JPH10333531A - プロセスカートリッジ及びその製造方法 - Google Patents

プロセスカートリッジ及びその製造方法

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JPH10333531A
JPH10333531A JP10079360A JP7936098A JPH10333531A JP H10333531 A JPH10333531 A JP H10333531A JP 10079360 A JP10079360 A JP 10079360A JP 7936098 A JP7936098 A JP 7936098A JP H10333531 A JPH10333531 A JP H10333531A
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case
developing
developing roller
photosensitive drum
photosensitive
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Hiroshi Hosokawa
浩 細川
Tetsuo Yamanaka
哲夫 山中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムと現像ローラとを収納したプロ
セスカートリッジにおいて、感光体ドラムと現像ローラ
との取付位置精度を高くする。 【解決手段】 感光体ケース8内に少なくとも感光体ド
ラム11を収納し、現像ケース9内に少なくとも現像ロ
ーラ15を収納し、感光体ドラム11の回転中心と現像
ローラ15の回転中心とを治具により位置決めして感光
体ケース8と現像ケース9とをネジ止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも感光体
ドラムを収納した感光体ケースと少なくとも現像ローラ
を収納した現像ケースとを連結して形成されるプロセス
カートリッジ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等の画像形成装
置では、感光体ドラムと現像ローラとを1つのケース内
に収納し、これらの感光体ドラムや現像ローラの交換を
ケースごと同時に行うようにしたプロセスカートリッジ
が普及している。このようなプロセスカートリッジで
は、感光体ドラムと現像ローラとの間隔を正確に位置決
めすることが必要であり、その位置決めは、感光体ドラ
ムの回転軸と現像ローラの回転軸とを保持する保持部材
を設け、その保持部材をケースの側板などに形成した取
付部に取り付けることにより行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、保持部材の寸
法精度にはバラツキがあり、また、この保持部材を取り
付けるためにケースに形成した取付部の位置精度にもバ
ラツキがある。そして、このようなバラツキが積み上げ
られることにより、感光体ドラムと現像ローラとの取付
位置精度が悪くなる。
【0004】そこで本発明は、感光体ドラムと現像ロー
ラとの取付位置精度を高めることができるプロセスカー
トリッジ及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のプ
ロセスカートリッジの製造方法は、感光体ケース内に少
なくとも感光体ドラムを収納し、現像ケース内に少なく
とも現像ローラを収納し、前記感光体ドラムの回転中心
と前記現像ローラの回転中心とを治具により位置決めし
て前記感光体ケースと前記現像ケースとをネジ止めし
た。
【0006】また、請求項2記載の発明のプロセスカー
トリッジの製造方法は、感光体ケース内に回転自在に取
り付けられた感光体ドラムの回転中心と現像ケース内に
回転自在に取り付けられた現像ローラの回転中心とを治
具により位置決めし、 前記感光体ケースと前記現像ケ
ースとをネジ止めする。
【0007】従って、請求項1又は2記載の発明によれ
ば、感光体ケースと現像ケースとを連結固定するとき、
感光体ドラムの回転中心と現像ローラの回転中心とを治
具により位置決めするため、感光体ドラムと現像ローラ
との取付位置精度が高くなる。しかも、感光体ケースと
現像ケースとをネジ止めすることにより、ネジ止め後の
感光体ケースと現像ケースとの位置ズレが生じない。
【0008】請求項3記載の発明のプロセスカートリッ
ジの製造方法は、感光体ケース内に少なくとも感光体ド
ラムを収納し、現像ケース内に少なくとも現像ローラを
収納し、前記感光体ケースと前記現像ケースとを前記感
光体ドラムの回転中心と前記現像ローラの回転中心とに
平行な中心線を有する支点で回動自在に連結し、前記感
