JPH10333920A - 割込み処理回路 - Google Patents

割込み処理回路

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JPH10333920A
JPH10333920A JP14200297A JP14200297A JPH10333920A JP H10333920 A JPH10333920 A JP H10333920A JP 14200297 A JP14200297 A JP 14200297A JP 14200297 A JP14200297 A JP 14200297A JP H10333920 A JPH10333920 A JP H10333920A
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JP
Japan
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interrupt
level
signal
circuit
input
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JP14200297A
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Inventor
Yuminobu Kobayashi
弓伸 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エッジセンス方式の割込みコントローラに認識
漏れをさせることなく、割込みコントローラにおける1
つの信号入力端子に対して複数の割込み要因信号を入力
させることを可能とする。 【解決手段】フリップフロップ回路5およびインバータ
6は、対応する割込み要因信号IRが低レベルから高レ
ベルに変化した時点からリセットがなされるまでの間に
高レベルを出力する。OR回路13は、各インバータ6
の出力の論理和を求め、その結果をフリップフロップ回
路14に与え保持させ、その保持レベルの信号をインバ
ータ17によって割込みコントローラ2に与える。そし
て各NAND回路12およびAND回路19は、CPU
1からのリセット要求に応じて指定されたフリップフロ
ップ回路5をリセットするとともに、フリップフロップ
回路14を一時的にリセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPU(マイクロ
プロセッサ)への割込みを制御する割込みコントローラ
への割込み要因信号の入力を制御するための割込み処理
回路に関し、特にエッジセンス方式の割込みコントロー
ラを対象とするものに関する。
【0002】
【従来の技術】CPUを搭載した電子機器は、CPUを
効率よく動作させるために、周辺回路にてイベント発生
毎に割込み信号を発生し、これを与えることによってC
PUを起動することが一般的に行われている。
【0003】そして、複数種類の割込み信号にて1つの
CPUに割込みをかけようとする場合には、専用のLS
Iとして実現された割込みコントローラによって割込み
の制御を行うものとなっている。
【0004】割込みコントローラにおける割込み信号の
検出方式には、エッジセンス方式とレベルセンス方式と
の2方式がある。ここでエッジセンス方式は、割込み信
号の所定のレベル変化(立上りまたは立下りを)を検出
することによって割込み発生を認識するものである。ま
たレベルセンス方式は、割込み信号のレベルが低レベル
および高レベルのいずれであるかを監視することによっ
て割込みが発生しているか否かの監視を行うものであ
る。
【0005】このようなことから、例えばスイッチの出
力信号を割込み信号としている場合において、当該スイ
ッチが継続的に押下されている場合には、エッジセンス
方式ではスイッチが押下された直後の1回のみ割込み発
生が検出されるのに対し、レベルセンス方式ではスイッ
チが押下されている間、継続的に割込み発生が検出され
ることになる。
【0006】従って、スイッチが押下されている時間に
かかわらず、1度のスイッチ操作に応じて1度の割込み
のみをCPUにかける必要がある場合などにおいては、
エッジセンス方式を用いる必要がある。
【0007】図3は、エッジセンス方式の割込みコント
ローラを用いる場合の回路構成例を示す図である。この
図において、1で示すものがCPU、2で示すものが割
