JPH10331899A - 防振ゴム及びこれを使用した防振機構 - Google Patents

防振ゴム及びこれを使用した防振機構

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JPH10331899A
JPH10331899A JP14366197A JP14366197A JPH10331899A JP H10331899 A JPH10331899 A JP H10331899A JP 14366197 A JP14366197 A JP 14366197A JP 14366197 A JP14366197 A JP 14366197A JP H10331899 A JPH10331899 A JP H10331899A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロッド軸方向のばね剛性を高めることなく、ス
ティックスリップによる異音の発生を防止し得る防振ゴ
ムを提供する。 【解決手段】防振ゴム22、23の中央ロッド穴30、
31の内壁のうち、受け部12、13の側壁12a,1
3aに接触する部分に対応する軸方向位置に、穴中心方
向に突出する膨出部32、33を形成し、ロッド4への
組み付け時に、ロッド等により軸直角方向に変形後退さ
せることで、ロッド軸方向のばね剛性を高めることな
く、軸直角方向の受け部側壁との接触圧を大きくし、ス
ティックスリップによる異音の発生を防ぐと共に操縦安
定性を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の防振機構
に関し、特に、サスペンションのアッパサポートに使用
すれば有効な防振ゴム及びこれを使用した防振機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、サスペンションは、車体にホイ
ールを吊り下げるサスペンションアームと、車両の走行
振動を緩和するスプリングと、このスプリングの自由振
動を減衰させるショックアブソーバとを備えている。
【0003】図1は、ショックアブソーバの組立状態の
一例を示す断面図である。図示のごとく、このショック
アブソーバ1は、通常、車体2とサスペンションアーム
又はホイールアクスル(共に図示せず)との間に介在さ
れたシリンダ式オイルダンパから構成されており、シリ
ンダ3がサスペンションアームやアクスルハウジングに
連結され、ピストンロッド4の上端がアッパサポート5
等の支持機構を介して車体2側に支持されている。
【0004】このアッパサポート5等の支持機構には、
車両の走行振動などに伴って振動が車体側に伝達される
のを緩和するために防振機構6が設けられている。この
防振機構6は、ショックアブソーバ1のピストンロッド
4に取り付けられた上下一対のクッションリテーナ7、
8と、車体側取付け板9に設けられ、底部中央に前記ロ
ッド4を貫通してその変位を許容する穴10、11が形
成された上下一対のカップ状の受け部12、13と、該
受け部12、13とクッションリテーナ7、8との間に
介在されて、ピストンロッド4の変位を吸収する上下一
対のドーナツ状の防振ゴム15、16とを備えている。
【0005】この上下一対の防振ゴム15、16によ
り、ホイールのバウンド時及びリバンド時の応力を吸収
するようになっている。さらに、防振ゴム15、16の
受け部12、13をカップ状に形成することにより、そ
の側壁12a、13a(図2参照)とピストンロッド4
に外嵌されたスリーブ17との間に介在された防振ゴム
部により、ロッド4の軸直角方向の変位を吸収して、操
縦安定性を向上させる構造にもなっている。
【0006】ところが、この防振ゴム15、16の受け
部12、13がカップ状になっていることに起因して、
受け部12、13の側壁12a、13aと防振ゴム1
5、16の外周接触部15a、16a(図4参照)との
間で、ホイールのバウンド及びリバウンド時に両者の相
対変位によりスティックスリップによる異音が発生する
おそれがあった。
【0007】従来の防振ゴム15、16は、図4のごと
く、ロッド4及びその外周のスリーブ17を貫通する断
面同径のロッド穴18、19を有したものを使用し、ク
ッションリテーナ7、8の上下挟み込み量を大きくする
ことにより、スティックスリップによる異音の発生を防
止していた。すなわち、防振ゴム15、16のロッド軸
方向の圧縮率を高くして、防振ゴム15、16をロッド
軸直角方向に拡径することにより、受け部12、13の
側壁12a、13aとの接触圧を高くしてスティックス
リップによる異音の発生を防止していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スティックスリップによる異音発生防止対策では、防振
ゴム15、16のロッド軸方向の圧縮率が高くなり、ア
ブソーバクッションのロッド軸方向のばね特性が上昇す
るため、乗り心地が悪くなる難点があった。また、ロッ
ド軸方向の締め付け力が高いため、防振ゴム15、16
