JPH10337784A - 樹脂モルタル繊維強化管の製造方法 - Google Patents
樹脂モルタル繊維強化管の製造方法Info
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- JPH10337784A JPH10337784A JP9147998A JP14799897A JPH10337784A JP H10337784 A JPH10337784 A JP H10337784A JP 9147998 A JP9147998 A JP 9147998A JP 14799897 A JP14799897 A JP 14799897A JP H10337784 A JPH10337784 A JP H10337784A
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Abstract
中間層内部から加熱硬化させる工程を有する、生産性に
優れた樹脂モルタル繊維強化管の製造方法を提供する。 【解決手段】樹脂モルタルとして導電性物質を入れて中
間層4を形成する工程と、成形材料層を外方から直接加
熱手段12により加熱するとともに、中間層4及びスチ
ールベルトからなる芯型11を高周波誘導手段13によ
り誘導加熱して成形材料層を硬化させる工程を有する樹
脂モルタル繊維強化管の製造方法である。
Description
脂モルタルを含む繊維強化樹脂材料をフィラメントワイ
ンディング法(以下、FW法という)にて巻回して成形
材料層を形成する工程を有し、樹脂モルタルからなる中
間層の内外面に繊維強化樹脂からなる内外層が設けられ
て一体硬化された樹脂モルタル繊維強化管(以下、FR
PMという)の製造方法に関するものである。
ング又はストランドをローラ又はガイドを介して、樹脂
槽を通して供給し、プログラム制御機械を用いて、芯型
の周りに所定の角度で巻き付け、通常は円筒状の部品を
芯型から外す前に、樹脂は部分的に又は完全に硬化させ
る工程を有する成形法をいう。
合、例えば、周方向に回転しつつ軸方向に移動するスチ
ールベルトからなる芯型の周りに、樹脂モルタルからな
る中間層の内外面に繊維強化樹脂からなる内外層を有す
る成形材料層を形成し、それらを加熱炉内に導入し、加
熱炉内にて成形材料層に外方から遠赤外シーズヒータ等
の直接加熱手段にて加熱硬化させ、硬化後脱型する方法
が採用されている。
は、図4に示すように、樹脂モルタルからなる中間層a
の内外面に繊維強化樹脂からなる内外層b,cを有する
成形材料層を加熱炉内にて直接加熱手段dにて加熱する
だけでは、内方の中間層a及び内層bにに熱が伝わりに
くく、形成材料層の加熱硬化が遅くなり、生産性が悪い
という問題点があった。
な従来の問題点を解消し、芯型の周りに形成した成形材
料層を内外方及び中間層内部から加熱硬化させる工程を
有する、生産性に優れた樹脂モルタル繊維強化管の製造
方法を提供することを目的としてなされたものである。
トからなる芯型の周りに、樹脂モルタルからなる中間層
の内外面に繊維強化樹脂からなる内外層を有する成形材
料層を形成し、その成形材料層を加熱硬化させた後、脱
型する樹脂モルタル繊維強化管の製造方法であって、上
記樹脂モルタルに導電性物質を入れて中間層を形成する
工程と、中間層及び上記スチールベルトからなる芯型を
高周波誘導手段により誘導加熱して成形材料層を硬化さ
せる工程を有する樹脂モルタル繊維強化管の製造方法で
ある。
周波電力を利用して物体を誘導加熱する手段をいい、交
番磁場におかれた導体が渦電流によって発熱する現象を
利用するものをいう。即ち、図3(a)に示すように、
導体Aの周りに配設された加熱コイルBに電源Eより高
周波電流を流すことにより、図3(b)に示すように、
周囲の空間に磁界Hが発生し、その付近に導体Aが存在
すると、導体Aに誘導電流が流れて、その電流により導
体Aが発熱する現象を利用したものである。
えば、酸化アンチモン含有酸化錫粉末、酸化イリジウム
含有酸化錫粉末、アンチモン含有酸化錫でコートした硫
酸バリウム粉末、アンチモン含有有機錫でコートした酸
化チタン粉末等の金属粉末、それらの粒状体、アルミニ
ウムのテープ状体、線体等が挙げられる。
中の樹脂成分100重量部に対して、5〜20重量部が
好ましい。添加量が5重量部未満では導電性が不十分と
なり易く、20重量部を超えると導電性物質とモルタル
とが分離して、管の強度が低下し易い。
樹脂中の樹脂としては、例えば、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂等の熱硬化性樹
脂が使用される。
ば、砂、炭酸カルシウム、クレー等の無機材料、無機も
しくは有機の中空体、必要に応じてガラス繊維や化学繊
維等を短尺状としたもの等が使用される。
維としては、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、化学
繊維、天然繊維等からなるロービングやその他の帯状体
等が使用される。
は、上記樹脂モルタルに導電性物質を入れて中間層を形
成する工程と、中間層及び上記スチールベルトからなる
芯型を高周波誘導手段により誘導加熱して成形材料層を
硬化させる工程を有することにより、誘導加熱により発
熱したスチールベルトからの内方からの加熱、誘導加熱
により発熱した中間層の加熱により短時間で硬化を終え
ことができるので、生産性が高い。
を参照して説明する。図1は、本発明の樹脂モルタル繊
維強化管の製造方法の一例を成形装置とともに示す正面
図である。1は成形装置であって、筒体111上に、周
方向及び軸方向に沿って、スチレルベルト113を支持
する複数個のジャッキからなる昇降装置(図示せず)が
配設されており、昇降装置には、固定部に伸縮手段を介
して上面板112が設けられており、上面板112の表
面には多数のローラービーム(図示せず)が設けられて
いる。
ームに点接するようにスチールベルト113が規則的に
螺旋状に隙間なく巻き付けられ、モーターMによる筒体
111の周方向の回転及び図示しない駆動ロールによる
ドライブにより、周方向に回転しつつ軸方向に移動して