込みコントローラ(PIC)であって、割込みコントロ
ーラ2は、割込み要求信号INTにてCPU1に対して
割込みをかけるものとなっている。割込みコントローラ
2は、それぞれ割込み要因信号を取り込むための複数
(ここでは8つ)の信号入力端子TIR(TIR0〜T
IR7)が設けられている。
【0008】図示しない周辺機器で発生される割込み要
因信号IR(IRA,IRB,IRC…)のそれぞれを
インバータ3(3A,3B,3C…)およびインバータ
4(4A,4B,4C…)を介して、データ入力端子に
高レベルに相当する電圧Vccが与えられているD型のフ
リップフロップ回路5(5A,5B,5C…)のクロッ
ク端子に入力されることでラッチされたのち、反転出力
がインバータ6(6A,6B,6C…)を介して各信号
入力端子TIRに入力されるものとなっている。
【0009】割込みコントローラ2は、信号入力端子T
IRのいずれかが低レベルから高レベルに変化したこと
に応じ、割込み要求信号INTにてCPU1に割込みを
かけるとともに、この割込み要求信号INTに応じてC
PU1から返送される割込み要求受付信号INTAに同
期した所定のタイミングでデータビットD0〜D7をベ
クタアドレスを示す状態に設定する。
【0010】CPU1は、割込み要求信号INTにより
割込みがかけられたことに応じて、ベクタアドレスに応
じた割込み処理を実行する。そしてCPU1は割込み処
理が終了したならば、当該割込み処理を実行する原因と
なった割込み要因信号IRに対応したアドレスをアドレ
スライン7を介してアドレスデコーダ8へと与え、対応
するチップセレクト信号CS(CS1,CS2,CS3
…)を出力させる。このチップセレクト信号CSは、各
フリップフロップ回路5にそれぞれ対応したNAND回
路9(9A,9B,9C…)の2つの入力端子の一方に
入力され、このNAND回路9がオープン状態とされ
る。そしてこの状態でCPU1がI/OWrite命令
IOWを出力することにより、上記実行済みの割込み処
理を実行する原因となった割込み要因信号IRをラッチ
しているフリップフロップ回路5がリセットされる。
【0011】以上の構成における動作タイミングの一例
を図4に示す。このように割込みコントローラ2がエッ
ジセンス方式のものである場合、割込みコントローラ2
の各信号入力端子TIRには、1つずつの割込み要求信
号IRのみを与えるような構成となっている。なぜなら
ば、割込みコントローラ2は各割込み要求信号IRの低
レベルから高レベルへの変化を漏れなく確実に認識する
必要があるためである。
【0012】なお、割込みコントローラがレベルセンス
方式のものであれば、複数の割込み要因信号の論理和出
力を割込みコントローラに与えるようにすることによ
り、複数の割込み要因信号を割込みコントローラの1つ
の信号入力端子に入力することができる。
【0013】しかしながら割込みコントローラ2がエッ
ジセンス方式のものである場合には、上述のように割込
みコントローラ2の各信号入力端子TIRには1つずつ
の割込み要求信号IRのみしか与えることができない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このため従来は、割込
みコントローラの信号入力端子数までの割込み要因信号
しか取り扱うことができない。このため、より多くの割
込み要因信号を取り扱えるようにするためには割込みコ
ントローラを増加させなければならず、コストの上昇お
よび必要実装面積の増大を招くという不具合があった。
【0015】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、エッジセンス
方式の割込みコントローラにおける1つの信号入力端子
に対して複数の割込み要因信号を入力させることがで
き、しかも割込みコントローラに認識漏れをさせること
もない割込み処理回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、信号入力端子への入力レベルが所定
の無効レベルから所定の有効レベルに変化したことに応
じてCPUへの割込みをかける割込みコントローラの前
記信号入力端子に複数の割込み要因信号を与えるための
割込み処理回路であって、複数の割込み要因信号のそれ
ぞれに対応付けられ、それぞれ対応する割込み要因信号
が所定の無効レベル(例えば低レベル)から所定の有効
レベル(例えば高レベル)に変化した時点から所定のリ
