JPH10337748A - 樹脂封止金型とその金型によるマトリクス型リードフレームの樹脂封止方法 - Google Patents

樹脂封止金型とその金型によるマトリクス型リードフレームの樹脂封止方法

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JPH10337748A
JPH10337748A JP15244497A JP15244497A JPH10337748A JP H10337748 A JPH10337748 A JP H10337748A JP 15244497 A JP15244497 A JP 15244497A JP 15244497 A JP15244497 A JP 15244497A JP H10337748 A JPH10337748 A JP H10337748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マトリクス型リードフレームの樹脂封止方法
において、上流側キャビティと下流側キャビティとの間
に充填差を生じないようにする。 【解決手段】 マトリクス型リードフレームを封止する
金型の上流側キャビティ4と下流側キャビティ5との間
に約15℃の温度勾配をもたせ、上流側を下流側より低
温とする。またデュアルインライン型マトリクスリード
フレームを封止する金型の上流側キャビティと下流側キ
ャビティとの間の溝をなくして一体型とし、封入充填差
のないように一体に封入した後、樹脂が硬化しないうち
に金型に設けたシャッタによって上流側キャビティと下
流側キャビティとを分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の熱硬化
性樹脂を用いた封止方法に関し、特に、多段、多列のマ
トリクスリードフレームの封止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマトリクス型リードフレ
ームの熱硬化性樹脂封入方法は、ボンディングが終了し
たリードフレームを、図8(A)の平面略図に示すよう
に、直列に配置された第1キャビティ25と第2キャビ
ティ26の中に保持して、ポット1からの溶融樹脂によ
って封止を行なうスルーゲート式と、図8(B)の平面
略図に示すように、金型の中でランナ3が枝分かれし
て、併列に設けられた第1キャビティ25と第2キャビ
ティ26の中にリードフレームを保持して封止を行なう
ランナ式とがある。スルーゲート式及びランナ式の何れ
の場合でも、図8(C)の側面略図に示すように、一般
に金型は上下とも均一の温度、例えば約170℃(又は
180℃)に加熱されて、溶融樹脂を注入中低粘度に保
つようになっている。
【0003】また、従来の技術として、金型の封入性を
向上させる公知例として以下のようなものがある。すな
わち第1の公知例は、封止樹脂層の厚みをダイパッドの
裏面側で肉薄に形成する樹脂封止形半導体装置におい
て、ダイパッドの裏面側に配した金型の表面温度を、ダ
イパッドの表面側に配した金型の表面温度より5℃〜1
0℃高く設定することによって、封入性を向上させる技
術がある(特開平5−326599号公報参照)。
【0004】第2の公知例としては、樹脂成形用金型を
ブロックに分割し、ポット及びメインランナ部とキャビ
ティ部との間に予熱温度差を設けて、ポット及びメイン
ランナ部を高温に、キャビティ部を低温に設定し、両者
の温度差を15℃以上に制御して、パッケージのボイド
発生を少なくする封入技術がある(特開昭62−392
15号公報参照)。
【0005】第3の公知例としては、封入金型のランナ
の加熱温度をポットの加熱温度より低い温度に制御する
とともに、金型の加熱温度をランナの加熱温度より高い
温度に制御することによって、樹脂の低粘度状態を長時
間保持するようにし、金型への注入を時間を掛けてスム
ースに行なえるようにして、成型性のよい半導体装置が
得られるという技術がある(特開平3−280440号
公報参照)。
【0006】第4の公知例としては、樹脂封止用設備に
おいて、注入樹脂の流路方向に沿って金型内を温度設定
の異なる複数の区分領域に区分けし、その各区分領域毎
に独立に温度制御可能とした制御機器を有するトランス
ファーモールド設備がある(特開平1−125540号
公報参照)。図9はその第4の公知例の部分平面略図で
ある。21はポット部、22はランナ部、23はキャビ
ティ部である。点線は区分領域24を示し、区分領域毎
に独立に制御可能な制御機器が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
