JPH10335018A - カードエッジコネクタ - Google Patents

カードエッジコネクタ

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Publication number
JPH10335018A
JPH10335018A JP9138253A JP13825397A JPH10335018A JP H10335018 A JPH10335018 A JP H10335018A JP 9138253 A JP9138253 A JP 9138253A JP 13825397 A JP13825397 A JP 13825397A JP H10335018 A JPH10335018 A JP H10335018A
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JP
Japan
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board
contact
long groove
child
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9138253A
Other languages
English (en)
Inventor
Katashi Sakata
硬 坂田
Ryozo Koyama
良三 小山
Tasuku Yamagami
翼 山上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd filed Critical Hirose Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子基板が絶縁ハウジングに挿入される際、ま
た、挿入後回動される際に、子基板が絶縁ハウジングに
よって削り取られる危険を減らす。 【解決手段】 子基板が絶縁ハウジングに挿入される
際、また、挿入後回動させる際の、子基板と絶縁ハウジ
ングとの当接部を減少させることにより、また、そのよ
うな当接部を接触端子の配置位置からずらすことによ
り、絶縁ハウジングが子基板によって削り取られる危険
を減らし、また、たとえそのような事態が起きたとして
も、問題が生じる可能性の少ない構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードエッジコネ
クタ、特に、母基板に挿入された子基板のエッジ部を中
心に子基板を回動させることによって子基板と母基板を
接続するタイプの、回動式カードエッジコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】このタイプのカードエッジコネクタとし
て、特開平8−124627号公報や本願出願人による
特開平6−188045号公報等に開示されているもの
がある。前者の公報には、水平型、即ち、子基板が母基
板に対して水平に固定される型のカードエッジコネクタ
が開示されており、一方、後者の公報には、垂直型、即
ち、子基板が母基板に対して垂直方向に固定される型の
カードエッジコネクタが開示されている。カードエッジ
コネクタは、このような水平型か、或いは、垂直型かと
いった分類法に加えて、DIMM(デュアルインライン
メモリモジュール)型か、或いは、SIMM(シングル
インラインメモリモジュール)型かという観点で区別さ
れることもある。ここで、DIMM型とは、子基板の表
側のパッドと裏側のパッドのそれぞれを電気的に分離さ
れた別々の接触端子と接触させる型をいい、SIMM型
とは、いずれか若しくは両方の側に設けられたパッドを
同じ接触端子と接触させる型をいう。
【0003】水平型か垂直型か、或いは、DIMM型か
SIMM型かに係わらず、上に挙げた公報に開示されて
いるような回動式のカードエッジコネクタでは、子基板
を絶縁ハウジングの長溝に挿入する際に、子基板の挿入
側エッジ部の上側部分が、絶縁ハウジングの長溝の上部
内側と接触し、この結果、この接触部が削り取られる危
険がある。一般に、絶縁ハウジングの長溝は、その長さ
方向のほぼ全てにわたって同寸法、同形状で形成されて
いるため、このような危険が長溝のほぼ全ての部分で生
じ得る。こうして削り取られたかすは接触不具合を発生
させる原因となり得る。また、子基板が長溝の最も深い
