JPH10335314A - プラズマ処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及び基板処理方法

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JPH10335314A
JPH10335314A JP9147601A JP14760197A JPH10335314A JP H10335314 A JPH10335314 A JP H10335314A JP 9147601 A JP9147601 A JP 9147601A JP 14760197 A JP14760197 A JP 14760197A JP H10335314 A JPH10335314 A JP H10335314A
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JP
Japan
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microwave
magnetic field
chamber
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plasma
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JP9147601A
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English (en)
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Masaru Ogino
賢 荻野
Kazumasa Yonekura
和賢 米倉
Hajime Kimura
肇 木村
Shigenori Sakamori
重則 坂森
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32192Microwave generated discharge
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/3266Magnetic control means
    • H01J37/32678Electron cyclotron resonance

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライエッチングにおいてチャージアップ形
状異常を低減し、また選択性、均一性、加工性などのエ
ッチング性能を向上させるための、エッチングパラメー
タを拡張しうるプラズマ処理装置を提供する。 【解決手段】 マイクロ波をパルス状に制御してチャン
バーに導入する。チャンバー内の磁界を生成するメイン
コイルに流す電流の値は、マイクロ波がONの期間にお
ける方が、OFFの期間における方よりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマ処理装
置、特にドライエッチング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は、従来のプラズマ処理装置の一
種であるECR(Electron CycrotronResonance)エッ
チング装置を概念的に示す断面図である。プラズマ生成
室1において、マイクロ波19によってプロセスガスか
らプラズマが生成され、プラズマは反応室2に送られ、
RF電力供給手段8から得られるRF電力を以てバイア
スされたウエハ7がこのプラズマに晒される。
【0003】ECRエッチング装置のエッチングプロセ
スを制御する上で様々なパラメータが存在し、例えばE
CR面5で代表されるECR領域の形状・位置(これら
はメインコイル4a、ミラーコイル4bによって与えら
れる磁界にも依存する)、マイクロ波19、ウエハ7の
静電チャックの方法、プロセスガスの圧力などが挙げら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デバイスの高集積化、
微細化に伴って、高異方性、高選択性、高均一のエッチ
ングの実現はますます難しくなってきており、現在存在
するエッチングパラメータだけでは不足である場合もし
ばしばある。近年顕著になってきた、微細化を阻害する
問題点としては、チャージアップを原因とするエッチン
グ形状の異常(以下「チャージアップ形状異常」と称
す)が挙げられる。
【0005】図22及び図23はチャージアップ形状異
常を説明する、半導体ウエハ101の表面近傍の拡大断
面図である。両図共に、プラズマエッチングを用いて半
導体ウエハ101の微細パターンエッチングを行う際に
おける、イオン(図中○で囲まれた+で示される)及び
電子(図中○で囲まれた−で示される)の挙動を示して
いる。
【0006】図22において、半導体ウエハ101の表
面には、SiO2膜13、Si膜14及びレジストパタ
ーン15が順次形成されており、レジストパターン15
をマスクとしてエッチングが行われる。エッチングの進
行に伴って、レジストパターン15の表面にはイオンも
電子も共に入射するため、電気的中性が保たれている。
【0007】微細パターン16内において、イオンは半
導体ウエハ101の表面に対して垂直に入射するため、
微細パターン16の側壁17には衝突せず微細パターン
16の底面18にまで到達する。これに対して電子は方
向性がなく、側壁17にも入射するため、底面18には
到達し難くなる。
【0008】図22に示すように、Si膜14のような
導電性の膜をエッチングしている際には、底面18に入
射したイオンと側壁17に入射した電子とはSi膜14
中で再結合して中和するため、電気的中性が保たれる。
ところが図22に示すように、エッチングが進行して底
面18が下方に移動し、SiO2膜13のような絶縁性
の膜が露出すると、底面18に入射したイオンは側壁1
7に入射した電子と中和されず、底面18は正にチャー
ジアップしてしまう。一方、側壁17は入射した電子に
よって負にチャージアップする。
【0009】従って、底面18へ入射するイオンは、正
にチャージアップした底面18における正電荷の反発
と、負にチャージアップした側壁17における引力とに
より軌道が曲げられるため、イオンはSi膜14とSi
2膜13との界面に局所的に入射し、切り欠き形状の
いわゆるノッチ(図中Aでその量(ノッチ量)が示され
る)を生じることになる。
【0010】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、微細な加工を実現することを
目的とし、特にプラズマの状態をドライエッチング中に
変化させ、以てチャージアップ形状異常を低減すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは、マイクロ波を間欠的に導入するマイク
ロ波導入手段と、前記マイクロ波がONしている期間よ
りもOFFしている期間において、特定の方向に関する
