JPH10333737A - プラント監視制御機構 - Google Patents

プラント監視制御機構

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Publication number
JPH10333737A
JPH10333737A JP14132497A JP14132497A JPH10333737A JP H10333737 A JPH10333737 A JP H10333737A JP 14132497 A JP14132497 A JP 14132497A JP 14132497 A JP14132497 A JP 14132497A JP H10333737 A JPH10333737 A JP H10333737A
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JP
Japan
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command button
pressed
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JP14132497A
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English (en)
Inventor
Chikasuke Nakamura
愼祐 中村
Manabu Ashitani
学 芦谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台のプラントを起動・停止させる起動・
停止指令ボタン部を、運転員が直視して押している場合
にのみ、起動・停止信号を出力することにより、誤操作
を防止する。 【解決手段】 起動指令ボタン部3−1〜3−nを押す
と起動指令Kが出力され、停止指令ボタン部4−1〜4
−nを押すと停止指令Tが出力される。視線方向検出器
30は、運転員の眼40の視線方向41を検出してお
り、視線方向41の延長線が各指令ボタン部に一致した
ときに、一致した指令ボタン部に対応した視線方向確定
信号OKを出力する。起動・停止信号出力部21は、起
動・停止指令K,Tが入力されている場合に、起動・停
止指令K,Tに対応する指令ボタン部の視線方向確定信
号OKが入力され、且つ、起動・停止インタロック条件
IK,ITが起動・停止可能状態になっている場合にの
み、押された指令ボタン部に対応するプラントを実際に
起動・停止させる起動・停止信号k,tを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラント監視制御機
構に関し、運転員の手動操作に信頼性が求められるプラ
ントを監視・制御するのに適用して有効なものである。
本発明は、例えば、供給する冷水温度を常に一定にする
ことが求められる吸収冷凍機プラントを監視・制御する
のに適用することができる。
【0002】
【従来の技術】大型の冷凍機として吸収冷凍機がある。
吸収冷凍機は、水を冷媒、臭化リチウム溶液を吸収剤と
し、燃料を加熱エネルギー源とした冷凍機である。この
吸収冷凍機は、蒸発器と吸収器と再生器と凝縮器を主要
部材として構成されている。かかる吸収冷凍機では、一
定温度に冷却した冷水を製造して、この冷水をビルの冷
房装置等(冷房負荷)に送り冷房を行う。
【0003】冷房負荷が大きい所では、複数台の吸収冷
凍機を設置している。このとき、吸収冷凍機により製造
する冷水の温度を一定値とするために、プラント監視制
御機構により、各吸収冷凍機を監視・制御している。
【0004】ここで、従来のプラント制御監視機構を、
図2を参照しつつ説明する。図2に示すプラント制御監
視機構のプラント監視制御装置1は、複数台(No(ナ
ンバー)1〜No(ナンバー)nのn台)の吸収冷凍機
を監視制御する装置である。このプラント監視制御装置
1の吸収冷凍機操作画面2には、No1〜Nonの吸収
冷凍機を起動させる起動指令を出力するための起動指令
ボタン部3−1〜3−nや、No1〜Nonの吸収冷凍
機を停止させる停止指令を出力するための停止指令ボタ
ン部4−1〜4−nや、指令確認ボタン部5が配置され
ている。前記起動・停止指令ボタン部3−1〜3−n,
4−1〜4−nや、指令確認ボタン部5は、シートキー
等などのタッチパネルタイプの指令ボタンにより構成さ
