行われて
いる。すなわち、図3の「タイムアウト関連処理開始マ
ーク」と「タイムアウト関連処理終了マーク」とがこれ
に該当する。このマークは、タイムアウト機能が定義さ
れたときに、タイムアウトに関する処理をプログラムに
組み込み、定義されないときには、削除することを示し
ている。
【0028】さらに、図5で示される変換データは、図
4のOSメイン定義ファイル内で、サスペンド管理機能に
関するシステムコールである、sus_tskとrsm_tskとを示
すSUS_TSKおよびRSM_TSKが共に定義されるとこれらの定
義の組み合わせとして、サスペンド状態が存在すること
を示すSUSPENDが定義されることを示している。ここ
で、sus_tskは、タスクの強制待ち状態(サスペンド状
態)への移行のためのシステムコールであり、rsm_tsk
は、強制待ち状態からの再開を示すシステムコールであ
る。逆に、SUS_TSKとRSM_TSKの少なくとも一方が定義さ
れない場合には、サスペンド状態を示すSUSPENDは定義
されないこととなる。図5で示されるOS定義情報変換デ
ータ103を使用すると、OSメインソースファイルは、
SUS_TSKとRSM_TSKとが定義されているか否かといった内
容ではなく、サスペンド状態が存在するか否かという内
容であるSUSPENDを用いて、マーク付けを行うことが可
能となっている。つまり、図3中の例えば、サスペンド
状態処理開始マークは、SUS_TSKとRSM_TSKという2つの
文字列でなく、SUSPENDという1つの文字列に対して関
連するように記述することができる。
【0029】ここでは、アプリケーションが、OS機能の
中で、タスク管理機能の全機能、タスク付属同期機能の
ウェイト管理機能(つまり、サスペンド管理機能は使用
しない)、同期通信機能のイベントフラグ管理機能とセ
マフォ管理機能、時間管理機能の全機能、タイムアウト
機能を使用する場合についての動作について、以下に述
べる。
【0030】(1)OSソース編集手段104は、OSメイ
ン定義ファイル102とOS定義情報変換データ103と
OSメインソースファイル101とを入力としてOSメイン
ソースファイル101の編集を行う。
【0031】(1−1)この時、OSソース編集手段10
4は、OSメイン定義ファイル102(図4)を参照し、
アプリケーションが使用するOS機能である、タスク管理
ソース21の全ソース、タスク付属同期管理ソース内の
ウェイト管理ソース221、同期通信管理ソース22内
のイベントフラグ管理ソース231とセマフォ管理ソー
ス232、時間管理ソース24内の全ソースを選ぶ。
【0032】(1−2)そして、OSソース編集手段10
4は、OSメイン定義ファイル102(図4)を参照し、
タイムアウト機能を使用することが分かる(#define T
IME_OUTの行)ので、イベントフラグ管理ソース231
(図3)内のタイムアウト関連処理開始マークと終了マ
ークとで囲まれた処理(タイムアウトに関する処理)を
削除せずに、プログラムとして有効にする。以下その他
の管理部ソース(タスク管理ソース21、セマフォ管理
ソース22など)に対しても同様な処理が行われる。
【0033】(1−3)次に、OSソース編集手段104
は、OSメイン定義ファイル102(図4)に加え、OS定
義情報変換データ103(図5)を参照し、OSメイン定
義ファイル102(図4)内で、SUS_TSKとRSM_TSKとが
定義されていない(共に#undef SUS_TSK、#undef RSM
_TSKとなっている)ので、サスペンド状態が存在しない
ことが分かる(SUSPENDが定義されない)。従って、イ
ベントフラグ管理ソース231(図3)内のサスペンド
状態処理開始マークと終了マークとで囲まれた処理(サ
スペンド状態に関する処理)を削除し、プログラムとし
て無効にする。以下その他の管理部ソース(タスク管理
ソース21、セマフォ管理ソース232など)に対して
も同様な処理が行われる。
【0034】(1−4)以上の結果、編集済みOSメイン
ソースファイル105が生成される。
【0035】(2)プログラム変換手段109は、編集
済みOSメインソースファイル105を入力として、コン
パイルを行いOSメインオブジェクト112を生成する。
【0036】(3)プログラム変換手段110は、OSデ
ータソースファイル106とOSデータ定義ファイル10
7とを入力として、コンパイルを行いOSデータオブジェ
クト113を生成する。この時、OSデータ定義ファイル
107で定義された個数のタスク数、イベントフラグ
数、セマフォ数がOSデータオブジェクト113内に生成
