JPH10335635A - 固体撮像素子 - Google Patents
固体撮像素子Info
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- JPH10335635A JPH10335635A JP9145377A JP14537797A JPH10335635A JP H10335635 A JPH10335635 A JP H10335635A JP 9145377 A JP9145377 A JP 9145377A JP 14537797 A JP14537797 A JP 14537797A JP H10335635 A JPH10335635 A JP H10335635A
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- 239000007787 solid Substances 0.000 title 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 13
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000002051 biphasic effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固体撮像素子(CCD)の水平転送部に於い
て、出力ゲート部側の水平転送チャネルの絞り込み角度
を変えずに、ダイナミックレンジのコントロール及び出
力ゲート部での転送改善を行う。 【解決手段】 水平転送部1に於いて、出力ゲート部3
の電極および水平転送レジスタ7の最終段を形成する電
極の、水平転送チャネル4幅方向における端部を屈曲さ
せた構成とする。
て、出力ゲート部側の水平転送チャネルの絞り込み角度
を変えずに、ダイナミックレンジのコントロール及び出
力ゲート部での転送改善を行う。 【解決手段】 水平転送部1に於いて、出力ゲート部3
の電極および水平転送レジスタ7の最終段を形成する電
極の、水平転送チャネル4幅方向における端部を屈曲さ
せた構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子、特
にその水平転送部に関する。
にその水平転送部に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の固体撮像素子(CCD)
の水平転送部及び出力部の構成を示す模式図である。図
4において、水平転送レジスタ21は、電荷蓄積電極2
2S及び電荷転送電極22Tを有してなる転送部23を
単位として複数配列され、2相の駆動パルスφH1 及び
φH2 により、信号電荷を水平方向に転送するように形
成される。
の水平転送部及び出力部の構成を示す模式図である。図
4において、水平転送レジスタ21は、電荷蓄積電極2
2S及び電荷転送電極22Tを有してなる転送部23を
単位として複数配列され、2相の駆動パルスφH1 及び
φH2 により、信号電荷を水平方向に転送するように形
成される。
【0003】また、24は電荷が転送される水平転送チ
ャネルであり、25はチャネルストップ領域である。水
平転送チャネル24の最終段の転送部23が、ゲート電
圧VHOG が印加される出力ゲート部26を介して、出力
部30を構成するフローティングディフージョン領域2
7に接続され、水平転送チャネル24よりの信号電荷が
フローティングディフージョン領域27に転送され、電
荷−電圧変換されて出力アンプ28を通じて出力され
る。水平転送レジスタ21と出力ゲート部26によって
水平転送部11が形成される。出力部30においては、
フローティングディフージョン領域27に転送された信
号電荷を、リセットドレイン領域31に放出するため
に、両領域27及び31間に、リセットゲート電極32
を通じて、ゲート電圧φRGが印加されるリセットゲー
ト部33が形成される。
ャネルであり、25はチャネルストップ領域である。水
平転送チャネル24の最終段の転送部23が、ゲート電
圧VHOG が印加される出力ゲート部26を介して、出力
部30を構成するフローティングディフージョン領域2
7に接続され、水平転送チャネル24よりの信号電荷が
フローティングディフージョン領域27に転送され、電
荷−電圧変換されて出力アンプ28を通じて出力され
る。水平転送レジスタ21と出力ゲート部26によって
水平転送部11が形成される。出力部30においては、
フローティングディフージョン領域27に転送された信
号電荷を、リセットドレイン領域31に放出するため
に、両領域27及び31間に、リセットゲート電極32
を通じて、ゲート電圧φRGが印加されるリセットゲー
ト部33が形成される。
【0004】図5は、図4のB−B線上の断面を示す。
