JPH10337464A - 液体原料の気化装置 - Google Patents

液体原料の気化装置

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JPH10337464A
JPH10337464A JP14615397A JP14615397A JPH10337464A JP H10337464 A JPH10337464 A JP H10337464A JP 14615397 A JP14615397 A JP 14615397A JP 14615397 A JP14615397 A JP 14615397A JP H10337464 A JPH10337464 A JP H10337464A
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勝弥 奥村
Yoshitaka Tsunashima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体原料を安定的に気化させ、自身の製造を
容易にし、気化ガスの調節精度を向上させる気化装置を
提供すること。 【解決手段】 気化装置3は供給ポート26よりハウジ
ング21の気化室25に供給される液体原料をヒータ1
2により加熱し、気化させて排出ポート27から排出す
る。気化室25には焼結体28が設けられる。焼結体2
8は熱伝導性と耐食性を有する粉体の集合物を所定の気
孔率を有する状態で圧縮し、焼結することにより形成さ
れる。気化装置3は、気化室25に供給される液体原料
の流量を調節する調節バルブ11を備える。調節バルブ
11は弁体44と、弁座51とを有し、弁座51はその
中心に供給ポート26を含む。焼結体28の一部は供給
ポート26に隣接して配置される。ハウジング21の外
周に設けられたヒータ12は、焼結体28を加熱するた
めに作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特定のガスを得
るために特定の液体原料を気化するようにした気化装置
に関する。例えば、半導体製造装置で使用される反応ガ
スを得るために液体原料を気化するようにした気化装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特定のガスを得るために特定
の液体原料を加熱して気化するようにした気化装置があ
る。例えば、半導体の製造装置において、半導体基板は
その上面に絶縁膜を形成する過程で反応ガスの供給を受
ける。ここで、製造装置に対して反応ガスを供給するた
めの装置は、上記の気化装置を含む。
【0003】特開平4―45838号及び特開平5―2
28361号の各公報は上記のような気化装置の一例を
開示する。図5に示すように、この気化装置71は円筒
状のヒーターブロック72を備える。このブロック72
は内部に気化室73を有する。ブロック72の外周には
ヒータ74が設けられる。気化室73には、所定量の粉
体の集合物75が充填される。この粉体は熱伝導性及び
耐腐食性を有する材料よりなる。ブロック72はその両
端に気化室73に通じる供給ポート76及び排出ポート
77を有する。気化室73から粉体がこぼれるのを防ぐ
ために、各ポート76,77には、網78,79が設け
られる。供給ポート76には、気化室73にキャリアガ
スを供給するための大径のパイプ80が接続される。供
給ポート76には、気化室73に液体原料を供給するた
めの小径のパイプ81が接続される。小径パイプ81は
大径パイプ80の中を延び、その先端が粉体の集合物7
5の中に挿入される。小径パイプ81はその先端に、他
の部位よりも細い細径部82を有する。この細径部82
の内径は粉体の粒径よりも小さく設定される。小径パイ
プ81に接続されたバルブ83は、液体原料の流量を調
節する。大径パイプ80に接続されたバルブ84は、キ
ャリアガスの流量を調節する。排出ポート77に接続さ
れた流量計85は、気化室73から排出されるガス流量
を計測する。
【0004】粉体の集合物75はヒータ74により加熱
される。このとき、両パイプ80,81を通じて気化室
73にキャリアガス及び液体原料が供給される。小径パ
イプ81の細径部82から気化室73に流れ出た液体
は、加熱された粉体の集合物75と接触することによ
り、短時間のうちに気化される。気化ガスはキャリアガ