光体ドラムの回転中心と前記現像ローラの回転中心とを
治具により位置決めし、前記感光体ケースと前記現像ケ
ースとをネジ止めした。
【0009】また、請求項4記載の発明のプロセスカー
トリッジの製造方法は、感光体ドラムが回転自在に取り
付けられた感光体ケースと現像ローラが回転自在に取り
付けられた現像ケースとを前記感光体ドラムと前記現像
ローラとの回転中心に平行な中心線を有する支持部で回
動自在に連結し、前記感光体ドラムの回転中心と前記現
像ローラの回転中心とを治具により位置決めする。
【0010】従って、請求項3又は4記載の発明によれ
ば、感光体ケースと現像ケースとを連結固定するとき、
最初に支点により回動自在に連結し、ついで、感光体ド
ラムの回転中心と現像ローラの回転中心とを治具により
位置決めして感光体ケースと現像ケースとをネジ止めす
るため、感光体ケースと現像ケースとを連結固定する作
業が容易になるとともに感光体ケースと現像ケースとの
位置ズレが防止され、しかも、感光体ドラムと現像ロー
ラとの取付位置精度が高くなる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の発明のプロセスカートリッジの製造
方法において、感光体ドラムの回転軸の一端回転中心位
置と現像ローラの回転軸の一端回転中心位置とに穴を形
成し、これらの穴に治具を挿入して位置決めするように
した。
【0012】従って、治具による感光体ドラムと現像ロ
ーラとの位置決め構造が簡単になる。
【0013】請求項6記載の発明のプロセスカートリッ
ジによれば、少なくとも感光体ドラムを収納した感光体
ケースと、少なくとも現像ローラを収納した現像ケース
と、前記感光体ドラムの回転中心と前記現像ローラの回
転中心とに平行な中心線を有して前記感光体ケースと前
記現像ケースとを回動自在に連結する支点と、前記感光
体ドラムの回転軸の回転中心位置と前記現像ローラの回
転軸の回転中心位置とに形成されて位置決め用の治具が
挿入される穴と、前記感光体ケースと前記現像ケースと
をネジ止めしたネジとを有する。
【0014】また、請求項7記載の発明のプロセスカー
トリッジは、感光体ドラムが回転自在に取り付けられた
感光体ケースと、現像ローラが回転自在に取り付けられ
た現像ケースと、前記感光体ドラムの回転中心と前記現
像ローラの回転中心とに平行な中心線を有して前記感光
体ケースと前記現像ケースとを回動自在に連結する支持
部と、前記感光体ドラムの回転軸と前記現像ドラムの回
転軸とを位置決めする治具の取り付けを許容する治具装
着部と、前記感光体ケースと前記現像ケースとを固定す
る固定手段とを備える。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7記載のプ
ロセスカートリッジにおいて、治具装着部は、感光体ド
ラムの回転軸の一端回転中心位置と現像ローラの回転軸
の一端回転中心位置とに形成されて位置決め用の治具が
挿入される穴により形成されている。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項7記載のプ
ロセスカートリッジにおいて、固定手段は、感光体ケー
スと現像ケースとのいずれか一方に遊びをもって挿通す
るネジが前記感光体ケースと前記現像ケースとのいずれ
か他方に螺合し締着するネジ構造からなる。
【0017】従って、感光体ケースと現像ケースとは支
点により回動自在に連結され、ネジでネジ止めにより
(請求項6、請求項9)、あるいは固定手段により(請
求項7)固定されるため、連結固定後の感光体ケースと
現像ケースとは位置ズレしない。また、感光体ケースと
現像ケースとを連結固定するとき、感光体ドラムの回転
軸の回転中心位置と現像ローラの回転軸の回転中心位置
とに形成した穴に位置決め用の治具を挿入して位置決め
し(請求項6、請求項8)、あるいは感光体ドラムの回
転軸と現像ローラの回転軸とを治具装着部に装着した治
具で位置決めする(請求項7)ため、感光体ドラムと現
像ローラとの取付位置精度が簡単な構造により高くな
る。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項6ないし
9記載の発明のプロセスカートリッジにおいて、感光体
ドラムの一端に連結したギヤと現像ローラの一端に連結
したギヤとを噛み合わせてこれらの感光体ドラムと現像
ローラとを圧接状態で回転させるとき、噛み合った前記
ギヤの間に前記感光体ドラムと前記現像ローラとが押圧
される向きに作用する力が発生する位置に支点を設け
た。
【0019】従って、感光体ドラムと現像ローラとが圧
接状態で回転するとき、感光体ドラムのギヤと現像ロー
ラのギヤとの間には感光体ドラムと現像ローラとを押圧
