JP2765911B2 - データ駆動型制御方法およびコンパイル装置 - Google Patents

データ駆動型制御方法およびコンパイル装置

Info

Publication number
JP2765911B2
JP2765911B2 JP3103889A JP3103889A JP2765911B2 JP 2765911 B2 JP2765911 B2 JP 2765911B2 JP 3103889 A JP3103889 A JP 3103889A JP 3103889 A JP3103889 A JP 3103889A JP 2765911 B2 JP2765911 B2 JP 2765911B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction
data
program
execution
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3103889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02211589A (ja
Inventor
幸仁 前島
太平 鈴木
東光 大坪
義勝 猪熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3103889A priority Critical patent/JP2765911B2/ja
Publication of JPH02211589A publication Critical patent/JPH02211589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2765911B2 publication Critical patent/JP2765911B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Executing Special Programs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータ駆動型制御方法に関し、特に、単一の
ノイマン型マシンで逐次処理型のプログラムを実行する
際に命令の待合せ制御を省略することで、実行性能を向
上させることができるデータ駆動命令の制御方法に関す
るものである。
また、本発明はコンパイル装置に関し、特に、データ
駆動型プログラムのソースコード表現あるいは図式表現
されたデータ駆動型プログラム図から命令の実行順序を
解析し、命令の実行制御方法が逐次処理型であるか、あ
るいは並列処理型であるかの識別表示を生成することが
できるコンパイル装置に関するものである。
〔従来の技術〕
データ駆動型プログラムの特長として、(1)データ
の依存関係のみで命令実行順序が決まり、しかも、プロ
グラム自身が図式表現されるため、理解性の向上が期待
できる、(2)並列処理を陽に表現できる、などがあ
る。
従来、単一のノイマン型プロセッサでデータ駆動型プ
ログラムを実行する際には、命令の出力結果により同時
に複数の命令が実行可能となる場合があるので、特開昭
61−23239号公報の記載にあるように、命令の実行待合
せをFIFOキユーを用いて行う必要がある。
この方法によれば、並列記述あるいは逐次記述された
データ駆動型プログラムを同一制御機構で実行できる反
面、命令実行の待合せの必要のない逐次記述されたデー
タ駆動型プログラムでも、一度命令をFIFOキユーに登録
してからでないと命令の実行ができないという欠点があ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように、従来の技術においては、逐次記述され
たデータ駆動型プログラムと並列記述されたデータ駆動
型プログラムとを同一のデータ駆動制御機構で実行でき
る利点があるが、命令実行の待合せの必要のない逐次記
述されたデータ駆動型プログラムの命令実行において
も、必ず一度FIFOキユーに登録する必要があり、処理能
力の低下を招くという問題がある。そこで、もしデータ
駆動型プログラムが逐次処理型か並列処理型かの識別が
できれば、逐次処理型の場合には、前記キユー制御に要
するオーバヘッドを削減できる。
さらに、ソースコード表現あるいは図式表現されたデ
ータ駆動型プログラムにおいて、命令間で授受されるト
ークンを解析することで、余分なトークンを削除し、並
列処理型から逐次処理型に変換することができれば、処
理能力の向上が期待できる。
本発明の目的は、データ駆動型プログラムの命令実行
制御において、オーバヘッドに基因する処理能力低下を
最小に抑えることができるデータ駆動型制御方法を提供