スにより搬送されて気化室73を流れ、排出ポート77
から外部へ排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記気化装
置71では、小径パイプ81の先端が粉体の集合物75
の中に配置される。細径部82の内径が粉体の粒径より
も小さく設定されているのは、粉体がパイプ81の中に
入るのを防ぐためである。細径部82を粉体の集合物7
5の中に配置すること、或いは、粉体の粒径を細径部8
2の内径に対応して特定することは面倒なものであり、
装置71を製造する上で手間になる。更に、細径部82
には液体原料中の異物が滞留することも考えられ、その
ことが細径部82の目詰まりの原因にもなり得る。
【0006】上記気化装置71では、粉体の集合物75
とバルブ83との間にある程度の距離が設けられている
ことから、バルブ83が粉体を噛み込むなどのおそれは
少ない。しかしながら、バルブ83と粉体の集合物75
との間の距離が長い分だけ、小径パイプ81の内壁に液
体が付着することもあり得る。このことは、バルブ83
による液体原料の調節精度を悪化させ、気化ガスの調節
精度を低下させることにもなる。
【0007】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その第1の目的は、液体原料を安定的に気化
させると共に、製造を容易にすることを可能にした液体
原料の気化装置を提供することにある。
【0008】この発明の第2の目的は、上記第1の目的
に加え、気化ガスの調節精度を向上させることを可能に
した液体原料の気化装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1に記載の第1の発明は、外部からハウ
ジングの気化室に供給される液体原料を加熱し気化させ
て排出するようにした気化装置であって、ハウジングは
気化室に液体原料を供給するための供給ポートと、気化
室で気化されたガスを排出するための排出ポートとを有
し、気化室には熱伝導性を有する粉体の集合物が設けら
れ、その粉体の集合物は圧縮され、焼結された焼結体を
なしていることを趣旨とする。
【0010】上記第1の発明の構成によれば、供給ポー
トを通じて気化室に供給された液体原料は粉体の焼結体
の中で毛管現象により拡散される。このとき、焼結体が
加熱されることにより、液体が加熱されて速やかに気化
される。気化により得られたガスは、排出ポートから気
化室の外へ排出される。
【0011】ここで、焼結体は粉体の集合物が圧縮さ
れ、焼結されることにより形成される。このため、圧縮
及び焼結される粉体につき、その粒径の大きさを特定す
る必要はない。焼結体の体格はその重さの割に小さくな
る。焼結体であることから、粉体の粒が飛散したり、そ
の結果として気化室からこぼれ出たりすることがない。
【0012】上記第2の目的を達成するために請求項2
に記載の第2の発明は、第1の発明の構成において、気
化室に供給される液体原料の流量を調節するための調節
バルブを更に備え、その調節バルブは弁体と、その弁体
に接触する弁座とを含み、供給ポートが弁座の孔をな
し、焼結体の少なくとも一部が供給ポートに隣接して配
置されていることを趣旨とする。
【0013】上記第2の発明の構成によれば、第1の発
明の作用に加え、調節バルブの弁体が作動して弁座から
離れることにより、供給ポートが開かれる。焼結体の少
なくとも一部が供給ポートに隣接して配置されることか
ら、調節バルブと焼結体との距離が短くなり、両者の間
に液体原料の一部が滞留することがない。
【0014】上記第1又は第2の目的を達成するために
請求項3に記載の第3の発明は、第1又は第2の発明の
構成において、焼結体を加熱するためのヒータを更に備
えたことを趣旨とする。
【0015】上記第3の発明の構成によれば、第1又は
第2の発明の作用に加え、ヒータが作動することによ
り、液体原料を気化するために焼結体が加熱される。こ
のため、焼結体を加熱するために、別途にヒータを設け
る必要がない。気化装置をヒータと共に単独で取り扱う
ことが可能になる。
【0016】上記第1又は第2の目的を達成するために
請求項4に記載の第4の発明は、第1又は第2の発明の
構成において、供給ポートに供給される液体原料の流量
又は排出ポートから排出されるガスの流量を計測するた
めの流量計を更に備え、流量計の計測値が流量を調整す