例えばN型半導体基板35上に、P型ウエル領域36が
形成され、このP型ウエル領域36上に、水平転送チャ
ネル24を構成する、例えばN型の埋込みチャネル領域
34が形成される。このN型埋込みチャネル領域34上
に絶縁膜37を介して電荷蓄積電極22S及び電荷転送
電極22Tが接続されて複数の転送部23が形成され、
それぞれ2相の駆動パルスφH1 及びφH2 が印加され
る。電荷転送電極22T下には、ポテンシャル差を形成
するためにP- 層38が形成される。
例えばN型半導体基板35上に、P型ウエル領域36が
形成され、このP型ウエル領域36上に、水平転送チャ
ネル24を構成する、例えばN型の埋込みチャネル領域
34が形成される。このN型埋込みチャネル領域34上
に絶縁膜37を介して電荷蓄積電極22S及び電荷転送
電極22Tが接続されて複数の転送部23が形成され、
それぞれ2相の駆動パルスφH1 及びφH2 が印加され
る。電荷転送電極22T下には、ポテンシャル差を形成
するためにP- 層38が形成される。
【0005】出力ゲート部26は、埋込みチャネル領域
34上に、絶縁膜37を介してゲート電圧VHOG が印加
される出力ゲート電極40を形成して構成される。フロ
ーティングディフージョン領域27及びリセットドレイ
ン領域31は、共にN+ 層にて形成され、両領域27及
び31間のN型領域上に、絶縁膜37を介してリセット
ゲート電極32を形成してリセットゲート部33が形成
される。
34上に、絶縁膜37を介してゲート電圧VHOG が印加
される出力ゲート電極40を形成して構成される。フロ
ーティングディフージョン領域27及びリセットドレイ
ン領域31は、共にN+ 層にて形成され、両領域27及
び31間のN型領域上に、絶縁膜37を介してリセット
ゲート電極32を形成してリセットゲート部33が形成
される。
【0006】そして通常、図4に示すように、水平転送
レジスタ21の最終段の転送部23及び出力ゲート部2
6での水平転送チャネル24、即ち上記埋込みチャネル
領域34は、最終段の転送部23側よりフローティング
ディフージョン領域27側に向かって、その幅W2 が漸
次小となるように絞り込む構造となっている。
レジスタ21の最終段の転送部23及び出力ゲート部2
6での水平転送チャネル24、即ち上記埋込みチャネル
領域34は、最終段の転送部23側よりフローティング
ディフージョン領域27側に向かって、その幅W2 が漸
次小となるように絞り込む構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の水平転送部11の構造は、図4に示すように各転送部
23の電極22S,22T及び出力ゲート電極40の形
状が、電荷転送方向aに対して直角、即ち幅方向に直線
状なものが一般的であり、水平転送チャネル24は、出
力ゲート電極40付近で出力部、即ちフローティングデ
ィフージョン領域27に向かって絞られる形となってい
る。このため実効的な出力ゲート部26の電荷転送チャ
ネル長は、水平転送チャネル24の中央部と側端とで大
きな差があり、側端では転送チャネル長が長く転送不良
が発生し易い。
の水平転送部11の構造は、図4に示すように各転送部
23の電極22S,22T及び出力ゲート電極40の形
状が、電荷転送方向aに対して直角、即ち幅方向に直線
状なものが一般的であり、水平転送チャネル24は、出
力ゲート電極40付近で出力部、即ちフローティングデ
ィフージョン領域27に向かって絞られる形となってい
る。このため実効的な出力ゲート部26の電荷転送チャ
ネル長は、水平転送チャネル24の中央部と側端とで大
きな差があり、側端では転送チャネル長が長く転送不良
が発生し易い。
【0008】そこで、上記出力ゲート部26の転送チャ
ネル長差を少なくする為に、水平転送チャネル24の出
力部方向への絞り込み角度を狭くした場合には、最終段
の転送部23の電荷蓄積量(いわゆる最大取扱い蓄積
量)が減少し、ダイナミックレンジが低下するという問
題が生じる。従って、従来構造では、ダイナミックレン
ジの低下なしに出力ゲート部での転送不良を改善するこ
とが困難であった。
ネル長差を少なくする為に、水平転送チャネル24の出
力部方向への絞り込み角度を狭くした場合には、最終段
の転送部23の電荷蓄積量(いわゆる最大取扱い蓄積
量)が減少し、ダイナミックレンジが低下するという問
題が生じる。従って、従来構造では、ダイナミックレン
ジの低下なしに出力ゲート部での転送不良を改善するこ
とが困難であった。
【0009】本発明は、水平転送部において、ダイナミ
ックレンジの低下なしに、出力ゲート部での転送効率を
改善できるようにした固体撮像素子を提供することを目
的とする。
ックレンジの低下なしに、出力ゲート部での転送効率を
