JPH10333373A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10333373A
JPH10333373A JP9146310A JP14631097A JPH10333373A JP H10333373 A JPH10333373 A JP H10333373A JP 9146310 A JP9146310 A JP 9146310A JP 14631097 A JP14631097 A JP 14631097A JP H10333373 A JPH10333373 A JP H10333373A
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JP
Japan
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sheet
tray
paper
image
size
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9146310A
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English (en)
Inventor
Shuji Maruta
修二 丸田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPH10333373A publication Critical patent/JPH10333373A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 両面画像形成機能を有し、中間収納手段にシ
ートが残った状態から、新たに両面画像形成を開始する
場合においても、中間収納手段に残ったシートを排出す
ることなく両面画像形成を行うことができる。 【解決手段】 表面に画像形成された用紙を複写枚数
分、一旦収納する中間トレイ19から、用紙裏面にも画
像形成するために該用紙を搬送するとき、該トレイに一
番最後に搬入された用紙から搬送する。中間トレイ19
に収納される用紙の四隅を揃えるために、整合板193
を設けるとともに、トレイ底面191が水平方向に対し
て傾くように、トレイ19を配置する。トレイ19に用
紙が残っていることをセンサSE8が検出しているとき
に、新たに両面コピーを行う場合、操作パネル4から設
定される両面コピーすべき用紙のサイズが、センサSE
8、SE9により検出されるトレイ19内に残っている
用紙のサイズ以上のときは、両面コピーの実行が許可さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の電子写真方式の画像形成装置、特に、両面画像形成
(例えば、両面コピー)機能を有する画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の電子写真方式の画
像形成装置においては、シート(通常は、紙)の両面に
画像形成を行う機能を有するものが提案されている。例
えば、複写機において両面コピーを行う場合、表面(第
1面)については片面コピーを行うときと同様に、白紙
の用紙を収納する初給紙用トレイから給紙される用紙に
対して画像形成が行われる。片面コピーの場合には該用
紙はそのまま装置外に排出されるが、両面コピーの場合
には、この表面に画像形成が行われた用紙は、中間トレ
イに一旦収納され、そのあと該中間トレイから送りださ
れて該用紙の裏面(第2面)に画像形成がなされた後、
装置外に排出される。複数部の両面コピーを行うときに
は、中間トレイ内には該複数部の片面コピー済の用紙が
一旦収納され、そのあと中間トレイから順次これら用紙
が排出されてゆき、該用紙の裏面に順次画像形成がなさ
れる。
【0003】かかる中間トレイから排出され、トナー像
が転写される転写位置まで搬送される用紙の裏面にトナ
ー像が転写されて画像形成されるときに、用紙がトナー
像に対して傾くなどしていて用紙に転写されるトナー像
が傾くなどしないように、中間トレイに搬入される用紙
は、通常、整合板等によってその端部を押されるなどし
て四隅を揃えられ、用紙が転写位置にまで搬送されたと
きにトナー像と用紙が正対するようにされる。
【0004】ところが、両面コピーを実行中に何らかの
事情で、ユーザによるコピー停止キー等のコピー停止を
指示するキー入力があった場合や、初給紙トレイに紙が
無くなり、そのとき補給する用紙が近くに無い等の理由
によりユーザがその場を離れ、複写機が放置される等の
場合、中間トレイに用紙が残った状態で複写機が停止状
態になることがある。
【0005】このように中間トレイ内に用紙が残った状
態において、再び両面コピーを開始しようとする場合の
中間トレイに残った用紙の取り扱いについては種々提案
がなされている。例えば、特開平5−249775号公
報においては、中間トレイに用紙が残っている場合に新
たに両面コピーモードが設定されたとき、中間トレイに
残っていた用紙を、画像形成されていない裏面(第2
面)に画像形成しないまま強制的に装置外に排出するこ
とが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−249775号公報の教える方法では、中間トレイ
内に用紙が残った状態から新たに両面コピーを行う場
合、中間トレイ内に残った用紙が全て装置外に排出され
るのを待ってから、両面コピーを行わなければならず、
それだけ使い勝手が悪い。
【0007】また、中間トレイに用紙が残った状態から
新たに両面コピーを行う場合、裏面への画像形成のため
に中間トレイから排出される用紙を、該トレイ内に一番
最後に搬入された用紙から排出するようにすれば、中間