には局部的に歪みが高い部分が発生して耐久性が低下す
るといった難点もある。
【0009】本発明は、ロッド軸方向のばね剛性を高め
ることなく、スティックスリップを防止して異音の発生
を防止し得る防振ゴム及び防振機構の提供を目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者は、鋭意研究した結果、防振ゴムの内壁の
ゴムボリュームをアップして、組み付け状態で径方向
(ロッド軸直角方向)の絞め代をアップすることによ
り、クッションリテーナと受け部との間の挟み込み量
(軸方向の圧縮率)を通常状態としたまま、スティック
スリップを防止するようにした。
【0011】すなわち、本発明は、ロッドの変位及び振
動を吸収するために、ロッドに取り付けられたクッショ
ンリテーナと、底部にロッドを貫通可能な穴を有するカ
ップ状の受け部との間に介在され、中央にロッドを貫通
可能なロッド穴を有し、ロッド軸方向への圧縮状態で外
周部が受け部の側壁に接触可能な外径に形成された防振
ゴムにおいて、ロッドの軸方向変位に伴い受け部と防振
ゴムの外周部との間で起こるスティックスリップを防止
するために、防振ゴムの中央ロッド穴の内壁のうち、受
け部の側壁に接触する部分に対応する軸方向位置に、穴
中心方向に突出し、ロッドへの組み付け時に、ロッド又
はこれに外嵌されるスリーブにより軸直角方向に変形後
退する膨出部を形成したことを特徴とする防振ゴムを提
供するものである。
【0012】このような構成を採用すれば、ロッド軸方
向の挟み込み量が通常のままであるので、ロッド軸方向
のばね剛性を高めることなく、軸直角方向における受け
部側壁との接触圧を大きくでき、スティックスリップに
よる異音の発生を防止できる利点がある。この場合、同
時に軸直角方向のばね特性も、従来よりもアップするた
め、このような特性、すなわち、軸方向のばね剛性を高
めることなく、軸直角方向へのばね剛性をアップさせた
い場合には特に有効である。さらに、このスティックス
リップ防止対策では、ロッド軸方向への締め付け力を増
大するものではないので、従来のスティックスリップ防
止対策に比べて、局部歪みの発生も防止でき、耐久面で
も大幅に改善されることになる。
【0013】従って、ロッドがその軸方向のみならず、
軸直角方向にも変位・振動するあらゆる箇所において、
本発明を適用できる。すなわち、振動体から対象物への
防振を図るあらゆる防振機構に適用可能である。例え
ば、自動車の防振機構のみならず、モータやポンプ等の
振動体から支持床への防振を図る機構にも適用できる。
また、自動車の防振機構においても、サスペンション機
構のみならず、ステアリング機構やその他の自動車部品
についても本発明を適用できる。
【0014】特に、本発明に係る防振ゴムは、サスペン
ション機構のアッパサポートの防振機構の一構成部品と
して利用することが好適である。すなわち、本発明は、
ショックアブソーバのピストンロッドの上部を車体側に
支持するサスペンション用アッパサポートに使用される
防振機構において、ピストンロッドに取り付けられたク
ッションリテーナと、車体側取付け板に設けられ、底部
にピストンロッドを貫通可能な穴を有するカップ状の受
け部と、該受け部とクッションリテーナとの間に介在さ
れ、中央にピストンロッドを貫通可能なロッド穴を有
し、ロッド軸方向への圧縮状態で外周部が受け部の側壁
に接触可能な外径に形成された防振ゴムとを含み、ロッ
ドの軸方向変位に伴い受け部と外周部との間で起こるス
ティックスリップを防止するために、防振ゴムの中央ロ
ッド穴の内壁のうち、受け部の側壁に接触する部分に対
応する軸方向位置に、穴中心方向に突出し、ピストンロ
ッドへの組み付け時に、前記ピストンロッド又はこれに
外嵌されるスリーブにより軸直角方向に変形後退する膨
出部を形成した防振機構を提供できる。
【0015】このような構成を採用すれば、スティック
スリップによる異音の発生を防止できるだけでなく、ロ
ッド軸方向の挟み込み量が通常のままであるので、上下
方向のばね剛性を高めることがなく、乗り心地に悪影響
を及ぼさない。また、防振ゴムの軸直角方向のばね特性
が、従来のものよりもアップするため、操縦安定性を向
上させることができる。
【0016】ここで、アッパーサポートの防振機構とし
て使用する防振ゴムは、バウンド側及びリバウンド側の
いずれか一方の防振ゴムにのみ適用してよく、勿論、上
下両側の防振ゴムに適用することも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1ないし図3に基づいて説明する。図1は、ショックア
ブソーバの組立状態の一例を示す断面図、図2はアッパ
サポートの拡大断面図、図3は本発明に係る防振ゴムの
断面図である。なお、従来技術の項で図1について説明
した各構成部品は、本発明に係る防振ゴムを除いては同
一部品であるため、同一符号を用いて説明するとともに
各構成部品の機能・作用については、従来技術の項で説
明したので、重複する説明は省略する。
