JPH10331550A - 非常脱出用伸縮面格子 - Google Patents

非常脱出用伸縮面格子

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JPH10331550A
JPH10331550A JP15449997A JP15449997A JPH10331550A JP H10331550 A JPH10331550 A JP H10331550A JP 15449997 A JP15449997 A JP 15449997A JP 15449997 A JP15449997 A JP 15449997A JP H10331550 A JPH10331550 A JP H10331550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸縮面格子を用いて,非常時の脱出を可能と
するとともに面格子としての防犯性を確保する。 【解決手段】 面格子Aの伸縮仕切体1を,同時伸縮自
在の伸縮リンク機構3で形成して開閉を可能とする一
方,この伸縮リンク機構3を,伸縮方向中間位置で,ガ
イドレール6に設けた受金具11と縦桟2に設けた施錠
金具16によって施錠拘束するとともに施錠金具16の
レバーハンドル26をサッシ戸Bが閉っている限り操作
不能として,サッシ戸を開けた脱出時以外の防犯性を確
保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,建物の窓に設置し
て防犯用に用いる面格子に関し,特に非常時に開成する
ことによって,室内からの脱出を可能とする非常脱出用
伸縮面格子に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種非常脱出用に用
いられる,例えば非常時に下方に落下し,室外側上方に
跳ね上げ回動し,或いは室外側側方に回動することによ
って仕切体を除去して,脱出開口を得るようにした面格
子は,一般に単に縦格子,横格子のものとされるため,
デザイン的に単調な傾向を有しており,また面格子とし
て仕切体を伸縮仕切体としたときに,その伸張状態を維
持するために,例えば該仕切体をサッシ戸前に保持固定
する施錠装置等の固定手段を設けるものとしても,これ
は結局室外側で操作し易いものとなり,このため面格子
としての防犯性が損われる傾向を有するものとなる。
【0003】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,デザインを多様化し得る
とともに非常脱出用の脱出開口を簡易且つ確実に得ら
れ,且つその面格子としての防犯性を可及的に確保した
非常脱出用面格子を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題に添って本発明
は,面格子を,多数の桟と伸縮リンク機構とを備えて,
伸縮方向に同時伸縮自在とした伸縮仕切体を用いるとと
もにこれを一対のガイドレールによって伸縮開閉するよ
うにした伸縮面格子によるものとし,このとき伸縮仕切
体の伸縮方向に一対の桟を上記一対のガイドレール又は
その一方に移動不能とした場合,伸縮仕切体は上記同時
伸縮自在であることによって,その伸縮リンク機構を拘
束して,伸縮仕切体の伸縮開閉を阻止するとともに,一
対の桟の一方の移動を許容するようにすれば,上記伸縮
リンク機構の拘束が解除されて,その伸縮開閉を可能と
することに着目し,同時伸縮するこの伸縮リンク機構の
拘束とその解除によって,面格子としての仕切体をサッ
シ戸前に保持固定し,またその伸縮開閉による脱出開口
を形成するように,上記一対の桟の移動不能の拘束を,
一対の桟固定手段によって行うものとし,このときその
少くとも一方を室内側から解除可能にして上記脱出開口
を形成可能に,サッシ戸を開成することによって形成さ
れる開口前方に配置した,伸縮仕切体の伸縮方向に中間
の中間桟固定手段によるものとする一方,該伸縮面格子
を窓に設置した際に,上記中間桟固定手段を,伸縮仕切