させる向きの力が作用し、感光体ドラムと現像ローラと
の間隔が一定に維持される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。まず、図1に基づいて、本発明のプロ
セスカートリッジを使用する画像形成装置の内部構造を
説明する。画像形成装置の本体ケース1の上部には原稿
の画像を読み取る画像読取装置2が装着され、本体ケー
ス1の内部にはプロセスカートリッジ3が着脱自在に装
着されている。プロセスカートリッジ3の下方には、転
写用紙を案内する用紙搬送路4が形成されている。
【0021】前記画像読取装置2は、画像読取部5と、
この画像読取部5に原稿を供給する原稿トレイ6とを有
し、この原稿トレイ6は、支点軸7を中心として実線で
示した水平位置と二点鎖線で示した起立位置とへ回動し
得るように支持されている。なお、原稿トレイ6は、図
示しないストッパにより、実線で示した水平位置と二点
鎖線で示した起立位置とで安定するように構成されてい
る。
【0022】前記プロセスカートリッジ3は、感光体ケ
ース8と現像ケース9とを連結固定することにより形成
したケース10内に各種のプロセス部材を収納したもの
で、感光体ケース8内には、回転駆動される感光体ドラ
ム11と、この感光体ドラム11の周囲を一様に帯電さ
せる帯電ローラ12等が収納されている。現像ケース9
内には、現像剤を収納する現像剤収納部13が一体に形
成され、この現像剤収納部13内の現像剤を撹拌するア
ジテータ14、前記感光体ドラム11の外周面に圧接す
る現像ローラ15、現像剤収納部13内の現像剤を現像
ローラ15へ補給する補給ローラ16、現像ローラ15
の外周面に接触する現像ブレード17等が収納されてい
る。ケース9の上面部には、プロセスカートリッジ3を
本体ケース1内に着脱する際に把持する把手18が形成
されている。
【0023】前記本体ケース1内における前記プロセス
カートリッジ3の周囲には、前記感光体ドラム11の外
周面に静電潜像を形成するレーザ書込ユニット19、前
記現像ローラ15から現像剤を供給されて顕像化された
感光体ドラム11上のトナー像を転写用紙に転写させる
転写ローラ20、転写用紙を斜めに載置した状態で支え
る給紙トレイ21、転写用紙を給紙する給紙ローラ2
2、給紙された転写用紙に転写されたトナー像を定着さ
せる定着部23、定着部23を通過した転写用紙が排紙
される受け板24等が設けられている。
【0024】前記本体ケース1内の側板には、前記プロ
セスカートリッジ3を本体ケース1内に着脱する際のガ
イド25,26が左右に2本ずつ形成されている。前記
ケース10の左右両側面には、前記ガイド25,26に
係合するガイドピン27,28が2本ずつ形成されてい
る。なお、前記プロセスカートリッジ3の着脱は前記受
け板24側から行われ、着脱の際には受け板24を回動
させて着脱側を開放する。
【0025】前記ケース10には、前記感光体ドラム1
1と前記転写ローラ20とを接触させるための開口部2
9が形成され、この開口部29を開閉自在に覆うシャッ
ター部材30がプロセスカートリッジ3に取り付けられ
ている。このシャッター部材30は、前記ケース10の
左右両側に回動自在に取り付けられたアーム部材31に
より保持され、プロセスカートリッジ3を本体ケース1
内に装着する前には、前記アーム部材31及びシャッタ
ー部材30に取り付けられたスプリング(図示せず)の
付勢力により開口部29を閉止する閉止位置に移動して
いる。プロセスカートリッジ3を本体ケース1内に装着
したときには、アーム部材31に形成した突起32が前
記ガイド26に係合してこのガイド26から付勢力を受
けることによりアーム部材31が回動し、シャッター部
材30が開口部29を開放する開放位置へ移動する。
【0026】つぎに、図2ないし図5を参照しながら前
記プロセスカートリッジ3の構造と組立手順とについて
説明する。上述したように、前記プロセスカートリッジ
3は、感光体ケース8と現像ケース9とを連結固定する
ことにより形成したケース10内に各種のプロセス部材
を収納したもので、感光体ケース8と現像ケース9と
は、前記ケース10の上部側に位置する支点又は支持部
である一対の支点ピン33により回動自在に連結され、
ケース10の下部側に位置するネジ34,35により固
定されている(図2参照)。前記支点ピン33は、前記
感光体ドラム11の回転中心と前記現像ローラ15の回
転中心とに平行な中心線を有して配置されている。した
がって、図3に示すように、感光体ケース8と現像ケー
ス9とは、支点ピン33を中心として互いに回動自在に
連結され、そのような回動動作をすることによって感光
体ドラム11と現像ローラ15とは平行に近接離反す
る。そして、前記感光体ドラム11の回転軸11aと前