トレイ内に用紙が残っていようとも、中間トレイ内の残
っている用紙を排出することなく、新たに所望の両面コ
ピーを行うことができるが、このようにしても、中間ト
レイ内に残っていた用紙のサイズが新たに搬入されてく
る用紙のサイズより大きい場合には、既述のように中間
トレイ内に新たに搬入される用紙の四隅を揃えようとし
ても、残っている用紙が邪魔になったり、残っている用
紙が折れ曲がったりするので、揃えることができない。
【0008】以上の説明では複写機を例にとって説明し
てきたが、複写機以外のプリンタ等の画像形成装置にお
いても同様の問題がある。そこで本発明は、両面画像形
成機能を有し、シートの両面に画像形成(例えば、両面
コピー)するために片面に画像形成されたシートを一旦
収納するための中間トレイ等の中間収納手段を有する画
像形成装置であって、該中間収納手段にシートが残った
状態から、新たに両面画像形成を開始する場合において
も、中間収納手段に残ったシートを排出することなく両
面画像形成を行うことができるとともに、シートの両面
に画像形成される画像が傾くなどしていない良好な画像
を形成することができる画像形成装置を提供することを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、原稿画像情報に基づきシート上に画像形成
する画像形成装置であり、搬送されてくるシート上に原
稿画像情報に基づく画像を形成することができる画像形
成手段と、該画像形成手段により一方の面に画像形成さ
れたシートを一旦収納することができる中間収納手段
と、該中間収納手段に収納されているシートを前記画像
形成手段に搬送することができる搬送手段とを備える画
像形成装置であって、前記中間収納手段におけるシート
の有無を検出するシート有無検出手段と、前記中間収納
手段におけるシートのサイズを検出するシートサイズ検
出手段と、両面画像形成するべきシートのサイズを設定
する設定手段と、前記シート有無検出手段の検出する前
記中間収納手段におけるシートの有無、前記シートサイ
ズ検出手段の検出する該中間収納手段におけるシートの
サイズ及び前記設定手段により設定されるシートサイズ
に基づいて、両面画像形成を許可するか否かを決定する
制御手段とを備え、前記制御手段は、前記シート有無検
出手段が前記中間収納手段にシートが有ると検出してい
る場合において、前記設定手段により設定されたシート
のサイズが、前記シートサイズ検出手段により検出され
る該中間収納手段におけるシートのサイズ以上であると
きには、両面画像形成を許可することを特徴とする画像
形成装置を提供する。
【0010】画像形成装置の例として、デジタル複写
機、アナログ複写機、プリンタ、これらの複合機等を挙
げることができる。本発明の画像形成装置によると、中
間収納手段にシートが無い状態から両面画像形成する場
合には、前記画像形成手段により一方の面(第1面)に
画像形成されたシートは、両面画像形成する枚数分、一
旦中間収納手段に収納される。なお、これらシートは、
前記設定手段により、両面画像形成するべきシートのサ
イズとしてユーザにより設定されたサイズのものであ
る。そして、中間収納手段から収納されているシートを
順次前記搬送手段により画像形成手段へ再度搬送して、
他方の面(第2面)に画像形成することで、シートの両
面に画像が形成される。両面に画像形成されたシート
は、装置外の例えば、排出トレイ上などに排出される。
両面画像形成後、通常は中間収納手段にはシートは残ら
ない。
【0011】何らかの原因で中間収納手段にシートが残
っていて、前記シート有無検出手段により中間収納手段
にシートが有ることが検出されている状態で、新たに両
面画像形成を開始しようとする場合であって、設定され
たシートサイズが、中間収納手段に残っているシートの
サイズ以上であるときには、適当なシート整合手段によ
り新たに中間収納手段に搬入されるシートを揃えること
ができるので、前記制御手段により両面画像形成が許可
されて、上記のようにしてシートの両面に画像が形成さ
れる。このときには、新たに中間収納手段に収納される
シートは、シート整合手段によりその四隅を揃えること
ができるため、搬送手段により中間収納手段から画像形
成手段へ搬送されるシート上に画像が傾くなどせず、良
好な画像を形成することができる。上記以外のとき、す
なわち、前記シート有無検出手段により中間収納手段に
シートが有ることが検出されている状態で、新たに両面
画像形成を開始しようとする場合において、設定された
シートサイズが、中間収納手段に残っているシートのサ
イズより小さいときには、新たに搬入されるシートをシ
ート整合手段により揃えることができないため、シート
が搬送手段により画像形成手段へ搬送されて該シート上
に画像形成すると、形成される画像がシート上で傾いた
り、或いはシート詰まりが発生する恐れがあるので、前
記制御手段は、新たな両面画像形成を許可せず、両面画
像形成は行われない。
【0012】これらは、前記中間収納手段に搬入される
同じサイズのシートの四隅を揃えることができるシート
整合手段を設け、前記搬送手段として、該中間収納手段
から、一番最後に搬入されたシートから順に排出するも
のを採用することによって、達成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態である
アナログ複写機の概略図である。この複写機は、シート
の両面に原稿画像を複写する両面コピー機能を備えるも
のである。この複写機は、原稿台ガラスGL上に載置さ
れる原稿の画像を走査する走査光学系S1、走査光学系
S1により読み取られた原稿画像に基づき電子写真方式
によりシート上にトナー像を形成するための感光体ドラ
ムPC及びその周囲に配置される機器、シート上に形成