るために使用されることを趣旨とする。
【0017】上記第4の発明の構成によれば、第1又は
第2の発明の作用に加え、流量計の計測値が流量調整の
ために使用されることにより、気化装置の供給ポートに
供給される液体原料の流量、又は気化装置の排出ポート
から排出されるガスの流量が調整される。
【0018】上記第1又は第2の目的を達成するために
請求項5に記載の第5の発明は、第2乃至第4の発明の
何れか一つの構成において、調節バルブは気体の圧力に
基づいて作動するものであり、液体原料の供給を遮断す
る機能と、その液体原料の流量を調節する機能とを有
し、液体原料が気化されるときの高温下で使用されるこ
とを趣旨とする。
【0019】上記第5の発明の構成によれば、第2乃至
第4の発明の何れか一つの作用に加え、気体の圧力に基
づき作動することから、液体原料の遮断又は流量調節が
速やかに行われる。液体原料を気化させるための熱にも
耐え得る。
【0020】
【発明の実施の形態】上記第1〜第3の発明に係る液体
原料の気化装置の一実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。この実施の形態では、半導体の製造装置に反
応ガスを供給するためのガス供給装置に本発明の気化装
置が具体化される。
【0021】図2はガス供給装置の概略構成を示す。一
般に、半導体の製造装置では、半導体基板の上に絶縁膜
を気層成膜する過程で、特定の反応ガスを供給する必要
がある。この実施の形態では、絶縁膜として、化学蒸着
成膜法(CVD)により気相成膜される酸化珪素薄膜が
適用される。酸化珪素薄膜を得るための特定ガスとし
て、常温常圧の下で液状をなす有機シラン(TEOS)
が使用される。
【0022】ガス供給装置はタンク1と、ガス流量制御
ユニット2とを備える。タンク1は液状のTEOSを液
体原料として貯留する。制御ユニット2は本発明に係る
気化装置3と、流量コントローラ4と、温度コントロー
ラ5とを有する。液状のTEOSを気化するために、気
化装置3にはタンク1から液状のTEOSが供給され
る。気化装置3により気化されたTEOSのガスは流量
計6を介して半導体製造装置7に導入され、ポンプ8か
ら吐出される。タンク1には、窒素ガスが所定の圧力を
もって供給される。窒素ガスの圧力は、レギュレータ9
により所定の値に調整される。
【0023】気化装置3は、液状のTEOSを気化する
ための気化器10と、調節バルブ11と、ヒータ12と
を備える。バルブ11は気化器10に供給される液状の
TEOSの量を調節する。ヒータ12は気化器10を加
熱する。バルブ11を作動させるために、バルブ11に
は、電空レギュレータ13を介して圧縮空気が供給され
る。
【0024】流量コントローラ4には、流量計6により
検出されるガス流量の値が入力される。このコントロー
ラ4には、作業者により任意に設定される流量設定値が
入力される。コントローラ4は、気化装置3から排出さ
れるTEOSのガス流量が所定の設定流量となるよう
に、電空レギュレータ13を制御し、これによってバル
ブ11の開度を調節する。図3は気化装置3から排出さ
れるTEOSガスの流量と、流量設定値との関係を示
す。コントローラ4は、このグラフに示すような流量設
定値に対するガス流量が得られるように、電空レギュレ
ータ13を制御する。
【0025】温度コントローラ5には、温度計14によ
り検出される気化器10の温度値が入力される。このコ
ントローラ5には、作業者により任意に設定される温度
設定値が入力される。コントローラ5は、気化器10の
温度が、設定された温度となるようにヒータ12を制御
する。
【0026】図1は気化装置3の構造を示す。調節バル
ブ11と、気化器10とは互いに一体に組み付けられ
る。気化器10はハウジング21を有する。ハウジング
21は円筒22と、その円筒22の両端を塞ぐ第1の蓋
体23及び第2の蓋体24とからなる。ハウジング21
はその内部に気化室25を有する。気化室25では、液
状のTEOSが気化される。ハウジング21は供給ポー
ト26と、排出ポート27とを有する。気化室25に
は、供給ポート26を通じて液状のTEOSが供給され
る。気化室25で気化されたTEOSガスは排出ポート
27を通じて外部へ排出される。排出ポート27の内径
は比較的大きく、供給ポート26の内径は比較的微細で