記現像ローラ15の回転軸15aとの両端部の回転中心
位置には、感光体ケース8と現像ケース9とを連結固定
するときに感光体ドラム11と現像ローラ15との取付
位置を位置決めするための治具101を挿入するための
治具装着部としての穴11b,15bが形成されてい
る。ここで、治具101には、先端部に位置決め端10
2a,103aを備える二本のピン102,103が平
行に突出形成されている。ピン102の位置決め端10
2aとピン103の位置決め端103aとは、それらの
位置決め端102a,103aが感光体ドラム11の回
転軸11aの穴11bと現像ローラ15の回転軸15a
の穴15bとに挿入された場合に、感光体ドラム11と
現像ローラ15とが所望の間隔に位置付けられるような
寸法に形成されている。
【0027】感光体ケース8と現像ケース9とを連結固
定する場合には、まず、支点ピン33により感光体ケー
ス8と現像ケース9とを支点ピン33の周りに回動自在
に連結する(図3参照)。つぎに、回転軸11a,15
aの穴11b,15bに治具101のピン102,10
3を挿入する(図4参照)。これにより、感光体ドラム
11と現像ローラ15との回転中心を正しく位置決めす
ることができる。そして、両者をそのように正しく位置
決めした状態で、感光体ケース8と現像ケース9とを固
定するネジ34,35をドライバー104によって締付
けることによって感光体ケース8と現像ケース9とが固
定される(図5参照)。つまり、感光体ケース8と現像
ケース9とは、感光体ケース8に遊びをもって挿通する
ネジ34,35が現像ケース9に螺合して締着されるネ
ジ構造からなる固定手段によって固定される。
【0028】つぎに、感光体ドラム11及び現像ローラ
15と支点ピン33との位置関係を図6に基づいて説明
する。図6に示すように、感光体ケース8と現像ケース
9とを連結固定した状態では、感光体ドラム11と現像
ローラ15とが所定寸法の食い込み量(0.1±0.0
8mm)で圧接され、感光体ドラム11の一端に連結さ
れたギヤ(図示せず)と現像ローラ15の一端に連結さ
れたギヤ(図示せず)とが噛み合っている。前記支点ピ
ン33は、基準ピッチ線aに対する角度がギヤの圧力角
“θ”(例えば、θ=20゜)より大きくなる直線上に
支点ピン33が配置されている。
【0029】このような構成において、感光体ケース8
と現像ケース9とを連結固定する場合には、まず、感光
体ケース8と現像ケース9とを支点ピン33により回動
自在に連結し(図3参照)、ついで、感光体ドラム11
の回転軸11aに形成した穴11bと現像ローラ15の
回転軸15aに形成した穴15bとに治具101のピン
102,103を挿入することにより感光体ドラム11
と現像ローラ15との取付位置を位置決めし(図4参
照)、その状態でネジ34,35を締付けることにより
感光体ケース8と現像ケース9とを連結固定する(図5
参照)。
【0030】ここで、感光体ケース8と現像ケース9と
を連結固定するにあたって、支点ピン33により感光体
ケース8と現像ケース9とを回動自在に連結し、つい
で、治具101により感光体ドラム11と現像ローラ1
5とを位置決めしてネジ34,35を締付けるため、治
具101による感光体ドラム11と現像ローラ15との
位置決め、及び、感光体ケース8と現像ケース9との連
結固定を容易に行える。そして、この連結固定時に、治
具101によって感光体ドラム11と現像ローラ15と
を位置決めすることにより、感光体ドラム11と現像ロ
ーラ15との取付位置精度が高くなり、感光体ドラム1
1と現像ローラ15との食い込み量を最適な値に維持す
ることができる。さらに、感光体ドラム11と現像ロー
ラ15との位置決めを、感光体ドラム11の回転軸11
aに形成した穴11bと現像ローラ15の回転軸15a
に形成した穴15bとに治具101のピン102,10
3を挿入して行うため、治具101による感光体ドラム
11と現像ローラ15との位置決めを簡単な構造で容易
に行える。
【0031】つぎに、感光体ドラム11及び現像ローラ
15と支点ピン33との位置関係を図6において説明し
たように設定したので、感光体ドラム11と現像ローラ
15とが矢印方向へ回転するとき、ギヤ同士の噛み合い
部分では矢印bで示す方向に力が作用し、この力の分力
は現像ローラ15と感光体ドラム11とを圧接させる向
きに作用する。このため、感光体ドラム11と現像ロー
ラ15とが圧接状態で回転するとき、感光体ドラム11
と現像ローラ15との間には離反する方向の力は作用せ
ず、使用中に感光体ドラム11と現像ローラ15とが離
反して現像性能が低下するということが防止される。
【0032】
【発明の効果】請求項1又は2記載の発明のプロセスカ
ートリッジの製造方法によれば、少なくとも感光体ドラ
