JPH10336384A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10336384A
JPH10336384A JP9145432A JP14543297A JPH10336384A JP H10336384 A JPH10336384 A JP H10336384A JP 9145432 A JP9145432 A JP 9145432A JP 14543297 A JP14543297 A JP 14543297A JP H10336384 A JPH10336384 A JP H10336384A
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JP
Japan
Prior art keywords
image
magnification
photosensitive material
unit
original
Prior art date
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Pending
Application number
JP9145432A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hirakawa
孝志 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な調整で倍率とピントを精度よく合わせ
る。 【解決手段】 ピント調整後、チャートよりも小さい
(短い)寸法の場合には、拡大側に操作し、チャートよ
りも大きい(長い)寸法の場合には、縮小側に操作す
る。この操作によって、チャートの寸法と一致(等倍)
した時点で、倍率決定キー410を操作すると、このと
きの倍率が倍率変更部400に記憶される。このため、
以後は、CCDラインセンサ230からの画像データが
倍率変更部400によって拡縮され、出力部242へ送
出されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像をデジタ
ル的に読取る画像読取記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
光学モデルとして、被写体、レンズ、像面の関係は、1/
f=1/a+1/b (f:被写体−像面距離(光路長)、a:被
写体−レンズ間距離、b:レンズ−像面距離)が成り立
つときに、ピントが合う。
【0003】ここで、画像読取装置では、被写体として
の原稿(以下、反射原稿で説明する)は、平面透明ガラ
ス(プラテンガラス)上に画像を下向きにして載置さ
れ、この画像面に光を照射し、その反射光をレンズを介
して結像面位置に配置されたCCDラインセンサへ案内
している。
【0004】このような画像読取装置においても、上記
関係式が基本となっており、レンズ、CCDラインセン
サの位置調整により、レジストレーション調整、倍率調
整、ピント調整等を行う必要がある。
【0005】ここで、倍率とピントの両方を精度良く合
わせようとすると、原稿−レンズ間と原稿−結像面間の
両方を独立に、かつ上記式に基づいて3者の相対位置関
係を維持しながら、調整する必要があり、非常に煩雑な
作業となっている。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、簡単な調整で
倍率とピントを精度よく合わせることができる画像読取
装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原稿を載置する原稿載置台と、画像をデジタル的に
読取る固体撮像素子と、前記原稿載置台に載置された原
稿の画像を前記固体撮像素子へ所定の倍率で結像させる
光学系と、前記原稿載置台上の原稿位置、固体撮像素子
及び光学系の少なくとも1つを前記光学系の光軸方向へ
移動させ、前記固体撮像素子の受光面に前記原稿画像の
ピントが合うように調整するするピント位置調整手段
と、前記ピント位置調整手段で調整された位置における
倍率と、所定の倍率とを比較する比較手段と、前記比較
手段で比較された結果に基づいて、前記固体撮像素子に
より読み取った画像データを電気的に変倍する変倍制御