セット指示が与えられるまでの間に所定の有効レベル
(例えば高レベル)を出力する、例えばそれぞれフリッ
プフロップ回路およびインバータからなる複数の入力割
込み保持手段と、この複数の入力割込み保持手段のいず
れか1つの出力でも有効レベルである時に所定の有効レ
ベル(例えば高レベル)を出力する例えばOR回路など
の論理和演算手段と、この論理和演算手段の出力レベル
を、例えばシステムクロックなどの所定のクロック信号
に同期したタイミングで取込んで保持し、その保持して
いるレベルの信号を前記割込みコントローラの前記信号
入力端子に与える、例えばフリップフロップ回路および
インバータからなる出力割込み保持手段と、前記CPU
から前記複数の入力割込み保持手段のいずれかを指定し
たリセット要求が与えられたことに応じ、その指定され
た入力割込み保持手段に前記リセット指示を与えるとと
もに、前記出力割込み保持手段を一時的にリセットす
る、例えば前記複数の入力割込み保持手段のそれぞれに
対応付けられた複数個のNAND回路および1つのAN
D回路よりなるリセット制御手段とを備えた。
【0017】このような手段を講じたことにより、複数
の割込み要因信号が無効レベルから有効レベルに変化す
ることで発生する割込みは、複数の割込み要因信号のそ
れぞれに対応付けられた複数の入力割込み保持手段のそ
れぞれで、その入力割込み保持手段に対してリセット指
示がなされるまで保持される。そして、複数の入力割込
み保持手段のいずれかで割込みが保持されていれば、論
理和演算手段から有効レベルが出力され、これが出力割
込み保持手段によって保持された上で割込みコントロー
ラの信号入力端子に与えられる。従って、複数の割込み
要因信号の全てが無効レベルである状態からいずれか1
本の割込み要因信号が有効レベルに変化すれば、割込み
コントローラの信号入力端子に与えられる信号のレベル
が無効レベルから有効レベルに変化することになる。
【0018】さて、複数の割込み要因信号のうちの少な
くとも1本が有効レベルであり割込みコントローラの信
号入力端子に与えられる信号のレベルが有効レベルとな
っている状態から無効レベルであったいずれか1本の割
込み要因信号が有効レベルに変化した場合、それに応じ
たレベル変化は割込みコントローラの信号入力端子には
生じないが、その変化により発生する割込みは該当する
入力割込み保持手段で保持される。そして、CPUから
のリセット要求に応じて指定された入力割込み保持手段
に前記リセット指示が与えられて当該入力割込み保持手
段がリセットされるとともに、出力割込み保持手段が一
時的にリセットされることによってコントローラの信号
入力端子に与えられる信号のレベルが無効レベルとされ
たのち、入力割込み保持手段に保持されている割込みに
基づいてコントローラの信号入力端子に与えられる信号
のレベルが再度有効レベルとされる。これにより、他の
割込み要因信号が有効レベルである時に無効レベルから
有効レベルに変化した他の割込み要因信号による割込み
を割込みコントローラに認識させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。図1は本実施形態に係る割込
み処理回路の構成を示す図である。なお、図3と同一部
分には同一符号を付している。
【0020】図中、10で示すものが本実施形態の割込
み処理回路である。この割込み処理回路10は、3本の
割込み要因信号IR(IRA,IRB,IRC)を、割
込みコントローラ2の複数(ここでは8つ)の信号入力
端子TIR(TIR0〜TIR7)のうちの1つ(ここ
では信号入力端子TIR0)へと入力させるものであ
る。
【0021】なお割込みコントローラ2は、信号入力端
子TIRのいずれかが低レベルから高レベルに変化した
ことに応じ、割込み要求信号INTにてCPU1に割込
みをかけるとともに、この割込み要求信号INTに応じ
てCPU1から返送される割込み要求受付信号INTA
に同期した所定のタイミングでデータビットD0〜D7
をベクタアドレスを示す状態に設定する。
【0022】CPU1は、割込み要求信号INTにより
割込みがかけられたことに応じて、ベクタアドレスに応
じた割込み処理を実行する。さて割込み処理回路10
は、インバータ3(3A,3B,3C)、インバータ4
(4A,4B,4C)、D型のフリップフロップ回路5
(5A,5B,5C)、インバータ6(6A,6B,6
