JPH10329319A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド

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JPH10329319A
JPH10329319A JP14147997A JP14147997A JPH10329319A JP H10329319 A JPH10329319 A JP H10329319A JP 14147997 A JP14147997 A JP 14147997A JP 14147997 A JP14147997 A JP 14147997A JP H10329319 A JPH10329319 A JP H10329319A
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ink jet
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Yasuo Kato
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド基板の複数のインク通路に対応させて
設けた複数のアクチュエータと駆動回路との接続を簡単
にする。 【解決手段】 隔壁45,55で仕切られた複数の溝4
3,53がそれぞれ形成された圧電材料製の一対のヘッ
ド基板40,50間にカバープレート60が挟着され
る。カバープレート60は、給電用電線64,66を有
する一対の可撓性のシート材61,63と、その両者間
のスペーサ板62から構成される。一方のシート材61
の帯状はみ出し部61aはキャリッジ上の接点を介して
駆動回路に接続される。駆動回路からの駆動信号は、駆
動IC77から給電用電線64,66をとおしてヘッド
基板のアクチュエータに供給され、溝内のインクが噴射
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク通路からイ
ンクを噴射して記録を行うインクジェット式記録ヘッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット式記録ヘッドとし
ては、圧電材料等の機械的変形を利用してインクを噴射
する方式や、熱により発生した蒸気の圧力を利用してイ
ンクを噴射する発熱方式などが知られている。
【0003】これら各方式のインクジェット式記録ヘッ
ドにおいては、複数のインク通路の近傍に圧電材料やヒ
ータなどのアクチュエータがそれぞれ配置されて1個の
記録ヘッドユニットが構成され、給電用電線を有する可
撓性の帯状シート材が記録ヘッドユニットに半田付けさ
れ、その帯状シート材上の給電用電線をとおして駆動回
路からアクチュエータに駆動信号が供給される。
【0004】例えば、特開平6−316065号公報に
は、インク通路となる複数の溝を形成した圧電材料製の
基板の後方延長部分に、溝側面の各電極と接続した配線
パターンを形成し、その配線パターンの各線に、帯状シ
ート材上の給電用電線を1対1に対応させて接続するこ
とが記載されている。
【0005】また、特開平7−81048号公報には、
複数の溝を形成した圧電材料製の基板に、その溝を覆っ
てカバープレートを接着すると同時に、カパープレート
に形成した配線パターンを溝側面の各電極と接続するこ
とが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平6−316
065号公報に記載のインクジェット式記録ヘッドにお
いては、基板の後方延長部分に配線パターンを形成し、
配線パターンの各線に、帯状シート材上の給電用電線を
1対1に対応させて半田付けしなければならない。一般
にインク通路は数十μmのピッチで、数十個(例えば6
4)配置され、配線パターンもそれに対応した細かいも
のであり、帯状シート材上の給電用電線を接続するのは
きわめて高度な技術を要する。
【0007】また、前記特開平7−81048号公報に
記載のものは、配線パターンを形成するものが基板から
カバープレートに変わっているが、カバープレートの配
線パターンを駆動回路に接続するために、帯状シート材
上の給電用電線を半田付けしなければならないことは、
上記のものと同じである。
【0008】本発明の目的は、基板の複数のインク通路
に対応させて設けた複数のアクチュエータと駆動回路と
の接続を簡単にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するために、請求項1の発明は、隔壁にて仕切
られた複数のインク通路のための溝が形成された基板
と、前記溝の長手方向開放面を覆って前記基板に固定さ
れたカバープレートと、前記溝の近傍に設けられ、その