されるのは、従来例で述べた動作と同様である。
【0037】(4)プログラム変換手段111は、アプ
リケーションソースファイル108を入力として、コン
パイルを行いアプリケーションオブジェクト114を生
成する。
【0038】(5)リンク手段115は、OSデータオブ
ジェクト113とアプリケーションオブジェクト114
とOSメインオブジェクト112とを入力として、これら
のオブジェクトを結合し、実行形式ファイル116を生
成する。
【0039】以上のように本発明の一実施の形態によれ
ば、OS機能の各管理部内で、アプリケーションが必要と
しない処理部分を削除するという作用、OSメイン定義フ
ァイルの内容のみでなく、その内容を組み合わせた内容
を使用して、OSソースファイル内でのマーク付加を行え
るという作用とがあり、サイズが小さく、高速なOSを生
成し、OSソースファイル内でのマーク付加が容易である
という効果が得られる。
【0040】尚、OSメイン定義ファイル102とOS定義
情報変換データ103とOSデータ定義ファイル107と
は、別の構成要素としたが、実体としては、1つのファ
イルであっても良い。
【0041】また、プログラム変換手段によってコンパ
イルが行われるとしたが、アセンブルが行われても良
い。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、OSメイン定義フ
ァイルとOSメインソースファイルとを入力としてOSメイ
ンソースファイルの編集を行うOSソース編集手段と、OS
ソース編集手段で編集された編集済みOSメインソースフ
ァイルを入力として、OSのオブジェクトあるいはライブ
ラリを生成するプログラム変換手段とを備え、OSメイン
定義ファイルは、少なくともアプリケーションプログラ
ム中において使用されるシステムコールとタイムアウト
機能の使用の有無とエラー処理の有無とが定義されるフ
ァイルであり、OSメインソースファイルは、OSメイン定
義ファイルで定義された内容を使用してプログラム行の
削除または挿入を制御するマークが付加されたファイル
であることにより、OS機能の各管理部内で、アプリケー
ションが必要としない処理部分を削除するという作用が
あり、サイズが小さく、高速なOSを生成するという効果
が得られる。
【0043】また、OSメイン定義ファイルとOS定義情報
変換データとOSメインソースファイルとを入力としてOS
メインソースファイルの編集を行うOSソース編集手段
と、OSソース編集手段で編集された編集済みOSメインソ
ースファイルを入力として、OSのオブジェクトあるいは
ライブラリを生成するプログラム変換手段とを備え、OS
メイン定義ファイルは、少なくともアプリケーションプ
ログラム中において使用されるシステムコールとタイム
アウト機能の使用の有無とエラー処理の有無とが定義さ
れるファイルであり、OS定義情報変換データは、OSメイ
ン定義ファイルの内容を組み合わせた内容を生成するた
めに使用するデータであり、OSメインソースファイル
は、OSメイン定義ファイルとOS定義情報変換データとで
定義された内容および生成された内容を使用してプログ
ラム行の削除または挿入を制御するマークが付加された
ファイルであることにより、OS機能の各管理部内で、ア
プリケーションが必要としない処理部分を削除するとい
う作用、OSメイン定義ファイルの内容のみでなく、その
内容を組み合わせた内容を使用して、OSソースファイル
内でのマーク付加を行えるという作用とがあり、サイズ
が小さく、高速なOSを生成し、OSソースファイル内での
マーク付加が容易であるという効果が得られる。
【0044】また、少なくともアプリケーションプログ
ラム中において使用されるシステムコールとタイムアウ
ト機能の使用の有無とエラー処理の有無とを定義したOS
メイン定義ファイルを生成するステップと、OSメイン定
義ファイルで定義された内容を使用してプログラム行の
削除または挿入を制御するマークを付加してOSメインソ
ースファイルを生成するステップとOSメイン定義ファイ
ルと、OSメインソースファイルとを入力としてOSメイン
ソースファイルの編集を行うOSソース編集ステップと、
OSソース編集ステップで編集された編集済みOSメインソ
ースファイルを入力として、OSのオブジェクトあるいは
ライブラリを生成するプログラム変換ステップとからな
ることにより、OS機能の各管理部内で、アプリケーショ
ンが必要としない処理部分を削除するという作用があ
り、サイズが小さく、高速なOSを生成するという効果が
得られる。
【0045】また、少なくともアプリケーションプログ