改善できるようにした固体撮像素子を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像素
子は、出力ゲート部の電極及び水平転送レジスタの最終
段を形成する電極の、水平転送チャネル幅方向における
端部をそれぞれ屈曲させた構成とする。このような構成
においては、水平転送レジスタの最終段での電荷蓄積量
が増加し、ダイナミックレンジの低下が防止され、同時
に出力ゲート部での転送チャネル長差、即ち中央部と側
端部での転送チャネル長差が低減、若しくは同一とな
り、出力ゲート部における転送効率が改善される。
子は、出力ゲート部の電極及び水平転送レジスタの最終
段を形成する電極の、水平転送チャネル幅方向における
端部をそれぞれ屈曲させた構成とする。このような構成
においては、水平転送レジスタの最終段での電荷蓄積量
が増加し、ダイナミックレンジの低下が防止され、同時
に出力ゲート部での転送チャネル長差、即ち中央部と側
端部での転送チャネル長差が低減、若しくは同一とな
り、出力ゲート部における転送効率が改善される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る固体撮像素子は、固
体撮像素子の水平転送部において、出力ゲート部の電極
及び水平転送レジスタの最終段を形成する電極の、水平
転送チャネル幅方向における端部をそれぞれ屈曲した構
成とする。
体撮像素子の水平転送部において、出力ゲート部の電極
及び水平転送レジスタの最終段を形成する電極の、水平
転送チャネル幅方向における端部をそれぞれ屈曲した構
成とする。
【0012】本発明は、上記固体撮像素子において、出
力ゲート部での水平転送チャネル長が、中央部と端部と
で同一となるように、出力ゲート部の電極及び水平転送
レジスタの最終段を形成する電極の、水平転送チャネル
幅方向における端部をそれぞれ屈曲した構成とする。
力ゲート部での水平転送チャネル長が、中央部と端部と
で同一となるように、出力ゲート部の電極及び水平転送
レジスタの最終段を形成する電極の、水平転送チャネル
幅方向における端部をそれぞれ屈曲した構成とする。
【0013】本発明は、上記固体撮像素子において、そ
れぞれの電極の端部が、水平転送チャネルの漸次幅狭と
された領域での幅方向の両端に対応する位置で屈曲した
構成とする。
れぞれの電極の端部が、水平転送チャネルの漸次幅狭と
された領域での幅方向の両端に対応する位置で屈曲した
構成とする。
【0014】以下、図面を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明の固体撮像素子、特にその水平転送部及
び出力部の構成の一例を示すものであり、図2は、図1
のA−A線上の断面図である。本例においても、図1に
示すように、電荷蓄積電極5S及び電荷転送電極5Tを
有してなる転送部6が複数配列され、2相の駆動パルス
φH1 及びφH2 により、信号電荷を水平方向に転送す
る水平転送レジスタ7が形成される。
図1は、本発明の固体撮像素子、特にその水平転送部及
び出力部の構成の一例を示すものであり、図2は、図1
のA−A線上の断面図である。本例においても、図1に
示すように、電荷蓄積電極5S及び電荷転送電極5Tを
有してなる転送部6が複数配列され、2相の駆動パルス
φH1 及びφH2 により、信号電荷を水平方向に転送す
る水平転送レジスタ7が形成される。
【0015】また、水平転送レジスタ7の最終段の転送
部6が、ゲート電圧VHOG が印加される出力ゲート部3
を介して出力部2を構成するフローティングディフージ
ョン領域9に接続され、水平転送レジスタ7よりの信号
電荷がフローティングディフージョン領域9に転送さ
れ、電荷−電圧変換されて出力アンプ8を通じて出力さ
れる。水平転送レジスタ7と出力ゲート部3によって水
平転送部1が形成される。出力部2においては、フロー
ティングディフージョン領域9に転送された信号電荷
を、リセットドレイン領域10に放出するために、両領
域9及び10間にゲート電圧φRGが印加されるリセッ
トゲート部19が形成される。4は電荷が転送される水
平転送チャネルであり、20はチャネルストップ領域で
ある。
部6が、ゲート電圧VHOG が印加される出力ゲート部3
を介して出力部2を構成するフローティングディフージ
ョン領域9に接続され、水平転送レジスタ7よりの信号
電荷がフローティングディフージョン領域9に転送さ
れ、電荷−電圧変換されて出力アンプ8を通じて出力さ
れる。水平転送レジスタ7と出力ゲート部3によって水
平転送部1が形成される。出力部2においては、フロー
ティングディフージョン領域9に転送された信号電荷
を、リセットドレイン領域10に放出するために、両領
域9及び10間にゲート電圧φRGが印加されるリセッ