されたトナー像を定着させるための定着装置17、シー
トを収納するためのシートトレイ18a、18b、及び
上記両面コピーを行うために中間トレイ19を備えてい
る。複写機の上部には、ユーザによるコピーのスタート
指示等を行うための操作パネル4が設けられている。ま
た、原稿台ガラスGLの上部には、開閉可能に組付けら
れたカバー3が配置されている。なお、カバー3に代え
てカバーの役割も兼ねる自動原稿送り装置(ADF)を
開閉可能に組付けてもよい。
【0014】走査光学系S1は、感光体ドラムPCに画
像露光する露光装置を兼ねており、原稿台ガラスGL上
に載置される原稿に光照射する照明ランプ10、原稿か
らの反射光をレンズLNに導く反射ミラーM1、M2、
M3、該レンズLN、並びにレンズLNを通過した画像
光を感光体ドラムPCに導く反射ミラーM4を有してい
る。照明ランプ10及び反射ミラーM1はキャリッジC
1に支持されており、反射ミラーM2、M3はキャリッ
ジC2に支持されている。
【0015】感光体ドラムPCの周囲には帯電器11、
現像器12、転写チャージャ13、分離チャージャ1
4、クリーナ15及びイレーサ16が順次配置されてい
る。シートトレイ18a及び18bは、複写機下部に配
置されており、これらシートトレイ内には、本例では、
その両面に画像形成がなされていない用紙(白紙)が複
数枚収納されている。なお、本例では、上段のシートト
レイ18aにはA4サイズの用紙が横向きに収納され、
下段のシートトレイ18bにはA3サイズの用紙が横向
きに収納されている。
【0016】これらシートトレイから感光体ドラムPC
と転写チャージャ13とが対向する転写位置との間に
は、シート搬送のための搬送路として搬送路201、2
02及び21が順に設けられている。なお、これら搬送
路中には、シート搬送のためのローラ群が設けられてい
る。後述する搬送路中にも同様にシート搬送のためのロ
ーラ群が設けられている。上段シートトレイ18aに収
納されている用紙は、給紙ローラ群181aによって搬
送路202に送り出すことができ、搬送路21を介して
転写位置まで搬送することができる。同様に、下段シー
トトレイ18bに収納されている用紙は、給紙ローラ群
181bによって搬送路201に送り出すことができ、
搬送路202及び21を介して転写位置まで搬送するこ
とができる。
【0017】シートトレイ18a、18bの各給紙口近
傍には、それぞれセンサSE1、SE2が配置されてお
り、各センサにより給紙口から搬送路201又は202
へ搬送されるシートを検出することができる。また、搬
送路201の搬送路21との合流位置の直前には、セン
サSE3が配置されており、該位置を通過するシートを
検出することができる。これら各センサの検出信号は、
後述するコンピュータCPに入力される(図4参照)。
【0018】感光体ドラムPCと分離チャージャ14と
が対向する分離位置と、定着装置17との間には、この
間のシート搬送のためにシート搬送ベルト22が配置さ
れている。定着装置17のシート搬送方向下流側には、
搬送路23及び24が設けられており、これら両搬送路
の分岐点には、搬送方向切り替え爪26が配置されてい
る。切り替え爪26は、ソレノイドSOL1によりその
向きを図1において上向き(図1において、実線で示
す。)、或いは下向き(図1において、点線で示す。)
にすることができ、この爪22の揺動によって、シート
をいずれかの搬送路(搬送路23又は搬送路24)に振
り分けることができる。搬送路23の先には排出トレイ
27が配置され、搬送路24の先には中間トレイ19が
配置されている。排出トレイ27の下部には、センサS
E4が配置されており、排出トレイ27上のシートの有
無を検出することができる。また、搬送路24の中間ト
レイ19直前位置近傍には、センサSE5が配置されて
おり、搬送路24を通過して中間トレイ19内に搬入さ
れるシートを検出することができる。これらセンサSE
4、5の検出信号は、コンピュータCPに入力される。
【0019】図2(A)に中間トレイ19の平面図を、
図2(B)に中間トレイ19の断面図を示す。中間トレ
イ19は、上側が開口した箱状のものであり、該開口部
からトレイ19内にシートが搬入される。中間トレイ1
9の底面191の下方には、レール192が配置されて
おり、レール192には底面191に対してほぼ垂直に
立つ整合板193が、その一部を孔194から突出させ
て嵌合している。整合板193は、図示しない駆動手段
によりレール192に沿って往復移動させることがで
き、かかる移動(図2(A)において上下方向の移動)
によって、トレイ19内に搬入されて積層収納される同
一サイズの複数のシートSを、その搬入方向に垂直な方
向の端部(図2(A)において上下方向の端部)におい
て揃えることができる。中間トレイ19は複写機内で
は、図1に示すように底面191が水平方向に対して傾
くように配置され、かかる傾きによりトレイ19内に搬
入され積層収納されるシートSを、その搬入方向の端部
(図2(A)において左右方向の端部)において揃える
ことができる。これらにより、トレイ19内に積層収納
される同一サイズのシートSは、その四隅を揃えて整合
することができる。なお、本例ではシートが1枚トレイ
19内に搬入されるたびに、整合板193が駆動されて
端部が揃えられる。このように、中間トレイ19内に搬
入されてくるシートの四隅を揃えるのは、両面コピーの
ために第2面(裏面)に画像形成するにあたり、後述す
るように中間トレイ19内に収納されているシートを転
写位置まで搬送するとき、中間トレイ19内で斜めに傾
くなどしているシートを転写位置まで搬送すると、該シ
ート上に形成される画像がシート上で傾くなどしたもの
となってしまったり、また、シート詰まりが生じやすく