手段と、を有している。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、例えばピ
ント位置調整手段により、原稿の画像が固体撮像素子の
受光面で結像するように光学系のみを移動して調整す
る。光学系のみの移動であるので、このピント調整は簡
単に行うことができる。
【0009】しかし、ピントのみを考慮しているため、
ピントが合った位置における倍率が所望の倍率とならな
い場合がある。
【0010】そこで、このピント調整後の倍率と所望の
倍率とを比較し(比較手段)、比較の結果、差があった
場合はこの差に基づいて、変倍制御手段の制御により、
固体撮像素子から出力される画像データを電気的に変倍
し、所望の倍率の画像データを作成する。
【0011】このように、倍率に拘らず前記固体撮像素
子に結像させる位置に調整した後、電気的な変倍によっ
て倍率を調整するため、作業性がよく、短時間でピント
及び倍率の調整を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る画像読取/記録装置10の概略全体構成図が示され
ている。
【0013】この画像読取/記録装置10は、画像読取
部であるスキャナ部SCNと、画像を記録するプリンタ
部PRTと、で構成されており、機台12上にスキャナ
部SCNが配設されている。また、プリンタ部PRT
は、機台12の内部に配設されている。 (スキャナ部SCN)図1には、本実施の形態に係るス
キャナ部SCNが示されている。
【0014】スキャナ部SCNの箱型のケーシング20
0によって被覆されており、上面中央部には、矩形の開
口部が設けられ、透明のプラテンガラス202が嵌め込
まれている。プラテンガラス202は、平面原稿載置台
としての機能を有し、その上には、平面画像を記録した
原稿が下向きに載置されるようになっている。
【0015】プラテンガラス202上には、開閉可能な
押さえカバー204が設けられている。この押さえカバ
ー204は、ケーシング200の奥側において、ケーシ
ング200にヒンジ止めされており、このヒンジを中心
に回動可能となっている。
【0016】従って、この押さえカバー204の閉止状
態では、原稿を上からプラテンガラス202の方向に押
圧保持することができる。
【0017】ケーシング200の上面手前側には、図示
しない操作/表示パネルが配設され、各種の機能の指
示、また装置内の動作状態の表示等がなされるようにな
っている。
【0018】ケーシング200内には、走査部208が
配設されている。走査部208は、コントローラ209
によって制御される。この走査部208は、原稿画像の
幅方向(主走査方向)に延出されたハロゲンランプ及び
リフレクタを備えた光源210、この光源210と共に
原稿画像の幅方向に延出された第1のミラー212が組
み込まれた第1のキャリッジ214と、第2のミラー2
16及び第3のミラー218が組み込まれた第2のキャ
リッジ220と、絞り222、色調整フィルタ及びND
フィルタ等で4枚構成とされるフィルタ群224、結像
のためのレンズ226によって構成される固定ユニット
228と、で構成されている。
【0019】第1のキャリッジ214では、光源210
からの光をプラテンガラス202面上に載置された原稿
に照射し、その反射光(垂下する光軸の光)を第1のミ
ラー212で90°偏向し、第2のキャリッジ220の
第2のミラー216へ案内する役目を有する。
【0020】第2のキャリッジ220では、第2のミラ
ー216の反射面が前記第1のミラー212と対向し、
かつ平行な状態とされており、第1のミラー212から
光を受けると、第2のミラー216で90°偏向し、さ
らに第3のミラー218で90°偏向する。
【0021】この第3のミラー218で最終的にプラテ
ンガラス202の面と平行とされた光は、固定ユニット
228を経て、CCDラインセンサ230の受光部へと
至るようになっている。なお、本実施の形態のCCDラ
インセンサ230の受光部は、各色(RGB)毎に独立
して受光量を検出する3本のラインで構成されている。
【0022】この固定ユニット228では、絞り222
やフィルタ群224のNDフィルタによって光量の調整
が行われ、フィルタ群224の色調整フィルタによって
各色バランスの調整が行われる。また、レンズ226に