ムを収納した感光体ケースと少なくとも現像ローラを収
納した現像ケースとを連結するとき、感光体ドラムの回
転中心と現像ローラの回転中心とを治具により位置決め
することにより感光体ドラムと現像ローラとの取付位置
精度を高くすることができ、しかも、感光体ドラムと現
像ローラとを位置決めした後にネジ止めすることによ
り、ネジ止め後における感光体ケースと現像ケースとの
位置ズレを防止することができる。
【0033】請求項3又は4記載の発明のプロセスカー
トリッジの製造方法によれば、少なくとも感光体ドラム
を収納した感光体ケースと少なくとも現像ローラを収納
した現像ケースとを連結固定するとき、感光体ケースと
現像ケースとを感光体ドラムの回転中心と現像ローラの
回転中心とに平行な中心線を有する支点で回動自在に連
結し、ついで、感光体ドラムの回転中心と現像ローラの
回転中心とを治具により位置決めして感光体ケースと現
像ケースとをネジ止めしたので、感光体ケースと現像ケ
ースとを支点により回動自在に連結した後に治具を用い
た位置決めとネジ止めとを行うので、感光体ケースと現
像ケースとを連結固定する作業を容易に行うことがで
き、さらに、治具による位置決めを行うことにより感光
体ドラムと現像ローラとの取付位置精度を高くすること
ができ、しかも、感光体ケースと現像ケースとをネジ止
めすることによりネジ止め後における感光体ケースと現
像ケースとの位置ズレを防止することができる。
【0034】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載の発明のプロセスカートリッジ
の製造方法において、感光体ドラムの回転軸の回転中心
位置と現像ローラの回転軸の回転中心位置とに穴を形成
し、これらの穴に治具を挿入して位置決めするようにし
たので、治具による感光体ドラムと現像ローラとの位置
決め構造を簡単なものとすることができる。
【0035】請求項6、7、8又は9記載の発明のプロ
セスカートリッジによれば、感光体ケースと現像ケース
とは支点により回動自在に連結され、ネジによりネジ止
めされ(請求項6、請求項9)、あるいは固定手段によ
り固定される(請求項7)ため、感光体ケースと現像ケ
ースとが連結固定後に位置ズレすることを防止でき、ま
た、感光体ケースと現像ケースとを連結固定するとき、
感光体ドラムの回転軸の回転中心位置と現像ローラの回
転軸の回転中心位置とに形成した穴に位置決め用の治具
を挿入して位置決めされ(請求項6、請求項8)、ある
いは感光体ドラムの回転軸と現像ローラの回転軸とが治
具により位置決めされ(請求項7)ているため、感光体
ドラムと現像ローラとの取付位置精度を簡単な構造によ
り高くすることができる。
【0036】請求項10記載の発明によれば、請求項6
ないし9のいずれか一記載の発明のプロセスカートリッ
ジにおいて、感光体ドラムの一端に連結したギヤと現像
ローラの一端に連結したギヤとを噛み合わせてこれらの
感光体ドラムと現像ローラとを圧接状態で回転させると
き、噛み合った前記ギヤの間に前記感光体ドラムと前記
現像ローラとが押圧される向きに作用する力が発生する
位置に支点を設けたので、感光体ドラムと現像ローラと
が圧接状態で回転するとき、感光体ドラムのギヤと現像
ローラのギヤとの間には感光体ドラムと現像ローラとを
押圧させる向きの力が作用して感光体ドラムと現像ロー
ラとの間隔を一定に維持することができ、使用中に感光
体ドラムと現像ローラとの間隔が大きくなって現像不良
になることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態として、プロセスカート
リッジを使用する画像形成装置の内部構造を示す側面図
である。
【図2】プロセスカートリッジの側面図である。
【図3】感光体ケースと現像ケースとを支点ピンで連結
した状態を示す側面図である。
【図4】感光体ドラムと現像ローラとを治具で位置決め
する状態を示すプロセスカートリッジの一部の斜視図で
ある。
【図5】感光体ドラムと現像ローラとを治具で位置決め
した感光体ケースと現像ケースとをネジで固定する状態
を示すプロセスカートリッジの一部の斜視図である。
【図6】感光体ドラムと現像ローラと支点ピンとの位置
関係を示す側面図である。
【符号の説明】
8 感光体ケース 9 現像ケース 11 感光体ドラム 11a,15a 回転軸 11b,15b 治具装着部、穴 15 現像ローラ 33 支点、支持部 34,35 ネジ 101 治具

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ケース内に少なくとも感光体ドラ
    ムを収納し、現像ケース内に少なくとも現像ローラを収
    納し、前記感光体ドラムの回転中心と前記現像ローラの