れている。
【0005】更に、吸収冷凍機操作画面2には、n個の
起動中表示器6−1〜6−nや、起動・停止候補表示器
7が配置されている。起動中表示器6−1〜6−nは、
No1〜Nonの吸収冷凍機に対応して配置されてお
り、対応する吸収冷凍機が起動しているときに、起動中
表示器6−1〜6−nのうち対応する起動中表示器が点
灯する。また、起動・停止候補表示器7は、起動すると
きに、No1〜Nonの吸収冷凍機の中から優先順位の
高いものの番号から低いものの番号を順に表示すると共
に、停止するときに、No1〜Nonの吸収冷凍機の中
から優先順位の高いものの番号から低いものの番号を順
に表示する。
【0006】プラント監視制御装置1の監視制御画面1
0の中には、負荷予測画面11がある。この負荷予測画
面11には、運転当日に予測される気温と負荷予測を基
に、所定の冷房温度を実現する(前記冷水の温度を一定
値にする)ために必要な、吸収冷凍機の起動台数が表示
される。前記負荷予測は、気象庁より発表される天気予
報と、過去の当該プラントの負荷データを基に予測され
る。つまり、プラント監視制御装置1に搭載された負荷
予測手段により負荷予測が自動算出されて、必要な起動
台数が負荷予測画面11に表示される。そして、通常で
は、自動算出した負荷予測で示す台数の吸収冷凍機が、
プラント監視制御装置1の制御の下に、自動的に起動・
停止運転されていく。
【0007】ところで、負荷予測画面11に表示された
起動台数と、現実の起動台数とが異なっている事象とな
った場合には、運転員は、自動予測しきれない緊急事態
が発生したと判断して、吸収冷凍機を手動操作により緊
急に起動・停止させる。ただし、起動・停止させる吸収
冷凍機として選択するものは任意ではなく、起動・停止
候補表示器7に表示された一定の規則に従って選択(優
先順位の高いものから順次選択)するという運用をしな
ければならず、起動・停止操作の際には注意が必要であ
る。
【0008】しかも、手動操作により吸収冷凍機を起動
・停止させる操作の誤りを防止するため、次に示すよう
な、起動・停止指令ボタン部3−1〜3−n,4−1〜
4−nと指令確認ボタン部5をダブルアクションするこ
とにより、初めて、起動や停止が行われるようにしてい
る。
【0009】即ち、緊急起動のために、起動指令ボタン
部3−1〜3−nの何れか1つが押されるとともに、更
に指令確認ボタン部5が押されることにより、No1〜
Nonの吸収冷凍機の中から、押された起動指令ボタン
部の番号に対応した番号の吸収冷凍機を起動させるため
の起動指令Kが、吸収冷凍機操作画面2から起動・停止
信号出力部20に送信される。
【0010】このとき、起動指令ボタン部3−1〜3−
nの何れか1つが押されても、指令確認ボタン部5が押
されない限り、起動指令Kが出力されることはない。つ
まり、いわゆるダブルアクションをとって、運転員によ
る誤動作を防止している。
【0011】また、起動・停止信号出力部20は、起動
インタロック条件(詳細は後述)IKとのアンドロジッ
ク演算をして、起動インタロック条件IKが起動可能状
態であり、かつ、起動指令Kが入力されたときに、該当
する吸収冷凍機に向けて当該吸収冷凍機を起動させる起
動信号kを送信する。
【0012】一方、起動指令ボタン部3−1〜3−nの
何れか1つが押されるとともに、指令確認ボタン部5が
押されても、起動インタロック条件IKが起動可能状態
でないときには、起動信号kは送信されず、対応する番
号の吸収冷凍機が起動することはなく、安全性の確保を
図っている。したがって、例えば、起動指令ボタン部3
−1〜3−nのうち、起動すべき吸収冷凍機であるとし
て起動・停止候補表示器7に表示されている吸収冷凍機
に対応する起動指令ボタン部が押されていない場合等で
は、起動信号kは送信されない。
【0013】また、緊急停止のために、停止指令ボタン
部4−1〜4−nの何れか1つが押されるとともに、更
に指令確認ボタン部5が押されることにより、No1〜
Nonの吸収冷凍機の中から、押された停止操作ボタン
部の番号に対応した番号の吸収冷凍機を停止させるため
の停止指令Tが、吸収冷凍機操作画面2から起動・停止
信号出力部20に送信される。
【0014】このとき、停止指令ボタン部4−1〜4−
nの何れか1つが押されても、指令確認ボタン部5が押
されない限り、停止指令Tが出力されることはない。つ
まり、いわゆるダブルアクションをとって、運転員によ