よって、原稿画像がCCDラインセンサ230の受光面
上で結像する構成となっている。
【0023】なお、固定ユニット228に搭載されるレ
ンズ226は、光軸方向に移動可能となっている。
【0024】すなわち、図2に示される如く、固定ユニ
ット228内のレンズ226を支持するカバー226A
の外周に雄ねじ406を形成し、レンズボックス408
の内周に形成された雌ねじ408Aに螺合させている。
ここで、このカバー226Aを回転させることにより、
レンズ226の光軸方向への移動が可能となっている。
上記構造を持つことにより、後述するピント合わせが可
能となる。
【0025】ここで、第1のキャリッジ214及び第2
のキャリッジ220は、プラテンガラス202の下方で
原稿面に沿って副走査方向に往復移動する。このとき、
原稿反射位置からCCDラインセンサ230の受光部ま
での光路長を常に一定に維持するべく、第2のキャリッ
ジ220が第1のキャリッジ214の1/2の搬送速度
で同一方向へ移動するようになっている。この第1のキ
ャリッジ214及び第2のキャリッジ220の1往復動
作が1画像分の走査であり(往路時に画像読取)、これ
により、プラテンガラス202上の原稿画像を読み取る
ことができる。
【0026】なお、ケーシング200上面には、プラテ
ンガラス202の上を所定の隙間を持って主走査方向へ
移動するプルーフ用光源ユニット232が配設されてい
る。このプルーフ用光源ユニット232は、プラテンガ
ラス202上に透過原稿が載置された場合の光源として
適用されるものである。
【0027】すなわち、このプルーフ用光源ユニット2
32は、その一端部(装置奥側)が光源ユニット駆動部
234と連結されており、この光源ユニット駆動部23
4の駆動力により、前記第1のキャリッジ214と同等
の動作を行う。
【0028】ここで、透過原稿を走査する場合には、第
1のキャリッジ214と同期がとられてプルーフ用光源
ユニット232が動作する。このとき、第1のキャリッ
ジ214の光源210は消灯しておき、プルーフ用光源
ユニット232内の光源(図示省略)が点灯することに
より、第1のミラー212で透過原稿画像を得ることが
できる。その後の動作は、反射原稿の場合と同様であ
る。
【0029】図3には、CCDラインセンサ230によ
って読み取った画像を外部接続された例えば、パソコン
等内のRAMメモリ又はハードディスク(総合して外部
記録媒体238という)上に記録するまでの制御ブロッ
ク図が示されている。
【0030】CCDラインセンサ230で読み取られた
画像データは、倍率変更部400に入力されており、ピ
ント合わせによって、変動した倍率に基づいて電子変倍
処理がなされるようになっている。
【0031】すなわち、プラテンガラス202から第1
及び第2のキャリッジ214、220のミラーを経て、
レンズ226を通過しCCDラインセンサ230へ至る
までの光路長が一定となるように、走査部208の組付
作業を行うが、その組付精度により装置毎に若干誤差が
出ることがある。
【0032】そこで、組付後に、レンズ226を光軸方
向へ移動させて、ピント合わせを行う。しかし、このピ
ント合わせにより、前述して光学系の基本式1/f=1/a+1/
b の関係がそれぞれの装置によって変化しており、この
結果、倍率が異なっている。
【0033】この倍率変動分を倍率変更部400によっ
て電子変倍して、所定(一定)の倍率となるようにして
いる。
【0034】図4に従い、電子変倍の原理について説明
する。図4(A)は拡大倍率(倍率k=1.2)の場合であ
り、図4(B)は縮小倍率(倍率k≒0.8)の場合であ
る。
【0035】まず、図4(A)に示される如く、10画
素でラインが形成されており、それぞれの画素が異なる
濃度の画像データを持っている場合、この10画素を1
2に分割する必要がある。このとき、中心振り分けで分
割していくと、新しい画素に相当する領域が、元の画素
の約8割程度となり(図4(A)の一点鎖線参照)、そ
れぞれに領域は、左右両端を除いて、隣合う画素との合
成値となる。この合成値は、それぞれの領域の寄与率に
比例させればよく、これにより、10画素を12画素に
振り分けることができる。ここで、新しい画素の左右の
画素(鎖線で示す画素)は、架空の画素であり、拡大倍