位置に挿入された際、子基板の挿入側エッジ部の、特に
上側角部と下側角部は、長溝奥の基板抑止壁と基板受け
底部のそれぞれに当接することになるが、この結果、子
基板が回動される際に、長溝のほぼ全ての長さ部分にお
いて、子基板の角部によって基板抑止壁と基板受け底部
の子基板との当接部が削り取られ、この結果、上と同様
の危険が生じ得る。取り分け、絶縁ハウジングがモール
ド加工等によって形成されている場合には、その加工方
法によっては所定の部分にバリが生じやすく、このよう
な部分において特に問題が大きい。
【0004】この問題を解決するため従来採られた方法
は、LCP等のように、高価であるがバリが発生しにく
い材料を使用して、絶縁ハウジングを形成するというも
のであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、LCP等の高価な材料を使用したのでは、結果
として製造コストが上がり、製造者、消費者双方にとっ
て好ましいことではない。故に、本発明は、絶縁ハウジ
ングの構成に改良を加えることによってこの従来の問題
を解決する。即ち、本発明は、子基板が絶縁ハウジング
に挿入される際、また、挿入後回動させる際の、子基板
と絶縁ハウジングとの当接部を減少させることにより、
また、そのような当接部を接触端子の配置位置からずら
すことにより、絶縁ハウジングが子基板によって削り取
られる危険を減らし、また、たとえそのような事態が発
生しても問題のない絶縁ハウジングを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、カードエッジコネクタにおいて、接触端
子と;子基板のエッジ部が挿入されたときに自身の収容
部に配設された前記接触端子と前記子基板のエッジ部に
設けられた接触部とを接触させるように前記子基板を位
置づける長溝を有した基部と、この基部の両端部からそ
れぞれ水平方向に延長されて前記長溝に挿入された子基
板のエッジ部の両側側縁を支持し係止固定し得る2本の
支持部と、を有するハウジング部と;を備え、前記カー
ドエッジコネクタは、前記支持部の上斜め方向から前記
長溝に挿入された子基板を、前記長溝に挿入された子基
板のエッジ部を中心として、前記エッジ部とは反対側の
エッジ部を下側に押しつけるように回動させることによ
り、前記子基板を係止固定できるようにされており、前
記長溝は、前記子基板が前記カードエッジコネクタによ
って係止固定された際に、前記子基板のエッジ部の上側
と面する天井部と、前記エッジ部の下側と面する底部
と、前記エッジ部の先端側と面する抑止部から形成され
ており、前記底部に凹凸を設けることにより、前記子基
板が前記長溝へ挿入された後、回動前に、前記子基板の
エッジ部の下側角部が前記底部の凸部とのみ当接し得る
ようにして前記ハウジング部と前記子基板の当接部の面
積を減少させたことを特徴としている。
【0007】本発明において、前記天井部の手前側に凹
凸を設けることにより、前記子基板が前記長溝へ挿入さ
れる際に、前記子基板のエッジ部の上側角部、及び/又
は、エッジ部の上側が前記天井部の前端の凸部とのみ当
接し得るようにして前記ハウジング部と前記子基板の当
接部の面積を減少させることが好ましい。本発明におい
て、前記天井部に凹凸を設けることにより、前記子基板
の係止固定されたときに、前記子基板の上側が前記天井
部の凸部とのみ接近し得るようにして前記ハウジング部
と前記子基板の当接部の面積を減少させることが好まし
い。本発明において、前記抑止部に凹凸を設けることに
より、前記子基板が前記長溝へ挿入された後、回動前
に、前記子基板のエッジ部の上側角部が前記抑止部の凸
部とのみ当接し得るようにして前記ハウジング部と前記
子基板の当接部の面積を減少させることが好ましい。
【0008】本発明において、前記長溝の収容部以外の
部分に凸部を設けることが好ましい。本発明において、
前記収容部の一部に凸部を設けることが好ましい。本発
明において、前記凹凸のレベルが複数であることが好ま
しい。
【0009】
【発明の実施の形態及び実施例】図1に、本発明による
カードエッジコネクタの、絶縁ハウジングにおける部分
破断斜視図を示す。簡単のため、子基板の挿入側から向
かって右側の一部のみを、接触端子や母基板を省略した
形で示している。実際の使用時には、この絶縁ハウジン
グ2に対して、図2〜図6に示されているように、多数