【0018】図示のごとく、本発明に係る防振機構21
は、サスペンション機構のショックアブソーバ1のピス
トンロッド4に取り付けられた上下一対のクッションリ
テーナ7、8と、車体側取付け板9に設けられ、底部中
央に前記ロッド4を貫通してその変位を許容する穴1
0、11が形成された上下一対のカップ状の受け部1
2、13と、該受け部12、13とクッションリテーナ
7、8との間に介在されて、ピストンロッド4の変位を
吸収する上下一対のドーナツ状の防振ゴム22、23
(バウンド側、リバウンド側防振ゴム)とを備えてい
る。
【0019】上下のクッションリテーナ7、8は、ショ
ックアブソーバ1のピストンロッド4の先端の小径部に
ナット24、25によって抜け出し不能に取り付けられ
ている。上側のクッションリテーナ7は、中央にピスト
ンロッド4の先端小径部を貫通可能な中央孔を有する円
板状に形成されている。下側のリテーナ8は、下側防振
ゴム23の下部を嵌合するようカップ状に形成されると
ともに、その底部中央にピストンロッド4の先端小径部
を貫通可能な中央孔を有し、カップ上端には外側に突出
する外フランジ26が形成されている。両リテーナ7、
8間の間隔は、その中央孔よりも外径が大なる内側スリ
ーブ17の長さによって決定される。
【0020】また、下側のリテーナ8の下面には、フラ
ンジ26の下面に至るまでバウンドストッパ27が取り
付けられている。この下側リテーナ8に対するバウンド
ストッパ27の取り付けは、バウンドストッパを下側リ
テーナに加硫接着する方法、あるいはバウンドストッパ
27にしめ代を持たせて下側リテーナに圧入して取り付
ける方法のいずれを採用してもよい。なお、図示しない
が、各リテーナ7、8には防振ゴム22、23と対向す
る面に補強用リブが形成されている。
【0021】受け部12、13は、車体側取付け板9に
形成されており、その底部中央にはピストンロッド4の
小径部及び内側スリーブ17を貫通可能な穴10、11
が形成されている。取付け板9と下側受け部13とは一
体的に成形されており、この取付け板9がボルト28に
より車体側に取付固定されている。上側の受け部12
は、下側の受け部13の上面に溶接固定されている。
【0022】これら受け部12、13は、ロッド4の軸
直角方向の変位を吸収して操縦安定性を向上させるため
にカップ状に形成されている。すなわち、受け部12、
13は、その底部12b,13bと上下のリテーナ7、
8との間に防振ゴム22、23を介在させることによ
り、上下の変位を吸収できる構造とするとともに、側壁
12a,13aを設けることにより、防振ゴム22、2
3の軸直角方向のばね定数を高め、操縦安定性を確保す
る構造を採用している。また、受け部12、13の底部
中央に形成された穴10、11は、ロッド4の軸直角方
向への変位にも対応できるように、スリーブ17の外径
よりも相当大きく形成されている。
【0023】防振ゴム22、23は、図3のごとく、そ
の中央にロッド4及びスリーブ17を貫通可能な穴3
0、31を有するドーナツ形に形成され、リテーナ7、
8及び受け部12、13に対して非接着状態で介在され
る。この防振ゴム22、23のの中央穴30、31に
は、スリーブ17の取付前の形状として、その内壁に断
面半円形の膨出部32、33が突出形成されている。
【0024】この膨出部32、33は、穴30、31の
内壁のうち、受け部12、13の側壁12a,13aに
接触する部分に対応する軸方向位置の全周にわたって、
穴中心方向に突出されたもので、ロッド4への組み付け
時に、これに外嵌されるスリーブ17により軸直角方向
に変形後退するようになっている。この膨出部32、3
3の突出量は、受け部12、13の側壁12a,13a
との設定接触圧によって決定される。例えば、上側(リ
バウンド側)の防振ゴム12においては、穴30の軸方
向位置で局部的に突出させており、下側の防振ゴム13
においては、軸方向にも長く突出させている。また、膨
出部32、33は、側壁対応位置に形成する場合のみな
らず、その他の部分、例えば、下側(バウンド側)の防
振ゴム23においては、カップ状のリテーナ8の側壁対
応部分にも突出させてもよい。
【0025】また、この膨出部32、33よりも受け部
12、13の底部側の対向面には、大径のくり抜き凹部
34、35が形成されている。一方、防振ゴム22、2
3のリテーナ7、8側の対向面にはリテーナ7、8のリ
ブを係合可能な溝36、37が夫々形成されている。ま
た、下側の防振ゴム13には、下側リテーナ8と受け部
13との間の衝突を吸収するためのバウンド部38が形
成されている。
【0026】なお、図1のごとく、ピストンロッド4の
外周部には、下側防振ゴム23及びボウンドストッパ2
7を囲むダストカバー39が外嵌されている。
【0027】この防振ゴム22、23を含む防振機構
は、ピストンロッド4の先端を車体側に取り付ける際に
組み付けられる。その組み付け工程を簡単に説明する
と、図2のごとく、ピストンロッド4の小径部と根元側
の大径部との径の差異によって生じた段差部に、下側の