率の場合は、元の画像が拡大時でも10画素で収まる大
きさであることが条件となる。
【0036】次に、図4(B)に示される如く、縮小倍
率の場合は、10画素を8画素に分割すればよいが、こ
うすると、左右の2画素が無駄となるため、結果として
10画素となるように、元の画素を12画素と想定する
(図4(B)の鎖線で示す画素参照)。
【0037】すなわち、12画素を10画素に分割する
ことになり、図4(B)に示される如く、新しい画素を
フルに使用することができる。この分割の場合も、隣合
う領域に比例した寄与率で濃度を分散すればよい。
【0038】この倍率変更は、ピント合わせ時にプラテ
ンガラス上に予め寸法が既知のチャート(所定の長さの
ラインやバーコード状の白黒パターンの集合体)を載置
し、この画像をCCDラインセンサ230で読取る。読
み取られたチャートデータは、図3に示される如く、モ
ニタ402に表示され、倍率変更部400の電子変倍操
作部404による調整を行う。この電子変倍操作部40
4は、スライドツマミで構成されており、図3の左右に
スライド可能となっている。スライドツマミがこのスラ
イド領域の中央にあるときが等倍(1倍)位置であり、
スライド操作時にクリック感を持たせて、通常はこの位
置としておくことが好ましい。
【0039】この等倍(中立)位置から図3の右側の目
盛りは+目盛りとされ、スライド量に応じて倍率が高く
なり(例えば、1倍<2倍)、図3の左側の目盛りは−
目盛りとされ、スライド量に応じて倍率が低くなる(例
えば、1倍>0倍)。
【0040】なお、電子変倍操作部404は、上記のよ
うな機械式であれば、ダイヤル式等であってもよく、電
子式であれば、倍率上昇ボタン及び倍率下降ボタンを設
置しており、いずれかのボタンを操作している間、徐々
に倍率が変化するようにしてもよい。また、テンキーに
よって、倍率を直接入力するようにしてもよい。
【0041】ここで、倍率変更部400には、倍率決定
キー410が設けられ、モニタ402上でチャートが所
望の長さとなった時点で、この倍率決定キー410を操
作することによって、倍率kが演算されるようになって
いる。
【0042】また、この倍率kは、その後、倍率変更部
400に記憶され、入力された画像データを全てこの倍
率kで変倍して、出力するようになっている。
【0043】倍率変更式は以下の通りである。 (1) 倍率k>1の場合
【0044】
【数1】
【0045】(2) 倍率k<1の場合
【0046】
【数2】
【0047】倍率が変更された画像データは、出力部2
42へと送られ、この出力部242に接続される外部記
録媒体238へ記録されることになる。 (プリンタ部PRT)図1及び図2には、画像読取/記
録装置10の機台12内のプリンタ部PRTが示されて
いる。
【0048】機台12の内部には、感光材料16を収納
する感材マガジン14が配置されており、感材マガジン
14から引き出されたこの感光材料16の感光(露光)
面が左方へ向くように感光材料16が感材マガジン14
にロール状に巻き取られている。
【0049】感材マガジン14の感光材料取出し口の近
傍には、ニップローラ18およびカッタ20が配置され
ており、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ
引き出した後に切断することができる。カッタ20は、
例えば固定刃と移動刃から成るロータリータイプのカッ
タとされており、移動刃を回転カム等によって上下に移
動させて固定刃と噛み合わせ感光材料16を切断するこ
とができる。
【0050】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
24、26、28、30、32、34が順に配置されて
おり、各搬送ローラの間には図示しないガイド板が配設
されている。所定長さに切断された感光材料16は、ま
ず搬送ローラ24、26の間に設けられた露光部22へ
搬送される。
【0051】この露光部22の左側には露光装置38が
設けられている。露光装置38には、3種のLD、レン
ズユニット、ポリゴンミラー、ミラーユニットが配置さ
れており(何れも、図示省略)、露光装置38から光線
Cが露光部22に送られて、感光材料16が露光される
ようになっている。