の接触端子が配設され、その後、母基板に表面実装され
る。絶縁ハウジング2は、絶縁材料をモールド加工等す
ることによって一体形成されている。この材料は一般に
利用可能なプラスチック等、安価なものでよい。絶縁ハ
ウジング2は、主に、細長い基部10と、この基部10
の両側から水平方向に延長された2本の支持部30から
成る。
【0010】基部10には、子基板40が絶縁ハウジン
グ2に挿入される際に、子基板40のエッジ部を受け入
れる長溝101が設けられている。また、この長溝10
1には、接触端子(図2〜図6参照)を配設するための
複数の接触端子収容穴113及び接触端子収容溝114
が長さ方向に沿って形成されている。これらの接触端子
収容穴113と接触端子収容溝114は、長溝101を
挟んでその両側に各1列づつ2列に構成されている。接
触端子収容穴113、若しくは、接触端子収容溝114
は、各列においてそれぞれ等間隔に離間されるように、
また、接触端子収容穴113と接触端子収容溝114が
互いに半ピッチづつずらされるように配列されている。
カードエッジコネクタの組立時に、接触端子収容穴11
3には、子基板40挿入側と反対の側から上列接触端子
が、一方、接触端子収容溝114には、子基板40挿入
側と同じ側から下列接触端子が、それぞれ挿入、固定さ
れる。
【0011】各支持部30の根元部分に、子基板40が
カードエッジコネクタに固定される際に子基板40の両
側側縁と当接する垂直支持面131と、子基板40の背
面側縁と当接する水平支持面133が設けられている。
また、各支持部30の先端には、アーム部(図示されて
いない)が、更に、このアーム部の先端には係止部(図
示されていない)が設けられている。係止部はアーム部
の弾性偏移作用によって外側へ弾性偏移し得るようにさ
れており、この偏移によって、母基板の側へ回動された
子基板の両側側縁の通過を許すようにされている。これ
らのアーム部と係止部は、子基板を上記各支持面に当接
させた状態でラッチ保持する「ラッチ構造」を形成して
いる。本発明では、長溝101に部分的に変形が施され
ている。端子収容溝114を形成する部分の手前側に、
2個所ほど、周辺部分よりも高くなった部分111があ
る。この部分は、基板受け上部と呼ばれ、子基板が長溝
101内に挿入されたときに、端子収容溝114から多
少突出するようにして配列された下列接触端子が、子基
板によって押しつけられて座屈してしまうのを防ぐ働き
や長溝101内で回動されたときに過変位してしまうの
を防ぐ働きがある。長溝101には、これと同様の基板
受け上部が、更に4個所、互いに離間された状態で設け
られている。支持部に形成された水平支持面133は、
これらの基板受け上部111と同じ高さに設定されてお
り、従って、水平支持面133も、これらの基板受け上
部と同じ働きを有する。基板受け上部111と水平支持
面133は、長溝101の手前から所定距離だけ奥まっ
た部分で終端されており、それぞれ、終端面103a、
103bを形成する。ここで、水平支持面133の終端
面103bは、基板受け上部111の終端面103aよ
りも長溝101の奥まった配置されている。このため、
長溝101に挿入される子基板は、終端面103bの角
部104と当接しつつ長溝101の奥へと案内される。
【0012】端子収容溝114を形成する部分の中、基
板受け上部111や水平支持面133より低く設定され
た部分121、122、123を、基板受け底部と呼ぶ
ことにする。これらの基板受け底部は、高さによって3
つのレベルに分類される。ここでは、最も高い位置にあ
る底部を第1基板受け底部121、最も低い位置にある
底部を第3基板受け底部123、更に、それらの中間位
置にある底部を第2基板受け底部122と呼んで区別す
る。これらのいずれの部分も、基板受け上部111や水
平支持面133よりは低く設定されている。この中、最
も高い位置にある第1基板受け底部121は、子基板が
終端面103bによって長溝101の最も深い位置に挿
入された後、回動前に、子基板の挿入側エッジ部の下側
角部を支持する働きを有する。第1基板受け底部121
は、終端面103bよりも奥に引っ込んだ部分に、第2
基板受け底部122は、端子収容溝114を形成する部
分の中、基板受け上部111が設けられていない部分
に、更に、第3基板受け底部123は、端子収容溝11
