JPH10336773A - 送信機及びリモートコントロール装置 - Google Patents

送信機及びリモートコントロール装置

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JPH10336773A
JPH10336773A JP16042997A JP16042997A JPH10336773A JP H10336773 A JPH10336773 A JP H10336773A JP 16042997 A JP16042997 A JP 16042997A JP 16042997 A JP16042997 A JP 16042997A JP H10336773 A JPH10336773 A JP H10336773A
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JP
Japan
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retry
transmitter
transmission
unit
code
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Application number
JP16042997A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nishidai
哲夫 西臺
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人が操作する単方向リモートコントロール装
置において、通信ミスに応じて自動的に送信側の伝送品
質を高くして送信する。 【解決手段】 操作ボタンの操作時間間隔が長い(所定
時間Tw以上)通常のボタン操作時には、通常の伝送速
度で通信コードを送信機1から受信機2へ送信する。送
信機1を操作した者が、送信に失敗したと感じて無意識
に短い操作時間間隔(Tw未満)で操作ボタンを操作す
ると、それによって再試行操作判断部11が再試行であ
ると判断し、再試行回数(カウンタ値)Nに応じて通信
コードの伝送速度を次第に遅くすることにより、伝送品
質を高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送信機及びリモート
コントロール装置に関する。具体的には、本発明は、電
波や赤外線等を用いて遠隔位置から機器の操作を行う送
信機と、当該送信機を用いたリモートコントロール装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多量のデータを短い時間で送受
信するためには、データ通信の伝送速度は高速であるこ
とが好ましい。しかし、通信の伝送速度(伝送情報密
度)が高くなるほど伝送品質が悪くなり、ノイズによる
影響を受けやすくなる。よって、伝送速度を高くする
と、信頼性が低下し、また通信距離も短縮する。
【0003】そこで受信側において受信データの誤り率
を判断し、誤り率が高いと判断した場合には受信側から
送信側へ制御信号を送り、送信側の伝送速度を1回もし
くは複数回低下させて通信し、必要な伝送品質を得る
「フォールダウン」という手法が一般に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「フォ
ールダウン」の手法を用いるためには、受信側から送信
側へ制御信号を送信する手段が必要となるので、「フォ
ールダウン」の手法は双方向性の通信システムにしか使
用することができず、主に簡易データ伝送に用いられる
単方向リモートコントロール装置にはフォールダウン機
能を持たせることができなかった。
【0005】また、双方向通信の可能なリモートコント
ロール装置でも、従来の「フォールダウン」の手法を用
いるためには、送信側と受信側とで何度も信号のやり取
りが必要となり、処理が複雑となる。さらには、誤り率
が高い場合に受信側から送信側へ送られる制御信号が送
信側で確実に受信されるか否かも問題となり、問題が複
雑になっていた。
【0006】なお、伝送品質を高くしてノイズに強く
し、遠距離でも動作できるようにするためには、送信側
の出力パワーを大きくする方法もあるが、電波法等の規
制によりリモートコントロール装置では微弱電波等を用
いざるを得ず、また他の機器に対してノイズとなるのを
避けるためにも、通常は適度の出力パワーに設定されて