発散性が高い磁界を与える磁界印加手段とを備えるプラ
ズマ処理装置であって、前記特定の方向に垂直に配置さ
れた試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
て生成されるプラズマが晒される。
【0012】この発明のうち請求項2にかかるものは、
請求項1記載のプラズマ処理装置であって、前記磁界印
加手段はコイルを備え、前記コイルには前記マイクロ波
がONしている期間よりもOFFしている期間において
小さな値を採る電流が流れる。
【0013】この発明のうち請求項3にかかるものは、
請求項1記載のプラズマ処理装置であって、前記磁界印
加手段は、それぞれに第1及び第2の電流が流れる第1
及び第2のコイルを備え、前記第1及び第2のコイルは
互いに逆向きの磁界を発生させ、前記第2の電流は前記
マイクロ波がONしている期間よりもOFFしている期
間において大きな値を採る。
【0014】この発明のうち請求項4にかかるものは、
処理対象たる試料を格納するチャンバーと、前記チャン
バーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入手段と、前
記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段とを備え、前
記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによって
生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であっ
て、前記マイクロ波は経時的にモードが変化することを
特徴とする。
【0015】この発明のうち請求項5にかかるものは、
処理対象たる試料を格納するチャンバーと、前記チャン
バーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入手段と、前
記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段と、備え、前
記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによって
生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であっ
て、前記チャンバー内の圧力を前記プラズマを生成する
放電が為されている期間において変動させることを特徴
とする。
【0016】この発明のうち請求項6にかかるものは、
処理対象たる試料を格納するチャンバーと、前記チャン
バーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入手段と、前
記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段と、備え、前
記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによって
生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であっ
て、前記マイクロ波は互いに異なる複数の周波数を有す
ることを特徴とする。
【0017】この発明のうち請求項7にかかるものは、
処理対象たる試料を格納するチャンバーと、前記チャン
バーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入手段と、前
記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段とを備え、前
記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによって
生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であっ
て、前記マイクロ波は経時的に周波数が変化することを
特徴とする。
【0018】この発明のうち請求項8にかかるものは、
処理対象たる試料を格納するチャンバーと、前記チャン
バーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入手段と、前
記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段とを備え、前
記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによって
生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であっ
て、前記マイクロ波導入手段は前記マイクロ波の電磁界
分布を経時的に変化させることを特徴とする。
【0019】この発明のうち請求項9にかかるものは、
請求項8記載のプラズマ処理装置であって、前記マイク
ロ波導入手段は液晶体から構成される。
【0020】この発明のうち請求項10にかかるもの
は、請求項8記載のプラズマ処理装置であって、前記マ
イクロ波導入手段は、第1乃至第3の誘電体の積層構造
を有し、前記第1及び第3の誘電体に挟まれた前記第2
の誘電体の厚さが経時的に変化する。
【0021】この発明のうち請求項11にかかるもの
は、処理対象たる試料をステージへと静電的にチャック
して載置するためのESC電圧を前記試料に印加する電
源と、前記ステージ及び前記試料を格納するチャンバー
と、前記チャンバーにマイクロ波を導入するマイクロ波
導入手段と、前記チャンバーに磁界を与える磁界印加手
段とを備え、前記試料に対して、前記マイクロ波と前記
磁界とによって生成されるプラズマが晒されるプラズマ
処理装置であって、前記ESC電圧は間欠的にONする
ことを特徴とする。
【0022】この発明のうち請求項12にかかるもの
は、(a)マイクロ波を間欠的に導入する工程と、
(b)前記マイクロ波がONしている期間よりもOFF
している期間において、特定の方向に関する発散性が高
い磁界を与える工程とを備える基板処理方法であって、
前記特定の方向に垂直に配置された基板に対して、前記
マイクロ波と前記磁界とによって生成されるプラズマが
晒される。
【0023】この発明のうち請求項13にかかるもの
は、請求項12記載の基板処理方法であって、前記工程
(b)は、前記マイクロ波がONしている期間よりもO
FFしている期間において小さな値を採る電流をコイル
に流すことにより実現される。
【0024】この発明のうち請求項14にかかるもの
は、請求項12記載の基板処理方法であって、前記工程
(b)は、第1のコイルに対して第1の電流を流しつ
つ、前記第1のコイルの生成する磁界とは逆向きに磁界
を生成する第2のコイルに対して前記マイクロ波がON
している期間よりもOFFしている期間において大きな
値を採る第2の電流を流すことにより実現される。
【0025】この発明のうち請求項15にかかるもの
は、(a)処理対象たる基板を格納するチャンバーにマ
イクロ波を導入する工程と、(b)前記チャンバーに磁