る誤動作を防止している。
【0015】また、起動・停止信号出力部20は、停止
インタロック条件(詳細は後述)ITとのアンドロジッ
ク演算をして、停止インタロック条件ITが停止可能状
態であり、かつ、停止指令Tが入力されたときに、該当
する吸収冷凍機に向けて当該吸収冷凍機を停止させる停
止信号tを送信する。
【0016】一方、停止指令ボタン部4−1〜4−nの
何れか1つが押されるとともに、指令確認ボタン部5が
押されても、停止インタロック条件ITが停止可能状態
でないときには、停止信号tは送信されず、対応する番
号の吸収冷凍機が停止することはなく、安全性の確保を
図っている。したがって、例えば、停止指令ボタン部4
−1〜4−nのうち、停止すべき吸収冷凍機であるとし
て起動・停止候補表示器7に表示されている吸収冷凍機
に対応する停止指令ボタン部が押されていない場合等で
は、停止信号tは送信されない。
【0017】なお、前述した起動インタロック条件IK
及び停止インタロック条件ITは、吸収冷凍機の起動・
停止運転を安全に実行するために必要な条件であリ、吸
収冷凍機の内部機器、冷水ポンプ、冷水ポンプの吐出
弁、冷却水ポンプ、冷却水ポンプの吐出弁、ボイラ、ボ
イラの蒸気弁等が、個々の状況において適正状態である
かどうか、また、起動・停止の優先順位の規則にしたが
って選択がされているかどうか等を示している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
従来技術では、運転員の手動操作により緊急に起動・停
止する際の誤操作を防止するため、ダブルアクションを
採用している。つまり、緊急起動時には、起動指令ボタ
ン部3−1〜3−nの何れか1つが押されても、指令確
認ボタン部5が押されない限り、起動指令Kが出力され
ず、吸収冷凍機が起動しないようにしている。また、緊
急停止時には、停止指令ボタン部4−1〜4−nの何れ
か1つが押されても、指令確認ボタン部5が押されない
限り、停止指令Tが出力されず、吸収冷凍機が停止しな
いようにしている。
【0019】しかし、ベテランの運転員は、起動・停止
指令ボタン部3−1〜3−n,4−1〜4−nを押した
後に、目的とする起動・停止指令ボタン部を押したこと
を確認し、その確認実行後に指令確認ボタン部5を押す
という一連の操作に慣れてきてしまう。このように操作
に慣れが出てくると、起動・停止指令ボタン部3−1〜
3−n,4−1〜4−nを押した後に、目的とする起動
・停止指令ボタン部を押したことを確認することなく、
指令確認ボタン部5を押してしまうことも考えられ、こ
のような場合には、確認のために指令確認ボタン部5を
押すという効果が薄れてしまう。
【0020】本発明は、上記従来技術に鑑み、運転員が
操作すべき起動・停止指令ボタン部を確実に直視して視
認した状態で当該指令ボタン部を押さない限り、起動・
停止指令(起動・停止信号)を出力することがなく、運
転員が操作に慣れても、起動・停止操作における誤り防
止を図ることができるプラント監視制御機構を提供する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、複数台のプラントに対応して設置されてお
り、運転員により操作されることにより各プラントを起
動または停止させるための起動指令または停止指令を送
信する起動指令ボタン部及び停止指令ボタン部と、前記
起動指令ボタン部及び停止指令ボタン部の各設置位置を
予め記憶していると共に、前記運転員に向けて検出光を
放射し運転員の眼にて反射してきた反射光の向きを基に
運転員の視線方向を検出し、検出した運転員の視線方向
の延長線が、前記起動指令ボタン部及び停止指令ボタン
部のいずれかの設置位置に一致したときには、起動指令
ボタン部及び停止指令ボタン部のうち一致した指令ボタ
ン部に対応する視線方向確定信号を送信する視線方向検
出器と、前記起動指令または前記停止指令が送信されて
いるときに、操作されている起動指令ボタン部または停
止指令ボタン部に対応する視線方向確定信号が送信され
ている場合に限り、プラントを実際に起動または停止さ
せる起動信号または停止信号を、起動指令ボタン部及び
停止指令ボタン部のうち操作されている指令ボタン部に
対応するプラントに向けて出力する起動・停止信号出力
部と、を有して構成されていることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づき詳細に説明する。なお、従来技術と同一機能