体の室内側に位置するサッシ戸を開けない限り,サッシ
戸が障害となって,上記中間桟固定手段による伸縮リン
ク機構の拘束解除を室外側において行えないようにし
て,その面格子としての防犯性を向上し確保するととも
に,中間桟固定手段の構造を可及的に簡易にして,確実
な作動を行い得るようにしたものであって,即ち本発明
請求項1に記載の発明は,多数の桟を伸縮リンク機構に
よって連結し同時伸縮自在に形成した伸縮仕切体と,該
伸縮仕切体の伸縮開閉用の一対のガイドレールと,上記
伸縮仕切体の伸縮方向に一対の桟をそれぞれ上記ガイド
レール長手方向に移動不能とすることにより上記伸縮リ
ンク機構を拘束し,少くとも一方をサッシ戸を開成する
ことによって形成される開口前に配置して室内側からの
解除を自在とした中間桟固定手段とした一対の桟固定手
段とを備え,上記中間桟固定手段を,上記一対のガイド
レールの少くとも一方の長手方向所定の中間位置に設置
した受金具と,レバーハンドルの操作によって該受金具
にスライド部材を係脱自在とするように,上記受金具の
位置に対応して伸縮仕切体の所定の桟に設置したスライ
ドケース,該スライドケースの案内によって桟長手方向
にスライドし上記受金具に係脱自在のスライド部材,該
スライド部材の非受金具側先端に室内側に向けて回動自
在に連結し該スライド部材を係脱方向にスライドすると
ともに回動半径をサッシ戸との間隔より大きくサッシ戸
と交差するようにしたレバーハンドル,及び上記スライ
ドケースとスライド部材又はレバーハンドルとの間に設
けた保持手段を有する施錠金具とを備えてなることを特
徴とする非常脱出用伸縮面格子とし,請求項2に記載の
発明は,上記に加えて上記施錠金具の好ましい形態を示
すように,これを,上記施錠金具における保持手段を,
スライドケースとレバーハンドル間に配設し,スライド
ケースに対してレバーハンドルの回動を規制し且つレバ
ーハンドルをスライドケースに固定する回動リンクによ
るものとしてなることを特徴とする請求項1に記載の非
常脱出用伸縮面格子とし,これらをそれぞれ発明の要旨
として上記課題解決の手段としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,Aは伸縮面格子であり,該伸縮
面格子Aは,多数の桟2を伸縮リンク機構3によって連
結し同時伸縮自在に形成した伸縮仕切体1と,該伸縮仕
切体1の伸縮開閉用の一対のガイドレール6とを備え
た,例えば金属製,特にアルミ製のものとしてある。
【0006】本例にあって伸縮仕切体1は,多数の縦桟
2の長手方向一対の上下に伸縮リンク機構3を配するこ
とによって横方向(幅方向)に伸縮自在のものとしてあ
り,このとき伸縮リンク機構3は,それぞれ端部から一
つ置きに設置する交互一方の縦桟2間に亘るようにリン
クをX字状に架設するとともに上記一つ置きの交互一方
の桟2における長手方向一方の,本例において上下一方
外方にして,上方の伸縮リンク機構3において上端側,
下方の伸縮リンク機構3において下端側に固定軸4を,
また長手方向他方の上下他方内方にして,本例において
上記上方の伸縮リンク機構3において上記固定軸4の下
位側,下方の伸縮リンク機構3において上記固定軸4の
上位側に可動軸5を配し,また上記交互一方の桟2間に
位置する交互他方の桟2との交点に固定軸4を配し,こ
れら桟2に固定軸4を定位置固定するとともに可動軸5
を桟長手方向の上下方向スライド自在に固定したものと
してあり,このときX字状のリンクを上記固定軸4及び
可動軸5にそれぞれ回動自在とすることによって,伸縮
仕切体1を伸縮開閉自在とするとともにその伸縮リンク
機構3を同時伸縮自在として,上記伸縮仕切体1の伸縮
開閉を伸縮方向に同時に行うものとしてある。
【0007】ガイドレール6は,上記伸縮仕切体1にお
ける桟2の長手方向端部の,本例にあって上下端部室内
側,即ち背面の窓側に水平平行に配置した横向きにして
矩形中空上下一対のものとし,各桟2の長手方向両端部
の同じく室内側に突出して設置したL字状のスライダー
7をガイドレール6に引掛係合することによって伸縮仕
切体1をガイドレール6長手方向の,本例にあって水平
の横方向(幅方向)に伸縮開閉するようにしたものとし
てある。
【0008】このとき伸縮仕切体1は,その伸縮方向に
一対の桟2をそれぞれ上記ガイドレール6長手方向に移
動不能とすることにより上記伸縮リンク機構3を拘束
し,少くとも一方をサッシ戸Bを開成することによって
形成される開口前に配置して室内側からの解除を自在と
する中間桟固定手段とした一対の桟固定手段を設置した
ものとしてあり,本例にあって該一対の桟固定手段は,
これを上記伸縮仕切体1の伸縮方向一方の端部桟2に対
して解除不能の固定手段と,上記伸縮仕切体1の伸縮方
向中間の中間桟2に対して上記室内側からの解除を自在
とした中間桟固定手段によるものとしてある。
【0009】即ち本例にあって,上記解除不能の固定手
段は,伸縮仕切体1一端の端部に位置する一方の端部
桟,即ち端部縦桟2を上記一対のガイドレール6に対し
て固定することによるものとしてあり,本例では,上記
一方の端部縦桟2を,その長手方向両端の上下端部にお
いてそれぞれガイドレール6に固定,即ち例えばL字ア
ングル材による固定金具10を用い,これを端部縦桟2
とガイドレール6にそれぞれネジ,リベット等によって
固定することによったものとしてあり,これにより伸縮
仕切体1の伸縮方向一端をガイドレール6に固定し,該
一端でその移動を阻止しその解除を不能とするものとし
てある。
【0010】一方,上記中間桟固定手段はこれを,上記
一対のガイドレール6の少くとも一方の長手方向の所定
の中間位置に設置した受金具11と,レバーハンドル2
6の操作によって該受金具11にスライド部材23を係
脱自在とするように,上記受金具11の位置に対応して
伸縮仕切体1の所定の桟2に設置したスライドケース1
7,該スライドケース17の案内によって桟2長手方向
にスライドし上記受金具11に係脱自在のスライド部材
23,該スライド部材23の非受金具側先端に室内側に
向けて回動自在に連結し該スライド部材23を係脱方向
にスライドするとともに回動半径をサッシ戸Bとの間隔
より大きくサッシ戸Bと交差するようにしたレバーハン
ドル26,及び上記スライドケース17とスライド部材
23又はレバーハンドル26との間に設けた保持手段を
有する施錠金具16とを備えてなるものとしてあり,こ
のとき本例にあって上記施錠金具16における保持手段
はこれを,スライドケース17とレバーハンドル26間
に配設し,スライドケース17に対してレバーハンドル
26の回動を規制し且つレバーハンドル26をスライド
ケース17に固定する回動リンク27によるものとして
ある。
【0011】本例にあって中間桟固定手段は,上記伸縮
仕切体1の上下端部室内側一対のガイドレールにおける
下端部一方のガイドレール6に設置した受金具11と,
レバーハンドル26の操作によって該受金具11にスラ
イド部材23を係脱自在とするように伸縮仕切体1の所
定の縦桟2の上記受金具11に対応した受金具11側近
傍に,これと対をなすように設置した施錠金具(ロック
金具)16によるものとしてあり,これにより本例にあ
って中間桟固定手段は,落し錠タイプの施錠装置(ロッ
ク装置)とするものとしてある。
【0012】このとき受金具11は,上記一対のうち下
端部一方にして,上下のうち下部としたガイドレール6
長手方向所定の中間位置,本例にあってサッシ戸Bを開
成することによって形成される開口前,特に伸縮仕切体
1の伸縮に際して戸先側をなす側の,ガイドレール6長
手方向端部側の中間位置にして,ガイドレール6の室内
側に添設して突出固定することによって設置した,ガイ
ドレール6長手方向に向けた両側左右の張出し固定片1
3を有するべース12と該べース12から室内側に向け
て突出した係脱用の受孔15を区画形成する矩形突出部
14とを備えた金属製,例えば受孔を上下に貫通したア
ルミの押出型材加工品又は鋳造品によるものとしてあ
る。
【0013】上記受金具11と対をなし,これと上記施
錠装置を形成する本例の施錠金具16は,上記スライド
ケース17,スライド部材23,レバーハンドル26,
スライドケース17に対するスライド部材23乃至レバ
ーハンドル26の保持手段としての回動リンク27を有
するものとしてあり,本例にあって該施錠金具16は,
上記受金具11に対応して,その上記下部のガイドレー
ル6長手方向端部側の中間位置に応じて,伸縮仕切体1
の戸先側端部近傍,即ち戸先側端部桟2より幅方向に1
乃至数本目の桟,即ち縦桟2の下方に設置することによ
って,サッシ戸Bを開成した際の開口の一側端部側に偏
位した位置に配置したものとしてある。
【0014】スライドケース17は,上記桟,即ち縦桟
2の室内側に添設して上記受金具11位置に合わせて突
出固定することによって設置した縦桟2長手方向に向け
た両側上下の張出し固定片19を有するべース18と該
べース18から幅方向両側一対の突出連結片20を介し
て室内側に突出した上下方向に向けたスライドガイド2
1,本例にあって矩形筒状の筒状スライドガイド21と
を備えた,同じく金属製にして,例えばアルミの押出型
材加工品又は鋳造品による施錠金具本体をなすものとし
てあり,スライド部材23は,該スライドケース17の
案内,具体的にはそのスライドガイド21の案内によっ
てこれにスライド自在とするように上記筒状スライドガ
イド21の形状に合わせてこれにスライド嵌合する中空
又は中実の断面矩形にして,非受金具側の先端,本例に
おいて上端に薄肉化するように突出した連結片部24を
備えた同じく金属製,例えばアルミ押出材加工品又は鋳
造品によるものとしてあり,該スライド部材23は,上
記スライドガイド21にスライド嵌合し,これを上下方
向にスライドすることによって上記受金具11の受孔1
5に突没して,該受金具11に係脱自在となるようにし
てあり,またレバーハンドル26は,上記スライド部材
23の連結片部24に重合軸着することによって該スラ
イド部材23の非受金具側先端に室内側に向けて回動自
在に連結した同様に金属製,例えばアルミ押出材加工品
又は鋳造品のバー材によるものとしてあり,このとき該
レバーハンドル26は,その長さを十分に長くすること
によって,回動半径をサッシ戸Bとの間隔より大きくサ
ッシ戸Bと交差するようにしたものとしてある。
【0015】保持手段として,本例にあってレバーハン
ドル26をスライドケース17に固定する回動リンク2
7は,スライドケース17における矩形筒状のスライド
ガイド21の横方向(幅方向)両側の側面中間位置とレ
バーハンドル26の同じく両側の側面中間位置間にそれ
ぞれ長手方向両端部を回動自在に軸支固定して架設状に
配置した両側一対のリンクプレートにより,安定して確
実な回動を行うものとしてあり,該回動リンク27によ
って,レバーハンドル26及びスライド部材23をスラ
イドケース17に固定して,これらを保持し,その外れ
や落下を防止して,レバーハンドル26の回動とこれに
よるスライド部材23の受金具11への係脱を可能とす
るようにしてあり,更に上記回動リンク27によって,
スライドケース17側の軸支部分を中心位置として,そ
の軸支間長さを半径とするようにレバーハンドル26の
回動を規制するとともにその回動をスムーズ且つ確実に
行うようにしてあり,このときレバーハンドル26は,
上記回動リンク27の回動によって上下方向に向けて回
動するとともにレバーハンドル26側の軸支部分を支点
とするようにスライド部材23側先端を上下動する結
果,該先端に連結片部24を介して回動自在に連結した
スライド部材23を,スライドガイド21の案内によっ
て上昇又は降下し,該上昇又は降下により,該スライド
部材23を受金具11に係脱するものとしてあり,本例
にあってレバーハンドル26は,スライドケース17上
に起立して,スライド部材23と直列状とすることによ
って,スライド部材23を降下し受金具11に係合した
施錠状態とし,レバーハンドル26を下向きに回動し
て,上記スライド部材23側先端を上方に移動させ,ス
ライド部材23を上昇することによって,これを受金具
11から脱出させて,解錠状態とし,伸縮仕切体1の伸
縮リンク機構3の拘束を解除して,その開閉を可能とし
得るようにしたものとしてあり,またレバーハンドル2
6を上向きに回動して,上記と逆の動作によって,伸縮
リンク機構3を拘束して,施錠状態とし,防犯性を確保
し得るようにしたものとしてあり,このときレバーハン
ドル26は,その回動半径をサッシ戸Bとの間隔より大
きくサッシ戸Bと交差するようにしてあるため,サッシ
戸Bが閉成されているとき,レバーハンドル26の回動
は,サッシ戸Bによって妨げられることによって,施錠
状態から解錠状態とすることはできず,従ってサッシ戸
Bの,例えば引違戸召合せ框間のクレセント施錠に伴っ
て,伸縮面格子Aとしての防犯性が確保される一方,非
常時には,脱出者が室内側から上記クレセントを解錠
し,或いは救助者が室外側からサッシ戸Bを破損する等
することによって,レバーハンドル26を回動して解錠
状態として,伸縮仕切体1をそのガイドレール6の案内
によって開成し,サッシ戸Bの開口前に室内側から室外
側への非常脱出用の脱出開口を形成し,窓からの脱出避
難を可能とすることができる。
【0016】図中22はスライドケース17におけるス
ライドガイド21背面側を部分的に切欠いて,レバーハ
ンドル26の回動を可能とする切欠き部,25はスライ
ドガイド21内においてスライド部材23に横方向(幅
方向)に透設し,回動リンク27軸支固定用の,本例に
おいて用いた貫通軸28に対してスライド部材23の上
下方向の移動を可能とするようにその移動長さに応じて
上下方向に向けた長さを有する貫通軸挿通用の長孔,2
9はスライドケース17と回動リンク27間のワッシ
ャ,30はレバーハンドル26と回動リンク27間のス
ペーサーをなすローラー,31は回動リンク27の上記
貫通軸28固定用のリベット,32は受金具11のべー
ス12及びスライドケース17のべース18の固定用の
ネジ,リベット等の固定金具を示す。
【0017】図示した例は以上のとおりとしたが,本発
明の実施に当って,伸縮仕切体を多数の横桟を伸縮リン
ク機構によって連結し,上下方向に同時伸縮自在に形成
した,縦方向にガイドレールを備えたものとすること,
一対の桟固定手段の双方を室内側からの解除を自在とし
た中間桟固定手段と端部桟固定手段又は一対の中間桟固
定手段とすること,端部桟に対して解除不能の固定手段
を用いるとき,一対のガイドレール長手方向端部に架設
材を配して,面格子収納開閉用の枠体を形成し,伸縮仕
切体の伸縮方向一端の端部桟を,上記架設材に固定する
ことによってガイドレール長手方向に移動不能とするも
のとすること,中間桟固定手段の受金具を,上記上下一
対のうち下部のガイドレールに代えて上部のガイドレー
ルに設けこれに応じて中間の桟の上方に施錠金具を設け
るようにすること,中間桟固定手段の施錠金具における
保持手段,即ちスライドケースに対するレバーハンドル
及び/又はスライド部材の保持手段を,上記回動レバー
に代えて,スライドガイド上方位置に室内側に向けて突
設したストッパーによる,レバーハンドルの上限位置を
規制する,その回動とは別のものとすること,上記施錠
金具における回動リンクをスライドガイドの一側に設け
て,上記保持とともに厚肉のリンクプレートを用いるこ
とにより安定したレバーハンドルの回動を行うようにし
たものとすること,上記回動リンクを用いるとき,その
スライドケースやレバーハンドルへの軸支固定に貫通軸
を用いることなく,軸支部毎に非貫通の短い軸を用いて
軸支固定を行うようにして,上記スライド部材に透設し
た長孔の設置を省略するようにすること等を含めて,伸
縮仕切体,ガイドレール,中間桟固定手段,これと対を
なす他の桟固定手段,受金具,施錠金具,保持手段等の
各具体的材質,形状,構造,これらの関係,これらに対
する付加等の具体的形態は,上記発明の要旨に反しない
限り,これを様々のものとすることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に記載の発明は,例えば縦桟や横桟の桟と,傾
斜し或いは湾曲する等して桟の長手方向に単一に又は複
数に配設した伸縮リンク機構とを備えて多様且つ個性的
なデザインの伸縮面格子とするとともに非常脱出用の脱
出開口を簡易且つ確実に得られ,且つその面格子として
の防犯性を可及的に確保し得る非常脱出用伸縮面格子を
提供することができ,また請求項2に記載の発明は,上
記に加えて回動リンクによってスライドケースとレバー
ハンドル,更にはこれに設けたスライド部材との,施錠
金具としての一体性を確保するとともにレバーハンドル
の回動をスムーズ且つ確実に行い,これによるレバーハ
ンドルの回転運動を,受金具に係脱するスライド部材の
直線運動に確実に転換し,中間桟固定手段の作動を簡易
にして確実なものとして,施錠金具の好ましい形態を示
すものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸縮面格子の正面図である
【図2】伸縮面格子の一部を省略した背面図である
【図3】伸縮面格子の設置状態を示す縦断面図である
【図4】中間桟固定手段の分解斜視図である
【図5】中間桟固定手段による拘束状態を示す側面図で
ある
【図6】中間桟固定手段の作動状態を示す側面図である
【図7】中間桟固定手段の横断面図である
【符号の説明】
A 伸縮面格子 1 伸縮仕切体 2 桟 3 伸縮リンク機構 6 ガイドレール 11 受 金 具 16 施錠金具 17 スライドケース 21 スライドガイド 23 スライド部材 26 レバーハンドル 27 回動リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の桟を伸縮リンク機構によって連結
    し同時伸縮自在に形成した伸縮仕切体と,該伸縮仕切体
    の伸縮開閉用の一対のガイドレールと,上記伸縮仕切体
    の伸縮方向に一対の桟をそれぞれ上記ガイドレール長手
    方向に移動不能とすることにより上記伸縮リンク機構を
    拘束し,少くとも一方をサッシ戸を開成することによっ
    て形成される開口前に配置して室内側からの解除を自在
    とした中間桟固定手段とした一対の桟固定手段とを備
    え,上記中間桟固定手段を,上記一対のガイドレールの
    少くとも一方の長手方向所定の中間位置に設置した受金
    具と,レバーハンドルの操作によって該受金具にスライ
    ド部材を係脱自在とするように,上記受金具の位置に対
    応して伸縮仕切体の所定の桟に設置したスライドケー
    ス,該スライドケースの案内によって桟長手方向にスラ
    イドし上記受金具に係脱自在のスライド部材,該スライ
    ド部材の非受金具側先端に室内側に向けて回動自在に連
    結し該スライド部材を係脱方向にスライドするとともに
    回動半径をサッシ戸との間隔より大きくサッシ戸と交差
    するようにしたレバーハンドル,及び上記スライドケー
    スとスライド部材又はレバーハンドルとの間に設けた保
    持手段を有する施錠金具とを備えてなることを特徴とす
    る非常脱出用伸縮面格子。
  2. 【請求項2】 上記施錠金具における保持手段を,スラ
    イドケースとレバーハンドル間に配設し,スライドケー
    スに対してレバーハンドルの回動を規制し且つレバーハ
    ンドルをスライドケースに固定する回動リンクによるも
    のとしてなることを特徴とする請求項1に記載の非常脱
    出用伸縮面格子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107651331A (zh) * 2017-11-02 2018-02-02 优捷特环保科技有限公司 一种用于加油站及油罐区检测井的井盖

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107651331A (zh) * 2017-11-02 2018-02-02 优捷特环保科技有限公司 一种用于加油站及油罐区检测井的井盖
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