JPH10331156A - 鋼管杭及び同鋼管杭を使用した基礎工法 - Google Patents
鋼管杭及び同鋼管杭を使用した基礎工法Info
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- JPH10331156A JPH10331156A JP27264497A JP27264497A JPH10331156A JP H10331156 A JPH10331156 A JP H10331156A JP 27264497 A JP27264497 A JP 27264497A JP 27264497 A JP27264497 A JP 27264497A JP H10331156 A JPH10331156 A JP H10331156A
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Abstract
することが困難な軟弱地盤に適用することができる、鋼
管杭及び鋼管杭を使用した基礎工法を提供すること。 【解決手段】 鋼管10の先端部分をその先端外周に沿
ってほぼ1周にわたり螺旋状に切欠し、該切欠部分に沿
って鋼管10の直径の5倍乃至6倍程度の直径を有す
る、ほぼ1巻の掘削刃兼用の螺旋状底板20を溶接等に
より固定する。螺旋状底板20の下面周縁に沿って周壁
25aを一体に設ける。
Description
表示であるN値が10未満の超軟弱地盤に、例えば比較
的低層の2階建住宅等の建造物を構築する際の基礎補強
となる鋼管杭及び同鋼管杭を使用した基礎工法に関す
る。
等の低層の建造物の基礎を構築する際、地盤の強度に応
じて基礎間の間隔である基礎幅を設定している。例え
ば、1m2 当たり5TON 以上の地耐力を有する地盤の場
合には基礎幅は500mmで、1m2 当たり3TON の地耐
力しか有さない場合には基礎幅を広くした800mm幅に
設定するのが一般的である。
階建住宅の基礎を構築するには、地耐力のある比較的硬
い地盤層がある深さまで掘削して基礎の底面を設置す
る、いわゆる深基礎工法を採用するが、水位が高い軟弱
地盤では地盤の掘削に際し、掘削した箇所に土砂が崩れ
落ちたり、地下水がわき出て溜まったりしないように土
留をしたり、排水(水替え)をしなければならず、基礎
の施工が困難である。
地盤は、少なくともボーリングの硬さ表示であるN値が
15以上で、N値が30程度の硬さが望ましい。軟弱地
盤の場合、N値が30程度の層は地面から約10mから
15mの深さとなる。ところで、杭の支持力は、〔定数
30×N値30×杭の先端断面積〕×(1/3)で示さ
れ、例えば、杭の先端断面積を0.049とする場合、
杭1本当たりの支持力は14.7トン(約15トン)と
なる。5トン基礎を使用する場合には、上述の如く、基
礎幅を500mmとし、2mピッチで荷重を受ける仮定す
ると、杭にかかる荷重は5トン×500mm×2,000
mm=5トン程度に過ぎず、これを約15トンの支持力を
有する杭で支持することは、たとえ安全率を高く見積も
ったとしても無駄(不経済)である。
ことを考えた場合、支持力15トンの杭では、杭間隔が
6mとなって広くなり過ぎて、杭間に架設する地中梁
は、その断面積を大きく設定する必要があり、結果的に
は不経済となる。
先端断面積の小さい、支持力が3トンから4トン程度の
鋼管杭を使用し、これを1.8m間隔で打ちこんむ場
合、約10mから15mの長さの杭が必要となり、施工
コストが高騰化する。
の不同沈下の原因の約70%は、3mから4m付近まで
の地表面下の軟弱地盤で生じていることが判明してい
る。地表面から4m乃至5mよりもさらに深い地盤で
は、その上層の土砂による圧密を受けており、地盤の強
度は杭を支持できる程ではないが、多少とも強くなって
いる。このため、深基礎工法による掘削孔あるいは部分
掘削による掘削孔内にコンクリートを充填した、いわゆ
るアップルコンクリート基礎を構築して住宅を支えるこ
とが提案されているが、上述した深基礎工法で説明した
如く、水位の高い軟弱地盤では、掘削に際し、土留矢板
や排水が必要となり、敷地が狭い小規模住宅では施工が
困難である。
ルセメントと施工現場の土砂とを混合撹拌して基礎を形
成する工法が採用されている。この工法によれば、施工
現場の土砂をソイルセメントで固めた、直径が50cm
乃至60cm、長さが5m乃至6m前後の、建物荷重支
持のための地盤改良柱を2階建住宅の基礎として使用す
る。
によってその性状が大きく異なっており、これにソイル
セメントを混合撹拌してバラツキのない、品質の均一な
地盤改良柱を形成することは、困難である。例えば、土
砂の性状に合わせて土砂とソイルセメントとを混合撹拌
するが、撹拌条件、時間等が異なり、品質のバラツキを
回避することは殆ど不可能である。
砂との間に摩擦力が生じて、この摩擦力が地盤改良柱を
地盤中に支える力の一つとなると言われているが、軟弱
地盤では期待した程摩擦力が発揮されない。このため、
地盤改良柱の先端には、その上端から建造物の荷重が作
用する一方、その先端(断面)に地盤の反力が作用する
が、この軸方向荷重の殆どを地盤改良柱のみで支えてお
り、地盤改良柱の品質にバラツキがあると、柱体に座屈
が生じて不同沈下の原因となる。
地盤に基礎を構築する場合、深基礎工法、アップルコン
クリート基礎工法、地盤改良柱工法等が知られている
が、上述の如く、いずれも種々の問題を抱えている。
で、安全且つ施工が非常に簡単で、支持杭を使用するこ
とが困難な軟弱地盤に適用することができる、鋼管杭を
提供することを目的とする。また、この鋼管杭を使用し
て、深基礎工法や地盤改良柱工法等に代わる、新規な基
礎工法を提供することを目的とする。
明では、鋼管の直径の2倍乃至3倍の外径を有する螺旋
状翼を設けた通常の鋼管杭では基礎として使用すること
が困難なN値が10未満の超軟弱地盤に適用できるよう
にするため、鋼管にその直径の5倍乃至6倍前後の外径
を有する螺旋状翼を設ける点に第1の特徴を有してい
る。また、螺旋状翼の下部に土砂を包み込むように拘束
して圧密し、この土砂の圧密効果により支持力を得るよ
うにするため、螺旋状翼の下面周縁に周壁を設ける点に
第2の特徴を有している。
を基礎として使用することが困難な、N値が10未満の
超軟弱地盤に適用する拡底型の鋼管杭であって、鋼管
(短尺管)に、その直径の5倍乃至6倍前後の直径を有
する、螺旋状底板(螺旋状翼)を固定してなることを特