することにある。
また、本発明の目的は、ソースコード表現あるいは図
式表現されたデータ駆動型プログラムから余分なトーク
ンを除去し、その結果、データ駆動型プログラムが命令
実行の待合せを必要としない逐次処理型であるか、ある
いは命令実行の待合せを必要とする並列記述であるかの
識別表示情報を自動生成することが可能なデータ駆動型
プログラムのコンパイル装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明のデータ駆動制御
方法は、各命令対応に演算を指示する演算名称と、入力
データ入手先と、入力データ入手先数と、該入力データ
を用いた演算結果の出力データ通知先と、出力データ通
知先数を示すデータと、該入力データが準備されたこと
を示す入力データ到着カウンタと、出力データを格納す
る出力データ格納エリアとから構成される命令群からな
るプログラム命令部と、命令の実行を待合せるための先
入れ先出しのキユー手段と、演算を行う演算処理部と、
データ駆動に基づいて命令を制御する命令実行制御部と
を格納した記憶手段を有するデータ駆動型制御方法にお
いて、データ駆動型プログラムの実行単位あるいはデー
タ駆動型呼出しプログラム単位にその命令実行制御方法
が逐次処理型であるか、あるいは並列処理型であるかの
識別表示手段をプログラム命令部に設け、命令実行制御
部は命令実行に際し該識別表示情報を判定し、逐次処理
型の場合には命令実行の結果により起動される命令を前
記キユーに登録することなく直ちに実行し、並列処理型
の場合には命令実行の結果により起動される命令を前記
キユーに登録して、命令の実行待合せを行わせることに
特徴がある。
また、上記目的を達成するため、データ駆動型プログ
ラムを翻訳するコンパイル装置において、該ソースコー
ドまたは図式表現されたデータ駆動型プログラム図を読
み込み、プログラム中の命令間で授受されるデータフロ
ーを解析し、命令の接続情報を含む中間データを作成
し、この中間データに含まれる接続情報から命令の実行
順序を解析し、余分なトークンを削除した後、該データ
駆動型プログラム命令の実行制御方法が逐次処理型であ
るか、あるいは並列処理型であるかの識別表示情報を生
成することに特徴がある。
〔作用〕
上記により、データ駆動型プログラムの命令実行制御
において、データ駆動型プログラムの実行制御方法を識
別する情報により、逐次処理型で命令実行する場合は、
命令実行の待合せのキユーを介せずに直接命令を実行す
ることができるので、性能向上が図れる。また、ソース
コード表現あるいは図式表現されたデータ駆動型プログ
ラムは、コンパイル装置により命令の実行順序が解析さ
れ、余分なトークンが削除され、その結果該データ駆動
型プログラムの命令の実行制御方法が逐次処理型である
か、あるいは並列処理型であるかの識別が行われ、デー
タ駆動型プログラム命令の制御方法についての最適化が
自動的に行える。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。第1
図は本発明のデータ駆動型制御方法を備えた制御装置の
一実施例のブロック構成図である。第1図において、3
はデータ駆動型プログラムあるいはデータ駆動型の呼出
しプログラムの命令であるプログラム命令部、はFIFOキ
ユーを用いて命令を待合せる待合せ部、5は命令内の演
算名で指示れる演算を行う演算部、2はデータ駆動型プ
ログラムあるいはデータ駆動型の呼出しプログラム命令
をデータ駆動に基づいて実行制御する命令実行制御部
で、1はこれら各処理部2、3、4、5から構成される
制御装置で、各処理部2、3、4、5は記憶手段に格納
され、通常のノイマン型プロセッサにより制御される。
第3図はプログラム命令部2における命令の実行制御
形式を識別する識別表示情報と命令テンプレートの一構
成例を示す。識別表示情報20はデータ駆動型プログラム
あるいはデータ駆動型呼出しプログラム単位に用意さ
れ、例えば、命令の実行制御方式が逐次処理型なら
‘0'、並列処理型なら‘1'の値を持つ。命令アドレス格
納エリア21は該データ駆動型プログラムあるいは該呼出
しプログラムが逐次処理型の場合に、該プログラムの命
令の先頭アドレスを格納する。命令テンプレート内の演
算名称11は命令で指示される演算を示す。入力データ入
手先13は入力データの入手先アドレスを示し、入力デー
タ入手先数12は入力データ入手先の数を示す。出力デー
タ通知先15は命令の演算結果により出力データが準備さ
れたことを次命令に通知するための命令アドレスを示
し、出力データ通知先数14は出力データ通知先の登録数
を示す。入力データ到着カウンタ16は命令の実行に必要
な入力データの到着数を示す。出力データ格納エリア17