ある。気化室25には金属製の粉体の集合物よりなる焼
結体28が設けられる。この粉体は、熱伝導性と耐食性
を兼ね備えた金属よりなる。この実施の形態では、上記
金属製の粉体として、ステンレス製の粉体が使用され
る。焼結体28はステンレス製粉体の集合物を所定の気
孔率を有する状態で圧縮し、その上で焼結することによ
り形成される。焼結体28は円柱状をなし、その一端に
小径の突部28aを有する。焼結体28の外周面とハウ
ジング21の内周面との間には、所定の隙間29が設け
られる。
【0027】調節バルブ11はハウジング21の供給ポ
ート26の側に配置される。このバルブ11はケーシン
グ31を有する。ケーシング31は中心に孔32を有す
る胴体33と、その胴体33の一端に配置されたキャッ
プ34と、胴体33の他端に配置された前記第1の蓋体
23とからなる。第1の蓋体23はハウジング21とケ
ーシング31とに兼用される。ケーシング31はその内
部に、孔32を境に区画された第1の室35と、第2の
室36とを有する。孔32には、弁ロッド37が摺動可
能に設けられる。弁ロッド37の一端には、押え金38
を介して第1のダイアフラム39が取り付けられる。第
1の室35は、このダイアフラム39により大気室40
と、加圧室41とに区画される。大気室40には、キャ
ップ34に設けられた大気ポート42を通じて大気が導
入される。加圧室41には、胴体33に設けられた加圧
ポート43を通じて圧縮空気が供給される。加圧室41
に供給される圧縮空気は、電空レギュレータ13により
調節される。
【0028】弁ロッド37の他端には、弁体44が取り
付けられる。弁体44の外周には第2のダイアフラム4
5が取り付けられる。第2の室36は、このダイアフラ
ム45により大気室46と、液室47とに区画される。
このダイアフラム45の外周縁はダイアフラム45と一
体にテフロンのリング48が設けられており、ケーシン
グ31と蓋体23で挟み込むことでシールされる。大気
室46には、胴体33に設けられた大気ポート49を通
じて大気が導入される。液室47には、第1の蓋体23
に設けられた液ポート50を通じて液状のTEOSが供
給される。
【0029】調節バルブ11は弁体44の他に、その弁
体44に接する弁座51を含む。この弁座51は第1の
蓋体23に設けられる。弁座51はその中心に孔を有す
る。前述した微細な供給ポート26は弁座51の孔をな
している。弁座51の部位に対応する蓋体23の肉厚は
比較的小さい。このため、供給ポート26の軸線方向の
長さは比較的短い。気化室25に配置された焼結体28
の突部28aは供給ポート26に隣接して配置される。
【0030】弁体44が弁座51に接することにより、
供給ポート26が閉じられる。弁体44が弁座51から
離れることにより、供給ポート26が開かれる。供給ポ
ート26が開かれることにより、液室47に供給される
液状のTEOSが、そのポート26を通じて気化室25
に供給される。
【0031】第1の室35の大気室40には、圧縮スプ
リング52が設けられる。このスプリング52は、弁体
44が弁座51に接する方向へ押されるように弁ロッド
37を付勢する。従って、加圧室41に圧縮空気が供給
されることにより、第1のダイアフラム39が弁ロッド
37と共にスプリング52の付勢力に抗して大気室40
の側へ変位する。この変位に伴い、弁体44が弁座51
から離れ、供給ポート26が開かれる。このポート26
の開度は、加圧室41に供給される圧縮空気の量に応じ
て変えられる。供給ポート26の開度が変わることによ
り、液室47から気化室25に供給される液状のTEO
Sの量が調節される。
【0032】気化器10において、ヒータ12はハウジ
ング21の外周に設けられる。ヒータ12は熱線を含
み、その熱線がハウジング21の外周に沿って巻かれ
る。このヒータ12が通電により作動することにより、
ハウジング21が加熱される。この結果、ハウジング2
1を介して焼結体28が加熱される。
【0033】上記のように構成されたガス供給装置にお
ける気化装置3の動作を説明する。この気化装置3によ
れば、供給ポート26を通じて気化室25に供給される
液状のTEOSが粉体の焼結体28の中で毛管現象によ
り拡散される。このとき、焼結体28がヒータ12によ
り加熱されると、その焼結体28の中で液状のTEOS
が加熱されて速やかに気化される。このため、気化装置