をはたす部分には、同一符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0023】図1は本発明の実施の形態にかかるプラン
ト監視制御機構を示す。このプラント監視制御機構のプ
ラント監視制御装置1には、起動指令ボタン部3−1〜
3−nや、停止指令ボタン部4−1〜4−nや、起動・
停止候補表示器7が備えられた吸収冷凍機操作画面2が
配置されている。
【0024】前記吸収冷凍機操作画面2には、図2に示
す従来技術に用いられていた指令確認ボタン部5は配置
していない。そして、この吸収冷凍機操作画面2の起動
指令ボタン部3−1〜3−nの何れか1つを押すと、押
された起動指令ボタン部の番号に対応した番号の吸収冷
凍機を起動させるための起動指令Kが、吸収冷凍機操作
画面2から起動・停止信号出力部21に送信される。ま
た、吸収冷凍機操作画面2の停止指令ボタン部4−1〜
4−nの何れか1つを押すと、押された停止指令ボタン
部の番号に対応した番号の吸収冷凍機を停止させるため
の停止指令Tが、吸収冷凍機操作画面2から起動・停止
信号出力部21に送信されるようにしている。
【0025】また、プラント監視制御装置1には、負荷
予測画面11が備えられた監視制御画面10や、前述し
た起動・停止信号出力部21が配置されている。
【0026】視線方向検出器30は、プラント監視制御
装置1の設置位置に対して予め決めた設置位置に配置さ
れており、視線方向検出器30の位置から見た、各起動
・停止指令ボタン部3−1〜3−n,4−1〜4−nの
位置(三次元座標位置)を予め記憶している。この視線
方向検出器30は、プラント監視制御装置1を操作する
ためにプラント監視制御装置1の前にいる運転員の顔面
に向けて検出光を放射すると共に、この検出光が運転員
の眼40の角膜に当たって反射してきた反射光を受光・
検出する。そして、受光・検出した反射光の方向を基
に、運転員が見つめている視線方向41を検出する。
【0027】更に、視線方向検出器30は、検出した視
線方向41の延長線が、プラント監視制御装置1の面の
どの部分に位置するかを演算・検出している。そして、
視線方向41の延長線が、起動・停止指令ボタン部3−
1〜3−n,4−1〜4−nの位置(三次元座標位置)
に一致した場合には、各起動・停止指令ボタン部3−1
〜3−n,4−1〜4−n毎に、各起動・停止指令ボタ
ン部に一致したことを示す視線方向確定信号OK(3−
1)〜OK(3−n),OK(4−1)〜OK(4−
n)を、起動・停止信号出力部21に送信する。
【0028】運転員が、起動・停止指令ボタン部3−1
〜3−n,4−1〜4−nのうちの特定の1つの起動・
停止指令ボタン部を直視しつつ押さえると、吸収冷凍機
操作画面2からは、押された起動・停止指令ボタン部の
番号に対応する番号の吸収冷凍機を起動または停止させ
る起動指令Kまたは停止指令Tが送信されると共に、視
線方向検出器30からは、視線方向確定信号OK(3−
1)〜OK(3−n),OK(4−1)〜OK(4−
n)のうち、押された1つの起動・停止指令ボタン部に
対応する視線方向確定信号が送信される。
【0029】起動・停止信号出力部21では、起動指令
Kまたは停止指令Tと、起動・停止インタロック条件I
K,ITと、視線方向確定信号OKとのアンドロジック
演算をして、アンドロジック演算(詳細は後述)が成立
したときにのみ、起動・停止指令ボタン部3−1〜3−
n,4−1〜4−nのうち押された特定の起動・停止指
令ボタン部に対応する吸収冷凍機を実際に起動または停
止させる起動信号kまたは停止信号tを出力する。
【0030】つまり、緊急起動のため、起動指令ボタン
部3−1〜3−nの何れか1つが押されて押された起動
指令ボタン部に対応した起動指令Kが起動・停止信号出
力部21に入力されるとともに、視線方向確定信号OK
(3−1)〜OK(3−n)のうち押された起動指令ボ
タン部に対応した視線方向確定信号OKが起動・停止信
号出力部21に入力され、且つ、起動インタロック条件
IKが起動可能状態であるときに、該当する吸収冷凍機
に向けて当該吸収冷凍機を起動させる起動信号kを送信
する。
【0031】起動指令ボタン部3−1〜3−nの何れか
1つが押されて、押された起動指令ボタン部に対応した
起動指令Kが起動・停止信号出力部21に入力されると