いる。
【0007】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、人が操作す
るリモートコントロール装置特に単方向リモートコント
ロール装置において、通信ミスに応じて送信側の伝送品
質を簡単な手法によって制御できるようにすることにあ
る。
【0008】
【発明の開示】請求項1に記載の送信機は、信号を送信
させるための操作部と、前記操作部が操作された時間間
隔を計測する操作間隔計時手段と、前記操作部の操作時
間間隔に基づいて当該操作部の操作が再試行操作である
か否かを判断する再試行判断手段とを備えたことを特徴
としている。
【0009】送信機からは、操作部を操作することによ
って信号を送信することができる。この操作部を操作し
て信号を送信しても受信側で所望の動作が発生しなかっ
た場合には、送信機の操作者は無意識に再試行操作す
る。一連の再試行操作は通常の操作間隔に比べてごく短
い時間で行なわれるので、送信機は操作部が操作された
時間間隔を計測し、その操作時間間隔に基づいて再試行
操作であるか否かを判断することができる。
【0010】送信機は、操作部の操作が再試行操作であ
ると判断した場合には、送信機の伝送品質が高くなるよ
うにして送信方法を変化させて送信し、確実に送信機か
ら受信側へ信号が伝えられるようにする。例えば、再試
行操作であると判断した場合には、伝送速度を遅くした
り、変調方式を換えたり、送信出力を変化させたりする
ことにより、送信機の伝送品質を高くすることができ
る。
【0011】従って、この送信機によれば、操作者に煩
雑な操作手順を踏ませることなく、再試行操作と通常操
作の自動切換えを実現できる。また、再試行操作時に伝
送品質を向上させられるので、妨害電波やノイズにも強
くなり、また通信距離も長くできる。
【0012】特に、本発明は、単方向リモートコントロ
ール装置にフォールダウン機能を持たせることができる
点に特徴があるが、双方向通信の可能なリモートコント
ロール装置でも、簡単な処理でフォールダウン機能を実
現できる。
【0013】また、本発明の送信機にあっては、再試行
判断手段によって再試行と判断された回数を記憶する再
試行回数記憶手段を具備させ、再試行判断手段によって
再試行と判断された回数に応じて伝送速度を可変にした
り、変調方式を変更したり、送信出力を可変にしたりす
るようにすれば、再試行の度に次第に伝送品質が高くな
り、通信の確実性を高くすることができる。
【0014】また、本発明の送信機は、操作部が操作さ
れてからの経過時間を計測する操作経過計時手段と、前
記操作経過時間に基づいて当該操作部の再試行操作が終
了したか否かを判断する再試行終了判断手段と、再試行
操作が終了したと判断されると、通常の通信状態へ復帰
させる通常操作復帰手段とを具備しており、再試行によ
り通信が成功したり、操作者が諦めたりした場合には、
最終操作からある所定時間経過した時点で通常操作モー
ドに復帰する。
【0015】また、本発明の送信機は、当該送信機から
信号を受信して制御信号を出力する受信機と組み合わせ
てリモートコントロール装置として用いられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は本発明の一実施形態による送
信機1を示すブロック図、図2は受信機2を示すブロッ
ク図であって、この送信機1と受信機2とは、対になっ
てリモートコントロール装置を構成している。このリモ
ートコントロール装置は、図3に示すように受信機2が
車両19に搭載され、受信機2が送信機1から正規の無
線信号を受信すると、例えば受信機2から車両19のド
アロック装置へ制御信号を出力してドアロック装置を施
錠または解錠する、いわゆるキーレスエントリー装置と
して用いられる。また、このリモートコントロール装置
は、送信機1から受信機2へのみ信号を送信できる単方
向通信リモートコントロール装置となっている。
【0017】送信機1は、図1に示すように、施錠(LO
CK)用の操作ボタン3と解錠(UNLOCK)用の操作ボタン
4とを備えた操作制御部5、通信コード生成部6、固有
コードと指令コードを格納された記憶装置7、伝送速度
制御部8、送信回路(変調回路)9、送信アンテナ10
を備えている。しかして、送信機1を携帯している操作
者が、施錠又は解錠用の操作ボタン3,4を押すと、操
作制御部5は、ボタン操作に対応する操作トリガ信号を
受けて通信コード生成部6へ施錠命令又は解錠命令を出