うち、図8(A)、(B)に示すものは、第2のキャビ
ティに樹脂の充填を行なうのに要する時間は、第1のキ
ャビティの充填に要する時間よりも長く掛かるために、
第2のキャビティに注入される樹脂は、第1のキャビテ
ィに注入される樹脂よりも、注入されるまでにより多く
の熱を金型から受けるために硬化の進み方が早く、した
がって第2のキャビティにおいてはリードフレームにマ
ウントされた半導体チップのボンディングワイヤの変形
が大きくなってワイヤショートの原因となり、さらにま
たボイドや充填不良が発生し易いという欠点がある。
【0008】さらにまた、上述した従来の技術による四
つの公知例において、ポットとランナとの間には温度差
をもたせているが、キャビティ間においては温度差を設
けてはいない。したがって、マトリクス型リードフレー
ムを樹脂封止する場合においては、上流キャビティと下
流キャビティとの間には、流路差による充填までの時間
差があるため、充填差が生じるという欠点がある。
【0009】さらにまた、デュアルインライン型パッケ
ージをスルーゲート方式で樹脂封止する場合は、スルー
ゲート部分のキャビティとキャビティの間がパッケージ
に合わせてせまくなっているために、上流キャビティ側
と下流キャビティ側に充填差が生じやすいという欠点が
ある。
【0010】本発明の目的は、特にマトリクス型リード
フレームの樹脂封止方法において、上流側キャビティと
下流側キャビティの充填差をなくして封入性を向上さ
せ、生産性の高い樹脂封止方法およびその装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂封止金型
は、マトリクス型リードフレームの樹脂封止を行なう金
型であって、ランナにより直列に接続された少なくとも
2個のキャビティと、キャビティの1個とランナによっ
て接続し、かつ溶融樹脂を送出するためのプランジャを
具備したポットと、2個のキャビティのうちのポットに
近い上流側のキャビティと、ポットから遠い下流側キャ
ビティとの間の温度勾配が、所定の温度差になるように
加熱する、加熱装置とを有している。
【0012】上述の加熱装置による温度勾配は、上流側
キャビティを低温に、下流側キャビティを高温になるよ
うに加熱することが好適であり、さらに温度勾配が約1
5℃とすることが好ましい。
【0013】本発明による第2の樹脂封止金型は、マト
リクス型リードフレームの樹脂封止を行なう金型であっ
て、直列に配列された少なくとも2個のキャビティを一
体に形成した一体型キャビティと、一体型キャビティに
ランナを経由して溶融樹脂を送出するためのプランジャ
を具備したポットと、一体型キャビティの前記ポットに
近い上流側と、ポットから遠い下流側との間の温度勾配
が、所定の温度差になるように加熱する加熱装置と、一
体型キャビティに注入された樹脂を、固化前に少なくと
も2個のキャビティの形に分割するためのシャッタとを
有している。
【0014】本発明の樹脂封止金型を使用する樹脂封止
方法は、マトリクス型リードフレームを封止する方法で
あって、樹脂封止を行なうための半導体チップがマウン
トされたリードフレームを、ランナによって直列に配置
された少なくとも2個のキャビティの中に保持し、直列
に配置されたキャビティのうち、ポットに近い上流側の
キャビティの金型温度と、ポットから遠い下流側のキャ
ビティの金型温度との間に、所定の温度差の温度勾配を
設けて封止を行なう樹脂封止方法である。
【0015】上述の温度勾配は、上流側キャビティを低
温に、前記下流側キャビティを高温になるように加熱す
ることが好適であって、両キャビティ間の温度勾配を約
15℃することが好ましい。
【0016】本発明による第2の樹脂封止金型の使用方
法は、直列に配列された少なくとも2個のキャビティ
を、一体に形成した一体型キャビティの中に、半導体チ
ップがマウントされたデュアルインライン型リードフレ
ームを保持し、一体型キャビティのポットに近い上流側
と、ポットから遠い下流側との間の温度勾配が、所定の
温度差となるように一体型キャビティを加熱し、一体型
キャビティに注入された樹脂を、金型に設けられたシャ
ッタによって固化前に少なくとも2個のキャビティの形
に分割する樹脂封止方法である。
【0017】上述のように、マトリクスリードフレーム
の樹脂封入の際に、上流側キャビティと下流側キャビテ
ィとの間に温度差を設けることにより、上流側と下流側
のキャビティの充填差を少なくする作用がある。また、
デュアルインラインパッケージの樹脂封止をする場合