C)、3ステートインバータ11(11A,11B,1
1C)、NAND回路12(12A,12B,12
C)、OR回路13、D型のフリップフロップ回路1
4、インバータ15,16,17、NAND回路18お
よびAND回路19を有している。
【0023】このうち、インバータ3、インバータ4、
フリップフロップ回路5、インバータ6、3ステートイ
ンバータ11およびNAND回路12は、割込み要因信
号IR(IRA,IRB,IRC)のそれぞれに対応し
て設けられている。
【0024】インバータ3,4は、インバータ3の出力
端とインバータ4の入力端とが互いに接続されて直列に
接続されており、インバータ3の入力端には割込み要因
信号IRが入力されるとともに、インバータ4の出力端
はフリップフロップ回路5のクロック端子に接続されて
いる。フリップフロップ回路5のデータ入力端子には、
高レベルに相当する電圧Vccが与えられている。フリッ
プフロップ回路5の反転出力端子は、インバータ6の入
力端に接続されている。フリップフロップ回路5の非反
転出力端子は、3ステートインバータ11の入力端に接
続されている。そしてフリップフロップ回路5のリセッ
ト端子には、NAND回路12の出力端が接続されてい
る。
【0025】各インバータ6の出力は、OR回路13の
3つの入力端にそれぞれ接続されている。OR回路13
の出力端は、フリップフロップ回路14のデータ入力端
子に接続されている。
【0026】3ステートインバータ11の出力端は、デ
ータバスを構成するデータビット線のいずれかに接続さ
れている。ここでは、3ステートインバータ11Aの出
力端はデータビットD0のデータビット線に、3ステー
トインバータ11Bの出力端はデータビットD1のデー
タビット線に、そして3ステートインバータ11Cの出
力端はデータビットD2のデータビット線にそれぞれ接
続されている。
【0027】NAND回路12は、3つの入力端を有
し、そのうち1つが反転入力端となっている。そしてこ
れらの入力端には、アドレスデコーダ8が出力するチッ
プセレクト信号CS1およびCPU1が出力するI/O
Write命令IOWが通常の入力端に入力されると
ともに、同一の割込み要因信号に対応する3ステートイ
ンバータ11の出力端が接続されているのと同一のデー
タビット線(NAND回路12AはデータビットD0の
データビット線、NAND回路12BはデータビットD
1のデータビット線、そしてNAND回路12Cはデー
タビットD2のデータビット線)がそれぞれ反転入力端
に接続されている。そして各NAND回路12の出力端
は、AND回路19の3つの入力端にもそれぞれ接続さ
れている。
【0028】インバータ15,16は、インバータ15
の出力端とインバータ16の入力端とが互いに接続され
て直列に接続されており、インバータ15の入力端には
システムクロックSYS CLK(割込み要因信号IR
の発生周期の数分の1以下の周期を有する)が入力され
るとともに、インバータ16の出力端はフリップフロッ
プ回路14のクロック端子に接続されている。フリップ
フロップ回路14のデータ入力端子には、OR回路13
の出力端が接続されている。フリップフロップ回路14
の反転出力端子は、インバータ17の入力端に接続され
ている。そしてフリップフロップ回路14のリセット端
子には、AND回路19の出力端が接続されている。
【0029】インバータ17の出力端は、当該割込み処
理回路10の出力端であって、割込みコントローラ2の
信号入力端子TIR0に接続されている。NAND回路
18は、2つの入力端を有する。NAND回路18の一
方の入力端にはアドレスデコーダ8が出力するチップセ
レクト信号CS1が、また他方の入力端にはCPU1が
出力するI/O Read命令IORがそれぞれ入力さ
れるものとなっている。このNAND回路18の出力端
は、各3ステートインバータ11の制御端にそれぞれ接
続されている。
【0030】次に以上のように構成された割込み処理回
路10の動作例につき、図2に示すタイミング図を参照
しながら説明する。まず、割込み要因信号IRAが低レ
ベルから高レベルに変化したとする。ここで割込み要因
信号IRAは、インバータ3A,3Bを介して、元の論
理のままでフリップフロップ回路5Aのクロック端子に
与えられる。このため割込み要因信号IRAが低レベル
から高レベルに変化したことに応じて、フリップフロッ
プ回路5Aの非反転出力端子の出力レベルが高レベル