力する。通信コード生成部6は、操作制御部5から施錠
命令又は解錠命令を受け取ると、記憶装置7から固有コ
ードと指令コードを呼出し、所定の通信規約に従って通
信コード(デジタル信号)を生成する。ここで、固有
(ID)コードとは、セキュリティ保持を目的とする固
有のコードであって、各送信機1毎に異なった固有コー
ドを有している。また、指令コードは、受信側における
制御内容、すなわち施錠又は解錠動作を指令するコード
である。
【0018】通信コード生成部6から出力された通信コ
ードは、伝送速度制御部8を通して送信回路9へ送られ
る。通信コードは、送信回路9において変調され、送信
アンテナ10から空間へ放射される。送信回路9におけ
る変調方式は特に限定されず、ASK(Amplitude Shif
t Keying)、PSK(Phase Shift Keying)、FSK
(Frequency Shift Keying)といった各種デジタル変調
方式を採用できる。
【0019】一方、受信機2は、図2に示すように、受
信アンテナ14、受信回路(復調回路)15、照合判定
部16、固有コードを格納された記憶装置17、出力回
路18を備えている。受信機2は、送信機1から空間に
放射された通信コードを受信アンテナ14で受信する
と、受信回路15において受信コードを復調する。つい
で、照合判定部16は、記憶装置17から固有コードを
呼出し、復調された通信コードに含まれる固有コードと
記憶装置17から呼出した固有コードとを比較照合し、
固有コードどうしが一致したと判定すると、指令コード
の内容に応じて施錠用制御信号又は解錠用制御信号を出
力回路18からドアロック装置のアクチュエータ(図示
せず)へ出力し、アクチュエータを駆動して車両19の
ドアを施錠又は解錠する。
【0020】また、図1に示すように、送信機1は、ボ
タン操作が再試行操作であるか否かを判断する再試行操
作判断部11と、ボタン操作の時間間隔を計測するタイ
マ12と、再試行回数を計数するためのカウンタ13を
有している。再試行操作判断部11は、施錠操作ボタン
3又は解錠操作ボタン4(以下、単に操作ボタンとい
う)が押されて操作制御部5から施錠命令又は解錠命令
(以下、単に施解錠命令という)を受け取ると、タイマ
12をT=0にリセットしスタートさせる。ついで操作
ボタンが押されて操作制御部5から施解錠命令を受け取
ると、再試行操作判断部11は、再びタイマ12をT=
0にリセットしてスタートさせると共に、リセット前の
タイマ12の値T=Tupを読み取り、当該タイマ値Tup
を所定値Twと比較することによって当該ボタン操作が
再試行操作であるか否か判断する。
【0021】つまり、送信機1を携帯している操作者が
操作ボタンを操作すると、送信機1は操作ボタンに対応
した通信コードを送出し、受信機2は通信コードを正常
に受信すると、アクチュエータ等の接続装置の制御を行
い、モータ回転や発光など何等かの動作を行なわせる。
操作者はボタン操作後、その動作が正常に行われたかど
うかを、車両19のアクチュエータやドアロック装置の
作動音を聞いたり、車両ドアのドアロックノブの動きを
見たりすることにより、五感で認知して判断する。操作
者が正常に動作したと判断すれば、その時点で操作は終
了し、次回の操作機会まで送信機1が操作されることは
ない。これに対し、操作者が操作失敗、あるいは動作異
常であると判断すると、操作者は無意識に再試行操作を
行なう。この再試行操作はごく短い時間間隔で行われる
ので、操作時間間隔から再試行操作であるか否かを判断
することができる。そこで、再試行操作判断部11は、
当該タイマ値TupがTwよりも短ければ、再試行操作で
あると判断し、カウンタ13の値Nをカウントアップ
し、再試行操作回数Nをカウントする。また、当該タイ
マ値TupがTw以上であれば、再試行操作ではない(あ
るいは、再試行操作が終了した)と判断し、カウンタ1
3の再試行操作回数をN=0にリセットする。なお、操
作された操作ボタンの種類が前回操作の操作ボタンと異
なる場合には、Tup<Twであっても再試行操作ではな
いと判断する。
【0022】一方、再試行操作判断部11は、カウンタ
13の再試行操作回数Nを読み取り、再試行操作回数N
の値に応じて伝送速度制御部8を制御し、伝送速度制御
部8によって通信コードの伝送速度を変化させる。すな
わち、カウンタ13によりカウントされている再試行操
作回数がN=0である場合には、再試行操作判断部11