は演算結果を格納するエリアである。
ここで、入力データ入手先数12と出力データ通知先数
14は共に‘0'以上の任意の整数であり、例えば、‘0'は
入力データ入手先13がないか、出力データ通知先15がな
いことを示し、1以上の整数の場合には、入力データ入
手先13あるいは出力データ通知先15のエリアが存在する
ことを示す。
命令テンプレート内の演算名称11、入力データ入手先
数12、入力データ入手先13、出力データ通知先数14、出
力データ通知先15、入力データ到着カウンタ16、出力デ
ータ格納エリア17はデータ駆動型プログラムあるいは呼
出しプログラム内の各命令対応に用意され、記憶手段に
格納される。また、これらの命令群はデータ駆動に基づ
いて実行されるので、命令の実行に必要な入力データの
全てが揃った時点で始めて演算が実行される。
第4図は第1図における命令実行制御部2の動作フロ
ー図の一例である。第4図により第1図の機能ブロック
および第3図の識別表示情報20、命令アドレス格納エリ
ア21、命令フィールド11〜17の位置付けと動作を説明す
る。ここでは、データ駆動型プログラムの命令実行制御
について説明するが、データ駆動型の呼出しプログラム
についても命令実行制御はデータ駆動型プログラムと同
じなので説明は省略する。
ここでいう逐次処理型の定義は、(1)命令実行に必
要な入力データ(トークン)数が‘1'で、(2)出力デ
ータ通知先数が‘1'で、(3)プログラム命令の終了が
出力データ通知先数が‘0'である、という(1)から
(3)までの条件を満たすものをいう。また、並列処理
型は逐次処理型以外の全てのデータ駆動型プログラムを
いい、プログラム終了は、待合せ部4のキユーが空き状
態になった、すなわち、実行すべき命令が登録されてい
ないことで判定される。
プログラムの実行に先立って、プログラム命令部3内
の実行対象であるデータ駆動型プログラムの実行形式、
例えば、逐次処理型ならば‘0'が、並列処理型ならば
‘1'の値が識別表示情報20に格納される。そして、該デ
ータ駆動型プログラムの実行形式が逐次処理型の場合に
は、命令の先頭アドレスが命令アドレス格納エリア21に
格納され、並列処理型の場合には、命令の先頭アドレス
が待合せ部4のキユーの先頭に登録され、命令アドレス
格納エリア21には何も格納しない。
プログラムの実行は次のようになる。命令実行制御部
2は、先ずプログラムの実行形式を指示する識別表示情
報20を抽出し、実行形式が逐次処理型であるか並列処理
型であるかの判定処理を行う(ステップ30)。その結
果、識別表示情報20の値が‘0'、すなわち、逐次処理型
の場合には、命令アドレス格納エリア21から該プログラ
ムの命令の先頭アドレスを抽出し(ステップ38)、その
アドレスを命令アドレスとし、命令アドレスで指示され
る命令テンプレートから演算名称11を抽出し、演算名称
11に対応する演算部5の演算処理を決定し、命令実行制
御部2は演算対象の命令アドレスを該演算処理に引き継
ぎ、該演算処理に制御を渡す。そして、制御を受けた演
算部5の演算処理は、引き継いだ命令アドレスで指示さ
れる命令テンプレート内の入力データ入手先数12と入力
データ入手先13で指示されるエリアから所定の入力デー
タを抽出し、抽出した入力データに対し所定の演算を行
い、その演算結果を出力データ格納エリア17に格納し、
制御を命令実行制御部2に戻す。以上の処理がステップ
39で行われる。
制御を受けた命令実行制御部2は、該命令アドレスで
指示される命令テンプレート内の出力データ通知先数14
が‘1'、すなわち、次命令が存在すれば出力データ通知
先15から次命令のアドレスを抽出し、そのアドレスを新
たに命令アドレスとし(ステップ40)、ステップ39に戻
る。
以上、出力データ通知先数14が‘1'であるかぎりステ
ップ39〜ステップ40までを繰り返し、出力データ通知先
数14が‘0'であれば、実行すべき次命令アドレスが存在
しないということで、全てのプログラムの命令実行処理
を終了する。
また、並列処理型の場合には、待合せ部4のキユーに
登録されたアドレスが存在するかどうか判定し(ステッ
プ31)、アドレスが存在すればアドレスを命令アドレス
として前記キユーから取り出し、その命令アドレスで指
示される命令テンプレートから演算名称11を抽出し、演
算名称11に対応する演算部5の演算処理を決定し、命令
実行制御部2は演算対象の命令アドレスを該演算処理に
引き継ぎ、該演算処理に制御を渡す。そして、制御を受
けた演算部5の演算処理は、引き継いだ命令アドレスで
指示される命令テンプレート内の入力データ入手先数12
と入力データ入手先13で指示されるエリアから所定の入
力データを抽出し、抽出した入力データに対し所定の演