界を与える工程とを備え、前記基板に対して、前記マイ
クロ波と前記磁界とによって生成されるプラズマが晒さ
れる基板処理方法であって、前記マイクロ波は経時的に
モードが変化することを特徴とする。
【0026】この発明のうち請求項16にかかるもの
は、(a)処理対象たる基板を格納するチャンバーにマ
イクロ波を導入する工程と、(b)前記チャンバーに磁
界を与える工程とを備え、前記基板に対して、前記マイ
クロ波と前記磁界とによって生成されるプラズマが晒さ
れる基板処理方法であって、前記チャンバー内の圧力を
前記プラズマを生成する放電が為されている期間におい
て変動させることを特徴とする。
【0027】この発明のうち請求項17にかかるもの
は、(a)処理対象たる基板を格納するチャンバーにマ
イクロ波を導入する工程と、(b)前記チャンバーに磁
界を与える工程とを備え、前記基板に対して、前記マイ
クロ波と前記磁界とによって生成されるプラズマが晒さ
れる基板処理方法であって、前記マイクロ波は互いに異
なる複数の周波数を有することを特徴とする。
【0028】この発明のうち請求項18にかかるもの
は、(a)処理対象たる基板を格納するチャンバーにマ
イクロ波を導入する工程と、(b)前記チャンバーに磁
界を与える工程とを備え、前記基板に対して、前記マイ
クロ波と前記磁界とによって生成されるプラズマが晒さ
れる基板処理方法であって、前記マイクロ波は経時的に
周波数が変化することを特徴とする。
【0029】この発明のうち請求項19にかかるもの
は、(a)処理対象たる基板を格納するチャンバーにマ
イクロ波を導入する工程と、(b)前記チャンバーに磁
界を与える工程とを備え、前記基板に対して、前記マイ
クロ波と前記磁界とによって生成されるプラズマが晒さ
れる基板処理方法であって、前記工程(a)において、
前記マイクロ波はマイクロ波導入手段によってその電磁
界分布を経時的に変化させられることを特徴とする。
【0030】この発明のうち請求項20にかかるもの
は、請求項19記載の基板処理方法であって、前記マイ
クロ波導入手段は液晶体から構成される。
【0031】この発明のうち請求項21にかかるもの
は、請求項19記載の基板処理方法であって、前記マイ
クロ波導入手段は、第1乃至第3の誘電体の積層構造を
有し、前記第1及び第3の誘電体に挟まれた前記第2の
誘電体の厚さが経時的に変化する。
【0032】この発明のうち請求項22にかかるもの
は、(a)処理対象たる基板をステージへと静電的にチ
ャックして載置するためにESC電圧を前記基板に印加
する工程と、(b)前記ステージ及び前記基板を格納す
るチャンバーにマイクロ波を導入する工程と、(c)前
記チャンバーに磁界を与える工程とを備え、前記基板に
対して、前記マイクロ波と前記磁界とによって生成され
るプラズマが晒される基板処理方法であって、前記ES
C電圧は間欠的にONすることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2はこの発明の実施の形態1
にかかるプラズマ処理装置である、ECRエッチング装
置を概念的に示す断面図である。ECRエッチング装置
のチャンバーは、プラズマ生成室1と反応室2に大別さ
れる構成を有している。チャンバー内には導入口81か
ら矢印で示されるように反応性のプロセスガスが導入さ
れ、また矢印で示されるように排気口82から排気さ
れ、所定の圧力が保たれる。ステージ6にはRF電力供
給装置30が接続され、ステージ6の上に載置されるウ
エハ7はRF電力によるバイアス電圧を受けつつエッチ
ングが行われる。またウエハ7は電源9を有する静電チ
ャックによりステージ6に接触し、冷却される。
【0034】チャンバーにはμ波電源80から導波管を
通り、導入窓3を介して例えば2.45GHzのマイク
ロ波19がパルス的に導入される。以下、パルス的に導
入されるマイクロ波19をパルスμ波と称する。図1及
び図2は、それぞれパルスμ波がON/OFFの時を示
している。
【0035】本実施の形態ではパルスμ波がON/OF
Fすることに対応して、メインコイル4aに流れる電流
(メインコイル電流)も増減する。図3はパルスμ波が
ON/OFFとメインコイル電流の増減との関係を示す
タイミングチャートである。メインコイル電流を流すこ
とによってチャンバー内には磁界が印加される為、パル
スμ波がONする期間ではプラズマ生成室1にはECR
共鳴領域(ECR面)5が存在し、ECRプラズマが発
生する(図1)。メインコイル4aによって形成される
磁界はプラズマ生成室1から反応室2へと発散するの
で、ECRプラズマは、ステージ6上に設置されたウエ
ハ7に輸送される。このECRプラズマによってウエハ
7に対するエッチングが行われる。一方、パルスμ波が
OFFする期間ではプラズマ生成室1にはECR面5は
存在しない(図2)。
【0036】既述のように、チャージアップはマイクロ
波19が存在しているときに進行するので、パルスμ波
がOFFの期間においてはチャージアップは進行しな
い。それどころか、イオンと電子との方向性の差が無く
なり、電子も底面18まで入射することができるように
なり、チャージアップが解消される。つまり、パルスμ
波がONの期間中に進行したチャージアップは、パルス
μ波がOFFの期間中に解消される。
【0037】パルスμ波をON/OFFするのみでチャ
ンバー内の磁界を変化させなければ、電子の底面18へ
の輸送は効率的ではない。電子はローレンツ力を受けて
磁力線に巻き付くようにして移動するためである。そこ
で本実施の形態では、パルスμ波がONする期間におけ
る磁力線41(図1)よりも、パルスμ波がOFFする
期間における磁力線42(図2)の方を発散性を高めて
いる。このようにすれば、磁気モーメントの保存則によ
って、荷電粒子たる電子のウエハ7に対する垂直方向の
速度成分が加速され、電子が底面18に効率的に輸送さ
れる。従って、パルスμ波がOFFの期間中にはチャー
ジアップが効率的に解消されることになる。
【0038】例えば、パルスμ波のON/OFF周期は
数百マイクロ秒に設定し、より具体的にはON/OFF
の両期間を等しく百マイクロ秒に設定することもでき
る。プラズマが生成されていない期間においてチャンバ
ー内に存在する電子によってチャージアップを解消させ
るのであるから、パルスμ波がOFFする期間は、プラ
ズマによって生成された電子が消滅しない期間以内に設
定することが、効率的にエッチングを行うために望まし
い。
【0039】また、パルスμ波がOFFする期間におけ
るメインコイル電流は、パルスμ波がONする期間にお
けるそれの半分程度にすることもできる。あるいは更
に、図4のタイミングチャートが示すように、パルスμ
波がOFFする期間におけるメインコイル電流を零にし
てもよい。この場合には、図5の断面図が示すように、
磁力線はチャンバー内に存在せず、電子は磁力線に巻き
取られることなくウエハ7上に効率よく輸送されること
となる。
【0040】実施の形態2.メインコイル電流を制御す
ることなく、チャンバー内の磁力線の発散性を変動させ
ることも可能である。