は、通常のボタン操作である、あるいは通常のボタン操
作に復帰したと判断し、伝送速度制御部8により通常の
伝送速度で通信コードを送信させる。これに対し、カウ
ンタ13によりカウントされている再試行操作回数Nが
0でない場合には、再試行操作であると判断し、伝送速
度制御部8により、再試行操作回数Nの値に応じて通常
の伝送速度より遅い速度で通信コードを送信させる。
【0023】図4により再試行操作判断部11の動作を
具体的に説明する。図4(a)は十分広い通常の時間間
隔で操作ボタンが操作されているときの操作トリガ信号
の様子を示し、図4(b)はそのボタン操作タイミング
に応じて送信機1から送信されている通信コードを示し
ている。また、図4(c)(d)は操作者が送信機1を
何度も再試行操作し、最後に送信に成功するか、あるい
は送信を諦めるかした際の、操作トリガ信号の様子と、
通信コードの変化する様子を示している。
【0024】いま、送信機1を携帯している操作者が、
いつも1回のボタン操作で送信に成功しているとする。
この場合には、図4(a)に示しているように、ボタン
操作の時間間隔は十分に広くなり、十分に大きくとった
所定時間Twよりも長くなる。そして、この場合には、
送信機1からは、図4(b)に示すように、毎回通常の
伝送速度で通信コードが送信される。
【0025】これに対し、操作者が第1回目のボタン操
作を行なったが、通信が失敗であったと判断すると、図
4(c)に示すように、操作者は続けて短時間間隔T1
(<Tw)で再試行操作する。ここでも失敗したと判断
すると、短時間間隔T2,T3(<Tw)の間に、さら
に第2,第3の再試行操作が行われる。こうして再試行
操作が行なわれる度、図4(d)に示すように、再試行
操作回数(カウンタ値)に応じて通信コードの伝送速度
が遅くなってゆく。
【0026】例えば、送信機1における通常操作の時の
伝送速度を2400bit/secとし、再試行ごとに120
0bit/sec,600bit/sec,…と半分に低下させてゆ
く。なお、一般に通信装置には伝送帯域幅に制限があ
り、伝送可能な伝送速度にも下限がある。よって再試行
操作が連続しても、所定の最低伝送速度で留まるように
設定する。
【0027】一方、受信機2に到達する信号コードの伝
送速度は不定となるので、当該信号がいずれの伝送速度
であるか判断する必要がある。そこで、送信機1は、図
5に示すように、固有コードと指令コードに先立って、
同期を取るための同期コードを送出している。受信機2
は、まず同期コードのパターン周期からどの伝送速度が
用いられているかを判断することができるので、それに
続く固有コードと指令コードの読み込みを正常に行なえ
る。そして、送信に失敗する回数が増加するにつれて各
コードがいずれもゆっくりとした伝送速度で送信され、
その結果伝送情報密度が低くなってゆくが、伝送品質が
しだいに高くなってゆくので、受信機2で受信される確
度が向上してゆく。
【0028】ここで、例えば第3回目の再試行操作が成
功したか、あるいは操作者が送信を諦めると、所定時間
Twが経過した時点で再試行操作判断部11は再試行操
作が終了したと判断し、伝送速度制御部8を通常の通信
状態に復帰させる。従って、この後、ボタン操作される
と、そのボタン操作は別機会の操作と判断され、図4
(c)(d)の最後の操作トリガ信号に対応する通信コ
ードのように、通常の伝送速度で送信される。
【0029】従って、このような送信機1を用いれば、
単方向リモートコントロール装置において、操作者に煩
雑な操作手順を要求することなく、自動的に再試行操作
と通常操作の切替を行なうことができる。また、再試行
時に伝送品質が向上するので、ノイズ特性が向上し、妨
害電波にも強くなり、通信距離も長くすることができ
る。
【0030】図6は、再試行操作判断部11の動作を中
心とした送信機動作を示すフロー図である(1種類の操
作ボタンのみが操作されているとする)。カウンタ13
は、電源投入時にはN=0にセットされている(S
1)。再試行操作判断部11は、施錠操作ボタン3又は
解錠操作ボタン4が押されて操作制御部5から施錠命令
又は解錠命令を受け取ると(S2)、タイマ12をT=
0にリセットしスタートさせ(S3)、伝送速度制御部
8を正規の伝送速度で送信するように制御する(S
4)。通信コードを送信し終えると、タイマ12の経過
時間をモニターしながら次のボタン操作を待つ(S5,
S6)。
【0031】この待機中にタイマ12が所定時間Tw経