【0052】なお、LDをポリゴンミラーで振り子の如
く走査する構成を用いず、LEDを主走査方向に配列し
て1ラインを同時に露光する構成であってもよい。
【0053】さらに、露光部22の上方には、感光材料
16をU字状に湾曲させて搬送するUターン部40及び
画像形成用溶媒を塗布する為の水塗布部50が設けられ
ている。尚、本実施の形態において画像形成用溶媒とし
ては水が用いられる。
【0054】感材マガジン14から上昇し露光部22に
て露光された感光材料16は、搬送ローラ28、30に
よりそれぞれ挟持搬送されてUターン部40の上側寄り
の搬送経路を通過しつつ水塗布部50へ送り込まれる。
【0055】一方、図1に示すように、機台12内の左
上端部には受像材料108を収納する受材マガジン10
6が配置されている。この受像材料108の画像形成面
には媒染剤を有する色素固定材料が塗布されており、受
材マガジン106から引き出さ5た受像材料108の画
像形成面が下方へ向くように受像材料108が受材マガ
ジン106にロール状に巻き取られている。
【0056】受材マガジン106の受像材料取出し口の
近傍には、ニップローラ110が配置されており、受材
マガジン106から受像材料108を引き出すと共にそ
のニップを解除することができる。
【0057】ニップローラ110の側方にはカッタ11
2が配置されている。カッタ112は前述の感光材料用
のカッタ20と同様に、例えば固定刃と移動刃から成る
ロータリータイプのカッタとされており、移動刃を回転
カム等によって上下に移動させて固定刃と噛み合わせる
ことにより、受材マガジン106から引き出された受像
材料108を感光材料16よりも短い長さに切断するよ
うになっている。
【0058】カッタ112の側方には、搬送ローラ13
2、134、136、138及び図示しないガイド板が
配置されており、所定長さに切断された受像材料108
を熱現像転写部120側に搬送できるようになってい
る。
【0059】図1に示す如く、熱現像転写部120は、
それぞれ複数の巻き掛けローラ140に巻き掛けられ
て、それぞれ上下方向を長手方向としたループ状にされ
た一対の無端ベルト122、124を有している。従っ
て、これらの巻き掛けローラ140のいずれかが駆動回
転されると、これらの巻き掛けローラ140に巻き掛け
られた一対の無端ベルト122、124がそれぞれ回転
される。
【0060】これら一対の無端ベルト122、124の
内の図上、右側の無端ベルト122のループ内には、上
下方向を長手方向とした平板状に形成された加熱板12
6が、無端ベルト122の左側の内周部分に対向しつつ
配置されている。この加熱板126の内部には、図示し
ない線状のヒータが配置されており、このヒータによっ
て加熱板126の表面を昇温して所定の温度に加熱でき
るようになっている。
【0061】従って、感光材料16は、搬送経路の最後
の搬送ローラ34により熱現像転写部120の一対の無
端ベルト122、124間に送り込まれる。また、受像
材料108は感光材料16の搬送に同期して搬送され、
感光材料16が所定長さ先行した状態で、搬送経路の最
後の搬送ローラ138により熱現像転写部120の一対
の無端ベルト122、124間に送り込まれて、感光材
料16に重ね合わせられる。
【0062】この場合、受像材料108は感光材料16
よりも幅方向寸法および長手方向寸法がいずれも小さい
寸法となっているため、感光材料16の周辺部は四辺と
も受像材料108の周辺部から突出した状態で重ね合わ
せられることになる。
【0063】以上より、一対の無端ベルト122、12
4によって重ね合わされた感光材料16及び受像材料1
08は、重ね合わせられた状態のままで一対の無端ベル
ト122、124によって挟持搬送されるようになる。
さらに、重ね合わされた感光材料16と受像材料108
が、一対の無端ベルト122、124間に完全に収まっ
た時点で、一対の無端ベルト122、124は回転を一
旦停止し、挟持した感光材料16と受像材料108を加
熱板126で加熱する。感光材料16は、この挟持搬送
時及び停止時において無端ベルト122を介して加熱板
126により加熱されることとなり、加熱に伴って、可
動性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料108