に、上流側パッケージと下流側パッケージの間のランナ
を廃止して一体型となし、両パッケージを同時に封入す
ることにより、充填差をなくし、封入性を向上させる効
果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の2段封
入型のマトリクスリードフレームの樹脂封止に使用する
ための金型の側面の部分断面略図である。
【0019】図1において、上型Aと下型Bとに分割可
能の金型の上下の合せ目に、上流側キャビティ4と下流
側キャビティ5とが、ランナ3bを介して直列に設けら
れている。ポット1は金型内に設けられ、装入された封
止用樹脂を加熱溶融させる装置で、プランジャ2を備え
ており、プランジャ2は、溶融した樹脂をキャビティに
送出しそれを加圧する装置である。ランナ3aは、プラ
ンジャ2によって押出された流動状態の樹脂をキャビテ
ィに送出するための主要通路であって、上流側キャビテ
ィ4に通じている。
【0020】金型内には、上流側キャビティ4と下流側
キャビティ5とを加熱するための不図示の加熱装置が設
けられ、キャビティとランナの表面をそれぞれ所定の温
度に加熱するようになっている。
【0021】キャビティ4、5内には、マトリクスリー
ドフレームが上下の金型A、Bに保持されている。リー
ドフレームには、キャビティ4及び5によって樹脂封止
される位置に、それぞれ半導体チップがマウントされて
いるが図示していない。
【0022】次に本発明の図1に示した樹脂封止金型を
使用して、2段封入型のマトリクスリードフレームの樹
脂封止を行う場合の動作を説明する。図1において、上
流側キャビティ4と下流側キャビティ5との金型温度
に、約15℃の温度勾配を設けるように金型加熱装置に
よって温度の調節を行なう。この場合、図示したよう
に、上流側キャビティ4の溶融樹脂入口側(ランナ3a
側)の温度を、ランナ3aを含み約160℃に、下流側
キャビティ5のランナから遠い終端側の温度を約175
℃となるように金型を加熱する。したがって、入口側と
終端側の間に約15℃の温度勾配が保持される。
【0023】ポット1内で溶融された樹脂は、プランジ
ャ2によって押し出され、図2(A)に示すように、ラ
ンナ3aを通って樹脂流れ13となり、上流側キャビテ
ィ4の中へ流入する。樹脂は硬化特性に従って、約16
0℃に加熱されたキャビティ4の中において表面側から
硬化が始まるが、キャビティ4の中央部の樹脂は依然と
して低粘度を保っており、その中を通って樹脂が流動し
て、図2(B)に示すように、約175℃に加熱された
下流側キャビティ5の中に充填される。このように約1
5℃の温度差を設けたキャビティ4とキャビティ5に樹
脂を流動させて充填することにより、キャビティ5への
溶融樹脂が低粘度を保つことができ、樹脂の硬化特性に
従って両キャビティ間に均等に充填差がないように封入
される。
【0024】次に、本発明による樹脂封止用金型を使用
して、3段封入型のマトリクスリードフレームの樹脂封
入を行う場合について説明する。図3は、3段封入型マ
トリクスリードフレームを封入するための金型の側面の
部分断面略図である。
【0025】図3において、上型A1と下型B1とに分
割可能の金型の合せ目に、上流側キャビティ6、中流の
キャビティ7、下流側キャビティ8が、ランナ3b、3
cによって連絡されて直列に設けられ、さらに図1にお
いて説明した2段封入型装置と同様に、ポット1に連絡
するランナ3aが設けられている。リードフレームに
は、キャビティ6、7、8によってそれぞれ樹脂封止さ
れる位置に、不図示の半導体チップがマウントされてい
る。
【0026】金型の加熱温度は、上述の2段封入型の場
合と同様に、上流側キャビティ6側を約160℃とし、
下流側キャビティ8に向かって温度勾配を設けて、下流
側キャビティ8の終端部を約175℃とする。このよう
に直列の三つのキャビティ及びランナ間に温度勾配を設
けることにより、各キャビティ間に充填差がないように
樹脂を封入できる。
【0027】図4は、本発明による4段封入型のマトリ
クスリードフレームに樹脂を封入するための金型側面の
部分断面略図である。
【0028】図4において、上型A2と下型B2とに分
割可能な金型の合せ目に、上流側に上流側第1のキャビ
ティ14、上流側第2のキャビティ15が設けられ、下
流側に下流側第1のキャビティ16、下流側第2のキャ
ビティ17が設けられている。これらのキャビティは、
直列に配設され、各キャビティはランナ3b、3c、3
d、3eにより直列に接続され、さらに図1、3におい
て説明したのと同様に、ポット1との間にランナ3aが