4を形成する部分の中、基板受け上部111が設けられ
ている部分123a、及び、端子収容溝を形成する部分
の両端部123bに、それぞれ形成されている。
【0013】長溝101の奥まった位置に形成された垂
直壁141、142を、基板抑止壁と呼ぶことにする。
これらの基板抑止壁は、その奥行きの度合いによって2
つのレベルに分類される。ここでは、より奥に引っ込ん
だ壁を第1基板抑止壁141と呼び、より手前に突出し
た壁を第2基板抑止壁142と呼んで区別する。この
中、より手前に突出した第2基板抑止壁142は、子基
板が長溝101に斜め方向に挿入された後、回動前に、
子基板の挿入側エッジ部の上側角部を支持する働きを有
する。図1には、互いに離間された状態の2つの第2基
板抑止壁142a、142bが示されている。一方の第
2基板抑止壁142aは、端子収容溝3つ分の横幅を有
し、もう一方の第2基板抑止壁142bは、端子収容溝
約1つ分の横幅を有する。長溝101には、同様の幅を
有した第2基板抑止壁が、他にも4個所ほど、互いに離
間された状態で設けられている。
【0014】長溝101の上側の内側部分を、基板受け
天井部151、152、153と呼ぶことにする。これ
らの基板受け天井部は、高さによって2つのレベルに分
類される。ここでは、より低い位置に配置された天井部
を第1基板受け天井部151、153と呼び、より高い
位置に配置された天井部を第2基板受け天井部152と
呼んで区別する。より低い位置に配置された第1基板受
け天井部151、153は、子基板が長溝101に斜め
方向に挿入された後、回動後に、子基板の挿入側エッジ
部の上側部分を支持する働きを有し、また、子基板が長
溝101内で回動された際に、端子収容穴113に配列
された上列接触端子が子基板によって押しつけられて座
屈してしまったり、過変位してしまうのを防ぐ働きをも
有する。また、第2基板受け天井部152の前端には、
傾斜面152Aが設けられている。第1基板受け天井部
153は、絶縁ハウジング2の中ほどの、端子が配置さ
れていない位置に設けられており、第1基板受け天井部
153の前端には、傾斜面153Aが設けられている。
【0015】尚、第1基板受け天井部151は、第1基
板受け天井部153が設けられていれば、第1基板受け
天井部151の角部151Aに連続して第2基板受け天
井部152と同じか、若しくは、それ以上に高い位置に
配置されていてもよく、逆に、第1基板受け天井部15
3は、第1基板受け天井部151が設けられていれば、
第2基板受け天井部152と同じか、若しくは、それ以
上に高い位置に配置されていてもよい。また、傾斜面の
高さは2つのレベルに分類される。ここでは、より子基
板挿入側に配置された傾斜面を第1傾斜面153Aと呼
び、より奥まった位置に配列された傾斜面を第2傾斜面
152Aと呼んで区別する。子基板が挿入される際に第
1傾斜面153Aは、第2傾斜面152Aをこすらない
位置とされているので、けずれて、かす等が出るのを少
なくしている。
【0016】第1基板受け天井部151の前端は角部1
51Aとされ、少なくとも傾斜面152Aより前に位置
しており、子基板が挿入される際に、傾斜面152A、
153Aにこすらない位置とされているので、けずれ
て、かす等が出るのを少なくしている。絶縁ハウジング
2の下部には、カードエッジコネクタを母基板の所定位
置に実装するときに役立つガイドポストが設けられてい
る。ガイドポストは図2〜図6に“160”で表されて
いる。接触端子配設後の絶縁ハウジング、即ち、カード
エッジコネクタは、このガイドポストを母基板の穴に対
応させ、且つ、絶縁ハウジングに固定された接触端子を
母基板の配線パターンに対応させるようにして、母基板
の所定位置に半田付けによって固定される。
【0017】図2は、接触端子配設後の図1の絶縁ハウ
ジングを、子基板の挿入方向における断面にて、また、
複数の断面を重ね合わせた状態で示したものである。即
ち、この図は、図1のA−A、B−B、C−C、D−
D、及び、E−Eにおける全ての断面を含む。これに対
して、図3〜図6には、A−A、B−B、C−C、及
び、D−Dにおける個々の断面が示されている。これら
の図を対照して参照することにより、長溝101の形状
がより明らかなものとなるだろう。子基板はこれら各図
に破線及び実線の2種類で示されている。破線で示され