過すると、送信機1は通常の状態に戻るので、送信が成
功している場合には、図4(a)(b)のように通信コ
ードは、そのつど通常の伝送速度で送信される。
【0032】これに対し、操作者が送信に失敗したと判
断して短時間(Tw経過前)のうちに再度ボタン操作す
ると(S5)、再試行操作判断部11は再試行操作と判
断し、カウンタ13の値を1だけ増加(S7)させると
共にタイマ12をT=0にリセットしてスタートさせた
(S8)後、伝送速度制御部8によりカウンタ13の再
試行回数Nに応じた伝送速度で通信コードを送信させる
(S9)。従って、短時間間隔でボタン操作される度に
伝送速度が遅くなる一方、操作者が送信に成功したと判
断するか、送信を諦めると、タイマ12が所定時間Tw
を経過して(S6)通常の伝送速度に復帰する。
【0033】なお、上記実施形態においては、各ボタン
操作間の時間間隔が所定時間Twより短いか、Tw以上で
あるかによって再試行操作であるか否かを判別したが、
図7(a)(b)に示すように、通常のボタン操作から
所定時間Twが経過するまでのボタン操作は再試行操作
であると判断するようにしてもよい。図8はそのための
フロー図であって、図6のフロー図からステップS8を
省略したものとなっている。
【0034】また、上記実施形態では、再試行操作の度
に伝送速度が次第に遅くなるようにしたが、再試行操作
の場合に通常操作より伝送速度を遅くはするが、再試行
回数にかかわらず同じ伝送速度となるようにしてもよ
い。
【0035】(第2の実施形態)図9は本発明のさらに
別な実施形態による送信機21の構成を示す図である。
この送信機21にあっては、図1の送信機21の伝送速
度制御部8に代え、通信コードの送信パワーを可変制御
するための送信出力制御部22を用いている。しかし
て、通常の通信状態においては、図10(a)(b)に
示すように、一定の送信パワーで通信コードを送信機2
1から出力するが、再試行操作判断部11が再試行操作
であると判断した場合には、図10(c)(d)に示す
ように、その再試行回数(カウンタ値)に応じて送信出
力制御部22により次第に送信パワーを大きくしてい
る。ただし、送信機21の電源(電池)の消耗を防ぐの
と、送信パワーを電波法で規制される範囲内に収める必
要があるので、送信パワーは、再試行操作毎に次第に増
加するようにする一方で、所定パワー以上とならないよ
うな構成とするのが望ましい。
【0036】この実施形態にあっても、再試行操作毎に
送信機21から通信コードを送信する送信パワーが大き
くなるので、再試行操作時に送信パワーを大きくするこ
とにより、伝送品質を向上させることができ、送受信機
間における送受信信頼性を向上させることができる。
【0037】(第3の実施形態)図11は本発明のさら
に別な実施形態による送信機23の構成を示す図であ
る。この送信機23にあっては、再試行操作判断部11
によって監視されている再試行回数(カウンタ値)Nに
応じて送信回路9の変調方式を可変にする変調方式選択
部24を備えている。
【0038】例えば、出力回路18の変調方式をPSK
方式とし、通常操作時には図12(a)に示すように、
固有コード及び指令コードを8相位相変調して通信を行
うものとしている。一方、再試行操作判断部11が、再
試行操作であると判断すると、その再試行操作回数Nに
応じて、変調方式選択部24により、図12(b)
(c)のように、送信回路9は、4相位相変調、2相位
相変調と1変調当たりの位相変化量を減少させてゆく。
【0039】このような方法では、受信機に到達する通
信コードの変調方式は不定となるので、受信機におい
て、当該通信コードがいずれの変調方式であるか判断す
る必要がある。そこで、送信機23から送られる通信コ
ードは、以後の固有コード及び指令コードの変調方式を
示す属性コードを含んだデータ構成となっている。な
お、属性コードの変調には、図12に示すように、固有
コード及び指令コードの変調方式にかかわらず、もっと
も情報密度の少ない(つまり、伝送品質の高い)2相位
相変調を常に用いる。受信機は属性コードの内容を読み
取ることによって用いられている変調方式を知り、受信
回路15をその変調方式に切り替えることにより、固有
コードと指令コードの読み込みを行なう。
【0040】従って、この送信機23を用いれば、再試
行操作毎に1変調当たりの情報密度を低下させることに
より、伝送品質を向上させることができるので、送受信