徴としている。
の下面周縁に沿って周壁を設けてなることを特徴として
いる。
乃至6倍前後の直径を有する、螺旋状底板(螺旋状翼)
を固定した拡底型の鋼管杭を、N値が10未満の超軟弱
地盤内に無排土で回転推進し、前記鋼管及び前記螺旋状
底板を介して超軟弱地盤の下方に位置する強度のある地
盤に建造物の荷重を伝達させて、建造物を超軟弱地盤上
に支持することを特徴としている。
乃至6倍前後の直径を有する、螺旋状底板(螺旋状翼)
を固定し、且つ螺旋状底板(螺旋状翼)に、その下面周
縁に沿って周壁を設けた鋼管杭を、N値が10未満の超
軟弱地盤内に無排土で回転推進させる際、周壁が螺旋状
底板(螺旋状翼)の下部に土砂を包み込むように拘束し
て圧密し、鋼管杭の埋設後、周壁による圧密効果と螺旋
状底板(螺旋状翼)による支圧力とにより建造物を超軟
弱地盤上に支持することを特徴としている。
刃又は回転芯ずれ防止用の先導部材を有する底板を固定
するようにしてもよい。
翼)と一体に形成するようにしてもよい。また、前記周
壁を一体に形成した螺旋状底板(螺旋状翼)において、
その曲げ強度を高めるために凹凸部を形成するようにし
てもよい。
未満の超軟弱地盤に地表面から4m乃至5mの深さまで
拡底型の鋼管杭を無排土で回転推進すると、螺旋状底板
がN値4〜5の多少強度を有する地盤に達する。この地
盤では、鋼管の直径の2倍程度の螺旋翼を有した支持杭
を支えることはできないが、鋼管の5倍乃至6倍の直径
を有する螺旋状底板を支持することは可能である。建造
物の荷重は、鋼管から螺旋状底板に作用し、該螺旋状底
板から25分の1から36分の1の大きさの荷重に分散
して螺旋状底板の下方の地層に位置する強度のある地盤
に伝達されることになる。
縁に周壁が設けてあると、鋼管杭が地盤中に回転推進さ
れる際、周壁が螺旋状底板(螺旋状翼)の下部に土砂を
包み込むように拘束して圧密し、鋼管杭の埋設後、周壁
による圧密効果と螺旋状底板による支圧力とが相俟って
建造物を超軟弱地盤上に支持することができる。
面にその軸線方向に沿って複数の螺旋状翼を適宜間隔を
おいて配置し、これら螺旋状翼のうち最下部に配置され
る螺旋状翼の外径を鋼管の直径の2倍乃至3倍に設定
し、該最下部の螺旋状翼から鋼管の上部に配置される螺
旋状翼にしたがって外径が順次大径になるようにし、且
つ各螺旋状翼に、その下面周縁に沿った周壁をそれぞれ
設けてなることを特徴としている。
て複数の螺旋状翼を適宜間隔をおいて配置し、これら螺
旋状翼のうち最下部に配置される螺旋状翼の外径を鋼管
の直径の2倍乃至3倍に設定し、該最下部の螺旋状翼か
ら鋼管の上部に配置される螺旋状翼にしたがって外径が
順次大径になるようにし、且つ各螺旋状翼に、その下面
周縁に沿った周壁をそれぞれ設けた鋼管を、N値が10
未満の超軟弱地盤内に無排土で回転推進し、その際、前
記周壁が前記螺旋状底板の下部に土砂を包み込むように
拘束して圧密し、前記鋼管杭の埋設後、前記周壁による
圧密効果と前記螺旋状底板による支圧力とによって建造
物を超軟弱地盤上に支持することを特徴としている。
による支圧力の他に、各螺旋状翼の周壁による圧密効果
があるため、N値が10未満の超軟弱地盤内でも建造物
を支持することができる。また、最下部の螺旋状翼から
鋼管の上部に配置される螺旋状翼にしたがって外径が順
次大径になるようにしてあり、全体として円錐状とな
り、各螺旋状翼による垂直方向支圧力のみならず、クサ
ビ効果が働いて斜め方向に対する支圧力も付加され、大
きな支持力が得られる。
ついて添付図面を参照して説明する。
鋼管杭の第1実施例を示す一部省略した正面図、図2は
図1の螺旋状底板の斜視図、図3は螺旋状底板の変形例
を示す正面図、図4は図3の螺旋状底板の斜視図、図5
は螺旋状底板の別の変形例を示す斜視図、図6は螺旋状
底板のまた別の変形例を示す斜視図、図7は螺旋状底板
の更に別の変形例を示す底面図、図8は図7に示す螺旋
状底板の正面図、図9は螺旋状底板の更に別の変形例を
示す底面図、図10は図9に示す螺旋状底板の正面図、
図11は本発明の拡底型の鋼管杭の第2実施例を示す一
部省略した正面図、図12は同第3実施例を示す一部省
略した正面図、図13は同第4実施例を示す一部省略し
た正面図、図14は同第5実施例を示す一部省略した正
面図、図15は同第6実施例を示す一部省略した正面
図、図16乃至図18は図14又は図15に示す拡底型
の鋼管杭の先端部分の変形例を示す部分正面図、図19
乃至図22は図1、図11、図12又は図13に示す拡
底型の型の鋼管杭の変形例を示す一部省略した正面図、
図23乃至図26は図12、13、14又は図15に示
す拡底型の型の鋼管杭の別の変形例を示す一部省略した
正面図、図27は周壁を設けた螺旋状底板を有する杭の
効果を試験するための、杭頭荷重と沈下量との関係を示
すグラフ、図28は本発明の第2の態様である円錐状多
翼型の鋼管杭の一実施例を示す一部省略した正面図であ
る。
例えば165φ程度の直径を有する鋼管10の先端部分
をその先端外周に沿ってほぼ1周にわたり螺旋状に切欠
し、該切欠部分に沿って鋼管10の直径の5倍乃至6倍
前後程度の直径を有する、ほぼ1巻の掘削刃兼用の螺旋
状底板20を溶接等により固定したものである。
管10の直径の5倍乃至6倍前後程度の直径を有する環
状円板に、その中心に達する半径方向の切り込みを入
れ、該切り込みを介して環状円板を鋼管10の螺旋状に
切欠した先端面に沿うように折り曲げ加工して形成され
る。
間の隙間を閉じる閉じ板21が設けられ、またその中央
部に鋼管10内への土砂の進入を許容する土砂進入孔2
2が設けられる。また、螺旋状底板20の中央部には、
土砂進入孔22を横切るようにして固定され、鋼管10
の推進方向に突出するほぼ台形状の先導部材23が設け
られる。この先導部材23は、回転推進に際し、螺旋状
底板20より先に地盤に食い込んで螺旋状底板20を地
盤に対して位置決めをし、螺旋状底板20の回転芯ずれ
を防止するものである。なお、この土砂進入孔22を先
導部材23により閉塞した形式もある。
管杭を使用して、N値が10未満の超軟弱地盤に例えば
2階建の住宅用の基礎を構築する、基礎工法を説明す
る。
1の拡底型の鋼管杭を起立させ、その上端を図示しない
回動押し込み駆動装置に取り付け、該駆動装置によって
鋼管10を回転しつつ地盤中に押し込むようにすると、
まず先導部材23が地盤に食い込み、螺旋状底板20の
地盤に対する位置決めをする。次いで、螺旋状底板20
が先導部材23と共に掘削刃として鋼管10の推進方向
にある土砂を掘削軟化しつつ、該土砂を鋼管10の側部
に押し出しながら横振れなく、鋼管10が地盤中に無排
土で回転推進されて埋め込まれる。
程度地盤内に推進した時点で回動押し込み駆動装置の駆
動を停止する。螺旋状底板20が位置する箇所は、その
上層の土砂による圧密を受け、杭を支持できる程の地盤
強度を有していないものの、地表面部分よりも多少地盤
強度を有している。
20に伝達され、さらに螺旋状底板20からその下方に
位置する深い地層にある強度を有した地盤に伝達され
る。このとき、螺旋状底板20は、鋼管10の直径の5
倍から6倍の直径に形成されていることから、螺旋状底
板に作用する地盤からの反力は、鋼管10のみの場合に
受ける地盤の反力の場合に比して単位面積当たり25分
の1から36分の1程度になる。換言すれば、建造物の
荷重を、鋼管10のみで支える場合に比して25分の1
から36分の1程度に分散して下方に位置する強度のあ
る地盤に伝達するようになる。
い地層まで拡底型の鋼管杭を埋め込むことなく、軟弱地
盤中にあたかも浮いたような状態で埋め込むことで、不
同沈下を確実に防止して建造物を超軟弱地盤上に支える
ことができる。
向の反力により曲げモーメントが作用するが、螺旋状底
板20が鋼管10の先端面に固定されていることから、
鋼管10には作用せず、鉛直方向の圧縮応力のみであ
り、鋼管10を曲げモーメントに耐えるように厚肉にす
る必要はない。
底板20の変形例を示すもので、螺旋状底板20aに、
階段状の刃を有する掘削刃24、24を、螺旋状底板2
0の中心から直径方向に延び且つ螺旋状底板20の底面
に対して40°乃至45°傾斜するように固定してい
る。
に、回転推進に際し、螺旋状底板20より先に地盤に食
い込んで螺旋状底板20を地盤に対して位置決めをし、
螺旋状底板20の回転芯ずれを防止し、そして螺旋状底
板20が地盤に食い込んだ後は螺旋状底板20と共に鋼
管10の推進方向の土砂を掘削軟化する。また、掘削刃
24は、螺旋状底板20を補強する補強リブとなる。し
たがって、螺旋状底板20は、その肉厚を厚く設定しな
くても、地盤からの反力による曲げモーメントに耐える
ことができる。
の別の変形例を示すものである。これによれば、螺旋状
底板20bの下面周縁に沿って周壁25が溶接等の固着
手段により固定してある。この周壁25は、拡底型の鋼
管杭の埋設後、螺旋状底板20bの底面側の土砂が逃げ
ないようにして(包み込むように拘束して)圧密し、土
砂の保持力を高めるものである。周壁25の高さは、大
体30mm乃至50mm程度に設定される。このような
範囲に設定したのは、周壁25の高さが30mmよりも
低いと周壁25による圧密効果が十分に得られず、また
周壁25の高さが50mmよりも高いと軟弱地盤とはい
え地盤中への回転推進に際して大きな抵抗となって好ま
しくない上に、圧密効果の向上もそれほど期待できない
という理由からである。地盤の状態によっては、僅かで
はあるが30mmよりも低くなることや、50mmより
も高くなることがある点に留意すべきである。
性加工して周壁25aを螺旋状底板20と一体に形成し
た変形例を示している。この場合、図5に示す螺旋状底
板20に比して溶接等の固着工程が省略できる上に、螺
旋状底板20を成形すると同時に周壁25aを成形する
ことができ、加工コストの大幅な低減を図ることが可能
となる。そして、図7乃至図10に示すように、螺旋状
底板20に凹凸部であるエンボス部20cを形成するこ
とによって、このエンボス部20cと周壁25aとで該
螺旋状底板20の曲げ強度を更に向上させることができ
る。換言すれば、図5に示す場合よりも更に螺旋状底板
20の板厚を薄く設定しても、地盤からの反力による曲
げ力に対して十分に耐えることができるようになる。エ
ンボス部20cの数、形状等は図7乃至図10に示す実
施例に限定されるものではない。要は螺旋状底板20の
曲げ強度を向上させるものであれば図7乃至図10に示
すものに限定されるものではない。
5、25aを設けた鋼管杭をN値が10未満の超軟弱地
盤に回転推進させて、例えば2階建の住宅用の基礎を構
築する場合にも、図1に示す鋼管杭と同様に回動押し込
み駆動装置によって鋼管10を回転しつつ地盤中に押し
込むようにする。これにより、鋼管杭は所定の深さ(地
表面から5m乃至6m程度の深さ)まで超軟弱地盤中に
埋設される。この際、周壁25、25aが螺旋状底板2
0bの底面側(下部側)の土砂が逃げないようにして
(包み込むように拘束して)圧密する。したがって、周
壁25、25aによる圧密効果と螺旋状底板20による
支圧力によって建造物を超軟弱地盤上に支持することが
できる。
施例を示すものである。
度の直径を有する短尺管11の先端を螺旋状に切欠し、
この切欠した短尺管11の先端切欠部に、短尺管11の
直径の5倍乃至6倍前後の直径を有する、螺旋状底板3
0を固定している。そして、短尺管11の上端開口部に
は、該開口部の内径に合致した外径を有する鋼管12を
嵌合して溶接等の接合手段によって固定する。なお、短
尺管11の上端開口部の内周に雌ネジを形成し、また鋼
管12の先端部外周に雄ネジを形成して、鋼管12を短
尺管11の上端開口部に螺合するようにしてもよい。
の螺旋状底板20と同様に、鋼管12の推進方向に突出
する台形状の先導部材31が設けられる。この先導部材
31は、回転推進に際し、螺旋状底板30より先に地盤
に食い込んで螺旋状底板30を地盤に対して位置決めを
し、螺旋状底板30の回転芯ずれを防止するものであ
る。
は、その始端と終端との間の隙間を閉じる閉じ板が設け
られ、またその中央部に短尺管11、鋼管12内への土
砂の進入を許容する土砂進入孔が設けられる場合と、該
土砂進入孔が閉塞される場合とがある。
1に示す拡底型の鋼管杭と同様に、回動押し込み駆動装
置によって軟弱地盤に埋め込み、螺旋状底板30が地表
面から5m乃至6m程度地盤内に推進した時点でこの埋
め込みを停止する。
ら螺旋状底板30に伝達され、さらに螺旋状底板30か
らその下方に位置する深い地層にある強度を有した地盤
に伝達される。このとき、螺旋状底板30は、短尺管1
1の直径の5倍から6倍の直径に形成されていることか
ら、螺旋状底板30に作用する地盤からの反力は、鋼管
12のみの場合に受ける地盤の反力の場合に比して単位
面積当たり25分の1から36分の1程度になる。換言
すれば、建造物の荷重を、鋼管12のみで支える場合に
比して25分の1から36分の1程度に分散して下方に
位置する強度のある地盤に伝達するようになる。
1実施例の拡底型の鋼管杭の場合と同様の効果がある他
に、螺旋状底板30を固定した短尺管11と鋼管12と
を分離した状態で施工現場まで搬送し、施工現場で両者
を接合することにより、狭隘な施工現場への搬送が容易
となる。
も、図3、4のような掘削刃24を設け、また図5乃至
図10に示すような周壁25を設けることができる。
施例を示すものである。
度の直径を有する鋼管13の先端に掘削刃41、41を
設けた底板42を固定し、また鋼管13の先端側の外周
に、鋼管13の直径の5倍乃至6倍前後の直径を有す
る、ほぼ1巻きの螺旋状翼40を固定している。
動押し込み駆動装置によって鋼管13を回転駆動する
と、掘削刃41が地盤を掘削軟化しつつ、鋼管13が軟
弱地盤内に埋め込まれ、螺旋状翼40が地表面から5m
乃至6m程度地盤内に推進した時点でこの埋め込みを停
止する。
0に伝達され、さらに螺旋状翼40からその下方に位置
する深い地層にある強度を有した地盤に伝達される。こ
のとき、螺旋状翼40は、鋼管13の直径の5倍から6
倍の直径に形成されていることから、螺旋状翼40に作
用する地盤からの反力は、鋼管13のみの場合に受ける
地盤の反力の場合に比して単位面積当たり25分の1か
ら36分の1程度になる。換言すれば、建造物の荷重
を、鋼管13のみで支える場合に比して25分の1から
36分の1程度に分散して下方に位置する強度のある地
盤に伝達するようになる。
と同様に、軟弱地盤の下方に位置する深い地層まで拡底
型の鋼管杭を埋め込むことなく、軟弱地盤中にあたかも
浮いたような状態で埋め込むことで、不同沈下を確実に
防止して建造物を超軟弱地盤上に支えることができる。
施例を示すものである。
度の直径を有する短尺管14の先端に掘削刃51を備え
た底板52を固定し、また短尺管14の軸線方向中間部
の外周に、短尺管14の直径の5倍乃至6倍前後の直径
を有する、ほぼ1巻きの螺旋状翼50を固定する。そし
て、短尺管14の上端にほぼ90φ〜100φ程度の直
径を有する鋼管15を溶接等の接合手段で接続してい
る。
動押し込み駆動装置によって鋼管15を回転駆動する
と、掘削刃51が地盤を掘削軟化しつつ、短尺管14、
鋼管15が軟弱地盤内に埋め込まれ、螺旋状翼50が地
表面から5m乃至6m程度地盤内に推進した時点でこの
埋め込みを停止する。
ら螺旋状翼50に伝達され、さらに螺旋状翼50からそ
の下方に位置する深い地層にある強度を有した地盤に伝
達される。このとき、螺旋状翼50は、短尺管14の直
径の5倍から6倍程度の直径に形成されていることか
ら、螺旋状翼50に作用する地盤からの反力は、短尺管
14、鋼管15で受ける地盤の反力の場合に比して単位
面積当たりほぼ25分の1からほぼ36分の1程度にな
る。換言すれば、建造物の荷重を、短尺管14、鋼管1
5のみで支える場合に比してほぼ25分の1からほぼ3
6分の1程度に分散して下方に位置する強度のある地盤
に伝達するようになる。
と同様に、軟弱地盤の下方に位置する深い地層まで拡底
型の鋼管杭を埋め込むことなく、軟弱地盤中にあたかも
浮いたような状態で埋め込むことで、不同沈下を確実に
防止して建造物を超軟弱地盤上に支えることができる。
と鋼管15とを分離した状態で施工現場まで搬送し、施
工現場で両者を接合することにより、狭隘な施工現場へ
の搬送が容易となる。
施例を示すものである。
度の直径を有する鋼管16の先端部外周に鋼管16の直
径の2倍乃至3倍前後の直径を有するほぼ1巻きの掘削
用螺旋翼61を設け、この掘削用螺旋翼61から軸線方
向上方に所定距離おいた鋼管16の外周面に、鋼管16
の直径の5倍乃至6倍前後の直径を有する、ほぼ1巻き
の螺旋状翼60を設けている。
動押し込み駆動装置によって鋼管16を回転駆動する
と、掘削用螺旋翼61が地盤を掘削軟化しつつ、鋼管1
6が軟弱地盤内に埋め込まれ、螺旋状翼60が地表面か
ら5m乃至6m程度地盤内に推進した時点でこの埋め込
みを停止する。
0に伝達され、さらに螺旋状翼60からその下方に位置
する深い地層にある強度を有した地盤に伝達される。こ
のとき、螺旋状翼60は、鋼管16の直径の5倍から6
倍の直径に形成されていることから、螺旋状翼60に作
用する地盤からの反力は、鋼管16のみの場合に受ける
地盤の反力の場合に比して単位面積当たり25分の1か
ら36分の1程度になる。換言すれば、建造物の荷重
を、鋼管16のみで支える場合に比して25分の1から
36分の1程度に分散して下方に位置する強度のある地
盤に伝達するようになる。
と同様に、軟弱地盤の下方に位置する深い地層まで拡底
型の鋼管杭を埋め込むことなく、軟弱地盤中にあたかも
浮いたような状態で埋め込むことで、不同沈下を確実に
防止して建造物を超軟弱地盤上に支えることができる。
状翼60のみではなく、掘削用螺旋翼61でも受けるこ
とから、この掘削用螺旋翼61で受ける荷重分だけ螺旋
状翼60にかかる荷重を低減することができる。換言す
れば、地盤からの反力(地盤抵抗)を螺旋状翼60と掘
削用螺旋翼61とで分配して受けるようにしてあるの
で、螺旋状翼60の肉厚を薄く設定することができる。
また、2枚の翼で掘削することになり、掘削効率を向上
させることができる。
ある。
度の直径を有する短尺管17の先端部外周面に短尺管1
7の直径の2倍乃至3倍前後の直径を有するほぼ1巻き
の掘削用螺旋翼71を設け、この掘削用螺旋翼71から
軸線方向上方に所定距離おいた短尺管17の外周面に、
短尺管17の直径の5倍乃至6倍前後の直径を有する、
ほぼ1巻きの螺旋状翼70を設けている。短尺管17の
上端にほぼ90φ〜100φ程度の直径を有する鋼管1
8を溶接などの接合手段で接続している。
動押し込み駆動装置によって鋼管18を回転駆動する
と、掘削用螺旋翼71が地盤を掘削軟化しつつ、短尺管
17、鋼管18が軟弱地盤内に埋め込まれ、螺旋状翼7
0が地表面から5m乃至6m程度地盤内に推進した時点
でこの埋め込みを停止する。
ら螺旋状翼70に伝達され、さらに螺旋状翼70からそ
の下方に位置する深い地層にある強度を有した地盤に伝
達される。このとき、螺旋状翼70は、短尺管17の直
径の5倍から6倍の直径に形成されていることから、螺
旋状翼70に作用する地盤からの反力は、鋼管18で受
ける地盤の反力の場合に比して単位面積当たりほぼ25
分の1からほぼ36分の1程度になる。換言すれば、建
造物の荷重を、鋼管18のみで支える場合に比して25
分の1から36分の1程度に分散して下方に位置する強
度のある地盤に伝達するようになる。
と同様に、軟弱地盤の下方に位置する深い地層まで拡底
型の鋼管杭を埋め込むことなく、軟弱地盤中にあたかも
浮いたような状態で埋め込むことで、不同沈下を確実に
防止して建造物を超軟弱地盤上に支えることができる。
状翼70のみではなく、掘削用螺旋翼71でも受けるこ
とから、この掘削用螺旋翼71で受ける荷重分だけ螺旋
状翼70にかかる荷重を低減することができる。換言す
れば、地盤からの反力(地盤抵抗)を螺旋状翼70と掘
削用螺旋翼71とで分配して受けるようにしてあるの
で、螺旋状翼70の肉厚を薄く設定することができる。
また、2枚の翼で掘削することになり、掘削効率を向上
させることができる。
7と鋼管18とを分離した状態で施工現場まで搬送し、
施工現場で両者を接合することにより、狭隘な施工現場
への搬送が容易となる。
例において、図16に示すように、鋼管16、短尺管1
7の先端に1対の掘削刃80、80を設けてもよい。ま
た、図17、図18に示すように、鋼管16、短尺管1
7の先端に底板81を設けて、この底板81に台形状の
掘削刃82を設けるか、あるいは底板81の中心側で刃
高を高くした掘削刃83、83を設けてもよい。
形例であり、螺旋状底板20の上面であって鋼管10と
の接合部分に三角形状の補強リブ26を設けている。こ
れにより、螺旋状底板20の肉厚を薄く設定しても、地
盤からの反力による曲げモーメントに耐えることができ
る。
変形例であり、螺旋状底板30の上面で、短尺管11と
の接合部分に三角形状の補強リブ32を設けている。
変形例であり、螺旋状翼40の上面で、鋼管13との接
合部分に三角形状の補強リブ43を設けている。
変形例であり、螺旋状翼50の上面で、短尺管14との
接合部分に三角形状の補強リブ53を設けている。
ブ43、53を、図14、図15に示す螺旋状翼60、
70の上面に設けるようにしてもよい。
いて、鋼管13、15、16、18の外周面に軸線方向
に沿って適宜間隔をおいて複数枚の螺旋状翼40、5
0、60、70を設けるようにしてもよい。
0、50、60、70の下面周縁に沿って図5に示すよ
うな周壁25を設けてもよい。
旋状翼40、50、60、70を設け場合において、最
下部の螺旋状翼40、50、60、70のみならず、そ
れ以外の各螺旋状翼40、50、60、70にそれぞれ
周壁25を設けるようにしてもよい。
示す拡底型の鋼管杭の更に別の変形例であり、例えば鋼
板をプレス加工等の塑性加工することにより螺旋状翼4
0、50、60、70の下面周縁に沿って周壁25bを
一体に形成した場合を示している。この周壁25bは、
図5、図6に示す周壁25、25aと同様に、拡底型の
鋼管杭の埋設後、螺旋状翼40、50、60、70の底
面側(下部側)の土砂が逃げないようにして圧密し(包
み込むように拘束して圧密し)、土砂の保持力を高める
ものである。
であるエンボス部20dを形成することによって、この
エンボス部20dと周壁25bとで該螺旋状翼40、5
0、60、70の曲げ強度を更に向上させることができ
る。
周縁に沿って周壁25bを設けた鋼管杭を、N値が10
未満の超軟弱地盤に回転推進させて、例えば2階建の住
宅用の基礎を構築する場合にも、図1に示す鋼管杭と同
様に、回動押し込み駆動装置によって鋼管13(15、
16、18)を回転しつつ地盤中に押し込むようにす
る。これにより、鋼管杭は所定の深さ(地表面から5m
乃至6m程度の深さ)まで超軟弱地盤中に埋設される。
この際、周壁25bが、螺旋状翼40、50、60、7
0の底面側(下部側)の土砂が逃げないようにして(包
み込むように拘束して)圧密する。したがって、周壁2
5bによる圧密効果と、螺旋状翼40、50、60、7
0による支圧力とによって建造物を超軟弱地盤上に支持
することができる。
1)に基づいて実施した、上記実施例に示す鋼管杭の載
荷試験結果を示すグラフである。縦軸は杭の沈下量(m
m)を示し、横軸は杭頭荷重(トン)を示している。
の反力杭を埋め込み、これら反力杭間に第1の梁を架け
渡すと共に、該第1の梁間に試験杭上を横切るようにし
て第2の梁を架け渡し、該第2の梁と試験杭の頭部との
間にジャッキ(100トン)を配置して準備し、次いで
ジャッキを駆動して、第1、2の梁を介して反力杭に引
き抜き力を作用する一方、この引き抜き力の反力として
の押圧力を試験杭の頭部に作用して行った。
度の超軟弱地盤であった。沈下量は電気抵抗式測定器を
使用して測定した。載荷試験に使用した試験杭は、次の
通りである。
の直径114.3φ、上方の螺旋状翼の外径600φ、
下方の螺旋状翼の外径250φ、翼間距離1.2
m) 試験杭2 図14に示すタイプの杭において螺旋状翼の
間隔を半分に狭めたタイプの杭(鋼管の直径114.3
φ、上方の螺旋状翼の外径600φ 、下方
の螺旋状翼の外径250φ、翼間距離0.6m) 試験杭3 図24に示すタイプの杭(短尺管の直径16
0φ、鋼管の直径110φ、螺旋状翼の外径600φ) 試験杭4 図12に示すタイプの杭(鋼管の直径11
4.3φ、螺旋状翼の外径700φ) 試験杭5 試験杭4よりも螺旋状翼の外径を小さくした
図12に示すタイプの杭(鋼管の直径114.3φ、螺
旋状翼の外径600φ) 試験杭6 図23に示す周壁25bを設けたタイプの杭
(鋼管の直径114.3φ、螺旋状翼の外径600φ、
周壁の高さ50mm) 試験杭7 図23に示す周壁25bを設けたタイプの杭
であって、試験杭6よりも螺旋状翼の外径を大きくした
タイプの杭(鋼管の直径114.3φ、螺旋状翼の外径
700φ、周壁の高さ35mm)である。
の外径を鋼管の2倍乃至3倍に設定した杭)についても
同様の試験を行ったが、杭頭荷重が2トン程度になると
杭が地盤中に急速に沈み込んでしまい、沈下量の測定が
不可能となった。
上記実施例の拡底型の鋼管杭は、いずれも超軟弱地盤
(N値が3程度)で十分支持力が得られることが確認さ
れた。例えば、図24に示す鋼管杭では、8トンの荷重
に対して沈下量は130mmから140mm程度であっ
た。そして、周壁を設けた場合には、周壁を設けない他
の杭に比してさらに沈下量を小さくすること(大きな支
持力が得られること)が確認された。例えば、試験杭6
では13トンの杭頭荷重に対して沈下量は100mm程
度であり、また試験杭7では15トンの杭頭荷重に対し
て沈下量は100mm程度であり、螺旋状翼の支圧力と
相俟って周壁の圧密効果により超軟弱地盤において更に
大きな支持力が得られることが確認された。
状多翼型の鋼管杭の一実施例を示すもので、例えば16
5φ程度の直径を有する鋼管19の外周面に、その軸線
方向に沿って3枚の螺旋状翼90、91、92を略等し
い間隔で配置し、鋼管19の下端近傍に位置する最下部
の螺旋状翼90の外径を鋼管19の直径の2倍乃至3倍
に設定し、該螺旋状翼90から上部に配置される螺旋状
翼91、92にしたがって外径が順次大径となるように
してある。最上部に位置する螺旋状翼92の外径は鋼管
19の直径の5倍乃至6倍に設定してある。そして、各
螺旋状翼90、91、92には、その下面周縁に沿って
周壁25cが一体に形成してある。
5、25a、25bと同様に、鋼管杭の埋設後、各螺旋
状翼90、91、92の底面側(下部側)の土砂が逃げ
ないようにして圧密し(包み込むように拘束して圧密
し)、土砂の保持力を高めるものである。
エンボスを形成することによって、このエンボス部と周
壁25cとで各螺旋状翼90、91、92の曲げ強度を
更に向上させることができる。
100が設けられ、該底板100に台形状の回転芯ずれ
防止用の先導部材101が設けられる。先導部材101
の代わりに掘削刃を設けるようにしてもよい。
沿ってそれぞれ周壁25cを設けた円錐状多翼型の鋼管
杭を、N値が10未満の超軟弱地盤に回転推進させて、
例えば2階建の住宅用の基礎を構築する場合にも、図1
に示す鋼管杭と同様に、回動押し込み駆動装置によって
鋼管10を回転しつつ地盤中に押し込むようにする。こ
れにより、鋼管杭は所定の深さ(地表面から5m乃至6
m程度の深さ)まで超軟弱地盤中に埋設される。この
際、各周壁25cが螺旋状翼90、91、92の底面側
(下部側)の土砂が逃げないようにして(包み込むよう
に拘束して)圧密するので、周壁25cによる圧密効果
と螺旋状翼90、91、92による支圧力によって建造
物を超軟弱地盤上に支持することができる。
直支圧力の他に、円錐形状によるクサビ効果が働いて斜
め方向に対する支圧力も付加され、大きな支持力が得ら
れることになる。
様である拡底型の鋼管杭によれば、鋼管等にその直径の
5倍乃至6倍程度の直径を有する螺旋状底板、螺旋状翼
を設けるようにしてあるので、N値が10未満の超軟弱
地盤であっても建造物を不同沈下しないように確実に支
えることができる。また、施工に際しては、通常の支持
杭と同様に拡底型の鋼管杭を地盤中に回転推進させるだ
けでよく、しかもその深さは5m乃至6m程度でよく、
施工が非常に簡単で、深基礎工法、アップルコンクリー
ト基礎工法のように土留や排水をしながら地盤を掘削し
たり、あるいは地盤改良柱工法のように施工現場の土砂
をソイルセメントと混合撹拌するような手間のかかるこ
とをしなくても済み、施工コストを大幅に低減すること
が可能となる。さらに、地盤改良柱工法のように品質に
バラツキが生じるおそれがない。
周壁を設けることにより、鋼管杭を地盤中に回転推進さ
せる際、周壁が螺旋状底板、螺旋状翼の下側の土砂を包
み込むように拘束して圧密し、鋼管杭の埋設後、周壁に
よる圧密効果と螺旋状底板、螺旋状翼の支圧力とが相俟
って超軟弱地盤であっても建造物を沈下しないように確
実に支持することができる。
多翼型の鋼管杭によれば、鋼管の外周面に複数の螺旋状
翼を所定の間隔をおいて配置し、最下部の螺旋状翼の外
径を鋼管の直径の2倍乃至3倍に設定し、最下部の螺旋
状翼から上部に配置される螺旋状翼にしたがって外径が
順次大径となるようにし、且つ各螺旋状翼の下面周縁に
沿って周壁を設けてあるので、各螺旋状翼による支圧力
と各周壁による圧密効果とによって超軟弱地盤であって
も建造物を沈下しないように確実に支持することができ
る。
部省略した正面図である。
る。
る。
る。
一部省略した正面図である。
る。
る。
る。
る。
端部分の変形例を示す部分正面図である。
端部分の変形例を示す部分正面図である。
端部分の変形例を示す部分正面図である。
部省略した正面図である。
一部省略した正面図である。
一部省略した正面図である。
一部省略した正面図である。
例を示す一部省略した正面図である。
例を示す一部省略した正面図である。
例を示す一部省略した正面図である。
例を示す一部省略した正面図である。
試験するための、杭頭荷重と沈下量との関係を示すグラ
フである。
管杭の一実施例を示す一部省略した正面図である。
向の反力により曲げモーメントが作用するが、螺旋状底
板20が鋼管10の先端面に固定されていることから、
鋼管10には作用せず、鉛直方向の圧縮応力のみであ
り、鋼管10を曲げモーメントに耐えるように厚肉にす
る必要はない。なお、杭体を所定の深さに回転埋設する
場合に、杭の支持力を算出する計算式の一例としては、
次式が一般的に使用されており、
の投影面積) となる。杭先端の螺旋翼が、所定深度の地盤に到着した
ときに、その地盤のN値が支持力計算時のN値以上の強
度であるかを施工管理する方法としては、杭体を回転さ
せる機械のモータの回転抵抗トルク値のグラフと、地盤
調査のN値グラフとが近似値を示すことから、杭施工時
の回転抵抗トルク値を記録し、杭先端の地盤が所定の地
盤のN値以上であるかを確認することにより、N値より
算出した杭の設計支持力を杭が得られているかどうかを
管理することができる。
Claims (38)
- 【請求項1】 先端を螺旋状に切り欠いた鋼管の該先端
切欠部に、鋼管の直径の5倍乃至6倍前後の直径を有す
る、螺旋状底板を固定してなることを特徴とする拡底型
の鋼管杭。 - 【請求項2】 先端を螺旋状に切り欠いた短尺管の該先
端切欠部に、短尺管の直径の5倍乃至6倍前後の直径を
有する、螺旋状底板を固定し、且つ前記短尺管の上端開
口部に、該開口部の内径に合致した外径を有する鋼管を
嵌合して固定してなることを特徴とする拡底型の鋼管
杭。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の鋼管杭にして、 前記螺旋状底板の上面又は下面であって、前記鋼管ある
いは前記短尺管と前記螺旋状底板との接合部分に、補強
リブを取り付けてなることを特徴とする拡底型の鋼管
杭。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の鋼管
杭にして、 前記螺旋状底板の下部中央に、回転芯ずれ防止用の先導
部材を取り付けてなることを特徴とする拡底型の鋼管
杭。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の鋼管
杭にして、 前記螺旋状底板に、その下面周縁に沿った周壁を設けて
なることを特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項6】 請求項5に記載の鋼管杭にして、 前記螺旋状底板と周壁とを一体に形成してなることを特
徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項7】 請求項6に記載の鋼管杭にして、 前記螺旋状底板に、該螺旋状底板の曲げ強度を高める凹
凸部を形成してなることを特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項8】 先端に掘削刃又は回転芯ずれ防止用の先
導部材を有する底板を固定した、鋼管の先端側の外周
に、該鋼管の直径の5倍乃至6倍前後の直径を有する螺
旋状翼を固定してなることを特徴とする拡底型の鋼管
杭。 - 【請求項9】 先端に掘削刃又は回転芯ずれ防止用の先
導部材を備えた底板を固定した短尺管の外周に、該短尺
管の直径の5倍乃至6倍前後の直径を有する螺旋状翼を
固定し、且つ前記短尺管の上端に該短尺管より小径の鋼
管を接続してなることを特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項10】 請求項8又は9のいずれかに記載の鋼
管杭にして、 前記螺旋状翼に、その下面周縁に沿った周壁を設けてな
ることを特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項11】 請求項10に記載の鋼管杭にして、 前記螺旋状底板と周壁とを一体に形成してなることを特
徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項12】 請求項11に記載の鋼管杭にして、 前記螺旋状底板に該螺旋状底板の曲げ強度を高める凹凸
部を形成してなることを特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項13】 請求項9乃至12のいずれかに記載の
鋼管杭にして、 前記鋼管に、その軸線方向に沿って適宜間隔をあけて前
記螺旋状翼を複数枚配置してなることを特徴とする拡底
型の鋼管杭。 - 【請求項14】 鋼管の先端部外周面に該鋼管の直径の
2倍前後の外径を有する略一巻の掘削用螺旋翼を設け、
該掘削用螺旋翼から軸線方向上方に所定距離おいた前記
鋼管の外周面に、鋼管の直径の5倍乃至6倍前後の直径
を有する、螺旋状翼を設けてなることを特徴とする拡底
型の鋼管杭。 - 【請求項15】 先端に掘削刃又は回転芯ずれ防止用の
先導部材を有する底板を固定した、鋼管の先端部外周面
に該鋼管の直径の2倍前後の外径を有する略一巻の掘削
用螺旋翼を設け、該掘削用螺旋翼から軸線方向上方に所
定距離おいた前記鋼管の外周面に、鋼管の直径の5倍乃
至6倍前後の直径を有する、螺旋状翼を設けてなること
を特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項16】 短尺管の先端部外周面に該短尺管の直
径の2倍前後の外径を有する略一巻の掘削用螺旋翼を設
け、該掘削用螺旋翼から軸線方向上方に所定距離おいた
前記短尺管の外周面に、短尺管の直径の5倍乃至6倍前
後の直径を有する螺旋状翼を設け、且つ前記短尺管の上
端に該短尺管より小径の鋼管を接続してなることを特徴
とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項17】 先端に掘削刃又は回転芯ずれ防止用の
先導部材を有する底板を固定した、短尺管の先端部外周
面に該短尺管の直径の2倍前後の外径を有する略一巻の
掘削用螺旋翼を設け、該掘削用螺旋翼から軸線方向上方
に所定距離おいた前記短尺管の外周面に、短尺管の直径
の5倍乃至6倍前後の直径を有する螺旋状翼を設け、且
つ前記短尺管の上端に該短尺管より小径の鋼管を接続し
てなることを特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項18】 請求項14乃至17に記載の鋼管杭に
して、 前記螺旋状翼の上面又は下面であって、前記鋼管あるい
は前記短尺管と前記螺旋状翼との接合部分に、補強リブ
を取り付けてなることを特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項19】 請求項14乃至18に記載の鋼管杭に
して、 前記鋼管にその軸線方向に沿って適宜間隔をおいて前記
螺旋状翼を複数枚配置してなることを特徴とする拡底型
の鋼管杭。 - 【請求項20】 請求項14乃至19のいずれかに記載
の拡底型の鋼管杭にして、 前記複数枚の螺旋状翼のうち少なくとも最下部に位置す
る前記螺旋状翼に、その下面周縁に沿った周壁を設けて
なることを特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項21】 請求項20に記載の鋼管杭にして、 前記螺旋状底板と周壁とを一体に形成してなることを特
徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項22】 請求項21に記載の鋼管杭にして、 前記螺旋状底板に該螺旋状底板の曲げ強度を高める凹凸
部を形成してなることを特徴とする拡底型の鋼管杭。 - 【請求項23】 先端に掘削刃又は回転芯ずれ防止用の
先導部材を有する底板を固定した鋼管の外周面に、その
軸線方向に沿って複数の螺旋状翼を適宜間隔をおいて配
置し、これら螺旋状翼のうち最下部に配置される螺旋状
翼の外径を鋼管の直径の2倍乃至3倍に設定し、該最下
部の螺旋状翼から上部に配置される螺旋状翼にしたがっ
て外径が順次大径になるようにし、且つ各螺旋状翼に、
その下面周縁に沿った周壁をそれぞれ設けてなることを
特徴とする鋼管杭。 - 【請求項24】 請求項23に記載の鋼管杭にして、 前記各螺旋状底板と周壁とを一体に形成してなることを
特徴とする鋼管杭。 - 【請求項25】 請求項24に記載の鋼管杭にして、 前記各螺旋状底板にそれぞれ該螺旋状底板の曲げ強度を
高める凹凸部を形成してなることを特徴とする鋼管杭。 - 【請求項26】 先端を螺旋状に切り欠いた鋼管の該先
端切欠部に、鋼管の直径の5倍乃至6倍前後の直径を有
する、螺旋状底板を固定した拡底型の鋼管杭を、N値が
10未満の超軟弱地盤内に無排土で回転推進し、前記鋼
管及び前記螺旋状底板を介して超軟弱地盤の下方に位置
する強度のある地盤に建造物の荷重を伝達させて、建造
物を超軟弱地盤上に支持することを特徴とする基礎工
法。 - 【請求項27】 先端を螺旋状に切り欠いた短尺管の該
先端切欠部に、短尺管の直径の5倍乃至6倍前後の直径
を有する、螺旋状底板を固定し、且つ前記短尺管の上端
開口部に、該開口部の内径に合致した外径を有する鋼管
を嵌合して固定した拡底型の鋼管杭を、N値が10未満
の超軟弱地盤内に無排土で回転推進し、前記鋼管、短尺
管及び前記螺旋状底板を介して超軟弱地盤の下方に位置
する強度のある地盤に建造物の荷重を伝達させて、建造
物を超軟弱地盤上に支持することを特徴とする基礎工
法。 - 【請求項28】 請求項26又は27に記載の基礎工法
にして、 前記鋼管杭は、前記螺旋状底板の下面周縁に沿って形成
された周壁を有し、N値が10未満の超軟弱地盤内に無
排土で回転推進する際、前記周壁が前記螺旋状底板の下
部に土砂を包み込むように拘束して圧密し、前記鋼管杭
の埋設後、前記周壁による圧密効果と前記螺旋状底板に
よる支圧力とによって建造物を超軟弱地盤上に支持する
ことを特徴とする基礎工法。 - 【請求項29】 請求項28に記載の基礎工法にして、 前記螺旋状底板と周壁が一体に形成されてなることを特
徴とする基礎工法。 - 【請求項30】 先端に掘削刃又は回転芯ずれ防止用の
先導部材を有する底板を固定した、鋼管の先端側の外周
に、該鋼管の直径の5倍乃至6倍前後の直径を有する螺
旋翼を固定した拡底型の鋼管杭を、N値が10未満の超
軟弱地盤内に無排土で回転推進し、前記鋼管及び前記螺
旋状翼を介して超軟弱地盤の下方に位置する強度のある
地盤に建造物の荷重を伝達させて、建造物を超軟弱地盤
上に支持することを特徴とする基礎工法。 - 【請求項31】 先端に掘削刃又は回転芯ずれ防止用の
先導部材を有する底板を固定した、短尺管の先端部外周
面に該短尺管の直径の5倍乃至6倍前後の直径を有する
螺旋状翼を設け、且つ前記短尺管の上端に該短尺管より
小径の鋼管を接続した拡底型の鋼管杭を、N値が10未
満の超軟弱地盤内に無排土で回転推進し、前記鋼管及び
前記螺旋状翼を介して超軟弱地盤の下方に位置する強度
のある地盤に建造物の荷重を伝達させて、建造物を超軟
弱地盤上に支持することを特徴とする基礎工法。 - 【請求項32】 鋼管の先端部外周面に該鋼管の直径の
2倍前後の外径を有する略一巻の掘削用螺旋翼を設け、
該掘削用螺旋翼から軸線方向上方に所定距離おいた前記
鋼管の外周面に、鋼管の直径の5倍乃至6倍前後の直径
を有する、螺旋状翼を設けた拡底型の鋼管杭を、N値が
10未満の超軟弱地盤内に無排土で回転推進し、前記鋼
管及び前記螺旋状翼を介して超軟弱地盤の下方に位置す
る強度のある地盤に建造物の荷重を伝達させて、建造物
を超軟弱地盤上に支持することを特徴とする基礎工法。 - 【請求項33】 先端に掘削刃又は回転芯ずれ防止用の
先導部材を有する底板を固定した、鋼管の先端部外周面
に該鋼管の直径の2倍前後の外径を有する略一巻の掘削
用螺旋翼を設け、該掘削用螺旋翼から軸線方向上方に所
定距離おいた前記鋼管の外周面に、鋼管の直径の5倍乃
至6倍前後の直径を有する、螺旋状翼を設けた拡底型の
鋼管杭を、N値が10未満の超軟弱地盤内に無排土で回
転推進し、前記鋼管及び前記螺旋状翼を介して超軟弱地
盤の下方に位置する強度のある地盤に建造物の荷重を伝
達させて、建造物を超軟弱地盤上に支持することを特徴
とする基礎工法。 - 【請求項34】 短尺管の先端部外周面に該短尺管の直
径の2倍前後の外径を有する略一巻の掘削用螺旋翼を設
け、該掘削用螺旋翼から軸線方向上方に所定距離おいた
前記短尺管の外周面に、短尺管の直径の5倍乃至6倍前
後の直径を有する螺旋状翼を設け、且つ前記短尺管の上
端に該短尺管より小径の鋼管を接続した拡底型の鋼管杭
を、N値が10未満の超軟弱地盤内に無排土で回転推進
し、前記鋼管及び前記螺旋状翼を介して超軟弱地盤の下
方に位置する強度のある地盤に建造物の荷重を伝達させ
て、建造物を超軟弱地盤上に支持することを特徴とする
基礎工法。 - 【請求項35】 先端に掘削刃又は回転芯ずれ防止用の
先導部材を有する底板を固定した、短尺管の先端部外周
面に該短尺管の直径の2倍前後の外径を有する略一巻の
掘削用螺旋翼を設け、該掘削用螺旋翼から軸線方向上方
に所定距離おいた前記短尺管の外周面に、短尺管の直径
の5倍乃至6倍前後の直径を有する螺旋状翼を設け、且
つ前記短尺管の上端に該短尺管より小径の鋼管を接続し
た拡底型の鋼管杭を、N値が10未満の超軟弱地盤内に
無排土で回転推進し、前記鋼管及び前記螺旋状翼を介し
て超軟弱地盤の下方に位置する強度のある地盤に建造物
の荷重を伝達させて、建造物を超軟弱地盤上に支持する
ことを特徴とする基礎工法。 - 【請求項36】 請求項30乃至35のいずれかに記載
の基礎工法にして、 前記鋼管杭は、前記螺旋状底板の下面周縁に沿って形成
された周壁を有し、N値が10未満の超軟弱地盤内に無
排土で回転推進する際、前記周壁が前記螺旋状底板の下
部に土砂を包み込むように拘束して圧密し、前記鋼管杭
の埋設後、前記周壁による圧密効果と前記螺旋状底板に
よる支圧力とによって建造物を超軟弱地盤上に支持する
ことを特徴とする基礎工法。 - 【請求項37】 請求項36に記載の基礎工法にして、 前記螺旋状底板と周壁が一体に形成されてなることを特
徴とする基礎工法。 - 【請求項38】 鋼管の外周面に、その軸線方向に沿っ
て複数の螺旋状翼を適宜間隔をおいて配置し、これら螺
旋状翼のうち最下部に配置される螺旋状翼の外径を鋼管
の直径の2倍乃至3倍に設定し、該最下部の螺旋状翼か
ら鋼管の上部に配置される螺旋状翼にしたがって外径が
順次大径になるようにし、且つ各螺旋状翼に、その下面
周縁に沿った周壁をそれぞれ設けた鋼管杭を、N値が1
0未満の超軟弱地盤内に無排土で回転推進し、その際、
前記周壁が前記螺旋状底板の下部に土砂を包み込むよう
に拘束して圧密し、前記鋼管杭の埋設後、前記周壁によ
る圧密効果と前記螺旋状底板による支圧力とによって建
造物を超軟弱地盤上に支持することを特徴とする基礎工
法。
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