JPH10334294A - 車両検知器 - Google Patents
車両検知器Info
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- JPH10334294A JPH10334294A JP9138691A JP13869197A JPH10334294A JP H10334294 A JPH10334294 A JP H10334294A JP 9138691 A JP9138691 A JP 9138691A JP 13869197 A JP13869197 A JP 13869197A JP H10334294 A JPH10334294 A JP H10334294A
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Abstract
定してしまう誤検知や、1両と判定すべき車両における
微小部分の検知漏れによる車両台数の誤検知のいずれも
生じさせることなく、的確に車両を検知することを可能
とする。 【解決手段】制御部10は、複数の発光器1を互いに異
なるタイミングで順次発光させるとともに、1つの発光
器1から発せられる光を予め各発光器1に対応付けられ
た3つの隣接する受光器2で受光した結果をラッチ部3
にて取得させる。受光器2と同数のAND回路4および
OR回路5により、各発光器1のそれぞれに対応付けら
れた3つずつの受光器2の全てが光を同時に検出できな
くなったことを検出し、これに応じてフリップフロップ
回路8が出力する検知信号を高レベルに変化させるとと
もに、ラッチ部3にて取得された受光結果の全てが受光
を示すものとなったことに応じて検知信号を低レベルに
変化させる。
Description
おける入口自動化システムなどにおいて車両の進入や発
進を検知するために用いられる車両検知器に関する。
用例を示す斜視図である。この図に示すように車両検出
器は、発光ユニット101および受光ユニット102か
らなる。この発光ユニット101および受光ユニット1
02は、車両通路Wの両側に形成されたアイランドI
L,IRにそれぞれ配置される。そして発光ユニット1
01に内蔵された複数の発光器のそれぞれが発する光が
受光ユニット102に内蔵された複数の受光器に到達す
るように対向される。
01と受光ユニット102との間に車両Vが存在し、こ
の車両Vによって発光ユニット101から発せられた光
Pの少なくとも一部が遮られて受光ユニット102に到
達しなくなったことによって車両を検知するものとなっ
ている。
検知器では、検知漏れを防止するために、一般的には光
軸が1つでも遮断されれば車両有りと判定し、検知信号
を検知レベルとする。このため、雪やゴミなどの小さな
物体が光軸を遮った場合でも、これに応じて検知信号を
検知レベルとしてしまう恐れがある。
とに応じて車両有りと判定し、検知信号を検知レベルと
することが考えられる。しかしながらこのようにする
と、図6に示すように主車両Vが細い棒状の連結部Cな
どによって連結されたトレーラなどの付属車Aを牽引し
ている場合に、連結部の検出漏れが生じる恐れがあり、
この場合、主車両Vと付属車Aを別々の通過車両として
検知してしまうという誤検知が生じることになる。
たものであり、その目的とするところは、雪やゴミなど
の小さな物体により車両有りと判定してしまう誤検知
や、1両と判定すべき車両における微小部分の検知漏れ
による車両台数の誤検知のいずれも生じさせることな
く、的確に車両を検知することができる車両検知器を提
供することにある。
めに本発明は、例えば制御部および多数のラッチ部より
なるスキャン制御手段により、複数の発光器を互いに異
なるタイミングで順次発光させるとともに、1つの発光
器から発せられる光を予め各発光器に対応付けられた複
数の隣接する受光器で受光した結果を取得するととも
に、例えば前記受光器と同数のAND回路、2つのOR
回路およびフリップフロップ回路からなる検知信号生成
手段により、検知信号を非検知レベルとしている時に
は、各発光器のそれぞれに対応付けられた複数の受光器
の全てが光を同時に検出できなくなったことに応じて前
記検知信号を検知レベルに変化させるとともに、前記検
知信号を検知レベルとしている時には、前記複数の発光
器の発光動作が一巡する期間中に前記複数の受光器の全
てが、対応付けられた全ての発光器から発せられた光を
受光したことに応じて、前記検知信号を非検知レベルに
変化させるようにした。
の有無を判定するための光軸が1時点に対して複数設定
され、この複数の光軸の全てが遮断されたことの応じて
検知信号が検知レベル(車両検出状態)に変化されると
ともに、この検知信号が検知レベルである状態は、複数
の発光器の発光動作が一巡する期間中に前記複数の受光
器の全てが、対応付けられた全ての発光器から発せられ