3は液状のTEOSを常に安定的に気化させることがで
きる。
【0034】気化により得られたTEOSガスは、隙間
29を流れ、排出ポート27から気化室25の外へ安定
的に排出される。排出されたTEOSガスは、流量計6
及びポンプ7を介して半導体製造装置7に供給される。
【0035】図4はこの気化装置3から排出されるTE
OSガス流量の安定性を示す。このグラフは、気化装置
3から排出されるガス流量が所定の設定流量FRとなる
ように、気化装置3に液状のTEOSを長時間供給した
ときのガス流量の変化を示す。このグラフにおいて、実
線はTEOSガス流量を示し、一点鎖線は加圧室41に
加えられる圧縮空気の圧力を示し、二点鎖線は気化室2
5における圧力を示す。このグラフに示すように、時刻
t1において調節バルブ11の操作圧力が急激に増加す
ると、TEOSガス流量は直ちに増加する。時刻t2に
おいてその操作圧力が急激に低下すると、TEOSガス
流量は速やかに低下する。両時刻t1,t2の間で、T
EOSガス流量は設定流量FRに収束するように安定し
た状態を示すことが分かる。
【0036】ここで、焼結体28はステンレス製粉体の
集合物が一旦圧縮された上で、焼結されることにより形
成される。従って、この気化装置3では、粉体の粒が飛
散したり、その結果として粉体の粒が気化室25からこ
ぼれ出たりすることがない。粉体の粒が供給ポート26
に入り込むおそれもない。このため、粉体の粒径を供給
ポート26の内径に対応させて特定する必要がない。こ
のことは、気化装置3を製造する上で手間を省き、装置
3の製造を容易なものにすることができる。
【0037】供給ポート26に粉体が入り込むおそれが
ないことから、同ポート26の内径を必要以上に小さく
する必要がない。従って、液状のTEOSの中に異物が
混入していたとしても、その異物が供給ポート26の中
に滞留することはない。このため、供給ポート26が異
物によって目詰まりを起こすおそれがない。
【0038】この気化装置3では、焼結体28を得るた
めに、粉体の集合物が圧縮されている。このため、焼結
体28はその重さの割に体格が小さくなる。このこと
は、気化器10の小型化に寄与し、ひいては気化装置3
全体の小型化に寄与する。
【0039】この気化装置3によれば、調節バルブ11
の弁体44が弁座51から離れると、供給ポート26が
開かれる。このとき、液室47に供給される液状のTE
OSは、供給ポート26を通じて気化室25へ流れる。
この気化装置3では、焼結体28の少なくとも一部が供
給ポート26に隣接しており、供給ポート26の軸線方
向の長さが比較的短い。このため、バルブ11と焼結体
28との距離が短くなり、両者11,28の間、即ち供
給ポート26の流路中に液状のTEOSの一部が付着し
て留まることがない。このことは、調節バルブ11によ
る液状のTEOSの調節精度を向上させ、気化器10で
気化されるTEOSガスの調節精度を向上させる。
【0040】この気化装置3では、調節バルブ11の加
圧室41に対する圧縮空気の供給が停止されると、弁体
44がスプリング52により直ちに弁座51に押し付け
られて供給ポート26が閉じられる。従って、気化室2
5に対する液状のTEOSの供給は速やかに遮断され、
気化器10におけるTEOSガスの生成が速やかに止め
られる。このため、ガス供給装置から半導体製造装置7
へのTEOSガスの供給を、バルブ11の作動に合わせ
て応答性良く、且つ速やかに停止させることができる。
【0041】この気化装置3によれば、ヒータ12が作
動すると、焼結体28が加熱される。このため、焼結体
28を加熱するために、ガス供給装置に別途にヒータを
設けて気化装置3を加熱する必要がない。更に、気化装
置3をヒータ12と共に単独で取り扱うことが可能にな
る。この意味で、気化装置3の取り扱い上の自由度が増
し、ガス供給装置の製造が容易になる。
【0042】このガス供給装置において、流量コントロ
ーラ4は流量計6の検出値に基づいて電空レギュレータ
13を制御し、調節バルブ11の開度を調節する。これ
により、気化器10から排出されるTEOSガスの流量
が設定流量に調節される。このため、半導体製造装置7
に対してTEOSガスを必要な量だけ正確に供給するこ
とが可能になる。
【0043】このガス供給装置において、温度コントロ
ーラ5は、温度計14の検出値に基づきヒータ12を制