ラム中において使用されるシステムコールとタイムアウ
ト機能の使用の有無とエラー処理の有無とを定義したOS
メイン定義ファイルを生成するステップと、OSメイン定
義ファイルの内容を組み合わせた内容を生成するための
データを定義したOS定義情報変換データを生成するステ
ップと、OSメインソースファイルに対して、OSメイン定
義ファイルとOS定義情報変換データとで定義された内容
および生成された内容を使用してプログラム行の削除ま
たは挿入を制御するマークを付加してOSメインソースフ
ァイルを生成するステップと、OSメイン定義ファイルと
OS定義情報変換データとOSメインソースファイルとを入
力としてOSメインソースファイルの編集を行うOSソース
編集ステップと、OSソース編集ステップで編集された編
集済みOSメインソースファイルを入力として、OSのオブ
ジェクトあるいはライブラリを生成するプログラム変換
ステップとからなることにより、OS機能の各管理部内
で、アプリケーションが必要としない処理部分を削除す
るという作用、OSメイン定義ファイルの内容のみでな
く、その内容を組み合わせた内容を使用して、OSソース
ファイル内でのマーク付加を行えるという作用とがあ
り、サイズが小さく、高速なOSを生成し、OSソースファ
イル内でのマーク付加が容易であるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるオペレーティン
グシステム生成装置および生成方法のブロック図
【図2】OSメインソースファイル101の一例を示す詳
細図
【図3】OSメインソースファイル101の中のイベント
フラグ管理ソース231の一例を示す詳細図
【図4】OSメイン定義ファイル102の一例を示す詳細
【図5】OS定義情報変換データ103の一例を示す詳細
【図6】従来のオペレーティングシステム生成装置およ
び生成方法のブロック図
【図7】OSメインオブジェクト605の一例を示す詳細
【図8】OS定義ファイル602の一例を示す詳細図
【符号の説明】
101 OSメインソースファイル 102 OSメイン定義ファイル 103 OS定義情報変換データ 104 OSソース編集手段 105 編集済みOSメインソースファイル 106 OSデータソースファイル 107 OSデータ定義ファイル 108 アプリケーションソースファイル 109 プログラム変換手段 110 プログラム変換手段 111 プログラム変換手段 112 OSメインオブジェクト 113 OSデータオブジェクト 114 アプリケーションオブジェクト 115 リンク手段 116 実行形式ファイル 21 タスク管理ソース 22 タスク付属同期管理ソース 221 ウェイト管理ソース 222 サスペンド管理ソース 23 同期通信管理ソース 231 イベントフラグ管理ソース 232 セマフォ管理ソース 233 メールボックス管理ソース 24 時間管理ソース 601 OSデータソースファイル 602 OSデータ定義ファイル 603 プログラム変換手段 604 OSデータオブジェクト 605 OSメインオブジェクト 606 アプリケーションソースファイル 607 プログラム変換手段 608 アプリケーションオブジェクト 609 リンク手段 610 実行形式ファイル 71 タスク管理オブジェクト 72 タスク付属同期管理オブジェクト 721 ウェイト管理オブジェクト 722 サスペンド管理オブジェクト 73 同期通信管理オブジェクト 731 イベントフラグ管理オブジェクト 732 セマフォ管理オブジェクト 733 メールボックス管理オブジェクト 74 時間管理オブジェクト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OSメイン定義ファイルとOSメインソース
    ファイルとを入力としてOSメインソースファイルの編集
    を行うOSソース編集手段と、前記OSソース編集手段で編
    集された編集済みOSメインソースファイルを入力とし
    て、OSのオブジェクトあるいはライブラリを生成するプ
    ログラム変換手段とを備え、前記OSメイン定義ファイル
    は、少なくともアプリケーションプログラム中において
    使用されるシステムコールとタイムアウト機能の使用の
    有無とエラー処理の有無とが定義されるファイルであ
    り、前記OSメインソースファイルは、前記OSメイン定義
    ファイルで定義された内容を使用してプログラム行の削
    除または挿入を制御するマークが付加されたファイルで
    あることを特徴とするオペレーティングシステム生成装