任意の生産速度にて推進させることができる芯型11が
形成されている。
ており、筒体111の周囲に巻き付けられた後、筒体1
11にスチールベルト113を通すために設けられた中
心の孔を通って、図示しない駆動ロール及びターンロー
ルをターンするようにして、原点に戻り、再び筒体11
1の周囲に巻き付けられる構造となっている。
ズヒーターを備えた加熱硬化炉(直接加熱手段)12中
に導入されており、加熱硬化炉12内には、高周波誘導
加熱手段13が配設されている。
モルタル繊維強化管の製造方法の一例を説明する。ま
ず、周方向に回転しつつ軸方向に移動するスチールベル
ト113からなる芯型11の表面に離型剤2を巻き付
け、その上に、熱硬化性樹脂液を含浸させたガラスロー
ビング3′を巻回して内層3を形成する。
間に、多量の導電性物質を含む熱硬化性樹脂を含浸させ
た樹脂モルタル4′を供給して、導体をなすように中間
層4を形成する。中間層4上に、熱硬化性樹脂液を含浸
させたガラスロービング5′を巻回して外層5を設け
て、樹脂モルタルからなる中間層4の内外面に繊維強化
樹脂からなる内外層3,5を有する成形材料層を有する
3層管を形成する。
化炉12内を通過させて遠赤外シーズヒーター12にて
直接外方から加熱するとともに、図2に示すように、高
周波誘導加熱手段13による誘導加熱により発熱したス
チールベルト112からの内方からの加熱、高周波誘導
加熱手段13による誘導加熱により発熱した中間層4の
加熱により短時間で硬化を終えることができる。
造方法は、上記のようにされているので、成形材料層の
硬化を短時間で終えることができ、生産性に優れてい
る。
一例を成形装置とともに示す正面図である。
おける、加熱硬化状態を説明する断面図である。
る模式図であり、(a)は導体の周りに配設された加熱
コイルに電源より高周波電流を流す状態を説明する斜視
図、(b)は、周囲の空間に磁界が発生し、導体に誘導
電流が流れて、その電流により導体が発熱する原理を説
明する模式図である。
ける、加熱硬化状態を説明する断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 スチールベルトからなる芯型の周りに、
樹脂モルタルからなる中間層の内外面に繊維強化樹脂か
らなる内外層を有する成形材料層を形成し、その成形材
料層を加熱硬化させた後、脱型する樹脂モルタル繊維強
化管の製造方法であって、上記樹脂モルタルに導電性物
質を入れて中間層を形成する工程と、中間層及び上記ス
チールベルトからなる芯型を高周波誘導手段により誘導
加熱して成形材料層を硬化させる工程を有することを特
徴とする樹脂モルタル繊維強化管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9147998A JPH10337784A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 樹脂モルタル繊維強化管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9147998A JPH10337784A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 樹脂モルタル繊維強化管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337784A true JPH10337784A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15442834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9147998A Pending JPH10337784A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 樹脂モルタル繊維強化管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10337784A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012039382A1 (ja) * | 2010-09-21 | 2012-03-29 | 株式会社サンルックス | 熱硬化性プラスチック材料の高周波誘電加熱装置、及び熱硬化性プラスチックの成形方法 |
JP2012511440A (ja) * | 2008-12-12 | 2012-05-24 | ジョセフ・ウェレット | 一体型ヒートパイプを有するマンドレル |
JP2012154348A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-16 | Toyota Motor Corp | ガスタンク及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP9147998A patent/JPH10337784A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2012039382A1 (ja) * | 2010-09-21 | 2012-03-29 | 株式会社サンルックス | 熱硬化性プラスチック材料の高周波誘電加熱装置、及び熱硬化性プラスチックの成形方法 |
CN103108735A (zh) * | 2010-09-21 | 2013-05-15 | 桑勒克斯株式会社 | 热固性塑料材料的高频感应加热装置以及热固性塑料的成型方法 |
CN103108735B (zh) * | 2010-09-21 | 2015-09-09 | 桑勒克斯株式会社 | 热固性塑料材料的高频感应加热装置以及热固性塑料的成型方法 |
JP2012154348A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-16 | Toyota Motor Corp | ガスタンク及びその製造方法 |
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