設けられる。リードフレームには、各キャビティ14、
15、16、17によってそれぞれ樹脂封止される位置
に、不図示の半導体チップがマウントされている。
【0029】金型の加熱温度は、上述の3段封入型の場
合と同様に、上流側の第1キャビティ14の側を約16
0℃とし、下流側の第2キャビティ17を約175℃に
設定し、両者の間にあるキャビティ及びランナを上述の
二つの温度の勾配に沿って加熱して保持する。このよう
に4個のキャビティ及びランナ間に上述の温度勾配を設
けることにより、各キャビティ間に充填差がないように
樹脂が封入できる。
【0030】次に、本発明の請求項4に示した第2の樹
脂封止金型により、デュアルインライン型マトリクスリ
ードフレームを封止する方法について説明する。図5
は、第2の樹脂封止金型を用いた封止方法の一実施の形
態を示す、金型側面の部分断面略図である。
【0031】図5(A)において、上型A3と下型B3
とに分割可能の金型の合せ目に、図1において説明した
上流側キャビティと下流側キャビティとを、一体にした
キャビティ9が設けられている。上下の金型A3、B3
には、金型の合せ面およびキャビティの直列の中心線に
対して直角に、上下に摺動することのできるシャッタ1
2aと12bが設けられており、シャッタ12aと12
bの各一つの端面は、金型の合せ面上の対向する位置に
おいてお互いに当接することができる。
【0032】キャビティ9には、図1において説明した
ものと同一の2段封入型のマトリクスリードフレームが
保持される。キャビティ9に保持されたデュアルインラ
イン型マトリクスリードフレームには、上流側と下流側
に直列にそれぞれ半導体チップがマウントされている。
【0033】キャビティ9の上流側の加熱温度は、ラン
ナ3aを含んで約160℃とし、下流側は約175℃と
する。このように形成されたキャビティ9の中へ、シャ
ッタ12a、12bを開いた状態で、図6に示すよう
に、ランナ3aから溶融樹脂20を導入し、樹脂が硬化
しないうちにシャッタ12a、12bを閉じることによ
り、図5(B)に示すように、キャビティ9の中の樹脂
は上流側キャビティ10と下流側キャビティ11とに分
断されて、1個のキャビティ9から2個のパッケージが
得られることになる。
【0034】このように1個のキャビティの中に温度勾
配を持たせ、かつ2個分のパッケージの樹脂を注入でき
るようにキャビティを設ければ、2個のキャビティの間
を結ぶランナを拡大したのと同様の効果があり、かつ金
型から受ける単位体積当りの熱量も小となり、樹脂を低
粘度に保って注入できるため、ワイヤの変形、ボイド、
充填不良を防止する上で効果がある。
【0035】図7は、3段型マトリクスリードフレーム
を一体型キャビティ18の中に保持して、樹脂を注入後
樹脂が硬化しないうちに2組のシャッタ19a、19b
によってキャビティ18の樹脂を3分割し、上流・中流
・下流の3個のパッケージを得る方法を示す断面の略図
である。
【0036】図7に示す方法においても、一体型キャビ
ティ18の上流側加熱温度は約160℃、下流側の加熱
温度を約175℃とし、その間の温度勾配を保つことに
より、図5に示す2段型の場合と同様の効果が得られ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、金型内に
直列に配置した複数のキャビティの上流側を低温とし、
下流側を高温として上流側と下流側のキャビティの間に
約15℃の温度勾配を設けたため、上流側キャビティと
下流側キャビティの間の樹脂の充填差がなくなり、ま
た、直列に配置し、かつ約15℃の温度勾配を与えた上
流側キャビティと下流側キャビティとの間におけるラン
ナを廃して両キャビティを一体型とし、さらに一体型キ
ャビティを上流側と下流側とに分割するためのシャッタ
を設けたため、デュアルインライン型マトリクスリード
フレームを封止した樹脂を、硬化途中でシャッタで分割
して2個のパッケージすることにより、充填差の無いパ
ッケージが得られる。
【0038】このように本発明による金型を使用するこ
とによって、パッケージのワイヤの変形、ボイド及び充
填不良を防止することが可能となるため、封入性を向上
させ、かつ生産性を高めるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂封止金型の側面の部分断面略図で
ある。
【図2】図1の動作を説明する部分断面略図である。
【図3】本発明の別の樹脂封止金型の側面の部分断面略
図である。
【図4】図3と同様の図である。
【図5】本発明の第2の樹脂封止金型の側面の部分断面