なるので、かかる不具合を防止するためである。また、
中間トレイ19の底面191部分には、軸1951を中
心に揺動可能に支持された押し上げ板195が設けられ
ている。押し上げ板195は、図示を省略したモータを
含む駆動手段によって揺動させることができる。中間ト
レイ19内にシートを搬入するときには、押し上げ板1
95は底面191と面一となるように配置される。中間
トレイ19内に収納されたシートを該トレイから搬出す
るときには、該トレイ19の上部に配置されている給紙
ローラ群28(厳密には、このローラ群28の中の一つ
のローラ)にシートを接触させるために、シートを上昇
させるように押し上げ板195は揺動される。
【0020】中間トレイ19の下部には、中間トレイ1
9に収納される用紙サイズ(本例では、A4又はA3)
を検出するためにセンサSE8及びセンサSE9が配置
されている。センサSE8は、中間トレイ19内にA4
の用紙又はA3の用紙のいずれかが収納されていると、
中間トレイ19内に用紙が有ることを検出できる位置に
配置されており、センサSE9は、中間トレイ19内に
A3の用紙が収納されていないと、中間トレイ19内に
用紙が有ることを検出できない位置に配置されている。
これにより、センサSE9が中間トレイ19内に用紙が
有ることを検出しているときには(このときには、セン
サSE8も用紙有りを検出している)、中間トレイ19
内にはA3の用紙が収納されていることがわかり、セン
サSE9が用紙無しを検出していて、且つ、センサSE
8が用紙有りを検出しているときには、中間トレイ19
内にA4の用紙が収納されていることがわかる。なお、
センサSE8の検出情報は、中間トレイ19内に用紙が
有るか否かを検出するためにも利用される。これらセン
サSE8及びSE9の検出信号は、コンピュータCPに
入力される。
【0021】上記のように中間トレイ19は、上方側か
らシートを受け入れるものであり、中間トレイ19に一
旦積層収納されたシートは、給紙ローラ群28や押し上
げ板195等により再上層のシートから順に、搬送路2
1に通じる搬送路25に送り出すことができる。すなわ
ち、トレイ19内に収納されているシートは、一番最後
に中間トレイ19に搬入されたシートから順に送り出さ
れる。中間トレイ19の給紙口直後の搬送路25の近傍
にはセンサSE6が配置されており、中間トレイ19か
ら排出され、搬送路25内を通過するシートを検出する
ことができる。また、搬送路25と搬送路21との合流
位置の直前にはセンサSE7が配置されており、該位置
を通過するシートを検出することができる。センサSE
6、SE7の検出信号は、コンピュータCPに入力され
る。
【0022】図3に操作パネル4の平面図を示す。操作
パネル4には、コピースタートを指令するためのスター
トキー41、コピー枚数等の数値の入力(置数)を行う
ためのテンキー42、入力した数値をクリアするための
クリアキー46、コピー停止を指令するためのストップ
キー47、コピーモード(本例では、片面コピーモード
又は両面コピーモード)を選択して設定するためのコピ
ーモード設定キー43、給紙口(換言すれば、シートト
レイ18a、18b)を選択するための給紙口設定キー
44、各種メッセージやコピー設定部数等を表示するた
めの表示パネル45が設けられている。表示パネル45
内には、中間トレイ19内に用紙が残留していることを
点灯して示すためのDUP警告表示ランプ451が設け
られている。
【0023】また、設定されたコピーモードが片面コピ
ーモードであるか、両面コピーモードであるかを点灯し
て表示するコピーモード表示LED43a、43bや、
設定された給紙口が上段シートトレイ18a、下段シー
トトレイ18bのいずれのものであるかを点灯して表示
する選択給紙口表示LED44a、44bや、選択され
た用紙サイズがA4横(A4Y)であるか、A3である
かを点灯して表示する選択用紙サイズ表示LED44
c、44dも設けられている。なお、転写位置にてトナ
ー像が転写されるシートは、選択されているトレイ(本
例では、上段シートトレイ18a、下段シートトレイ1
8b又は中間トレイ19)から搬送されてくるものであ
り、前記給紙口設定キー44は、片面コピーをすると
き、及び両面コピーをする場合における第1面(表面)
のコピーをするときの、トナー像を転写するべきシート
が収納されているトレイ(本例では、白紙の用紙が収納
されている上段シートトレイ18a又は下段シートトレ
イ18b)の給紙口を設定するものである。選択給紙口
表示LED44a、44bや選択用紙サイズ表示LED
44c、44dは、給紙口設定キー44により選択され
た給紙口や用紙サイズを点灯表示するものである。
【0024】以上説明した走査光学系S1、感光体ドラ
ムPC、感光体ドラムPCの周辺機器、定着装置17、
操作パネル4、センサSE1〜SE9、シート搬送のた
めのローラ群等はいずれも図4に示すように、コンピュ
ータCPに接続されている。コンピュータCPは、各機
器の制御用のプログラム等を記憶している読み出し専用
メモリ(図示せず)やランダムアクセスメモリ(図示せ
ず)を含んでいる。
【0025】コンピュータCPの制御のもとに複写機の
各機器が、操作パネル4のキー入力により設定されるコ
ピー枚数(置数)、コピーモード(片面コピーモード又
は両面コピーモード)や、センサSE1〜SE9の入力
情報等に基づいて次のように運転されることで片面コピ
ーや両面コピーが行われる。片面コピーについては、コ
ピーされる原稿は、ユーザによりカバー3を開けた状態
で、原稿台ガラスGLの所定の位置に載置される。スタ
ートキー41が押されると、走査光学系S1による画像
読み取りが開始される。
【0026】走査光学系S1による画像読み取り時、キ