機間の送受信信頼性を向上させることができる。
【0041】なお、上記実施形態では、通信手段として
電波を用いた場合を説明したが、電波以外の空間伝搬信
号を用いてもよいことはいうまでもない。例えば、送信
機に設けた発光部から赤外線を出射し、受信機の受光部
でこの赤外線信号を受信するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による送信機の構成を示す
ブロック図である。
【図2】同上の送信機と対にして用いられる受信機の構
成を示すブロック図である。
【図3】同上の送信機と受信機からなるリモートコント
ロール装置の使用形態を示す概略図である。
【図4】(a)(b)(c)(d)は通常動作時と再試
行時における操作トリガ信号と通信コードを示す図であ
る。
【図5】(a)(b)(c)は同上の実施形態に用いら
れる通信コードの構成とその通常動作時と再試行時にお
ける変化を示す図である。
【図6】同上の送信機における送信動作を説明するフロ
ー図である。
【図7】(a)(b)は再試行操作判断部における再試
行操作の別な判断方法を説明する図である。
【図8】同上の判断方法による送信機の送信動作を説明
するフロー図である。
【図9】本発明のさらに別な実施形態による送信機の構
成を示すブロック図である。
【図10】(a)(b)(c)(d)は同上の実施形態
における通常動作時と再試行時の操作トリガ信号と通信
コードを示す図である。
【図11】本発明のさらに別な実施形態による送信機の
構成を示すブロック図である。
【図12】(a)(b)(c)は同上の実施形態に用い
られる通信コードの構成とその通常動作時と再試行時に
おける変化を示す図である。
【符号の説明】
3 施錠ボタン 4 解錠ボタン 8 伝送速度制御部 11 再試行操作判断部 12 タイマ 13 カウンタ 22 送信出力制御部 24 変調方式選択部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を送信させるための操作部と、 前記操作部が操作された時間間隔を計測する操作間隔計
    時手段と、 前記操作部の操作時間間隔に基づいて当該操作部の操作
    が再試行操作であるか否かを判断する再試行判断手段
    と、を備えたことを特徴とする送信機。
  2. 【請求項2】 前記再試行判断手段によって再試行と判
    断された回数を記憶する再試行回数記憶手段と、 前記再試行判断手段によって再試行と判断された回数に
    応じて伝送速度を可変にする伝送速度制御手段と、を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  3. 【請求項3】 前記再試行判断手段によって再試行と判
    断された回数を記憶する再試行回数記憶手段と、 前記再試行判断手段によって再試行と判断された回数に
    応じて変調方式を変更する変調方式選択手段と、を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  4. 【請求項4】 前記再試行判断手段によって再試行と判
    断された回数を記憶する再試行回数記憶手段と、 前記再試行判断手段によって再試行と判断された回数に
    応じて送信出力を可変にする伝送速度制御手段と、を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  5. 【請求項5】 操作部が操作されてからの経過時間を計
    測する操作経過計時手段と、 前記操作経過時間に基づいて当該操作部の再試行操作が
    終了したか否かを判断する再試行終了判断手段と、 再試行操作が終了したと判断されると、通常の通信状態
    へ復帰させる通常操作復帰手段と、を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の送信機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載の送信機と、当該送
    信機から信号を受信して制御信号を出力する受信機とか
    らなるリモートコントロール装置。
JP16042997A 1997-06-02 1997-06-02 送信機及びリモートコントロール装置 Pending JPH10336773A (ja)

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