【0041】図6及び図7はこの発明の実施の形態2に
かかるプラズマ処理装置である、ECRエッチング装置
を概念的に示す断面図であり、実施の形態1に示された
図1及び図2にそれぞれ対応している。実施の形態2に
おいては、メインコイル4aと逆向きの磁界をチャンバ
ー内に与えるミラーコイル4bが更に備えられる。
【0042】メインコイル電流は一定に保っておいても
ミラーコイル4bに流す電流(ミラーコイル電流)を変
化させることによって実施の形態1と同様の効果を得る
ことができる。
【0043】図8はパルスμ波がON/OFFとミラー
コイル電流の増減との関係を示すタイミングチャートで
ある。図6及び図7は、それぞれパルスμ波がON/O
FFの時を示している。本実施の形態ではパルスμ波が
OFFする期間におけるミラーコイル電流を、パルスμ
波がONする期間におけるそれよりも大きく設定する。
例えば、パルスμ波がOFFする期間にのみミラーコイ
ル電流を流す。これによって、パルスμ波がOFFする
期間におけるチャンバー内の磁力線44は、パルスμ波
がONする期間におけるチャンバー内の磁力線43より
も発散性が高くなるので、実施の形態1と同様の効果が
得られる。
【0044】勿論、本実施の形態においても、実施の形
態1と同様にしてメインコイル電流をも制御することも
できる。
【0045】実施の形態3.一般にプラズマ密度が高い
と、エッチングレートは大きいけれども、単位体積あた
りのイオン密度が大きいため、局所的な電界の影響を受
け易い。つまり、チャージアップ形状異常が生じ易くな
る。従来のECR装置では、プラズマのモードが固定さ
れており、プラズマ密度の分布も固定されてしまってい
た。これではチャージアップされ易い箇所も固定されて
しまう。
【0046】以上の事情に鑑み、本実施の形態ではプラ
ズマのモードを経時的に変化させることにより、プラズ
マ密度の分布を時間平均で考えれば自由に調節してチャ
ージアップの軽減を行う。
【0047】プラズマのモードを周期的に変化させるに
は、例えば複数のモードのマイクロ波を交互に発振させ
るμ波電源80を設ければ良い。図9は本実施の形態に
かかるプラズマ処理装置において用いることができる、
μ波電源80の構成例を示すブロック図である。μ波電
源80はTE11モードおよびTM11モードのいずれ
をも発振することが可能なマイクロ波発振部80aと、
マイクロ波発振部80aの出力を間欠的に、かつ異なる
モードを交互に出力させる制御部80bとを備えてい
る。
【0048】図10は図9に示されたμ波電源80が発
振するマイクロ波19のON/OFFのタイミングをモ
ード毎に示したタイミングチャートである。TE11モ
ード及びTM11モードはそれぞれ期間t1,t2だけ
ONする。TE11モードがOFFしてからTM11モ
ードがONする迄には期間t12が、TM11モードが
OFFしてからTE11モードがONする迄には期間t
21が、それぞれ経過する。これらの期間t1,t2,
t12,t21を新たにプラズマ処理装置のパラメータ
として採用し、制御することにより、マイクロ波19が
生成するプラズマ密度の分布を制御することが可能とな
る。もちろん、期間t12,t21を零に設定しても良
い。
【0049】実施の形態4.図11はこの発明の実施の
形態4にかかるプラズマ処理装置である、ECRエッチ
ング装置の排気口82の近傍を示す断面図である。排気
口82にはバルブ821が設けられ、バルブ821の開
き具合(開度)によって排気口82からポンプによって
排気される気体の量が調節される。即ちバルブ821の
開度によってチャンバー内の圧力が制御される。
【0050】バルブ821の開度はバルブコントローラ
822によって制御される。バルブコントローラ822
は開度コントローラ823によって制御される。通常、
真空装置にはそのチャンバー内の圧力を測定するための
圧力計や、放電状態を確認するための放電モニタが備え
られており、これらからそれぞれチャンバー内の圧力を
示す圧力信号、放電の有無を示す放電信号が開度コント
ローラ823に与えられている。
【0051】図12はバルブ821の開度と、チャンバ
ー内の圧力と、電子温度との関係を示すタイミングチャ
ートである。開度コントローラ823は放電信号によっ
て放電が生じたことを確認すると、バルブコントローラ
822に対して周期的にバルブ821の開度を変動させ
るように指令する。またプラズマ処理が終了して放電を
停止した場合には、開度コントローラ823はバルブコ
ントローラ822に対してバルブ821を全開にするよ
うに指令する。
【0052】バルブ821の開度の周期的な変動は3つ
の期間T1,T2,T3によって規定することができ
る。期間T1は放電が開始してからバルブ821を全開
にするまでに要する時間であり、期間T2は全開になっ
たバルブ821を最小の開度にまで閉じるのに要する時
間であり、期間T3は最小の開度から最大の開度にまで
開くのに要する時間である。これらの長さはいずれも予
め開度コントローラ823において設定しておくことが
できる。勿論、時間の経過と共に期間T2,T3を変化
させることも可能である。但し、バルブ821が過剰に
開いて圧力が低下し、その結果、放電が意図せずに停止
することの無いように、開度コントローラ823は圧力
信号をモニタし、上記期間に拘らずにバルブコントロー
ラ822に対してバルブ821の開度を小さくするよう
に指令することが望ましい。
【0053】このようにバルブ821の開度を、放電中
において制御する事により、チャンバー内の圧力は上下
し、これに伴って電子温度も変動する。一般に圧力が高
い程荷電粒子同士の衝突が多くなり、一般に正イオンよ
りも大きな電子のエネルギーは衝突によって失われる傾
向となる。すると電子と正イオンとのエネルギーの差が
小さくなり、両者の差に依存してプラズマとウエハ7と
の間に存在するシース電圧も小さくなる。このようなシ
ース電圧の減少は、正イオンの進行の異方性を小さくす
るので、チャージアップは抑制される。逆に圧力が低い
場合には正イオンの進行の異方性を高める。
【0054】従って、圧力を変動させることによってプ
ラズマ処理の異方性とチャージアップとのトレードオフ
を改善することができる。
【0055】実施の形態5.図13はこの発明の実施の
形態5にかかるプラズマ処理装置である、ECRエッチ
ング装置を概念的に示す断面図である。図13に示され
た構造は、装置としては実施の形態1に示された構造と
同様であり、したがって、反応室2よりも下の部分は省
略している。
【0056】本実施の形態においては、μ波電源80か
ら互いに異なる周波数を有するマイクロ波19a,19
bがチャンバー内に導入される。ECR共鳴条件を満た
す磁界はマイクロ波の周波数によって相違する。即ち磁
束密度をB、マイクロ波の周波数をf、電子の質量及び
電荷量をそれぞれm,eとするとB=2πfm/eの関
係が成立する箇所にECR面が存在する。通常、メイン
コイル4aがチャンバー内に形成する磁界はマイクロ波
がチャンバー内へ導入される方向について一様ではない