算を行い、その演算結果を出力データ格納エリア17に格
納し、制御を命令実行制御部2に戻す。以上の処理がス
テップ32で行われる。
そして、制御を受けた命令実行制御部2は、該命令ア
ドレスで指示される命令テンプレート内の出力データ通
知先数14を判定し、例えば‘0'ならば通知先がないと判
定し、ステップ31に戻り、正数であれば出力データ通知
先15が存在すると判定する(ステップ33)。次に、出力
データ通知先15から次命令のアドレスを1つ抽出し、次
命令のアドレスで指示される命令テンプレート内の入力
データ到着カウンタ16を更新することで、トークンの伝
達を行い(ステップ34)、次命令の実行に必要な全ての
入力データが揃ったかどうかを判定する(ステップ3
5)。もし、入力データが揃っていれば、次命令のアド
レスを待合せ部4のキユーに登録し(ステップ36)、入
力データが揃っていなければ、何もしないでステップ37
に遷移する。所定の出力データ通知先数14で指示される
通知先数だけ、ステップ34〜ステップ37までの処理を繰
り返す。そして、出力データ通知先へのトークンの通知
が全て終了するとステップ31に戻る。
そして、待合せ部4のキユーに登録されたアドレスが
なくなるまで、ステップ32〜ステップ37までの処理を繰
り返し、待合せ部4のキユーが空き、すなわち、実行す
べき命令アドレスが登録されていなければ、プログラム
の命令実行処理を終了する。
以上述べたように、逐次処理型の場合には、待合せ部
のキユーへの登録処理をスキップすることができる。
また、本発明の一実施例の別の図面により説明する。
第2図は本発明の一実施例を示すコンパイル装置のブロ
ック構成図である。第2図において、コンパイル装置50
の入力となるものは、図式表現されたデータ駆動プログ
ラムか、または図式表現されたデータ駆動プログラムと
全く等価な結線表ソースコードである。51は図式記述さ
れたデータ駆動プログラムを結線表ソースコードに変換
する結線表ソースコード変換部、52は結線表ソースコー
ドの構文解析と命令間で授受されるデータのフローの解
析とを行い、命令の入出力データ情報と命令間の制御フ
ロー情報とを含む中間データファイル55生成する構文解
析部、53は構文解析部52で生成された中間データファイ
ル55の制御フロー情報からデータ駆動の原則に基づいて
命令実行順序を解析し、そして冗長なトークンを削除
し、その結果から命令実行制御方法を決定し、最適接続
情報ファイル56を生成する命令実行解析部、54は最適接
続情報ファイル56に含まれる最適化された接続情報と命
令実行制御方法の識別表示情報とを第3図示した実行可
能な命令テンプレートに変換するプログラム命令コード
生成部である。
第5図はコンパイル装置50の入力となる図式表現され
たデータ駆動プログラム図の一例である。基本的な演算
を行う命令60は長方形ノードで表わし、その中に演算名
称を記入する。また、演算結果によりその結果が選択的
に出力される命令61は台形ノードで表わす。命令間で授
受されるデータは有向アーク62で示される。図中におい
ては、命令60や命令61の上から入る有向アークが入力を
表わし、下から出る有向アークが出力を表わす。なお、
命令間で授受されないデータ63、例えば英数字や構造体
などなどは、直接命令の入区として記述する。さらに、
入力データとはならないが命令の実行順序を規定するた
めに制御トークン64があり、命令の左右から入る。
また、結線表へのコード変換を容易にするために、各
命令には命令を識別するための固有番号65と、入力ピン
番号66と出力ピン番号67を付与してあり、同一命令に対
して入力ピン番号66と出力ピン番号67は複数の付与が可
能である。
第6図は構文解析部51の入力となる結線表ソースコー
ドの例で、第5図のデータ駆動プログラム図と全く等価
なものである。すなわち、結線表は各命令毎に付与され
た固有番号を記述する固有番号記述部70、命令名称を記
述する命令名称記述部71、入力エデータを記述する入力
データ記述部72、制御トークンを記述する制御トークン
記述部73からなる。また、命令の終了表示は‘;'で指示
し、入力データ記述部72は左から順に0ピン、1ピン…
…に対応し、各入力ピンは空白で区切られる。そして、
各入力データは入力となる前位の命令の固有番号と出力
ピンを参照する形式で記述し、例えば、‘1−3'とあれ
ば命令の固有番号が1で、出力ピン番号が3の出力デー
タを入力データとすることを示す。また、制御トークン
は‘*’で識別され、入力データと同様に命令の固有番
号と出力ピンを参照する形式で記述され、複数ある場合
には‘,'で区切られる。さらに、命令間で参照されない
入力データは対応する入力ピンに直接記述する。