に、また反転出力端子の出力レベルが低レベルになる。
【0031】フリップフロップ回路5Aの反転出力端子
の出力は、インバータ6Aによって論理が反転されたの
ちに、OR回路13を介してフリップフロップ回路14
のデータ入力端子に与えられる。従ってフリップフロッ
プ回路14のデータ入力端子の入力レベルは、フリップ
フロップ回路5Aの反転出力端子の出力レベルが低レベ
ルとなったことに応じて高レベルとなる。そしてこのよ
うにデータ入力端子の入力レベルが高レベルとなったこ
とに応じて、フリップフロップ回路14の反転出力端子
の出力レベルが低レベルになる。
【0032】フリップフロップ回路14の反転出力端子
の出力は、インバータ17によって論理が反転されたの
ちに、割込みコントローラ2の信号入力端子TIR0に
与えられる。従って、フリップフロップ回路14の反転
出力端子の出力レベルが低レベルになったことに応じ
て、割込みコントローラ2の信号入力端子TIR0のレ
ベルが高レベルに変化する。かくして、割込み要因信号
IRAのレベル変化が、割込みコントローラ2の信号入
力端子TIR0に伝達される。
【0033】割込みコントローラ2は信号入力端子TI
R0のレベルが低レベルから高レベルに変化したことを
認識すると、割込み要求信号INTを高レベルとし、C
PU1に割込みをかける。これに応じてCPU1は、割
込み要求受付信号INTAを一時的に高レベルとしてか
ら低レベルに戻したのち、再度高レベルに変化させる。
割込みコントローラ2は、この再度の割込み要求受付信
号INTAの立上がりに応じて、データバスへのベクタ
アドレスの出力を開始する。そこでCPU1は、このベ
クタアドレスの取込みを行い、ベクタアドレスの取込み
が終了したならば割込み要求受付信号INTAを低レベ
ルに戻す。これに応じて割込みコントローラ2は、割込
み要求信号INTを低レベルに戻すとともに、ベクタア
ドレスの出力を停止する。
【0034】さてCPU1は、ベクタアドレスの取込み
が終了して割込み要求受付信号INTAを低レベルに戻
したのちに、割込み処理を開始する。この割込み処理に
おいてCPU1はまず、割込み処理回路10に対応する
アドレスをアドレスライン7を介してアドレスデコーダ
8に与え、このアドレスデコーダ8に割込み処理回路1
0を選択するためのチップセレクト信号CS1を高レベ
ルとさせるとともに、I/O Read命令IORを高
レベルとする。
【0035】この結果、NAND回路18の2つの入力
端がともに高レベルとなり、NAND回路18の出力
端、すなわち3ステートインバータ11A,11B,1
1の制御端のレベルがそれぞれ低レベルとなる。従っ
て、フリップフロップ回路5A,5B,5Cのそれぞれ
の非反転出力が、3ステートインバータ11A,11
B,11Cで論理反転されたのちにデータバスのビット
線D0,D1,D2にそれぞれ出力される。ここでフリ
ップフロップ回路5B,5Cにて割込み要因信号IR
B,IRCがラッチされていなければ、図2に示すよう
にビット線D0のみが低レベルに変化する。従ってCP
U1は、今回の割込みが割込み要因信号IRAによるも
のであることを認識し、それに該当する所定の処理を実
行する。
【0036】ところで、このようにCPU1が割込み処
理を行っている最中に別の割込み要因信号IRBが高レ
ベルになったとすると、フリップフロップ回路5Bの反
転出力端のレベルが低レベルとなり、インバータ6Bの
出力が高レベルとなるが、OR回路13の出力は既に高
レベルになっているので、割込み要因信号IRBの立上
がりは、この時点では割込みコントローラ2には認識さ
れない。
【0037】さてCPU1は、割込み要因信号IRAに
よる割込みに応じた所定の処理を終了すると、割込み処
理回路10に対応するアドレスをアドレスライン7を介
してアドレスデコーダ8に与え、このアドレスデコーダ
8に割込み処理回路10を選択するためのチップセレク
ト信号CS1を高レベルとさせるとともに、I/OWr
ite命令IOWを高レベルとする。
【0038】これにより、NAND回路18の2つの入
力端がともに高レベルとなり、NAND回路18の出力
端、すなわち3ステートインバータ11A,11B,1
1の制御端のレベルがそれぞれ低レベルとなる。従っ
て、フリップフロップ回路5A,5B,5Cのそれぞれ
の非反転出力が、3ステートインバータ11A,11
B,11Cで論理反転されたのちにデータバスのビット