ので、その磁束密度は図13における上下方向において
大小が存在する。よって異なる周波数を有するマイクロ
波19a,19bがチャンバー内に導入されれば、異な
るECR面5a,5bが存在することになる。
【0057】例えば、従来はf=2.45GHzのマイ
クロ波のみを導入していたため、メインコイル4aがチ
ャンバー内に形成する磁界の磁束密度が87.5mTと
なる箇所においてECR面が存在したが、f=2.55
GHzのマイクロ波をも導入することにより、磁束密度
が91.1mTとなる箇所においてもECR面が存在す
ることになる。
【0058】このように複数のECR領域を持つプラズ
マでは、従来のように単一の周波数によって放電される
プラズマよりも高密度のプラズマを実現できることにな
り、微細な加工を行う上で有利となる。
【0059】実施の形態6.図14はこの発明の実施の
形態6にかかるプラズマ処理装置である、ECRエッチ
ング装置を概念的に示す断面図である。図14に示され
た構造は、装置としては実施の形態1に示された構造と
同様であり、したがって、反応室2よりも下の部分は省
略している。
【0060】本実施の形態においては、μ波電源80か
らチャンバー内に導入されるマイクロ波19が周波数変
調される。実施の形態5において説明された通り、EC
R共鳴条件を満たす磁界はマイクロ波の周波数によって
相違する。よってマイクロ波19が周波数変調されれ
ば、その周波数が経時的に変動し、異なるECR面5
a,5bの間をECR面が移動することになる。
【0061】一般にウエハ7とECR面5との距離が遠
いとイオンの輸送距離が大きく、イオンはウエハ7に向
かう方向以外の方向にも種々の速度成分を有することに
なる。したがって、プラズマ処理、例えばエッチングの
異方性は大きいが、チャージアップし易くなる。逆にウ
エハ7とECR面5との距離が遠いとエッチングの異方
性は小さいが、チャージアップし難くなる。したがっ
て、本実施の形態のようにECR面の位置が経時的に変
化することによってプラズマ処理の異方性とチャージア
ップとのトレードオフを改善することができる。
【0062】実施の形態7.電界/磁界の特性はプラズ
マ密度の分布を決定する。プラズマ密度はチャージアッ
プ形状異常に大きく影響する。即ち、プラズマ密度が大
きいほど、形状異常は発生し易くなる。しかし、エッチ
ング中は一般には電界/磁界分布は固定されているた
め、特にチャージアップし易い箇所が固定されてしまう
可能性がある。
【0063】本実施の形態では、電界/磁界特性を経時
的に変化させてプラズマ密度の分布を時間平均で考えて
自在に制御する。図15はこの発明の実施の形態7にか
かるプラズマ処理装置である、ECRエッチング装置の
導入窓3近傍を示す断面図である。導入窓3には開口部
3aが開口されており、開口部3aの上にレンズ20が
設けられている。このレンズ20はプラズマ生成室1へ
と導入されるマイクロ波19の導入態様を制御するもの
であるから、これを設ける箇所は開口部3aの下である
か途中であるかを問わない。
【0064】図16はレンズ20の構成を例示する平面
図である。レンズ20は複数枚の爪状の誘電体20aが
互いに重なり合って構成されており、中央には誘電体2
0aによって囲まれた開口部20bが呈される。誘電体
20aが回転することによって開口部20bはその大き
さが制御される。
【0065】開口部20bの大きさを経時的に変化させ
ることによってレンズ20を通るマイクロ波19の電界
/磁界特性を変化させることができるので、チャージア
ップし易い箇所が固定されることがない。
【0066】実施の形態8.図17はこの発明の実施の
形態8にかかるプラズマ処理装置である、ECRエッチ
ング装置の導入窓3近傍を示す断面図である。実施の形
態7に示されたレンズ20の代わりに、液晶体21が開
口部3aに設けられている。交流電源22及び可変抵抗
23からなる電源制御部によって液晶体21に与えられ
る電圧が交流的に制御される。このため、数ミリ秒程度
という、レンズ20のような機械的構成の数百分の一の
速度で液晶体21の開閉を制御することができる。つま
り高速に電界/磁界特性を変化させることができる。
【0067】このようにマイクロ波19の導入の際の電
界/磁界特性の変化を高速にすることにより、電界/磁
界特性をパルス的に変化させることができる。レンズ2
0を用いた場合には、電界/磁界特性をパルス的に変化
させようとしても、その変化の途中に要する期間が長い
ため、その期間において電界/磁界特性は過渡的な変化
を呈しており、シミュレーションが困難である上にプラ
ズマを不安定にする可能性がある。
【0068】しかし液晶体21を用いれば、過渡的な電
界/磁界特性が生じる期間を非常に短くしつつ電界/磁
界特性をパルス的に変化させることができるので、不安
定な要因を得ることがない。
【0069】実施の形態9.図18はこの発明の実施の
形態9にかかるプラズマ処理装置である、ECRエッチ
ング装置の導入窓3近傍を示す断面図である。導入窓3
は可動片24、固定片26、及び両者の間に挟まれた誘
電体25の三層構造を有している。可動片24の固定片
26側の周囲には磁石24aが、固定片26の可動片2
4側の周囲には磁石26aが、それぞれ設けられてい
る。磁石24a,26aの少なくとも一方が電磁石であ
って両者の引斥が制御され、可動片24は固定片26の
上方(マイクロ波19が導入される側)で移動する。
【0070】可動片24は主として石英が、固定片26
には石英や誘電体が採用される。誘電体25は可動片2
4の移動を容易にする必要と、熱的に不活性であること
が望ましいため、真空となっている。
【0071】このような可動片24の移動を周期的に行
うことにより(つまり振動させることにより)、可動片
24と固定片26とに挟まれた誘電体25の厚さを時間
的に変化させることができ、チャンバー内に導入される
マイクロ波19の電界/磁界特性を変化させることがで
きる。従って、実施の形態7と同様の効果を得ることが
できる。
【0072】なお、通常ECRエッチング装置において
用いられるマイクロ波19の波長は12cm程度であ
り、この長さ以下の振幅で可動片24を振動させること
が望ましい。
【0073】実施の形態10.実施の形態1で説明され
たように、ウエハ7は電源9を有する静電的なチャッキ
ングによりステージ6に接触する。図19は電源9から
みたウエハ7の電位であるESC(Electrostatic Chuc
king)電圧の従来の例を示すグラフである。ウエハ7は
接地されているものの、電源9の負極が接地されること
により、ESC電圧は負となる。
【0074】このように常にESC電圧が負に印加され
ていると、ウエハ7は負側に帯電し、電子が到達し難く
なる。そこで本実施の形態ではESC電圧を間欠的にO
Nさせることによって、電子のウエハ7への到達を許
し、以てチャージアップの軽減を図るものである。
【0075】図20は本実施の形態において用いられる
ESC電圧とウエハ7に到達する電子の数との関係を示