溝内のインクを噴射させる複数のアクチュエータとから
構成されるインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記
カバープレートは、少なくとも一部が可撓性のある電気
絶縁シート材で構成され、そのシート材の一部が前記基
板からはみ出して配置され、シート材には、前記アクチ
ュエータと接続された給電用電線が形成されているイン
クジェット式記録ヘッドにある。
【0010】つまり、基板からはみ出した部分のシート
材の給電用電線に、駆動回路が接続され、そこから供給
される駆動信号が直接アクチュエータに印加されること
で、従来のように、シート材が記録ヘッドに接続され、
さらにその記録ヘッド上の配線パターンがアクチュエー
タに接続されるものに比して、アクチュエータと駆動回
路との接続構造が簡単になり、かつ接続部の信頼性が向
上し、各アクチュエータを確実に駆動することができ
る。
【0011】請求項2の発明は、上記構成において、前
記基板は、前記溝が対向するように配置された一対のも
のから構成され、前記カバープレートはその一対の基板
間に挟持されていることで、複数の溝が2列に配置され
高密度の記録を可能にする。かつ両基板に対してカバー
プレートが共通になり、上記接続構造をより簡単にする
ことができる。
【0012】請求項3の発明は、さらに上記構成におい
て、前記カバープレートは、前記一対の基板の溝をそれ
ぞれ覆う一対の前記シート材と、その一対のシート材の
間に挟持されたスペーサ板とから構成されていること
で、一対のシート材間の電気絶縁を図り、しかも各シー
ト材の給電用電線を各アクチュエータに確実に接続する
ことができ、各アクチュエータを確実に駆動することが
できる。
【0013】また請求項4の発明は、さらに上記構成に
おいて、前記一対のシート材は、相互に接続された一枚
の材料から構成されていることで、駆動回路に対する一
対のシート材の接続を簡単にでき、かつ一対の基板への
給電をそれぞれ確実におこなうことができる。
【0014】また請求項5の発明は、請求項1から4の
いずれかにおいて、前記カバープレートには、前記給電
用電線に接続されて前記アクチュエータに駆動信号を供
給する駆動ICが設けられていることで、駆動ICとア
クチュエータとの接続の信頼性を向上することができ、
信頼性の高い記録ヘッドを製造することができる。
【0015】請求項6の発明は、請求項5において、前
記駆動ICは、前記基板と対向する位置に、前記基板お
よび前記溝内のインクに伝熱可能に設けられていること
で、連続的な噴射動作によって駆動ICに発生する熱が
外部に放出され、駆動ICを安定して連続駆動すること
ができる。
【0016】さらに請求項7の発明は、請求項1から6
のいずれかにおいて、前記アクチュエータは、少なくと
も一部が圧電材料製の前記隔壁と、その隔壁に沿って設
けられた電極とから構成されていることで、カバープレ
ートの給電用電線から供給された駆動信号が電極に印加
されると、圧電材料製の隔壁が変形し、溝内のインクに
圧力を与え噴射することができる。また隔壁に沿って電
極を設けた構成において、給電用電線と電極との接続構
造を簡単にすることができる。
【0017】そして請求項8の発明は、請求項1から7
のいずれかにおいて、前記カバープレートは、基板から
はみ出した端部が、前記記録ヘッドを支持するキャリッ
ジ上の接点と接触することで、記録ヘッドをキャリッジ
上に装着するものにおいて、記録ヘッドへの駆動信号の
供給構造を一層簡単にすることができ、記録装置を小型
にし、かつ安価に製造することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。
【0019】本実施の形態は、記録用紙に画像を記録す
る記録装置例えばプリンタに、組み込まれたインクジェ
ット式記録ヘッドに本発明を適用したもので、図1に示
すように、記録用紙に沿って移動可能なキャリッジ21
上に、インク噴射機構30が着脱可能に搭載されてい
る。
【0020】インク噴射機構30は、多色画像を記録す
るために各色に対応した複数の記録ヘッド35と、その
記録ヘッドを支持するヘッドホルダー72と、各記録ヘ
ッド35に供給するインクを収容するインクカートリッ
ジ73とから構成される。
【0021】記録ヘッド35は、図2〜図4に示すよう
に、平行に相対向状に配設された圧電材料製の1対の薄
板状のヘッド基板40,50と、これら一対のヘッド基
板40,50の間に接着剤により挟着された薄板状のカ
バープレート60とから構成されている。
【0022】各ヘッド基板40,50の相互に対向する
面には、前後方向に延びる複数の平行な溝43,53が
微小間隔毎に形成され、これら複数の溝43,53の各