た光を受光するようになるまで維持される。従って、一
度ある程度の大きさの物体が通過するまでは車両検出と
はされず、その後は比較的小さな物体でも存在すれば車
両検出の状態が維持される。
実施形態につき説明する。まず、本実施形態の車両検知
器は、発光ユニットと受光ユニットとからなり、図4に
示すような状態で使用されるという基本構成は、従来よ
りある車両検知器と同様である。
細構成が以下に詳述するような特徴的な構成をなす。図
1は本実施形態に係る車両検知器の要部構成を示すブロ
ック図である。
器は、多数の発光器1、多数の受光器2、多数のラッチ
部3、多数のAND回路4、OR回路5、NOT回路
6,7、D形のフリップフロップ回路8、OR回路9お
よび制御部10を有している。
ND回路4の個数は同数であるが、図1では3つの発光
器1n-1 ,1n ,1n+1 、5つの受光器2n-2 ,2
n-1 ,2n ,2n+1 ,2n+2 、5つのラッチ部3n-2 ,
3n-1 ,3n ,3n+1 ,3n+2 、および3つのAND回
路4n-1 ,4n ,4n+1 のみを示している。
つが、図2に示すように発光ユニットの筐体21および
受光ユニットの筐体22に発光ポイントE(E1 〜
E35)および受光ポイントR(R1 〜R35)を形成する
ように互いに対向して配置されている。そして、1つの
発光ポイントEi から出射する光は、対向する1つの受
光ポイントRi とそれに隣接する2つの受光ポイントR
i-1 ,Ri+1 とにそれぞれ入射する。すなわち1つの発
光器1i から発せられた光は、発光器1i ,1i-1,1
i+1 のそれぞれにて受光される。なお、発光器1および
受光器2のうち、下から1番目乃至下から17番目は所
定間隔Lで等間隔に配置され、また下から17番目乃至
下から35番目は所定間隔2Lで等間隔に配置されてい
る。
で対応付けられている。ラッチ部3はそれぞれ、#1,
#2,#3なる3つのラッチ回路を有しており、これら
のラッチ回路のそれぞれに、上記対応付けられている受
光器2の出力が与えられいる。そしてラッチ部3の各ラ
ッチ回路は、制御部10の制御の下に個別のタイミング
で上記対応付けられている受光器2の出力を取込んで保
持する。ただし、最も下に位置する受光器2に対応付け
られたラッチ部3は#1,#2なる2つのラッチ回路の
みを、また最も上に位置する受光器2に対応付けられた
ラッチ部3は#2,#3なる2つのラッチ回路のみをそ
れぞれ有する。
れらの入力端への入力レベルの論理積をとる。任意のA
ND回路4i の入力端には、ラッチ部3i-1 のラッチ回
路#1の出力、ラッチ部3i のラッチ回路#2の出力お
よびラッチ部3i+1 のラッチ回路#3の出力がそれぞれ
入力されるものとなっている。すなわち、AND回路4
n の入力端には、ラッチ部3n-1 のラッチ回路#1の出
力、ラッチ部3n のラッチ回路#2の出力およびラッチ
部3n+1 のラッチ回路#3の出力がそれぞれ入力され
る。
端を有し、これらの入力端への入力レベルの論理和をと
る。このOR回路5の入力端には全てのAND回路4の
出力がそれぞれ入力される。そしてOR回路5の出力
は、NOT回路6,7を介してフリップフロップ回路8
のクロック入力端子に入力される。
高レベルに相当する電圧Vccが与えられている。そして
フリップフロップ回路8の非反転出力端子からの出力
が、検知信号とされる。
ときに[m×3−2]なる数の入力端を有し、これらの
入力端への入力レベルの論理和をとる。このOR回路9
の入力端には、ラッチ部3が有しているラッチ回路の全
ての出力がそれぞれ入力される。そしてOR回路9の出
力は、フリップフロップ回路8のリセット端子に入力さ
れる。
次発光させ、スキャンを行う。また制御部10は、発光
器1のスキャンに同期して、発光している発光器1に対
応した所定のラッチ回路に取込み動作を行わせる。
動作につき説明する。まず制御部10は、35個の発光
器1を所定の順番で順次発光させる。ここでは、図2に
おける発光ポイントE1 からE35に向かって順に発光す
るように、各発光ポイントEに対応した発光器1を発光
させる。かくして、下からn−1番目の発光ポイントE
n-1 に対応する発光器1n-1 、下からn番目の発光ポイ
ントEn に対応する発光器1n および下からn+1番目
の発光ポイントEn+1 に対応する発光器1n+1 のそれぞ
れの発光タイミングは、図3に示すような関係となる。
の発光制御に並行して、ラッチ部3における取込みを制
御する。すなわち、任意の発光器1i が発光中である
時、ラッチ部3i-1 のラッチ回路#1、ラッチ部3i の
ラッチ回路#2およびラッチ部3i+1 のラッチ回路#3
のそれぞれに取込みを行わせる。かくして、ラッチ部3