クッションリテーナ8を嵌合載置し、その上側に下側防
振ゴム23、受け部12、13、上側防振ゴム22を順
次嵌合し、防振ゴム22、23の中央穴30、31にス
リーブ17を内嵌し、その後、上側リテーナ7を嵌合し
て、ナットを締め付けることで防振機構の組み込みを完
了する。その後、この防振機構を車体側にボルトで組み
付けて、組立作業を完了する。
【0028】上記スリーブ17の組み付け時に防振ゴム
22、23の穴30、31の膨出部32、33は、スリ
ーブ17に押されて軸直角方向に後退する。この膨出部
32、33のゴムが後退した分、防振ゴム22、23の
外周部における受け部側壁12a,13aとの接触圧が
大きくなることになる。
【0029】従って、ピストンロッド4の軸方向変位に
伴って防振ゴム22、23には、圧縮応力が働き、受け
部側壁12a,13aと防振ゴム22、23との間での
スティックスリップによる異音発生が防止されることに
なる。
【0030】なお、上記実施の形態では、スリーブ17
の押し込み操作により、膨出部32、33を軸直角方向
に後退させるようにしたが、スリーブの存在しない、す
なわち、スリーブを使用しないで、直接ピストンロッド
4によって膨出部32、33を後退させる構造の防振機
構においても本発明を適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、防振ゴムの中央ロッド穴の内壁のうち、前記受
け部の側壁に接触する部分に対応する軸方向位置に、穴
中心方向に突出する膨出部を形成することで、取付け板
の側壁とこれに接触する防振ゴムの外周部との間の接触
圧を大にしているので、両者の間のスティックスリップ
による異音の発生を防止できる。また、これをサスペン
ションアッパサポートの防振機構に使用した場合も、乗
り心地性能への影響もなく操縦安定性を向上し得るとい
った効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサスペンション機構の一実施の形態を
示す断面図
【図2】同じくアッパサポートの断面図
【図3】本発明の防振ゴムの断面図
【図4】従来の防振ゴムの断面図
【符号の説明】
1 ショックアブソーバ 4 ピストンロッド 7、8 リテーナ 10、11 穴 12、13 受け部 12a,13a 側壁 21 防振機構 22、23 防振ゴム 30、31 穴 32、33 膨出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロッドの変位及び振動を吸収するために、
    前記ロッドに取り付けられたクッションリテーナと、底
    部に前記ロッドを貫通可能な穴を有するカップ状の受け
    部との間に介在され、中央にロッドを貫通可能なロッド
    穴を有し、ロッド軸方向への圧縮状態で外周部が前記受
    け部の側壁に接触可能な外径に形成された防振ゴムにお
    いて、 前記ロッドの軸方向変位に伴い前記受け部と前記外周部
    との間で起こるスティックスリップを防止するために、
    中央ロッド穴の内壁のうち、前記受け部の側壁に接触す
    る部分に対応する軸方向位置に、穴中心方向に突出し、
    ロッドへの組み付け時に、ロッド又はこれに外嵌される
    スリーブにより軸直角方向に変形後退する膨出部が形成
    されたことを特徴とする防振ゴム。
  2. 【請求項2】ショックアブソーバのピストンロッドの上
    部を車体側に支持するサスペンション用アッパサポート
    に使用される防振機構において、 前記ロッドに取り付けられたクッションリテーナと、車
    体側取付け板に設けられ、底部に前記ロッドを貫通可能
    な穴を有するカップ状の受け部と、該受け部とクッショ
    ンリテーナとの間に介在され、中央にロッドを貫通可能
    なロッド穴を有し、ロッド軸方向への圧縮状態で外周部
    が前記受け部の側壁に接触可能な外径に形成された防振
    ゴムとを含み、 前記ロッドの軸方向変位に伴い前記受け部と前記外周部
    との間で起こるスティックスリップを防止するために、
    前記防振ゴムの中央ロッド穴の内壁のうち、前記受け部
    の側壁に接触する部分に対応する軸方向位置に、穴中心
    方向に突出し、前記ロッドへの組み付け時に、前記ロッ
    ド又はこれに外嵌されるスリーブにより軸直角方向に変
    形後退する膨出部が形成されたことを特徴とする防振機
    構。
  3. 【請求項3】前記取付け板に上側開放のカップ状の受け
    部と下側開放のカップ状受け部とが設けられ、前記両受
    け部に対向して前記ロッドに上下一対のクッションリテ
    ーナが取り付けられ、前記下側リテーナと下側開放の受
    け部との間にバウンド側防振ゴムが介在され、前記上側
    リテーナと上側受け部との間にリバウンド側防振ゴムが
    介在された請求項2記載の防振機構。
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