ャリッジC1に搭載された照明ランプ10は点灯され、
キャリッジC1は副走査方向Xに駆動される。このと
き、キャリッジC1は所定の速度で駆動され、また、キ
ャリッジC2も同方向にキャリッジC1の1/2の速度
で駆動される。原稿からの反射画像光は、反射ミラーM
1、M2、M3を介して結像レンズLNに順次導かれ
る。結像レンズLNを通過した光は、反射ミラーM4に
より感光体ドラムPCの露光位置へと導かれる。
【0027】このとき、感光体ドラムPCは所定の速度
で図1中反時計回りに回転駆動されており、その表面は
帯電チャージャ11により一様に帯電されている。帯電
された感光体ドラムPCには、露光位置において、前記
反射ミラーM4により導かれた原稿画像の結像光により
静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器12によ
り現像されてトナー像となり、該トナー像は転写チャー
ジャ13により複写用紙上に転写される。
【0028】この用紙は、操作パネル4の給紙口設定キ
ー44により選択されたシートトレイ(上段シートトレ
イ18a、下段シートトレイ18bのいずれか)に収納
されていたものが、搬送路21を経て転写位置まで搬送
されるものである。トナー像が転写された用紙は、分離
チャージャ14により感光体ドラムPCから分離され
て、シート搬送ベルト22により定着装置17へ搬送さ
れる。定着装置17においては、所定の定着温度にまで
加熱された加熱ローラ171とこれに押圧される加圧ロ
ーラ172との間を、トナー像を保持した用紙が挟持さ
れつつ通過して、その間に加熱、加圧下にトナー像が用
紙に定着される。トナー像が定着された用紙は、図1に
おいて下向き(点線位置)にされた切り替え爪26によ
り搬送路23に導かれ、排出トレイ27上に排出され
る。以上の動作を設定されたコピー枚数(置数)分繰り
返すことにより片面コピーは終了する。
【0029】両面コピーの場合は、上記の片面コピーの
場合と同様の手順により、給紙口設定キー44により選
択されたシートトレイ(上段シートトレイ18a又は下
段シートトレイ18b)に収納されていた用紙の第1面
(表面)にトナー像を転写して定着し、片面コピーがな
された用紙を排出トレイ27に排出せずに、図1におい
て上向き(実線位置)にされた切り替え爪26により搬
送路24に導き、この用紙を中間トレイ19内に一旦搬
入する。この用紙片面への画像形成は、設定されたコピ
ー枚数(置数)分繰り返され、中間トレイ19内には設
定コピー枚数(置数)分の片面コピーされた用紙を一旦
積層収納する。なお、本例では中間トレイ19内に用紙
が1枚搬入されるごとに、前記整合板193等により用
紙の四隅が揃えられる。
【0030】そして、第2の原稿について同様にして画
像読み取り及び画像複写がなされるが、このとき転写位
置に供給される用紙は、中間トレイ19に一旦収納され
ている片面コピー済の用紙であり、給紙ローラ群28等
により搬送路25を経て搬送路21に送り出されるもの
である。なお、用紙第1面(表面)への画像形成が設定
枚数分終了したときに、選択給紙口は中間トレイ19の
給紙口に切り換えられている。この用紙は、搬送路25
により搬送路21に送り込まれたときには第1面に画像
形成されたときとは表裏反対にされるため、転写位置に
おいてはすでに画像形成されている面とは反対の面(裏
面)にトナー像が転写される。そして、上記と同様にし
て定着装置17によりトナー像が定着され、この場合は
下向きにされた切り替え爪26により搬送路23に導か
れ、排出トレイ27上に排出される。このような動作を
中間トレイ19内に一旦収納されている用紙がなくなる
まで行って、両面コピーは終了する。
【0031】両面コピーの場合、通常は、以上説明した
ように中間トレイ19内には用紙が残ることはないが、
両面コピー実行中に操作パネル4のストップキー47が
押されるなどして両面コピーが中断され、中間トレイ1
9内に用紙が残った状態で複写機が停止することもあ
る。以下、中間トレイ19内に用紙が残ったときの該用
紙の取り扱いに関する複写機の動作をコンピュータCP
の行う処理内容を示す図5〜図10に示すフローチャー
トを参照して説明する。図5はメインルーチンを示すフ
ローチャートである。
【0032】複写機の電源スイッチが押されて電源が投
入されると、コンピュータCPの初期設定が行われる
(図5のステップS1)。初期設定が終了すると、コン
ピュータCPが備えるタイマを所定の時間にセットし、
スタートさせ(S2)、以降の処理(S4〜S9)を該
セットした時間間隔で繰り返し行う。まず、コピー中で
あるかが判断される(S3)。コピー中でないときは
(S3:NO)、コピーモードキー処理(S4)及び給
紙口切換処理(S5)を行った後、中間トレイ給紙ルー
チン(S6)、自動排出ルーチン(S7)、複写条件処
理(S8)及びその他の処理(S9)を行い、ステップ
S2においてセットしたタイマの終了を待って(S1
0)、1ルーチンを終了し、再びステップS2に戻る。
【0033】また、コピー中のときは(S3:YE
S)、上記ステップS6〜S9の処理を行い、タイマの
終了を待って(S10)、1ルーチンを終了し、再びス
テップS2に戻る。以下、図5に示すメインルーチンの
サブルーチンであるコピーモードキー処理(S4)、給
紙口切換処理(S5)、中間トレイ給紙ルーチン(S
6)、自動排出ルーチン(S7)、複写条件処理(S
8)及びその他の処理(S9)についてさらに詳しく説
明する。 (a)コピーモードキー処理 コピーモードキー処理を示すフローチャートを図6に示
す。コピーモードキー処理においては、操作パネル4の
コピーモード設定キー43が押されたときに、コピーモ
ード(片面コピーモード又は両面コピーモード)の切り