n-2 ,3n-1 ,3n ,3n+1 ,3n+2 のそれぞれの取込
みタイミングは、図3に示すような関係となる。
る発光器1i に対向した受光器2iからの出力を、その
受光器2i に対応したラッチ部3i のラッチ回路#2に
保持させるとともに、発光している発光器1i に対向し
た受光器2i に隣接する受光器2i-1 および受光器2
i+1 からの出力を、その受光器2i-1 に対応したラッチ
部3i-1 のラッチ回路#1および受光器2i+1 に対応し
たラッチ部3i+1 のラッチ回路#3にそれぞれ保持させ
る。
は、物体が遮光していない限りは、その発光器に対向し
た受光器2i と、その受光器2i に隣接した2つの受光
器2i-1 ,2i+1 のぞれぞれで受光される。従って、1
つの発光器1i から発せられた光は3つの受光器2
i-1 ,2i+1 によってそれぞれ受光が試みられるが、そ
の受光結果はラッチ部3i-1 のラッチ回路#1、ラッチ
部3i のラッチ回路#2およびラッチ部3i+1 のラッチ
回路#3にそれぞれ保持される。そしてこのように1つ
の発光器1i から発せられた光の受光結果を保持する3
つのラッチ回路のそれぞれの出力は、いずれも同一のA
ND回路4i に入力されるものとなっており、1つの発
光器1i から発せられた光の受光結果の論理積がAND
回路4i にて求められることとなる。
た光を受光した場合に低レベルを、また受光できない場
合に高レベルをそれぞれ出力する。このため、AND回
路4i の出力は、発光器1i から発せられた光を受光器
2i ,2i-1 ,2i+1 のいずれでも受光できなかった場
合にのみ高レベルとなる。
R回路5で求められ、これがNOT回路6,7を介して
フリップフロップ回路8のクロック入力端子に与えられ
る。ここで、フリップフロップ回路8のデータ端子には
高レベルが与えられているので、AND回路4のいずれ
かの出力が高レベルとなった時、すなわち発光器1iか
ら発せられた光を受光器2i ,2i-1 ,2i+1 のいずれ
でも受光できない状況が発生した時にフリップフロップ
回路8に光レベルが取込まれ、検知信号が「車両検知」
を示す高レベルとされる。
信号を生成するOR回路9には、35個のラッチ部3が
有する全てのラッチ回路の出力が入力されている。従っ
て、35個のラッチ部3が有する全てのラッチ回路のそ
れぞれの出力が全て低レベルとなった場合にのみOR回
路9の出力が低レベルとなり、フリップフロップ回路8
がリセットされる。フリップフロップ回路8はリセット
されると、非反転出力端子から低レベルを出力する状態
となるので、検知信号が低レベルとされる。かくして、
35個の受光器2の全てが、対向する発光器およびその
発光器に隣接する2つの発光器のうちのいずれが発した
光をも受光することができなくなったことに応じて、検
知信号が「車両なし」を示す低レベルとされる。
1i と3つの受光器2i ,2i-1 ,2i+1 との間にそれ
ぞれ形成される3本の光軸が同時に遮断されたことに応
じて「車両検知」とし、このように一旦「車両検知」の
状態となったのちには、35個の発光器と35個の受光
器との間に形成される[35×3−2]本、すなわち1
03本の光軸のいずれも遮断されない状態となったこと
に応じて「車両なし」とする。従って、雪やゴミは通常
は3本の光軸を遮るほどに大きくはないので、雪やゴミ
などが発光ユニットと受光ユニットとの間を横切ったと
しても、これによって「車両検知」としてしまうことが
ない。そして、一旦「車両検知」としたのちには、いず
れか1本の光軸でも遮られれば「車両検知」の状態を維
持するので、図6に示すように細い棒状の連結部などよ
り連結された主車両Vと付属車Aとを1両の車両として
確実に検知することができる。
ものではない。例えば上記実施形態では、基本的には1
つの発光器1から発せられた光を3つの受光器2でそれ
ぞれ受光するものとしているが、1つの発光器1から発
せられた光を2つまたは4つ以上の受光器2で受光する
ようにした場合にも本発明の適用が可能である。ただし
この場合には、ラッチ部3のラッチ回路の数を、対応す
る受光器2で受光する光の数(1つの受光器2と発光器
1との間に形成される光軸の数)と同数とする。
ベルに変化させるタイミングを決定するための具体的な
構成などについては、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形実施が可能である。
り、複数の発光器を互いに異なるタイミングで順次発光
させるとともに、1つの発光器から発せられる光を予め
各発光器に対応付けられた複数の隣接する受光器で受光
した結果を取得するとともに、検知信号生成手段によ
り、検知信号を非検知レベルとしている時には、各発光
器のそれぞれに対応付けられた複数の受光器の全てが光
を同時に検出できなくなったことに応じて前記検知信号