た子基板40’は、子基板が絶縁ハウジング2の長溝1
01へ挿入された後であって、母基板側へ回動される前
の状態を示し、実線で示された子基板40は、その後、
子基板が母基板側へ回動され、絶縁ハウジングのラッチ
構造によって係止固定された後の状態を示している。
【0018】尚、図面からは明らかでないが、子基板4
0(40’)には、カードエッジコネクタに配設された
上列接触端子50、及び、下列接触端子70の各々に対
応して、そのいずれか若しくは両方の側縁に、複数の接
触部が設けられている。これらの接触部は、子基板40
の上下各側にそれぞれ一列づつ設けられており、これら
各列において、互いにほぼ等間隔で離間され、また、一
方の列の接触部は他方の列の接触部に対して半ピッチづ
つずらすようにして配列されている。各接触部は、子基
板40がカードエッジコネクタ1に挿入、固定される
際、カードエッジコネクタに配設された上列若しくは下
列の各対応する接触端子50、70と接触し得る。子基
板40’は、絶縁ハウジング2の斜め上方向から、上列
及び下列接触端子50、70の間に形成された開口部を
通じて、絶縁ハウジング2の長溝101に挿入され、こ
の長溝101の可能な限り最も深い位置に挿入された後
に、挿入側エッジ部を中心として母基板側へ回動され
る。子基板40’が開口部へ挿入されたとき、子基板4
0’の挿入側エッジ部の下側部分は、下列接触端子70
によって支持される。また、子基板40がカードエッジ
コネクタ1に係止固定された際、子基板40の挿入側エ
ッジ部の下側部分は、下列接触端子70によって支持さ
れ、また、上側部分は上列接触端子50によって支持さ
れ得る。
【0019】図3(図2)に示されているように、図1
のA−Aにおける断面部分では、子基板40’の挿入完
了後、回動前において、子基板40’の挿入側エッジ部
の下側角部43は、絶縁ハウジング2の第1基板受け底
部121に当接し、一方、上側角部45は、絶縁ハウジ
ング2のいずれの部分とも当接しない。従って、この断
面部分において、子基板40’の回動時に、絶縁ハウジ
ング2が削り取られる危険があるのは、第1基板受け底
部121のみである。しかしながら、絶縁ハウジングの
モールド成型時に、この第1基板受け底部121にはバ
リが生じないよう形成されており、また、そのような形
成は容易である。更に、たとえ絶縁ハウジングが削り取
られてかすが生じたとしても、この部分は電気的接触は
行わない部分であるため、問題が生ずることはほとんど
ない。
【0020】一方、子基板40’の回動後(40)に、
挿入側エッジ部の上側部分は、上列接触端子50の突出
部51を介して、絶縁ハウジング2の上部内側の第1基
板受け天井部151と接近するため、上側部分が第1基
板受け天井部151、153に生じていたバリと接触
し、このバリが落下することもある。しかしながら、た
とえそのような事態が生じたとしても、この部分では電
気的な接触は行わないため、問題が生ずることはほとん
どない。図4(図2)に示されているように、図1のB
−Bにおける断面部分では、子基板40’の挿入完了
後、回動前において、子基板40’の挿入側エッジ部の
下側角部43及び上側角部45は、共に、絶縁ハウジン
グ2のいずれの部分とも当接し得ない。なぜなら、下側
角部43は、第3基板受け底部123より高い位置に配
置された第1基板受け底部121(若しくは第2基板受
け底部122)と当接するため、第3基板受け底部12
3には到達し得ず、また、上側角部45は、第1基板抑
止壁141よりも手前に配置された第2基板抑止壁14
2と当接するため、第1基板抑止壁141には到達し得
ないからである。従って、この部分で絶縁ハウジング2
が削り取られる可能性は全くない。
【0021】一方、子基板40’の回動後(40)に、
挿入側エッジ部の上側部分は、上列接触端子50の突出
部51を介して、絶縁ハウジング2の上部内側の第2基
板受け天井部152と接近するため、上側部分が第1基
板受け天井部152に生じていたバリと接触し、このバ
リが落下することもある。しかしながら、第2基板受け
天井部152は、第1基板受け天井部151よりも高く
設定されているため、このような危険が問題となること
はほとんどない。図5(図2)に示されているように、
図1のC−Cにおける断面部分では、子基板40’の挿
入完了後、回動前において、子基板40’の挿入側エッ