第7図は第5図のデータ駆動プログラムを入力とし
て、構文解析部52で生成される中間データファイル55に
格納される制御フロー図例である。この図において、命
令間で授受されるデータと制御トークンのみが記述対象
となり、命令に直接入力となる英数時、構造体などは除
外される。
第8図は命令実行解析部53が冗長なトークンを削減す
る際の処理手順の一例を示すものである。処理手順は以
下のように行われる。
(1)制御フロー図上の全ての枝について、“削除不可
能”のマークを付ける(ステップ80)。
(2)制御フロー図上の全てのノードについて、“処理
未終了”のマークを付ける。ただし、入口ノードはと処
理終了”のマークを付ける(ステップ81)。
(3)処理終了ノードの中から“処理未終了”のマーク
が付いたノードと枝を持つノードを1つ選択し、処理対
象とする(ステップ83)。
(4)処理対象のノードの入力枝から出発して、削除不
可能な枝を通って、入口ノードまでに至るパスの長さを
計算する。このパス長は処理対象ノードの全ての枝に対
して求める(ステップ84)。そして、削除不可能な枝の
中から任意の一本の基準枝を選び、他の削除不可能な枝
とパス長を比較し、基準枝のパス長が他の削除不可能な
パス長より必ず短ければ、“削除可能”とマークする。
基準枝の選択は全ての入力枝に対して行う。そして、全
ての入力枝のパス長に対して、パス長の比較が全て終了
すると、処理対象ノードに“処理終了”マークを付け
る。ただし、入力枝が一本しかない場合は、直ちに処理
対象ノードに“処理終了”マークを付ける。また、比較
対象のパス上のそれぞれに条件分岐のノードが存在する
場合は、削除不可能と判定する(ステップ85)。
(5)全てのノードに対して、処理が終了すれば(ステ
ップ82)、制御フロー図から“削除可能”のマークの付
いた枝を削除する。
(6)制御フロー図の命令実行形式を前述した逐次処理
型の定義に従って判定し、その結果を識別表示情報とし
て生成する。
第9図は第5図で示されるデータ駆動プログラム図の
制御フローから冗長なトークンを削除したものである。
第2図から第3図および第5図から第9図を用いて、
コンパイル装置50の処理の流れをまとめてみると次のよ
うになる。
第5図で示したデータ駆動プログラム図を結線表ソー
スコード変換部51で読み込み、第6図に示す結線表へ変
換する。そして、結線表は構文解析部52の入力となり、
構文解析したのち、第7図で示す制御フロー図が中間デ
ータファイル55に出力される。次に、命令実行解析部53
は第8図に示す処理手順に従って、制御フロー図から冗
長なトークンを削除し、第9図に示すトークンが最適化
された制御フロー図を最適接続情報ファイル56に出力す
るとともに、命令実行形式を決定し、その結果を識別表
示情報20に設定する。そして、プログラム命令コード生
成部54は処理対象の最適接続情報ファイル56から制御フ
ロー図と入出力データ情報を読みだし、第3図で示す実
行可能な命令テンプレート、識別表示情報20と、命令ア
ドレス格納エリア21を生成する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、データ駆動プログラムの命令実行制
御において、命令実行形式が逐次処理型の場合には、待
合せキユーを介することなく命令を実行できるので、キ
ユー制御のためのオーバヘッドが削減でき、性能を向上
させることができる。また、図式記述あるいはコード表
現されたデータ駆動プログラムのコンパイルにおいて、
冗長なトークンを削除でき、しかも命令実行形式が自動
的に決定できるので、命令実行形式の最適化作業を効率
よくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のデータ駆動型制御方法を備えた制御装
置のブロック構成一実施例を示す図、第2図は本発明の
コンパイル方法を備えたコンパイル装置のブロック構成
の一実施例を示す図、第3図は第1図におけるプログラ
ム命令部に格納される命令テンプレートの一構成例を示
す図、第4図は第1図における命令実行制御部の動作フ
ローの一例を示す図、第5図は本発明の実施例の入力と
なるデータ駆動プログラム図の一例を示す図、第6図は
本発明の実施例の入力となるデータ駆動プログラム図と
等価な結線表ソースコードの一例を示す図、第7図は第
5図のデータ駆動プログラム図を実施例の中で変換した
制御フロー図の一例を示す図、第8図は本発明に本質的
な冗長なトークンを削除する手順を示す一例を示す図、
第9図は第2図の命令実行解析部により最適化されたデ
ータ駆動プログラム図の一例を示す図である。 1……データ駆動制御を有する制御装置、2……命令実
行制御部、3……プログラム命令部、4……待合せ部、