    置。
  2. 【請求項2】 OSメイン定義ファイルとOS定義情報変換
    データとOSメインソースファイルとを入力としてOSメイ
    ンソースファイルの編集を行うOSソース編集手段と、前
    記OSソース編集手段で編集された編集済みOSメインソー
    スファイルを入力として、OSのオブジェクトあるいはラ
    イブラリを生成するプログラム変換手段とを備え、前記
    OSメイン定義ファイルは、少なくともアプリケーション
    プログラム中において使用されるシステムコールとタイ
    ムアウト機能の使用の有無とエラー処理の有無とが定義
    されるファイルであり、前記OS定義情報変換データは、
    前記OSメイン定義ファイルの内容を組み合わせた内容を
    生成するために使用するデータであり、前記OSメインソ
    ースファイルは、前記OSメイン定義ファイルと前記OS定
    義情報変換データとで定義された内容および生成された
    内容を使用してプログラム行の削除または挿入を制御す
    るマークが付加されたファイルであることを特徴とする
    オペレーティングシステム生成装置。
  3. 【請求項3】 少なくともアプリケーションプログラム
    中において使用されるシステムコールとタイムアウト機
    能の使用の有無とエラー処理の有無とを定義したOSメイ
    ン定義ファイルを生成するステップと、前記OSメイン定
    義ファイルで定義された内容を使用してプログラム行の
    削除または挿入を制御するマークを付加してOSメインソ
    ースファイルを生成するステップと、前記OSメイン定義
    ファイルと前記OSメインソースファイルとを入力として
    前記OSメインソースファイルの編集を行うOSソース編集
    ステップと、前記OSソース編集ステップで編集された編
    集済みOSメインソースファイルを入力として、OSのオブ
    ジェクトあるいはライブラリを生成するプログラム変換
    ステップとからなるオペレーティングシステム生成方
    法。
  4. 【請求項4】 少なくともアプリケーションプログラム
    中において使用されるシステムコールとタイムアウト機
    能の使用の有無とエラー処理の有無とを定義したOSメイ
    ン定義ファイルを生成するステップと、前記OSメイン定
    義ファイルの内容を組み合わせた内容を生成するための
    データを定義したOS定義情報変換データを生成するステ
    ップと、前記OSメインソースファイルに対して、前記OS
    メイン定義ファイルと前記OS定義情報変換データとで定
    義された内容および生成された内容を使用してプログラ
    ム行の削除または挿入を制御するマークを付加してOSメ
    インソースファイルを生成するステップと、前記OSメイ
    ン定義ファイルと前記OS定義情報変換データと前記OSメ
    インソースファイルとを入力として前記OSメインソース
    ファイルの編集を行うOSソース編集ステップと、前記OS
    ソース編集ステップで編集された編集済みOSメインソー
    スファイルを入力として、OSのオブジェクトあるいはラ
    イブラリを生成するプログラム変換ステップとからなる
    オペレーティングシステム生成方法。
JP8156544A 1996-06-18 1996-06-18 オペレーティングシステム生成装置および生成方法 Pending JPH103382A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7562346B2 (en) 2003-09-02 2009-07-14 Microsoft Corporation Software componentization for building a software product
US7716476B2 (en) 2003-08-29 2010-05-11 Microsoft Corporation Selectively authorizing software functionality after installation of the software
JP2010134941A (ja) * 2001-07-24 2010-06-17 Microsoft Corp 目標の媒体上にオペレーティングシステムイメージを作成する方法、システム及びリカバリ媒体

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