の色素固定層に転写されて、受像材料108に画像が得
られることになる。
【0064】さらに、一対の無端ベルト122、124
に対して材料供給方向下流側には、剥離爪128が配置
されており、この剥離爪128が一対の無端ベルト12
2、124間で挟持搬送される感光材料16と受像材料
108のうち、感光材料16の先端部のみに係合し、一
対の無端ベルト122、124間より突出したこの感光
材料16の先端部を受像材料108から剥離させること
ができる。
【0065】剥離爪128の左方には感材排出ローラ1
48が配置されており、剥離爪128に案内されながら
左方へ移動される感光材料16を、更に廃棄感光材料収
容部150側へ搬送し得るようになっている。
【0066】この廃棄感光材料収容部150は、感光材
料16が巻き付けられるドラム152及び、このドラム
152に一部が巻き掛けられているベルト154を有し
ている。さらに、このベルト154は複数のローラ15
6に巻き掛けられており、これらローラ156の回転に
よって、ベルト154が廻され、これに伴ってドラム1
52が回転するようになっている。
【0067】従って、ローラ156の回転によりベルト
154が廻された状態で、感光材料16が送り込まれる
と、感光材料16がドラム152の周りに集積できるよ
うになっている。
【0068】他方、図1に示される如く、一対の無端ベ
ルト122、124の下方から左方に向かって受像材料
108を搬送し得るように受材排出ローラ162、16
4、166、168、170が順に配置されており、一
対の無端ベルト122、124から排出された受像材料
108は、これら受材排出ローラ162、164、16
6、168、170によって搬送されて、トレイ172
へ排出されることになる。
【0069】以下に本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、装置組付後における、ピント調整、倍率調整の手順
について説明する。装置組付後、プラテンガラス202
上にチャートを載置し、CCDラインセンサでこのチャ
ートデータを読取る。
【0070】読み取ったデータは、モニタ402に表示
される。モニタ402には、ゲージが同時に表示され、
このゲージに基づいて予め既知であるチャート寸法に合
うように電子変倍操作部404を操作する。すなわち、
チャートよりも小さい(短い)寸法の場合には、拡大側
に操作し、チャートよりも大きい(長い)寸法の場合に
は、縮小側に操作する。
【0071】この操作によって、チャートの寸法と一致
(等倍)した時点で、倍率決定キー410を操作する
と、このときの倍率が倍率変更部400に記憶される。
【0072】このため、以後は、CCDラインセンサ2
30からの画像データが倍率変更部400によって拡縮
され、出力部242へ送出されることになる。
【0073】次に、スキャナ部SCNにおける、原稿画
像の読取制御について、説明する。プラテンガラス20
2面上に原稿を載置し、押さえカバー204を閉じ、操
作/表示パネルのキー操作によって読取開始が指示され
ると、スキャニングが開始される。このスキャニングで
は、CCDラインセンサ230のダイナミックレンジを
最小濃度域が確実に読み取ることができ、かつ飽和しな
いように調整されている。この調整後、反射原稿の場合
は光源210を点灯し、第1のキャリッジ214及び第
2のキャリッジ220を同期させて動作を開始する。こ
のとき、第1のキャリッジ214の搬送速度V1 と、第
2のキャリッジ220の搬送速度V2との関係は、V1
=2V2 である。これを維持することによって、原稿画
像面からCCDラインセンサ230の受光面までの光路
長を常に一定に維持することができる。
【0074】倍率変更部400で倍率変更された画像デ
ータは、出力部242を介してパソコン等のRAMメモ
リやハードディスク(外部記憶媒体238)に記録さ
れ、所定の画像処理が施された後、プリンタ部PRTへ
送られる。なお、プリンタ部PRTに画像処理機能を搭
載し、出力部242から直接プリンタ部PRTへ画像を
送出してもよい。
【0075】このように、装置の組付後にピント調整及
び倍率調整を行う場合に、まず、ピントのみを考慮して
調整し、このピント合わせによって変化した光路長に起