ジ部の下側角部43は、第1基板受け底部121と当接
するため、第2基板受け底部122には到達し得ず、従
って、絶縁ハウジング2のいずれの部分とも当接しな
い。一方、このとき、上側角部45は、絶縁ハウジング
2の第2基板抑止壁142と当接する。従って、子基板
40’の回動時(40)に、絶縁ハウジング2が削り取
られる危険があるのは第2基板抑止壁142のみであ
る。しかしながら、第2基板抑止壁142は、長溝10
1の僅かな幅部分だけにしか設けられていないため、た
とえ削りかすがでてもほとんど問題が生じることはな
い。
【0022】一方、子基板40’の回動後(40)に、
挿入側エッジ部の上側部分は、上列接触端子50の突出
部51を介して、絶縁ハウジング2の上部内側の第2基
板受け天井部152と接近するため、上側部分が第2基
板受け天井部152に生じていたバリと接触し、このバ
リが落下することもある。しかしながら、第2基板受け
天井部152は、第1基板受け天井部151よりも高く
設定されているため、このような危険が問題となること
はほとんどない。図6(図2)に示されているように、
図1のD−Dにおける断面部分では、子基板40’の挿
入完了後、回動前において、子基板40’の挿入側エッ
ジ部の下側角部43及び上側角部45は、共に、絶縁ハ
ウジング2のいずれの部分とも当接し得ない。なぜな
ら、下側角部43は、第2基板受け底部122よりもよ
り高い位置に配置された第1基板受け底部121と当接
するため、第2基板受け底部122には到達し得ず、ま
た、上側角部45は、第1基板抑止壁141よりも手前
に配置された第2基板抑止壁142と当接するため、第
1基板抑止壁141には到達し得ないからである。従っ
て、絶縁ハウジング2が削り取られる可能性は全く生じ
ない。
【0023】一方、子基板40’の回動後(40)に、
挿入側エッジ部の上側部分は、上列接触端子50の突出
部51を介して、絶縁ハウジング2の上部内側の第2基
板受け天井部152と接近するため、上側部分が第2基
板受け天井部152に生じていたバリと接触し、このバ
リが落下する危険も生じ得る。しかしながら、第2基板
受け天井部152は、第1基板受け天井部151よりも
高く設定されているため、このような危険が問題となる
ことはほとんどない。このように、本願発明では、絶縁
ハウジングの構造を一部改変することにより、子基板と
絶縁ハウジングの当接部分をできるだけ少なくし、ま
た、そのような当接部をできるだけ接触端子の配置位置
からずらすようにしてある。また、当接部を形成する場
所には、モールド成型時にバリが生じにくい場所が選択
されているため、たとえ削りかすが生じたとしても、問
題が生じることは少ない。
【0024】尚、本願発明は、水平型か垂直型か、或い
は、SIMM型かDIMM型かということに係わらず、
回動式のカードエッジコネクタである限り、適用するこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、子基板を母基板に固定
するための回動作業時に、子基板と絶縁ハウジングの当
接部が少なくされるため、子基板によって絶縁ハウジン
グが削り取られる危険が少ない。また、絶縁ハウジング
の材料を変更することなく、構造のみに改良を加えてい
るため、製品コストが高くなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカードエッジコネクタの絶縁ハウ
ジングにおける部分破断斜視図。
【図2】接触端子配設後の図1の絶縁ハウジングを子基
板の挿入方向における断面にて、複数の断面を重ね併せ
た状態で示した図。
【図3】図1のA−Aにおける断面図。
【図4】図1のB−Bにおける断面図。
【図5】図1のC−Cにおける断面図。
【図6】図1のD−Dにおける断面図。
【符号の説明】
1 カードエッジコネクタ 2 絶縁ハウジング 10 基部 30 支持部 40 子基板 43 下側角部 45 上側角部 50 上列接触端子 70 下列接触端子 101 長溝 113 接触端子収容穴 114 接触端子収容溝 131 垂直支持面 133 水平支持面 121 第1基板受け底部 122 第2基板受け底部 123 第3基板受け底部 103 終端面 111 基板受け上部 141 第1基板抑止壁 142 第2基板抑止壁 151 第1基板受け天井部 151A 角部 152 第2基板受け天井部 152A 傾斜面 153 第1基板受け天井部 153A 傾斜面 160 ガイドポスト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードエッジコネクタにおいて、 接触端子と;子基板のエッジ部が挿入されたときに自身