トゲート部19が形成される。4は電荷が転送される水
平転送チャネルであり、20はチャネルストップ領域で
ある。
【0016】水平転送レジスタ7は、図2に示すよう
に、例えばN型半導体基板12上に、P型ウエル領域1
3が形成され、このP型ウエル領域13に水平転送チャ
ネル4を構成するN型の埋込みチャネル領域14が形成
される。このN型埋込みチャネル領域14上に、絶縁膜
15を介して電荷蓄積電極5S及び電荷転送電極5Tが
形成されて複数の転送部6が形成され、2相の駆動パル
スφH1 及びφH2 が印加される。電荷転送電極5T下
には、ポテンシャル差を形成するためにP- 層16が形
成される。
に、例えばN型半導体基板12上に、P型ウエル領域1
3が形成され、このP型ウエル領域13に水平転送チャ
ネル4を構成するN型の埋込みチャネル領域14が形成
される。このN型埋込みチャネル領域14上に、絶縁膜
15を介して電荷蓄積電極5S及び電荷転送電極5Tが
形成されて複数の転送部6が形成され、2相の駆動パル
スφH1 及びφH2 が印加される。電荷転送電極5T下
には、ポテンシャル差を形成するためにP- 層16が形
成される。
【0017】出力ゲート部3は、埋込みチャネル領域1
4上に、絶縁膜15を介してゲート電圧VHOG が印加さ
れる出力ゲート電極17を形成して構成される。フロー
ティングディフージョン領域9及びリセットドレイン領
域10は、共にN+ 層にて形成され、両領域9及び10
間のN型領域上に、絶縁膜15を介してリセットゲート
電極18を形成してリセットゲート部19が形成され
る。
4上に、絶縁膜15を介してゲート電圧VHOG が印加さ
れる出力ゲート電極17を形成して構成される。フロー
ティングディフージョン領域9及びリセットドレイン領
域10は、共にN+ 層にて形成され、両領域9及び10
間のN型領域上に、絶縁膜15を介してリセットゲート
電極18を形成してリセットゲート部19が形成され
る。
【0018】水平転送レジスタ7の最終段の転送部6及
び出力ゲート部3での水平転送チャネル4、即ち埋込み
チャネル領域14は、図1に示すように、最終段の転送
部6側よりフローティングディフージョン領域9側に向
かって、その幅W1 が漸次小となるように絞り込む構造
となっている。
び出力ゲート部3での水平転送チャネル4、即ち埋込み
チャネル領域14は、図1に示すように、最終段の転送
部6側よりフローティングディフージョン領域9側に向
かって、その幅W1 が漸次小となるように絞り込む構造
となっている。
【0019】そして本発明においては、特に、図1に示
すように、水平転送部1に於いて、その出力ゲート部3
の出力ゲート電極17及び水平転送レジスタ7の最終段
の転送部6の電極、即ち電荷蓄積電極5sを、それぞれ
の両端部、即ち水平転送チャネル4の幅方向の両端部が
屈曲するように形成する。即ち、出力ゲート電極17を
その電荷転出側の辺の形状に対応して、電荷転入側の辺
の転送チャネル幅方向の両端部が屈曲するように形成
し、その屈曲に対応して、水平転送レジスタ7の最終段
を形成する転送部6の電荷蓄積電極5Sも、その電荷転
出側の辺の両端部が屈するように形成する。
すように、水平転送部1に於いて、その出力ゲート部3
の出力ゲート電極17及び水平転送レジスタ7の最終段
の転送部6の電極、即ち電荷蓄積電極5sを、それぞれ
の両端部、即ち水平転送チャネル4の幅方向の両端部が
屈曲するように形成する。即ち、出力ゲート電極17を
その電荷転出側の辺の形状に対応して、電荷転入側の辺
の転送チャネル幅方向の両端部が屈曲するように形成
し、その屈曲に対応して、水平転送レジスタ7の最終段
を形成する転送部6の電荷蓄積電極5Sも、その電荷転
出側の辺の両端部が屈するように形成する。
【0020】この屈曲は、水平転送チャネル4の漸次幅
狭となる領域の幅方向の端部に対応する位置に、例えば
その水平転送チャネル4の斜辺に直角に形成される。そ
れ以外の転送電極5S,5Tは、電荷転送方向bに直角
となるように直線状に形成される。
狭となる領域の幅方向の端部に対応する位置に、例えば
その水平転送チャネル4の斜辺に直角に形成される。そ
れ以外の転送電極5S,5Tは、電荷転送方向bに直角
となるように直線状に形成される。
【0021】かかる構成によれば、水平転送レジスタ7
の最終段の転送部6の出力ゲート部3での水平転送チャ
ネル4の絞り込み角度を変えず、即ち従来と同様の絞り
込み角度とするも、最終段の転送部6の電荷蓄積電極5
S及び出力ゲート部3の出力ゲート電極17を、その水
平転送チャネル4の幅方向の両端を屈曲するように形成
することにより、出力ゲート部3での転送チャネル長
差、すなわち中央部と側端部との転送チャネル長差を低
減することができ、その転送チャネル側端の電荷転送効