ともに、起動インタロック条件IKが起動可能状態であ
っても、起動・停止信号出力部21に入力された視線方
向確定信号OKが、押された起動指令ボタン部に対応し
たものでないときや、視線方向確定信号OKが入力され
ていないときには、起動・停止信号出力部21は、起動
信号kを出力しない。またこのときには、吸収冷凍機操
作画面2に、起動指令ボタン部3−1〜3−nのうち、
運転者が押すべき起動指令ボタン部を押していないこと
を警告する表示が現れるとともに、音声によりアラーム
が出るようにしている。
【0032】つまり、起動指令ボタン部3−1〜3−n
のうち、運転員が押すべき起動指令ボタン部を、運転員
が直視した状態で押さない限り、起動指令信号kが出力
されないようになっている。
【0033】なお、 起動指令ボタン部3−1〜3−n
の何れか1つが押されて、押された起動指令ボタン部に
対応した起動指令Kが起動・停止信号出力部21に入力
されるとともに、起動・停止信号出力部21に入力され
た視線方向確定信号OKが、押された起動指令ボタン部
に対応したものであっても、起動インタロック条件IK
が起動可能状態でないときには、起動信号kが出力され
ないことは、当然である。
【0034】一方、緊急停止のため、停止指令ボタン部
4−1〜4−nの何れか1つが押されて押された停止指
令ボタン部に対応した停止指令Tが起動・停止信号出力
部21に入力されるとともに、視線方向確定信号OK
(4−1)〜OK(4−n)のうち押された停止指令ボ
タン部に対応した視線方向確定信号OKが起動・停止信
号出力部21に入力され、且つ、停止インタロック条件
ITが停止可能状態であるときに、該当する吸収冷凍機
に向けて当該吸収冷凍機を停止させる停止信号tを送信
する。
【0035】停止指令ボタン部4−1〜4−nの何れか
1つが押されて、押された停止指令ボタン部に対応した
停止指令Tが起動・停止信号出力部21に入力されると
ともに、停止インタロック条件ITが停止可能状態であ
っても、起動・停止信号出力部21に入力された視線方
向確定信号OKが、押された停止指令ボタン部に対応し
たものでないときや、視線方向確定信号OKが入力され
ていないときには、起動・停止信号出力部21は、停止
信号tを出力しない。またこのときには、吸収冷凍機操
作画面2に、停止指令ボタン部4−1〜4−nのうち、
運転者が押すべき停止指令ボタン部を押していないこと
を警告する表示が現れるとともに、音声によりアラーム
が出るようにしている。
【0036】つまり、停止指令ボタン部4−1〜4−n
のうち、運転員が押すべき停止指令ボタン部を、運転員
が直視した状態で押さない限り、停止指令信号tが出力
されないようになっている。
【0037】なお、 停止指令ボタン部4−1〜4−n
の何れか1つが押されて、押された起動指令ボタン部に
対応した停止指令Tが起動・停止信号出力部21に入力
されるとともに、起動・停止信号出力部21に入力され
た視線方向確定信号OKが、押された停止指令ボタン部
に対応したものであっても、停止インタロック条件IT
が停止可能状態でないときには、停止信号tが出力され
ないことは、当然である。
【0038】このように本実施の形態では、起動・停止
指令ボタン部のうち、押すべき起動・停止指令ボタン部
を運転員が直視した状態で押さない限り、起動・停止信
号k,tが出力されないので、操作に慣れていても、特
定の吸収冷凍機を起動・停止する場合にはその吸収冷凍
機に対応する起動・停止指令ボタン部を直視せざるを得
ないので、起動・停止ボタン部を確認(視認)すること
になる。よって、誤操作の発生を防止することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように、本発明のプラント監視制御機構では、複数台の
プラントに対応して設置されており、運転員により操作
されることにより各プラントを起動または停止させるた
めの起動指令または停止指令を送信する起動指令ボタン
部及び停止指令ボタン部と、前記起動指令ボタン部及び
停止指令ボタン部の各設置位置を予め記憶していると共
に、前記運転員に向けて検出光を放射し運転員の眼にて
反射してきた反射光の向きを基に運転員の視線方向を検
出し、検出した運転員の視線方向の延長線が、前記起動
指令ボタン部及び停止指令ボタン部のいずれかの設置位
置に一致したときには、起動指令ボタン部及び停止指令
ボタン部のうち一致した指令ボタン部に対応する視線方