5……演算部、20……識別表示情報、50……コンパイル
装置、51……結線表ソースコード変換部、52……構文解
析部、53……命令実行解析部、54……プログラム命令コ
ード生成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪熊 義勝 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所戸塚工場内 (56)参考文献 特開 平1−211123(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 15/82 JOIS(JICST)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力データ入手先と入力データ入手先数と
    該入力データを用いた演算結果を次命令に通知する出力
    データ通知先と出力データ通知先数を示すデータと該入
    力データが準備されたことを示す入力データ到着カウン
    タと出力データの格納エリアから構成されるプログラム
    命令部と、命令内で指示される演算を行う演算部と、先
    入れ先出しのキユーにより命令の実行を待合せるための
    待合せ部と、該命令をデータ駆動で実行制御する命令実
    行制御部とを記憶手段に格納した情報処理装置におい
    て、データ駆動型プログラムの実行単位にその命令実行
    制御方法が逐次処理型か並列処理型かの識別表示手段を
    プログラム命令部に設け、命令実行制御部は命令実行に
    際し該識別表示情報を判定し、逐次処理型の場合には、
    命令実行の結果により起動される次命令を前記キユーに
    よる命令の実行待合せをすることなく直ちに実行し、並
    列処理型の場合には、命令実行の結果により起動される
    次命令を前記キユーに登録して、命令の実行待合せを行
    うことを特徴とするデータ駆動型制御方法。
  2. 【請求項2】特許請求範囲の第1項において、データ駆
    動により命令が実行される呼出しプログラム単位に命令
    実行制御方法が逐次処理型であるか、あるいは並列処理
    型であるかの識別表示手段をプログラム命令部に設け、
    命令実行制御部は命令実行に際し該識別表示情報を判定
    し、逐次処理型の場合には、命令実行の結果により起動
    される次命令を前記キユーによる命令の実行待合せをす
    ることなく直ちに実行し、並列処理型の場合には、命令
    実行の結果により起動される次命令を前記キユーに登録
    して、命令の実行待合せを行うことを特徴とするデータ
    駆動型制御方法。
  3. 【請求項3】データ駆動型プログラムを翻訳するコンパ
    イル方式において、該ソースプログラムを読み込み、ソ
    ースプログラム中の命令間で授受されるデータのフロー
    を解析し、命令の入出力データ情報と制御フロー情報と
    を含む中間データを生成する構文解析部と、前記構文解
    析部から生成される前記中間データに含まれる命令の制
    御フロー情報から命令実行順序を解析し、データ駆動型
    プログラムの命令実行制御方法が逐次処理型であるか、
    あるいは並列処理型であるかの識別表示情報を生成する
    命令実行解析部と、該ソースプログラムの中間データと
    それに対応する処理の実行制御方法を指示する識別表示
    情報とを機械命令に変換するプログラム命令コード生成
    部とを備えたことを特徴とするコンパイル装置。
  4. 【請求項4】図式表現されたデータ駆動型プログラムを
    翻訳するコンパイル装置において、入力された図式表現
    の該プログラム図から接続情報を抽出し、接続情報を結
    線表形式のソースプログラムのコードに変換する結線表
    ソースコード変換部と、ソースプログラム中の命令間で
    授受されるデータのフローを解析し、命令の接続情報と
    制御フロー情報とを含む中間データを生成する構文解析
    部と、前記図形解析部から生成される前記中間データに
    含まれる命令の制御フロー情報から命令実行順序を解析
    し、データ駆動型のプログラムの命令実行制御方法が逐
    次処理型であるか、あるいは並列処理型であるかの識別
    表示情報を生成する命令実行解析部と、該ソースプログ
    ラムの中間データとそれに対応する処理識別情報とを機
    械命令に変換するプログラム命令コード生成部とを備え
    たことを特徴とするコンパイル装置。