率が改善され、出力ゲート部3における電荷転送効率を
向上することができる。また、同時に、最終段の転送部
6においては、その電荷蓄積電極5Sの端部が屈曲した
分、蓄積電荷量が増え、ダイナミックレンジを向上する
ことができる。
の最終段の転送部6の出力ゲート部3での水平転送チャ
ネル4の絞り込み角度を変えず、即ち従来と同様の絞り
込み角度とするも、最終段の転送部6の電荷蓄積電極5
S及び出力ゲート部3の出力ゲート電極17を、その水
平転送チャネル4の幅方向の両端を屈曲するように形成
することにより、出力ゲート部3での転送チャネル長
差、すなわち中央部と側端部との転送チャネル長差を低
減することができ、その転送チャネル側端の電荷転送効
率が改善され、出力ゲート部3における電荷転送効率を
向上することができる。また、同時に、最終段の転送部
6においては、その電荷蓄積電極5Sの端部が屈曲した
分、蓄積電荷量が増え、ダイナミックレンジを向上する
ことができる。
【0022】図3は、本発明の他の例を示す。なお図3
において、図1に対応する部分には、同一符号を付して
重複説明を省略する。この例においては、水平転送チャ
ネル4の絞り込み角度を、図1と同様にすると共に、出
力ゲート部3の出力ゲート電極17及び水平転送レジス
タ7の最終段の転送部6の電荷蓄積電極5Sのそれぞれ
の両端部を、出力ゲート部3の中央部の転送チャネル長
L1 が、側端部の転送チャネル長L2,L3 と等しくなる
ように(L1 =L2 =L3 )屈曲して形成する。
において、図1に対応する部分には、同一符号を付して
重複説明を省略する。この例においては、水平転送チャ
ネル4の絞り込み角度を、図1と同様にすると共に、出
力ゲート部3の出力ゲート電極17及び水平転送レジス
タ7の最終段の転送部6の電荷蓄積電極5Sのそれぞれ
の両端部を、出力ゲート部3の中央部の転送チャネル長
L1 が、側端部の転送チャネル長L2,L3 と等しくなる
ように(L1 =L2 =L3 )屈曲して形成する。
【0023】かかる構成とするときには、出力ゲート部
3での中央部の転送チャネル長L1と側端部の転送チャ
ネル長L2 ,L3 とが等しいので、水平転送チャネル4
端部でも中央部と同様の転送効果が得られるようにな
り、出力ゲート部3での転送不良が避けられ、信号電荷
出力のダイナミックレンジの良好なコントロールが得ら
れる。
3での中央部の転送チャネル長L1と側端部の転送チャ
ネル長L2 ,L3 とが等しいので、水平転送チャネル4
端部でも中央部と同様の転送効果が得られるようにな
り、出力ゲート部3での転送不良が避けられ、信号電荷
出力のダイナミックレンジの良好なコントロールが得ら
れる。
【0024】なお、本発明は、転送チャネルの絞り込み
角度を変更した場合にも、最終段の転送部6の電極5
S、出力ゲート電極17の屈曲形状をコントロールする
ことで、ダイナミックレンジのコントロール及び水平ゲ
ート部での転送不良を避けることが可能である。
角度を変更した場合にも、最終段の転送部6の電極5
S、出力ゲート電極17の屈曲形状をコントロールする
ことで、ダイナミックレンジのコントロール及び水平ゲ
ート部での転送不良を避けることが可能である。
【0025】上例では、埋込みチャネル型の水平転送部
に適用したが、その他、表面チャネル型の水平転送部に
も適用できる。
に適用したが、その他、表面チャネル型の水平転送部に
も適用できる。
【0026】本発明は、2次元のセンサ、リニアセンサ
等のCCD固体撮像素子にも適用できるものである。
等のCCD固体撮像素子にも適用できるものである。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、水平転送レジスタの最
終段の電極形状及び出力ゲート電極形状を屈曲させるこ
とにより、出力ゲート部において、中央部と束端部での
転送チャネル長差が低減し、あるいは、転送チャネル長
が中央部と側端部とで等しくなり、又、転送チャネル部
の絞り込み角度を変更することなく、或いは変更した場
合でも、出力ゲート部での転送効率を向上することがで
き、同時にダイナミックレンジのコントロールが良好と
なる。
終段の電極形状及び出力ゲート電極形状を屈曲させるこ
とにより、出力ゲート部において、中央部と束端部での
転送チャネル長差が低減し、あるいは、転送チャネル長
が中央部と側端部とで等しくなり、又、転送チャネル部
の絞り込み角度を変更することなく、或いは変更した場
合でも、出力ゲート部での転送効率を向上することがで
き、同時にダイナミックレンジのコントロールが良好と
なる。
【図1】本発明に係る固体撮像素子の水平転送部の一例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図2】図1のA−A線上の断面図である。