線D0,D1,D2にそれぞれ出力される。ここでフリ
ップフロップ回路5B,5Cにて割込み要因信号IR
B,IRCがラッチされていなければ、図2に示すよう
にビット線D0のみが低レベルに変化する。そして、チ
ップセレクト信号CS1およびI/O Write命令
IOWが高レベルであるので、NANDゲート12Aの
出力のみが低レベルに変化し、NANDゲート12B,
12Cの出力は高レベルのままとなる。
【0039】この結果、フリップフロップ回路5Aがリ
セットされ、その非反転出力端子からの出力レベルが低
レベルに、また反転出力端子からの出力レベルが高レベ
ルにそれぞれ変化する。これにより、割込み要因信号I
RAによる新たな割込みを受け付けることができる状態
に戻る。
【0040】ところで、NANDゲート12A,12
B,12Cの各出力が上記の状態となったことに応じ
て、AND回路19の出力も高レベルから低レベルに変
化するので、フリップフロップ回路14もリセットさ
れ、その反転出力端子からの出力レベルが高レベルに変
化する。そしてこれにより、割込みコントローラ2の信
号入力端子TIR0のレベルが低レベルに一旦戻る。
【0041】しかしながら、フリップフロップ回路5B
の反転出力端子からの出力レベルが低レベルとなってお
り、OR回路13の出力が高レベルとなっているので、
フリップフロップ回路14の反転出力端子からの出力レ
ベルは、次にシステムクロックSYSCLKが立上るタ
イミングに同期して低レベルに変化する。これにより、
割込みコントローラ2の信号入力端子TIR0のレベル
が、低レベルから高レベルに再度変化することになり、
別の割込み処理中に発生していた割込み要因信号IRB
による割込みが割込みコントローラ2により認識される
ことになる。
【0042】このように本実施形態は、フリップフロッ
プ回路5A,5B,5Cおよびインバータ6A,6B,
6Cによって、割込み要因信号IRA,IRB,IRC
が高レベルに変化した時点から継続的に高レベルを出力
することによって各割込み要因信号IRA,IRB,I
RCによる割込み発生の旨をそれぞれ保持しておくとと
もに、OR回路13にてインバータ6A,6B,6Cの
それぞれの出力レベルの論理和を求めた結果を、システ
ムクロックSYS CLKに同期したタイミングでフリ
ップフロップ回路14に取込んで保持し、これを割込み
コントローラ2に与えるようにする。そして、CPU1
からの制御に応じてフリップフロップ回路5A,5B,
5Cのいずれかをリセットするのと並行して、フリップ
フロップ回路14を一時的にリセットする。
【0043】これにより、割込み要因信号IRA,IR
B,IRCのいずれかが高レベルに変化した時点から、
それに応じた割込み処理をCPU1が終了するまでの間
に別の割込み要因信号による割込みが発生した場合で
も、その後発の割込みはフリップフロップ回路5A,5
B,5Cのうちのいずれかによって保持される。そし
て、先発の割込みに応じた割込み処理が終了した際にフ
リップフロップ回路14がリセットされることで割込み
コントローラ2への入力が低レベルとされたのち、フリ
ップフロップ回路5A,5B,5Cのうちのいずれかに
よって保持されている後発の割込みによって割込みコン
トローラ2への入力が再度高レベルとされる。
【0044】この結果、割込みコントローラ2への入力
レベルの低レベルから光レベルへの変化が後発の割込み
に応じて発生することになり、後発の割込みを割込みコ
ントローラ2に認識させることができる。このように本
実施形態の割込み処理回路10を用いることにより、エ
ッジセンス方式の割込みコントローラ2の1つの信号入
力端子TIR0に対して、3本の割込み要因信号IR
A,IRB,IRCを接続することが可能となる。
【0045】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば上記実施形態では、3本の割込み
要因信号IRを取り扱うものとしているが、2本または
4本以上の割込み要因信号IRを取り扱うように構成す
ることもできる。すなわち、インバータ3,4、フリッ
プフロップ回路5、インバータ6、3ステートインバー
タ11およびNANDゲート12を、取り扱うべき割込
み要因信号IRの本数に応じた組数だけ設けるようにす
ればよい。
【0046】また具体的な回路構成は上記実施形態に示
したものには限定されず、同様な動作を実現可能であれ