替えを行う。
【0034】すなわち、コピーモード設定キー43が押
され、キー43のオンエッジ(オフ状態からオン状態に
変化するときの状態変化、以下同じ。)が検出されると
(S41:YES)、現在のコピーモードが何であるか
が判断される(S42)。片面コピーモードが設定され
ていて片面コピーモード表示LED43aが点灯してい
るときには(S42:YES)、コピーモードは両面コ
ピーモードに変更され、両面コピーモード表示LED4
3bを点灯させ(S43)、片面コピーモード表示LE
D43aを消灯させる(S44)。
【0035】また、両面コピーモードが設定されていて
片面コピーモード表示LED43aが消灯しているとき
には(S42:NO)、コピーモードは片面コピーモー
ドに変更され、片面コピーモード表示LED43aを点
灯させ(S45)、両面コピーモード表示LED43b
を消灯させる(S46)。このようにコピーモードキー
処理においては、コピーモード設定キー43が押される
たびに、コピーモードはキーが押されたときに設定され
ている片面コピーモード(又は両面コピーモード)を両
面コピーモード(又は片面コピーモード)へと切り替え
る。 (b)給紙口切換処理 次に、給紙口切換処理(図5のステップS5)を図7を
参照して説明する。給紙口切換処理においては、操作パ
ネル4の給紙口設定キー44が押されたときに、転写位
置に給紙する初給紙のための用紙の給紙口を、上段シー
トトレイ18aの給紙口又は下段シートトレイ18bの
給紙口に切り換える。
【0036】すなわち、給紙口設定キー44が押され、
キー44のオンエッジが検出されると(S51:YE
S)、現在の給紙口が何であるかが判断される(S5
2)。A4横の用紙が設定されていて上段シートトレイ
選択表示LED44aが点灯しているときには(S5
2:YES)、給紙口は下段シートトレイ18b(A3
の用紙が収納されている)のものに変更され、上段シー
トトレイ選択表示LED44aを消灯させるとともに、
下段シートトレイ選択表示LED44bを点灯させる
(S53)。また、A4横用紙選択表示LED44cを
消灯させるとともに、A3用紙選択表示LED44dを
点灯させる(S54)。
【0037】A3の用紙が設定されていて上段シートト
レイ選択表示LED44aが消灯しているときには(S
52:NO)、給紙口は上段シートトレイ18a(A4
横の用紙が収納されている)のものに変更され、上段シ
ートトレイ選択表示LED44aを点灯させるととも
に、下段シートトレイ選択表示LED44bを消灯させ
る(S55)。また、A4横用紙選択表示LED44c
を点灯させるとともに、A3用紙選択表示LED44d
を消灯させる(S56)。
【0038】このように給紙口切換処理においては、給
紙口設定キー44が押されるたびに、給紙口が上段シー
トトレイ→下段シートトレイ→上段シートトレイ→・・
・という様に切り換えられる。 (c)中間トレイ給紙ルーチン 次に、中間トレイ給紙ルーチン(図5のステップS6)
について図8を参照して説明する。
【0039】両面コピー中で、設定部数分の第1面(表
面)へのコピーが終了しており、給紙口が中間トレイ1
9のものなっており(S61:YES)、中間トレイ1
9からの用紙排出を検出するセンサSE6のオフエッジ
(オン状態からオフ状態に変化するときの変化状態)を
検出し(S62:YES)、中間トレイ19内に用紙が
有り、該トレイ19内の用紙の有無を検出するセンサS
E8がオンしており(S63:YES)、選択されてい
る用紙がA3で、A4横用紙選択表示LED44cが点
灯しておらず(S64:YES)、中間トレイ19内に
存在する用紙がA3で、中間トレイ19内の用紙サイズ
を検出するセンサSE9がオンしている(S65:YE
S)場合には、次の用紙の供給は中間トレイ19から行
う(S66)。
【0040】ステップS63において、中間トレイ19
内に用紙がない場合には(S63:NO)、元の給紙口
(上段シートトレイ18a又は下段シートトレイ18b
の給紙口)に、給紙口を切り換える(S67)。そし
て、中間トレイ19からの用紙排出を検出するセンサS
E6が、最後の用紙排出を検出した時点から所定時間経
過後に、用紙を排出トレイ27に排出するために駆動し
ていた用紙搬送用のローラ群の回転駆動を停止して、コ
ピーを終了する。かかる所定時間は、センサSE6が用
紙を検出してから、排出トレイ27へ用紙が排出される
のに要する時間に、若干の余分の時間を加えたものであ
る。
【0041】ステップS64において、選択されている
用紙がA4横の場合には(S64:NO)、次の用紙は
中間トレイ19から給紙する(S66)。中間トレイ1
9からA3用紙を給紙中に(S64:YES)、中間ト
レイ19内にある用紙がA4横のときは(S65:N
O)、給紙口を元の給紙口に切り換える(S67)。そ
して、上記と同様に、センサSE6が中間トレイ19か
ら排出される最後の用紙の排出を検出した時点から、所
定の時間経過後にコピーを終了する。
【0042】このように、中間トレイ給紙ルーチンにお
いては、中間トレイ19から給紙中に、予定分の用紙の
給紙が終了すれば、元の給紙口に戻す処理が行われる。
通常は、中間トレイ19内の用紙が無くなるまで中間ト
レイ19から給紙され続けるが、中間トレイ19からの
給紙動作中に、中間トレイ19内の用紙サイズの変化を
検出すると、給紙口を元の給紙口に戻す処理が行われ
る。そして、上記と同様に、センサSE6が中間トレイ
19から排出される最後の用紙の排出を検出した時点か
ら、所定の時間経過後にコピーを終了する。 (d)自動排出ルーチン 次に、自動排出ルーチン(図5のステップS7)につい
て図9を参照して説明する。
【0043】排出トレイ27上に排出され、積載してい
