JPH10330570A - ペースト用塩化ビニル樹脂及びそれよりなるペ−スト用塩化ビニル樹脂組成物 - Google Patents

ペースト用塩化ビニル樹脂及びそれよりなるペ−スト用塩化ビニル樹脂組成物

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JPH10330570A
JPH10330570A JP8975598A JP8975598A JPH10330570A JP H10330570 A JPH10330570 A JP H10330570A JP 8975598 A JP8975598 A JP 8975598A JP 8975598 A JP8975598 A JP 8975598A JP H10330570 A JPH10330570 A JP H10330570A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工成形品の表面荒れ、環境悪化等の問題を
有さず、優れた加工特性を有するペースト塩ビゾルを与
えるペースト塩ビ及びそれよりなるペースト塩ビ組成物
を提供する。 【解決手段】 塩化ビニル系重合体100重量部に対
し、沸点が300℃以上である脂肪族炭化水素を0.2
〜20重量部含有するペースト用塩化ビニル樹脂及びそ
れよりなるペ−スト用塩化ビニル樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペースト用塩化ビ
ニル樹脂及びそれよりなるペ−スト用塩化ビニル樹脂組
成物に関するものである。更に詳しくは、シーラント、
壁紙・床材等の分野で用いられるペースト用塩化ビニル
樹脂に関し、炭酸カルシウム等に代表される充填剤を充
填した場合にもその粘度が低く、良好な加工特性を与え
るペースト用塩化ビニル樹脂及びそれよりなるペ−スト
用塩化ビニル樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ペースト用塩化ビニル樹脂(以
下、ペースト塩ビという。)は、可塑剤、安定剤、充填
剤又はその他の配合剤等と共に混練することにより、ペ
ースト塩ビゾルを調製し、該ゾルはナイフコート成形、
スプレー成形等の種々の加工成形法により、様々な最終
加工成形品に加工されて用いられている。
【0003】そして、ペースト塩ビゾルを調製する際に
は、ペ−スト塩ビゾルのコストを低減すること等を目的
として炭酸カルシウム等の充填剤が一般的に添加されて
いる。
【0004】しかし、このような充填剤を大量に添加し
た場合、当然のことながら得られるペ−スト塩ビゾル
は、ゾル粘度が高くなるために加工に適した流動性を示
さなくなるという問題を有する。
【0005】そのため、沸点が100〜200℃の脂肪
族炭化水素を添加することにより、ペースト塩ビゾルを
希釈し、ペースト塩ビゾルの流動性を確保する方法が行
なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
希釈剤をペ−スト塩ビゾルの流動性を確保するために大
量にペースト塩ビゾル調製時に添加することは、作業性
が悪化することはもちろんのこと、加工成形品に表面荒
れ等が発生し物性が低下する、又は、加工時の希釈剤の
揮発による作業環境が悪化する、等の問題を有してい
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、加工成形品の表
面荒れ、環境悪化等の問題を有さず、優れた加工特性を
有するペースト塩ビゾルを与えるペースト塩ビ及びそれ
よりなるペースト塩ビ組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に関して鋭意検討した結果、特定の添加剤を含有するペ
−スト塩ビを用いてペースト塩ビゾルを調製した際に、
得られるペーストゾル加工成形品の表面荒れ、環境悪化
等の問題を有さずペースト塩ビゾルのゾル粘度を低く抑
えうることを見いだし本発明を完成させるに至った。
【0009】即ち、本発明は、沸点が300℃以上であ
る脂肪族炭化水素0.2〜20重量部を含有することを
特徴とするペースト塩ビ及びそれよりなるペースト塩ビ
組成物に関するものである。
【0010】以下に、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明のペ−スト塩ビは、塩化ビニル系重
合体100重量部に対し、沸点が300℃以上である脂
肪族炭化水素を0.2〜20重量部含有するペースト塩
ビである。
【0012】本発明において用いられる脂肪族炭化水素
は、その沸点が300℃以上を有するものである。ここ
で、沸点が300℃未満の脂肪族炭化水素である場合、
該脂肪族炭化水素を含有するペースト塩ビは保存安定性
に劣り、経時変化が生ずるために得られるペースト塩ビ
ゾルは高いゾル粘度を有するものとなることから好まし
くない。なお、ペースト塩ビ中に分散させたときの分散
性を高く維持するために沸点が600℃以下であること
が好ましく、300℃以上400℃以下であることがさ
らに好ましい。
【0013】本発明でいう沸点とは、沸点として一般的
に用いられる値を示し、例えば、大気圧下(760mm
Hg)で測定されたもの、又は、減圧下で測定したもの
を換算表にて大気圧下に換算した値をいう。
【0014】本発明において用いられる沸点が300℃
以上である脂肪族炭化水素としては、沸点が300℃以
上である脂肪族炭化水素であればいかなるものでもよ
く、例えば、ヘプタデカン、オクタデカン、ノナデカン
等の飽和脂肪族炭化水素;1−ノナデセン、1−エイコ
セン、2−オクタデセン、2−ノナデセン、ドコセン等
の不飽和脂肪族炭化水素が挙げられ、これらは混合して
用いてもよい。そして、本発明においては、より効率的
に保存安定性に優れ、ペースト塩ビゾルを調製した際の
ゾル粘度を低く抑えるペースト塩ビが得られることか
ら、沸点が300℃以上である不飽和脂肪族炭化水素を
用いることが好ましい。
【0015】本発明のペ−スト塩ビは、塩化ビニル系重
合体100重量部に対し、沸点が300℃以上である脂
肪族炭化水素を0.2〜20重量部含有するペースト塩
ビである。脂肪族炭化水素の含有量が0.2重量部未満
の場合には、得られるペースト塩ビゾルは高いゾル粘度
を有するものとなることから好ましくない。一方、脂肪
族炭化水素の含有量が20重量部を越える場合には、該
含有量のペースト塩ビは保存安定性に劣り、経時変化が
生ずるために得られるペースト塩ビゾルは高いゾル粘度
を有するものとなることから好ましくない。
【0016】また、本発明のペ−スト塩ビは、塩化ビニ
ル単独重合体、塩化ビニル共重合体又はそれらの混合物
のいずれのものよりなるものでよい。
【0017】本発明のペ−スト塩ビを製造する際の製造
方法としては、本発明のペ−スト塩ビを製造することが
可能であればいかなる製造方法も用いることが可能であ
る。そこで、以下に本発明のペースト塩ビの製造方法の
具体的一例を示すが本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0018】本発明のペースト塩ビは、塩化ビニル単量
体または塩化ビニル単量体を主体とする単量体混合物
(以下、塩化ビニル系単量体という。)等を乳化重合、
懸濁重合、微細懸濁重合法、シ−ド乳化重合法等により
重合して得られる塩化ビニル系重合体の水性分散液に、
沸点が300℃以上である脂肪族炭化水素を添加し、ス
プレー乾燥機等により乾燥することにより製造できる。
【0019】ここで重合される塩化ビニル系単量体と
は、塩化ビニル単量体単独または塩化ビニル単量体と塩
化ビニル単量体と共重合可能なビニル単量体との混合物
であり、塩化ビニル単量体と共重合し得るビニル単量体
としては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
ミリスチン酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエステ
ル類;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸等の不飽和カルボン酸又はその無水物;アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等のアクリ
ル酸エステル類;メタクリル酸エチル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸エステル
類;マレイン酸エステル、フマル酸エステル、桂皮酸エ
ステル等の不飽和カルボン酸エステル類;ビニルメチル
エーテル、ビニルアミルエーテル、ビニルフェニルエー
テル等のビニルエーテル類;エチレン、プロピレン、ブ
テン、ペンテン等のモノオレフィン類;塩化ビニリデ
ン、スチレン、スチレン誘導体、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等の塩化ビニル単量体とラジカル共重
合し得る通常のビニル化合物の1種以上で用いることが
できる。
【0020】また、本発明のペースト塩ビを製造する際
に、乳化重合法、懸濁重合法、微細懸濁重合法、シ−ド
乳化重合法等により重合を行なう場合には、乳化剤、乳
化補助剤を用いることも可能である。
【0021】そして、乳化剤としては、例えばアルキル
硫酸ソーダ、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ジオ
クチルスルホコハク酸ソーダなどの一般的なアニオン性
乳化剤が好ましく、非イオン系乳化剤として、例えばポ
リオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンなどを
上記アニオン性乳化剤と併用してもよい。
【0022】また、必要に応じて使用される乳化補助剤
としては、例えばラウリルアルコール、セチルアルコー
ルなどの高級アルコール;ラウリン酸、パルミチン酸等
の高級脂肪酸又はそのエステルなどがあげられ、これら
の乳化剤又は乳化補助剤の使用量としては、塩化ビニル
単量体100重量部に対し0.1〜2.5重量部である
ことが塩化ビニル系単量体の重合安定性及び得られるペ
ースト塩ビの加工特性が優れるために好ましく、0.3
〜1.0重量部であることがさらに好ましい。
【0023】塩化ビニル系単量体を重合する際の重合温
度は目的とする塩化ビニル系重合体の重合度により決定
されるものであるが、通常は30〜70℃の範囲であ
る。
【0024】そして、沸点が300℃以上である脂肪族
炭化水素の添加時期としては、塩化ビニル系単量体の重
合前添加、重合中添加、重合終了後添加又はペースト塩
ビゾルへの添加等が挙げられ特に限定するものではない
が、本発明においては、ペ−スト塩ビ中に該脂肪族炭化
水素が均一に分散し、重合時の塩化ビニル系重合体形成
に影響しないことから塩化ビニル系単量体の重合終了後
が好ましく、またその添加方法としては、塩化ビニル系
重合体の水性分散液に均一に分散でき、得られるペース
ト塩ビに該脂肪族炭化水素が均一に含有させられること
からエマルジョンで添加することが好ましい。ここで、
該脂肪族炭化水素をエマルジョン化するための乳化剤と
しては、例えばポリオキシエチレンアルキルアリルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキ
シエチレン等の非イオン系乳化剤;アルキル硫酸ソー
ダ、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ等のアニオン系
乳化剤が挙げられ、これらは混合して用いてもよい。
【0025】そして、得られた塩化ビニル系重合体の水
性分散液を乾燥することにより本発明のペースト塩ビが
得られる。その際の乾燥機の種類は特に限定するもので
はなく、一般に使用されているものでよく、例えば「S
PRAY DRYING HANDBOOK」(K.M
asters著)、3版、1979年、GeorgeG
odwin Limitedより出版)の121頁の第
4.10図に記載されている各種のスプレー乾燥機があ
げられる。そして、その乾燥条件は、一般的には乾燥出
口温度40〜90℃の範囲で運転され、好ましくは40
〜70℃、さらに好ましくは40〜65℃で乾燥され
る。また、乾燥を行なう際の塩化ビニル系重合体の水性
分散液は、塩化ビニル単独重合体の水性分散液、塩化ビ
ニル共重合体の水性分散液又はこれらの混合物のいずれ
でもよい。
【0026】本発明の第2の発明であるペースト塩ビ組
成物は、本発明のペ−スト塩ビ100重量部に対し可塑
剤30〜300重量部を含有してなる優れた加工特性を
有するペースト塩ビ組成物、及び当該ペースト塩ビ組成
物100重量部に対しさらに充填剤10〜500重量部
を含有してなる優れた加工特性を有するペースト塩ビ組
成物に関するものである。
【0027】本発明のペースト塩ビを構成する可塑剤と
しては特に限定するものではなく、一般にペースト塩ビ
組成物の可塑剤として用いられるものでよく、例えば、
ジオクチルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジブ
チルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジブチル
フタレート、ジヘキシルフタレート、ジイソデシルフタ
レート、その他アルキル基の異なる高級アルコールと無
水フタル酸よりなるエステル化合物等のフタル酸エステ
ル系可塑剤;トリオクチルトリメリテート、トリイソオ
クチルトリメリテート、ジオクチルアジペート、エポキ
シ化大豆油、エポキシ化脂肪酸エステル、塩素化脂肪酸
エステル、リン酸トリス−β−クロルエチル、塩素化パ
ラフィン等の可塑剤が挙げられ、勿論、これらの可塑剤
も2種以上を混合して用いてもよい。そして、該可塑剤
の配合割合は、本発明のペースト塩ビ組成物に優れた加
工特性を付与することが可能となることから本発明のペ
ースト塩ビ100重量部に対し、30〜300重量部、
特に50〜150重量部であることが好ましい。
【0028】本発明のペースト塩ビ組成物を構成する充
填剤としては特に限定するものではなく、一般にペース
ト塩ビ組成物の充填剤として用いられているものでよ
く、例えば、炭酸カルシウム、ケイソウ土、炭酸マグネ
シウム、酸化チタン等が挙げられる、これらの充填剤は
1種又は2種以上を併用してもよい。そして、該充填剤
の配合割合は、本発明のペースト塩ビ組成物の製造コス
トを低く抑え、優れた加工特性を付与することが可能と
なることから、本発明のペースト塩ビ100重量部に可
塑剤30〜300重量部からなる組成物に対して、10
〜500重量部、特に50〜200重量部であることが
好ましい。
【0029】本発明のペ−スト塩ビ組成物を製造する方
法としては特に限定するものではなく、一般的なペ−ス
ト塩ビ組成物の製造方法を採ることができる。
【0030】本発明のペ−スト塩ビは、ペ−スト塩ビゾ
ルを調製した際に優れた加工特性を有するものであり、
ペ−スト塩ビゾルの粘度低下効果は、従来のペ−スト塩
ビより得られるぺ−スト塩ビゾルと比較して顕著なもの
である。そして、この特性より本発明のペ−スト塩ビ又
はペ−スト塩ビ組成物は、特にナイフコ−ト成形等の低
い粘度のペ−スト塩ビゾルが要求される壁紙、床材等の
用途に適したものである。
【0031】
【実施例】以下に、実施例により本発明をより詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定
されるものではない。
【0032】実施例1 2.5リットルオートクレーブ中に脱イオン水1200
g、20重量%ラウリル硫酸ナトリウムを40g、ラウ
リルアルコ−ル12g、過酸化ラウロイル0.64gを
仕込み減圧脱気したのち、塩化ビニル単量体800gを
仕込み、この混合液を75分間ホモジナイザ−で均質化
したのち、温度を54℃に昇温し重合を開始した。重合
圧力が54℃における塩化ビニル飽和蒸気圧から2kg
/cm2降下した時に重合を停止し、未反応の塩化ビニ
ル単量体を回収し、塩化ビニル重合体ラテックスを得
た。
【0033】次いで、1−オクタデセン(不飽和脂肪族
炭化水素;沸点310℃)100重量部に対しノニオン
性界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルアリル
エーテル20重量部、脱イオン水200重量部を各々5
0℃に加熱し配合した後、50分間ホモジナイザーで攪
拌乳化した乳化液を得られた塩化ビニル重合体ラテック
スに塩化ビニル重合体100重量部に対し、1−オクタ
デセンが2重量部となるように添加した。そして、該混
合液をスプレー乾燥機により、乾燥機入口温度160
℃、乾燥機出口温度50℃の条件で噴霧乾燥することに
よりペースト塩ビを得た。
【0034】得られたペースト塩ビの半分を40℃恒温
槽内に7日間保存した。
【0035】そして、各々のペースト塩ビ100重量部
に対して、可塑剤としてジオクチルフタレート60重量
部を配合し、該配合物を25℃恒温下でディゾルバー式
ミキサーを用い2500pm×1.5min間混練しペ
ースト塩ビ組成物を得た。
【0036】得られたペースト塩ビ組成物を25℃恒温
槽内に2時間保存した後の粘度をB8H型粘度計No5
ローターを用いて20rpm粘度(以下、V20’)、1
00rpm粘度(以下、V100’)を測定した。測定結
果を表1に示す。
【0037】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=40ポアズ、V100
=30ポアズという低いゾル粘度を示し、40℃恒温槽
内に7日間保存したペースト塩ビにより調製したペース
ト塩ビ組成物もV20’=41ポアズ、V100’=29ポ
アズという低いゾル粘度を示すものであることから、保
存安定性が良好で、且つペースト塩ビ組成物は加工性に
優れるものであった。
【0038】実施例2 実施例1と同様の方法でペースト塩ビを得た。
【0039】得られた各々のペースト塩ビ100重量部
に対して、可塑剤としてジオクチルフタレート60重量
部、充填剤として炭酸カルシウム150重量部,酸化チ
タン15重量部、さらに、キシレン10重量部を配合
し、該配合物を25℃恒温下でディゾルバー式ミキサー
を用い2500rpm×1.5min間混練しペースト
塩ビ組成物を得た。
【0040】該ペースト塩ビ組成物を実施例1と同様の
方法により評価した。その測定結果を表1に示す。
【0041】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=41ポアズ、V100
=26ポアズという低いゾル粘度を示し、40℃恒温槽
内に7日間保存したペースト塩ビにより調製したペース
ト塩ビ組成物もV20’=42ポアズ、V100’=28ポ
アズという低いゾル粘度を示すものであることから、保
存安定性が良好で、且つペースト塩ビ組成物は加工性に
優れるものであった。
【0042】実施例3 1−オクタデセンの代わりにドコセン(不飽和脂肪族炭
化水素;沸点369℃)を用いた以外は実施例1と同様
の方法によりペースト塩ビを得て、さらに、ペースト塩
ビ組成物を得た。
【0043】該ペースト塩ビ組成物を実施例1と同様の
方法により評価した。その測定結果を表1に示す。
【0044】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=43ポアズ、V100
=31ポアズという低いゾル粘度を示し、40℃恒温槽
内に7日間保存したペースト塩ビにより調製したペース
ト塩ビ組成物もV20’=43ポアズ、V100’=31ポ
アズという低いゾル粘度を示すものであることから、保
存安定性が良好で、且つペースト塩ビ組成物は加工性に
優れるものであった。
【0045】実施例4 1−オクタデセンの代わりにノナデカン(飽和脂肪族炭
化水素;沸点320℃)を用いた以外は実施例1と同様
の方法によりペースト塩ビを得て、さらに、ペースト塩
ビ組成物を得た。
【0046】該ペースト塩ビ組成物を実施例1と同様の
方法により評価した。その測定結果を表1に示す。
【0047】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=39ポアズ、V100
=31ポアズという低いゾル粘度を示し、40℃恒温槽
内に7日間保存したペースト塩ビにより調製したペース
ト塩ビ組成物もV20’=40ポアズ、V100’=28ポ
アズという低いゾル粘度を示すものであることから、保
存安定性が良好で、且つペースト塩ビ組成物は加工性に
優れるものであった。
【0048】実施例5 1−オクタデセンの代わりにノナデカン(飽和脂肪族炭
化水素;沸点320℃)を用いた以外は実施例2と同様
の方法によりペースト塩ビを得て、さらに、ペースト塩
ビ組成物を得た。
【0049】該ペースト塩ビ組成物を実施例2と同様の
方法により評価した。その測定結果を表1に示す。
【0050】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=40ポアズ、V100
=27ポアズという低いゾル粘度を示し、40℃恒温槽
内に7日間保存したペースト塩ビにより調製したペース
ト塩ビ組成物もV20’=41ポアズ、V100’=29ポ
アズという低いゾル粘度を示すものであることから経時
変化が良好で且つ加工性に優れるものであった。
【0051】
【表1】
【0052】比較例1 1−オクタデセンを添加せず1−オクタデセンを含有し
ないペースト塩ビを得た以外は、実施例1と同様の方法
でペースト塩ビ,ペースト塩ビ組成物を調製し、得られ
たペースト塩ビ組成物の評価を行った。その測定結果を
表2に示す。
【0053】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=60ポアズ、V100
=40ポアズという高いゾル粘度を示し、40℃恒温槽
内に7日間保存したペースト塩ビにより調製したペース
ト塩ビ組成物もV20’=59ポアズ、V100’=42ポ
アズという高いゾル粘度を示すものであることから加工
性に劣るものであった。
【0054】比較例2 比較例1と同様の方法でペースト塩ビを得た。
【0055】得られた各々のペースト塩ビ100重量部
に対して、可塑剤としてジオクチルフタレート60重量
部、充填剤として炭酸カルシウム150重量部,酸化チ
タン15重量部、さらに、キシレン10重量部を配合
し、該配合物を25℃恒温下でディゾルバー式ミキサー
を用い2500rpm×1.5min間混練しペースト
塩ビ組成物を得た。
【0056】該ペースト塩ビ組成物を実施例1と同様の
方法により評価した。その測定結果を表2に示す。
【0057】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=63ポアズ、V100
=44ポアズという高いゾル粘度を示し、40℃恒温槽
内に7日間保存したペースト塩ビにより調製したペース
ト塩ビ組成物もV20’=62ポアズ、V100’=46ポ
アズという高いゾル粘度を示すものであることから加工
性に劣るものであった。
【0058】比較例3 1−オクタデセンの代わりに1−ドデセン(不飽和脂肪
族炭化水素;沸点213℃)である化合物を添加した以
外は、実施例1と同様の方法でペースト塩ビ,ペースト
塩ビ組成物を調製し、得られたペースト塩ビ組成物の評
価を行った。その測定結果を表2に示す。
【0059】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=37ポアズ、V100
=29ポアズであったが、40℃恒温槽内に7日間保存
したペースト塩ビにより調製したペースト塩ビ組成物は
20’=63ポアズ、V100’=40ポアズという高い
ゾル粘度を示すものであることから、保存安定性に劣
り、且つペースト塩ビ組成物の加工性は劣るものであっ
た。
【0060】比較例4 1−オクタデセンの代わりに1−ドデセン(不飽和脂肪
族炭化水素;沸点213℃)を用いた以外は実施例2と
同様の方法によりペースト塩ビを得て、さらに、ペース
ト塩ビ組成物を得た。
【0061】該ペースト塩ビ組成物を実施例1と同様の
方法により評価した。その測定結果を表2に示す。
【0062】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=41ポアズ、V100
=27ポアズであったが、40℃恒温槽内に7日間保存
したペースト塩ビにより調製したペースト塩ビ組成物は
20’=60ポアズ、V100’=44ポアズという高い
ゾル粘度を示すものであることから、保存安定性に劣
り、且つペースト塩ビ組成物の加工性は劣るものであっ
た。
【0063】比較例5 1−オクタデセンの代わりにトリデカン(飽和脂肪族炭
化水素;沸点235℃)である化合物を添加した以外は
実施例1と同様の方法でペースト塩ビ,ペースト塩ビ組
成物を調製し、得られたペースト塩ビ組成物の評価を行
った。その測定結果を表2に示す。
【0064】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=38ポアズV100’=
31ポアズであったが、40℃恒温槽内に7日間保存し
たペースト塩ビにより調製したペースト塩ビ組成物はV
20’=61ポアズ、V100’=42ポアズという高いゾ
ル粘度を示すものであることから、保存安定性に劣り、
且つペースト塩ビ組成物の加工性は劣るものであった。
【0065】比較例6 1−オクタデセンの代わりにトリデカン(飽和脂肪族炭
化水素;沸点235℃)である化合物を添加した以外は
実施例2と同様の方法でペースト塩ビ,ペースト塩ビ組
成物を調製し、得られたペースト塩ビ組成物の評価を行
った。その測定結果を表2に示す。
【0066】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=36ポアズ、V100
=27ポアズであったが、40℃恒温槽内に7日間保存
したペースト塩ビにより調製したペースト塩ビ組成物は
20’=61ポアズ、V100’=45ポアズという高い
ゾル粘度を示すものであることから、保存安定性に劣
り、且つペースト塩ビ組成物の加工性は劣るものであっ
た。
【0067】比較例7 1−オクタデセンの添加量を0.1重量部とした以外
は、実施例1と同様の方法でペースト塩ビ,ペースト塩
ビ組成物を調製し、得られたペースト塩ビ組成物の評価
を行った。その評価結果を表2に示す。
【0068】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=57ポアズ、V100
=38ポアズという高いゾル粘度を示し、40℃恒温槽
内に7日間保存したペースト塩ビにより調製したペース
ト塩ビ組成物もV20’=56ポアズ、V100’=39ポ
アズという高いゾル粘度を示すものであることから加工
性に劣るものであった。
【0069】比較例8 1−オクタデセンの添加量を25重量部とした以外は、
実施例1と同様の方法でペースト塩ビ,ペースト塩ビ組
成物を調製し、得られたペースト塩ビ組成物の評価を行
った。その評価結果を表2に示す。
【0070】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=35ポアズ、V100
=25ポアズであったが、40℃恒温槽内に7日間保存
したペースト塩ビにより調製したペースト塩ビ組成物は
20’=60ポアズ、V100’=41ポアズという高い
ゾル粘度を示すものであることから、保存安定性に劣
り、且つペースト塩ビ組成物の加工性は劣るものであっ
た。
【0071】比較例9 1−オクタデセンの代わりにデカン(飽和脂肪族炭化水
素;沸点174℃)である化合物を添加した以外は実施
例1と同様の方法でペースト塩ビ,ペースト塩ビ組成物
を調製し、得られたペースト塩ビ組成物の評価を行っ
た。その測定結果を表2に示す。
【0072】噴霧乾燥後のペースト塩ビにより調製した
ペースト塩ビ組成物は、V20’=50ポアズ、V100
=35ポアズであったが、40℃恒温槽内に7日間保存
したペースト塩ビにより調製したペースト塩ビ組成物は
20’=60ポアズ、V100’=41ポアズという高い
ゾル粘度を示すものであることから、保存安定性に劣
り、且つペースト塩ビ組成物の加工性は劣るものであっ
た。
【0073】
【表2】
【0074】
【発明の効果】本発明により得られたペースト塩ビは、
その保存安定性に優れているため、それより得られるペ
ースト塩ビ組成物は保存安定性に優れ、さらに、優れた
ゾル粘度特性が得られることから、その工業的価値は極
めて高いものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系重合体100重量部に対
    し、沸点が300℃以上である脂肪族炭化水素を0.2
    〜20重量部含有することを特徴とするペースト用塩化
    ビニル樹脂。
  2. 【請求項2】 脂肪族炭化水素が不飽和脂肪族炭化水素
    であることを特徴とする請求項1記載のペースト用塩化
    ビニル樹脂。
  3. 【請求項3】 請求項1〜2のいずれかに記載のペース
    ト用塩化ビニル樹脂100重量部に対し、可塑剤30〜
    300重量部を含有してなることを特徴とするペースト
    用塩化ビニル樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のペースト用塩化ビニル
    樹脂組成物100重量部に対し、充填剤10〜500重
    量部を含有してなることを特徴とするペースト用塩化ビ
    ニル樹脂組成物。
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JP2010168568A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Idemitsu Kosan Co Ltd 塩化ビニル系樹脂ペースト組成物

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