々の長手方向開放面はカバープレート60で覆われてい
る。これらヘッド基板40,50とカバープレート60
の前面(記録用紙と対向する面)には、複数のノズル孔
76を形成したノズルプレート75が接着固定されると
ともに、それらの後端面には、インクカートリッジ73
からのインクを後述するインク通路44,54に導入す
るインク導入部材70が接着固定されている。
【0023】前記一対のヘッド基板40,50は、同様
の構成なので、一方のヘッド基板40について説明する
と、分極方向を溝43の深さ方向において相互に反対方
向(図5,6の一点鎖方向)に分極された2枚の薄板状
の圧電材料41,42を接着して一体化し、これら両圧
電材料41,42に亙って複数の溝43を形成するとと
もに、これら複数の溝43を仕切るように複数の隔壁4
5が形成されている。そして、複数の溝43のうち、複
数対の隣合う隔壁45間の1つおきの溝43で、複数例
えば32個のインク通路44が形成されている。そし
て、インクカートリッジ5からインク導入部材70に導
入されたインクがこれら複数のインク通路44の各々に
供給可能になっている。
【0024】そして、図4、図5に示すように、前記各
隔壁45の両側面には、インク通路44の略全長に延び
る接地側の電極47と、駆動側の電極48とがそれぞれ
形成されている。すなわち、図5に示すように、各隔壁
45のインク通路44に面する側面には、接地された電
極47が付設され、各隔壁45のインク通路44でない
溝43に面する側面には、後述する駆動IC77からの
駆動信号Vが供給される電極48が付設されている。こ
こで、インク通路44の両側の圧電材料製隔壁45と、
それら隔壁45の側面に付設された電極47,48など
でアクチュエータが構成されている。
【0025】ヘッド基板50は同様に、複数の溝53が
形成された一対の圧電材料51,52からなり、複数の
溝53を仕切る複数の隔壁55により、例えば32個の
インク通路54が形成されている。両ヘッド基板のイン
ク通路44,54は、キャリッジ21の移動方向から見
て交互に並んで位置し、両通路から噴射したインクが相
互に補間するように記録用紙にドットを形成して高密度
の記録をする。インク導入部材70のインクがこれら複
数のインク通路54の各々に供給可能になっている。そ
して、各隔壁55の両側面には、接地側の電極57と、
駆動側の電極58とがそれぞれ形成されている。
【0026】図6に示すように、インク通路44に隣接
する2つの隔壁45の電極48に、駆動IC77から出
力される駆動信号Vが供給されると、インク通路44の
両側の隔壁45,45は、相互に反対方向に略く字状に
せん断変形(厚みすべり変形)し、インク通路44のの
容積を拡大する。このとき、インク通路44にインクが
補充され、その後、電極48への駆動信号Vの供給が停
止されたときに、隔壁45のせん断変形が解除されるの
に伴って、インク通路44のインクに圧力が付与され、
インクがノズル孔76から噴射される。
【0027】次に、カバープレート60について、図
3、図4にもとづいて説明する。
【0028】カバープレート60は一対の可撓性を有す
るシート材61,63と、それらのシート材間に挟持さ
れる剛性のあるスペーサ板62とから構成され、シート
材61,63、スペーサ板62ともに電気絶縁性を有す
る。シート材61,63、スペーサ板62は相互に接着
固定されるとともに、シート材61,63の外面は両ヘ
ッド基板40,50に溝43,53を覆って接着固定さ
れる。
【0029】一方のシート材61には駆動IC77が取
付けられ、スペーサ板62には駆動IC77を収容する
切欠き62aが形成されている。一対のシート材61,
63は、基板40,50とほぼ同形の部分と、そこから
はみ出した部分61a,63aとから構成され、両者は
そのはみ出した部分61a,63aにおいて折り曲げ部
61bを介して相互に接続されている。つまり、一枚の
材料から形成されている。一方のはみ出した部分61a
のみ帯状に長く延長され、キャリッジ21上の後述する
接点を介して、図示しない駆動信号源すなわち駆動回路
に接続される。駆動IC77は、駆動回路からのびるク
ロックライン、データライン、電圧ライン、アースライ
ンに接続され、データライン上に現れるシリアル信号
(記録データ信号)をパラレル信号に変換して、インク
通路44,54のどの通路を駆動すべきか決定し、クロ
ックパルスにしたがって電圧ラインの電圧を選択された
通路の電極に印加する。つまり、駆動IC77は、少な
い数の入力信号線で、多数の駆動信号を出力するもので
ある。
【0030】一方のシート材61には、それぞれ駆動I
C77の出力端子に接続したヘッド基板40のための給
電用電線66、ヘッド基板50のための給電用電線64
が形成され、前者の給電用電線66は、貫通端子67を
介してヘッド基板40の複数の電極48に接続した接続
線49に電気的に接続される。後者の給電用電線64
は、折り曲げ部61bを介して他方のシート材63上に
形成された給電用電線(図示しない)に接続され、その
シート材63上の給電用電線は、貫通端子68を介して
ヘッド基板50の複数の電極58に接続した接続線(図
示しない)に電気的に接続される。
【0031】なお、後者の給電用電線64と他方のシー
ト材63上の貫通端子68を、スペーサ板62に設けた
貫通端子68aを介して接触させるようにすることもで
きる。この場合、スペーサ板62の切欠き62aの基板
50側が閉塞していれば、他方のシート材63を省略し
てスペーサ板62の貫通端子69を電極58の接続線に
直接接触させることもできる。
【0032】シート材61の帯状はみ出し部61aに
は、駆動IC77へのクロックライン、データライン、
電圧ライン、アースラインが形成され、その端部は、図
1に示すように、ヘッドホルダー72の下面に、各ライ
ンの端子(図示しない)がキャリッジ2側に向いた状態
で固定されている。キャリッジ21上には、プリンタの
駆動回路と接続された上記各ラインを有する可撓性のあ
る帯状配線部材22が、上記各ラインの接点22aを上
に向けて固定されている。インク噴射機構30をキャリ
ッジ21上に装着したとき、帯状はみ出し部61aの端
子が接点22aと接触するようになっている。
【0033】ここで、図6に示すように、スペーサ板6
2の切欠き62aの内部には、熱伝導性に優れた樹脂材
料69(例えば、エポキシ系)が充填されており、連続
的な噴射作動するときに駆動IC77が発生する熱が、
両ヘッド基板40,50およびそれらの内部のインクに
伝達され、両ヘッド基板をとおしておよび噴射されるイ
ンクをとおして外部に放出されるようになっている。
【0034】以上説明したように、カバープレート60
は、可撓性のある一対の電気絶縁シート材61,63
と、それらの間のスペーサ材62とから構成され、シー
ト材には給電用電線64,66が形成され、シート材の
帯状はみ出し部61aが、プリンタの駆動回路すなわち
駆動信号源に接続された接点22aに接触することで、
駆動回路からの駆動信号が、直接ヘッド基板のアクチュ
エータに供給される。従来のように、シート材が記録ヘ
ッドに接続され、さらにその記録ヘッド上の配線パター
ンがアクチュエータに接続されるものに比して、部品点
数、接続箇所が少なくなって、アクチュエータと駆動回
路との接続構造が簡単になり、かつ接続部の信頼性が向
上し、各アクチュエータを確実に駆動することができ
る。
【0035】特に、一対のヘッド基板40,50間にカ
バープレート60が挟持されるため、複数の溝が2列に
配置され高密度の記録を可能になる一方、両基板に対し
てカバープレートが共通になり、上記接続構造をより簡
単にすることができる。また配線材料が側方に突出する
ことがなく、記録ヘッドを小型にできるととともに、多
色記録を行うもののように複数の記録ヘッドが並ぶ場
合、各記録ヘッド間の距離を詰めることができ、全体を
一層小型にできる。
【0036】さらに上記構成において、一対のシート材
61,63の相互に対向する面に給電用電線を形成し、
スペーサ板62によってそれら相互の電気絶縁をするこ
とで、各シート材の給電用電線を各アクチュエータに確
実に接続することができ、各アクチュエータを確実に駆
動することができる。また帯状はみ出し部61aの端部
に一方のシート材61を連接し、かつ折り曲げ部61b
を介して他方のシート材63aを連接していることで、
これら全体を一枚の材料から形成できるとともに、駆動
回路に対し一対のシート材を共通の帯状部分61aを介
して簡単に接続できる。これにより、一層の小型化をす
ることができる。
【0037】また駆動ICがカバープレートの給電用電
線中に接続されることで、上記のように接続箇所が少な
くなることと相俟って、帯状はみ出し部61a上の信号
線数が少なくなって帯状はみ出し部61aとキャリッジ
上の接点との接触箇所も少なくなり、駆動ICとアクチ
ュエータとの接続の信頼性を向上することができる。駆
動ICは、ヘッド基板と対向する位置になくてもよい
が、その位置にあることでヘッド基板や溝内のインクを
とおして放熱することができ、安定して連続駆動するこ
とができるとともに、インクの温度が適度に上昇してそ
の粘性を低くして、インク噴射を良好にすることができ
る。
【0038】本発明は、圧電方式、発熱方式等各種の記
憶ヘッドに適用することができるが、特に圧電材料製の
隔壁に電極を形成したものにおいて、給電用電線と電極
との接続構造が複雑になりやすいのを簡単にすることが
でき、好適に実施することができる。また、実施の形態
のように一対のヘッド基板を対向させたものだけでな
く、1つのヘッド基板の片面の溝のみをカバープレート
で覆うものにも実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインク噴射機構およ
びキャリッジの内部機構を示す概略断面図である。
【図2】インクジェット式記録ヘッドの拡大斜視図であ
る。
【図3】ヘッド基板とカバープレートの分解斜視図であ
る。
【図4】記録ヘッドの水平断面図である。
【図5】非駆動時のヘッド基板の部分拡大縦断面図であ
る。
【図6】駆動時の図5相当図である。
【符号の説明】
21 キャリッジ 35 インクジェット式記録ヘッド 40,50 ヘッド基板 43,53 溝 44,54 インク通路 45,55 隔壁 60 カバープレート 61,63 シート材 61a,63aはみ出し部 62 スペーサ板 64,66 給電用電線 77 駆動IC

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔壁にて仕切られた複数のインク通路の
    ための溝が形成された基板と、 前記溝の長手方向開放面を覆って前記基板に固定された
    カバープレートと、 前記溝の近傍に設けられ、その溝内のインクを噴射させ
    る複数のアクチュエータとから構成されるインクジェッ
    ト式記録ヘッドにおいて、 前記カバープレートは、少なくとも一部が可撓性のある
    電気絶縁シート材で構成され、そのシート材の一部が前
    記基板からはみ出して配置され、シート材には、前記ア
    クチュエータと接続された給電用電線が形成されている
    インクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記基板は、前記溝
    が相互に対向するように配置された一対のものから構成
    され、前記カバープレートはその一対の基板間に挟持さ
    れているインクジェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記カバープレート
    は、前記一対の基板の溝をそれぞれ覆う一対の前記シー
    ト材と、その一対のシート材の間に挟持されたスペーサ
    板とから構成されているインクジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記一対のシート材
    は、相互に接続された一枚の材料から構成されているイ
    ンクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかにおいて、前
    記カバープレートには、前記給電用電線に接続されて前
    記アクチュエータに駆動信号を供給する駆動ICが設け
    られているインクジェット式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記駆動ICは、前
    記基板と対向する位置に、前記溝内のインクに伝熱可能
    に設けられているインクジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかにおいて、前
    記アクチュエータは、少なくとも一部が圧電材料製の前
    記隔壁と、その隔壁に沿って設けられた電極とから構成
    されているインクジェット式記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかにおいて、前
    記カバープレートは、基板からはみ出した端部が、前記
    記録ヘッドを支持するキャリッジ上の接点と接触するイ
    ンクジェット式記録ヘッド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002178509A (ja) * 2000-12-12 2002-06-26 Olympus Optical Co Ltd 液滴噴射装置
JP2013071422A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Canon Inc 液体吐出ヘッド

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JP2002178509A (ja) * 2000-12-12 2002-06-26 Olympus Optical Co Ltd 液滴噴射装置
JP2013071422A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Canon Inc 液体吐出ヘッド

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