    の収容部に配設された前記接触端子と前記子基板のエッ
    ジ部に設けられた接触部とを接触させるように前記子基
    板を位置づける長溝を有した基部と、この基部の両端部
    からそれぞれ水平方向に延長されて前記長溝に挿入され
    た子基板のエッジ部の両側側縁を支持し係止固定し得る
    2本の支持部と、を有するハウジング部と;を備え、 前記カードエッジコネクタは、前記支持部の上斜め方向
    から前記長溝に挿入された子基板を、前記長溝に挿入さ
    れた子基板のエッジ部を中心として、前記エッジ部とは
    反対側のエッジ部を下側に押しつけるように回動させる
    ことにより、前記子基板を係止固定できるようにされて
    おり、前記長溝は、前記子基板が前記カードエッジコネ
    クタによって係止固定された際に、前記子基板のエッジ
    部の上側と面する天井部と、前記エッジ部の下側と面す
    る底部と、前記エッジ部の先端側と面する抑止部から形
    成されており、前記底部に凹凸を設けることにより、前
    記子基板が前記長溝へ挿入された後、回動前に、前記子
    基板のエッジ部の下側角部が前記底部の凸部とのみ当接
    し得るようにして前記ハウジング部と前記子基板の当接
    部の面積を減少させたことを特徴とするカードエッジコ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 前記天井部の前端に凹凸を設けることに
    より、前記子基板が前記長溝へ挿入される際に、前記子
    基板のエッジ部の上側角部、及び/又は、エッジ部の上
    側が前記天井部の前端の凸部とのみ当接し得るようにし
    て前記ハウジング部と前記子基板の当接部の面積を減少
    させた請求項1記載のカードエッジコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記天井部に凹凸を設けることにより、
    前記子基板が係止固定されたときに、前記子基板の上側
    が前記天井部の凸部とのみ接近し得るようにして前記ハ
    ウジング部と前記子基板の当接部の面積を減少させた請
    求項1乃至2に記載のカードエッジコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記抑止部に凹凸を設けることにより、
    前記子基板が前記長溝へ挿入された後、回動前に、前記
    子基板のエッジ部の上側角部が前記抑止部の凸部とのみ
    当接し得るようにして前記ハウジング部と前記子基板の
    当接部の面積を減少させた請求項1乃至3のいずれかに
    記載のカードエッジコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記長溝の収容部以外の部分に凸部を設
    けた請求項1乃至4のいずれかに記載のカードエッジコ
    ネクタ。
  6. 【請求項6】 前記収容部の一部に凸部を設けた請求項
    1乃至5のいずれかに記載のカードエッジコネクタ。
  7. 【請求項7】 前記凹凸のレベルが複数である請求項1
    乃至6のいずれかに記載のカードエッジコネクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020071452A (ko) * 2001-03-05 2002-09-12 니혼 앗사쿠단시세이조 가부시키가이샤 수평 전기 커넥터
JP2007287589A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 D D K Ltd 電気コネクタ
WO2014157614A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 山一電機株式会社 基板接続用コネクタ、および、それを備える基板接続用コネクタユニット

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