ば任意に変更できる。このほか、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、信号入力端子への入力
レベルが所定の無効レベルから所定の有効レベルに変化
したことに応じてCPUへの割込みをかける割込みコン
トローラの前記信号入力端子に複数の割込み要因信号を
与えるための割込み処理回路であって、複数の割込み要
因信号のそれぞれに対応付けられ、それぞれ対応する割
込み要因信号が所定の無効レベルから所定の有効レベル
に変化した時点から所定のリセット指示が与えられるま
での間に所定の有効レベルを出力する複数の入力割込み
保持手段と、この複数の入力割込み保持手段のいずれか
1つの出力でも有効レベルである時に所定の有効レベル
を出力する論理和演算手段と、この論理和演算手段の出
力レベルを所定のクロック信号に同期したタイミングで
取込んで保持し、その保持しているレベルの信号を前記
割込みコントローラの前記信号入力端子に与える出力割
込み保持手段と、前記CPUから前記複数の入力割込み
保持手段のいずれかを指定したリセット要求が与えられ
たことに応じ、その指定された入力割込み保持手段に前
記リセット指示を与えるとともに、前記出力割込み保持
手段を一時的にリセットするリセット制御手段とを備え
たので、エッジセンス方式の割込みコントローラにおけ
る1つの信号入力端子に対して複数の割込み要因信号を
入力させることができ、しかも割込みコントローラに認
識漏れをさせることもない割込み処理回路となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る割込み処理回路の構
成を示す図。
【図2】図1に示す割込み処理回路10の動作例を示す
タイミング図。
【図3】従来の割込み処理回路の構成を示す図。
【図4】図3に示す回路の動作例を示すタイミング図。
【符号の説明】
1…CPU 2…割込みコントローラ 10…割込み処理回路 TIR(TIR0〜TIR7)…信号入力端子 3(3A,3B,3C)…インバータ 4(4A,4B,4C)…インバータ 5(5A,5B,5C)…フリップフロップ回路 6(6A,6B,6C)…インバータ 11(11A,11B,11C)…3ステートインバー
タ 12(12A,12B,12C)…NAND回路 13…OR回路 14…フリップフロップ回路 15,16,17…インバータ 18…NAND回路 19…AND回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入力端子への入力レベルが所定の無
    効レベルから所定の有効レベルに変化したことに応じて
    CPUへの割込みをかける割込みコントローラの前記信
    号入力端子に複数の割込み要因信号を与えるための割込
    み処理回路であって、 複数の割込み要因信号のそれぞれに対応付けられ、それ
    ぞれ対応する割込み要因信号が所定の無効レベルから所
    定の有効レベルに変化した時点から所定のリセット指示
    が与えられるまでの間に所定の有効レベルを出力する複
    数の入力割込み保持手段と、 この複数の入力割込み保持手段のいずれか1つの出力で
    も有効レベルである時に所定の有効レベルを出力する論
    理和演算手段と、 この論理和演算手段の出力レベルを、所定のクロック信
    号に同期したタイミングで取込んで保持し、その保持し
    ているレベルの信号を前記割込みコントローラの前記信
    号入力端子に与える出力割込み保持手段と、 前記CPUから前記複数の入力割込み保持手段のいずれ
    かを指定したリセット要求が与えられたことに応じ、そ
    の指定された入力割込み保持手段に前記リセット指示を
    与えるとともに、前記出力割込み保持手段を一時的にリ
    セットするリセット制御手段とを具備したことを特徴と
    する割込み処理回路。
JP14200297A 1997-05-30 1997-05-30 割込み処理回路 Pending JPH10333920A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101951343A (zh) * 2010-09-21 2011-01-19 北京星网锐捷网络技术有限公司 一种实现端口配置的装置、网络交换设备及方法

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