因する倍率変動分を電子変倍によって補償することによ
り、基本の3点(被写体、レンズ、像面)を相互に移動
してピントと倍率を同時に調整するよりも極めて迅速に
かつ精度よく調整を行うことができ、作業効率が向上す
る。 (フィルタの配置位置の態様)本実施の形態では、フィ
ルタ群224を原稿(プラテンガラス220)とレンズ
226との間に配置したが、このため、各フィルタが大
きくなっている。
【0076】ここで、光束が小さくなるレンズ近傍に配
置することにより、フィルタを小型化することは周知の
技術であり、この場合、フィルタ透過率の画角依存の影
響で、画角が大きくなる像高周辺では、色が変化する問
題がある。
【0077】ここで、図5に示される如く、複数のレン
ズ構成の場合に、レンズ間にフィルタ群224を挿入す
ることにより、フィルタの画角依存を軽減し、かつフィ
ルタ自体を小型化することができる。
【0078】なお、レンズ間の画角の差の少ない部分の
レンズ表面に色バランスフィルタを蒸着してもよい。こ
のレンズ表面が平面であれば、画角依存の影響をさらに
少なくすることができる。
【0079】さらに、レンズの組み合わせで平行光部分
を設け、この平行光部分にフィルタを配置してもよい。 (CCDラインセンサの受光方向調整)図6に示される
如く、CCDラインセンサは、一般に画素配列方向をY
方向、画素配列方向に直交する方向をX方向、光軸方向
をZ方向とした場合に、レジストレーションの調整で
は、X方向及びY方向を調整対象とし、ピント調整で
は、Z方向、X軸回り(α方向)及びZ軸回り(γ方
向)を調整対象としてるが、本実施の形態のように、各
色毎に3ラインが平行に設けられたCCDラインセンサ
230の場合、Y軸回り(β方向)も調整する必要があ
る。
【0080】すなわち、CCDラインセンサ230がβ
方向に傾いていると、3ラインの内の中央のラインは調
整ができていても、その上下方向のラインは、ピント及
び倍率が合わないということになる。そこで、β方向の
調整を行うことにより、光軸に対して3ライン共に垂直
な同一平面内に配置させることができる。
【0081】次に、プリンタ部PRTの動作を説明す
る。感材マガジン14がセットされた後には、ニップロ
ーラ18が作動され、感光材料16がニップローラ18
によって引き出される。感光材料16が所定長さ引き出
されると、カッタ20が作動して、感光材料16が所定
長さに切断されると共に、その感光(露光)面を左方へ
向けた状態で露光部22へ搬送される。そして、この感
光材料16の露光部22の通過と同時に露光装置38が
作動し、露光部22に位置する感光材料16へ画像が走
査露光される。露光装置38には、前述したスキャナS
CN部で読み取った画像データがパソコンで画像処理さ
れて入力されており、この入力されたデータに基づいて
光源の光量が制御され、画像が走査露光される。光源と
しては、レーザ(半導体レーザ)を用いる場合には、デ
ューティ制御によって光量が制御されたレーザビームの
光軸を振り子の如く往復移動させることにより主走査を
行い、感光材料16の移動を副走査とすればよい。
【0082】また、光源として、LED等の主走査方向
に配列してLEDアレイを用いる場合には、LED光源
を電流又は電圧制御して光量を制御し、1主走査を同時
期に行うようにすればよい。
【0083】露光が終了すると、露光後の感光材料16
は、水塗布部50に送られる。水塗布部50において画
像形成用溶媒としての水が塗布された感光材料16は、
搬送ローラ34によって熱現像転写部120の一対の無
端ベルト122、124間へ送り込まれる。
【0084】他方、感光材料16へ走査露光されるに伴
って、受像材料108も受材マガジン106からニップ
ローラ110によって引き出されて搬送される。受像材
料108が所定長さ引き出されると、カッタ112が作
動して受像材料108が所定長さに切断される。
【0085】カッタ112の作動後は、切断された受像
材料108がガイド板によって案内されながら搬送ロー
ラ132、134、136、138によって搬送され
る。受像材料108の先端部が搬送ローラ138によっ
て挟持されると、受像材料108は熱現像転写部120
の直前で待機状態となる。
【0086】そして、前述のように感光材料16が搬送