を検知レベルに変化させるとともに、前記検知信号を検
知レベルとしている時には、前記複数の発光器の発光動
作が一巡する期間中に前記複数の受光器の全てが、対応
付けられた発光器の全てから発せられた光を受光したこ
とに応じて、前記検知信号を非検知レベルに変化させる
ようにしたので、雪やゴミなどの小さな物体により車両
有りと判定してしまう誤検知や、1両と判定すべき車両
における微小部分の検知漏れによる車両台数の誤検知の
いずれも生じさせることなく、的確に車両を検知するこ
とができる車両検知器となる。
成を示すブロック図。
筐体22における発光ポイントE(E1 〜E35)および
受光ポイントR(R1 〜R35)の形成状況の一例を示す
図。
の取込みタイミングの関係を示す図。
視図。
図。
Aを牽引している例を示す図。
部 4(4n-1 ,4n ,4n+1 )…AND回路 5…OR回路 6,7…NOT回路 8…フリップフロップ回路 9…OR回路 10…制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 発光ユニットに設けられた複数の発光器
から発せられた光を受光ユニットに設けられた複数の受
光器で受光する構成を有し、前記複数の受光器での受光
状況に基づいて前記発光ユニットと前記受光ユニットと
の間における車両の有無を検知し、その検知内容を示す
検知信号を出力する車両検知器において、 前記複数の発光器を互いに異なるタイミングで順次発光
させるとともに、1つの発光器から発せられる光を予め
各発光器に対応付けられた複数の隣接する受光器で受光
した結果を取得するスキャン制御手段と、 前記検知信号を非検知レベルとしている時には、各発光
器のそれぞれに対応付けられた複数の受光器の全てが光
を同時に検出できなくなったことに応じて前記検知信号
を検知レベルに変化させるとともに、前記検知信号を検
知レベルとしている時には、前記複数の発光器の発光動
作が一巡する期間中に前記複数の受光器の全てが、対応
付けられた全ての発光器から発せられた光を受光したこ
とに応じて、前記検知信号を非検知レベルに変化させる
検知信号生成手段とを具備したことを特徴とする車両検
知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13869197A JP3572168B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 車両検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13869197A JP3572168B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 車両検知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10334294A true JPH10334294A (ja) | 1998-12-18 |
JP3572168B2 JP3572168B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=15227871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13869197A Expired - Lifetime JP3572168B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 車両検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3572168B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015032153A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 三菱重工業株式会社 | 車両検知用制御装置 |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP13869197A patent/JP3572168B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015032153A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 三菱重工業株式会社 | 車両検知用制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3572168B2 (ja) | 2004-09-29 |
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