向確定信号を送信する視線方向検出器と、前記起動指令
または前記停止指令が送信されているときに、操作され
ている起動指令ボタン部または停止指令ボタン部に対応
する視線方向確定信号が送信されている場合に限り、プ
ラントを実際に起動または停止させる起動信号または停
止信号を、起動指令ボタン部及び停止指令ボタン部のう
ち操作されている指令ボタン部に対応するプラントに向
けて出力する起動・停止信号出力部と、を有する構成と
した。
【0040】上記構成としたため、本発明では、起動・
停止の際には、運転員が押すべき起動・停止指令ボタン
部を直視した状態で起動・停止指令ボタン部を押さない
限り、起動・停止信号が出力されない。このため、運転
員が操作に慣れても、起動・停止の際には、押すべき起
動・停止指令ボタン部を自然に直視して確認することと
なり、誤操作の発生を確実に防止することができる。押
すべき起動・停止指令ボタン部を直視していないときに
は、たとえ起動・停止指令ボタン部を押しても、起動・
停止信号は出力されず、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるプラント監視制御
機構を示すブロック図。
【図2】従来のプラント監視制御機構を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 プラント監視制御装置 2 吸収冷凍機操作画面 3−1〜3−n 起動指令ボタン部 4−1〜4−n 停止指令ボタン部 5 指令確認ボタン部 6−1〜6−n 起動中表示器 7 起動・停止候補表示器 10 監視制御画面 11 負荷予測画面 20,21 起動・停止信号出力部 30 視線方向検出器 40 眼 41 視線方向 K 起動指令 T 停止指令 k 起動信号 t 停止信号 IK 起動インタロック条件 IT 停止インタロック条件 OK 視線方向確定信号
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 3/14 340 G06F 3/14 340A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のプラントに対応して設置されて
    おり、運転員により操作されることにより各プラントを
    起動または停止させるための起動指令または停止指令を
    送信する起動指令ボタン部及び停止指令ボタン部と、 前記起動指令ボタン部及び停止指令ボタン部の各設置位
    置を予め記憶していると共に、前記運転員に向けて検出
    光を放射し運転員の眼にて反射してきた反射光の向きを
    基に運転員の視線方向を検出し、検出した運転員の視線
    方向の延長線が、前記起動指令ボタン部及び停止指令ボ
    タン部のいずれかの設置位置に一致したときには、起動
    指令ボタン部及び停止指令ボタン部のうち一致した指令
    ボタン部に対応する視線方向確定信号を送信する視線方
    向検出器と、 前記起動指令または前記停止指令が送信されているとき
    に、操作されている起動指令ボタン部または停止指令ボ
    タン部に対応する視線方向確定信号が送信されている場
    合に限り、プラントを実際に起動または停止させる起動
    信号または停止信号を、起動指令ボタン部及び停止指令
    ボタン部のうち操作されている指令ボタン部に対応する
    プラントに向けて出力する起動・停止信号出力部と、 を有して構成されていることを特徴とするプラント監視
    制御機構。
JP14132497A 1997-05-30 1997-05-30 プラント監視制御機構 Withdrawn JPH10333737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14132497A JPH10333737A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 プラント監視制御機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14132497A JPH10333737A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 プラント監視制御機構

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