【図3】本発明に係る固体撮像素子の水平転送部の他の
例を示す構成図である。
例を示す構成図である。
【図4】従来の固体撮像素子の水平転送部の構成図であ
る。
る。
【図5】図4のB−B線上の断面図である。
1,11 水平転送部、2,30 出力部、3,26
出力ゲート部、4,24 水平転送チャネル、5S,2
2S 電荷蓄積電極、5T,22T 電荷転送電極、
6,23 転送部、7,21 水平転送レジスタ、8,
28 出力アンプ、9,27 フローティングディフー
ジョン領域、10,31 リセットドレイン領域、1
7,40 出力ゲート電極、20,25 チャネルスト
ップ領域、
出力ゲート部、4,24 水平転送チャネル、5S,2
2S 電荷蓄積電極、5T,22T 電荷転送電極、
6,23 転送部、7,21 水平転送レジスタ、8,
28 出力アンプ、9,27 フローティングディフー
ジョン領域、10,31 リセットドレイン領域、1
7,40 出力ゲート電極、20,25 チャネルスト
ップ領域、
Claims (3)
- 【請求項1】 固体撮像素子の水平転送部に於いて、出
力ゲート部の電極および水平転送レジスタの最終段を形
成する電極の、水平転送チャネル幅方向における端部が
それぞれ屈曲されて成ることを特徴とする固体撮像素
子。 - 【請求項2】 前記出力ゲート部での水平転送チャンネ
ル長が、中央部と端部とで同一となるように、前記出力
ゲート部の電極および前記水平転送レジスタの最終段を
形成する電極の、水平転送チャネル幅方向における端部
がそれぞれ屈曲して成ることを特徴とする請求項1に記
載の固体撮像素子。 - 【請求項3】 前記それぞれの電極の端部が、前記水平
転送チャネルの漸次幅狭とされた領域での幅方向の端部
に対応する位置で屈曲されて成ることを特徴とする請求
項1に記載の固体撮像素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9145377A JPH10335635A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 固体撮像素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9145377A JPH10335635A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 固体撮像素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10335635A true JPH10335635A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15383835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9145377A Pending JPH10335635A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 固体撮像素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10335635A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7244971B2 (en) | 2003-06-27 | 2007-07-17 | Fujifilm Corporation | Solid state image pickup device |
CN112331688A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-02-05 | 中国电子科技集团公司第四十四研究所 | 一种同时实现大信号处理和高频转移的ccd结构 |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP9145377A patent/JPH10335635A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7244971B2 (en) | 2003-06-27 | 2007-07-17 | Fujifilm Corporation | Solid state image pickup device |
CN112331688A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-02-05 | 中国电子科技集团公司第四十四研究所 | 一种同时实现大信号处理和高频转移的ccd结构 |
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