た用紙が取り除かれて、排出トレイ27上の用紙の有無
を検出するセンサSE4のオフエッジが検出されると
(S71:YES)、コピー動作中でなく(S72:Y
ES)、中間トレイ19内に用紙が有り、センサSE8
がオンしている(S73:YES)場合には、中間トレ
イ19内にある用紙を画像形成されていない裏面に画像
形成しないまま、排出トレイ27上に強制排出する(S
74)。
【0044】すなわち、自動排出ルーチンにおいては、
コピー終了後に、ユーザが排出トレイ27から用紙をす
べて取り除いた時に、中間トレイ19内に用紙が残って
いるときには、該中間トレイ19内の用紙が排出され
る。 (e)複写条件処理 次に、複写条件処理(図5のステップS8)について図
10を参照して説明する。
【0045】両面コピーモードが選択されていて、LE
D43bが点灯しており(S81:YES)、A4横の
用紙が選択されていて、LED44cが点灯している
(S82:YES)場合、中間トレイ19にA3の用紙
が残っていて、センサSE9がオンしている状態であれ
ば(S83:YES)、A4横の用紙を中間トレイ19
に挿入しても用紙サイズを揃えることができないので、
すなわち、A3の用紙が残っている中間トレイ19内に
A4の用紙を搬入し、整合板193にてA4の用紙を揃
えようとしても、A3の用紙がA4の用紙より大きいた
め整合板193はA3の用紙にあたってA4の用紙を揃
えることができないので、コピーを禁止状態として、コ
ピー可能状態表示LED41aを消灯する(S84)。
【0046】また、両面コピーモードが選択されてい
て、A3の用紙が選択されている場合(S81:YE
S、S82:NO)、中間トレイ19内にA3の用紙、
或いはA4の用紙が残っていても、両面コピーのために
新たに中間トレイ19内に搬入されるA3の用紙は揃え
ることができるため、その他のコピー条件を満たしてい
るか否かによって、コピーは許可又は禁止される。同様
に、両面コピーモードで、A4横の用紙が選択されてい
て、中間トレイ19内にはA3の用紙が無い場合(S8
1:YES、S82:YES、S83:NO)には、両
面コピーのために新たに中間トレイ19内に搬入される
A4の用紙は揃えることができるため、その他のコピー
条件を満たしているか否かによって、コピーは許可又は
禁止される。片面コピーモードが選択されている場合
(S81:NO)には、中間トレイ19内の用紙の有無
にかかわらず、ユーザ所望の片面コピーを行えるため、
その他のコピー条件を満たしているかによって、コピー
は許可又は禁止される。コピーが許可されるときにはL
ED41aが点灯される(S86)。
【0047】このように、複写条件処理においては、両
面コピーが行われる場合、中間トレイ19内に用紙が残
っているときには、ユーザが選択した用紙サイズと、中
間トレイ19内にある用紙サイズとを比較判断して、選
択したサイズの用紙を中間トレイ19内に搬入した場合
に、該用紙を揃えられ、且つ、その他のコピー条件を満
たしているるときにはコピーが許可され、揃えられない
ときにはコピーは禁止される。また、両面コピーが行わ
れる場合、通常は、中間トレイ19内には用紙が残って
おらず、このときには、その他のコピー条件を満たして
いるか否かによって、コピーが許可又は禁止される。片
面コピーが行われる場合には、中間トレイ19内に用紙
が残っていても、ユーザ所望のコピーを行うことができ
るので、その他のコピー条件を満たしているか否かによ
って、コピーが許可又は禁止される。 (f)その他の処理 その他の処理(図5のステップS9)は、上記以外の処
理を、一括して示すステップである。例えば、コピー動
作のシーケンス制御がなされる。
【0048】以上説明したように、本発明の複写機にお
いては、中間トレイ19内に用紙が残った状態から新た
に両面コピーを行う場合において、新たに両面コピーを
行うために設定された用紙サイズが、中間トレイ19内
に残っている用紙のサイズ以上のときには、新たな両面
コピーを行うために中間トレイ19内に搬入される用紙
を揃えることができるため、また、中間トレイ19から
排出される用紙を該トレイ内に一番最後に搬入された用
紙からとしたため、中間トレイ19内に用紙が無い状態
(通常の状態)から両面コピーを行うときと同様に両面
コピーを行うことができるとともに、第2面に形成され
る画像も傾きのない良好なものとすることができる。す
なわち、上記のようなときには、新たに両面コピーを行
うユーザは、中間トレイ19内に用紙が残っているかを
気にすることなく両面コピーを行うことができる。
【0049】そして、該ユーザは、通常の状態と同様に
両面コピーを行い、所望の画像が両面に形成された用紙
のみを排出トレイ27上から得ることができる。中間ト
レイ19内に残った用紙は、排出トレイ27上の両面コ
ピー済の用紙が取り去られた時点から、排出トレイ27
上に排出される。したがって、従来のように中間トレイ
19内に用紙が残った状態から、新たに両面コピーを行
う場合に、中間トレイ19内の残った用紙をすべて排出
してから新たに両面コピーされた用紙が排出されるとき
に比べて、新たに両面コピーを行うユーザは、中間トレ
イ19内の用紙が排出される時間分だけ早く所望の両面
コピー済の用紙を得ることができるとともに、排出トレ
イ上に排出される必要な用紙(所望の両面コピーがなさ
れた用紙)と不必要な用紙(中間トレイ19内に残って
いた用紙)とを仕分ける作業をする必要もなく、それだ
け使い勝手が良い。
【0050】なお、上記排出トレイ27上の両面コピー
済の用紙が取り去られた後に、中間トレイ19から排出
トレイ27上に排出された用紙は、また新たにコピーを
開始する前に取り去ることで、新たにコピーされた用紙
と混ざることもなく、仕分け作業をする必要もない。ま
た、中間トレイ19内に用紙が残っている状態から新た
に両面コピーを行う場合において、中間トレイ19内に
残っている用紙と、新たに両面コピーを行うために設定
される用紙サイズとが異なるときには、第2面(裏面)
の画像形成のために中間トレイ19から転写位置への用
紙の搬送は、用紙のサイズが変化するまでしか行われな
いため、新たに両面コピーを行うときに中間トレイ19
内に残っていた用紙は、新たな両面コピーにおける第2
面への画像形成には供されず、ユーザは所望の画像が両
面に形成された用紙だけを得ることができる。
【0051】なお、以上の説明ではアナログ複写機を例
にとって説明してきたが、本発明はアナログ複写機以外
のデジタル複写機やプリンタ等の画像形成装置にも適用
できる。
【0052】
【発明の効果】本発明によると、両面画像形成機能を有
し、シートの両面に画像形成(例えば、両面コピー)す
るために片面に画像形成されたシートを一旦収納するた
めの中間トレイ等の中間収納手段を有する画像形成装置
であって、該中間収納手段にシートが残った状態から、
新たに両面画像形成を開始する場合においても、中間収
納手段に残ったシートを排出することなく両面画像形成
を行うことができるとともに、シートの両面に画像形成
される画像が傾くなどしていない良好な画像を形成する
ことができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアナログ複写機の概略構成図であ
る。
【図2】図(A)は中間トレイの平面図、図(B)は中
間トレイの断面図である。
【図3】図1に示す複写機に設けられた操作パネルの平
面図である。
【図4】図1に示す複写機の制御回路の概略ブロック図
である。
【図5】図1に示す複写機のコンピュータの行う制御内
容を示すメインルーチンの概略フローチャートである。
【図6】図5に示すコピーモードキー処理を示すフロー
チャートである。
【図7】図5に示す給紙口切換処理を示すフローチャー
トである。
【図8】図5に示す中間トレイ給紙ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図9】図5に示す自動排出ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図10】図5に示す複写条件処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
S1 走査光学系 C1、C2 キャリッジ 10 照明ランプ M1、M2、M3、M4 反射ミラー LN 結像レンズ PC 感光体ドラム 11 帯電チャージャ 12 現像器 13 転写チャージャ 14 分離チャージャ 15 クリーナ 16 メインイレーサ 17 定着装置 18a、18b シートトレイ 19 中間トレイ 201、202、21、23、24、25 搬送路 22 シート搬送ベルト 26 切り替え爪 SOL1 ソレノイド 27 排出トレイ 3 カバー 4 操作パネル 41 スタートキー 41a コピー許可表示LED 42 テンキー 43 コピーモード設定キー 43a、43b コピーモード表示LED 44 給紙口設定キー 44a、44b 選択給紙口表示LED 44c、44d 選択用紙サイズ表示LED 45 表示パネル 451 DUP警告用表示ランプ 46 クリアキー 47 ストップキー CP コンピュータ SE1〜SE9 センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像情報に基づきシート上に画像形成
    する画像形成装置であり、搬送されてくるシート上に原
    稿画像情報に基づく画像を形成することができる画像形
    成手段と、該画像形成手段により一方の面に画像形成さ
    れたシートを一旦収納することができる中間収納手段
    と、該中間収納手段に収納されているシートを前記画像
    形成手段に搬送することができる搬送手段とを備える画
    像形成装置であって、 前記中間収納手段におけるシートの有無を検出するシー
    ト有無検出手段と、 前記中間収納手段におけるシートのサイズを検出するシ
    ートサイズ検出手段と、 両面画像形成するべきシートのサイズを設定する設定手
    段と、 前記シート有無検出手段の検出する前記中間収納手段に
    おけるシートの有無、前記シートサイズ検出手段の検出
    する該中間収納手段におけるシートのサイズ及び前記設
    定手段により設定されるシートサイズに基づいて、両面
    画像形成を許可するか否かを決定する制御手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記シート有無検出手段が前記中間収
    納手段にシートが有ると検出している場合において、前
    記設定手段により設定されたシートのサイズが、前記シ
    ートサイズ検出手段により検出される該中間収納手段に
    おけるシートのサイズ以上であるときには、両面画像形
    成を許可することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記中間収納手段は、それに搬入される同
    じサイズのシートの四隅を揃えることができるシート整
    合手段を備えており、前記搬送手段は、該中間収納手段
    から、一番最後に搬入されたシートから順に排出するも
    のである請求項1記載の画像形成装置。
JP9146310A 1997-06-04 1997-06-04 画像形成装置 Withdrawn JPH10333373A (ja)

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