御し、焼結体28の加熱温度を調節する。これにより、
焼結体28の温度が設定温度に調節される。設定温度は
液状のTEOSが大流量供給されても安定したTEOS
ガスが得られるよう蒸発温度よりも高めに設定する。
【0044】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で以下の
ように実施することができる。
【0045】(1)前記実施の形態では、焼結体28を
構成する粉体の材料として、ステンレスを使用した。こ
れに対し、粉体の材用として、金属であるチタンや、S
iC等のセラミックを使用してもよい。
【0046】(2)前記実施の形態では、焼結体28を
構成する粉体の材料として、熱伝導性と耐食性を兼ね備
えた金属(ステンレス)を使用した。これに対し、熱伝
導性のみを有する金属を粉体に使用してもよい。
【0047】(3)前記実施の形態では、電空レギュレ
ータ13で調節される圧縮空気により作動する調節バル
ブ11を使用した。これに対し、電気的に駆動される電
磁バルブを調節バルブとして使用してもよい。
【0048】(4)前記実施の形態では、気化装置3に
ヒータ12を一体に設けたが、気化装置3からヒータ1
2を省略してもよい。この場合、気化装置を加熱するた
めには、気化装置の周囲に別途にヒータを設ければよ
い。
【0049】(5)前記実施の形態では、図2に示すよ
うに流量計6を気化装置3の二次側に配置したが、この
流量計6により液体材料のガス化流量を計測し、その値
を流量コントローラ4にフィードバックしても良い。或
いは、流量計を流量の調節バルブ11の一次側に設置
し、液体材料の液体流量を計測し、その値をコントロー
ラ4にフィードバックしても良い。
【0050】(6)前記実施の形態では、半導体製造装
置7にTEOSガスを供給するために、液体原料として
液状のTEOSを使用した。これに対し、別の目的に使
用される気化ガスを発生させるために、液体原料として
TEOS以外の原料を使用しても良い。
【0051】
【発明の効果】上記請求項1に記載の第1の発明では、
熱伝導性を有する粉体の集合物であって圧縮され、焼結
された焼結体を気化室に設けている。従って、気化室に
供給された液体原料が焼結体の中で毛管現象により拡散
され、焼結体が加熱されることにより、その液体が速や
かに気化される。焼結体はその粉体の粒径を特定する必
要がなく、体格が小さくなり、粉体が飛散することがな
い。この結果、液体原料を安定的に気化させることがで
き、気化装置の製造を容易にすることができるという効
果を発揮する。
【0052】上記請求項2に記載の第2の発明では、第
1の発明の構成において、気化室に供給される液体原料
の流量を調節するための調節バルブを更に備え、焼結体
の少なくとも一部が弁座の孔をなす供給ポートに隣接し
て配置されている。従って、第1の発明の作用に加え、
調節バルブと焼結体との距離が短くなり、両者の間に液
体原料の一部が留まることがない。この結果、第1の発
明の効果に加え、気化装置により気化されるガスの調節
精度を向上させることができるという効果を発揮する。
【0053】上記請求項3に記載の第3の発明では、上
記第1又は第2の発明の構成において、焼結体を加熱す
るためのヒータを設けている。従って、第1又は第2の
発明の作用に加え、ヒータにより焼結体が加熱されるこ
とから、気化装置に対して別途にヒータを設ける必要が
なく、気化装置をヒータと共に単独で容易に取り扱うこ
とが可能になる。この結果、第1又は第2の発明の効果
に加え、気化装置の取り扱い上の自由度を増大させるこ
とができるという効果を発揮する。この意味で、気化装
置があるシステムに含まれる場合には、そのシステムの
製造を容易にすることができるという効果を発揮する。
【0054】上記請求項4に記載の第4の発明では、上
記第1又は第2の発明の構成において、気化装置におけ
る液体原料の流量又はガスの流量を流量計により計測
し、その計測値を流量調整のために使用している。従っ
て、第1又は第2の発明の作用に加え、流量計の計測値
に基づいて液体原料の流量又はガスの流量が調整され
る。この結果、第1又は第2の発明の効果に加え、気化
装置により気化されるガスの調節精度を向上させること
ができるという効果を発揮する。
【0055】上記請求項5に記載の第5の発明では、上
記第2乃至第4の発明の何れか一つの構成において、気