すタイミングチャートである。電源9を間欠的にONさ
せることによって、ON期間27aと、OFF期間27
bとを交互に出現させている。ESC電圧がOFFする
と直ちにウエハ7の電位が上昇するので、OFF期間2
7bにおいて多くの電子がウエハ7へと到来する。した
がって、ON期間27aにおいて異方性エッチングが効
率的に進む一方、OFF期間27bにおいてチャージア
ップが軽減されるので、両者のトレードオフを改善する
ことができる。
【0076】以上の実施の形態においてはECRエッチ
ング装置について説明が行われたが、本発明の適用はこ
れに限定されるものではなくエッチング装置(例えばI
CP:Induced Coupled Plasmaを採用したエッチング装
置)のすべてに有効であることはいうまでもない。
【0077】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかるプラズ
マ処理装置によれば、マイクロ波がOFFしている期間
において、磁界の発散性が高まるので、特定の方向に対
する荷電粒子の速度成分が加速され、荷電粒子を試料に
効果的に輸送させることができる。よって、マイクロ波
がONしている期間において進行するチャージアップ
を、マイクロ波がOFFしている期間において効果的に
解消することができる。
【0078】この発明のうち請求項2及び請求項3にか
かるプラズマ処理装置によれば、マイクロ波がOFFし
ている期間において、磁界の発散性を高めることがで
き、請求項1記載のプラズマ処理装置の効果を得ること
ができる。
【0079】この発明のうち請求項4にかかるプラズマ
処理装置によれば、プラズマのモードを経時的に変化さ
せることにより、プラズマ密度の分布を自由に調節し、
チャージアップされ易い箇所も固定しないので、チャー
ジアップを軽減することができる。
【0080】この発明のうち請求項5にかかるプラズマ
処理装置によれば、プラズマ放電中において、チャンバ
ー内の圧力が上下すれば、電子と正イオンとのエネルギ
ーの差が変動し、よってプラズマと試料との間に存在す
るシース電圧も変動する。シース電圧の減少は、正イオ
ンの進行の異方性を小さくするので、チャージアップは
抑制される。逆に圧力が低い場合には正イオンの進行の
異方性を高める。従って、圧力を変動させることによっ
てプラズマ処理の異方性とチャージアップとのトレード
オフを改善することができる。
【0081】この発明のうち請求項6にかかるプラズマ
処理装置によれば、複数のECR領域が存在することに
よって従来のようにマイクロ波の周波数が単一成分であ
る放電では得難い高密度のプラズマを実現することがで
き、以て微細な加工に有利となすことができる。
【0082】この発明のうち請求項7にかかるプラズマ
処理装置によれば、マイクロ波の周波数を経時的に変化
させることにより、ECR領域の位置を経時的に変動さ
せることができ、以てプラズマ処理の異方性とチャージ
アップとのトレードオフを改善することができる。
【0083】この発明のうち請求項8にかかるプラズマ
処理装置によれば、マイクロ波の電磁界分布を経時的に
変化させることにより、チャージアップし易い箇所を固
定することがない。
【0084】この発明のうち請求項9にかかるプラズマ
処理装置によれば、液晶体の駆動は迅速に行われるの
で、マイクロ波の電磁界分布をパルス的に変化させる際
に電磁界分布が過渡的な状態となることが殆どなく、不
安定な要因を排除することができる。
【0085】この発明のうち請求項10にかかるプラズ
マ処理装置によれば、マイクロ波の電磁界分布を経時的
に変化させることにより、チャージアップし易い箇所を
固定することがない。
【0086】この発明のうち請求項11にかかるプラズ
マ処理装置によれば、ESC電圧のON/OFFに応じ
て試料に到達する荷電粒子の種類が異なるので、異方性
を有するプラズマ処理とチャージアップとのトレードオ
フを改善することができる。
【0087】この発明のうち請求項12にかかる基板処
理方法によれば、マイクロ波がOFFしている期間にお
いて、磁界の発散性が高まるので、特定の方向に対する
荷電粒子の速度成分が加速され、荷電粒子を基板に効果
的に輸送させることができる。よって、マイクロ波がO
Nしている期間において進行するチャージアップを、マ
イクロ波がOFFしている期間において効果的に解消す
ることができる。
【0088】この発明のうち請求項13及び請求項14
にかかる基板処理方法によれば、マイクロ波がOFFし
ている期間において、磁界の発散性を高めることがで
き、請求項12記載の基板処理方法の効果を得ることが
できる。
【0089】この発明のうち請求項15にかかる基板処
理方法によれば、プラズマのモードを経時的に変化させ
ることにより、プラズマ密度の分布を自由に調節し、チ
ャージアップされ易い箇所も固定しないので、チャージ
アップを軽減することができる。
【0090】この発明のうち請求項16にかかる基板処
理方法によれば、プラズマ放電中において、チャンバー
内の圧力が上下すれば、電子と正イオンとのエネルギー
の差が変動し、よってプラズマと基板との間に存在する
シース電圧も変動する。シース電圧の減少は、正イオン
の進行の異方性を小さくするので、チャージアップは抑
制される。逆に圧力が低い場合には正イオンの進行の異
方性を高める。従って、圧力を変動させることによって
プラズマ処理の異方性とチャージアップとのトレードオ
フを改善することができる。
【0091】この発明のうち請求項17にかかる基板処
理方法によれば、複数のECR領域が存在することによ
って従来のようにマイクロ波の周波数が単一成分である
放電では得難い高密度のプラズマを実現することがで
き、以て微細な加工に有利となすことができる。
【0092】この発明のうち請求項18にかかる基板処
理方法によれば、マイクロ波の周波数を経時的に変化さ
せることにより、ECR領域の位置を経時的に変動させ
ることができ、以てプラズマ処理の異方性とチャージア
ップとのトレードオフを改善することができる。
【0093】この発明のうち請求項19にかかる基板処
理方法によれば、マイクロ波の電磁界分布を経時的に変
化させることにより、チャージアップし易い箇所を固定
することがない。
【0094】この発明のうち請求項20にかかる基板処
理方法によれば、液晶体の駆動は迅速に行われるので、
マイクロ波の電磁界分布をパルス的に変化させる際に電
磁界分布が過渡的な状態となることが殆どなく、不安定
な要因を排除することができる。
【0095】この発明のうち請求項21にかかる基板処
理方法によれば、マイクロ波の電磁界分布を経時的に変
化させることにより、チャージアップし易い箇所を固定
することがない。
【0096】この発明のうち請求項22にかかる基板処
理方法によれば、ESC電圧のON/OFFに応じて基
板に到達する荷電粒子の種類が異なるので、異方性を有
するプラズマ処理とチャージアップとのトレードオフを
改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかるECRエッ
チング装置を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1にかかるECRエッ
チング装置を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1にかかるECRエッ
チング装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1にかかるECRエッ
チング装置の動作の変形を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】 この発明の実施の形態1にかかるECRエッ
チング装置の動作の変形を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2にかかるECRエッ
チング装置を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2にかかるECRエッ
チング装置を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2にかかるECRエッ
チング装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3を説明するブロック
図である。
【図10】 この発明の実施の形態3にかかるECRエ
ッチング装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4を説明する断面図
である。
【図12】 この発明の実施の形態4にかかるECRエ
ッチング装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態5にかかるECRエ
ッチング装置を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態6にかかるECRエ
ッチング装置を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態7を説明する断面図
である。
【図16】 レンズ20の構成を例示する平面図であ
る。
【図17】 この発明の実施の形態8を示す断面図であ
る。
【図18】 この発明の実施の形態9を説明する断面図
である。
【図19】 ESC電圧の従来の例を示すグラフであ
る。
【図20】 この発明の実施の形態10の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図21】 従来のECRエッチング装置を示す断面図
である。
【図22】 チャージアップ形状異常を説明する断面図
である。
【図23】 チャージアップ形状異常を説明する断面図
である。
【符号の説明】
1 プラズマ生成室、2 反応室、4a メインコイ
ル、4b ミラーコイル、6 ステージ、7 ウエハ、
9 電源、19,19a,19b マイクロ波、20
レンズ、21 液晶体、24 可動片、25 誘電体、
26 固定片、80 μ波電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂森 重則 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を間欠的に導入するマイクロ
    波導入手段と、 前記マイクロ波がONしている期間よりもOFFしてい
    る期間において、特定の方向に関する発散性が高い磁界
    を与える磁界印加手段とを備え、 前記特定の方向に垂直に配置された試料に対して、前記
    マイクロ波と前記磁界とによって生成されるプラズマが
    晒されるプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記磁界印加手段はコイルを備え、前記
    コイルには前記マイクロ波がONしている期間よりもO
    FFしている期間において小さな値を採る電流が流れ
    る、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記磁界印加手段は、それぞれに第1及
    び第2の電流が流れる第1及び第2のコイルを備え、 前記第1及び第2のコイルは互いに逆向きの磁界を発生
    させ、 前記第2の電流は前記マイクロ波がONしている期間よ
    りもOFFしている期間において大きな値を採る、請求
    項1記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 処理対象たる試料を格納するチャンバー
    と、 前記チャンバーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入
    手段と、 前記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段とを備え、 前記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であ
    って、 前記マイクロ波は経時的にモードが変化することを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 処理対象たる試料を格納するチャンバー
    と、 前記チャンバーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入
    手段と、 前記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段とを備え、 前記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であ
    って、 前記チャンバー内の圧力を前記プラズマを生成する放電
    が為されている期間において変動させることを特徴とす
    るプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 処理対象たる試料を格納するチャンバー
    と、 前記チャンバーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入
    手段と、 前記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段とを備え、 前記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であ
    って、 前記マイクロ波は互いに異なる複数の周波数を有するこ
    とを特徴とするプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 処理対象たる試料を格納するチャンバー
    と、 前記チャンバーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入