ローラ34によって一対の無端ベルト122、124間
へ送り込まれるのに伴って、受像材料108の搬送が再
開されて、一対の無端ベルト122、124間へ受像材
料108が感光材料16と一体的に送り込まれる。
【0087】この結果、感光材料16と受像材料108
が重ねられ、感光材料16と受像材料108とが加熱板
126により加熱されつつ挟持搬送されて、熱現像転写
を行って画像を受像材料108に形成する。
【0088】さらに、一対の無端ベルト122、124
からこれらが排出されると、受像材料108よりも所定
長さ先行して搬送される感光材料16の先端部に剥離爪
128が係合し、感光材料16の先端部を受像材料10
8から剥離する。この感光材料16は、さらに感材排出
ローラ148によって搬送され、廃棄感光材料収容部1
50内に集積される。この際、感光材料16はすぐに乾
燥するので、感光材料16を乾燥させる為に、ヒータ類
をさらに設ける必要がなくなる。
【0089】一方、感光材料16と分離された受像材料
108は、受材排出ローラ162、164、166、1
68、170によって搬送され、トレイ172へ排出さ
れる。
【0090】そして、複数枚の画像記録処理を実施する
場合には、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0091】このように、一対の無端ベルト122、1
24に挟まれて熱現像転写処理されて所定の画像が形成
(記録)された受像材料108は、一対の無端ベルト1
22、124から排出された後に、複数の受材排出ロー
ラ162、164、166、168、170によって挟
持搬送されて装置外のトレイ172へ排出される。
【0092】
【発明の効果】以上説明した如く請求項1に記載の発明
では、簡単な調整で倍率とピントを精度よく合わせるこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像読取/記録装置の概略
全体構成図である。
【図2】フィルタ群とレンズとの調整機構を示す側面図
である。
【図3】CCDラインセンサで読み取った画像の倍率を
変更するためのブロック図である。
【図4】(A)及び(B)は、電子変倍のための原理を
説明するためのCCDラインセンサの画素の一部を示す
正面図である。
【図5】レンズの配置位置の変形例を示す平面図であ
る。
【図6】CCDラインセンサの向き調整可能な方向を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 画像読取/記録装置 SCN スキャナ部 PRT プリンタ部 202 プラテンガラス 208 走査部 209 コントローラ 210 光源 214 第1のキャリッジ 220 第2のキャリッジ 226 レンズ 228 固定ユニット 230 CCDラインセンサ 400 倍率変更部(変倍制御手段) 402 モニタ(比較手段) 404 電子変倍操作部(比較手段) 406 雄ねじ(ピント位置調整手段) 408 レンズボックス 408A 雌ねじ(ピント位置調整手段) 410 倍率決定キー(比較手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿載置台と、 画像をデジタル的に読取る固体撮像素子と、 前記原稿載置台に載置された原稿の画像を前記固体撮像
    素子へ所定の倍率で結像させる光学系と、 前記原稿載置台上の原稿位置、固体撮像素子及び光学系
    の少なくとも1つを前記光学系の光軸方向へ移動させ、
    前記固体撮像素子の受光面に前記原稿画像のピントが合
    うように調整するするピント位置調整手段と、 前記ピント位置調整手段で調整された位置における倍率
    と、所定の倍率とを比較する比較手段と、 前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記固体撮
    像素子により読み取った画像データを電気的に変倍する
    変倍制御手段と、 を有する画像読取装置。
JP9145432A 1997-06-03 1997-06-03 画像読取装置 Pending JPH10336384A (ja)

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