体圧力に基づき作動する調節バルブが液体原料の供給を
遮断する機能と、その流量を調節する機能とを有し、高
温下で使用されるようになっている。従って、第2乃至
第4の発明の何れか一つの作用に加え、調節バルブによ
り液体原料の遮断又は流量調節が速やかに行われ、同バ
ルブが高い熱にも耐え得る。この結果、第2乃至第4の
発明の何れか一つの効果に加え、気化装置における液体
原料の気化の応答性を向上させることができるという効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施の形態に係り、液体
原料の気化装置の構造を示す断面図である。
【図2】一実施の形態に係り、気化装置を含むガス供給
装置を示す概略構成図である。
【図3】一実施の形態に係り、気化装置から排出される
TEOSガス流量と流量設定値との関係を示すグラフで
ある。
【図4】一実施の形態に係り、気化装置から排出される
TEOSガス流量等の変化を示すグラフである。
【図5】従来の気化装置の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 気化器 11 調節バルブ 21 ハウジング 25 気化室 26 供給ポート 27 排出ポート 28 焼結体 44 弁体 51 弁座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 稔 東京都千代田区内神田3丁目6番3号 シ ーケーディ株式会社シーケーディ第二ビル 内 (72)発明者 奥村 勝弥 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番 株式 会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 綱島 祥隆 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番 株式 会社東芝横浜事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からハウジングの気化室に供給され
    る液体原料を加熱し気化させて排出するようにした気化
    装置であって、 前記ハウジングは前記気化室に液体原料を供給するため
    の供給ポートと、前記気化室で気化されたガスを排出す
    るための排出ポートとを有し、前記気化室には熱伝導性
    を有する粉体の集合物が設けられ、その粉体の集合物は
    圧縮され、焼結された焼結体をなしていることを特徴と
    する液体原料の気化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の気化装置は、前記気化
    室に供給される液体原料の流量を調節するための調節バ
    ルブを更に備え、前記調節バルブは弁体と、その弁体に
    接触する弁座とを含み、前記供給ポートが前記弁座の孔
    をなし、前記焼結体の少なくとも一部が前記供給ポート
    に隣接して配置されていることを特徴とする液体原料の
    気化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の気化装置は、前
    記焼結体を加熱するためのヒータを更に備えたことを特
    徴とする液体原料の気化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の気化装置は、前
    記供給ポートに供給される液体原料の流量又は前記排出
    ポートから排出されるガスの流量を計測するための流量
    計を更に備え、前記流量計の計測値が前記流量を調整す
    るために使用されることを特徴とする液体原料の気化装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4の何れか一つに記載の気
    化装置において、 前記調節バルブは気体の圧力に基づいて作動するもので
    あり、前記液体原料の供給を遮断する機能と、その液体
    原料の流量を調節する機能とを有し、前記液体原料が気
    化されるときの高温下で使用されることを特徴とする液
    体原料の気化装置。
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