    回転中心とを治具により位置決めして前記感光体ケース
    と前記現像ケースとをネジ止めしたことを特徴とするプ
    ロセスカートリッジの製造方法。
  2. 【請求項2】 感光体ケース内に回転自在に取り付けら
    れた感光体ドラムの回転中心と現像ケース内に回転自在
    に取り付けられた現像ローラの回転中心とを治具により
    位置決めし、 前記感光体ケースと前記現像ケースとをネジ止めする、
    プロセスカートリッジの製造方法。
  3. 【請求項3】 感光体ケースに少なくとも感光体ドラム
    を収納し、現像ケースに少なくとも現像ローラを収納
    し、前記感光体ケースと前記現像ケースとを前記感光体
    ドラムと前記現像ローラとの回転中心に平行な中心線を
    有する支点で回動自在に連結し、前記感光体ドラムの回
    転中心と前記現像ローラの回転中心とを治具により位置
    決めし、前記感光体ケースと前記現像ケースとをネジ止
    めしたことを特徴とするプロセスカートリッジの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 感光体ドラムが回転自在に取り付けられ
    た感光体ケースと現像ローラが回転自在に取り付けられ
    た現像ケースとを前記感光体ドラムと前記現像ローラと
    の回転中心に平行な中心線を有する支持部で回動自在に
    連結し、 前記感光体ドラムの回転中心と前記現像ローラの回転中
    心とを治具により位置決めし、 前記感光体ケースと前記現像ケースとをネジ止めする、
    プロセスカートリッジの製造方法。
  5. 【請求項5】 感光体ドラムの回転軸の一端回転中心位
    置と現像ローラの回転軸の一端回転中心位置とに形成さ
    れた穴に治具を挿入して前記感光体ドラムと前記現像ロ
    ーラとを位置決めする請求項1ないし4のいずれか一記
    載のプロセスカートリッジの製造方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも感光体ドラムを収納した感光
    体ケースと、少なくとも現像ローラを収納した現像ケー
    スと、前記感光体ドラムの回転中心と前記現像ローラの
    回転中心とに平行な中心線を有して前記感光体ケースと
    前記現像ケースとを回動自在に連結する支点と、前記感
    光体ドラムの回転軸の回転中心位置と前記現像ローラの
    回転軸の回転中心位置とに形成されて位置決め用の治具
    が挿入される穴と、前記感光体ケースと前記現像ケース
    とをネジ止めしたネジとを有することを特徴とするプロ
    セスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 感光体ドラムが回転自在に取り付けられ
    た感光体ケースと、 現像ローラが回転自在に取り付けられた現像ケースと、 前記感光体ドラムの回転中心と前記現像ローラの回転中
    心とに平行な中心線を有して前記感光体ケースと前記現
    像ケースとを回動自在に連結する支持部と、 前記感光体ドラムの回転軸と前記現像ドラムの回転軸と
    を位置決めする治具の取り付けを許容する治具装着部
    と、 前記感光体ケースと前記現像ケースとを固定する固定手
    段と、を備えるプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 治具装着部は、感光体ドラムの回転軸の
    一端回転中心位置と現像ローラの回転軸の一端回転中心
    位置とに形成されて位置決め用の治具が挿入される穴に
    より形成されている請求項7記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  9. 【請求項9】 固定手段は、感光体ケースと現像ケース
    とのいずれか一方に遊びをもって挿通するネジが前記感
    光体ケースと前記現像ケースとのいずれか他方に螺合し
    締着するネジ構造からなる請求項8記載のプロセスカー
    トリッジ。
  10. 【請求項10】 感光体ドラムの一端に連結したギヤと
    現像ローラの一端に連結したギヤとを噛み合わせてこれ
    らの感光体ドラムと現像ローラとを圧接状態で回転させ
    るとき、噛み合った前記ギヤの間に前記感光体ドラムと
    前記現像ローラとが押圧される向きに作用する力が発生
    する位置に支点を設けたことを特徴とする請求項6ない
    し9のいずれか一記載のプロセスカートリッジ。
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