JP3103889A 1989-02-13 1989-02-13 データ駆動型制御方法およびコンパイル装置 Expired - Fee Related JP2765911B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3103889A JP2765911B2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 データ駆動型制御方法およびコンパイル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3103889A JP2765911B2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 データ駆動型制御方法およびコンパイル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02211589A JPH02211589A (ja) 1990-08-22
JP2765911B2 true JP2765911B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=12320323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3103889A Expired - Fee Related JP2765911B2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 データ駆動型制御方法およびコンパイル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2765911B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2374950B (en) * 2001-04-23 2005-11-16 Imagination Tech Ltd Expanded functionality of processor operations within a fixed width instruction encoding

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02211589A (ja) 1990-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0298206A2 (en) Programming method using a Petri net and structured data processing system
JPH0793186A (ja) 既存テストプログラムの再利用方法
EP0427391B1 (en) Operation assignment method and apparatus therefor
JP2765911B2 (ja) データ駆動型制御方法およびコンパイル装置
JPH11242598A (ja) コンパイル方法およびコンパイル装置ならびにオブジェクトプログラム実行方法およびオブジェクトプログラム実行装置ならびにプログラム記憶媒体
JPH0887417A (ja) コンパイラ装置
JP2568657B2 (ja) データ駆動型マイクロプロセッサにおけるハッシュ衝突回避方法
JPH056272A (ja) ソフトウエア設計装置
JP3323147B2 (ja) コンパイル装置、コンパイル方法およびコンパイラプログラムを記録した記録媒体
JPS63138427A (ja) 配列に対する命令のスケジユ−リング処理方式
JPS63156254A (ja) インタプリタにおける中間テキストの管理方法
JPS62135958A (ja) シミユレ−シヨン方式
JPH07334358A (ja) 手順編集装置
JPH0695914A (ja) プログラム監視装置
JPH086814A (ja) 命令列抽出処理装置
JPH04353933A (ja) プログラム実行制御言語変換装置
JPH0594291A (ja) ジヨブネツトワーク図作成装置
JPH02308355A (ja) インタプリタにおける入力手続き管理方式
JPH0728946A (ja) 文字認識装置及び方法
JPH01283640A (ja) データ駆動型制御方法
JPH05250210A (ja) プログラムトレース方式
JPH0535497A (ja) 論理型言語の実現方式
JPS63254533A (ja) レジスタ同値情報管理方式
JPS62237525A (ja) コマンド変換方法
JPH07334399A (ja) 固定長レコード向けコード変換方式

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees