JPH10330014A - 印字装置のシート回収装置 - Google Patents

印字装置のシート回収装置

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JPH10330014A
JPH10330014A JP14181997A JP14181997A JPH10330014A JP H10330014 A JPH10330014 A JP H10330014A JP 14181997 A JP14181997 A JP 14181997A JP 14181997 A JP14181997 A JP 14181997A JP H10330014 A JPH10330014 A JP H10330014A
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sheet
sheets
guide
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inclined surface
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JP14181997A
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Akira Suzuki
彰 鈴木
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャムの発生を防止するとともに、シート回
収庫の底面積の縮小を可能にする。 【解決手段】 シート満杯状態を検出するフル検出手段
20を備えたシート回収庫17に、排出方向に向かうに
従い上方に傾斜する傾斜面24と、シートガイド25と
を設ける。シートSが巻き癖のために両端が跳ね上がる
状態でシート回収庫17に回収されたとしても、そのシ
ートSをシートガイド25で押え傾斜面24により排出
方向への過剰な移動を阻止する。これにより検出片22
の下側にシートSを積載してフル検出精度を高める。ま
た、シート回収庫17に回収された巻き癖の強いシート
Sが、後から回収された巻き癖の弱い直進性のあるシー
トSで押されたときは、巻き癖の強いシートSを傾斜面
24により上方に反転させて後続のシートSの回収を許
容する。これにより、ジャムの発生を防止するととも
に、シート回収庫の底面積の縮小を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データが印刷され
たシートを必要に応じて回収する印字装置のシート回収
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロール紙にデータを印字した後に
このロール紙をシート単位に切断し、切断されたシート
をシート発行口から発行し、或いは発行したシートをシ
ート回収庫に回収するようにした印字装置がある。この
ような印字装置を用いる例としては、例えば郵便局や銀
行等においてATM(Automatic Teller Machine)が挙
げられる。すなわち、ATMでは、現金の支払額又は預
入額等のデータが印字された伝票(シート)を顧客に対
し発行しているが、例えば顧客が伝票を取り忘れたよう
な場合には、発行口に発行した伝票をシート回収庫に回
収することが行われている。
【0003】以下、図9を参照して従来のシート回収庫
100の構造について説明する。このシート回収装置1
00のシート回収庫101は、紙面手前側に開閉自在の
扉(図示せず)を有し、このシート回収庫101の紙面
左側上部にはシート搬送路7に面して斜めの切り口で開
口された開口面18が形成されている。この開口面18
には二つの搬送ローラ8,9が所定の間隔を開けて配設
されている。下方に配置された搬送ローラ9にはピンチ
ローラ12が圧接されている。図示しないが、上方に配
置された搬送ローラ8にもピンチローラが圧接される。
また、上方の搬送ローラ8の軸8aにはセパレータ19
が回動自在に設けられている。このセパレータ19は上
方の搬送ローラ8の回転時に摩擦力により追従して回動
するように構成され、その回動範囲は自由端部が下方の
搬送ローラ9の軸9a及びピンチローラ12の軸12a
に当接する範囲に定められている。
【0004】そして、シート回収庫101の上方には、
図示しないがロール紙にデータを印字する印字部と、印
字されたロール紙を切断する切断部とが設けられてい
る。すなわち、印字されて切断されたシートSは搬送ロ
ーラ8,9を正転(反時計方向)させることによりシー
ト搬送路7に沿って搬送され、シート発行口(図示せ
ず)から発行される。シート発行口に発行されたシート
Sを回収するときは、搬送ローラ8,9を逆転(時計方
向)駆動する。これにより、セパレータ19は自由端部
がピンチローラ12の軸12aに当接するまで回動し、
下方から戻されたシートSをシート回収庫101に導
く。
【0005】このように、シートSをシート回収庫10
1に回収する場合、シート回収庫101が満杯になると
シートSの回収が不能となる。また、搬送ローラ8,9
を正転させてシート発行口に搬送する際においても、シ
ート回収庫101内のシートSがシート搬送路7にはみ
出すことがある。これらは何れもジャムの原因となる。
【0006】そこで、シート回収庫101にはシートS
が満杯になった状態を検出するためにフル検出手段20
が設けられている。この例では、フル検出手段20は、
シート回収庫101に積載されるシートSの積載高さが
一定値に達したときに支点軸21を中心に回動する検出
片22と、この検出片22が一定角度以上回動したとき
にオン、オフの信号が切り替わる透過型の光電変換素子
23とを有する。すなわち、検出片22の下端とシート
回収庫101の底面との間に一定値以上のシートSが積
載されると、検出片22が支点軸21を中心に反時計方
向に回動して光電変換素子23の光軸上から退避するた
め出力が切り替わるように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ロール紙をシートSの
単位に切断する場合、そのときのロール紙の巻き径に応
じてシートSには巻き癖がつく。この巻き癖はロール紙
の巻き径が大きい使い始めの頃は余り問題にならない
が、巻き芯に近くなるに従い巻き径が小さくなるため巻
き癖も強くなる。ロール紙をその内面を上に向けて引き
出した場合には、切断されたシートSは、図9に示すよ
うに、先端と後端とが上に跳ね上がるように湾曲してシ
ート回収庫101に回収されるので、後続するシートS
の進路を妨げてしまう。以下、説明の都合上、シート一
般にはS、巻き癖の強いシートにはSa、巻き癖の弱い
シートにはSbの符号を付して説明する。
【0008】シート回収庫101に巻き癖の強いシート
Saが両端を跳ね上げるようにして回収されると後続の
シートSの進路が妨げられる。巻き癖の強いシートSa
程進路が妨げられる。巻き癖が最も強くなったときはロ
ール紙の残量も少なくなったときでロール紙が交換され
る。ロール紙を交換した直後に切断されたシートSbは
巻き癖が弱く直進性がよいので、その前に既に巻き癖の
強いシートSaが存在しても、その巻き癖の強いシート
Saを仮想線で示すように前方に押し出すことはある程
度可能であるが、隅に押し寄せられるシートSaの枚数
が増えるに従い抵抗が大きくなるので進路が妨げられ
る。これにより、シート回収時にジャムが発生する。図
9に仮想線で示すように、巻き癖の強いシートSaが後
続のシートSbの推力により移動するスペースに余裕を
見込むと、後続するシートSの進路を妨げる点について
は緩和されるがシート回収庫101が大型化する問題が
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
データを印字する印字部と、ロール紙をシート単位に切
断する切断部と、この切断部により切断されたシートを
シート発行口又はシート回収庫に選択的に搬送する搬送
部とを具備する印字装置において、前記シート回収庫
に、このシート回収庫に積載されるシートの積載高さに
応じて変位する検出片を有して前記シート回収庫内のシ
ートの満杯状態を検出するフル検出手段と、前記シート
回収庫の底面における前記検出片よりもシート排出方向
側の位置に配置されて排出方向に向かうに従い上方に傾
斜する傾斜面と、前記シート搬送路から排出された前記
シートを前記検出片の下端と前記傾斜面との間に案内す
るようにシート排出方向に向かうに従い下方に傾斜され
たシートガイドとを設けた。従って、シートが巻き癖の
ために両端が跳ね上がる状態でシート回収庫に回収され
たとしても、そのシートはシートガイドで押えられ傾斜
面により排出方向への過剰な移動が阻止される。これに
より、検出片の下側にシートが積載されるためフル検出
手段のフル検出精度が高められる。また、巻き癖の強い
シートが両端が跳ね上がる状態でシート回収庫に回収さ
れ、この状態で後から巻き癖が弱いシートが回収されて
それ以前に回収された巻き癖の強いシートを押したとし
ても、押された巻き癖の強いシートは傾斜面から抵抗を
受けるためシート回収庫の排出方向奥側に寄せられるこ
となく傾斜面により案内されてシート回収庫の上部空間
に反転する。従って、シート回収庫の底面積を小さくす
ることが可能となるとともに、後続して回収されるシー
トの進路が妨げられることがない。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、シート回収庫の内部における傾斜面と対向
する天井面にはその傾斜面の傾斜方向と反対方向に傾斜
された案内面が形成されている。従って、傾斜面により
反転された巻き癖の強いシートは案内面を滑らせてシー
ト回収庫の中央寄りに向かわせることが可能となる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、切断部からシート発行口に至るシー
ト搬送路に、印字されたシートをシート発行口又はシー
ト回収庫に案内するセパレータを位置切替自在に設け
た。従って、セパレータの位置を切り替えることによ
り、シートをシート発行口又はシート回収庫に選択的に
搬送することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図8に基づいて説明する。図9を用いて説明した部分
と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。まず、図
1及び図2に印字装置Pの構成を概略的に示す。この例
では、ATM(図示せず)に付随する印字装置Pとして
説明する。この印字装置Pは、供給軸1に保持されたロ
ール紙2にデータを印字する印字部3と、印字されたロ
ール紙2をシートSの単位に切断する切断部4とを有す
る。印字部3はプラテン5とこのプラテン5に圧接され
たサーマルヘッド6とよりなる。切断部4の下流側には
シート発行口(図示せず)に向かうシート搬送路7が設
けられ、このシート搬送路7には搬送ローラ8,9,1
0が所定の間隔を開けて配列され、これらの搬送ローラ
8,9,10にピンチローラ11,12,13が圧接さ
れている。また、シート搬送路7の搬送ローラ9の下流
側の近傍と搬送ローラ10の上流側の近傍とにはシート
Sの有無を光学的に検出するシートセンサ14,15が
配設されている。
【0013】印字部3及び切断部4の下方にはシート回
収装置16が設けられている。このシート回収装置16
のシート回収庫17は、紙面手前側に開閉自在の扉(図
示せず)を有し、このシート回収庫17の紙面左側上部
にはシート搬送路7に面して斜めの切り口で開口された
開口面18が形成されている。この開口面18には前述
した二つの搬送ローラ8,9が所定の間隔を開けて配設
されている。
【0014】上方の搬送ローラ8の軸8aにはセパレー
タ19が回動自在に設けられている。 図3に示すよう
に、セパレータ19が搬送ローラ8の回転時に追従回転
するように、搬送ローラ8の端面とセパレータ19の側
面との間には、搬送ローラ8のトルクをセパレータ19
に伝達するスプリング27が介装されている。従って、
セパレータ19は搬送ローラ8の回転方向に応じて回動
するが、その回動範囲は自由端部が搬送ローラ9の軸9
a及びピンチローラ12の軸12aに当接する範囲に定
められている。また、セパレータ19の下面にはシート
案内面19aが形成されている。なお、搬送ローラ8〜
10は正逆回転自在の共通のモータに連結されて協動
し、これらの搬送ローラ8〜10とピンチローラ11〜
13とにより、シートSをシート発行口又はシート回収
庫17に選択的に搬送する搬送部としての機能を有す
る。
【0015】しかして、シート回収庫17の底面17a
には、検出片22の下端よりもシート排出方向(シート
回収庫17の紙面右側方向)側の位置に突設されてシー
トSに排出方向に対する抵抗を付与する傾斜面24が形
成されている。また、シート搬送路7から排出されたシ
ートSをフル検出手段20の検出片22の下端と傾斜面
24との間に案内するようにシート排出方向に向かうに
従い下方に傾斜されたシートガイド25が設けられてい
る。シートガイド25は検出片22を間にしてシートの
幅方向に複数本配列されている。なお、傾斜面24はシ
ート排出方向に向かうに従い次第に上方に傾斜する方向
に傾斜され、この傾斜面24と対向するシート回収庫1
7の天井面には傾斜面24の傾斜方向と反対方向に傾斜
する案内面26が形成されている。
【0016】次に動作について説明する。顧客がATM
により現金の預け入れ或いは引き出しの操作をすると、
ATMでは顧客の操作に従って現金の受入れ或いは支払
いの処理をする。この処理によりATMの制御部が伝票
の発行を必要とすると判断した場合には印字装置Pによ
り伝票を発行する。具体的には、プラテン5とサーマル
ヘッド6との間に引き出されたロール紙2にはサーマル
ヘッド6によりデータが印字される。このロール紙2は
1ライン印字される度に、図1において反時計方向に正
転駆動されるプラテン5及び搬送ローラ8,9,10に
より1ピッチずつ搬送され、所望の領域にデータが印字
されたときに、ロール紙2の位置が切断部の真下に位置
するまでプラテン5及び搬送ローラ8,9,10によっ
て搬送され、ロール紙2をプラテン5とサーマルヘッド
6とにより挾持するとともに、搬送ローラ8とピンチロ
ーラ11とで挾持する状態で切断部4を駆動することに
よりロール紙2がシートSの単位に切断される。
【0017】この切断の後、搬送ローラ8,9,10を
再度正転駆動することにより、切断されたシート(伝
票)Sはシート発行口に向けて発行される。搬送ローラ
8が反時計方向に回転すると、この搬送ローラ8の回転
トルクがスプリング27を介してセパレータ19に伝達
され、セパレータ19は自由端が搬送ローラ9の軸9a
に当接するまで回動し、シートSをシート発行口に案内
する。シート発行口に発行されたシートSの後端は搬送
ローラ10とピンチローラ13とにより挾持されている
が、顧客はシートSを引っ張ることにより受け取ること
ができる。
【0018】顧客がシートSを取り忘れたような場合に
は、シート発行口にシートSが存在する状態がシートセ
ンサ15により検出されるので、その検出時間が一定時
間経過した場合には、顧客がシートSを受け取らなかっ
たものと判断してシートSを回収する。すなわち、搬送
ローラ8,9,10を時計方向に逆転駆動するとシート
Sは搬送ローラ10及びピンチローラ13から搬送ロー
ラ9及びピンチローラ12に受け渡されるが、このと
き、搬送ローラ8が時計方向に回転するため、この搬送
ローラ8の回転トルクがスプリング27を介してセパレ
ータ19に伝達され、図2に示すように、セパレータ1
9は自由端がピンチローラ12の軸12aに当接するま
で回動しシート案内面19aでシートSをシート回収庫
17に案内する。
【0019】ここで、シートSをシート回収庫17に回
収する状態ついて説明する。図5に示す状態は、比較的
巻き径が大きなときのロール紙2を切断したシートSが
回収された状態である。図6に示す状態は、比較的巻き
径が小さくなったときのロール紙2を切断したシートS
が回収された状態である。図6では図5よりもシートS
の巻き癖が強くなっている。図5、図6の何れの場合で
も、シートSはセパレータ19のシート案内面19aと
シートガイド25の下面とにより底面17aに向けて案
内され、シートガイド25により底面17aからの浮き
が押えされ、さらに、傾斜面24により排出方向への過
剰な移動が阻止される。すなわち、検出片22と底面1
7aとの間にシートSが積載されるため、検出片22は
積載されるシートSの厚さに応じて正確に変位し、これ
によりフル検出の精度が向上する。
【0020】図7に示す状態は、ロール紙2の巻き径が
小さい状態で切断された巻き癖が強いシートSaが回収
されているときに、ロール紙2が欠乏したため新しいロ
ール紙2を交換し、このロール紙2の巻き径が最大のと
きに切断された巻き癖の弱いシートSbが回収される状
態である。この場合もシート回収庫17内のシートSa
は巻き癖が強くてもシートガイド25により底面17a
からの浮きを押えられ、傾斜面24により排出方向への
移動が阻止される。搬送ローラ9により後から搬送され
たシートSbはシートガイド25により検出片22と下
層の巻き癖が強いシートSaとの間に案内される。
【0021】図8に示すように、巻き癖の弱い後続のシ
ートSbが完全に回収された状態では、そのシートSb
は巻き癖が弱いので直進性がよく、そのために大きな推
力で巻き癖の強いシートSaを押すが、シートSaは傾
斜面24により抵抗を受けるので排出方向(シート回収
庫17の紙面右側方向)に移動することはない。このシ
ートSbにより押された巻き癖の強いシートSaは傾斜
面24により上方に反転されて案内される。この場合、
案内面26はシートSaをシート回収庫17の中央寄り
に滑らせることにより、傾斜面24によるシートSaの
反転作用を促進することができる。
【0022】巻き癖の強いシートSaが複数枚重なった
状態で、後から巻き癖の弱いシートSbが回収された場
合でも、そのシートSbの推力により複数枚の巻き癖の
強いシートSaを押圧して傾斜面24により上方に反転
させることができる。これにより、後続するシートSb
は後端がシート回収庫17からはみ出すことなく確実に
回収されるため、シート回収時にジャムの発生を防止す
ることができる。また、巻き癖の強いシートSaを傾斜
面24によりシート回収庫17の上部空間に反転して案
内することができるので、シート回収庫17の投影面積
を小さくすることができる。
【0023】図8に示すように、巻き癖の弱いシートS
bの回収により、巻き癖の強いシートSaをシート回収
庫17の上部空間に反転させた後は、後続のシートSを
その上に整然と重ねることができる。
【0024】再びシートSを発行する場合には、搬送ロ
ーラ8,9,10を反時計方向に正転駆動してセパレー
タ19を図4に実線で示すように下げる。この場合、シ
ート回収庫17内にシートSaが両端を跳ね上がるよう
な姿勢で回収されていたとしても、図4に示すように、
そのシートSaの端縁をシート案内面19aで押えるた
め、シートSaがシート搬送路7に突出することない。
これにより、シート発行時においてもジャムの発生を防
止することができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、シート回収庫
に、このシート回収庫に積載されるシートの積載高さに
応じて変位する検出片を有してシート満杯状態を検出す
るフル検出手段と、前記シート回収庫の底面における検
出片よりもシート排出方向側の位置に配置されて排出方
向に向かうに従い上方に傾斜する傾斜面と、シート搬送
路から排出されたシートを前記検出片の下端と前記傾斜
面との間に案内するようにシート排出方向に向かうに従
い下方に傾斜されたシートガイドとを設けたので、シー
トが巻き癖のために両端が跳ね上がる状態でシート回収
庫に回収されたとしても、そのシートをシートガイドで
押え傾斜面により排出方向への過剰な移動を阻止するこ
とができる。これにより検出片の下側にシートを積載す
ることができるためフル検出手段のフル検出精度を高め
ることができる。また、巻き癖の強いシートが両端が跳
ね上がる状態でシート回収庫に回収され、この状態で後
から巻き癖が弱いシートが回収されてそれ以前に回収さ
れた巻き癖の強いシートを押したとしても、押された巻
き癖の強いシートは傾斜面から抵抗を受けるためシート
回収庫の排出方向奥側に寄せられることなく傾斜面によ
り案内されてシート回収庫の上部空間に反転されるた
め、シート回収庫の底面積を小さくすることができると
ともに、後続して回収されるシートの進路が妨げられる
ことがない。これに伴いシート回収時のジャムの発生を
防止することができる。
【0026】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、シート回収庫の内部における傾斜面と対向
する天井面にはその傾斜面の傾斜方向と反対方向に傾斜
された案内面が形成されているので、傾斜面により反転
された巻き癖の強いシートを案内面によりシート回収庫
の中央寄りに滑らせることができ、従って、傾斜面によ
る巻き癖の強いシートの反転作用を促進することができ
る。
【0027】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、切断部からシート発行口に至るシー
ト搬送路に、印字されたシートをシート発行口又はシー
ト回収庫に案内するセパレータを位置切替自在に設けた
ので、セパレータの位置を切り替えることにより、シー
トをシート発行口又はシート回収庫に選択的に搬送する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるシートの発行状
態を示す側面図である。
【図2】シート回収状態を示す側面図である。
【図3】セパレータの支持構造を示す斜視図である。
【図4】セパレータの自由端部を示す側面図である。
【図5】シート回収庫内に回収されたシートの状態を示
す側面図である。
【図6】シート回収庫内に回収されたシートの状態を示
す側面図である。
【図7】シート回収庫内に回収されたシートの状態を示
す側面図である。
【図8】シート回収庫内に回収されたシートの状態を示
す側面図である。
【図9】従来のシート回収庫の構成及び回収されたシー
トの状態を示す側面図である。
【符号の説明】
P 印字装置 2 ロール紙 3 印字部 4 切断部 7 シート搬送路 17 シート回収庫 8〜13 搬送部 19 セパレータ 20 フル検出手段 22 検出片 24 傾斜面 25 シートガイド 26 案内面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを印字する印字部と、ロール紙を
    シート単位に切断する切断部と、この切断部により切断
    されたシートをシート発行口又はシート回収庫に選択的
    に搬送する搬送部とを具備する印字装置において、 前記シート回収庫に、このシート回収庫に積載されるシ
    ートの積載高さに応じて変位する検出片を有して前記シ
    ート回収庫内のシートの満杯状態を検出するフル検出手
    段と、前記シート回収庫の底面における前記検出片より
    もシート排出方向側の位置に配置されて排出方向に向か
    うに従い上方に傾斜する傾斜面と、前記シート搬送路か
    ら排出された前記シートを前記検出片の下端と前記傾斜
    面との間に案内するようにシート排出方向に向かうに従
    い下方に傾斜されたシートガイドとを設けたことを特徴
    とする印字装置のシート回収装置。
  2. 【請求項2】 シート回収庫の内部における傾斜面と対
    向する天井面にはその傾斜面の傾斜方向と反対方向に傾
    斜された案内面が形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の印字装置のシート回収装置。
  3. 【請求項3】 切断部からシート発行口に至るシート搬
    送路に、印字されたシートをシート発行口又はシート回
    収庫に案内するセパレータを位置切替自在に設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の印字装置のシート回
    収装置。
JP14181997A 1997-05-30 1997-05-30 印字装置のシート回収装置 Pending JPH10330014A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074462A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Toshiba Tec Corp 媒体回収装置

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JP2002074462A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Toshiba Tec Corp 媒体回収装置

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