JPH10332567A - 粒子の混合比測定方法及び装置 - Google Patents

粒子の混合比測定方法及び装置

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JPH10332567A
JPH10332567A JP9137270A JP13727097A JPH10332567A JP H10332567 A JPH10332567 A JP H10332567A JP 9137270 A JP9137270 A JP 9137270A JP 13727097 A JP13727097 A JP 13727097A JP H10332567 A JPH10332567 A JP H10332567A
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JP
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particles
sample
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color
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JP9137270A
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English (en)
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Koichi Itasaka
浩一 板坂
Akira Hayashi
章 林
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 客観性があり安定した測定結果を得ると共
に、測定誤差が小さく短時間で粒子の混合比を測定し、
かつ粒子の輝度に影響を受けることなく粒子の混合比を
測定する。 【解決手段】 複数種類の粒子の混合体からなる測定サ
ンプルの画像を画像処理することにより粒子の混合比を
測定する方法において、測定サンプルに複数の方向から
照明光を照射して測定サンプルの画像を取得し、該画像
の色情報に基づいて粒子の混合比を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子の混合比測定
方法及び装置に係わり、特に画像処理により粒子の混合
比を測定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】粉末洗剤等の粒子状物において、酵素の
含有量を測定する方法として、以下の2つの方法があ
る。 (1)一定重量の洗剤について、洗剤粒子に対して色彩
の異なる酵素粒子をピンセット等を用いて分別し、この
ようにして分別された酵素粒子の重量を計測することに
よって酵素の含有量を測定する。 (2)一定重量の洗剤について、その画像を白黒カメラ
で捉え、酵素粒子と洗剤粒子の輝度の相異に基づいて洗
剤粒子に対する酵素粒子の面積比を計測して酵素の含有
量を測定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第1の方
法においては、手作業によるため酵素の含有量の測定に
時間を要するとともに、作業者の視力等の個人差によっ
て測定結果のばらつきが大きい。
【0004】また、上記第2の方法においては、粉末洗
剤中に酵素粒子の輝度に近い粒子が含まれていた場合、
正確に酵素粒子の面積を算出することができず、この結
果、酵素の含有量の測定そのものが不可能となる。さら
に、この方法においては、照明等の影響によって測定誤
差が大きいという問題点がある。
【0005】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的としている。 (1)客観性があり安定した測定結果を得ることが可能
な粒子の混合比測定方法及び装置を提供する。 (2)短時間で粒子の混合比を測定することが可能な粒
子の混合比測定方法及び装置を提供する。 (3)測定誤差の小さい粒子の混合比測定方法及び装置
を提供する。 (4)粒子の輝度に影響を受けることなく粒子の混合比
を測定することが可能な粒子の混合比測定方法及び装置
を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、粒子の混合比測定方法に係わる手段として、複数種
類の粒子の混合体からなる測定サンプルの画像を画像処
理することにより粒子の混合比を測定する方法であっ
て、測定サンプルに複数の方向から照明光を照射して測
定サンプルの画像を取得し、該画像の色情報に基づいて
粒子の混合比を算出するという手段が採用される。ま
た、粒子の混合比測定装置に係わる手段として、粒子の
混合体からなる測定サンプルの画像を画像処理すること
により粒子の混合比を測定する装置であって、測定サン
プルのカラー画像を撮影する撮像手段と、測定サンプル
に複数の方向から照明光を照射する照明装置と、撮像手
段から入力された測定サンプルのカラー画像信号に基づ
いて粒子の混合比を算出する画像処理装置とを具備する
手段が採用される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる粒子の混合比測定方法及び装置の一実施形態につ
いて説明する。
【0008】まず、図1を参照して、本実施形態の装置
構成を説明する。この図において、符号1はCCDカラ
ーカメラであり、サンプル容器2上に配置された測定サ
ンプルAのカラー画像を撮影するものである。このCC
Dカラーカメラ1は、測定サンプルAの安定したカラー
画像を撮影するように、測定サンプルAから一定距離を
隔てたサンプル容器2の上方に測定サンプルAに対向さ
せて固定される。
【0009】例えば、CCDカラーカメラ1には、高画
質のカラー画像を得ることが可能な3板式CCDカメラ
(R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の3原
色について各々専用のCCDが設けられたもの)が適用
される。
【0010】上記測定サンプルAは、複数種類の粒子の
混合体からなるものであり、以下に説明するように、サ
ンプル容器2上に複数の領域に区分されて載置されてい
る。
【0011】ここで、図2は、サンプル容器2の構成を
示す斜視図である。この図に示すように、サンプル容器
2の上面には合計10個のサンプル載置部2aが隣接状
態に設けられている。このサンプル載置部2aの深さ
は、概略して測定サンプルAの粒子径に形成されてお
り、各サンプル載置部2a内に載置された測定サンプル
Aが互いに上下に重なり合うことなく、測定サンプルA
が一層状態に配置されるように形成されている。
【0012】次に、図1において、符号3は照明装置で
ある。この照明装置3は、サンプル容器2とCCDカラ
ーカメラ1との間に介挿され、測定サンプルAに複数方
向から照明光を照射するものである。
【0013】図3は、この照明装置3の構成を示す斜視
図である。この図に示すように、照明装置3は、中空で
半球状の反射板3aと、該反射板3aを支持する脚3b
と、反射板3aの内側に設けられた複数の発光部3cと
から構成されている。
【0014】反射板3aの頂部には、図示するように円
形の開口窓3dが形成されており、上方のCCDカラー
カメラ1から下方に配置される測定サンプルAを撮影で
きるようになっている。また、反射板3aは発光部3c
から放射された照明光を反射するように鏡面状態とされ
ている。例えば、反射板3aの材質としては、銀光沢の
あるアルミニウム等によって形成される。
【0015】上記脚3bは、図示するように棒状であ
り、円反射板3aの下部開口端に、例えば等間隔で3本
が設けられている。この脚3bの長さは、反射板3aの
反射光がサンプル容器2上の測定サンプルAに良好に照
射されるように調節されている。
【0016】発光部3cは、例えば反射板3aの内面に
沿って等間隔で3つ設けられる。この発光部3cは、上
下方向に開口した筒状のカバーと該カバー内に設けられ
た電球とから構成されており反射板3aに固定される。
カバーの開口端から放射された照明光は、反射板3aの
内面に照射されて反射し、上記反射光として測定サンプ
ルに照射される。例えば、電球としては、白色光を放射
するハロゲンランプが適用される。
【0017】符号4は画像処理装置である。この画像処
理装置4は、CCDカラーカメラ1から入力される測定
サンプルAのカラー画像信号に対して、該カラー画像信
号に含まれる色情報に基づいて測定サンプルAに含まれ
る酵素粒子と洗剤粒子とを分別し、その混合比を算出す
る。画像処理装置4は、例えばパーソナルコンピュータ
に所定の画像処理プログラムを搭載したものとして実現
される。
【0018】符号5は画像処理装置4の演算結果等を表
示する表示装置、また6はその演算結果等を印刷するプ
リンタである。これら表示装置5とプリンタ6とは、そ
れぞれ画像処理装置4による制御の下で作動するように
なっている。
【0019】次に、上記粒子の混合比測定装置を用いた
粒子の混合比の定方法について詳しく説明する。まず、
上記サンプル容器2の各サンプル載置部2a内に所定重
量、例えば3(g)の測定サンプルAがそれぞれ載置さ
れる。この場合、測定サンプルA上に載置された粒状の
測定サンプルAは、全てのサンプル載置部2a内に測定
サンプルAが一層状態となるように、ヘラ等を用いて広
げられる。
【0020】このように測定サンプルAが載置されたサ
ンプル容器2は、照明装置3の直下の所定位置に配置さ
れる。そして、測定サンプルAには、照明装置3によっ
て、発光部3cから放射された光が半球状の反射板3a
に反射されて上方の各方向から均一に照射される。
【0021】そして、このように照明された測定サンプ
ルAは、反射板3aの開口窓3dを介して対向するCC
Dカラーカメラ1によってそのカラー画像が撮影され
る。この結果、このカラー画像を示すカラー画像信号が
CCDカラーカメラ1から画像処理装置4に入力され
る。
【0022】画像処理装置4は、このカラー画像信号に
対して、まずサンプル載置部2aを取り囲む枠(サンプ
ル容器2の表面)の色に基づいてサンプル載置部2aを
10個の個別の測定対象と認識する。そして、各サンプ
ル載置部2a内の測定サンプルAについて洗剤粒子と酵
素粒子とを色の相異に基づいて分別し、その面積比を算
出する。例えば、洗剤粒子が白色で酵素粒子が緑色の場
合、サンプル載置部2a内における白色と緑色の合計面
積、すなわち測定サンプルAの総面積をまず算出する。
【0023】そして、画像処理装置4は、この総面積に
対する緑色の面積(酵素粒子の面積)の百分率を算出し
て酵素の添加量を算出する。画像処理装置4は、このよ
うな酵素の添加量の算出を全てのサンプル載置部2a内
の測定サンプルAについて行い、その平均値を算出して
酵素の添加量に関する測定結果とする。そして、測定結
果を表示装置5あるいはプリンタ6に出力する。
【0024】以下の表1に、本実施形態の測定結果を示
す。この表1は、本実施形態の測定方法が従来の測定方
法と比較して極めてばらつきが少なく、かつ短時間で測
定を行うことが可能なことを示している。
【0025】
【表1】
【0026】なお、上記実施形態では、2種類(異なる
2色)の粒子からなる測定サンプルAの測定について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。す
なわち、本発明では画像の色情報に基づいて粒子を分別
しているので、異なる複数色(3色以上)の粒子からな
る測定サンプルAの場合であっても、粒子の色が異なっ
ていれば、特定色の粒子についてその添加量を測定する
ことが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる粒
子の混合比測定方法及び装置によれば、以下のような効
果を奏する。 (1)粒子の混合比測定方法に係わる手段として、複数
種類の粒子の混合体からなる測定サンプルの画像を画像
処理することにより粒子の混合比を測定する方法であっ
て、測定サンプルに複数の方向から照明光を照射して測
定サンプルの画像を取得し、該画像の色情報に基づいて
粒子の混合比を算出するので、人手によって粒子を選り
分けて粒子の混合比を測定する場合に比較して、客観性
があり安定した測定結果を得ることができる。 (2)また、人手に依らないため、短時間で粒子の混合
比を測定することが可能であると共に、測定誤差を小さ
くすることが可能である。。 (3)測定サンプルに複数の方向から照明光を照射して
測定サンプルの画像を取得するので、測定サンプルにお
いて粒子の影ができにくい。したがって、測定サンプル
に一方向から照明光を照射した場合に比較して測定誤差
を小さくすることが可能である。 (4)画像の色情報に基づいて粒子の混合比を算出する
ので、粒子の輝度に影響を受けることなく粒子の色に基
づいて粒子を分別して混合比を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる粒子の混合比測定方法及び装
置の一実施形態において、混合比測定装置の機能構成を
示すブロック図である。
【図2】 本発明に係わる粒子の混合比測定方法及び装
置の一実施形態において、サンプル容器の構成を示す斜
視図である。
【図3】 本発明に係わる粒子の混合比測定方法及び装
置の一実施形態において、照明装置の構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
A……測定サンプル 1……CCDカラーカメラ 2……サンプル容器 2a……サンプル載置部 3……照明装置 3a……反射板 3b……脚 3c……発光部 3d……開口窓 4……画像処理装置 5……表示装置 6……プリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の粒子の混合体からなる測定サ
    ンプルの画像を画像処理することにより粒子の混合比を
    測定する方法であって、 測定サンプルに複数の方向から照明光を照射して測定サ
    ンプルの画像を取得し、該画像の色情報に基づいて粒子
    の混合比を算出することを特徴とする粒子の混合比測定
    方法。
  2. 【請求項2】 粒子の混合体からなる測定サンプルの画
    像を画像処理することにより粒子の混合比を測定する装
    置であって、 測定サンプルのカラー画像を撮影する撮像手段と、 測定サンプルに複数の方向から照明光を照射する照明装
    置と、 撮像手段から入力された測定サンプルのカラー画像信号
    に基づいて粒子の混合比を算出する画像処理装置と、 を具備することを特徴とする粒子の混合比測定装置。
JP9137270A 1997-05-27 1997-05-27 粒子の混合比測定方法及び装置 Withdrawn JPH10332567A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019164009A1 (ja) * 2018-02-26 2019-08-29 株式会社サタケ 選別機又は検査機用照明装置
JP2022537719A (ja) * 2019-06-28 2022-08-29 アンドリッツ オサケ ユキチュア 回収ボイラの煙道ガス中の1以上の比率粒子群シェアの決定
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