図である。
【図6】図5と同様の図である。
【図7】図6と同様の図である。
【図8】(A)、(B)は従来の技術による金型の部分
平面略図、(C)は(A)の側面の部分断面略図であ
る。
【図9】従来の技術による別の金型の部分平面略図であ
る。
【符号の説明1】 1 ポット 2 プランジャ 3、3a、3b、3c、3d ランナ 4、5、6、7、8、9、10、11、14、15、1
6、17、18 キャビティ 12a、12b、19a、19b シャッタ 13 樹脂の流れ 20 溶融樹脂 21 ポット部 22 ランナー部 23 キャビティ部 24 区分領域 25 第1キャビティ 25 第2キャビティ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス型リードフレームの樹脂封止
    を行なう金型であって、 ランナにより直列に接続された少なくとも2個のキャビ
    ティと、 該キャビティの1個とランナによって接続し、かつ溶融
    樹脂を送出するためのプランジャを具備したポットと、 前記2個のキャビティのうちの前記ポットに近い上流側
    のキャビティと、前記ポットから遠い下流側キャビティ
    との間の温度勾配が、所定の温度差になるように加熱す
    る加熱装置とを有する樹脂封止金型。
  2. 【請求項2】 前記加熱装置による前記温度勾配が、前
    記上流側キャビティを低温に、下流側キャビティを高温
    になるように加熱する、請求項1に記載の樹脂封止金
    型。
  3. 【請求項3】 前記温度勾配が約15℃である請求項2
    に記載の樹脂封止金型。
  4. 【請求項4】 マトリクス型リードフレームの樹脂封止
    を行なう金型であって、直列に配列された少なくとも2
    個のキャビティを一体に形成した一体型キャビティと、 該一体型キャビティに対してランナを経由して溶融樹脂
    を送出するためのプランジャを具備したポットと、 前記一体型キャビティの前記ポットに近い上流側と、ポ
    ットから遠い下流側との間の温度勾配が、所定の温度差
    になるように加熱する加熱装置と、 前記一体型キャビティに注入された樹脂を、固化前に前
    記少なくとも2個のキャビティの形に分割するためのシ
    ャッタとを有する樹脂封止金型。
  5. 【請求項5】 マトリクス型リードフレームの樹脂封止
    方法であって、樹脂封止を行なうための半導体チップが
    マウントされたリードフレームを、ランナによって直列
    に配置された少なくとも2個のキャビティの中に保持
    し、 前記直列に配置されたキャビティのうち、ポットに近い
    上流側のキャビティの金型温度と、ポットから遠い下流
    側のキャビティの金型温度との間に所定の温度差の温度
    勾配を設けて封止を行なう樹脂封止方法。
  6. 【請求項6】 前記温度勾配を、前記上流側キャビティ
    を低温に、前記下流側キャビティを高温になるように加
    熱する、請求項5に記載の樹脂封止方法。
  7. 【請求項7】 前記温度勾配が約15℃である、請求項
    6に記載の樹脂封止方法。
  8. 【請求項8】 前記直列に配列された少なくとも2個の
    キャビティを、一体に形成した一体型キャビティの中
    に、前記半導体チップがマウントされたデュアルインラ
    イン型リードフレームを保持し、 前記一体型キャビティの前記ポットに近い上流側と、ポ
    ットから遠い下流側との間の温度勾配が所定の温度差と
    なるように、前記一体型キャビティを加熱し、 前記一体型キャビティに注入された樹脂を、金型に設け
    られたシャッタによって固化前に前記少なくとも2個の
    キャビティの形に分割する、樹脂封止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093247A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Asmo Co Ltd 樹脂成形装置、及びその制御方法

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JP2011093247A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Asmo Co Ltd 樹脂成形装置、及びその制御方法

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