    手段と、 前記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段とを備え、 前記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であ
    って、 前記マイクロ波は経時的に周波数が変化することを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 処理対象たる試料を格納するチャンバー
    と、 前記チャンバーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入
    手段と、 前記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段とを備え、 前記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であ
    って、 前記マイクロ波導入手段は前記マイクロ波の電磁界分布
    を経時的に変化させることを特徴とするプラズマ処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記マイクロ波導入手段は液晶体から構
    成される、請求項8記載のプラズマ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記マイクロ波導入手段は、第1乃至
    第3の誘電体の積層構造を有し、前記第1及び第3の誘
    電体に挟まれた前記第2の誘電体の厚さが経時的に変化
    する、請求項8記載のプラズマ処理装置。
  11. 【請求項11】 処理対象たる試料をステージへと静電
    的にチャックして載置するためのESC電圧を前記試料
    に印加する電源と、 前記ステージ及び前記試料を格納するチャンバーと、 前記チャンバーにマイクロ波を導入するマイクロ波導入
    手段と、 前記チャンバーに磁界を与える磁界印加手段とを備え、 前記試料に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒されるプラズマ処理装置であ
    って、 前記ESC電圧は間欠的にONすることを特徴とするプ
    ラズマ処理装置。
  12. 【請求項12】 (a)マイクロ波を間欠的に導入する
    工程と、 (b)前記マイクロ波がONしている期間よりもOFF
    している期間において、特定の方向に関する発散性が高
    い磁界を与える工程とを備え、 前記特定の方向に垂直に配置された基板に対して、前記
    マイクロ波と前記磁界とによって生成されるプラズマが
    晒される基板処理方法。
  13. 【請求項13】 前記工程(b)は、前記マイクロ波が
    ONしている期間よりもOFFしている期間において小
    さな値を採る電流をコイルに流すことにより実現され
    る、請求項12記載の基板処理方法。
  14. 【請求項14】 前記工程(b)は、第1のコイルに対
    して第1の電流を流しつつ、前記第1のコイルの生成す
    る磁界とは逆向きに磁界を生成する第2のコイルに対し
    て前記マイクロ波がONしている期間よりもOFFして
    いる期間において大きな値を採る第2の電流を流すこと
    により実現される、請求項12記載の基板処理方法。
  15. 【請求項15】 (a)処理対象たる基板を格納するチ
    ャンバーにマイクロ波を導入する工程と、 (b)前記チャンバーに磁界を与える工程とを備え、 前記基板に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒される基板処理方法であっ
    て、 前記マイクロ波は経時的にモードが変化することを特徴
    とする基板処理方法。
  16. 【請求項16】 (a)処理対象たる基板を格納するチ
    ャンバーにマイクロ波を導入する工程と、 (b)前記チャンバーに磁界を与える工程とを備え、 前記基板に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒される基板処理方法であっ
    て、 前記チャンバー内の圧力を前記プラズマを生成する放電
    が為されている期間において変動させることを特徴とす
    る基板処理方法。
  17. 【請求項17】 (a)処理対象たる基板を格納するチ
    ャンバーにマイクロ波を導入する工程と、 (b)前記チャンバーに磁界を与える工程とを備え、 前記基板に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒される基板処理方法であっ
    て、 前記マイクロ波は互いに異なる複数の周波数を有するこ
    とを特徴とする基板処理方法。
  18. 【請求項18】 (a)処理対象たる基板を格納するチ
    ャンバーにマイクロ波を導入する工程と、 (b)前記チャンバーに磁界を与える工程とを備え、 前記基板に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒される基板処理方法であっ
    て、 前記マイクロ波は経時的に周波数が変化することを特徴
    とする基板処理方法。
  19. 【請求項19】 (a)処理対象たる基板を格納するチ
    ャンバーにマイクロ波を導入する工程と、 (b)前記チャンバーに磁界を与える工程とを備え、 前記基板に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒される基板処理方法であっ
    て、 前記工程(a)において、前記マイクロ波はマイクロ波
    導入手段によってその電磁界分布を経時的に変化させら
    れることを特徴とする基板処理方法。
  20. 【請求項20】 前記マイクロ波導入手段は液晶体から
    構成される、請求項19記載の基板処理方法。
  21. 【請求項21】 前記マイクロ波導入手段は、第1乃至
    第3の誘電体の積層構造を有し、前記第1及び第3の誘
    電体に挟まれた前記第2の誘電体の厚さが経時的に変化
    する、請求項19記載の基板処理方法。
  22. 【請求項22】 (a)処理対象たる基板をステージへ
    と静電的にチャックして載置するためにESC電圧を前
    記基板に印加する工程と、 (b)前記ステージ及び前記基板を格納するチャンバー
    にマイクロ波を導入する工程と、 (c)前記チャンバーに磁界を与える工程とを備え、 前記基板に対して、前記マイクロ波と前記磁界とによっ
    て生成されるプラズマが晒される基板処理方法であっ
    て、 前記ESC電圧は間欠的にONすることを特徴とする基
    板処理方法。
JP9147601A 1997-06-05 1997-06-05 プラズマ処理装置及び基板処理方法 Pending JPH10335314A (ja)

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